JPS6257851B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6257851B2 JPS6257851B2 JP7640580A JP7640580A JPS6257851B2 JP S6257851 B2 JPS6257851 B2 JP S6257851B2 JP 7640580 A JP7640580 A JP 7640580A JP 7640580 A JP7640580 A JP 7640580A JP S6257851 B2 JPS6257851 B2 JP S6257851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- counterweight
- radius
- outer peripheral
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/28—Counterweights, i.e. additional weights counterbalancing inertia forces induced by the reciprocating movement of masses in the system, e.g. of pistons attached to an engine crankshaft; Attaching or mounting same
- F16F15/283—Counterweights, i.e. additional weights counterbalancing inertia forces induced by the reciprocating movement of masses in the system, e.g. of pistons attached to an engine crankshaft; Attaching or mounting same for engine crankshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、内燃機関、特にＶ型内燃機関のク
ランク・シヤフトに取り付けられるカウンター・
ウエイトの改良に関する。
ランク・シヤフトに取り付けられるカウンター・
ウエイトの改良に関する。
従来、この種の内燃機関が運転される場合、ク
ランク・シヤフト、コネクテイング・ロツドおよ
びピストンの３つの運動部品の慣性力のため、不
均合偶力を生じて、振動の原因になることから、
カウンター・ウエイトがそのクランク・シヤフト
と一体にまたは分割された形で適宜取り付けられ
ている。
ランク・シヤフト、コネクテイング・ロツドおよ
びピストンの３つの運動部品の慣性力のため、不
均合偶力を生じて、振動の原因になることから、
カウンター・ウエイトがそのクランク・シヤフト
と一体にまたは分割された形で適宜取り付けられ
ている。
このようにクランク・シヤフトに設けられたカ
ウンター・ウエイトは、ピストンが下死点に達す
るときに、そのクランク・シヤフトの軸心を中心
として上方側、すなわち、クランク・ピンと反対
側の位置において、そのピストンのスカート部下
端に近接するようにして配置され、従つて、その
カウンター・ウエイトの回転運動における上下の
位置関係は、そのピストンの上下往復運動に対し
て、そのピストンの上下位置と逆の関係に置かれ
る。
ウンター・ウエイトは、ピストンが下死点に達す
るときに、そのクランク・シヤフトの軸心を中心
として上方側、すなわち、クランク・ピンと反対
側の位置において、そのピストンのスカート部下
端に近接するようにして配置され、従つて、その
カウンター・ウエイトの回転運動における上下の
位置関係は、そのピストンの上下往復運動に対し
て、そのピストンの上下位置と逆の関係に置かれ
る。
すなわち、そのクランク・シヤフト、コネクテ
イング・ロツドおよびピストンの３つの運動部品
の慣性力から生ずる不均衡を解消するために、カ
ウンター・ウエイトを上述のようにしてクラン
ク・シヤフトに取り付け、しかも、内燃機関全体
を小型化しようと意図するならば、そのカウンタ
ー・ウエイトとピストンとの位置関係は、そのピ
ストンが下死点に位置されるときに、そのカウン
ター・ウエイトの外周面が、そのピストンのスカ
ート部下端に接しない程度まで近接して配置さ
れ、しかも、そのカウンター・ウエイトによつて
大きなモーメントが得られるように構成すること
が要求される。
