JPH0651989B2 - 柱梁接合構造 - Google Patents

柱梁接合構造

Info

Publication number
JPH0651989B2
JPH0651989B2 JP62075164A JP7516487A JPH0651989B2 JP H0651989 B2 JPH0651989 B2 JP H0651989B2 JP 62075164 A JP62075164 A JP 62075164A JP 7516487 A JP7516487 A JP 7516487A JP H0651989 B2 JPH0651989 B2 JP H0651989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
pillar
screw hole
fixing metal
beam fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62075164A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63241238A (ja
Inventor
長美 山田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナショナル住宅産業株式会社 filed Critical ナショナル住宅産業株式会社
Priority to JP62075164A priority Critical patent/JPH0651989B2/ja
Publication of JPS63241238A publication Critical patent/JPS63241238A/ja
Publication of JPH0651989B2 publication Critical patent/JPH0651989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は柱梁接合構造に関するものである。
[背景技術] 第11図、第12図は従来の柱梁接合構造を示してお
り、この従来構造は断面が口型の鋼材からなる柱体1の
外側面に水平スチフナー2を突き合わせ溶接し、更にこ
の水平スチフナー2にH型鋼からなる梁固定金具3を突
き合わせ溶接により固定し、この梁固定金具3に連結板
4を介してH型鋼からなる梁5を接合するものである。
しかしながらこの従来構造では柱体1に対する水平スチ
フナー2の溶接及び水平スチフナー2に対する梁固定金
具3の溶接という加工が必要で、コストが高くなり、し
かも柱体1の側壁だけで荷重を支えることになり、柱体
1の負担が大きいという問題がある。その上施工現場へ
柱体1を輸送する場合予め梁固定金具3を固着した状態
であるため、輸送時の占有スペースが大きく輸送効率が
悪いという問題がある。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは、加工が簡単でその工数も少なく、し
かも梁を剛接合することができ、更に柱体の輸送も容易
に且つ効率よく行える柱梁接合構造を提供するにある。
[発明の開示] 複数の裏板をその稜において隣合う裏板と当接するよう
にして略環状に配置し、断面略口型の中空状の柱体の内
面に各裏板を面接させて柱体内に配設すると共に柱体に
穿孔した挿通孔に対応した梁固定金具取付ボルト螺合用
螺子孔を上記各裏板に形成し、梁固定金具に挿通させた
梁固定金具取付用ボルトを柱体の挿通孔を介して上記螺
子孔に螺入可能としたことを特徴とし、輸送時にはボル
トで裏板の仮固定ができ、しかも裏板により柱体の補強
して剛接合が可能なものである。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図乃至第5図は本実施例を示しており、第1図に示
すように断面口型鋼材からなる中空の柱体1内には四方
の側壁に対応するように鉄板からなる裏板6がその稜に
おいて隣合う裏板6と当接するようにして夫々配設され
ている。各裏板6は第2図に示すように点付き溶接で裏
板6の裏面にナット8を固着し、そのナット8の螺子孔
で梁固定金具取付ボルト螺合用螺子孔7を形成したもの
で、上下左右に貫設してあるナット4個を1組とし、裏
板6一枚には上下2組のナット8群を設け、各ナット8
の螺子孔7の螺入口に対応させて穿孔してある裏板6の
孔の開口部を柱体1の側壁に開孔した挿通孔9に対向さ
せるように裏板6自体を柱体1の内側壁面に面接させて
いる。
なお、柱体1内に裏板6を配設するには、まず4枚の裏
板6をその稜において隣合う裏板6と当接するようにし
て略環状に配置し、その状態のまま柱体1内に挿入すれ
ばよい。すなわち、略環状に配置された各裏板6はその
稜において当接する隣合う裏板6により挟持され、各裏
板6の位置決めが容易に行うことできるのである。
而して柱体1には取り付ける梁5の位置に対応して4枚
一組みの裏板6を所定間隔で第3図に示すように配設
し、施工現場に柱体1を輸送する際には夫々の裏板6の
上記梁固定金具取付ボルト螺合用螺子孔7に柱体1外部
から仮固定用のボルトを螺合させて裏板6を仮固定する
のである。
次に施工現場で梁5を固定するに当たっては、上述の仮
固定用ボルトを外して第4図に示す垂直片10aの中央
より横方向に横片10bを突出したT型鋼材よりなる梁
固定金具10を固定用ボルト11で固定するのである。
ここで梁固定金具10は垂直片10aの上下左右に夫々
ボルト軸挿通用の孔12を穿設し、また横片10bには
H型鋼材よりなる梁5と結合するための固定ボルト挿通
用孔13を穿孔しており、まず垂直片8aに穿孔した4
個の孔12に上述固定用ボルト11を挿通し、更に柱体
1の挿通孔9を介して柱体1内部の裏板6のナット8の
螺子孔7に螺入させ締め付け固定する。このようにして
一枚の裏板6に対して上下2個の梁固定金具10を固定
する。
ついで上下の梁固定金具10の横片10b間に梁5の端
部を挿着してその上下の水平片5a,5bを横片10b
に当接し、横片10bの孔13に水平片5a,5bに穿
設した固定ボルト挿通用孔(図示せず)を対応させ、固
定ボルト14をこれら孔13及び固定ボルト挿通用孔に
挿通させてナット15の締め付けにより固定し、梁5を
固定するのである。
尚ナット8に第6図(a)(b)に示すように金属製のキャッ
プ16を被せ且つ、キャップ16を裏板6に点付き溶接
して固着し、ナット8の外れを図ってもよい。
又柱体1にボルト挿通孔17を穿孔するとともに該孔に
連通する螺子孔を裏板6中央に穿孔して柱体1外から挿
通した固定ボルトにより裏板6を柱体1に固定できるよ
うにしても良い。
実施例2 上記実施例1ではナット8により梁固定金具取付ボルト
