JPS63122507A - 積層板の連続製造法 - Google Patents

積層板の連続製造法

Info

Publication number
JPS63122507A
JPS63122507A JP61270550A JP27055086A JPS63122507A JP S63122507 A JPS63122507 A JP S63122507A JP 61270550 A JP61270550 A JP 61270550A JP 27055086 A JP27055086 A JP 27055086A JP S63122507 A JPS63122507 A JP S63122507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
group
prepreg
weight
hydrolyzable chlorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61270550A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0344574B2 (ja
Inventor
Yasuo Azumabayashi
泰郎 東林
Toshiharu Takada
高田 俊治
Eisaku Saito
斎藤 英作
Keiji Haga
芳賀 啓治
Tokio Yoshimitsu
吉光 時夫
Hiroshi Ogawa
浩史 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP61270550A priority Critical patent/JPS63122507A/ja
Publication of JPS63122507A publication Critical patent/JPS63122507A/ja
Publication of JPH0344574B2 publication Critical patent/JPH0344574B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、プリント配線板等に使用される積層板の連続
製造法に関するものである。
[背景技術J プリント配線板等に使用される積層板を′M造するにあ
たりで、所定寸法の四角形に裁断されたプリプレグと金
属箔とを重ねたものを熱盤間に多数段積み重ねて高温高
圧で長時間加熱加圧成形する多段プレス法が従来上り一
般におこなわれており、現在ではこの多段プレス法が積
層板の製造法の主力であるといえる。しかしこの方法で
は、バッチ方式で成形がおこなわれることになるために
生産性が低いという問題があり、また高圧で加圧がおこ
なわれるために成形された積層板に歪みが大きく残留し
て寸法安定性が劣ると共に、この高圧の加圧で積層板の
周辺から樹脂が多量に流出するために周辺部の板厚が中
央部の板厚よりも薄(なるなど積層板の板厚精度が劣る
という問題がある。
さらにこの多段プレス法においては積層板は四角形に裁
断されたプリプレグと金属箔とを積層して形成されるこ
とになるために、積層板の四周の各縁部を切断除去して
製品に仕上げることになるが、四周の縁部の切断除去に
よって金属箔のロスが大きくなるという問題もある。
このために、一対の金属製のエンドレスベルト間に長尺
のプリプレグと金属箔とを重ねて連続的に送り込むこと
によって、この一対のエンドレスベルトによって形成さ
れるグプルベルト間でプリプレグと金属箔とを加熱加圧
して積層板を連続的に製造する、いわゆるダブルベルト
法を採用することが検討されている。この方法によれば
積層板をバッチ方式ではなく連続的に生産性良く製造す
ることができ、また加圧も比較的低い圧力でおこなわれ
、積層板の寸法安定性や板厚精度も向上させることがで
きることになり、また積層板の切断除去も幅方向の両側
縁部のみで済むために金属箔のロスも小さくすることも
できることになる。
ここで、このダブルベルト法によれば上記のように比較
的低い圧力で加圧がおこなわれるために、プリプレグを
myするための樹脂としては硬化反応時に縮合水などブ
ス分を発生させないエポキシ樹脂を用いることが好まし
いとされている。そしてエポキシ樹脂組rl!、物を基
材に2″浸して調製したプリプレグをダブルベルトに通
して成形をおこなうにあたって、プリプレグをダブルベ
ルトに通過させる短時間の間に含浸されているエポキシ
樹脂l脂を硬化させる必要があり、従ってエポキシ樹脂
組成物としては従来の多段プレス法で用いるものよりも
10〜50倍程度速く硬化するものを用いなければ、硬
化が不十分になって品質が全般的に低下して配線基板と
しての信頼性を得ることができない、そこで、エポキシ
樹脂の硬化速度を速めるために硬化剤や硬化促進剤の配
合量を増量してエポキシ樹脂組成物をm1ll、エポキ
シ樹脂の硬化速度を速めたものを使用することが検討さ
れるところであるが、硬化剤や硬化促進剤の増量でエポ
キシ樹脂の硬化速度を速めた場合には、硬化後の樹脂が
硬くて脆いものとなって積層板のドリル摩耗性などの特
性低下の原因になる。このようにダブルベルト法によっ
て積層板を連続成形するためのエポキシ樹脂として、硬
化剤や硬化促進剤の増量で硬化速度を速めたものは実用
的とはいえず、積層板の連続成形工法な実眉化すること
が困難な要因の一つがここにあるものであった。
L発明の目的J 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、硬化
剤や硬化促進剤を多量に用−する必要力Cな(優れた特
性を有するエポキシ樹脂積層板を生産性良く製造するこ
とができる積層板の連続製造法を提供することを第1の
目的とし、また積層板の表面の金属箔に縦じわが発生す
ることを防止することを第2の目的とすると共に、積層
板の寸法安定性を向上させることを第3の目的とするも
のである。
[発明の開示1 しかして本発明は、α−ジオール基の水酸基の1/2i
1と加水分解性塩素基との合計量がエポキシW脂の0.
01〜0.14重量%の範囲になるよう、α−ジオール
基と加水分解性塩素基とを含有するエポキシ樹脂を主成
分としてエポキシ樹脂組成物を調製すると共に、このエ
ポキシ樹脂組成物を基材に含浸して長尺のプリプレグを
作成し、この長尺の1枚もしくは複数枚のプリプレグと
長尺の金属箔とを金属箔が最外層になるように重ね合わ
せつつ連続して送りながらこれらを加熱加圧することを
特徴とする積層板の連17&製造法をttSlの発明と
し、また、α・ジオール基の水酸基の1/2社と加水分
解性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の0.01〜0.