イング・ロツドおよびピストンの３つの運動部品
の慣性力から生ずる不均衡を解消するために、カ
ウンター・ウエイトを上述のようにしてクラン
ク・シヤフトに取り付け、しかも、内燃機関全体
を小型化しようと意図するならば、そのカウンタ
ー・ウエイトとピストンとの位置関係は、そのピ
ストンが下死点に位置されるときに、そのカウン
ター・ウエイトの外周面が、そのピストンのスカ
ート部下端に接しない程度まで近接して配置さ
れ、しかも、そのカウンター・ウエイトによつて
大きなモーメントが得られるように構成すること
が要求される。
また、殊に、Ｖ型内燃機関のように、クラン
ク・スローの配列上、一次不均合偶力を発生する
場合には、質量の大きなカウンター・ウエイトが
要求される。
ク・スローの配列上、一次不均合偶力を発生する
場合には、質量の大きなカウンター・ウエイトが
要求される。
しかし、上述したカウンター・ウエイトとピス
トンとの位置関係を維持するようにして、そのカ
ウンター・ウエイトの質量を大きくすることには
限度があり、クランク・シヤフトの不均衡を解消
し得る大きな質量のカウンター・ウエイトを取り
付ければ、ピストンの下死点における相対位置を
そのカウンター・ウエイトの増加分に応じて上方
に設定しなければならず、従つて、内燃機関全体
が大型化され、特にシリンダ・ブロツクの高さが
高くなる傾向にあつた。
トンとの位置関係を維持するようにして、そのカ
ウンター・ウエイトの質量を大きくすることには
限度があり、クランク・シヤフトの不均衡を解消
し得る大きな質量のカウンター・ウエイトを取り
付ければ、ピストンの下死点における相対位置を
そのカウンター・ウエイトの増加分に応じて上方
に設定しなければならず、従つて、内燃機関全体
が大型化され、特にシリンダ・ブロツクの高さが
高くなる傾向にあつた。
この発明の目的は、クランク・シヤフト、コネ
クテイング・ロツドおよびピストンの３つの運動
部品の慣性力から生じる不均衡を解消し、しか
も、その不均衡を解消するために要求される大き
な質量をカウンター・ウエイトに与えても、シリ
ンダ・ブロツクの高さを高くする必要がなく、ま
た、そのカウンター・ウエイトの質量が所定の質
量に設定される場合には、そのシリンダ・ブロツ
クの高さを適度に低くし、内燃機関全体の小型化
が図れる内燃機関に使用する偏平型カウンター・
ウエイトの提供にある。
クテイング・ロツドおよびピストンの３つの運動
部品の慣性力から生じる不均衡を解消し、しか
も、その不均衡を解消するために要求される大き
な質量をカウンター・ウエイトに与えても、シリ
ンダ・ブロツクの高さを高くする必要がなく、ま
た、そのカウンター・ウエイトの質量が所定の質
量に設定される場合には、そのシリンダ・ブロツ
クの高さを適度に低くし、内燃機関全体の小型化
が図れる内燃機関に使用する偏平型カウンター・
ウエイトの提供にある。
それらを課題として、この発明の内燃機関に使
用する偏平型カウンター・ウエイトは、クラン
ク・シヤフトのクランク・ピンと反対側の位置に
取り付けられるカウンター・ウエイト本体と、上
方部分を除く両側部分が、そのカウンター・ウエ
イト本体の半径よりも大きく、しかも、シリン
ダ・ブロツクの下方内側壁から適宜の隙間を保つ
半径で形成される外周面で決定され、そして、そ
の上方部分がその両側部分の外周面を決定する半
径よりも大きく、しかも、ピストンが下死点付近
に位置されるとき、そのピストンのスカート部の
下端から僅かな隙間を保つ半径で形成される外周
面で決定されて、そのカウンター・ウエイト本体
の半径方向に一体的に張り出された張出し部分と
より構成されている。
用する偏平型カウンター・ウエイトは、クラン
ク・シヤフトのクランク・ピンと反対側の位置に
取り付けられるカウンター・ウエイト本体と、上
方部分を除く両側部分が、そのカウンター・ウエ
イト本体の半径よりも大きく、しかも、シリン
ダ・ブロツクの下方内側壁から適宜の隙間を保つ
半径で形成される外周面で決定され、そして、そ
の上方部分がその両側部分の外周面を決定する半
径よりも大きく、しかも、ピストンが下死点付近
に位置されるとき、そのピストンのスカート部の
下端から僅かな隙間を保つ半径で形成される外周
面で決定されて、そのカウンター・ウエイト本体
の半径方向に一体的に張り出された張出し部分と
より構成されている。
以下、この発明に係る内燃機関に使用する偏平
型カウンター・ウエイトの望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