螺合用螺子孔7を形成していたが、裏板6に直接螺子孔
7を穿孔してもよく、第7図は本実施例の裏板6を示
し、第8図は同裏板6を柱体1内に配設した状態を示
す。
実施例3 上記実施例2では予め裏板6に螺子孔7を穿孔して柱体
1に取付ける構成であるが、本実施例では第9図(a)(b)
に示す平板或いはL型折曲板からなる裏板6を柱体1内
に第10図に示すように配設して柱体1に溶接固定し、
その固定後柱体1外から柱体1と共に裏板6に螺子孔7
を穿孔してある。
ところで上記各実施例では柱体1に断面口型のものを使
用しているが、予め裏板6を配設した断面L型の鋼材を
組み合わせて断面口型の柱体1を形成してもよい。
[発明の効果] 本発明は、複数の裏板をその稜において隣合う裏板と当
接するようにして略環状に配置し、断面略口型の中空状
の柱体の内面に各裏板を面接させて柱体内に配設すると
共に柱体に穿孔した挿通孔に対応した梁固定金具取付ボ
ルト螺合用螺子孔を上記各裏板に形成し、梁固定金具に
挿通させた梁固定金具取付用ボルトを柱体の挿通孔を介
して上記螺子孔に螺入可能としたので、柱体の輸送時に
は柱体外からボルトで裏板の仮固定が行え、そのため梁
固定金具を外した状態で輸送ができるから輸送時には柱
体から突出するものは仮固定のボルトのみとなって輸送
時のスペースが小さくて済み、その為輸送効率が向上し
て輸送コストを低減でき、更に梁固定金具をボルトで柱
体へ固定ができるから、従来のような溶接による固着が
要らず、そのため加工工数も減って施工費も低減できる
という効果があり、しかも裏板により柱体の補強が図れ
剛接合ができるという効果がある。
また、略環状に配置される各裏板がその稜において当接
する隣合う裏板により挟持されるので、複数の裏板の位
置決めを容易に行うことができるとともに、略環状に配
置された状態で複数の裏板を柱体内に挿入することも容
易にできるという効果がある。さらに、略環状に配置さ
れた複数の裏板を柱体内に挿入し、各裏板を柱体の内面
に面接させることにより、裏板に形成した梁固定金具取
付ボルト螺合用螺子孔と、柱体に穿孔した挿通孔との位
置合わせを容易に行うことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の要部の一部省略せる斜視
図、第2図は同上の裏板の斜視図、第3図は同上の柱体
全体の縮小斜視図、第4図は同上の梁固定金具の斜視
図、第5図は同上の梁固定状態を示す一部省略した側面
図、第6図(a)(b)は同上の裏板の別の例の要部断面図、
一部省略せる拡大斜視図、第7図は本発明の実施例2の
裏板の斜視図、第8図は同上の要部の一部省略せる斜視
図、第9図(a)(b)は夫々本発明の実施例3の裏板の斜視
図、第10図は同上の要部の一部省略せる斜視図、第1
1図は従来例の柱体の縮小斜視図、第12図は同上の一
部省略せる斜視図である。 1……柱体、6……裏板、7……梁固定金具取付ボルト
螺合用螺子孔、9……挿通孔である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の裏板をその稜において隣合う裏板と
    当接するようにして略環状に配置し、断面略口型の中空
    状の柱体の内面に各裏板を面接させて柱体内に配設する
    と共に柱体に穿孔した挿通孔に対応した梁固定金具取付
    ボルト螺合用螺子孔を上記各裏板に形成し、梁固定金具
    に挿通させた梁固定金具取付ボルトを柱体の挿通孔を介
    して上記螺子孔に螺入可能としたことを特徴とする柱梁
    接合構造。
  2. 【請求項2】上記裏板の梁固定金具取付ボルト螺合用螺
    子孔を裏板に穿孔した孔に螺入口を対向させて裏板裏面
    に固定したナットの螺子孔で構成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の柱梁接合構造。
  3. 【請求項3】上記裏板の梁固定金具取付ボルト螺合用螺
    子孔を裏板に直接穿孔した螺子孔で構成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の柱梁接合構造。
JP62075164A 1987-03-27 1987-03-27 柱梁接合構造 Expired - Lifetime JPH0651989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62075164A JPH0651989B2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 柱梁接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62075164A JPH0651989B2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 柱梁接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63241238A JPS63241238A (ja) 1988-10-06
JPH0651989B2 true JPH0651989B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=13568289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62075164A Expired - Lifetime JPH0651989B2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 柱梁接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651989B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2561727B2 (ja) * 1989-03-29 1996-12-11 ナショナル住宅産業株式会社 柱の連結方法
JPH02256737A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Natl House Ind Co Ltd 柱と梁の接合構造
JP7034868B2 (ja) * 2018-09-13 2022-03-14 Ykk Ap株式会社 柱梁接合構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5598546A (en) * 1979-01-17 1980-07-26 Hitachi Metals Ltd Method of joining pillar and beam

