JPS625085B2 - - Google Patents

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JPS625085B2
JPS625085B2 JP53137144A JP13714478A JPS625085B2 JP S625085 B2 JPS625085 B2 JP S625085B2 JP 53137144 A JP53137144 A JP 53137144A JP 13714478 A JP13714478 A JP 13714478A JP S625085 B2 JPS625085 B2 JP S625085B2
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JP
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wind direction
determination
solar radiation
air
angle
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JP53137144A
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JPS5563347A (en
Inventor
Shinichi Hori
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS625085B2 publication Critical patent/JPS625085B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車室内の温度差をなくし、車室内を均
等に空気調和する車両用エアコン送風制御装置に
関するものである。
従来、この種の装置としては、特公昭47―
46972「車両用空気調和装置の送風量制御装置」
があり、車両の左右の温度を検出する2個のサー
ミスタよりの信号を比較、増幅し、この電気信号
を信号変換器にて機械信号に変換し、この機械信
号に基づいて風向変更グリル装置における連結棒
およびこの連結棒に連結した風向調節板を駆動
し、これにより吹出空気の送風方向を制御してい
た。
また、特公昭47―46973号公報では、車両各部
における日射量を検出し、日射量の強い部品方向
へ冷風を送風を行なうものが提案されている。
しかしながら、上記公報に示されたものは、日
射等によつて車室内のある部分の熱負荷が大きく
なると、その部分のみ集中して冷風を供給するも
のであるため、そのような送風状態が長時間継続
されると、逆に他の部分の冷房状態が低下してし
まうという問題がある。
本願は上記問題を解決するためになされたもの
で、車室内全体の空調感を快適に保つようにする
ことを目的とする。
そこで本発明では、上記目的を達成するため
に、第5図に示す如く、 車室各部における日射の影響量を検出して検出
信号を発する検出手段と、 この検出手段よりの検出信号を受けて、前記日
射の影響量の相違によつて生じる前記車室内の温
度偏差をなくす送風方向を決定して送風方向指令
を発する指令手段と、 この送風方向指令に基づいて吹出口よりの送風
方向を制御する駆動手段と、 前記指令手段によつて決定された方向への送風
状態が第1の所定時間継続したことを判定し、前
記指令手段にて決定された送風方向を前記第1の
所定時間終了後から、第2の所定時間が経過する
まで若干変化せしめる補正指令を前記駆動手段に
与える補正指令手段とを備えるという技術手段を
採用する。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1図はその一実施例を示す全体構成図であ
り、予め定めた制御プログラムに従つてソフトウ
エアによるデイジタル演算処理を実行する車載マ
イクロコンピユータを用いている。
この第1図において、1はエアコンスイツチ
で、エアコンの作動時に投入されてオン信号を発
するものである。2は外気センサで、車室外に設
置され車外空気の温度を検出して外気温信号を発
するものである。3は制御目標の設定温度を定め
る温度設定器で、乗員がマニユアルにて希望の室
温を定めることにより設定温信号を発するもので
ある。4は右フオトセンサで、車両の右側に取付
けられ右側部における日射の影響量としての日射
量を検出して検出信号としての右側光信号を発す