14重墓%の範囲になるよう、α−ジオール基と加水分
解性塩素基とを含有するエポキシ樹脂を主成分としてエ
ポキシ樹脂組成物を調製すると共に、このエポキシ樹脂
組成物を基材に含浸して長尺のプリプレグを作成し、こ
の長尺の1枚もしくは複数枚のプリプレグと長尺の金属
箔とを金属箔が最外層になるように重ね合わせつつ連続
して送りながらこれらを加熱加圧するにあたって、加熱
加圧の前に金属箔をプリプレグよりも50〜250℃高
い温度に加熱してお(ことを特徴とする積層板の連続製
造法を第2の発明とし、さらに、a−ジオール基の水酸
基の172址と加水分解性塩素基との合計量がエポキシ
!MNの0.01〜0.14重量%の[囲になるよう、
α−)才−ル基と加水分解性塩素基とを含有するエポキ
シ樹脂を主成分としてエポキシ樹脂組成物を調製すると
共に、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸して長尺の
プリプレグを作成し、この長尺の1枚もしくは複数枚の
プリプレグと長尺の金属箔とを金属箔が最外層になるよ
うに重ね合わせつつ連続して送りながらこれらを加熱加
圧し、次いで加熱加圧で得られた積層板を無圧下で13
0℃〜200℃の温度で加熱処理することを特徴とする
81M板の連続製造法を第3の発明とするものであり、
以下本発明の詳細な説明する。
まず第1の発明について詳細に説明する0本発明におい
て用いられるエポキシ樹脂としては、ビス7エ/−ルA
型エポキシ樹脂、臭素化とス7二ノールA型エポキシm
u、クレゾール/ボラック型エポキシ樹脂、7エノール
ノボフツク型エポキシ樹脂などを例示することができ、
本発明においてはエピクロルヒドリンを原料の一つとし
て用いるエポキシ樹脂を主として対象とする。
ここで、本発明者等はエポキシ樹脂の硬化速度を速める
研究を進める過程において、エポキシ樹脂にはその分子
中に加水分解性塩素基やa−ジオール基が含有されるこ
とが不可避であるという知見を得た。すなわち加水分解
性塩素基は、エポキシ樹脂を合成する系中に例えばエピ
クロルヒドリンによって導入される塩素がエポキシ樹脂
中のエポキシ基を開環させて結合することによって、例
えば次のような形態で存在する。
HC1 またa−ジオール基は、例えば水がエポキシ樹脂中のエ
ポキシ基を開環させて反応することによって、例えば次
のような形態で存在する。
そして本発明者は、このようにエポキシ樹脂中に存在す
る加水分解性塩素基やa−ジオール基がエポキシ樹脂の
硬化速度に大きな影響を与えることを見出だして本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、エポキシ樹脂
中に加水分解性塩素基やa−ジオール基が存在するとい
うことは、エポキシ樹脂の硬化反応(架橋反応)に寄与
するエポキシ基が減少するということになり、従ってエ
ポキシ樹脂中に存在する加水分解性塩素基やα−ジオー
ル基の含有量が多(なるに従ってエポキシ樹脂の硬化速
度、特に初期の硬化速度が遅くなると考えられるのであ
る。しかもこのようにエポキシ樹脂中に存在する加水分
解性塩素基やα−ジオール基の含有量が多(なるとエポ
キシ基による架橋密度が小さくなって硬化後のエポキシ
樹脂の特性が低下することにもなる。待に加水分解性塩
素基はエポキシ樹脂組成物に配合されるイミダゾール類
などの硬化促進剤と次式のように反応し、−0−CH2
−CH−cHt  十 硬化促進剤→        
   \ 1 十C1−[硬化促進剤ド エポキシ閉環反応を進行させてエポキシ開環重合を妨げ
ることになって、この結果エポキシ樹脂の硬化速度を遅
延化させることになり、さらには遊離したα−によって
硬化促進剤が消!されて硬化促進剤による硬化促進作用
が低減されることになる。
このようにエポキシ樹脂に多量の加水分解性塩素基やα
−ジオール基が含有されると硬化速度が逐くなり、この
ために従来では硬化剤や硬化促進剤の配合量を増量する
ことによってダブルベルト法による連続成形に対処する
ことのできる硬化速度を得るようにする必要が生じたの
であるが、本発明においては、加水分解性塩素基やα−
ジオール基の含有量を一定の範囲に限定したエポキシ樹
脂を用いることによって、硬化剤や硬化促進剤の配合量
を増量する必要な(エポキシ樹脂組成物を速硬化性にし
て使用できるようにしたのである。
すなわち本発明では加水分解性塩素基とa−ジオール基
の含有量が、 0.01fi量%≦加水分解性塩素基+172 (ff
 −ジオール基の水酸基)50.14重量%のエポキシ
樹脂を主成分としてエポキシ樹脂組成物を調製して使用
するようにしたものである。つまり、エポキシ樹脂固形
分に占める加水分解性塩素基(C1)とα−ジオール基
に含まれる一対の水酸基(OH)のうち一方の水酸基と
の合計重量比率が0.14重量%以下となるように加水
分解性塩素基とa−ジオール基の含有量を制限したエポ
キシ樹脂を月いるものであり、加水分解性塩素基とa−
ノオール基の合計量をこの値に制限することによって、
