JPS63147079A - クリーンルームの扉構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明は、クリーン化した扉空間部を形成することによ
りクリーンルームの前室として兼用し得るクリーンルー
ム用回転扉に関する。

〈従来の技術とその問題点〉 医薬品等の製造は微生物等による汚染を防ぐ為クリーン
ルーム内で行われる。そして汚染物質かクリーンルーム
内へ侵入しない様に、クリーンルームの出入口にはクリ
ーン化機能を゛備えた前室を連設してクリーンルーム内
外の空気のクロスコンタミネーションを防ぎ、更に前室
にはエアシャワーエリアを連設して入室する人や物に付
着した汚染物質を除去している。

しかし前室を設ける為に広いスペースを要していた。

（問題点を解決するだめの手段〉 本発明は上記問題点を解決すべく提案されたもので、ク
リーンルームの壁体に連設された円筒状の壁体部と、該
壁体部内に水平面内で回転可能に設けられて溝空間部を
形成する円筒状の回転部とから成るクリーンルーム用回
転扉である。更に、前記壁体部はクリーンルームの内側
と外側に夫々開口した二つの出入口を設けた周壁と、給
気ダクトに連通した孔を設けた天井と、前記溝空間部と
排気ダクトを連通ずる通気性の床とから成る。一方、前
記回転部は回転出入口を設けた回転壁と、前記溝空間部
と前記壁体部の孔を連通ずる給気口を設けた回転上面と
から成る。そして前記回転出入口を前記壁体部の二つの
出入口の一方に整合させた状態において他方の出入口が
前記回転壁により密閉されるクリーンルーム用回転扉で
ある。

（作用〉 上記構成により溝空間部がクリーン化され、よってクリ
ーンルーム内外の空気のクロスコンタミネーションを防
ぐ前室の機能を備えた回転扉となる。

〈実施例〉 以下、図面に基づいて本発明に係るクリーンルーム用回
転扉の一実施例を説明する。

第１図はクリーンルームに設けられた回転扉の平断面概
略図、第２図は同側断面概略図である。

図で示す様に、この回転扉１はクリーンルームＲの壁体
Ｗに連設された円筒状の壁体部２と、該壁体部２内に水
平面内で回転可能に垂架して設けられた円筒状の回転部
３とから構成され、この回転部３に囲まれて溝空間部４
が形成される。又、回転扉ｌにはエアシャワーエリアＡ
が連設されている。

そして壁体部２はクリーンルームの′内側と外側に夫々
開口した二つの出入口２１ａ、２１ｂを設けた周壁２１
と、給気ダクトＤＲに連通した孔２２ａを設けた天井２
２と、チャンバーＣを介して溝空間部４と排気ダクトＤ
Ｓを連通ずるフリーアクセスフロア等通気性の床２３と
から成る。

一方、回転部３は回転出入口３１ａを設けた回転壁３１
と、溝空間部４と壁体部２の孔２２ａを連通する給気口
３２ａを設けた回転上面３２とから成る。そして壁体部
２内面と回転部３外面とは充分な気密を保持し且つ円滑
に回転し得る程度に近接されている。

モしてＨＥＰＡフィルターＨな内設した給気ダクトＯＲ
から孔２２ａと給気口３２ａを通して給気し１通気性の
床２３を通してチャンバーＣから排気ダクトＤＲへ排気
することにより溝空間部４はクリーン化される。

次に第３図（ａ）　、（ｂ）　、（Ｃ）の平断面概略図
によりこの回転扉ｌの作動を説明する。即ち人がエアシ
ャワーエリアＡからクリーンルームＲへ入る場合には、
先ず第３図（ａ）で示す様に回転出入口３１ａを壁体部
２の出入口２１ａに整合させて溝空間部４に入る。この
時、内側の出入口２１ｂは回転壁３ｂにより密閉される
。更に、溝空間部４へ給気する風量を多くして扉空間部
４内をエアシャワーエリアＡ内より正圧にすれば、エア
シャワーエリアＡ内の空気の扉空間部４内への侵入をよ
り確実に防止することかできる。

次に第３図（ｂ）で示す様に回転部３を電動或は手動に
より所定の方向へ回転させる。更に回転部３を回転させ
て第３図（Ｃ）で示す様に回転出入口３１ａを壁体部２
の出入口２１ｂに整合させ、人はクリーンルームＲへ入
る。この時、外側の出入口２１ａは回転壁３１により密
閉される。更に、溝空間部４へ給気する風量を少なくし
て扉空間部４内をクリーンルームＲ内より負圧にすれば
、扉空間部４内の空気のクリーンルームＲ内への侵入を
より確実に防止することができる。

又、クリーンルームＲから出る場合には上記順序と逆の
順序をたどればよい。

〈発明の効果〉 以上述べた様に、本発明の回転扉はクリーンルーム内外
の空気のクロスコンタミネーションを防ぐ前室としての
機能を兼ね備える為、従来前室に要した広いスペースが
不要となり省スペース化に大きく貢献する。

更に入室時に、扉空間部内へ給気する風量を充分多くし
てエアシアワーとしての機能をも兼ねさせればエアシャ
ワーエリアも省略でき、より大きく省スペース化に貢献
し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、クリーンルームに設けられた回転扉の平断面
概略図、 第２図は、同側断面概略図、 第３図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は、回転扉の作
動を説明する平断面概略図である。 ｌ・・・回転扉、　　２−・壁体部、２１・・・周壁。 ２１ａ、２１ｂ　−−−出入口、　　２２−・・天井、
　　２２ａ・・・孔。 ２３・・・床、　　３・・・回転部、　　　３１−・・
回転壁。 ３１ａ−−一回転出入口、３２・・・回転上面。 ３２ａ・・・給気口、　　　　４・・・扉空間部。 ＤＲ・・・給気ダクト、　　　　ＤＳ・・・排気ダクト
。 Ｒ・・・クリーンルーム。 特許出願人　　　鹿島建設株式会社 代理人　　　　　　弁理士　船　橋國　則第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クリーンルームの壁体に連設された円筒状の壁体部と、
   該壁体部内に水平面内で回転可能に設けられて扉空間部
   を形成する円筒状の回転部とから成るクリーンルーム用
   回転扉であって、前記壁体部はクリーンルームの内側と
   外側に夫々開口した二つの出入口を設けた周壁と、給気
   ダクトに連通した孔を設けた天井と、前記扉空間部と排
   気ダクトを連通する通気性の床とから成り、前記回転部
   は回転出入口を設けた回転壁と、前記扉空間部と前記壁
   体部の孔を連通する給気口を設けた回転上面とから成り
   、前記回転出入口を前記壁体部の二つの出入口の一方に
   整合させた状態において他方の出入口が前記回転壁によ
   り密閉されるクリーンルーム用回転扉。