JPS6252658B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6252658B2 JPS6252658B2 JP57041724A JP4172482A JPS6252658B2 JP S6252658 B2 JPS6252658 B2 JP S6252658B2 JP 57041724 A JP57041724 A JP 57041724A JP 4172482 A JP4172482 A JP 4172482A JP S6252658 B2 JPS6252658 B2 JP S6252658B2
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- core
- threaded hole
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- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 12
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 2
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は鋳造ナツトの表面及び螺条孔部分に鋳
物の黒皮を残した鋳造ナツトの製造法に関するも
のである。
物の黒皮を残した鋳造ナツトの製造法に関するも
のである。
「従来の技術」
従来、ナツトを鋳造法によつて形成する場合、
必然的に合せ面にバリを生ずるためこのバリを切
削する必要があるが、特に螺条孔部分に生じたバ
リを除去することは極めて困難であつて螺条孔全
体を形成し直さなければならない。そのため、螺
条孔を設けない半製品のナツトを鋳造成形し、次
いで、後加工によつて螺条孔を形成している。
必然的に合せ面にバリを生ずるためこのバリを切
削する必要があるが、特に螺条孔部分に生じたバ
リを除去することは極めて困難であつて螺条孔全
体を形成し直さなければならない。そのため、螺
条孔を設けない半製品のナツトを鋳造成形し、次
いで、後加工によつて螺条孔を形成している。
「発明が解決しようとする問題点」
通常、鋳造品の表面には黒皮が形成されている
ので腐食に対して耐久性を有しているが、ナツト
の中心部分に後加工によつて螺条孔を形成すると
黒皮が切除されてしまい、鋳物面が直接表面に露
出して耐腐食性が劣化する。そのため、耐腐食性
の高い鋳造ナツトを用いて長尺に連結したパイプ
を地中に埋設しても、該パイプの連結部分に使用
したナツトの部分から腐食し、耐久性に欠けると
いう問題点を有していた。
ので腐食に対して耐久性を有しているが、ナツト
の中心部分に後加工によつて螺条孔を形成すると
黒皮が切除されてしまい、鋳物面が直接表面に露
出して耐腐食性が劣化する。そのため、耐腐食性
の高い鋳造ナツトを用いて長尺に連結したパイプ
を地中に埋設しても、該パイプの連結部分に使用
したナツトの部分から腐食し、耐久性に欠けると
いう問題点を有していた。
「問題点を解決するための手段」
本発明は従来の欠点に鑑みてなされたもので、
外周面に連続して設けたねじ山より高い凸状部
を、該ねじ山に交差させて軸方向にそれぞれ対称
的に形成した中子と、ナツトの中心を通る直線上
に位置した合せ面から二分させてそれぞれ内部に
ナツトの外形をしたキヤビテイ室を有する一対の
ナツト用鋳型とを組み合わせ、このナツト用鋳型
と中子との間のキヤビテイ室内に溶湯を注湯させ
る構成を、上記問題点の解決を図る手段とするも
のである。
外周面に連続して設けたねじ山より高い凸状部
を、該ねじ山に交差させて軸方向にそれぞれ対称
的に形成した中子と、ナツトの中心を通る直線上
に位置した合せ面から二分させてそれぞれ内部に
ナツトの外形をしたキヤビテイ室を有する一対の
ナツト用鋳型とを組み合わせ、このナツト用鋳型
と中子との間のキヤビテイ室内に溶湯を注湯させ
る構成を、上記問題点の解決を図る手段とするも
のである。
「作用」
ナツトの螺条孔をナツトと同時に鋳造成形し、
螺条孔の合せ面から生じたバリを収容する凹入部
を合せ面に沿つてをナツトの内面に設けてあるた
めバリはこの凹入部内におさまり、後加工が不用
となつて螺条孔の内面に黒皮部分を残存させるこ
とができる。
螺条孔の合せ面から生じたバリを収容する凹入部
を合せ面に沿つてをナツトの内面に設けてあるた
めバリはこの凹入部内におさまり、後加工が不用
となつて螺条孔の内面に黒皮部分を残存させるこ
とができる。
「実施例」
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、
鋳造により形成するナツト10の中心を通る中心
線11から二分させてナツト用鋳型12,12を
それぞれ形成し、この鋳型の内部にナツトの外形
をなすキヤビテイ室13,13をそれぞれ形成
し、この鋳型の先端に合せ面14をそれぞれ形成
してある。
鋳造により形成するナツト10の中心を通る中心
線11から二分させてナツト用鋳型12,12を
それぞれ形成し、この鋳型の内部にナツトの外形
をなすキヤビテイ室13,13をそれぞれ形成
し、この鋳型の先端に合せ面14をそれぞれ形成
してある。
後記する中子20の凸状部24により、鋳造ナ
ツト10の中心に設ける螺条溝9と接し、且つ、
ナツト用鋳型の合わせ面14と合致する位置に凹
入部15をそれぞれ半径方向に形成する。
ツト10の中心に設ける螺条溝9と接し、且つ、
ナツト用鋳型の合わせ面14と合致する位置に凹
入部15をそれぞれ半径方向に形成する。
20は鋳砂に固形剤を混合させて加圧して形成
した中子で、外周面には螺条孔9を形成するため
のねじ山21を形成し、且つ、該ねじ山より高い
凸状部24を該ねじ山21と交差させて軸方向に
対称的に形成してある。
した中子で、外周面には螺条孔9を形成するため
のねじ山21を形成し、且つ、該ねじ山より高い
凸状部24を該ねじ山21と交差させて軸方向に
対称的に形成してある。
30はナツト用鋳型の合せ面14、特に螺条孔
9と接する合せ面14に生じたバリで、このバリ
30が螺条孔9内に突出しないように前記凹入部
15を十分深さに形成してある。
9と接する合せ面14に生じたバリで、このバリ
30が螺条孔9内に突出しないように前記凹入部
15を十分深さに形成してある。
次に、本実施例の作用について説明すると、一
対のナツト用鋳型12,12の合せ面14,14
を合致させ、さらに、このナツト用鋳型の中心部