るものである。5は左フオトセンサで、車両の左
側に取付けられ左側部における日射量を検出して
検出信号としての左側光信号を発するものであ
る。そして、右フオトセンサ4と左フオトセンサ
5で検出手段を構成している。6は角度センサで
車室内のインストルメントパネルの中央に位置す
る飛向変更グリル装置7における風向調節板7a
から連結棒7bに向かつて左回りに見た時の角度
における計測角度θを検出して角度信号を発する
ものである。8はアナログ信号をデイジタル信号
に変換するA/D変換器で外気センサ2よりの外
気温信号、温度設定器3よりの設定温信号、右フ
オトセンサ4よりの右側光信号、左フオトセンサ
5よりの左側光信号、および角度センサ6よりの
角度信号を順次デイジタル信号に変換するもので
ある。
9は予め定めた風向制御プログラムおよび位置
制御プログラムを含む制御プログラムに従つてソ
フトウエアのデイジタル演算処理を実行するシン
グルチツプのマイクロコンピユータで、演算処理
手段を構成しており、数メガヘルツ(MHz)の水
晶振動子10を接続するとともに、車載バツテリ
より電源供給を受けて5ボルト(V)の安定化電
圧を発生する安定化電源回路(図示せず)よりの
安定化電圧の供給を受けて作動状態になるもので
ある。そして、このマイクロコンピユータ9は演
算手段を定めた風向制御プログラムおよび位置制
御プログラムを含む制御プログラムを記憶してい
る読出専用メモリ(Read Only Memory;
ROM)と、このROMの制御プログラムを順次読
出してそれに対応する演算処理を実行する中央処
理部(Central Processing Unit;CPU)と、こ
のCPUの演算処理に関連する各種データを一時
記憶するとともにそのデータのCPUによる読出
しが可能なメモリ(Randam Access Memory;
RAM)と、水晶振動子10を伴つて上記各種演
算のための基準クロツクパルスを発生するクロツ
ク発生部と、各種信号の入出力を調整する入出力
(I/O)回路部とを主要部に構成した1チツプ
の大規膜集積回路(LSI)製のものである。11
はモータ駆動回路で、マイクロコンピユータ9よ
りの回転方向制御の指令信号を受けてグリル駆動
モータ12の回転方向を制御するものである。こ
のグリル駆動モータ12は風向変更グリル7にお
ける連結棒7bを図の左右方向に動かして風向調
節板7aを回動させるものである。そして、風向
グリル装置7、モータ駆動回路11、およびグリ
ル駆動モータ12にて駆動手段を構成している。
次に、上記構成においてその作動を第2図、第
3図、および第4図に示す演算流れ図とともに説
明する。
この第2図は制御プログラムによるマイクロコ
ンピユータ9の全体の演算処理を示す演算流れ
図、第3図は第2図中の風向制御プログラムとな
る風向制御演算ルーチンの詳細な演算処理を示す
演算流れ図、第4図は第2図中の位置制御御プロ
グラムとなる位置制御演算ルーチンの詳細な演算
処理を示す演算流れ図である。
まず、このマイクロコンピユータ9の演算処理
について説明する。今、この装置を備えた自動車
において、その運転開始によりマイクロコンピユ
ータ9に安定化電源回路より安定化電圧の供給を
受けて作動状態となり、制御プログラムを実行す
る。すなわち、第2図のスタートステツプ100
より演算処理を開始し、初期設定ルーチン200
に進んでマイクロコンピユータ9内のレジスタ、
カウンタ、ラツチなどを演算処理の開始に必要な
初期状態にセツトする。この初期状態のセツト作
動には、約10秒間のタイマデータAおよびタイマ
データBをセツト、回数データNをN=0にする
作動を含んでいる。そして、回数判定ステツプ3
00に進んで回数データN=0か否かを判定する
が、初期設定ルーチン200にて回数データNを
N=0にしたのでイエス(YES)の判定をして
風向演算ルーチン400に進む。
この風向演算ルーチン400では、エアコンス
イツチ1よりのスイツチ信号、外気センサ2より
の外気温信号、温度設定器3より設定温信号、右
フオトセンサ4よりの右側光信号、および左フオ
トセンサ5よりの左側光信号に基づき、風向変更
グリル7における風向調節板7aから連結棒7b
に向かつて左回りに見た時の角度の設定をするた
めの演算処理を実行し、次の第1の各種制御演算
ルーチン500に進む。
この各種制御演算ルーチン500では第1図中
にセンサおよびアクチエータが図示していないが
吹出口よりの風量制御、エアミツクダンパの開度