型カウンター・ウエイトの望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第１および２図は、Ｖ型内燃機関２０に適用さ
れたこの発明の偏平型カウンター・ウエイトの具
体例10を示している。
れたこの発明の偏平型カウンター・ウエイトの具
体例10を示している。
そのＶ型内燃機関２０は、シリンダ・ブロツク
２１の上方に形成されたシリンダ・ボアにシリン
ダ・ライナ２２を挿入し、また、下方にはクラン
ク・シヤフト２４が回転可能に配置されている。
２１の上方に形成されたシリンダ・ボアにシリン
ダ・ライナ２２を挿入し、また、下方にはクラン
ク・シヤフト２４が回転可能に配置されている。
そのシリンダ・ライナ２２内には、ピストン２
３が上下往復運動可能に配置され、そのピストン
２３とクランク・シヤフト２４とは、コネクテイ
ング・ロツド２５によつて連結されている。
３が上下往復運動可能に配置され、そのピストン
２３とクランク・シヤフト２４とは、コネクテイ
ング・ロツド２５によつて連結されている。
すなわち、そのコネクテイング・ロツド２５の
上端は、ピストン・ピン２６を介して、ピストン
２３に回転可能に連結され、また、そのコネクテ
イング・ロツド２５の下端は、クランク・シヤフ
ト２４のクランク・ピン２７に回転可能に連結さ
れている。
上端は、ピストン・ピン２６を介して、ピストン
２３に回転可能に連結され、また、そのコネクテ
イング・ロツド２５の下端は、クランク・シヤフ
ト２４のクランク・ピン２７に回転可能に連結さ
れている。
そのクランク・シヤフト２４には、そのクラン
ク・ピン２７と反対側において、そのクランク・
ピン２７の両側または片側に対応する位置に、偏
平型カウンター・ウエイト１０がそれぞれ一体的
に取り付けられている。
ク・ピン２７と反対側において、そのクランク・
ピン２７の両側または片側に対応する位置に、偏
平型カウンター・ウエイト１０がそれぞれ一体的
に取り付けられている。
その偏平型カウンター・ウエイト１０は、その
クランク・シヤフト２４のそのクランク・ピン２
７と反対側の位置に取り付けられたカウンター・
ウエイト本体１１と、上方部分を除く両側部分
が、そのカウンター・ウエイト本体１１の半径ｒ
よりも大きく、しかも、シリンダ・ブロツク２１
の下方内側壁から適宜の隙間を保つ半径r′で形成
された外周面１４，１５で決定され、そして、そ
の上方部分がその両側部分の外周面１４，１５を
決定する半径r′よりも大きく、しかも、ピストン
２３が下死点付近に位置されるとき、そのピスト
ン２３のスカート部の下端２８から僅から隙間ｅ
を保つ半径で形成される外周面１６で決定され
て、そのカウンター・ウエイト本体１１の半径方
向に一体的に張り出された張出し部分１２，１３
とより構成されている。
クランク・シヤフト２４のそのクランク・ピン２
７と反対側の位置に取り付けられたカウンター・
ウエイト本体１１と、上方部分を除く両側部分
が、そのカウンター・ウエイト本体１１の半径ｒ
よりも大きく、しかも、シリンダ・ブロツク２１
の下方内側壁から適宜の隙間を保つ半径r′で形成
された外周面１４，１５で決定され、そして、そ
の上方部分がその両側部分の外周面１４，１５を
決定する半径r′よりも大きく、しかも、ピストン
２３が下死点付近に位置されるとき、そのピスト
ン２３のスカート部の下端２８から僅から隙間ｅ
を保つ半径で形成される外周面１６で決定され
て、そのカウンター・ウエイト本体１１の半径方
向に一体的に張り出された張出し部分１２，１３
とより構成されている。
すなわち、そのカウンター・ウエイト本体１１
は、その偏平型カウンター・ウエイト１０の外周
面の中心Ｐとクランク・シヤフト２４の軸心とを
結ぶ半径ｒをもつて、ほぼ扇形に形成されるもの
で、そのＰの位置は、ピストン２３が下死点に置
かれるとき、そのピストン２３のスカート部下端
２８との間に僅かな隙間ｅをもつて近接するよう
に定められることにより、半径ｒが設定される。
は、その偏平型カウンター・ウエイト１０の外周
面の中心Ｐとクランク・シヤフト２４の軸心とを
結ぶ半径ｒをもつて、ほぼ扇形に形成されるもの
で、そのＰの位置は、ピストン２３が下死点に置
かれるとき、そのピストン２３のスカート部下端
２８との間に僅かな隙間ｅをもつて近接するよう
に定められることにより、半径ｒが設定される。
そのようにして形成されたカウンター・ウエイ
ト本体１１の外周面には、上述したＰの位置を中
