JPS6224285B2 - - Google Patents

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JPS6224285B2
JPS6224285B2 JP54140597A JP14059779A JPS6224285B2 JP S6224285 B2 JPS6224285 B2 JP S6224285B2 JP 54140597 A JP54140597 A JP 54140597A JP 14059779 A JP14059779 A JP 14059779A JP S6224285 B2 JPS6224285 B2 JP S6224285B2
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JP
Japan
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air
temperature
seat
switching
calculation
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Expired
Application number
JP54140597A
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English (en)
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JPS5663510A (en
Inventor
Nobuo Kondo
Tetsuo Fujii
Kokichi Yamada
Masanori Naganoma
Kyoshi Usami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP14059779A priority Critical patent/JPS5663510A/ja
Publication of JPS5663510A publication Critical patent/JPS5663510A/ja
Publication of JPS6224285B2 publication Critical patent/JPS6224285B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00742Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models by detection of the vehicle occupants' presence; by detection of conditions relating to the body of occupants, e.g. using radiant heat detectors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車室内の各部への冷風吹出量を調整し
て車室内の空調を制御する自動車用空調制御方法
および装置に関するものである。
従来この種の装置として、自動車の各座席に備
えた座席スイツチにより各部吹出口よりの吹出量
を変えるもの、あるいは各座席付近に備えた温度
センサのバランス状態に応じて各部吹出口よりの
吹出量を変えるものがある。
しかしながら、前者のものにおいては搭乗者の
搭乗状態による吹出量変更であり、後者のものに
おいては日射等の影響による温度バランスの不均
衡をなくすための吹出量変更であるために、搭乗
者の状態に応じた適切なる吹出量変更をしていな
かつた。このため、温度感覚の異なる複数の人が
自動車に搭乗した場合に、ある人は快適な温度状
態であると感じていても他の人にとつては非常に
暑く感じ背中等に汗をかいてしまうということが
あり、その場合に日射等の影響が加わるとさらに
その傾向が大きくなるという問題があつた。
本発明は上記問題に鑑みたもので、検出対象と
なる搭乗者の発汗状態が所定レベルに達したこと
を検出し、この検出時にその検出に対応する搭乗
者への冷風量を増加させることによつて、搭乗者
の発汗状態に応じた適切なる吹出量変更を行なう
ことができる自動車用空調制御方法およびその方
法を適切に実施することができる装置を提供する