演算などの比較的おそい繰返時間で十分である演
算処理を実行し、回数データ設定ステツプ600
に進んで回数データNをN=1000に設定し、回数
判定ステツプ300にもどる。
そして、この回数判定ステツプ300では回数
データNがN=1000であるためNOの判定をし、
位置制御演算ルーチン700に進む。
この位置制御演算ルーチン700では角度セン
サ6より角度信号および風向制御演算ルーチン4
00にて設定した角度に基づき、グリル駆動モー
タ12の回転制御の演算処理を実行し、次の第2
の各種制御演算ルーチン800に進む。
この第2の各種制御演算ルーチン800では第
1図中にセンサおよびアクチエータが図示してい
ないがエアミツクスダンパの開度制御などのはや
い繰返時間が必要な演算処理を実行し、回数減算
ステツプ900に進んで回数データNから定数の
「1」を減算(N=N―1)して回数データNを
更新し、回数判定ステツプ300にもどる。以
後、回数データNがN=0になるまで回数判定ス
テツプ300でNOの判定をしてから、回数減算
ステツプ900に到るまでの第1の繰返演算を約
1ミリ秒(msec)の周期にて行なう。そして、
この第1の繰返演算においてN=0になると風向
制御演算ルーチン400に進むという第2の繰返
演算を約1secの周期にて行なう。
次に、風向制御演算ルーチン400の詳細な演
算処理を第3図に示す演算流れ図に従つて説明す
る。まず、この風向制御演算ルーチン400に到
来することによつて、エアコン判定ステツプ40
1に進む。このエアコン判定ステツプ401では
エアコンスイツチ1よりのオン信号がはいつてい
るか否かを判定し、オン信号がはいつていない時
にその判定がNOになるが、オン信号がはいつて
いる時にその判定がYESとなり、データ入力ス
テツプ402に進む。このデータ入力ステツプ4
02では外気センサ2にて検出した外気温TA
温度設定器3にて設定した温度設定値TR、右フ
オトセンサ4にて検出した光の強さに比例する右
側日射量VA、および左フオトセンサ5にて検出
した光の強さに比例する左側日射量VBを入力記
憶し、次の冷暖房判定ステツプ403に進む。こ
の冷暖房判定ステツプ403ではデータ入力ステ
ツプ402にて入力した外気温TAと温度設定値
Rを比較し、外気温TAが温度設定値TRより大
きいか否かを判定し、外気温TAが温度設定値TR
より大きいない時にその判定がNOになるが、外
気温TAが温度設定値TRよりも大きい時にその判
定がYESとなり、偏差判定ステツプ404に進
む。この偏差判定ステツプ404ではデータ入力
ステツプ402にて入力した右側日射量VAと左
側日射量VBの差の絶対値が所定値α、すなわち
日射の影響によつて乗員が暑いと感じ始める時の
右側日射量VAと左側日射量VBとの差の絶対値の
最小の値以上であるか否かを判定し、その絶対値
が所定値α以上の時にその判定がNOになるが、
その絶対値が所定値αより小さい時にその判定が
NOとなり、タイマデータAセツトステツプ40
5に進む。このタイマデータAセツトステツプ4
05にて約10秒間のタイマデータAをセツトし、
タイマデータBセツトステツプ406に進んで約
10秒間のタイマデータBをセツトし、中央角度設
定ステツプ407に進む。この中央角度設定ステ
ツプ407では風向変更グリル7における風向調
節板7aから連結棒7aに向かつて左回りに見た
時の角度における設定角度θoをθc例えば90゜
に設定し、風向制御演算ルーチン400の1回の
演算処理を終える。
また、エアコン判定ステツプ401でその判定
がNOの時は、中央角度設定ステツプ407に進
む。
他方、冷暖房判定ステツプ403の判定がNO
の時は、データ交換ステツプ408に進み、デー
タ入力ステツプ402にて入力した右側日射量V
Aおよび左側日射量VBの値を交換、すなわち右側
日射量VAの値を左側日射量VBとし、左側日射量
Bを右側日射量VAとして偏差判定ステツプ40
4に進む。
また、偏差判定ステツプ404の判定がYES
の時は、タイマデータA減算ステツプ409に進
み、その時点までに設定されたタイマデータAか
ら定数「1」を減算(A=A―1)してタイマデ
ータAを更新し、タイマデータA判定ステツプ4
10に進んでタイマデータAが「0」あるか否か
を判定し、タイマデータAが「0」でない時にそ
の判定がNOになるが、タイマデータAが「0」
になるとその判定がYESになり、タイマデータ
A設定ステツプ411に進む。このタイマデータ