心にして、両側に張出し部分１２，１３が一体的
に形成されている。
ト本体１１の外周面には、上述したＰの位置を中
心にして、両側に張出し部分１２，１３が一体的
に形成されている。
その張出し部分１２，１３は、そのカウンタ
ー・ウエイト本体１１の外周面両側の位置におい
て、そのカウンター・ウエイト本体１１の外周面
とそのクランク・シヤフト２４の軸心とを結ぶ半
径方向に張り出されて一体的に設けられたもの
で、上方を除く両側部分を、上述したカウンタ
ー・ウエイト本体１１の半径ｒよりも大きく、か
つ、シリンダ・ブロツク２１の下方における内側
壁との間に適宜の隙間を保つようにして、半径
r′をもつてそれぞれ外周面１４，１５を形成し、
さらに、その上方部分は、その両側部分の外周面
１４，１５を設定する半径r′よりも大きな半径を
もつて設定される外周面１６を形成し、その外周
面１６の両側は、その外周面１４，１５にそれぞ
れ連続されている。
ー・ウエイト本体１１の外周面両側の位置におい
て、そのカウンター・ウエイト本体１１の外周面
とそのクランク・シヤフト２４の軸心とを結ぶ半
径方向に張り出されて一体的に設けられたもの
で、上方を除く両側部分を、上述したカウンタ
ー・ウエイト本体１１の半径ｒよりも大きく、か
つ、シリンダ・ブロツク２１の下方における内側
壁との間に適宜の隙間を保つようにして、半径
r′をもつてそれぞれ外周面１４，１５を形成し、
さらに、その上方部分は、その両側部分の外周面
１４，１５を設定する半径r′よりも大きな半径を
もつて設定される外周面１６を形成し、その外周
面１６の両側は、その外周面１４，１５にそれぞ
れ連続されている。
すなわち、その偏平型カウンター・ウエイト１
０は、カウンター・ウエイト本体１１の外周面
に、張出し部分１２，１３を一体的に形成するこ
とにより、その両側部分における外周面１４，１
５は上述のようにして定められる半径r′をもつて
形成され、また、上方部分における外周面１６
は、さらに、その両側部分における外周面１４，
１５を形成する半径r′よりも大きな半径をもつて
形成されている。
０は、カウンター・ウエイト本体１１の外周面
に、張出し部分１２，１３を一体的に形成するこ
とにより、その両側部分における外周面１４，１
５は上述のようにして定められる半径r′をもつて
形成され、また、上方部分における外周面１６
は、さらに、その両側部分における外周面１４，
１５を形成する半径r′よりも大きな半径をもつて
形成されている。
その上方部分における外周面１６は、ピストン
２３が下死点付近において上下往復運動されると
き、そのピストン２３のスカート部下端２８との
間に隙間ｅを保つようにして形成される。
２３が下死点付近において上下往復運動されると
き、そのピストン２３のスカート部下端２８との
間に隙間ｅを保つようにして形成される。
すなわち、そのピストン２３のスカート部下端
２８とその偏平型カウンター・ウエイト１０の上
方部分における外周面１６との位置関係におい
て、ピストン２３が下死点に位置されるとき、そ
の外周面１６の中心Ｐは、ピストン・ピン２６の
中心とクランク・シヤフト２４の軸心とを結ぶ直
線上に位置されて、そのピストン２３のスカート
部下端２８とその外周面１６との間には隙間ｅを
形成し、また、その外周面１６の中心Ｐが、その
ピストン・ピン２６の中心とクランク・シヤフト
２４の軸心とを結ぶ直線上に達する以前および、
その直線上を通過した後にあつては、ピストン２
３は下死点よりも上方の位置に置かれているた
め、そのようなときにおいても、そのピストン２
３のスカート部下端２８とその偏平型カウンタ
ー・ウエイト１０の外周面１６との間には隙間ｅ
が保たれるように構成されている。
２８とその偏平型カウンター・ウエイト１０の上
方部分における外周面１６との位置関係におい
て、ピストン２３が下死点に位置されるとき、そ
の外周面１６の中心Ｐは、ピストン・ピン２６の
中心とクランク・シヤフト２４の軸心とを結ぶ直
線上に位置されて、そのピストン２３のスカート
部下端２８とその外周面１６との間には隙間ｅを
形成し、また、その外周面１６の中心Ｐが、その
ピストン・ピン２６の中心とクランク・シヤフト
２４の軸心とを結ぶ直線上に達する以前および、
その直線上を通過した後にあつては、ピストン２
３は下死点よりも上方の位置に置かれているた
め、そのようなときにおいても、そのピストン２
３のスカート部下端２８とその偏平型カウンタ
ー・ウエイト１０の外周面１６との間には隙間ｅ