硬化剤や硬化促進剤を増量する必要な(エポキシ樹脂の
硬化速度を速めることができ、エンドレスベルト法によ
る積層板の連続製造に適したエポキシltM皿組成物を
調製することができるのである。また本発明においては
、エポキシ樹脂固形分に占める加水分解性塩素基とa−
ジオール基に含まれる一対の水酸基のうち一方の水酸基
との合計重量比率の下限は0.01重量%に規定される
これは、エポキシ樹脂に含有される加水分解性塩素基や
α−ジオール基を少な(するためには、加水分解性塩素
基を脱塩酸処理して除去したり、α−ジオール基の水酸
基を脱水処理して除去したりする必要があるが、このよ
うにエポキシ樹脂を処理する際にエポキシI!jj皿は
粘度が上昇し、基材への含浸が困難になって実用に供す
ることができなくなるためである。従って本発明におい
て使用されるエポキシ樹脂は、加水分解性塩素基とa−
ジオール基の含有量が、 0.01重量%≦加水分解性塩素基+1 /2 (C1
−ジオール基の水酸基)50.14重量%のらのに限定
されるものであり、なかでも加水分解性塩素基とα−ジ
オール基の含有量が、0.02重量%≦加水分解性塩素
基+172 (Q −ジオール基の水酸基)≦0.09
!を量%のエポキシ樹脂を用いるのが望ましい、また、
エポキシ樹脂に含有される加水分解性塩素基とa−ジオ
ール基とを個別に規制するとすれば、エポキシ樹脂に含
有される加水分解性塩素基は含有率が0.01〜0.0
7重量%、好ましくは0.01〜0.04重量%の範囲
に、エポキシ基に含有されるa−ジオール基はその水酸
基の含有率が0.01−0.13jl量%、好* t、
 < ハo、o i 〜o、i 。
重量%の範囲になるようそれぞれ規制するのがよい。さ
らにエポキシ樹脂としては、エポキシ当1が180〜7
00g/eqの範囲のものを用いるのが好ましく、難燃
性を与えるために含有率が0〜50重量%の範囲で臭素
(Br)を含有させることもできる。
しかして、上記エポキシ樹脂を主成分とし、さらに硬化
剤や硬化促進剤を配合してワニス状など液状のエポキシ
樹脂組成物を114Mする。その他事発明の目的を阻害
しない範囲内で反応性希釈剤や非反応性希釈剤、充填材
などを配合することもできる。ここで硬化剤としては脂
肪族アミン系や芳香族アミン系、W1無水物などエポキ
シ樹脂に汎用される任意のものを用いることができ、ま
た硬化促進剤としてはイミダゾール類などエポキシ樹脂
に汎用される任意のものを用いることができる。
さらに反応性希釈剤としてはノボラック型エポキシ樹脂
やクレゾールノボラ7り型エポキシ樹脂、さらにこれら
を臭素化したものなどを用いることができ、非反応性希
釈剤としてはメチルエチルケトン、ジメチルホルム7ミ
ド、ツメチルアセトアミド、7セトンなどの溶剤を用い
ることができる。
硬化剤や硬化促進剤の配合量はその種類によって種々異
なり、特に限定されるものではないが、エポキシ樹脂1
00重量部に対して、硬化剤を2〜41!L量部、硬化
促進剤を0.1〜0.5重f1部程度に設定するのが一
般的である。硬化剤や硬化促進剤をこの範囲より多量に
配合すると、硬化後の樹脂は硬くて脆(なって積層板の
特性を低下させることになる。
上記のようにして得たエポキシ樹脂組成物を基材に含浸
して加熱乾燥することによってプリプレグをllI製す
ることがで終る、基材としては〃ラス織布や〃ラス不織
布、プラスマットなどプラス布を用いるのが一般的であ
るが、その他アスベスト等の無機繊維、ポリエステルや
ポリアミド等の有機合成am、木綿等の天然amからな
る繊布や不織布、マット、あるいは紙を用いろことも可
能である。ここで基材としてガラス布を用いる場合、そ
の厚みは0.ll1l−〜0.3−一のものが望ましい
そして基材にエポキシ樹脂組成物を含浸させてプリプレ
グを調製するにあたって、基材へのエポキシ樹脂組成物
の未含浸部分が基材の表面積の0゜3%未満で、しかも
含まれる気泡の個数が1平方インチ当たり500個以下
になるようにすることが望ましい、基材へのエポキシ樹
脂組成物の含浸が不十分で、基材中の未含浸部分が多く
なりまた含まれる気泡の個数が多くなると、成形される
積層板にカスレ等が発生して外観が悪くなるばかりでな
く、積層板の物性が低下して耐熱性や電気特性などが著
しく劣ることになるものある。特にダブルベルト法にお
いては比較的低い圧力で成形がおこなわれるために、成
形の際に基材の未含浸部分にエポキシ樹脂を浸透させる
加圧力や、基材から気泡を追い出す加圧力が不十分であ
り、しかもダブルベルト法では硬化速度の速いエポキシ
樹脂を用いるために樹脂の硬化が瞬時におこなわれ、気
泡に樹脂を流し込ませることが十分にできないものであ
り、基材へのエポキシ樹脂の含浸を十分におこなうよう
にして、エポキシ樹脂組成物の未含浸部分が基材の表面
積の0.3%未満で含まれる気泡の個数が1平方インチ
当たり500個以下になるようにプリプレグを作成する
ことが必要になるのである。
このように基材へのエポキシ樹脂組成物の含浸を十分に