A設定ステツプ411ではタイマデータAの値を
定数「1」に設定し、タイマデータB減算ステツ
プ412に進んでその時点までに設定されたタイ
マデータBから定数「1」を減算(B=B―1)
してタイマデータBを更新する。そして、タイマ
データB判定ステツプ413に進んでタイマデー
タBが「0」であるか否かを判定し、タイマデー
タBが「0」でない時にその判定がNOになつて
中央角度設定ステツプ407に進むが、タイマデ
ータBが「0」になるとその判定がYESにな
り、タイマデータAセツトステツプ414に進
む。このタイマデータAセツトステツプ414で
はタイマデータAセツトステツプ405と同様の
ことを行ない、タイマデータBセツトステツプ4
15に進んでタイマデータBセツトスステツプ4
06と同様のことを行ない、風向制御演算ルーチ
ン400の1回の演算処理を終える。
他方、タイマデータA判定ステツプ410の判
定がNOの時は左右判定ステツプ416に進み、
データ入力ステツプ402にて入力した右側日射
量VAと左側日射量VBを比較し、右側日射量VA
が左側日射量VBより大きいか否かを判定し、右
側日射量VAが左側日射量VB以下の時にその判定
がNOになるが、右側日射量VAが左側日射量VB
より大きい時にその判定がYESになり、右側角
度設定ステツプ417に進んで設定角度θをθ
R例えば45゜に設定し、風向制御演算ルーチン4
00の1回の演算処理を終える。
また、左右判定ステツプ416の判定がNOの
時は左側角度設定ステツプ417に進み、設定角
度θoをθL例えば135゜に設定し、風向制御演算
ルーチン400の1回の演算処理を終える。
次に、位置制御演算ルーチン700の詳細な演
算処理を第4図に示す演算流れ図に従つて説明す
る。まず、この位置制御演算ルーチン700に到
来することによつて、角度信号入力ステツプ70
1に進む。この角度信号入力ステツプ701では
角度センサ6にて検出した計測角度θを入力し、
上限値判定ステツプ702に進んで計測角度θが
設定角度θoから定数β例えば1゜を引いた値よ
り小さいか否かを判定し、計測角度θが設定角度
θoから定数βを引いた値より小さい時にその判
定がYESになるが、計測角度θが設定角度θo
から定数βを引いた値以上の時にその判定がNO
になり、下限値判定ステツプ703に進む。この
下限値判定ステツプ703では計測角度θが設定
角度θoに定数βを足した値より大きいか否かを
判定し、計測角度θが設定角度θoに定数βを足
した値より大きい時にその判定がYESになる
が、計測角度θが設定角度θoに定数βを足した
値以下の時にその判定がNOになり、モータ回転
停止指令ステツプ704に進んで送風方向指令と
してのモータ回転停止指令をモータ駆動回路11
に発してグリル駆動モータ12の回転を停止さ
せ、位置制御演算ルーチン700の1回に演算処
理を終える。
他方、上限値判定ステツプ702の判定が
YESになつた時にはモータ正回転指令ステツプ
705に進み、モータ駆動回路11に送風方向指
令としての正回転指令を発し、これによりグリル
駆動モータ12を正回転させて連結棒7bを第1
図の右側方向に引つ張り、風向調節板7aを左側
方向に向けて位置制御演算ルーチン700の1回
の演算処理を終える。
また、下限値判定ステツプ703の判定が
YESになつた時にはモータ逆回転指令ステツプ
706に進み、モータ駆動回路11に送風方向指
令としての逆回転指令を発し、これによりグリル
駆動モータ12を逆回転させて連結棒7bを第1
図の左側の方向に押し出し、風向調節板7aを右
側方向に向けて位置制御演算ルーチン700の1
回の演算処理を終える。
次に、種々の状態における風向制御および位置
制御の全体作動を説明する。
まず、エアコンスイツチが押されていて、吹出
口より車室内の中央に冷風を吹出すす状態にて車
両右部より日射がはいつている場合について説明
すると、自動車のキースイツチを投入することに
よつて図示しない安定化電源回路より安定化電圧
が供給されるマイクロコンピユータ9が作動状態
となり、第2図のスタートステツプ100より演
算処理を開始し、初期設定ルーチン200に進
み、約10秒間のタイマデータAおよびタイマデー
タBのセツト、回数データNのN=0を含む各種
初期設定を行ない、回数判定ステツプ300に進
む。この回数判定ステツプ300では初期設定ル
ーチン200にて回数データNをN=0に設定し
たのでYESの判定をして風向制御演算ルーチン
400に進む。
