JPS6261620A - 湿式排煙脱硫方法 - Google Patents

湿式排煙脱硫方法

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JPS6261620A
JPS6261620A JP60203174A JP20317485A JPS6261620A JP S6261620 A JPS6261620 A JP S6261620A JP 60203174 A JP60203174 A JP 60203174A JP 20317485 A JP20317485 A JP 20317485A JP S6261620 A JPS6261620 A JP S6261620A
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JP
Japan
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slurry
tank
dust removal
circulation tank
absorption
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Application number
JP60203174A
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English (en)
Inventor
Takanori Nakamoto
隆則 中本
Meiji Ito
明治 伊東
Tadaaki Mizoguchi
忠昭 溝口
Hiroyuki Mitsumura
光村 博幸
Ryoichi Miyataka
宮高 良一
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/46Sulfates
    • C01F11/464Sulfates of Ca from gases containing sulfur oxides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湿式排煙脱硫方法に係り、特に安定した亜硫酸
ガスの除去性能および亜硫酸塩の酸化性能を得るに好適
な湿式排煙脱硫方法に関するものである。
(従来の技術) 湿式排煙脱硫においては、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム等の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩ま
たは酸化物の溶液もしくは懸濁液を用いて排ガス中の硫
黄酸化物を吸収、除去し、副生品として安定な硫酸塩を
回収する方法が一般的である。
第5図により、カルシウム系吸収剤を用いて硫酸カルシ
ウム(石膏)を回収する従来技術について説明する。ボ
イラ等からの排ガス201は除塵塔入口ダクト202か
ら除塵塔203に導ひかれ、ここで除塵塔循環タンク2
04からのスラリがスプレされることによって除塵、冷
却され、ついで飛散ミストがミストエリミネータ205
により除去された後に吸収塔206に送られる。吸収塔
内では吸収塔循環タンク201から抜出され、吸収塔循
環ポンプ208を介して管路209から供給されるカル
シウム系吸収剤スラリがノズル210からスプレされ、
排ガス中の硫黄酸化物が吸収除去される。排ガス中の同
伴ミストはデミスタ211によって除去され、清浄ガス
212がダクト213を介して煙道へ導びかれる。一方
、硫黄酸化物を吸収したカルシウム系吸収剤を含む循環
液スラリは吸収塔206および吸収塔循環タンク207
内で亜硫酸カルシウムになるが、この一部は吸収塔内に
おいて排ガス中の酸素によって酸化されて石膏になる。
この吸収剤スラリは、吸収塔循環ポンプ208を介して
管路209から吸収塔内へ、またはブリードポンプ21
4を介して除塵塔循環タンク204へ供給される。除塵
塔循環タンク内のスラリは除塵塔203内で排ガスと接
触し、排ガス中の硫黄酸化物を除去することによりスラ
リ中の未反応の石灰石の量を減じて副生石膏回収系へ抜
き出される。即ら、まず反応槽215に抜出され、ここ
で硫酸216を添加することによって含有される未反応
Ca C03が石膏に転換され、また亜硫酸カルシウム
の酸化に好適なpHに調整される。このスラリは酸化塔
供給ポンプ217により酸化塔218に供給され、ここ
で亜硫酸カルシウムは空気219によって石膏に酸化さ
れる。
得られた石膏スラリはシフフナ220へ導びかれ、固液
分離された後に遠心分離機221等で脱水され、石膏2
22が回収される。固液分離および幾本時の濾過水22
3は石灰石スラリの調製等に再使用される。なお、硫黄
