JPS6242956Y2 - - Google Patents

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JPS6242956Y2
JPS6242956Y2 JP16872582U JP16872582U JPS6242956Y2 JP S6242956 Y2 JPS6242956 Y2 JP S6242956Y2 JP 16872582 U JP16872582 U JP 16872582U JP 16872582 U JP16872582 U JP 16872582U JP S6242956 Y2 JPS6242956 Y2 JP S6242956Y2
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oil
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JP16872582U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複数の室を有するタンクを架装し
て成るタンクローリにおいて、各室の油を荷卸ろ
しする際の混油を防止するようにしたことを特徴
とするタンクローリにおける混油防止装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種のタンクローリにおいては、例え
ばガソリン、軽油、灯油あるいは重油等の異なる
種類の石油製品等を同時に多量運搬する上で便宜
である。しかし、数室にそれぞれ異種の油を給油
し、油槽所等において各室から荷卸ろしを行なう
ため、その作業が煩雑であり、例えば荷卸ろし時
に希望する油と異なる油を排出したり、2種以上
の油を排出するなどの誤操作を生じる原因となつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような誤動作は特に石油等の危険物を扱
う場合には許されるものでなく、そのため従来で
は各作業員は慎重に確認・点検した後、各作業に
取り掛なければならず、作業上の神経的疲労が多
くなり、また、作業の遅延化をきたす原因となつ
ていた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
複数の室を有し、複数の油種を積載するタンクを
架装して成るタンクローリにおいて、前記各室に
配備される底弁の開閉部を電磁弁で形成し、各室
ごとにこの電磁弁のソレノイドと操作用スイツチ
と油種札挿入スイツチ部とで直列に電気回路を形
成し、各室ごとのこの回路を並列に配置した回路
群に対し、キースイツチを更に直列に配置して電
気回路網を形成し、前記油種札挿入スイツチ部
は、それぞれこのスイツチ部に選択的に挿入され
る積み込み油種指定のための油種札の導通部にて
選択的に短絡する前記油種の数に応じた切換接点
を有し、かつ、前記キースイツチは、これらキー
スイツチのいずれか1つのみに挿入される荷卸油
種指定のためのキーによつて開閉可能に形成さ
れ、このキーによる短絡、前記油種札挿入スイツ
チ部に挿入される油種札の導通部による短絡及び
前記操作スイツチの短絡の三条件の成立により、
1種又は同種の油のみを荷降ろし可能としたタン
クローリにおける混油防止装置を提案し、これに
よつて、荷卸ろし時における混油を皆無とするこ
とを可能にし、しかも、作業員の精神的疲労を緩
和するとともに、作業能率の向上を図るようにし
たものである。
〔作用〕
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の混油防止装置を有するタン
クローリの側面図で、図中、1はシヤシ2上に架
装されたタンクであつて、仕切り板3,3……に
よつて4つの室4a〜4dに区画されており、各
室4a〜4dにはそれぞれ後述する底弁5が配備
されている。そして、各底弁5は、第2図に示す
ように、電磁弁6a〜6dを介してエアータンク
7と接続するエアーシリンダ8a〜8dによつて
それぞれ開閉しうるようになつている。この場
合、各底弁5の電磁弁6a〜6dのソレノイド6
a′〜6d′と、操作用スイツチ9a〜9dと、後述
する油種札17を選択的に挿入する油種札挿入ス
イツチ部10とで直列に電気回路を形成し、各室
ごとのこの回路を並列に配置した回路群に対しキ
ースイツチ11a〜11dを更に直列に配置して
電気回路網12a〜12dが形成され、これら各
電気回路網12a〜12dは共通するメーンスイ
ツチ13及び電源14に接続されている。なお、
15は前記エアータンク7とエアーシリンダ8a
〜8dとを接続するエアーパイプ16の途中に配
設される三方コツクであつて、前記電源14に接
続する操作用電磁弁15′によつて開閉動作しう
るようになつている。
前記油種札挿入スイツチ部10は、第3図aな
いしcに示すように、積み込み油種指定のための
油種札17を挿入する挿入口18を有する室19
の対峙する面に1枚の接点板20と4個の接点片
21a〜21dとを間隔をおいて対峙して成り、
このスイツチ部10の室19内に挿入される油種
札17の一部に設けられた導通部17aが前記接
点板20と接点片21a〜21dのいずれかとを
短絡するようになつている。
なお、前記油種札17は、第4図a又はbに示
すように、絶縁性部材で形成された札本体17b
の一部に導通部17aを設け(第5図参照)、こ
の導通部17aを油種別に異なる位置に形成した
構造とし、かつ、その表面には油種別の色別け部
17cを施して成り、また辺部の一部には前記油
種札挿入スイツチ部10の室19に設けた凸部2
2と合致しうる凹部17dが形成され、これら凹
凸部17d,22により油種札17が裏反しに挿
入されるのを防止しうるようになつている。
また、前記キースイツチ11a〜11dは、第
6図a及びbに示すように、油種別に互いに係合
する接点部を有する錠前23a〜23dと後述す