この風向制御演算ルーチン400に到来するこ
とによつて、まずエアコン判定ステツプ401に
進み、エアコンスイツチ1が押されているのでそ
の判定がYESになり、データ入力ステツプ40
2に進んで各センサよりA/D変換器8を通して
外気温TA、温度設定値TR、右側日射量VA、お
よび左側日射量VBを入力記憶し、冷暖房判定ス
テツプ403に進む。このとき、外気温TAの方
が温度設定値TRより大きく、この冷暖房判定ス
テツプ403の判定はYESになり、偏差判定ス
テツプ404に進む。そして、車両右部より日射
がはいつているので右側日射量VAと左側日射量
Bの差が所定値α以上になり、この偏差判定ス
テツプ404の判定はYESになつてタイマデー
タA減算ステツプ409に進む。そして、初期設
定ルーチン200にてセツトした約10秒間を示す
タイマデータAに基づいてA=A―1の計算式に
よる減算を行ない、タイマデータA判定ステツプ
410に進む。このとき、このタイマデータAは
10秒間の時間のマイクロコンピユータ9の第2の
繰返演算の周期時間(約1sec)にて割算した値と
なるため、タイマデータA判定ステツプ410に
おける減算後のタイマデータAが「0」であるか
否かの判定がNOになり、左右判定ステツプ41
6に進む。そして、車両右部より日射がはいつて
いるので、この左右判定ステツプ416の判定は
YESになり、右側角度設定ステツプ417に進
む。そして、この右側角度設定ステツプ417で
設定角度θoをθRに設定し、風向制御演算ルー
チン400の1回の演算処理を終える。その後、
第1の各種制御演算ルーチン500および回数デ
ータ設定ステツプ600を経た後、回数判定ステ
ツプ300にてNOの判定をして、位置制御演算
ルーチン700に進む。
この位置制御演算ルーチン700に到来するこ
とによつて、まず角度信号入力ステツプ701に
進み、センサ6にて検出した計測角度θを入力
し、上限値判定ステツプ702に進む。このと
き、計測角度θは設定角度θoから一定値βを引
いた値および設定値θoに一定値βを加ええた値
より大きいため、上限値判定ステツプ702の判
定はNOになり、下限値判定ステツプ703に進
んでYESの判定をし、モータ逆回転指令ステツ
プ706に進む。そして、このモータ逆回転指令
ステツプ706でモータ駆動回路11に逆回転指
令を発し、これによりグリル駆動モータ12を逆
回転させてて連結棒7bを第1図の左側方向に押
し出し、風向調節板7aを右側方向に向けて位置
制御演算ルーチン700の1回目の演算を終え
る。その後、第2の各種制御演算ルーチン800
および回数減算ステツプ900を経た後、回数判
定ステツプ300にてNOの判定をして位置制御
演算ルーチン700にもどる。以後、この演算を
回数データNが「0」になるまで約1msecの周期
にて繰返す。この第1の繰返演算において、角度
信号入力ステツプ701にて入力した計測角度θ
が設定角度θoに一定値βを足した値以下になる
までグリル駆動モータ12を逆回転させ続ける
が、計測角度θが設定角度θoに一定値βを足し
た値以下になると下限値判定ステツプ703の判
定がYESからNOに反転し、モータ回転停止指令
ステツプ704に進んでモータ駆動回路11にモ
ータ回転停止指令を発し、グリル駆動モータ12
の回転を停止させる。これにより風向変更グリル
装置7における風向調節板7aは車室内の右部
側、すなわち運転席の方に向いて停止することに
なり、吹出口より送風が運転席の方になるので日
射がはいり込む右部側の温度の上昇を抑制する。
そして、上記第1の繰返演算において日射の方
向が大幅に変化しないうちは、回数データNが
「0」になつて回数判定ステツプ300の判定が
YESになると、再び風向制御演算ルーチン40
0に進むが、日射の方向が大幅に変化していない
ので前記と同様の演算処理を行ない、第1の各種
制御演算ルーチン500および回数データ設定ス
テツプ600を経た後、回数判定ステツプ300
にてNOの判定をして上記第1の繰返演算を行な
う。しかし、設定角度θoに変化がないため、風
向調節板7aは何も変化せず、吹出口よりの送風
を運転席の方に維持し続ける。そして、上記第1
の繰返演算において回数データNが「0」になる
と風向制御演算ルーチン400に進む第2の繰返
演算を約1secの周期にて行なう。
そして、日射の方向が大幅に変わらないうちは
上記第2の繰返演算を行なうが、約10秒の時間が
経過し、風向制御演算ルーチン400においてタ