分に中子20を配置させた(第2図)後、両者の
間に存するキヤビテイ室13内へ、鋳型に設けた
湯口(図示せず)から溶湯を注湯することによつ
て鋳造する。
対のナツト用鋳型12,12の合せ面14,14
を合致させ、さらに、このナツト用鋳型の中心部
分に中子20を配置させた(第2図)後、両者の
間に存するキヤビテイ室13内へ、鋳型に設けた
湯口(図示せず)から溶湯を注湯することによつ
て鋳造する。
この場合、中子20は砂を固形剤で固形させて
形成してあるので、キヤビテイ室13内に溶湯を
注湯するとその高熱で固形剤が焼燃し、砂型で形
成した中子20が崩れて鋳物製品である鋳造ナツ
ト10をナツト用鋳型12および中子20から容
易に取り出すことが出来る。
形成してあるので、キヤビテイ室13内に溶湯を
注湯するとその高熱で固形剤が焼燃し、砂型で形
成した中子20が崩れて鋳物製品である鋳造ナツ
ト10をナツト用鋳型12および中子20から容
易に取り出すことが出来る。
「発明の効果」
本発明は以下のような効果を有するものであ
る。
る。
ナツトの螺条孔と接する合せ面に生じたバリ
は凹入部内に納まつて螺条孔内には突出しない
ので、バリを取らずにボルトを螺合させても何
等支障となることがない。
は凹入部内に納まつて螺条孔内には突出しない
ので、バリを取らずにボルトを螺合させても何
等支障となることがない。
ナツトの螺条孔とボルトの間に塵などが侵入
しても、ボルトを最大180度回転させることに
より塵などを凹入部内に収容でき、黒皮部分の
破損を防止して黒皮の耐久性を高めることがで
きる。
しても、ボルトを最大180度回転させることに
より塵などを凹入部内に収容でき、黒皮部分の
破損を防止して黒皮の耐久性を高めることがで
きる。
螺条孔を形成したり、螺条孔内に生じるバリ
を切削するための後加工を不用にしたため、作
業能率を一段と向上させ、それによつてコスト
ダウンを図ることができる。
を切削するための後加工を不用にしたため、作
業能率を一段と向上させ、それによつてコスト
ダウンを図ることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
鋳造ナツトの平面図、第2図は一対のナツト用鋳
型と中子とを組合わせた状態の平面図、第3図は
第2図A−A線方向断面図、第4図は中子の平面
図、第5図は同正面図、第6図は凹入部内にバリ
が生じた状態の一部拡大した断面図である。 9……螺条孔、10……鋳造ナツト、12……
ナツト用鋳型、13……キヤビテイ室、14……
合せ面、15……凹入部、20……中子、21…
…ねじ山、24……凸状部。
鋳造ナツトの平面図、第2図は一対のナツト用鋳
型と中子とを組合わせた状態の平面図、第3図は
第2図A−A線方向断面図、第4図は中子の平面
図、第5図は同正面図、第6図は凹入部内にバリ
が生じた状態の一部拡大した断面図である。 9……螺条孔、10……鋳造ナツト、12……
ナツト用鋳型、13……キヤビテイ室、14……
合せ面、15……凹入部、20……中子、21…
…ねじ山、24……凸状部。
Claims (1)
- 1 外周面に連続して設けたねじ山より高い凸状
部を該ねじ山に交差させて軸方向へそれぞれ対称
的に形成した中子と、ナツトの中心を通る直線上
に位置する合せ面から二分させてそれぞれ内部に
ナツトの外形をしたキヤビテイ室を有する一対の
ナツト用鋳型とを組合わせ、このナツト用鋳型と
中子との間のキヤビテイ室内に溶湯を注湯させる
ことを特徴とする鋳造ナツトの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172482A JPS58160612A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 鋳造ナットの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172482A JPS58160612A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 鋳造ナットの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58160612A JPS58160612A (ja) | 1983-09-24 |
JPS6252658B2 true JPS6252658B2 (ja) | 1987-11-06 |
Family
ID=12616362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4172482A Granted JPS58160612A (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 鋳造ナットの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58160612A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60121060A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-06-28 | Tokyo Tekko Kk | ネジフシ棒鋼連結用ナットの製造方法 |
JP2707176B2 (ja) * | 1991-10-25 | 1998-01-28 | コスモ工機株式会社 | ボールバルブ |
CN102172770A (zh) * | 2011-02-18 | 2011-09-07 | 广西诗美特陶制品有限公司 | 一种精轧螺纹钢筋预应力螺母及其制备方法 |
JP7097550B2 (ja) * | 2018-07-04 | 2022-07-08 | 株式会社岡本 | ねじ鉄筋用定着ナット及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4938849U (ja) * | 1972-07-14 | 1974-04-05 |
-
1982
- 1982-03-18 JP JP4172482A patent/JPS58160612A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58160612A (ja) | 1983-09-24 |
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