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63241238A (ja) 1988-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5816011A (en) Joint fitting for unit building
JPH07180228A (ja) 建物ユニット連結具
JPH0651989B2 (ja) 柱梁接合構造
JPH08302814A (ja) 梁支持用柱
JPH0296043A (ja) 家屋の柱の構造
JP2644135B2 (ja) 柱と梁固定金具の接合方法
JPH0684641B2 (ja) 柱梁接合構造
JP3287807B2 (ja) はりの組立装置
JP2624713B2 (ja) 柱と梁との接合構造
JP2885647B2 (ja) タンク用モジュール及びタンクの組立方法
JP2002322735A (ja) 低層階住宅用重量鉄骨の柱と梁の取付け構造
JPS6316402Y2 (ja)
JPH0750521Y2 (ja) 建物ユニットの位置決め具
JPH07324381A (ja) 柱梁接合構造
JPH0532561Y2 (ja)
JPH05263476A (ja) 柱・梁接合構造およびユニットボックス
JPH0123616B2 (ja)
JP3423745B2 (ja) ユニットボックス間の上下接合構造
JPH0728247Y2 (ja) 柱と梁の接合構造
JPH0932111A (ja) 角形鋼管柱用の柱梁接合金物およびその製作方法
JPH024735B2 (ja)
JPS61282526A (ja) 鉄骨柱、梁接合方法
JPH06264507A (ja) 鉄骨軸組の仕口部構造
JPH09250172A (ja) 柱と梁の接合構造
JPH071377Y2 (ja) 梁への床パネルの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070706

Year of fee payment: 13