ことを目的とするものである。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図
であり、予め定めた制御プログラムに従つてソフ
トウエアによるデイジタル演算処理を実行する車
載マイクロコンピユータを用いている。
この第1図において、1はエアコン装置で、内
外気切替ダンパ(図示せず)よりの空気を送風す
るブロワモータ1aと、このブロワモータ1aに
よる送風空気を冷却通過させるエバポレータ1b
と、エンジン冷却水を導入してその熱により送風
空気を加熱通過させるヒータコア1eと、エバポ
レータ1bの通過空気に対しヒータコア1e側に
導入する割合を調整して温度調整を行なうエアミ
ツクスダンパ1dなどより構成されている。2は
前吹出口切替ダンパで、助手席吹出口3a,3b
よりの吹出量と運転席吹出口4a,4bよりの吹
出量との割合を調整するものである。5は助手
席、6は運転席、7は後席である。8はリヤクー
ラ装置で、ブロワモータ8aとエバポレータ8b
などより構成されている。9は後吹出口切替ダン
パで、後左席吹出口10a,10bよりの吹出量
と後右席吹出口11a,11bよりの吹出量との
割合を調整するものである。12,13,14,
15はそれぞれ助手席、後左席、後右席、運転席
における枕位置温度を検出する温度検出器で、検
出手段を構成しており、枕位置すなわち搭乗者が
着席した時の頭の位置の赤外線を入射し室温との
偏差温度に対応した検出信号を発生するものであ
る。16は室温センサで、車室内のインストルメ
ントパネル付近に設けられ日射の影響を受けない
代表的な室内温度を検出するものである。17は
制御目標の設定温度を定める温度設定器で、乗員
がマニユアルにて希望の温度を定めるものであ
る。18はリヤクーラスイツチで、リヤクーラを
作動させる時に投入されてリヤクーラ信号を発生
するものである。19はアナログ信号をデイジタ
ル信号に変換するA/D変換器で、左前温度検出
器12、左後温度検出器13、右後温度検出器1
4、右前温度検出器15よりのそれぞれの検出信
号、室温センサ16よりの室温信号、温度設定器
17よりの設定信号を順次デイジタル信号に変換
するものである。
20は予め定めた制御プログラムに従つてソフ
トウエアのデイジタル演算処理を実行するマイク
ロコンピユータで、数メガヘルツの水晶振動子2
1を接続するとともに、車載バツテリより電源供
給を受けて5ボルト(V)の安定化電圧を発生す
る安定化電源回路(図示せず)よりの安定化電圧
の供給を受けて作動状態になるものである。そし
て、このマイクロコンピユータ20は、演算手順
を定めた制御プログラムを記憶している読出専用
メモリ(ROM)と、このROMの制御プログラム
を順次読出してそれに対応する演算処理を実行す
る中央処理部(CPU)と、このCPUの演算処理
に関連する各種データを一時記憶するとともにそ
のデータのCPUによる読出しが可能なメモリ
(RAM)と、水晶振動子21を伴つて上記各種演
算のための基準クロツクパルスを発生するクロツ
ク発生部と、各種信号の入出力を調整する入出力
(I/O)回路部とを主要部に構成したものであ
る。このマイクロコンピユータ20の演算処理に
よつて、ブロワモータ1a,8aの回転速度制御
の指令信号、前吹出口切替ダンパ2、後吹出口切
替ダンパ9の切替指令信号などの各種指令信号を
発生している。
22,23はブロワモータ1a,8aの回転速
度をそれぞれ制御するモータ駆動回路で、マイク
ロコンピユータ20よりの回転速度を示すデイジ
タルの指令信号をラツチするラツチ回路と、ラツ
チされたデイジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器と、一定周波数で一定振幅の三角
波信号を発生する発振回路と、この発振回路より
の三角波信号と前記D/A変換器よりのアナログ
信号を比較して一定周波数でかつアナログ信号の
大きさに比例したデユーテイ比のパルス列を発生
する比較回路と、このパルス列を増幅する増幅回
路とから構成され、ブロワモータの通電電流をデ
ユーテイ比制御することによつて回転速度を制御
するものである。24,25は前吹出口切替ダン
パ2、後吹出口切替ダンパ9をそれぞれ切替制御
する吹出ダンパ切替アクチエータで、マイクロコ
ンピユータ20よりの吹出切替を示すデイジタル
の指令信号をラツチするラツチ回路と、吹出口ダ
ンパを切替駆動する駆動モータと、前記ラツチ回
