JPS6295223A - 同時両面多色刷り輪転機およびその操作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕　　　′ 本発明は紙の表裏両面多色刷り用輪転機に関し、特に特
許請求範囲第１項記載に係る紙幣上に安全な背景線画を
多色刷りするためのものである。

〔従来の技術〕

この形式の印刷機は欧州特許出願公報第０．１３３，３
２８号により公知となっており、単一の印刷操作で同時
に完全に異なる二つの印刷工程を利用を可能にしている
。何となれば多色刷シの線画をオフセット印刷工程罠よ
り紙葉の一側面に印刷すると同時に他側面に多色刷りを
集中印刷工程即ちこれはオーロフ（０ｒｌｏｆ　）方式
と謂われている工程により印刷される。この場合そのオ
フセット線画は重ね刷シされた色からなるものであるが
、その集中印刷工程によって印刷した刷り物は相互に隣
シ合って配置される。この印刷機は特に紙幣の印刷に適
するが、これは異なる工程を経て得られた多色の安全背
景を紙幣の両面に単一の操作で可能にするためであシ、
かくして紙幣贋造に対する安全性は高められる。

〔発明の概要〕

本発明の基本的目的はこの形式の印刷機において、多色
刷り印刷操作に対し出来得る限シ種々な組合せの印刷を
可能にする印刷機を提供することである。本発明によれ
ば、この目的は特許請求の範囲第１項に記載した構成に
より達成される。またこの印刷機械を操作する工程は特
許請求の範囲第３項に記載される。

本発明に係る印刷機の利点は、調整自在でかつ変換可能
な版胴によって集中印刷又はオフセット印刷のいずれに
おいても利用しうる多数の色は二つの色だけ選択的に増
大可能であり、かつ他方において集中印刷工程によシ印
刷した紙面は数回に亘るオフセット印刷を付は加えるこ
とにより達成される。結果として−１において印刷機の
価格的効率は異なる印刷組合せを必要とするために大と
なシ、他方において銀行券印刷の場合には多色線画が銀
行券の一側の同一表面上に２個の異なる印刷工程を経て
刷り上げられるから紙幣贋造に対する安全保護が極めて
大となる。

好しくは帯材供給型印刷機にすることができる３個のゴ
ム胴からなるこの機械の適切な配列は特許請求の範囲第
２項に記載されている。

〔好ましい実施例の説明〕

この帯材供給型印刷機は２個のゴム胴１，２を具備し、
これらのゴム胴は機械の主枠組内に互に隣り合せて水平
に設置されて相互に押し合いそれら両ゴム胴表面間に紙
帯材Ｐの咬込み口が形成されている。今考察している例
において、ゴム胴１゜２間を通過してゆく紙帯材Ｐは図
示矢印方向に垂直上方に向って移送され案内部材と緊張
ローラ３によって案内され緊張力をうけて印刷された後
は該紙材の両面上に作用する乾燥部を通過する。４個の
オフセット版胴３の各々はインキ装置６により異なる色
のインキを施されてゴム胴１に相対して設置される。こ
の図示の例において上部３個の版胴５は乾いたオフセッ
ト版を巻装されており、即ち活版印刷的な版であり、他
方下部１個の版胴はゴム胴ｌの各１回転毎に最終的に該
ゴム胴１上にインキを塗布し、緩衝装置７によシ緩衝さ
れる緩衝用オフセット版を担持している。この緩衝オフ
セット版は好ましくはグラビア版である。

版胴８はゴム胴２に対面して保持され、集合印刷版を担
持している。これは数種類の色によシ塗布される模様又
は線画を有している。機械の主枠組内にはもう一つのゴ
ム胴９が前記版胴８１Ｃ順次接触し色調版とも謂われて
る選択的な色彩インク胴を具えた３１固の選択的色イン
キ塗布層と相互に係合し合っている。これらの選択的色
インキ販社版胴８の集中印刷版の領域に対応する色調を
もつ切シ出された浮彫を有し、上記版胴８は特殊な色で
塗布され、色インキ版１０自体はインキ装置１１によっ
てそれぞれ別個の色が塗布される。上記選択的色インキ
胴１０はまた切抜き胴とも呼ばれる。インキ集中胴とし
て作動するゴム胴９は複数個の選択的色インキ胴１０か
ら移された個々のインクを集収して版胴８上の色刷υ版
にそれらのインキを転送する。多色インキ線画はこのよ
うにしてインキラ塗布した版胴８からゴム胴２に転送さ
汎、ゴム胴２から更に紙葉の一側面上に移される。