おこなわせるためには、真空槽を用いて減圧条件下で基
材にエポキシ樹脂組成物を含浸させる、いわゆる真空含
浸法で含浸をおこなうのが望ましい0例えば、第1図は
プリプレグ2を作成するためのi!&置を示すものであ
り、真空ポンプなど真空装置を接続した真空槽5の入り
口と出口にはそれぞれ一対のロール6.7が取り付けて
あり、長尺の基材1はロール6に通して加圧したあとに
真空槽5内に導入される。真空槽5内は50Torr程
度以下に減圧されており、真空槽5内での減圧作用で基
材1内に含まれる空気が吸い出されて基材1の内部も減
圧状態になる。そして基材1を真空槽5から導出してロ
ール7に通す際に、混合装置8で調製したエポキシ樹脂
組成物4を供給して基材1にエポキシ樹脂組成物4を含
浸させるのであるが、基材1内は減圧状態にあるために
エポキシ樹脂組成物4は良好に基材1内に浸透していく
ことになり、エポキシ樹脂組成物の未含浸部分を少なく
することができると共に含まれる気泡の個数も少なくす
ることができる。このように基材1に真空含浸法でエポ
キシ樹脂組成物を含浸させたのちに、基材1を含浸槽9
に通過させてさらにエポキシ樹脂組成物4を含浸させる
と共にスクイーズロール10に基材1を通して基材1へ
のエポキシ樹脂組成物4の含浸量を調整する。含浸量は
特に限定されるものではないが、乾燥状態のutM含浸
基材中での御脂分が35〜60重量%程度になるように
するのが一般的である。上記のように基材1にエポキシ
樹脂組成物を含浸させたのち、基材1を乾燥機11に通
して輻射熱などで加熱し、エポキシ樹脂組成物中の溶剤
を蒸発させると共にエポキシ樹脂の反応を一部進行させ
てBステーノ状態にし、室温下でベタツキのない状態に
なったプリプレグ2を得る。このようにして得た長尺の
プリプレグ2は巻き取って貯蔵される。貯蔵は25℃以
下、40%RH以下に空調された部屋でおこなうように
するのがよい。
以上のようにして作成された長尺のプリプレグ2を用い
、例えば第2図に示すような成形gc置で積層板を製造
することができる。すなわちまず、。
1枚乃至複数枚のプリプレグ2を繰り出しながら連続し
て送って重ね合わせ、さらにこのプリプレグ2の最外層
の外面に長尺の金属箔3を重ね合わせる0両面金属箔張
りの積層板を製造する場合には金属M3をプリプレグ2
の両方の最外層にそれぞれ重ねて眉いるが、片面金属箔
張りの積層板を製造する場合には金属箔3をプリプレグ
2の片側の最外層にのみ重ねて用いることになる。また
金属箔3としては銅箔、アルミニウム箔なとプリント配
線板に回路形成できるものが用いられる。このようにプ
リプレグ2と金属M3とを重ねたものヲ、一対の金属製
のエンドレスベル) 12.12によって形成されるダ
ブルベルト13に連続して送り込む、ダブルベルト13
の各エンドレスベル)12.12は加熱された状態にあ
り、プリプレグ2はダブルベルト13によって加熱加圧
される。
加熱加圧の条件は待に限定されるものではないが、17
0−200℃、40kg/cm2以下程度の条件に設定
するのが一般的であり、ダブルベルト13を通過させる
所要時間は1.5〜30分程度に設定するのが一般的で
ある。またプリプレグ12の加熱の昇温速度が100℃
/分以上になるようにダブルベルト13の加熱温度を設
定するのが望ましい、このようにダブルベルト13に連
続して送り込んで通過させて加熱加圧することによって
、プリプレグ2中のエポキシ樹脂は溶融して硬化反応が
進行し、ダブルベルト13内でプリプレグ2と金属M3
とを積層一体化させた積層板Aを連続的に成形すること
ができる。積層板Aは検査装置15で外観検査を受けた
のちに切断稜!!16で所定寸法に裁断され、裁断され
た積層板Aは台17に積載されて次工程に搬送される。
大に本発明の第2の発明について説明する。プリプレグ
は上記第1の発明と同様にして調製されるが、このプリ
プレグと金属箔とを重ねてダブルベルトによって連続的
に加熱加圧成形をおこなう際に、第2発明においては金
属箔を予め加熱しておいてプリプレグよりも50〜25
0℃高い温度にしておき、この状態でプリプレグと金属
箔とを重ねてダブルベルトに送り込んで、あとは上記第
1の発明と同様にしてダブルベルトで連続的に加熱加圧
成形して積層板を得るのである。プリプレグと金属箔と
がほぼ同じ温度の状態でこれらを重ねてダブルベルトに
送り込んで加熱加圧成形をすると、積層板の表面の金属
箔にその長手方向(送り方向)と平行な縦じわが発生す
ることがある。
この理由は明確ではないが、プリプレグと金属箔とを重
ねてダブルベルトに送り込むと、熱伝導率が高く熱膨張
率も高い金属箔は迅速に加熱されて大き(熱膨張するた
めに、ダブルベルト内で金属箔とプリプレグとの熱膨張
の挙動が大きく異なることになり、この結集積層板にお
いて金属箔に縦じわが発生することになると考えられる
。そこで第2の発明においては金属箔を予め加熱しでお
いてダブルベルトに導入する前に熱膨張させておき、金
