JPS6270407A - 配向膜の作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は一軸Ｃ二高度ｇ二配向した膜の製法ｇ１関する
ものである。高度Ｉニー軸配向した膜は配向方向ｌ二対
して１機械的強度が強く、この強度を生かした包装用膜
、相互に直角にラミネートした強化膜に使用されるばか
りでなく、配向方向とそれに垂直な方向とでの光学的異
方性を利用して、位相差膜に用いたり、２色性染料全添
加し、偏光膜に１用いたり、その他光学フィルター、光
学的スイッチング素子記録材料あるいはディスプレー材
料等としても用いられる。

〔従来の技術〕

一軸に高度に配向した膜は従来、溶融押出し、あるいは
溶液流延された換金ガラス転移温度以上、融点以下の温
度で一軸方向５二延伸されるか、あるいは適当に膨潤す
る溶剤中で一方向に延伸されて作られるのが一般的であ
る。これら延伸法で作られる一軸延伸膜には、ピンホー
ルが生じやすぐ又製法主歪を生じやすい。歪音緩和する
ために、熱処理が行なわれることもあるが必ずしも十分
緩和されなかったり、平面性全損つ几り、あるいは光学
的Ｃ二不均−になったり結晶化により白濁化したりする
ことがある。

一方上記方法として異なる配向膜の作成方法として、 モノマーをラビング処理をしたネサガラスに挟み。

高電圧を印加し、配向、重合させ偏光膜を作成する方法
が特開昭ｚｚ−１０２，２０ｊに記載されている。しか
しながらこの方法では高価なネサガラスを使用しなけれ
ばならない点、高電圧全印加しなければならない点２液
晶性モノマーの液晶領域を示す温度が高く又重合後Ｃ二
重合収縮に起因するムラが発生するなど膜の作成工程上
数多くの問題点がある。

（発明の目的） 本発明は、ピンホール、歪あるいは重合時の収縮Ｃ二よ
るムラの発生がなく、光学的Ｃ二透明性のすぐれた高度
に一軸配向した膜を作ることを目的とする。

（発明の構成） 本発明によれば、ネマスティックあるいはスメクティッ
ク相全示し、分子内ｌ二重合性官能基を有する液晶性上
ツマ−の少なくとも２種以上と光重合開始剤を含む組成
物全配向処理を施した支持体間にはさみ、該組成物全液
晶状態ｌ二保持しつつ紫外線もしくは可視光を照射し重
合させることにより、ピンホール、歪あるいはムラがな
く、光学的に透明性のすぐれた。高度に一軸配向した膜
が得られることが分った。

液晶性モノマーとしてはなかでも、一般式ＣＩ）で表わ
されるようなアクリレートある論はメタクリレ−）ｋ重
合性官能基として有する、構造のものが望ましい。

■ 一般式〔Ｉ〕 一般式ＣＩ）において、ＲはＨもしくはＣＨ３であり、
ｎはｌ、コ、３、ダ５夕、乙、７、！、／／の整数値金
とることができる。

Ｘは以下直二示す芳香族環もしくは複素環のパラ置換体
であるが、もちろんここＣ二あげたものＣ二限なお、式
Ｘにおける２としては、−ＣＮ、−Ｆ、−Ｃ／！、　Ｂ
　ｒ　、　　ＯＣＨ３、−〇Ｃ２Ｈ５、−ｏｃ３ｎ７、
−□Ｃ４Ｈ９、−０Ｃ５Ｈ１□。

−ＱＣ６Ｈ１３，−ＱＣ７Ｈ１５、−ＮＨ２、−ＮＯ２
、−ＮＨＱ、−ＮＯ２（Ｑはメチル基、エチル基のよう
な炭素原子数が７以下の低級アルキル基金意味する）な
どがあげられるが、もちろん上記のものだけＣ二限定さ
れるものではなｈ０異なる液晶性七ツマ−の組合せとし
てはコ種の場合各モノマーの一般式ＣＩ〕ｌ二おけるｎ
を各々Ｊ、ｎ２とおくと、Δｎ＝１ｎｌ−ｎ２／の値が
ｌ、２．３．９、夕の範囲ｌ二はいっていることが望ま
しい。