上述した配列装置によって運転される作動工程は一般に
集中印刷工程又はオーロフ（０ｒｌｏｆ　）方式とよば
れるものであって、色彩刷り線画を生ずる。この方式に
おいて個々の色は相互に隣り合って配置され、線画を彩
る稲々の色相瓦間の色彩整合性は完全に保証される。選
択的色インキ胴はゴム胴９の弾性的表面と接触状態にあ
るから、これらの色インキ胴は硬質物質から作製される
。それ故これによれば非常に精巧な浮彫り区域を切出す
ことが可能となり、その結果非常に精巧な色彩区域例え
ば線又は点の形態をとって切出される。

考察された上記例において、ゴム胴９はゴム胴２の垂直
上方に略配置されており、かつ垂直上方向きに走行する
紙帯材９とは接触しないように横方向へほんのわずかず
らされている。この３個のゴム胴１，２．９の配列装置
の利点は一方において容易に立入シ近接ができることで
あり、かつ他方においてゴム胴２の周囲に沿いこのゴム
胴２にインキ塗布する版胴を更に多く配列させる自由空
間が大きくできることである。考察されたこの例におい
ては、３個のオフセット版胴１２が設置され、その各々
はインキ装置１３によシインキ塗布が行われる。そのう
ちの上部２個の版胴１２は乾燥オフセット版を担持し、
下部１個の版胴１２は順次緩衝オフセット版好ましくは
緩衝装置１４によって緩衝作用をうけるグラビア版全担
持している。２個のゴム胴２と９との間には間隔を置い
て別の版胴１６が設けられており、この版胴１６は転換
可能であシ並びに調節可能に主枠組内に設置される。即
ち第１作動位置においては図中実線で示した位置にゴム
胴２に対して接触状態に保持され、かつ第２作動位置に
おいては点線で示した位置に接触状態に保持される。上
記第１作動位置の場合には、上記版胴１６がゴム胴２と
互に係合し合うとき一つのオフセット版を担持し、第２
の場合において上方のゴム胴９と互に係合し合うとき選
択的色インク版を担持する。第１．第２の両方の場合に
上記版胴１６はそれに割当てられたインキ装置１５によ
り特種な色インキで塗布される。

３個のゴム胴１，２．９と同様に、凡ての版胴は機械の
主枠組内に設けられておシ、同時に版胴５に割当てられ
たインキ装置６と緩衝装置７は一方側部上の引込み移動
可能なインキ伴送台車１８内に収納され、かつ他の凡て
インキ装置１１，１３゜１５と緩衝装ｆｉｆ１４は他方
側部上の引込み移動可能なインキ伴送台車１７内に収納
されている。

考察された上記例においては１色オフセット印刷がゴム
胴１により帯紙の一側面上に施されると同時に七色刷）
印刷がゴム胴２によシ帯紙の他側面に刷られるものであ
るが、これは集中印刷とオフセット印刷の複合された印
刷物となる。

上記版胴１６がオフセット印刷版を担持してゴム胴２に
対面して保持されるとき、三色の集中印刷と１色のオフ
セット印刷の組合せが得られる。

また他の場合において版胴１６が選択的色インク版を担
持しかつゴム胴９に対面して保持されると−きは１色刷
りの集中印刷と三色のオフセット印刷の組合せが得られ
る。かぐして調節可能でかつ転換可能な版胴１６は極め
て興味のある多色組合せ印刷の可能性を実現せしめるも
のであり、これは特に銀行券の印刷において重要である
。

銀行券の印刷に関する場合、特に１色の安全背景線画が
一側面上に刷し出されかつ七色の安全背景線画が他側面
上に刷し出される場合には特に紙幣贋造に対し安全なも
のとする、何故ならば七色刷り線画は二つの完全に異な
る印刷工程によって刷り出されるからである。他方にお
いて、左方の最下部の版胴５並びに右方最下部の版胴１
２上に配置した前述のグラビア版は紙の各側面上に主た
る単色線画を印刷するために使用され、それと同時に凡
ての他の版胴は多色の安全背景線画全刷り出すからであ
る。それ故この場合には、上述した印刷機は比較的価値
の低い銀行券に対し特に適しているので、両側面上に完
全な銀行券の印刷操作を実施することができ、このとき
の主たる線画は一般には単色である。多色の主たる線画
を得るためには接紙はその後に更に別の一つの印刷ユニ
ット殊にグラビア印刷装置によって印刷すべきである。