路にラツチしたデイジタル信号を比較判別して前
記駆動モータに回転方向に対する電流を通電する
とともに吹出口ダンパが切替限界地点に当接した
時の通電電流の大きさを検出して前記駆動モータ
への通電電流を遮断する制御回路部とから構成さ
れるものである。そして、この吹出口切替アクチ
エータ24,25、モータ駆動回路22,23、
マイクロコンピユータ20にて制御手段を構成し
ている。また、ブロワモータ1a,8a、吹出口
切替ダンパ2,9にて調整手段を構成している。
次に、温度検出器12,13,14,15の詳
細構成を第2図に示すブロツク線図とともに説明
する。まず、集光系30を介して座席における枕
位置の赤外線が入射される。そして、この入射さ
れた赤外線はチヨツパ31にて機械的に断続され
る。このチヨツパ31はモータ32にて駆動され
ておりそのチヨツパ周波数は20Hz程度である。そ
して、このチヨツパ31にて断続された赤外線は
非接触温度センサ33に入力される。そして、こ
の非接触室温センサ33にて入射赤外線に応じた
信号すなわち室温との偏差温度に対応する信号を
発生し、この信号を増巾器34にて増巾して検出
信号を発生する。すなわち、赤外線強度と物体温
度とは比例関係にあることから、座席における枕
位置すなわち搭乗者が着席した場合にはその搭乗
者の頭位置の温度を物体が発生する赤外線の強度
により求めるのである。従つて、搭乗者が非常に
暑いと感じている時にはその搭乗者の頭における
赤外線強度が大きくなり、その赤外線に対応する
温度を求めれば搭乗者の直接的温度が非常に高
い、すなわちその搭乗者が非常に高い発汗状態に
あることが検出される。
次に、上記構成においてその作動を第3図、第
4図、第5図の演算流れ図、および第6図の特性
図とともに説明する。
この第3図は制御プログラムによるマイクロコ
ンピユータ20の全体の演算処理を示す演算流れ
図、第4図は第3図中の前席吹出切替演算ルーチ
ンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、第5図は
第3図中の前席用ブロワ速度演算ルーチンの詳細
な演算処理を示す演算流れ図である。
まず、このマイクロコンピユータ20の演算処
理について説明する。今、この装置を備えた自動
車において、エアコンスイツチ(図示せず)を投
入するとマイクロコンピユータ20はイグニツシ
ヨンスイツチ(図示せず)を介して車載バツテリ
より電源供給される安定化電源回路よりの安定化
電圧の供給を受けて作動状態となり、数百ミリ秒
(msec)程度の周期にて制御プログラムの演算処
理を実行する。
すなわち、第3図のスタートステツプ100よ
り演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んでマイクロコンピユータ20内のレジスタ、
カウンタ、ラツチなどを演算処理の開始に必要な
初期状態にセツトする。この初期状態のセツト作
動にはフラグのリセツト作動、およびレベル判定
値α、βの初期値、例えば34℃の設定などを含ん
でいる。そして、この初期設定後に前席吹出切替
演算ルーチン300に進む。
この前席吹出切替演算ルーチン300では、室
温センサ16、左前席検出器12、右前席検出器
15よりの各検出信号に基づき、前吹出口切替ダ
ンパ2を切替えて車室内における前席側の吹出切
替制御、およびその吹出切替に伴なうブロワモー
タ1aの回転補正速度の設定のための演算処理を
実行し、次の前席用ブロワ速度演算ルーチン40
0に進む。
この前席用ブロワ速度演算ルーチン400で
は、温度設定器17よりの設定信号による設定温
とそれまでに求めてある室温とに基づく基本風量
と前席吹出切替演算ルーチン300における吹出
切替に伴う風量補正値とによりブロワモータ1a
の回転速度を制御するための演算処理を実行し、
次のリヤクーラ判定ステツプ500に進む。
このリヤクーラ判定ステツプ500では、リヤ
クーラスイツチ18の投入によるリヤクーラ信号
が発生しているか否かを判定し、リヤクーラ信号
が発生していない時にその判定がノー(NO)に
なるが、リヤクーラ信号が発生している時にその
判定がイエス(YES)になつて後席吹出切替演
算ルーチン600に進む。
この後席吹出切替演算ルーチン600では、左
後温度検出器13、右後温度検出器14よりのそ
れぞれの検出信号とそれまでに求めてある室温と
に基づき、前記前席吹出切替演算ルーチン300