酸化物の吸収剤である石灰石スラリは石灰石スラリタン
ク224において、石灰石225、濾過水223および
補給水226により調製され、ブリードポンプ227に
より吸収塔循環タンク207内に供給される。
このように、従来法では硫黄酸化物の吸収過程で完全に
石膏とすることは困難であり、通常は吸収系で生ずる亜
硫酸塩を別途設けた酸化塔218において石膏にする方
法が採用されてきた。しかし、近年酸化塔を省略し、吸
収部において硫黄酸化物の硫酸塩への酸化を進めようと
する多くの方法が提案されている。その例として、酸化
触媒を利用する方法(特公昭58−36619号公報)
、吸収塔循環タンクや別途設けた反応槽に空気を吹込む
方法(特開昭55−116423号公報)、同9245
2号公報、特開昭58−98126号公報、同9245
2号公報、同95543号公報、同104619号公報
、実開昭58−95218号公報)、および2段脱硫法
(特開昭58−74126号公報)を挙げることができ
る。しかし、触媒を使用する方法では、これを高率で回
収しない限り経済的には成立せず、また空気吹込法にあ
っては多量の空気を微細気泡として供給ない限り、亜硫
酸塩を完全に酸化して石膏とすることはできず、さらに
二段脱硫法では、SO2濃度が低い場合には有効である
が、SO2濃度が高くなると完全酸化は期待できないと
いう欠点がある。
これに対し、本発明者らは湿式排煙脱硫法の合理化を目
的として次の諸点を特徴とする新プロセスを提案した(
特願昭59−028764号)。
この概要を第6図に示す、この装置の特徴は次のとおり
である。
(1)従来ベンチュリ型で行なってきた除塵塔をスプレ
方式106として吸収塔下部に組入れる、(2)塔底部
を除塵用循環タンク107とし、除塵に供されたスラリ
は前記スプレ106を通して直接該循環タンク中に落下
させる、(3)除塵後の排ガスは塔上部の吸収部104
に至り、スプレされたカルシウム系スラリと向流接触し
て含有される硫黄化合物が除去される、(4)吸収部1
04のスラリはコレクタ103によって捕集され、別途
設けられた吸収部循環タンク108に戻される、(5)
除塵部循環タンク107中の攪拌機109の近傍に空気
111を供給して石膏を生成させ、専用酸化塔を省略す
る、(6)吸収剤である石灰石スラリは吸収部循環タン
ク10Bに供給し、該タンク内スラリの一部を導管11
3から抜出して除塵部循環タンク107へ供給する。
上記プロセスにおいては、bu部タンク107に空気が
吹込まれ、亜硫酸ガスを吸収して生成する亜硫酸塩が完
全に酸化される。このため、スラリ中にはもはや亜硫酸
塩は存在しなくなる。従ってSO:12−/H3O3−
系の緩衝作用は生じず、また、硫黄酸化物の吸収によっ
て生ずるのはCa5OコとCa  (H3O3)2の混
合物であるために、酸化によってCaSO4とH2SO
,が生成し、その結果、除塵部循環タンクのpHは低下
し、安定な運転状態は得難くなるという欠点がある。
本プロセスにおいて、一旦、低下した除塵部のpFlを
上げるには、吸収部に多量の石灰石を投入する方法が考
えられるが、それが除塵部循環タンクに流入してpHを
回復させるのには大きな時間遅れがあり、また吸収系を
経て除塵部循環タンクに流入してくるC a CO3は
Ca S 03 ・1/2 H20結晶によって被覆さ
れており、反応性に乏しい。
以上の点から、上記新プロセスを安定に運転させ、かつ
、負荷追従性も良好な新規な解決法が望まれていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記した先願技術の欠点をなくし、使
用石灰石量を増加させることす<、除塵部(酸化部)の
pHを安定させ、脱硫、酸化を良好に行ない、排ガス中
の硫黄酸化物を石膏として回収する湿式排煙脱硫方法を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 要するに本発明は、燃焼排ガス中の硫黄酸化物を、循環
タンクから供給されるカルシウム系吸収剤スラリと多段
階で接触させて吸収除去し、かつ生成した亜硫酸カルシ
ウムを循環タンク内で空気と接触させて酸化し7、石膏
を回収する湿式排煙脱硫方法において、最初のスラリの
il 1’Jクンク内に新しいカルシウム系吸収剤を供
給することを特徴とする。具体的には、第4図に示すよ
うに、第1段の循環タンク124の攪拌機の翼近傍に空
気を供給し、また第1段および最終段の循環タンク12
3の両方に吸収剤であるカルシウム系スラリ125を供
給し、かつ最終段には亜硫酸ガスの除去に好適な量のカ
ルシウム系スラリを、および第1段には安定な酸化性能
を得るために、pH1l整用としてカルシウム系スラリ
を供給するようにしたものである。
(実施例) 次に本発明の実施例を第1図によって説明する。
