JP2579004B2 - エンジンブロックのシリンダ用崩壊性砂中子 - Google Patents

エンジンブロックのシリンダ用崩壊性砂中子

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JP2579004B2
JP2579004B2 JP1314470A JP31447089A JP2579004B2 JP 2579004 B2 JP2579004 B2 JP 2579004B2 JP 1314470 A JP1314470 A JP 1314470A JP 31447089 A JP31447089 A JP 31447089A JP 2579004 B2 JP2579004 B2 JP 2579004B2
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バイロン・ダブリユ・コツホ
ロバート・アイ・バーデンホープ
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はダイカスト用崩壊性中子(expendable sand
core)に関する。
従来の技術 内燃機関のエンジンブロツクにおけるような、シリン
ダー群を包囲する冷却液用ジヤケツト群を形成するため
の従来の中子類は、それらの円筒状側部に突出部を有し
ておりかつそれらの端部には突出部を有していない。更
に、中子の表面全体が若干の傾斜がある場合、両方の軸
方向内で中央側突出部から収束されている。また、複数
のシリンダー中子間の中子群の側部間に接続がなく、従
つて複数のシリンダー中子の対向側部間の接続は該中子
の端部のみである。
発明が解決しようとする課題 前述の如き従来方式の砂中子は取扱い上において強度
がなく破損し易く、耐熱性並びに耐圧性(注入される溶
湯に対して)を向上させようとすると、鋳造後に鋳造品
からの砂離れ性が悪いことが知られている。更に前記の
耐熱性及び耐圧性を向上させようとするとエンジンブロ
ツクのウオータージヤケツトの壁厚を薄くすることが難
しく、シリンダの冷却効果を損う結果となる等種々の欠
点が知られている。
課題を解決するための手段 第1図には、2−シリンダーエンジンブロツクのウオ
ータージヤケツト用の崩壊性中子10の斜視図が示してあ
る。このウオーター・ジヤケツトは各シリンダーが同様
の中空円錐台12からなつており、各円錐台12の先細り端
部は円周方向に間隔を設けて配設した脚部14と、該脚部
により支持された内方に延在する環状リング16を備えて
いる。円錐台12、その先細り端部の脚部14及び環状リン
グ16とで包囲される部分は空所となっており、この砂中
子を使用してのダイキャスト鋳造の際に溶湯がシリンダ
ライナーを直接鋳ぐるみ、エンジンブロックの強度を増
大する。該突起状脚部に隣接する環状リング(フランジ
部)16は本発明中子に強度を与えるために、ブリツジ20
により第1図及び第3図に示す如く、一体に結合してあ
るのがよく、隣接シリンダー群間にジヤケツトはなく、
従つて、これらジヤケツト間に中子はない。1個のシリ
ンダージヤケツト中子が必要である場合半分の中子又は
1個の円錐台が中子として形成され、2−シリンダーよ
り多いエンジンブロツク用の中子が必要である場合、該
円錐台形中子は第1図に示す如く2個の突起部間をブリ
ツジ20による如く、隣接する突起部を一体に結合して延
在してある。
第4図には、第1図の4−4千に沿つて切断した金型
内の中子10が示してある。突起部上の環状リング16がマ
ンドレル30の外方に延在するフランジ32によつて保持さ
れており、このマンドレルはシリンダブロツクのシリン
ダ内に鋳ぐるまれるシリンダライナをも支持している。
このマンドレル30は中子の突起状脚部14及び環状リング
16より大である突起部用空所44を有する可動金型40のド
エル(dowel:保持具)42上に配設してあり、従つて中子
は金型を閉じた時に確実に保持されかつ破損されること
がない。しかしながら、該突起部用空所と中子の突起部
間の間隙に中子10を金型によりよく配置するために、こ
の間隙の係合部として少なくとも1個の位置決めピン46
を有することが好ましい。そして、マンドレル30は可動
金型と固定金型50間でクランプされ、該固定金型は空間
51内に形成されるエンジンブロツクのクランクケースの
一部をも形成する。前記金型40と50との間にはシリンダ
群の対向した長手の側面を形成する一対の対向スライド
金型52及び54が示してある。
この明細書に述べてある円錐台形とシリンダ群の形状
は円形であることを必要とせず、楕円形、多角形等の如
き横断面が非円形であつてもよいものであることを理解
すべきである。
更に、エンジンブロツクの設計に充分な空間が許容さ
れる場合には、ウオータージヤケツトの円錐形12は中子
の付加的強度とエンジンシリンダの付加的冷却を提供す
るため、シリンダ間を拡げることができる。
本発明崩壊性中子は、この中子を囲む金型中に注入さ
れた溶融金属が固化された後に、分解する有機樹脂によ
り一体に結合された砂で造ることが好ましい。
以上本発明の原理を特別の装置に関連して記述した
が、この記述は単に実施例としてであり、本発明の要旨
を限定するものではないことを理解すべきである。