属箔とプリプレグとの熱膨張の挙動に大きな差が出ない
ようにし、積層板の表面の金属箔に縦じわが発生するこ
とを防止するようにしたのである。
金属箔の加熱温度がプリプレグの温度より50℃以上高
くないと縦じわの発生の防止は不十分であり、また金属
箔の加熱温度がプリプレグの温度より250℃以上高い
と、縦じわの防止の効果は得られるが金属if(待に銅
N)に変色が生じて劣化などが発生するおそれがあり、
実用的ではない、尚、金属箔の厚みが厚い場合には縦じ
わの発生のおそれが少ないために、第2の発明は金属箔
として5〜35μの厚みのものを用いる場合に特に効果
がある。
次に第3の発明について説明する。積層板は第1の発明
もしくは第2の発明と同様にして成形されるが、第3の
発明では積層板を所定寸法に裁断したのちに、この裁断
した積層板を無圧下で130〜200℃、望ましくは1
55〜175℃の温度で加熱し、熱処理するようにしで
ある。加熱の時間は特に限定されないが、10〜60分
程度が望ましい、ダブルベルト法で積層板を製造する場
合は成形圧力が比較的低いために積層板には歪みは大き
く残留しないが、若干の歪みは積層板に残留している。
そこで第3の発明は積層板を熱処理してアフターキュア
ーすることによって積層板の残留歪みを除去し、寸法安
定性の特性を一層高めるようにしたのである。熱処理の
温度が130℃未満であれば残留歪みを除去する効果を
十分に得ることができず寸法安定性の向上の効果が不十
分であり、熱処理の温度が200℃を超えると金属箔(
mに銅箔)に変色が生じて劣化などが発生するおそれが
あり、実用的ではない、また、熱処理を加圧条件下でお
こなうと積層板に反りねじれが発生するおそれがあるた
めに、熱処理は無圧条件でおこなう必要がある。
次に本発明を実施例によってさらに説明する。
(第1の発明) K1九Lユ12 エポキシ樹脂として、加水分解性塩素基やα−ノオール
基の水酸基の含有率、エポキシ当量、臭素含有率がそれ
ぞれ第1表に示されるものを用い、これをメチルエチル
ケトンに固形分が80@量%になるように溶解した。こ
のときのエポキシ樹脂の粘度を第1表に示す、尚、第1
表におけるブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂と
しては東都化成社製YDB500を、クレゾール/ボラ
ック型エポキシtM脂としでは東都化成社製YDCN2
20を、ビスフェノールA型エポキシ樹脂としては三井
石油化学社製R350を、高ブロム化ビスフェノールA
型エポキシ樹脂としては大日本インキ社製Epcl12
5をそれぞれ用いた。そしてこれにさらに硬化剤として
ノシアンジアミドを3PHR,硬化促進剤として2−エ
チル−4−メチルイミダゾ−・ルを第1表の配合量で配
合し、エポキシ樹脂組成物をエポキシ樹脂フェスとして
調製した。このエポキシ樹脂フェスのゲル化時間を第1
表に示す。
次に基材として第2表に示す厚みの長尺の〃ラス織布を
用い、減圧度を20Torrに設定した第1図の装置の
真空槽に〃ラス織布を通過させる真空含浸法で上記エポ
キシ樹脂フェスを含浸させた。
そしてこれを155℃、3分間の条件で加熱乾燥するこ
とによって、tl&2表に示すレノンコンテントの長尺
のプリプレグを得た。このプリプレグにおけるエポキシ
樹脂の未含浸部分の表面積に占める割合、気泡の個数、
ゲル化時間をそれぞれ第1表に示す。
上記のように作成した長尺のプリプレグを#2表に示す
枚数で重ねると共にプリプレグの両側の最外層にそれぞ
れ厚み35μのm箔を重ね、第2図に示すダブルベルト
に連続的に送り込んでダブルベルト法によって加熱加圧
成形をおこなった。
ダブルベルトによる成形条件は、成形温度180℃、成
形圧力15kg/am’、成形時間2分に設定した。こ
のとき、プリプレグはダブルベルトに導入したのちほぼ
30秒を経過する時点で180℃にまで昇温されるもの
であった。このようにダブルベルト法で連続的に成形す
ることによって第2表に示す板厚の積層板を作成し、次
いでこの長尺に形成される積層板を裁断して両面銅張り
積層板として仕上げた。
このようにして得た両面銅張り積層板について、[寸法
安定性(バラツキ;σn→)」、「板厚精度(バラツキ
;σn−+)J、「かすれの有無」、「はんだ耐熱性」
、「吸湿耐熱性」、「絶縁抵抗(D−2/100)J、
「ドリル摩耗性」、「電文性」、[メッキ液しみ込み量
」をそれぞれ測定した。結果を第3表に示す、ここで、
「寸法安定性」の測定は、表面の銅箔をエツチングで除
去したあとの、積層板の横方向(基材の幅方向)での寸
法変化率のバラツキを計測することによっておこなった
。「吸湿耐熱性」のみ定は、120℃のオートクレーブ
によって積層板を90分間吸湿させたのち、260℃の
はんだ槽にこの積層板を浸漬し、20秒後のふくれの発
生の有無を確認しておこなった。この試験でふくれが発
生しない場合にはさらに第3表に示す時間吸湿させて同
様にふくれの発生の有無を確認するようにした。「ドリ
ル摩耗性」の測定は、積層板を合計厚みが4.8懐−に