ボイラ等の排ガス101は脱硫塔下部の除塵部102へ
導びかれ、ここで除塵、冷却、一部脱硫された後、吸収
液コレクタ103の間から吸収部104へ導入される。
ここで排ガス中の亜硫酸ガスは、カルシウム系吸収剤を
含むスラリにより最終的に除去される。そして排ガス中
の同伴ミストはデミスタ105により除去され、排ガス
は塔外へ排出される。一方、吸収剤スラリ (CaCO
)スラリ)は吸収部石灰石スラリ供給ライン121およ
び除塵部石灰石スラリ供給ライン122により、それぞ
れ吸収部循環タンク108および除塵部循環タンク10
7に供給される。吸収部循環タンク108中のCaCO
3を含むスラリは、吸収部循環ポンプ115により吸収
部104に供給され、排ガスと向流接触しながら塔内を
落下し、コレクタ103で捕集され、下降管116を通
って吸収部循環タンク108に戻され循環使用される。
スラリの一部は吸収剤スラリの供給量に見合って導管1
13により除塵部循環タンク107に抜出される。除塵
部循環タンク107には吸収部後出スラリおよび除塵部
石灰石スラリ供給ライン122によりフレッシュな(:
aCOコスラリが供給され、次いでこのスラリは除塵部
循環ポンプ114により除塵部102でスプレされ、排
ガスと効率良く向流接触し、排ガスの冷却、除塵および
脱硫が行なわれる。また、除塵部循環タンク107内に
設置された攪拌機109によりスラリの沈降を防止する
とともに、該攪拌機の3[112近傍に空気供給管11
1を設置し、空気を吹込み攪拌翼の剪断力により微細気
泡とし、亜硫酸塩を酸化し石膏120とする。この際、
除塵部循環タンクに供給されるフレッシュなCaCO3
スラリは、除塵部の脱硫率を高めるだけではなく、p)
(安定剤としての役割も果している。このため、除塵部
に供給する石灰石スラリは、除塵部のpHを3.5〜5
゜5、好ましくは4.5〜5.2に保持できる量だけ供
給される。pHを上記範囲に保持することにより、脱硫
率および回収される石膏の品質が安定化することができ
る。
叩ち、従来の方法における吸収剤の供給個所は吸収部循
環タンクまたは吸収部循環ポンプ出口もしくは入口であ
ったが、本発明方法においては、吸収部循環タンク10
8はもちろん除塵部循環タンク107へもフレッシュな
吸収剤スラリか供給される点が異なる。従来の方法にお
いては、吸収剤を吸収部循環タンクに供給し、吸収部で
SO2吸収に寄与しなかった未反応CaCO3を除塵部
でさらに排ガスと接触させ吸収剤の有効利用を図るもの
であり、2段脱硫法(特開昭58−74126号公報)
としてその効果は認められている。
しかし、除塵、吸収、酸化を一塔で行なうプロセスにお
いては、特に酸化を行なう除塵部循環タンクでの現象が
大きく異なることが、本プロセスの研究開発を進めてい
く過程で明らかとなった。即ち、第5図で述べた従来型
脱硫プロセスにおいては 除塵部循環タンクで酸化を行
なわないため、スラリ中に亜硫酸カルシウムが共存し、
これが除塵部のpHを安定させるバッファーとして働く
が、−塔式の場合除塵部循環タンクで強制的に酸化を行
なうため、除塵部スラリ中に亜硫酸カルシウムは殆んど
共存せず、p Hは不安定となる。また従来から言われ
ているような、亜硫酸カルシウムが吸収剤である石灰石
粒子の表面を覆う“プラインディング現象”がないため
、石灰石の反口性は向上し、スラリ中の石灰石(CaC
O3)は殆んど亜硫酸ガスの吸収に利用される。その結
果、除塵部スラリ中のCaC0:+が殆んどなくなり、
この点から考えても除塵部pHは低下する恐れがある。
この除塵部循環タンクでの現象が異なる理由として次の
ような反応メカニズムが考えられる。酸化を除塵部循環
タンク内で行なわない従来の場合には、 Ca CO3+ 2 H2S O3 Ca  (H3O3)2 +Ca CO3遅い 一一→2CaSO3−1/2  H204CO2(2)
であり、酸化をタンク内で行なう場合においては、Ca
 CO3+ 2 H2S O3 Ca  (H3O3)2 +02 +2H20CaSO
4−2H20+H2SO4(3)Ca CO3+ H2
S O4+ H20となる。従来型とタンク内酸化型(
=基型)において、除塵部循環タンク内で起こる反応は
それぞれ(2)式と(3)、(4)式で示されるが、注
目しなければならないのは、循環タンク内でのCaC0
コの熔解反応((2)式と(4)式)の違いである。(
2)式のCaC0+の溶解反応は遅いが、(4)式の反
応は強酸のH2SO,とCaco3の反応のため、迅速
に進行し、結果的に供給されたCaCO3の殆んど全て
がSO2の吸収に寄与することになる。
一方、スラリpHについては、硫黄酸化物の吸収および
亜硫酸カルシウムの酸化に対する適正なpHは、第2図
および第3図に示すように、通常それぞれ5.0〜6.