と同様の演算処理、すなわち後吹出口切替ダンパ
9を切替えて車室内における後席側の吹出切替制
御およびその吹出切替に伴なうブロワモータ8a
の補正速度の設定のための演算処理を実行し、次
の後席用ブロワ速度演算ルーチン700に進む。
この後席用ブロワ速度演算ルーチン700で
は、それまでに求めてある室温を設定温に基づ
き、前記前席用ブロワ速度演算ルーチン400と
同様の演算処理、すなわち室温と設定温に基づく
基本風量と後席吹出切替演算ルーチン600にお
ける吹出切替に伴う風量補正値とによりブロワモ
ータ8aの回転速度を制御するための演算処理を
実行し、次の空調制御演算ルーチン800に進
む。
他方、前記リヤクーラ判定ステツプ500の判
定がNOの時もこの空調制御演算ルーチン800
に進む。この空調制御演算ルーチン800では、
全てのセンサおよびアクチエータが図示してない
が、エアコン装置1の作動におけるコンプレツサ
のオン、オフ制御、エアミツクスダンパ1dの開
度制御、内外気切替ダンパの切替制御、およびリ
ヤクーラ装置8の作動におけるエバポレータ8b
への冷媒通量制御などのための演算処理を実行
し、前席吹出切替演算ルーチン300にもどる。
以後、この前席吹出切替演算ルーチン300から
空調制御演算ルーチン800への演算処理を数百
msecの周期にて繰返す。
次に、種々の状態における吹出制御の全体作動
を順次設明する。
まず、真夏の炎天下に長時間駐車しておいた自
動車に2人の乗員が運転席と助手席に搭乗し、空
調のためにエアコンスイツチを投入すると、安定
化電源回路より安定化電圧が供給されるマイクロ
コンピユータ20が作動状態となり、第3図のス
タートステツプ100より演算処理を開始し、初
期設定ルーチン200に進み、フラグのリセツト
およびレベル判定値設定を含む各種初期設定を行
ない、その後前席吹出切替演算ルーチン300に
進む。
この前席吹出切替演算ルーチン300では、第
4図の温度入力ステツプ301よりその演算処理
を開始し、室温センサ16、左前温度検出器1
2、右前温度検出器15よりのそれぞれのアナロ
グ検出信号をA/D変換器19を介して順次デイ
ジタル信号に変換して入力し、室温Tr、左前席
温TL、右前席温TRを求める。この時、車室内が
異常高温状態であるために2人の乗員が非常に暑
く感じていると左前席温度TLおよび右前席温TR
は大きな値となる。そして、次の左前温度判定ス
テツプ302に進み、左前席の温度(Tr+TL
がレベル判定値α、すなわち初期設定にて設定し
た34℃以上であるか否かを判定するが、この時に
は車室内が高温状態であるために左前席の温度
(Tr+TL)が34℃よりも大きな値となり、その
判定がYESになつてαレベル変換ステツプ31
0に進む。このαレベル変換ステツプ310で
は、左前温判定ステツプ302の判定に対してヒ
ステリシスを設けるべくレベル判定値αを33.5℃
とし、フラグセツトステツプ311に進んでフラ
グをセツトし、右前温度判定ステツプ304に進
む。この右前温度判定ステツプ304では、右前
席の温度(Tr+TR)がレベル判定値β、すなわ
ち初期設定にて設定した34℃以上であるか否かを
判定するが、この時には車室内が高温状態である
ために右前席の温度(Tr+TR)が34℃よりも大
きな値となり、その判定がYESになつてβレベ
ル変換ステツプ312に進む。このβレベル変換
ステツプ312では、右前温判定ステツプ304
の判定に対してヒステリシスを設けるべくレベル
判定値βを33.5℃とし、フラグ判定ステツプ31
3に進む。このフラグ判定ステツプ313では、
フラグがセツトされているか否かを判定するが、
この時にはフラグがセツトされているのでその判
定がYESになり、風量補正ステツプ316に進
む。この風量補正ステツプ316では補正風量
WaをΔWB、例えば100m3/hに設定して切替解
除指令ステツプ308に進む。この切替解除指令
ステツプ308では、前吹出口切替ダンパ2を第
1図の実線で示す中間位置に設置すべく切替解除
指令を前吹出ダンパ切替アクチエータ24に発
し、フラグ解除ステツプ309に進む。そして、
このフラグ解除ステツプ309にてフラグを解除
し、前席吹出切替演算ルーチン300の1回の演
算処理を終了し、次の前席用ブロワ速度演算ルー
チン400に進む。
そして、この前席用ブロワ速度演算ルーチン4
00では第5図の設定温入力ステツプ401より