が保たれるように構成されている。
勿論、そのピストン２３のスカート部下端２８
は、上述したような位置関係をもつて、偏平型カ
ウンター・ウエイト１０の外周面１６との間に隙
間ｅを保つのに適した形状になされている。
は、上述したような位置関係をもつて、偏平型カ
ウンター・ウエイト１０の外周面１６との間に隙
間ｅを保つのに適した形状になされている。
上述したようにして、偏平型カウンター・ウエ
イト１０を構成することにより、ピストン２３が
下死点付近において上下往復運動されるとき、そ
の偏平型カウンター・ウエイト１０の外周面１６
とピストン２３のスカート部下端２８とが接触す
ることなく、偏平型カウンター・ウエイト１０全
体の質量を大きくし、クランク・シヤフト２４、
コネクテイング・ロツド２５およびピストン２３
の慣性力によつて生ずる不均衡を解消し易くす
る。
イト１０を構成することにより、ピストン２３が
下死点付近において上下往復運動されるとき、そ
の偏平型カウンター・ウエイト１０の外周面１６
とピストン２３のスカート部下端２８とが接触す
ることなく、偏平型カウンター・ウエイト１０全
体の質量を大きくし、クランク・シヤフト２４、
コネクテイング・ロツド２５およびピストン２３
の慣性力によつて生ずる不均衡を解消し易くす
る。
如上のこの発明によれば、上方部分を除く両側
部分が、そのカウンター・ウエイト本体の半径よ
りも大きく、しかもシリンダ・ブロツクの下方内
側壁から適宜の隙間を保つ半径で形成される外周
面で決定され、そして、その上方部分がその両側
部分の外周面を決定する半径よりも大きく、しか
も、ピストンが下死点付近に位置されるとき、そ
のピストンのスカート部の下端から僅かな隙間を
保つ半径で形成される外周面で決定されて、その
カウンター・ウエイト本体の半径方向に一体的に
張り出された張出し部分が備えられるので、クラ
ンク・シヤフト、コネクテイング・ロツド、およ
びピストンの３つの運動部品の慣性力から生じる
不均衡が解消され、その不均衡が解消するために
要求される大きな質量をそのカウンター・ウエイ
トに与えても、シリンダ・ブロツクの高さを高く
する必要がなく、また、そのカウンター・ウエイ
トの質量が所定の質量に設定される場合には、ピ
ストンが下死点付近において上下往復運動される
ときの、そのピストンのスカート部下端と偏平型
カウンター・ウエイトの上方部分の外周面との間
を僅な隙間をもつて保持されるようにすれば、コ
ネクテイング・ロツドの長さを短くすることがで
き、それによつて、シリンダ・ブロツクの高さが
適度に低くされ、内燃機関全体の小型化が図れ
る。
部分が、そのカウンター・ウエイト本体の半径よ
りも大きく、しかもシリンダ・ブロツクの下方内
側壁から適宜の隙間を保つ半径で形成される外周
面で決定され、そして、その上方部分がその両側
部分の外周面を決定する半径よりも大きく、しか
も、ピストンが下死点付近に位置されるとき、そ
のピストンのスカート部の下端から僅かな隙間を
保つ半径で形成される外周面で決定されて、その
カウンター・ウエイト本体の半径方向に一体的に
張り出された張出し部分が備えられるので、クラ
ンク・シヤフト、コネクテイング・ロツド、およ
びピストンの３つの運動部品の慣性力から生じる
不均衡が解消され、その不均衡が解消するために
要求される大きな質量をそのカウンター・ウエイ
トに与えても、シリンダ・ブロツクの高さを高く
する必要がなく、また、そのカウンター・ウエイ
トの質量が所定の質量に設定される場合には、ピ
ストンが下死点付近において上下往復運動される
ときの、そのピストンのスカート部下端と偏平型
カウンター・ウエイトの上方部分の外周面との間
を僅な隙間をもつて保持されるようにすれば、コ
ネクテイング・ロツドの長さを短くすることがで
き、それによつて、シリンダ・ブロツクの高さが
適度に低くされ、内燃機関全体の小型化が図れ
る。
第１図はＶ型内燃機関に適用されたこの発明の
偏平型カウンター・ウエイトの具体例を示す概説
図、および第２図はこの発明の偏平型カウンタ
ー・ウエイトとピストンとの位置関係を示す概説
図である。 １１……カウンター・ウエイト本体、１２，１
３……張出し部分、２０……Ｖ型内燃機関、２３
……ピストン、２４……クランク・シヤフト、２
７……クランク・ピン、２８……スカート部下
端。
偏平型カウンター・ウエイトの具体例を示す概説
図、および第２図はこの発明の偏平型カウンタ
ー・ウエイトとピストンとの位置関係を示す概説
図である。 １１……カウンター・ウエイト本体、１２，１