5および3.5〜5.5とされており、それを満足する
ために吸収部循環タンクのpHを5.0〜6.5、除塵
部循環タンクのpHを3.5〜5.5として運転する必
要がある。しかしながら、吸収部循環タンクのみに石灰
石スラリを供給する方式では、高い脱硫率を得んがため
に吸収部循環タンクにCaCO3スラリを多量に供給す
ると、吸収部循環タンクから除塵部循環タンクに抜出す
スラリ中の未反応CaCO3も増加し、結果的に除塵部
循環タンクのpHは5.5以上になって、該タンクでの
酸化反応が進行しにく(なり回収される石膏の純度は未
反応CaCO3および(:aSO3・ 1/2 H20
の分だけ低下する恐れがある。逆に、除塵部循環タンク
のpHを5.5以下にしようとして運転すると、吸収部
のpHをさほど高くできず、所定の脱硫率を維持できな
い恐れがある。
前述したように、タンク内で酸化反応を行っている除塵
部循環タンクにおいては、吸収部のみに石灰石スラリを
供給した場合、石灰石の反応性が高いため、該吸収タン
クに供給される石灰石は殆んど全てがS02の吸収に寄
与し、スラリ中に石灰石が殆んど存在しない状態になる
ため、pHは4゜0以下にまで低下する思れがある。除
塵部タンクのp Hを4.0以下まで下げて運転すると
、回収される石膏の粒径が小さくなるばかりでなく、8
206′−の発生が顕著となる。この場合に除塵部のp
 Hを上げることを目的として吸収部循環タンクふこ石
灰石スラリを供給しても、除塵部p HはすぐにはL昇
せず大きな時間遅れ(数時間の)をもってト界するが、
本発明のように除塵部循環タンクにも石灰石スラリを供
給すれば、急速な負荷上昇に対しても追従性は著しく向
上する。本発明方法においては、脱硫装置に供給するC
aCO3の全量は、吸収除去すべきSOxの量によって
決定し、除塵部循環タンクには該スラリのpHが所定値
になSようにCaCO3を供給するのが実用的である。
本発明は、除塵部タンク(冷却部タンク)および吸収タ
ン・りの2つの夕/りを有する湿式排煙脱硫装置に対し
て有効であり、特に除塵部タンクで酸化を行なう場合に
顕著な効果を発揮する。
次に本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明する。
実施例1 吸収塔が径0.3 m、高さ7.1 m、その底部のタ
ンク (除塵部タンク)が径1.0m、高さ1.2m、
また吸収塔に付設されたタンク (吸収部タンク)が径
1.2m、高さ1m、吸収部のスプレ4段、除塵部のス
プレ2段である第1図に示した脱硫装置に、SO□濃度
7401)I)m、02濃度6.5%の石炭燃焼排ガス
を流量58ONm3/hで供給し、吸収部L/G= 1
2 A’/)1m3、除塵部L/G−3β/ N m 
3になるように吸収部タンクおよび除塵部タンク内のス
ラリを循環し、1/2ノズル(スプレ1段当り1ケ)よ
りスプレした。除去するSO□量に対して除塵部、吸収
部に供給する石灰石量が2%過剰になるように20wt
%石灰石スラリを供給した。この際、除塵部タンクには
p)(が5.0になるように石灰石スラリを供給し、必
要量の残りを吸収部タンクに供給した。一方、除塵部タ
ンクに取付けた4台の測面式攪拌機の翼(プロペラ型φ
120mm、回転数1.OOOrpm)に空気を流量2
Nrrt3/hで吹付けたところ、吸収部タンクのスラ
リ組成は全Ca  934mm0//l、亜硫酸塩37
0mmoj!/I!、CaC0:l  110mmo/
/j!となり、pHは6.2であった。また除塵部タン
クのスラリ組成は全Ca520 m m o I! /
 l 、亜硫酸塩5 m m o 1 / l 。
CaCO310mmol/j!XpHは5.0で安定j
7、はぼ平衡状態となり、最終的な酸化率は99%とな
った。この時の脱硫率は92%、除塵部タンクは25%
であった。この際に回収された石膏は純度98.5%、
未反応Ca CO30,5%であった。
実施例2 実施例1において除塵部タンクのpHが5.5になるよ
うにCaC0コスラリ供給量を調節した。
脱硫率は91%、除塵部タンクスラリ組成から求めた酸
化率は98%で、回収された石膏の純度は98%、未反
応Ca CO3は0.7%であった。
実施例3 実施例1において、除塵部タンクへの空気供給を停止し
たままで浸硫−除塵操作を行なったところ、脱硫率89
.5%、酸化率(排ガス中の02に基因する酸化率)5
6%であった。
実施例4 実施例1において、1/4負荷(ガス量305Nm3/
hSSO2濃度630ppm)から5%/分で4/4負
荷まで上昇させ、この負荷上昇時に除塵部にp H= 
5.0を保つに必要なCaCO3スラリ流量の約5倍で
Ca CO3スラリを15分間供給したところ1/4負
何で脱硫率98%から4/4負荷で91%となった。こ