なるように重ねたものを試料とし、ドリルの刃先によっ
て6000回の穴あけをおこなったときの、ドリルの刃
先の摩耗寸法を顕微鏡写真によって計測することによっ
ておこなった。「電食性」の測定は、両面銅張り積層板
から回路間隔が150μの両面スルーホール配線板を作
成し、これに60℃、95%RHの加速加湿雰囲気中で
直流15■の電圧を印加して回路間の抵抗値が1xio
@Ωになるまでの時間な計測することによっておこなっ
た。「メッキ液しみ込み量」の測定は、前記ドリル摩耗
性の試験の際の穴あけ4000回目の試料に対してめっ
き処理を施し、基材の繊維に沿っためっき液のしみ込み
長さを計測しておこなった。
他の測定はJIS規格に基づいておこなった。
比較例1〜9 エポキシ樹脂として、加水分解性塩素基やa−ノオール
基の水酸基の含有率、エポキシ当量、臭素含有率がそれ
ぞれ第4表に示されるものを用い、これを上記「実施例
1〜11」と同様にメチルエチルケトンに溶解し、これ
にさらに硬化剤としてノシアンノアミドを3PHR1硬
化促進剤として2−エチル−4−メチルイミグゾールを
第4表の配合量で配合し、エポキシ樹脂組成物をエポキ
シ御脂フェスとして調製した。このエポキシ樹脂フェス
のゲル化時間を第4表に示す。
次に基材として第5表に示す厚みのがラス繊布を用い、
比較例1〜3及び比較例6〜9につし1では上記「実施
例1〜11」と同様な真空含浸法で、比較例4,5につ
いては常圧でそれぞれエポキシ樹脂フェスを含浸させ、
そしてこれを第5表に示す条件で加熱乾燥することによ
って、第5表に示すレシンコンテントのプリプレグを得
た。このプリプレグにおけるエポキシ樹脂の未含浸部分
の表面積に占める割合、気泡の個数、デル化時間をそれ
ぞれ第5表に示す。
上記のように作成したプリプレグを第5表に示す枚数で
重ねると共にプリプレグの両側の最外層にそれぞれ厚み
35μの銅箔を重ね、比較例1〜4及1比較例7,8に
ついては上記「実施例1〜11」と同様なダブルベルト
法による連続成形で、比較例5,6.9については多段
プレス法による成形で、それぞれ加熱加圧をおこなうこ
とによって、第5表に示す板厚の両面銅張り積層板を得
た。成形条件を第5表に示す。
このようにして得た積層板について、「実施例1〜11
」と同様に各種特性を測定し、結果を第f51表と第4
表のエポキシ樹脂ワニスのゲル化時間の比較から、加水
分解性塩素基とα・ノオール基の含有率の多い比較例2
乃至比較例9のものでは硬化促進剤を多量に配合しない
と硬化速度が遅いことが確認され、特にエポキシ樹脂ワ
ニスのデル化時間の極端に長い比較例3,5.6のもの
では、プリプレグを作成する際の加熱時間を十分にとっ
ても第5表にみちれるようにプリプレグにおけるゲル化
時間を短くすることは困難であることが確認される。ま
た、加水分解性塩素基とa−ノオール基の含有率を極端
に小さくした比較例1のものでは、粘度が非常に高くな
って、プリプレグにおける未含浸部分や気泡の個数が大
きくなることが確認される。そして第3表と第6表との
比較から、各実施例のものでは各種の特性を満足するこ
とができることが確認される。
(第2の発明) 13〜17 実施例5と同じエポキシ樹脂を用いてエポキシ樹脂ワニ
スをfI4製し、さらに実施例5と同様にしてプリプレ
グを作成した。そしてこのプリプレグと銅箔とを実施例
5と同様に重ねてダブルベルト法で加熱加圧成形するに
際して、銅箔を予め加熱しておいて第7表に示す温度差
で室温湿度のプリプレグよりも高温にしてお島、この状
態でプリプレグと#I箔とを重ねてダブルベルトに送り
込むようにした。用いた銅箔の厚みを第7表に示す。こ
のようにしで成形して得た両面銅張り積層板について、
表面の銅箔に発生する縦じわの1m2当たりの本数を計
測し、また銅箔の変色状態をi察した。
結果を第7表に示す。
ル濫造口0 11 第7表に示す温度差で銅箔を室温のプリプレグよりも高
温になるように加熱して用いた他は、「実施例13〜1
7」と同様にして両面銅張り積層板を得た。このように
して得た両面銅張り積層板について、表面の銅箔に発生
する縦じわの本数を計測し、また銅箔の変色状態を観察
した。結果を第7表に示す。
(第3の発明) 犬JILL炙:」シ虹 実施例5と同様にしてダブルベルト法で長尺の積層板を
作成し、この積層板を裁断したのち、この裁断した積層
板を無圧状態で第8表に示す温度で30分間加熱して熱
処理をおこなうようにした。
このようにして得た両面銅張り積層板について寸法変化
率及び反りねじれを測定しくE−1,0/1フ0)、さ
らに銅箔の変色の有無をa察した。この寸法変化率と反
りねじれは表面の銅箔をエツチングして除去した後の積
層板について測定をおこない、平均値(わやバラツキ(
σn−+)、最大値(wax)を計測した。結果を第8
表に示す。
匿豊1」」二二15 熱処理を第8表に示す温度でおこなうようにした他は「
実施例18〜20Jと同様にして両面銅張り8!層板を
得た。このとき、比較例12.13は無圧下で熱処理を