その演算処理を開始し、温度設定器17よりA/
D変換器19を介してデイジタル信号を入力して
設定温TSを求め、温度偏差計算ステツプ402
に進む。この温度偏差計算ステツプ402では、
設定温TSおよび室温Trより温度偏差ΔTをΔT
=Tr−TSの計算式より求め、基本風量設定ステ
ツプ403に進む。この基本風量設定ステツプ4
03では、温度偏差ΔTに対する基本風量Wbを
第6図に示す特性関係により求める。この特性関
係は予めマイクロコンピユータ20のROMに記
憶されており、温度偏差ΔTの数値範囲を探索
し、その数値範囲に対する直線関数の係数を読出
し、温度偏差ΔTに対する基本風量Wbを算出し
て求める。そして、次の加算ステツプ404に進
み、基本風量Wbと補正風量Wdにより風量WをW
=Wa+Wbの計算式にて求める。この場合、車室
内温度が異常高温であつて温度偏差ΔTが5℃よ
りも大きい値になるために基本風量Wbは約290
m3/hとなり、また補正風量Waは風量補正ステ
ツプ316にて設定した100m3/hであるために
風量Wは390m3/hとなる。そして、出力ステツ
プ405に進んで風量Wに対応するデータをモー
タ駆動回路22に発し、前席用ブロワ速度演算ル
ーチン400の1回の演算処理を終了し、次のリ
ヤクーラ判定ステツプ500に進む。
このとき、乗員が2人であるためにリヤクーラ
スイツチ18を投入していない時にはリヤクーラ
信号が発生していないために、リヤクーラ判定ス
テツプ500の判定がNOになり、空調制御演算
ルーチン800に進む。この空調制御演算ルーチ
ン800では、室温Trを設定温TSに近づけるべ
くコンプレツサ、エアミツクスダンパ1d、内外
気切替ダンパ等を適切に制御するための演算処理
を実行し、前席吹出切替演算ルーチン300にも
どる。以後、この前席吹出切替演算ルーチン30
0から空調制御演算ルーチン800への演算処理
を数百msecの周期にて繰返すことにより、室温
Trを設定温TSに近づけるべくエアコン装置1の
各種装置を適切に制御するとともに、ブロワモー
タ1aを高速回転させ前吹出口切替ダンパ2を中
間位置に設置して助手席吹出口3a,3b、運転
席吹出口4a,4bより強冷風を吹出す。
その後、室温Trが順次低下していき、助手席
の人が運転席の人に対していち早く異常高温状態
を感じなくなり、その直接的な温度すなわち頭部
の温度が33.5℃よりも低くなると、前席吹出切替
演算ルーチン300における左前温度判定ステツ
プ302に到来した時その判定がYESからNOに
反転し、αレベル変換解除ステツプ303に進
む。このαレベル変換解除ステツプ303では、
ヒステリシスのためにレベル判定値αを34℃に設
定する。そして、右前温度判定ステツプ304、
βレベル変換ステツプ312を経てフラグ判定ス
テツプ313に到来すると、フラグがセツトされ
ていないためのその判定がNOになり、右吹出方
向切替指令ステツプ314に進む。この右吹出方
向切替指令ステツプ314では、前吹出口切替ダ
ンパ2を第1図における助手席側の破線の位置に
すべく右吹出方向切替指令を前吹出ダンパ切替ア
クチエータ24に発し、風量補正ステツプ315
に進む。この風量補正ステツプ315では、補正
風量WaをΔWA、例えば50m3/hに設定し、フラ
グ解除ステツプ309に進む演算に変更する。以
後、この演算に変更した前席吹出切替演算ルーチ
ン300から前席用ブロワ速度演算ルーチン40
0を介して空調制御演算ルーチン800に至る演
算処理を数百msecの周期にて繰返すことによ
り、前吹出口切替ダンパ2を助手席側の位置に切
替え、助手席吹出口3a,3bよりの冷風をこれ
までよりも少なくし運転席吹出口4a,4bの方
に冷風を多く吹出す。
その後、更に室温Trが低下し、運転手も異常
高温状態を感じなくなり、その直接的な温度、す
なわち頭部の温度が33.5℃よりも低くなると、前
席吹出切替演算ルーチン300における右前温度
判定ステツプ304に到来した時その判定が
YESからNOに反転し、βレベル変換ステツプ3
05に進む。このβレベル変換解除ステツプ30
5では、ヒステリシスのためにレベル判定値αを
34℃に設定し、フラグ判定ステツプ306に進ん
でフラグがセツトされていないためにその判定が
NOになり、風量補正解除ステツプ307に進
む。この風量補正解除ステツプ307では、補正
風量Waを0に設定し、切替解除指令ステツプ3
08に進んで切替解除指令を前吹出ダンパ切替ア