３……張出し部分、２０……Ｖ型内燃機関、２３
……ピストン、２４……クランク・シヤフト、２
７……クランク・ピン、２８……スカート部下
端。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ クランク・シヤフトのクランク・ピンと反対
側の位置に取り付けられるカウンター・ウエイト
本体と、 上方部分を除く両側部分が、そのカウンター・
ウエイト本体の半径よりも大きく、しかも、シリ
ンダ・ブロツクの下方内側壁から適宜の隙間を保
つ半径で形成される外周面で決定され、そして、
その上方部分がその両側部分の外周面を決定する
半径よりも大きく、しかも、ピストンが下死点付
近に位置されるとき、そのピストンのスカート部
の下端から僅かな隙間を保つ半径で形成される外
周面で決定されて、そのカウンター・ウエイト本
体の半径方向に一体的に張り出された張出し部分
とを含む内燃機関に使用する偏平型カウンター・
ウエイト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7640580A JPS571846A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Flat type counterweight used for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7640580A JPS571846A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Flat type counterweight used for internal combustion engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS571846A JPS571846A (en) | 1982-01-07 |
| JPS6257851B2 true JPS6257851B2 (ja) | 1987-12-03 |
Family
ID=13604344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7640580A Granted JPS571846A (en) | 1980-06-06 | 1980-06-06 | Flat type counterweight used for internal combustion engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS571846A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6380316U (ja) * | 1986-11-15 | 1988-05-27 | ||
| JPS63147919U (ja) * | 1986-11-15 | 1988-09-29 | ||
| JP2005069123A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型圧縮機 |
| JP4587938B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2010-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
| JP5790158B2 (ja) * | 2011-05-31 | 2015-10-07 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のクランクシャフトのバランスウエイト配置構造 |
| DE202021100494U1 (de) | 2021-02-02 | 2021-02-16 | Liebherr-Components Colmar Sas | Kurbelwelle mit mindestens einem Gegengewicht |
-
1980
- 1980-06-06 JP JP7640580A patent/JPS571846A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS571846A (en) | 1982-01-07 |
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