の際、除塵部pHは、5.0から6.2まで上昇した。
比較例1 実施例1において、吸収部タンクのみに同一量の石灰石
スラリを供給したところ吸収部タンクスラリのpHは6
.3、除塵部タンクスラリpHは2゜5〜5.0と不安
定で脱硫率は88.5〜92%、陳座部脱硫率10〜2
5%であった。
比較例? 実施例4において、除塵部タンクに供給した石灰石スラ
リと同一量を吸収部タンクに供給したところ脱硫率は1
/4負荷で98%から4/4負荷で89%となった。こ
の際吸収部のpHは6.2から6.25となり除塵部の
p Hは殆んど変化しなかった。
第1図に示した実施例では、排ガスを2段に接触させる
方式について説明してきたが、本発明は、第4図に示す
ように3段以上で接触させるものに対しても有効である
。この場合には、主に第1段および最終段で吸収剤が供
給される。
(発明の効果) 本発明方法は、従来、別々の反応器で行なわれてきた除
塵、吸収、酸化の工程を同一の塔内で行なう脱硫装置に
おいて、主に亜硫酸ガスの吸収を行なう吸収部と除塵−
吸収一酸化を行なう除塵部とにそれぞれに新しいCaC
O3スラリを供給し、それぞれの部分に通したpHにす
ることにより、安定した高い脱硫性能および酸化率を確
保することができる。また、急速な負荷の変動に対して
もそれぞれのタンクのpHを即座に変化できるため退従
性が良好となる。またこれによって、設備の簡素化を行
ないながらも安定した運転が可能となり、回収される石
膏も純度の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による湿式排煙脱硫方法のフローシート
を示す図、第2図は本発明に関するp Hと脱硫率の関
係を示す図、第3図は本発明に関するpHと酸化率の関
係を示す図、第4図は、多段方式の排煙脱硫装置の構成
例を示す図、第5図および第6図は従来の湿式排煙脱硫
方法のフローシートを示す図である。 101・・・排ガス、102・・・脱硫塔(除塵部)、
103・・・コレクタ、104・・・脱硫塔(吸収部)
、105・・・デミスタ、106・・・スプレノズル、
107・・・除塵部循環タンク、108・・・吸収部循
環タンク、109・・・攪拌機、110・・・攪拌機、
111・・・空気供給管、112・・・攪拌翼、113
・・・導管、114・・・除塵部循環ポンプ、115・
・・吸収部循環ポンプ、116・・・下降管、117・
・・シラフナ、118・・・導管、119・・・遠心分
離機、120・・・石膏、121・・・吸収部石灰石ス
ラリ供給ライン、122・・・除塵部面灰石スラリ供給
ライン。 代理人 弁理士 川 北 武 長 合  第1図 pHと脱硫率の関係 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃焼排ガス中の硫黄酸化物を、循環タンクから供
    給されるカルシウム系吸収剤スラリと多段階で接触させ
    て吸収除去し、かつ生成した亜硫酸カルシウムを循環タ
    ンク内で空気と接触させて酸化し、石膏を回収する湿式
    排煙脱硫方法において、最初のスラリの循環タンク内に
    新しいカルシウム系吸収剤を供給することを特徴とする
    湿式排煙脱硫方法。
  2. (2)特許請求の範囲(1)において、最初の循環タン
    ク内のスラリのpHを検出し、該pHが所定値になるよ
    うに、該循環タンクに供給するカルシウム系吸収剤の量
    を制御することを特徴とする湿式排煙脱硫方法。
  3. (3)特許請求の範囲(1)において、前記循環タンク
    における酸化が該タンクに設置された攪拌機の翼近傍に
    空気を吹込むことにより行なわれることを特徴とする湿
    式排煙脱硫方法。
JP60203174A 1985-09-13 1985-09-13 湿式排煙脱硫方法 Pending JPS6261620A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007134128A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Sanki Shoji:Kk 誘導加熱調理装置と食品パッキング体
WO2008120979A1 (en) * 2007-04-03 2008-10-09 Stichting Deltares Microbiologically induced carbonate precipitation
CN110026072A (zh) * 2019-05-21 2019-07-19 广元揽山环保科技有限公司 一种烟气脱硫超低排放吸收塔以及烟气脱硫超低排放工艺

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