おこなうようにしたが、比較例14.15は30 kg
/ am2に積層板を加圧した状態で熱処理をおこなう
ようにした。このようにして得た両面銅張1を層板につ
いて寸法変化率及び反9ねじれ、#iMの変色を測定し
、結果を第8表に示す。
良豊遺り一虹 比較例5と同様にして多段プレス法で両面鋼張り積層板
を作成し、これを無圧条件下165℃で30分間加熱し
て熱処理をおこなうようにした。
このようにして得た両面鋼張り積層板について寸法変化
率及び反りねじれ、銅箔の変色を測定し、第7表の結果
、@箔を50〜250℃の温度範囲でプリプレグよりも
高温に予め加熱して用いるようにした各実施例ものでは
、積層板の表面の銅箔に縦じわが発生せず、また銅箔に
変色も発生しないが、銅箔の加熱温度が不十分であると
比較例10のように縦じわが発生し、また銅箔の加熱温
度が高過ぎると比較例11のようにfi4箔に変色が発
生することが確認される。
また、第8表の結果、熱処理を130〜200℃の温度
範囲内でおこなうようにした各実施例のものでは、寸法
変化率を小さくすることができると共にa4箔に変色が
生じないのに対して、熱処理の温度が低過ぎる比較例1
2のものでは寸法変化率の平均値(マ)が大きくなり、
また熱処理の温度が高過ぎる比較例13のものでは銅箔
に変色が生じることが確認される。さらに、熱処理を無
圧下でおこなうようにした各実施例のものでは、反りね
じれが小さいが、加圧下で熱処理をおこなうようにした
比較例14.15のものでは反りねじれが大き(発生す
ることが確認される。さらに、比較例16にみられるよ
うに、多段プレス法で成形した積層板では熱処理をおこ
なっても寸法安定性を向上させる効果をほとんど得られ
ないことが確[発明の効果] 上述のように本発明にあっては、加水分解性塩素基とα
−ノオール基の水a基の1/2i1との合計墓がエポキ
シ樹脂の0.01〜0.14重麓%の範囲になるよう、
加水分解性塩素基とa−ジオール基とを含有するエポキ
シ樹脂を主成分としてエポキシ樹脂組成物を調製すると
共に、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸して長尺の
プリプレグを作成し、プリプレグと長尺の金属箔とを重
ね合わせつつ連続して送りながらこれらを加熱加圧する
ようにしたものであるから、多数の加水分解性塩素基と
a−ジオール基の存在でエポキシ樹脂の硬化速度が遅延
されることを低減し、硬化促進剤を多量に配合する必要
なく連続成形工法で各種の特性に優れた積層板を製造す
ることができるものである。また本発明の第2の発明は
、プリプレグと金属箔とを重ね合わせて加熱加圧成形す
るにあたって、加熱加圧の前に金属箔をプリプレグより
も50〜250℃高い温度に加熱しておくようにしたの
で、金属箔を予め熱膨張させておいて加熱加圧の際のプ
リプレグと金属箔との熱膨張の挙動に大きな差が生じな
いようにし、積層板の表面の金属箔に縦じわが発生する
ことを防止することができるものである。さらに本発明
の第3の発明は、加熱加圧して得られた積層板を裁断し
たのちに無圧下で120〜130℃の温度で加熱処理す
るようにしたので、無圧下条件であるために反りねじれ
のおそれなく、この加熱処理による積層板の残留歪みの
除去で積層板の寸法安定性をさらに向上させることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は真空含浸法を採用したプリプレグの製造の装置
の概略図、第2図はダブルベルトを採用した積層板の成
形gc置の概略図である。 1は基材、2はプリプレグ、3は金属箔、4はエポキシ
樹脂組成物である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α−ジオール基の水酸基の1/2量と加水分解性
    塩素基との合計量がエポキシ樹脂の0.01〜0.14
    重量%の範囲になるよう、α−ジオール基と加水分解性
    塩素基とを含有するエポキシ樹脂を主成分としてエポキ
    シ樹脂組成物を調製すると共に、このエポキシ樹脂組成
    物を基材に含浸して長尺のプリプレグを作成し、この長
    尺の1枚もしくは複数枚のプリプレグと長尺の金属箔と
    を金属箔が最外層になるように重ね合わせつつ連続して
    送りながらこれらを加熱加圧することを特徴とする積層
    板の連続製造法。
  2. (2)エポキシ樹脂は、α−ジオール基の水酸基の1/
    2量と加水分解性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の0
    .02〜0.09重量%の範囲になるよう、α−ジオー
    ル基と加水分解性塩素基とを含有するものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の積層板の連続製
    造法。
  3. (3)エポキシ樹脂は加水分解性塩素基の含有率が0.