イマデータAの値が「0」になるとタイマデータ
A判定ステツプ410に到来した時にその判定が
NOからYESに反転し、タイマデータA設定ステ
ツプ411に進んでタイマデータの値を「1」に
設定し、タイマデータB減算ステツプ412に進
む。そして、初期設定ルーチン200にてセツト
したタイマデータBから定数の「1」を減算(B
=B―1)してタイマデータBを更新し、タイマ
データB判定ステツプ413に進む。このとき、
このタイマデータBは10秒間の時間をマイクロコ
ンピユータ9の繰返演算の周期時間(約1sec)に
て割算した値となるため、タイマデータB判定ス
テツプ413における減算後のタイマデータBが
「0」であるか否かの判定がNOになり、中央角度
設定ステツプ407に進む。そして、設定角度θ
oをθcに設定して、この風向制御演算ルーチン
400の1回の演算処理を終える。そして、上記
第1の繰返演算を行なうことによつて、風向変更
グリル装置7における風向調節板7aを車室内の
正面に向けることにより車室内全体の温度調整を
行なう。
その後、日射の方向が大幅に変化しないまま再
び約10秒の時間が経過して風向制御演算ルーチン
400においてタイマデータBの値が「0」にな
るとタイマデータB判定ステツプ413に到来し
た時にその判定がNOからYESに反転し、タイマ
データAセツトステツプ414に進む。そして、
約10秒を示すタイマデータAをセツトし、タイマ
データBセツトステツプ415に進んで約10秒を
示すタイマデータBをし、風向制御演算ルーチン
400の1回の演算処理を終える。従つて、次に
風向制御演算ルーチン400に到来した時、日射
の方向が大幅に変化していないならばタイマデー
タA判定ステツプ410の判定がYESからNOに
反転し、左右判定ステツプ416に進んでYES
の判定をし、右側角度設定ステツプ417に進ん
で設定角度θoをθRにして風向制御演算ルーチ
ン400の1回の演算処理を終えるため、第1の
繰返演算にて風向変更グリル装置7における風向
調節板7aを運転席の方に向け、日射がはいり込
む右部側の温度の上昇を抑制する。
以後、日射の方向が大幅に変化しないうちは風
向調節グリル装置7における風向調節板7aを約
10秒毎に車両の右部側、正面に繰返し向けるので
車両の温度の偏差をなくす。
そして、車両の進行方向が変化して日射が車両
の中央部に当たるようになると、風向制御演算ル
ーチン400における偏差判定ステツプ404に
到来した時、その判定がYESかからNOに反転
し、タイマデータAセツトステツプ405に進
む。そして、約10秒を示すタイマデータAをセツ
トし、タイマデータBセツトステツプ406に進
んで約10秒を示すタイマデータBをセツトし、中
央角度設定ステツプ407に進んで設定角度θo
をθRに設定して風向制御演算ルーチン400の
1回の演算処理を終える。そして、第1の繰返演
算を行なうことによつて、風向変更グリル装置7
における風向調節板7aを車室内に向けることに
より車室内全体の温度調整を行なう。
また、車両左部より日射がはいつた時には、風
向制御演算ルーチン400において左右判定ステ
ツプ416に到来した時その判定がNOになり、
左側角度設定ステツプ418に進み、設定角度θ
oをθLに設定して風向制御演算ルーチン400
の1回の演算処理を終える。そして、第1の繰返
演算を行なうことによつて、風向変更グリル装置
7における風向調節板7aを車両左部、すなわち
助手席側に向けることにより、日射がはいり込む
左部側の温度上昇を抑制する。以後、日射の方向
が大幅に変化しないうちは、風向調節グリル装置
7における風向調節板7aをを約10秒毎に車両の
左部側、正面に繰返し向けるので車両の温度の偏
差をなくす。
他方、冬期においてエアコンスイツチ1が押さ
れていて吹出口より暖風を吹出している時には、
風向制御演算ルーチン400における冷暖房判定
ステツプ403に到来した時その判定がNOにな
り、データ交換ステツプ408に進んで右側日射
量VAと左側日射量VBとを交換して後の演算処理
を行なうため、冷風を吹出している時と全く逆の
方向に制御する。すなわち、日射が車両右部より
はいつてくる時には風向変更グリル装置7におけ
る風向調節板7aを助手席側に向けて暖風を送出
し、日射が車両左部よりはいつてくる時には風向
調節板7aを運転席側に向けて暖風を送出する。
他方、エアコンスイツチ1が押されていない時
は、風向制御演算ルーチン400におけるエアコ
