JPS6259015A - 薄肉成形用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は合成樹脂の射出成形、特に薄肉成形品を型内
にてスゾレ及び複数のタートを一体に有する枝状ランナ
と切断することのできる金型に関する。

（従来の技術） 従来のピンポイントゲートタイプの３グレート金型は、
第４図に示すように、可動型１と固定型２との間にラン
ナプレート３とを有する。またランナプレート３はラン
ナストリッププレート４を備え、その両方にはストップ
ビン５が挿通しである。

上記可動型１にはキャビティ６と、ランナプレート３と
可動型１の開き量を制限するためのストップピンクを挿
入する段付穴と、上記ストップピンキの逃げ穴が設けら
れている。

上記ランナプレート３は、キャビティ６に対向して成形
品の一面を形成する面と、その面に刻設されゲート８に
通じる反対面のランナの樹脂路９と、上記ランナストリ
ッパグレート４との開き量を制限する上記ストップピン
５と、上記ストップピン７を挿入する２つの段付穴を向
きを逆に設けると共に、ランナストリツｔ９７’レート
４との間に設けられ両者を常時押圧するスプリング１０
を収める凹穴を有する。

上記ランナストリッパプレート４は、ランナプレート側
に上記スプリング１０の一端を収める凹穴と、スプルブ
ツシュ、ランナロックビン１１力貫通収納される穴を有
し、上記固定型２とは固定型２に挿入された先端をラン
ナストリツ・母プレート４にねじ着したストップボルト
１２で開き制限される。

上記固定型２は、型締時ランナス）　ＩＪツ・セゾン一
ト４を貫通して、樹脂路各に連通ずるスゾル穴ヲ有スる
スプルブツシュ１３を突出固着すると共に、同様に樹脂
路９内に、先端アンダカット部を突出させた２本の上記
ランナロックピン１１が固着しである。

更に固定型２は上記ストップボルト１２が一定ストロー
ク内で進退する段付穴と、ストップビン５の逃げ穴を有
する。

そして同定型２は成形機の固定盤１４に、また可動型１
は可動盤Ｉ５に取付けられ、可動盤１は図示無き型締装
置と固定盤１４とにわたり横架されたタイ・り１６によ
ってガイドされて、型締装置により進退移動する型締ラ
ム１７によって開閉作動する構造よりなる。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の３プレート金型を用いて、型開き時に型内に
て成形品１８と枝状ランナー９とを切断する場合には、
そこに採用されるゲートはビンケ９−トとなるため、ゲ
ート径の大きさは成形品の肉厚の８割以下に制限される
。

したがって、成形品の厚肉が薄（なるとゲート径Ｃ大き
さも小さく制限されて、樹脂が注入され難（なる。例え
ば、肉厚が０．１　ｍｍの成形品では、ゲート径は最大
でも０．０８ｍｍとなり、キャビティへの樹脂の注入が
困難となる。仮に可能であったとしても、そのような小
さなゲートを金型に設けることは頗る困難なことである
。

と また８割以上のゲート径では、第宇図に示すように、ゲ
ートカット時に成形品１８がランナー９と一体のケ゛−
）８ａに引張られて破断し、成形品１８に穴２１が生ず
る。

このような事情から、従来の３プレート金型を薄物成形
品の射出成形に利用することができず、薄物成形品を多
数個取りする場合には、２プレート金型を用い、後加工
により薄物成形品と枝状スプルとの離型を行っている。

（問題点を解決するための手段） この発明は上記事情により考えられたものであって、そ
の目的とするところは、薄肉成形品であっても成形品を
損傷させることなく、３プレート金型を用いて成形品と
枝状ランナとを型内にて切断することができる極めて生
産能率に優った新たな薄物成形用金型を提供することに
ある。

上記目的によるこの発明の薄物成形用金型は、可動型と
固定型との間にランナシレートを有し、ランナを離型し
たのち成形品を離型する型開構造の３７″レート金型に
おいて、上記可動型に設けられた薄物成形用キャビティ
の側端面に、先端が該キャビティよりも金型内方へ突出
したゲートを交差連設し、そのゲートとキャビティとの
連通部分の断面積を、ゲート断面積よりも小さく形成し
てなる。