１九３種類の組合せについては、Δｎ　１−　／　ｎ　
１−ｎ２／＋Δｎ２：”／１１２　　ｎ３／、Δｎ３＝
／１１１　　ｎ３／の各△ｎ値がやはり、／、コ、３、
ダ、夕の範囲ｌユはいっていることが望ましめ。グ種以
上の組合せについても同様に△ｎ値が上述の値を持つこ
とが望ましい。

又、メタクリｌノートモツマ−同志の組合せよりも少な
くとも１種はアクリレートモノマー’ｔ−含ム組合せの
方が、中でもａｔ二全てアクリレートモノマー同志での
組合せが望ましい。メタクリレートモノマーを組合せの
中ｌ１含むと、前述と同様な理由で安定な配向全得にく
くなる場合が生じてくる。

本発明で用いる光重合開始としては以下のものがあげら
れる。

（１）　　アセトフェノン類 （２）　　ベンゾフェノン類 ｏ　　　など。　ｊ　レバ（ＣＨ３）２ＮＣＨ２ＣＨ２
０Ｈなどと組合せて用いる。

（３）ベンゾイン類 Ｈ （４）ベンジル類 （５）　　ミヒラーケトン類 （６１ベンゾインアルキルエーテル類 （７）ベンジルジメチルケタール類 −♂− （８）チオキサントン類 （９）ポリハロゲン類 もちろん上記のものに限定されるものではなく、又必要
ｊ１応じ、混合して用いてもよい。

支持体としては、ガラス、プラスチックシート又は支持
体の一万ｌ二は、ステンレススチールやクロム、アルミ
などの金属をメッキあるいは蒸着し−ター たベルトやドラムを使用することも可能である。

添加量としては通常液晶性モノマーｊ二対し０゜２〜ｊ
ｗｔ％が積着しい。

プラスチックシートとしては５例えばセルロース、三酢
酸セルロース、二酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース
などのセルロース誘導体、ポリエチレンテレフタレート
、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポ
リオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル
、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリスチレンなどを
用いることができる。

配向処理は支持体面を金属、綿、羊毛等の天然繊維、ナ
イロン、ポリエステル、アクリロニトリルなどの合成繊
維などでラビング処理してもよいし、ポリイミド、ボリ
アξド、ポリビニルアルコールなどを塗布しその面を上
記繊維等でラビング処理してもよいし、又は適尚な界面
活性剤全塗布してもよい。

モノマー全液晶状態に保つため≦二は雰囲気の温度を液
晶性モノマーの結晶ｅ液晶転移温度（Ｔｃ）以上、液晶
ｅ等方性液体転移温度（Ｔｉ　）以下１−コントロール
すればよい。

重合Ｃ二剤いる放射線としては紫外線などを上げること
ができる。

この液晶性モノマー組成物の中には、該組成物の液晶性
を破壊しない素材、又破壊しない限度（二おいて二色性
染料、紫外線吸収剤、低分子液晶、あるいはガラスピー
ズなどのギャップ剤を添加してもよい。

二色性染料としては例えば、通常のゲスト・ホスト液晶
のゲストとして用いられているアントラキノン系、アゾ
系のものを用いることは可能である。

本発明の方法によって得られたフィルムは支持体に挾ん
だオま使用してもよいし、又重合後支持体から剥離して
使用してもよい。

以下実施例を記述するが、その中で複屈折の測定は、白
色光を用い、コンペンセーター付偏光顕微鏡でレターデ
ーションを測定し、この値をフィルムの厚さで除して求
めた。

１ず一液晶性モノマーの合成ｌ二ついて説明する。

（１）　　液晶性七ツマ− ６Ｈと略す〕の合成 ＫＵＨｓ　４ｔｆｌ−（０−夕／Ｖモル）を溶解させた
Ｊ”００ｍ１メタノールｆＦｉｌ二、ダーヒドロキシー
グ′−シアノビフェニル１００ｆ（ｏ、ｓ／コモル）と
ｔ−ブロモ−ｌ−へキサノールタ３ｆ（０，１ｌコモル
）を加え、７３時間加熱還流し、氷水（二あけ酢酸エチ
ルエステルを用論抽出した。抽出液全エバポレーターを
用い減圧濃縮した後、カラム処理（担体：ワコーゲルＣ
−２００、展開溶媒へキサン／ＴＨＦ　）ｋし、ｇ−（
、＜−ヒドロキシへキシルオキシ）　　ｔ、ｔＴ　−シ
アノビフエニ／Ｉ／　ｔ　ｊ　Ｓ’（収率ｇｏ％）１−
得た。