    01〜0.07重量%であり、α−ジオール基の水酸基
    の含有率が0.01〜0.13重量%であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の積層板
    の連続製造法。
  4. (4)エポキシ樹脂組成物にはエポキシ樹脂100重量
    部に対して硬化剤が2〜4重量部、硬化促進剤が0.1
    〜0.5重量部配合されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の積層板の
    連続製造法。
  5. (5)エポキシ樹脂はエポキシ当量が180〜700g
    /eqで、臭素含有量が0〜50重量%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに
    記載の積層板の連続製造法。
  6. (6)基材はガラス布であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の積層板の連
    続製造法。
  7. (7)基材は厚みが0.1〜0.3mmのガラス布であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項の
    いずれかに記載の積層板の連続製造法。
  8. (8)基材を減圧した状態でエポキシ樹脂組成物の含浸
    がおこなわれることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第7項のいずれかに記載の積層板の連続製造法。
  9. (9)プリプレグはエポキシ樹脂組成物の未含浸部分が
    基材の表面積の0.3%未満であり、含まれる気泡の個
    数が1平方インチ当たり500個以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに記
    載の積層板の連続製造法。
  10. (10)加熱加圧はプリプレグの加熱昇温速度が100
    ℃/分以上に設定しておこなわれることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記載の積層
    板の連続製造法。
  11. (11)α−ジオール基の水酸基の1/2量と加水分解
    性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の0.01〜0.1
    4重量%の範囲になるよう、α−ジオール基と加水分解
    性塩素基とを含有するエポキシ樹脂を主成分としてエポ
    キシ樹脂組成物を調製すると共に、このエポキシ樹脂組
    成物を基材に含浸して長尺のプリプレグを作成し、この
    長尺の1枚もしくは複数枚のプリプレグと長尺の金属箔
    とを金属箔が最外層になるように重ね合わせつつ連続し
    て送りながらこれらを加熱加圧するにあたって、加熱加
    圧の前に金属箔をプリプレグよりも50〜250℃高い
    温度に加熱しておくことを特徴とする積層板の連続製造
    法。
  12. (12)エポキシ樹脂は、α−ジオール基の水酸基の1
    /2量と加水分解性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の
    0.02〜0.09重量%の範囲になるよう、α−ジオ
    ール基と加水分解性塩素基とを含有するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第11項記載の積層板の連
    続製造法。
  13. (13)金属箔は厚みが5〜35μであることを特徴と
    する特許請求の範囲第11項または第12項記載の積層
    板の連続製造法。
  14. (14)α−ジオール基の水酸基の1/2量と加水分解
    性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の0.01〜0.1
    4重量%の範囲になるよう、α−ジオール基と加水分解
    性塩素基とを含有するエポキシ樹脂を主成分としてエポ
    キシ樹脂組成物を調製すると共に、このエポキシ樹脂組
    成物を基材に含浸して長尺のプリプレグを作成し、この
    長尺の1枚もしくは複数枚のプリプレグと長尺の金属箔
    とを金属箔が最外層になるように重ね合わせつつ連続し
    て送りながらこれらを加熱加圧し、次いで加熱加圧で得
    られた積層板を無圧下で130℃〜200℃の温度で加
    熱処理することを特徴とする積層板の連続製造法。
  15. (15)エポキシ樹脂は、α−ジオール基の水酸基の1
    /2量と加水分解性塩素基との合計量がエポキシ樹脂の
    0.02〜0.09重量%の範囲になるよう、α−ジオ
    ール基と加水分解性塩素基とを含有するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第14項記載の積層板の連
    続製造法。
JP61270550A 1986-11-13 1986-11-13 積層板の連続製造法 Granted JPS63122507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61270550A JPS63122507A (ja) 1986-11-13 1986-11-13 積層板の連続製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61270550A JPS63122507A (ja) 1986-11-13 1986-11-13 積層板の連続製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63122507A true JPS63122507A (ja) 1988-05-26
JPH0344574B2 JPH0344574B2 (ja) 1991-07-08

Family

ID=17487742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61270550A Granted JPS63122507A (ja) 1986-11-13 1986-11-13 積層板の連続製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63122507A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012057061A1 (ja) * 2010-10-25 2012-05-03 パナソニック株式会社 透明フィルム
WO2014109021A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 三菱電機株式会社 繊維強化複合材料、その製造方法、それを用いたエレベータ用構成部材及びエレベータかご
JP2015005758A (ja) * 2007-09-11 2015-01-08 味の素株式会社 多層プリント配線板の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5915301B2 (ja) * 2011-03-30 2016-05-11 住友ベークライト株式会社 積層シートの製造方法および積層シート製造装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015005758A (ja) * 2007-09-11 2015-01-08 味の素株式会社 多層プリント配線板の製造方法
WO2012057061A1 (ja) * 2010-10-25 2012-05-03 パナソニック株式会社 透明フィルム
WO2014109021A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 三菱電機株式会社 繊維強化複合材料、その製造方法、それを用いたエレベータ用構成部材及びエレベータかご
CN104903067A (zh) * 2013-01-09 2015-09-09 三菱电机株式会社 纤维增强复合材料、其制造方法、使用了该纤维增强复合材料的电梯用构成部件和电梯轿厢
JPWO2014109021A1 (ja) * 2013-01-09 2017-01-19 三菱電機株式会社 繊維強化複合材料、その製造方法、それを用いたエレベータ用構成部材及びエレベータかご

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0344574B2 (ja) 1991-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0147297B2 (ja)
JPS63122507A (ja) 積層板の連続製造法
JPS6217532B2 (ja)
JP3364145B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPS63267524A (ja) 金属張積層板の製造方法及びその装置
JP6357788B2 (ja) プリプレグ、金属張り積層板及び印刷配線板
JP2889474B2 (ja) コンポジット積層板及びその製造方法
JP2002348754A (ja) ガラス布、プリプレグ、積層板及びプリント配線板
JP7493178B2 (ja) 樹脂シートの製造方法、及び金属張積層板の製造方法
JP3382169B2 (ja) 積層板の製造方法及び積層板
JPH0368557B2 (ja)
JPS6354543B2 (ja)
JP2003064197A (ja) プリプレグの製造方法、プリプレグおよび金属張り積層板
JPH0416530A (ja) ガラス繊維基材の製造方法およびガラス繊維基材ならびにガラス繊維強化樹脂積層板
JPH048515A (ja) 積層板の製造方法
JPS6052943B2 (ja) プリント配線板
JPS62257815A (ja) 積層板の製法
JPH011536A (ja) 金属箔張り電気用硬質積層体の連続製造方法
JPH07228715A (ja) プリプレグの製造方法
JPH0450336B2 (ja)
JPS602182B2 (ja) 金属箔張積層板の製造法
JPS6330538A (ja) 積層板の製造法
JPH03110156A (ja) 積層板の製造方法
JPH02218196A (ja) 半硬化樹脂銅張積層板
JPH03110157A (ja) 積層板の製造方法