（作　用） 上記構成よりなる金型では、射出充填、冷却完了後型開
きすると、枝状ランナはランナロックぎンによって固定
型側に保持され、成形品は可動型とランナプレートに挟
着されたまま移動せしめられる。

その際、ゲートと成形品の連通部分の断面積を、ゲート
断面積より小さく形成しであるため、該連通部分に、型
開きにより剪断力が発生して、成形品と枝状ランナは切
断される。

更にこの発明を第１図から第３図に示す実施例により具
体的に説明する。

（実施例） この実施例における３プレート金型は、可動型；３０に
設けたキャビティ３１とゲート３２との部分を除いて、
他の構造は第４図に示す従来構造と同一であるので、そ
の詳細は省略して示す。

上記キャビティ３１は肉厚０．１５ｍｍの板体からなる
薄肉成形品３３を成形する深さからなり、そのキャビテ
ィ３１の両側端面に、上記ゲート３２が交差連通させて
設けである。

このケ”−）３２は半径１嘔の半円断面からなり、０．
３−はど先端部をキャビティ３１より可動型内方ヘ突出
して、平坦面側をキャビティ３１に連通させである。ま
たその連通部分の断面積は、キャビティ３１の深さに関
係なく、ゲート３２の断面積よりも小さく形成されるが
、キャビティ側端面の断面積よりもゲート３２の断面積
が著しく太きいときには、図示のようにキャピテイ側端
面が連通部分となる。

このケ”−ト３２の後端は、ランナプレートあとランナ
ストリッツ母プレート３５との間のランナの樹脂路３６
と連通している。

上記構造の金型では、従来構造の場合と同様に型開が生
ずる。

まずランナプレート３４と、ランナストリッパシレー）
３５の間に、常時押圧されているスプリン・グ（第４図
参照）の作用により、ランナシレートあとランナストリ
ツ・母ゾレート３５の間が開く。その際、枝状ランナ３
７はランナロックビンあのアンダカットによりランナス
トリッパプレート側に残され、薄肉成形品３３は可動型
３０とランナプレートあに挟着されたまま左方に移動さ
れるので、薄肉成形品３３とケ゛−）　３２　ａの接続
部に剪断力が発生し、それにより薄肉成形品３３と枝状
ランナ３７は第３図に示すように切断される。

（発明の効果） この発明は上述のように、薄物成形用キャビティ３１の
側端面に、先端が該キャビティよりも金型内方へ突出し
たゲート３２を交差連設し、そのゲート３２とキャビテ
ィ３１との連通部分の断面積を、ゲート断面積よりも小
さく形成したことから、型開時に枝状ランナの一部であ
る＆”−トな、引張応力により途中で切れることな（切
断できろ。しかも、ゲート先端がキャビティ位置より内
方に設けられているため、剪断力がより有効に作用し、
切断面の荒れが少ない。

またキャビティ３１と、ゲート３２の連通部分の断面積
も、従来のビンポイントゲートより大きくできることか
ら、薄肉成形品であっても充分な樹脂路を確保でき、成
形性を向上させるばかりか、成形品表面にゲート痕が残
らず、成形品質が向上する等著効を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る薄物成形用金型の型閉時におけ
る要部縦断面図、第２図は型開時の要部縦断面図、第３
図は成形品とケ９−トとの切断状態とを示す斜視図、第
４図は型締装置に取付けた状態における従来の３プレー
ト金型の断面図、第５図は型開時の部分断面図、第６図
は従来の成形品とゲートとの切断状態を示す斜視図であ
る。 ３０・・・・・・可動型　　　　　３１・・・・・・キ
ャビティ３２・・・　・・・ケ９−　ト 特許出願人　　日精樹脂工業株式会社 第１図 第２図 ３゜ 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可動型と固定型との間にランナプレートを有し、ランナ
   を離型したのち成形品を離型する型開構造の３プレート
   金型において、上記可動型に設けられた薄物成形用キャ
   ビティの側端面に、先端が該キャビティよりも金型内方
   へ突出したゲートを交差連設し、そのゲートとキャビテ
   ィとの連通部分の断面積を、ゲート断面積よりも小さく
   形成してなることを特徴とする薄肉成形用金型。