JPS6221871Y2 - - Google Patents

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JPS6221871Y2
JPS6221871Y2 JP1981093386U JP9338681U JPS6221871Y2 JP S6221871 Y2 JPS6221871 Y2 JP S6221871Y2 JP 1981093386 U JP1981093386 U JP 1981093386U JP 9338681 U JP9338681 U JP 9338681U JP S6221871 Y2 JPS6221871 Y2 JP S6221871Y2
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JP
Japan
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air
space
building
side walls
passage space
Prior art date
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Application number
JP1981093386U
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English (en)
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JPS58231U (ja
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Publication of JPS58231U publication Critical patent/JPS58231U/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、汚染された外気並びに人体や物体に
同伴する汚染物質などによる建物内部の汚染を防
止する建物出入口装置に関する。
建築物の出入口を通じて建物内には汚染物質が
侵入し、建物内の空気汚染にはじまり、精密機械
や電気接点の故障、絶縁不良、医薬品の変質、あ
るいは各種材料の変質や錆の発生など、種々な面
でやつかいな問題を起す1つの原因となつてい
る。また、建物出入口の開閉もしくは間隙を通じ
てのドラフト現象は交換気流を生じさせ、熱損失
も大きなものとなる。
この建物出入口を通じての汚染は、建物内外の
温度差による交換気流による汚染外気の侵入と、
この出入口を出入する人体または物体に同伴する
汚染物質の搬入とがその主因である。従来、この
建物出入口(玄関)からの汚染を防止するような
対策は採られていないのが実状であり、採られた
としても実効のあるものではなかつた。
本考案は、かような出入口を通じての汚染を防
止する建物出入口装置を提供するものであり、工
場敷地内の研究所、精密工場、薬品工場、などの
建物玄関や、大気汚染の大きい地域の建物出入口
を通じての内部汚染を防止する装置として好適な
ものである。
図面の実施例に従つて本考案装置の構造を以下
に説明する。第1図は建物1階の平面図であり、
表玄関EMと裏玄関ESを有する建物の例を示して
おり、両方の玄関EMとESに本考案の出入口装置
Uが取付けられている。なお、第1図におけるD
は通常の玄関ドアであり、本考案の出入口装置U
はこの通常の玄関ドアDと並んで設けられてい
る。
第2図は本考案装置Uの中央部分からの平断
面、第3図は天井部分の平断面、第4図は正面か
らの図である。これらの図のように、本考案装置
は、屋内と屋外を出入りする建物出入口におい
て、垂直軸の回りに回転する十字扉からなる外側
扉1と垂直軸の回りに回転する十字扉からなる内
側扉2との間に、2重壁構造の両側壁7と8、天
井裏空間をもつ天井面9および床面10とからな
る通路空間3を形成し、この通路空間3内に向け
て高速空気流を吹出すための吹出口5を複数個配
設し、該通路空間3内の空気を通路空間の下方か
ら両側壁7と8の2重壁内に取入れて前記各々の
吹出口5に送気するための送風機4介装の空気循
環路を該両側壁の2重壁空間と天井裏空間内に形
成し、この空気循環路にフイルタユニツト6を設
置して構成されている。
外側扉1と内側扉2とは垂直軸のまわりに回転
する十字扉であり、これの回転位置が任意の位置
にあつても気体の通過が少なくなるように出入の
間口はこの十字扉の全巾より小さくしてある。こ
の2つの回転扉1と2の間には数人の人が入り込
めるような通路空間3が形成されている。この通
路空間3は両方の回転扉1と2、両側壁7と8、
天井面9、および床面10とで形成されるが、両
側壁7と8の背後と天井面9の背後(天井裏)に
は互いに連通する空胴が形成されている。すなわ
ち、通路空間3は両方の回転扉1と2との間にあ
つて、2重壁構造の両側壁と天井裏空間をもつ天
井面と床面とで画定され、2重壁空間と天井裏空
間は互いに連通する空胴が形成されている。この
互いに連通する空胴が空気循環路の1部を構成す
る。
両側壁7と8および天井面9には空気通路3の
内部に方向を向けた吹出口5が多数配置され、他
方、両側壁7と8の下方において吸込口12が設
けられている。そして、天井裏空間にその空間内
の空気を吸込むように送風機4,4′が設置さ
れ、この送風機4,4′の吐出口がフイルタユニ
ツト6,6′に接続されている。これらの送風機
4,4′とフイルタユニツト6,6′は回転扉1と
2が位置する天井裏スペースにそれぞれ設置さ
れ、天井裏スペースの有効利用と複基使用による
機器容量の小規模化が図られている。フイルタユ
ニツト6,6′から各々の吹出口5には給気ダク
ト13によつて給気されるようにしてあり、各々
の吹出口5からはフイルタユニツト6,6′によ
つて清浄化された給気がエアジエツトとして噴射