クチエータ24に発し、その後フラグ解除ステツ
プ309に進む演算に変更する。以後、この演算
に変更した前席吹出切替演算ルーチン300から
前席用ブロワ速度ルーチン400を介して空調制
御演算ルーチン800に至る演算処理を数百m
secの周期にて繰返すことにより、助手席吹出口
3a,3b、運転席吹出口4a,4bよりその時
の温度偏差ΔTに対応する冷風を吹出す。
そして、室温Trが設定値TS近くに維持されて
いる安定空調状態において、日射等の影響により
運転手の頭部の直接的温度が上昇しその温度が34
℃以上になると、前席吹出切替演算ルーチン30
0における右前温度判定ステツプ304に到来し
た時、右前席の温度(Tr+TR)が34℃以上であ
るためにその判定がNOからYESに反転し、βレ
ベル変換ステツプ312、フラグ判定ステツプ3
13、右吹出方向切替指令ステツプ314、風量
補正ステツプ315を経てフラグ解除ステツプ3
09に進む演算に変更する。以後、この演算に変
更した前席吹出切替演算ルーチン300から前席
用ブロワ速度演算ルーチン400を介して、空調
制御演算ルーチン800に至る演算処理を数百m
secの周期にて繰返すことにより、前吹出口切替
ダンパ2を助手席側の位置に切替え、助手席吹出
口3a,3bより運転席吹出口4a,4bの方に
冷風を多く吹出す。
また、日射等の影響により助手席の人の頭部の
直線的な温度が上昇し、その温度が34℃以上にな
つた場合には、前席吹出切替演算ルーチン300
における左前温度判定ステツプ302に到来した
時、左前席の温度(Tr+TR)が34℃以上である
ためにその判定がNOからYESに反転し、レベル
変換ステツプ310、フラグセツトステツプ31
1、右前温度判定ステツプ304、βレベル変換
ステツプ305、フラグ判定ステツプ306、左
吹出方向切替指令ステツプ317、風量補正解除
ステツプ318を経てフラグ解除ステツプ309
に進む演算に変更する。以後、この演算に変更し
た前席吹出切替演算ルーチン300から空調制御
演算ルーチン800への演算処理を数百msecの
周期に繰返すことにより、前吹出切替ダンパ2を
運転席側の位置に切替え、運転席吹出口4a,4
bより助手席吹出口3a,3bの方に冷風を多く
吹出す。
他方、この自動車に4人の乗員が搭乗し、前席
の空調に加えて後席の空調も行なうべくリヤクー
ラスイツチ18を投入した時には、マイクロコン
ピユータ20は第3図の前席吹出切替演算ルーチ
ン300、前席用ブロワ速度演算ルーチン40
0、リヤクーラ判定ステツプ500、後席吹出切
替演算ルーチン600、後席用ブロワ速度演算ル
ーチン700、空調制御演算ルーチン800を経
て再び前席吹出切替演算ルーチン300にもどる
繰返演算を行なう。従つて、車室内空調をエアコ
ン装置1およびリヤクーラ装置8の作動にて適切
に行なうとともに、4人の乗員のうちその頭部の
温度が34℃以上になつた人の所へ冷風を多く吹出
すように前吹出口切替ダンパ2あるいは後吹出口
切替ダンパ9を切替制御する。
なお、上述の実施例において、検出手段として
非接触室温センサ33を用いた温度検出器を示し
たが、乗員の頭位置における発汗を伴う異常高温
状態を検出するために各座席の枕の中に適当な通
風系を設け、その中に備えた温度センサおよび湿
度センサによる検出情報の相対関係に基づいて異
常高温判別をするようにしてもよく、また湿度セ
ンサの信号をレベル判定するのみで発汗状態を判
別するようにしてもよい。また、乗員の背中等に
おける汗を直接検出するために汗による導通にて
発汗信号を発生する発汗センサを各座席のシート
位置に備えるようにしてもよい。さらに、運転者
の発汗状態検出においてはハンドルの握り位置に
おける発汗量を検出するようにしてもよい。
さらに、調整手段として前吹出口切替ダンパ2
および後吹出口切替ダンパ9を示したが、吹出口
3a,4a,10a,11aの通風路をそれぞれ
開閉する2段階切替のダンパであつてもよく、そ
の場合それぞれのダンパを切替制御して各座席へ
の風量を調整するようにしてもよい。また、これ
らの通風系とは独立した通風系を各座席にそれぞ
れ設け、その通風系の開閉を制御するようにして
もよい。さらに、各座席への冷風量の割合を調整
するために各座席に専用のブロワモータを設け、
その回転を制御するようにしてもよい。
さらに、発汗状態の判別をマイクロコンピユー
タ20によるソフトウエアにて行なうものを示し