発明の効果 シリンダの最高温度となる端部のよりよい冷却効果を
うるために、ウオータージヤケツトの最も薄い壁を有す
る傾斜した中子を製造することができる。
シリンダ群の隣接する突起部を一体に接続することに
より、多数の平行なシリンダ群を造る際に、実質的に剛
性である中子を造ることができる。
本発明においては、崩壊性砂中子の先端部分に突起部
を設けたので、砂中子を金型に設定するとき、この突起
部を金型の溝内に装入し、金型に保持したシリンダライ
ナー保持用のマンドレルの根本部で押えておくことがで
きる。したがつて、砂中子の金型への設置を確実、容易
に行うことができる。また、この突起部は、エンジンブ
ロツク製品の製作上、何ら悪影響を及ぼさない製品部材
外の位置に設けられるので、何ら鋳造の邪魔にもなら
ず、当然、鋳造製品の形状や強度等にも何ら悪影響を及
ぼすことはなく、極めて有用である。
金型内に本発明中子をよりよく配置するために、位置
決めピン用の基準面を中子の突起部に有する中子を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンブロツクにおける一対のシリンダを包
囲するウオータジヤケツト用の本発明の一例を示す崩壊
性中子の斜視図、第2図は第1図の2−2線に沿つた拡
大断面図であり、本発明中子の円錐台状側の先細り端部
上に間隔を置いた突起状脚部群により支持された、中子
の内方に延在する環状フランジを有する突起部を示し、
第3図は第1図の3−3線に沿つた断面図であり、1個
のシリンダ中の一部を取り除き、本発明中子の隣接する
シリンダジヤケツトの突起部の隣接する環状フランジ間
の接続を示し、第4図は第1図の中子の4−4線に沿つ
た断面図であり、シリンダブロツクにジヤケツトを形成
するために金型内の適当な位置に該中子を配設し、スラ
イド金型をも係合させた溶湯注入前の状態を示す。 図中:10……崩壊性砂中子、12……円錐台形、14……突
起状脚部、16……環状リング(又は環状フランジ)、20
……ブリツジ、30……マンドレル、32……外方に延在す
るフランジ、34……シリンダライナー、40……可動金
型、42……ドエル、44……突起部用空所、46……位置決
めピン、50……固定金型、52、54……対向スライド金
型。
フロントページの続き (72)発明者 ロバート・アイ・バーデンホープ アメリカ合衆国.オハイオ・43623.ト リード.アプト.ナンバー.6エイ.ウ エスト・アレキス・ロード.3403 (56)参考文献 特開 昭61−147945(JP,A) 特開 昭61−237866(JP,A) 実公 昭63−29162(JP,Y2)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのシリンダを包囲するウ
    オータジャケット用の崩壊性砂中子において、該砂中子
    を前記シリンダブロック鋳造用金型に配設するため、該
    砂中子の先細り端部に突起部を有する中空円錐台形から
    なる、崩壊性砂中子。
  2. 【請求項2】前記突起部が前記円錐台形の先細り端部か
    らその先細り方向に延在し、円周方向に間隔を設けて配
    設した脚部群の内側に円周状に設けた環状フランジを有
    する請求項1記載の崩壊性砂中子。
  3. 【請求項3】前記砂中子の突起部の端面に、該砂中子を
    金型内に位置決めする際に位置決めピンに当接する表面
    を備えている請求項1記載の崩壊性砂中子。
  4. 【請求項4】ダイカストエンジンブロックの多数のシリ
    ンダを包囲するジャケット用崩壊性砂中子が多数の中空
    円錐台形からなり、各シリンダについて、各円錐台形は
    その先細り端部において隣接する突起部が一体に接続さ
    れている突起部を有する崩壊性砂中子。
  5. 【請求項5】前記シリンダ群はそれらの軸が平行でかつ
    同一平面内に整列している請求項4記載の崩壊性砂中
    子。
  6. 【請求項6】前記突起部が前記円錐台形の先細り端部か
    らその先細り方向に延在し、円周方向に間隔を設けて配
    設した脚部群の内側に円周状に設けた環状フランジを有
    する請求項4記載の崩壊性砂中子。
  7. 【請求項7】前記砂中子の突起部の端面に該砂中子を金
    型内に位置決めする際に位置決めピンに当接する表面を
    備えている、請求項4記載の崩壊性砂中子。
JP1314470A 1989-12-05 1989-12-05 エンジンブロックのシリンダ用崩壊性砂中子 Expired - Lifetime JP2579004B2 (ja)

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DE10112135A1 (de) * 2001-03-14 2002-10-02 Bayerische Motoren Werke Ag Gusskern für den Kühlmittelmantel eines Kurbelgehäuses einer Brennkraftmaschine

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