されるようになつている。このフイルタユニツト
には、高性能フイルター11が装置されている
が、さらに吸込口12の近傍の取外し可能な位置
にもプレフイルター14が設けられてあり、この
フイルター14は粗大粒子を捕促する性能のもの
および/または有害ガス分を吸着する例えば活性
炭などの吸着性能のものを複層して使用する。
したがつて、通路空間3から吸込口12を経て
2重壁空間内に取入れられる還気はまずこのプレ
フイルター14で粗大粒子および/または有害ガ
スが除去されたあと、2重壁空間を経て天井裏空
間に入り、送風機4,4′から各フイルターユニ
ツト6,6′に入り、ここでさらに微粒子が捕促
されてから給気ダクト13を経て各々の吹出口5
に給気され、各々の吹出口からこの清浄化された
空気がエアジエツトとして吹出されることにな
る。このエアジエツトにより通路空間内の人体ま
たは物体はエアシヤワーを受けてこれに付着して
いた汚染物質が吹き飛ばされ、このエアシヤワー
後の汚染空気は再び吸込口12に吸込まれて循環
する。これにより、この通路空間を経て建物内に
入る人体または物体に同伴する汚染物質は除去さ
れる。なお、この通路空間内において、衣服をは
たくとか靴その他をブラツシングするとかの動作
を加えれば一層その汚染防止効果が高まる。
他方において、本考案装置の駆動により、2重
壁空間および天井裏空間は負圧、通路空間は正圧
が高まるようになるが、本考案装置の実質上全体
を建物内に設置することにより、外側扉1の内側
から屋外に気流が流れることはあつても屋外から
内側に外気が流れ込むことは抑制されるし、2重
壁空間や天井裏空間と建物内空間との間に圧力調
製ダンパ15を設置してその圧力差を吸収するよ
うにすることによつて負圧の高まりを非汚染空気
によつて抑制することができる。このようにし
て、出入口を通じての汚染された外気の建物内へ
の侵入も効果的に抑制することができる。
以上のようにして本考案装置は、大気汚染の激
しい地域の建物や工場敷地内での研究所や精密・
薬品・食料品工場建物などにおいて、その建物出
入口を通じての建物汚染が効果的に防止され、そ
の設置においても既存の建物に自由に行なうこと
ができ、従来放置状態に近かつた玄関廻りからの
汚染経路を遮断する上で大きな効果を発揮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を適用した1例を示す建物
の1階平面図、第2図は本考案装置の実施例を示
す平断面図、第3図は天井裏部分での機器配置状
態を示す機器配置系統図、第4図は本考案に従う
出入口の正面図である。 1……外側扉、2……内側扉、3……通路空
間、4……送風機、5……吹出口、6……フイル
タユニツト、7,8……側壁、9……天井面、1
2……吸込口、13……給気ダクト、14……プ
レフイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋内と屋外を出入りする建物出入口において、
    垂直軸の回りに回転する十字扉からなる外側扉1
    と垂直軸の回りに回転する十字扉からなる内側扉
    2との間に、2重壁構造の両側壁7と8、天井裏
    空間をもつ天井面9および床面10とからなる通
    路空間3を形成し、この通路空間3内に向けて高
    速空気流を吹出すための吹出口5を複数個配設
    し、該通路空間3内の空気を通路空間の下方から
    両側壁7と8の2重壁内に取入れて前記各々の吹
    出口5に送気するための送風機4介装の空気循環
    路を該両側壁の2重壁空間と天井裏空間内に形成
    し、この空気循環路にフイルタユニツト6を設置
    してなる建物出入口の構造。
JP9338681U 1981-06-24 1981-06-24 建物出入口の構造 Granted JPS58231U (ja)

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JP9338681U JPS58231U (ja) 1981-06-24 1981-06-24 建物出入口の構造

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JP9338681U JPS58231U (ja) 1981-06-24 1981-06-24 建物出入口の構造

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Publication Number Publication Date
JPS58231U JPS58231U (ja) 1983-01-05
JPS6221871Y2 true JPS6221871Y2 (ja) 1987-06-03

Family

ID=29888352

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JP9338681U Granted JPS58231U (ja) 1981-06-24 1981-06-24 建物出入口の構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131994A (ja) * 1983-01-19 1984-07-28 カシオ計算機株式会社 電子楽器の周波数制御装置
JPH0449356Y2 (ja) * 1985-11-08 1992-11-19
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JPS5536757U (ja) * 1978-09-01 1980-03-08

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JPS58231U (ja) 1983-01-05

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