考察された上記の例において、ゴム胴１，２゜９の直径
と版胴５，８，１０，１２，１６の各直径比は３：１で
あり、従って上記ゴム胴の周面上には前述した多数の版
胴群を配列保持せしめるための受量が充分に確保される
のである。勿論、上述した直径比は例えば２：１のよう
に小さくすることもできるし、或はまた４：１のように
大きく設定することも可能である。その場合に設置さｎ
る版胴群の最大数はその場合に応じて変化する。

更にまた上記ゴム胴１．２．９の配列配置は上述した態
様と異なるようにすることも可能である。

最後に、上述した印刷機はまた一枚宛の枚葉紙印刷機と
することも出来、その場合に適当な枚葉紙案内部材並び
に上記ゴム胴１又は２のいずれかに公知の紙掴み具を設
ける必要がある。

更にまたゴム胴１に対して集中印刷版胴から成る集中版
胴ユニットと、もう一つ別のゴム胴と該ゴム胴にインク
を塗布する選択的色インキ塗布胴と上記版胴１６に類似
な転換可能でかつ調節可能な版胴を組合せることができ
、かくして図示の左側における部分は同様に集中印刷と
オフセット印刷の組合せをもつことになる。特に該印刷
機の左側部はこの場合その右側に対して完全な対称性を
有する装置として構成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る印刷機の一実施例を単一図面によシ
図解的に示したもので、帯材供給型印刷機の実施例を参
照してその詳細を描く。 １．２・・・ゴム胴、Ｐ・・・紙帯材、３・・・緊張ロ
ーラー、５・・・オフセット版胴、６・・・インキ装置
、７・・・緩衝装置、８１−１−版胴、９・・・がム胴
、１０・・・選択的色インク胴、１１・・・インキ装置
、１２・・・オフセット版胴、１３・・・インク装置、
１４・・・緩衝装置、１６・・・転換版胴、１７．１８
・・・伴送台車。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙の両面同時印刷用特に銀行券の安全背景印刷のた
   めの多色刷り輪転機であって、該輪転機は個個のインキ
   装置（６）によりインク塗りされる複数個のオフセット
   板胴（５）群に接触する第１ゴム胴（１）と、個々のイ
   ンキ装置（１１）によりインキ塗りされる複数個の選択
   的色インク胴（１０）群に接触すると共に集中印刷版を
   担持する版胴（８）にも接触する第２ゴム胴（９）と、
   前記第１ゴム胴（１）に対面して押圧されると共に前記
   集中印刷版を担持する版胴（８）に対面して接触状態に
   保持される第３ゴム胴（２）とを具備し、前記第１ゴム
   胴（１）と第２ゴム胴（２）は両面印刷の紙材（Ｐ）の
   咬込み口を形成しこの咬込み口を通って両ゴム胴を通過
   するように形成した輪転機において、 前記第３ゴム胴（２）もまた個々のインキ装置（１３）
   によりインク塗布をうけた数個のオフセット版胴（１２
   ）を接触状態に保持され、かつ前記第２ゴム胴（９）と
   第３ゴム胴（２）との間にはインキ装置Ｒ（１５）によ
   り塗布されもう一つの版胴（１６）が設備され、該版胴
   （１６）は異なる二つの作動位置に対して転換設定可能
   に設置され、前記第１の作動位置においては前記第２ゴ
   ム胴（９）から離されて前記第３ゴム胴（２）側に対面
   して接触保持されると共に前記第２位置において第３ゴ
   ム胴（２）から離されて第２ゴム胴（９）に対面して接
   触保持されるようにしたことを特徴とする同時両面多色
   刷り輪転機。 ２、前記第１と第３のゴム胴（１、２）は水平方向に相
   互に隣り合せて配列され、かつ前記第２版胴（９）は前
   記第３ゴム胴（２）の少くとも垂直上方に近似する位置
   に配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の同時両面刷り輪転機。 ３、前記転換可能な版胴（１６）は前記第３ゴム胴（２
   ）に対面して接触保持される作動位置においてオフセッ
   ト印刷版を担持する工程並びに前記第２ゴム胴（９）に
   対面して接触保持される位置においては選択的色インク
   版を担持する工程とからなることを特徴とする同時両面
   多色刷り輪転機の操作方法。