たが、ハードウエアによる電子回路構成にて行な
うようにしてもよい。
さらに、発汗状態のレベル判定において、その
レベルを検出対象となる他の搭乗者の発汗状態に
応じて可変としてもよく、また室温状態に応じて
可変としてもよい。
さらに、発汗状態が所定レベルに達したことを
検出した時にその検出に対応する搭乗者への冷風
吹出方向をマイクロコンピユータによる演算によ
り指示し、その指示に従つて搭乗者が吹出方向を
切替えるようにしてもよい。
以上述べたように本願の第1番目の発明におい
ては、検出対象となる搭乗者の発汗状態が所定レ
ベルに達したことを検出し、この検出時にその検
出に対応する搭乗者への冷風量を増加させている
から、搭乗者の発汗状態に応じた適切なる吹出量
変更を行なうことができるという優れた効果があ
る。
さらに、本願の第2番目の発明においては、上
記第1番目の自動車用空調制御方法を自動制御に
て適切に実施することができる制御装置を提供す
ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図は第1図中の温度検出器の詳細構成を示す
ブロツク線図、第3図は第1図中のマイクロコン
ピユータの全体の演算処理を示す演算流れ図、第
4図は第3図中の前席吹出切替演算ルーチンの詳
細な演算処理を示す演算流れ図、第5図は第3図
中の前席用ブロワ速度演算ルーチンの詳細な演算
処理を示す演算流れ図、第6図は温度偏差に対す
る基本風量特性を示す特性図である。 1a,2,8a,9……調整手段を構成するブ
ロワモータ、前吹出口切替ダンパ、ブロワモー
タ、後吹出口切替ダンパ、12,13,14,1
5……検出手段としての温度検出器、20,2
2,23,24,25……制御手段を構成するマ
イクロコンピユータ、モータ駆動回路、モータ駆
動回路、前吹出ダンパ切替アクチエータ、後吹出
ダンパ切替アクチエータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車の車室内の各部への冷風吹出量を調整
    して車室内の空調を制御する自動車用空調制御方
    法において、 検出対象となる搭乗者の発汗状態が所定レベル
    に達したことを検出し、 この検出時にその検出に対応する搭乗者への冷
    風量を増加させる ことを特徴とする自動車用空調制御方法。 2 自動車の車室内の各部への冷風吹出量を調整
    する調整手段を備え、その冷風吹出量に基づいて
    車室内の空調を制御する自動車用空調制御装置に
    おいて、 検出対象となる搭乗者の発汗状態を検出して検
    出信号を発生する検出手段と、 この検出手段よりの検出信号が所定レベルに達
    したことを判定し、この判定時にその検出信号の
    発生に対応する搭乗者への冷風量を増加させるべ
    く前記調整手段を制御する制御手段 を備えることを特徴とする自動車用空調制御装
    置。
JP14059779A 1979-10-31 1979-10-31 Control method and apparatus for car air-conditioning Granted JPS5663510A (en)

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US4759269A (en) * 1986-12-22 1988-07-26 Ford Motor Company Airconditioning control system for an automotive vehicle
ES2244130T3 (es) * 1998-09-18 2005-12-01 Siemens Aktiengesellschaft Dispositivo para la regulacion de la temperatura interior en el recinto para pasajeros de un automovil.
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CN109059229B (zh) * 2018-07-27 2022-03-01 广东美的制冷设备有限公司 可穿戴设备、控制终端、空调器、控制方法及其控制装置

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