ン判定ステツプ401に到来した時その判定が
NOになり、中央角度設定ステツプ407に進ん
で設定角度θoをθcにして風向制御演算ルーチ
ン400の1回の演算処理を終える。そして、第
1の繰返演算を行なうことによつて、風向変更グ
リル装置7における風向調節板7aを車室内の正
面に向ける。
なお、上述の実施例では日射の方向を車両の左
右に取付けたフオトセンサにより検出して吹出口
よりの送風方向を制御していたが、日射および乗
車人員の影響による車室内温度の偏差を車両の左
右に取付けた温度検出装置例えばサーミスタによ
り検出して吹出口よりの送風方向を制御して車室
内の温度差をなくす制御を行なつてもよい。ま
た、吹出口よりの送風方向の制御のインストルメ
ントパネルの中央に位置する風向変更グリル装置
7の3段階切替にて行なつていたが、インストル
メントパネルの左右に位置する吹出口の送風方向
を2段階切替にしてそれぞれ別々に制御し、日射
の方向に応じて左右両方の吹出口よりの送風方向
をまつすぐにする場合、右側の吹出口よりの送風
方向を左側にする場合、左側の吹出口よりの送風
方向を右側にする場合の3モードの風向制御を行
なつて車室内の温度差をなくす制御を行なつても
よい。さらに、この2段階切替制御をグリル駆動
モータ12の代りに特公昭47―46972「車両用空
気調和装置の送風量制御装置」に示す空気負圧を
用いて風向変更グリル装置を駆動し、これにより
送風方向を2段階に切替える装置を用いてもよ
い。また、この2段階切替の装置を2つ1組にし
てインストルメントパネルの中央に取付け、この
2つの2段階切替の装置を別々に制御して前記3
モードの風向制御を行なつてもよい。さらに、車
両左右の日射量の差に比例して連続的に送風方向
を変化させるように制御して車室内の温度差をな
くす制御を行なつてもよい。さらに、日射量を検
出するフオトセンサを車両各部に設け、これによ
り日射がどの方向からはいつてくるかを正確に検
出し、これに基づいて吹出口よりの送風方向を制
御して車室内の温度差をなくす制御を行なつても
よい。
以上述べたように、本発明によれば、日射の影
響量によつて車室内に温度偏差が生じるような場
合に、空調された風の方向を上記温度偏差をなく
す特定方向に送風を行つて温度偏差を防止すると
共に、送風方向を上記特定方向のみに固定するこ
となく、所定時間毎に、送風方向を特定方向から
若干変化させているため、送風が1部分に集中す
ることなく、車室内全体の空調状態を快適な状態
に保つことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図は第1図中のマイクロコンピユータの制御
プログラムによる演算処理を示す演算流れ図、第
3図は第2図中の風向制御演算ルーチンの詳細な
演算処理を示す演算流れ図、第4図は第2図中の
位置制御演算ルーチンの詳細な演算処理を示す演
算流れ図であり、第5図は本発明の構成を示すブ
ロツク図である。 4,5……検出手段としてのフオトセンサ、フ
オトセンサ、9……演算処理手段としてのマイク
ロコンピユータ、7,11,12……駆動手段と
しての風向変更グリル装置、モータ駆動回路、グ
リル駆動モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車室各部における日射の影響量を検出して検
    出信号を発する検出手段と、 この検出手段よりの検出信号を受けて、前記日
    射の影響量の相違によつて生じる前記車室内の温
    度偏差をなくす送風方向を決定して送風方向指令
    を発する指令手段と、 この送風方向指令に基づいて吹出口よりの送風
    方向を制御する駆動手段と、 前記指令手段によつて決定された方向への送風
    状態が第1の所定時間継続したことを判定し、前
    記指令手段にて決定された送風方向を前記第1の
    所定時間終了後から、第2の所定時間が経過する
    まで若干変化せしめる補正指令を前記駆動手段に
    与える補正指令手段とを備えることを特徴とする
    車両用エアコン送風制御装置。
JP13714478A 1978-11-06 1978-11-06 Preparation for controlling blast in airconditioner Granted JPS5563347A (en)

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