このｇ−（＋−ヒドロキシヘキシルオキシ）−ダ′−シ
アノビフェニル≦夕ψ（００，２２モル）とトリエチル
アミン３１ｆ（０，３１モル）全６００ｍ１のＴＨＥ’
に溶解し、この溶液を夕０に冷却し、スターシーで攪拌
しながらアクリ／Ｌｚ酸クロライド２（１”１ｌ（０，
２にモル）’（ｚＪＯ分間かけて滴下り、、更１ニタ〜
１０°Ｃで１時間反応させた後氷水ｌ二あけ酢酸エチル
エステルで抽出した。抽出液を濃縮乾固して得た黄色固
体をヘキサン−ＴＨＦの混合溶媒より一回再結晶し、グ
ー〔ω（プロにノイロキシ）へキシルオキシ］　　ａ′
　−シアノビフェニルｔ、ｔ９ｆ／（収率夕９％）を得
た。

〔夕Ｈと略す〕の合成 （１１で記した６Ｈと周様にして合成し、た。

（３）液晶性モノマー。

と略す〕の合成 （１）で記した＋Ｈと同様にして合成した。

（４）液晶性モノマー、 と略す〕の合成 （１）で記し７：６Ｈと同様こして合成した。

実施例／ 配向剤としてＰ　ＩＸ−／　Ｋ　ｏ　ｏ−ｏダ（日立化
成製）をコビンコーターで塗布し、熱処理した後、ナイ
ロンクロスで一定方向？−ラビング処理をしたガラス板
の間に光重合開始剤として。

添加した液晶性モノマータＨ／液晶性モノマー乙Ｈ／／
／　（重量比）の混合物を夕Ｏμの厚味で担持させ、こ
のガラスセル全一度７夕ＯＣに加熱し、冷却させた。ｚ
ｏｏｃで、ｊＫＷ超高圧水銀灯を用い、！秒間光照射上
行ない重合させた。重合後ガラスをはずすと、均一で透
明な柔軟性のある配向膜が得られ、この膜の複屈折値は
Ｑ、／９であった。

比較例／ 実施例／における液晶性モノマー組成物ｆ　ｔｃＨ３／
／　ｉ　ＣＨ３／／／　Ｃ重量比）に二変更し、その他
実施例１と同様Ｃ二し゛Ｃ１配向膜の作成を試みた。

しかしながら、ガラスセルケ一度７タ０Ｃまで加熱し、
冷却すると、スメクティック相ｌ二特有の構造が生じ、
均一な配向が生じなかった。

比較例コ 液晶性モノマーとして下記化合物を単独で用いて実施例
と同様な方法で、配向、重合を行なったが、各部分Ｃ二
よ一す、複屈折の異なる不均一な配向膜しか得ることが
できなかった（た１ピし−／１．００Ｃまで加熱し冷却
した）。

特許出願人　富士写真フィルム株式会社手続補正書 昭和ｔｏ年ｌ／月ど目 略庁ッ６　カ　　　　　　　　　　　　　　　ワＩ］、
事件の表示　　　　昭和ｔＯ年特願第２／／Ｊｉｌｔ号
２、発明の名称　　配向膜の作成方法 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　　特許出願人 任　所　　神奈川県南足柄市中沼２１０番地４、補正の
対象　　明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ５、補正の内容 （１）明細書の第り貴簡を行目と第７行目の間に次の文
を挿入する。

「光重合開始剤添加量としては通常液晶性モノマーに対
し、Ｏ，コ〜ｊｗｔ４が望ましい。」（２）明細書の第
１Ｏ頁第２行目〜第３行目の「添加量としては・・・・
・・・・・が望ましい。」を削除する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ネマティック相あるいはスメクティック相を示し、分子
   内に重合性官能基を有する液晶性モノマーの少なくとも
   ２種以上と光重合開始剤を含む組成物を配向処理を施し
   た支持体上もしくは支持体間に担持し、該組成物を液晶
   状態に保持しつつ紫外線もしくは可視光を照射すること
   により重合させることを特徴とする配向膜の作成方法。