る荷卸油種指定のためのキー24a〜24dとで
構成され、かつ、錠前23a〜23dのキー挿入
孔側に配備された操作板24に設けられた窓部2
5の裏面すなわち錠前側にスライド板26を摺動
溝27に沿つて摺動可能に形成し、この際、スラ
イド板26には前記錠前23a〜23dのキー挿
入孔23a′〜23d′のいずれか1つと合致しうる
切欠き窓28が穿設されており、つまみ29をも
つて摺動され、同時には1つのキー24a〜24
dしか錠前23a〜23dと係合できないように
なつている。なおこの場合、操作板24の各キー
スイツチ11a〜11dの付近に各キースイツチ
11a〜11dと共に電気回路網12a〜12d
を形成する操作用スイツチ9a〜9dが装備され
ている。また、前記キー24a〜24dは、第7
図に示すような給油所等に備付けのキーボツクス
30に設けた所定のキー収納部30a〜30dに
配備され、同時に2箇以上のキー24a〜24d
が取り外されないように確認できるようになつて
いる。
なお、前記電磁弁6a〜6dは、第8図a及び
bに示すように、エアータンク用ポート31、エ
アーシリンダ用ポート32及び大気用ポート33
を有する電磁弁本体34と、この電磁弁本体34
内にスプリング35の付勢力をもつて配備され、
かつ、前記エアーシリンダ用ポート32をエアー
タンク用ポート31又は大気用ポート33に連通
するスプール36と、このスプール36を切換動
作するソレノイド6a′〜6d′とで構成されてお
り、前記開閉電気回路12a〜12dの短絡によ
り、ソレノイド6a′〜6d′が励磁し、第8図bに
示すように、エアータンク用ポート31とエアー
シリンダ用ポート32とが連通して、エアーシリ
ンダ8a〜8dを操作し、底弁5を開放するよう
になつている。
上記のように構成されるこの考案の混油防止装
置において、例えば1番目の室4aにシルバー2
Kl、2番及び3番目の室4b及び4cに灯油を3
Klずつ、そして4番目の室4dに軽油4Klを積み
込む場合には、積込み時にシルバーの油種札17
を1枚、灯油の油種札17を2枚及び軽油の油種
札17を1枚受け取つて、油種ごとに決定された
所定の室4a〜4dの油種札挿入スイツチ部10
に各油種札17を挿入し、それに従つて油を積み
込み、積み込みが終つたら底弁5等の緩みなどを
点検し、異常がない場合には目的の給油所へ向か
う。そして、給油所において、まず、メーンスイ
ツチ13をONにすると、第9図に示すように、
三方コツク15の操作用電磁弁15′が励磁して
三方コツク15が連通位置に切換わる。次に、給
油所に備え付けられたキーボツクス30から所定
のキー例えばシルバー用キー24aを取り外し
て、そのキー24aをシルバーが収容された室4
aの開閉電気回路12a中のキースイツチ11a
の錠前23aに差し込み、キースイツチ11aを
ONにする。なおこの場合、あらかじめキースイ
ツチ11a〜11dにおけるスライド板26の切
欠き窓28をつまみ29をもつて錠前23aと合
致させておく。そして、前記キー24aによるキ
ースイツチ11aの短絡と共に操作用スイツチ9
aをONにする(第10図参照)。この状態におい
て、1番目の室の底弁5が開放され、シルバーの
荷卸ろしが行える。この荷降ろしが終つたら、室
内の残油の有無を確認し、底弁、吐出口コツク等
を閉鎖して、前述と逆に操作用スイツチ9a及び
キースイツチ11aをOFFにし、キー24aを
キーボツクス30の収納部30a内に納める。そ
して、次の別の油を荷卸ろしする場合には荷卸ろ
しすべき油種のキー24a〜24dを取り出して
前述と同様の手順で行なう。かようにして荷卸ろ
し作業が全て終つたならば、メーンスイツチ13
をOFFにする。なお、2番及び3番目の室4
b,4c内の灯油を荷卸ろしする場合には第11
図に示すように、キースイツチ11cをONにす
るとともに、操作用スイツチ9b,9cをONに
することにより、電気回路網12b及び12cが
短絡されて、荷卸ろし可能となる。この場合、操
作用スイツチ9b,9cをONにするところを誤
つて9cと9dをONにしたとしても、第12図
に示すように4番目の室4dの電気回路網12d
は短絡せず、室4d内の軽油は荷卸ろしされるこ
とはない。したがつて、誤操作したとしても異種
の油が混油する危検性はない。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案の混油防止装
置によれば、油種別に互いに合致するキーと錠前
とから成るキースイツチと、油種別に短絡接点が
異なる油種札を有する油種札挿入スイツチ部とを
組み合わせて各室の底弁の電気回路網を形成し、
しかも、キースイツチの操作は同時に2以上行え
ない構造となつているので、万一誤つて異種の油
のスイツチ部をONにしたとしても回路は構成さ
れず、希望する油以外の荷卸ろしは行われず、ま
た、異種の油が混油されることもない。したがつ
て、作業員は精神的疲労から解放され、また、従
来のこの種作業に比して能率的にかつ迅速に荷卸
ろし作業を行なうことができるなどの優れた効果
が得られ、その利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の混油防止装置を装備するタ
ンクローリの側面図、第2図はこの考案案の混油
防止装置の電気回路図、第3図aないしcはそれ
ぞれこの考案における油種札挿入スイツチ部の正
面断面図、平面断面図及び側面断面図、第4図a
及びbはこの考案における油種札の別の態様を示
す正面図、第5図は油種札の縦断面図、第6図a
及びbはこの考案におけるキースイツチの要部を
示す正面図及びそのA−A断面図、第7図はキー
ボツクスを示す正面図、第8図a及びbはこの考
案における底弁の電磁弁の作動態様を示す断面
図、第9図ないし第12図はそれぞれこの考案の
混油防止装置の別の作動態様を示す電気回路図で
ある。 図において、1……タンク、4a〜4d……
室、5……底弁、6a〜6d……電磁弁、6a′〜
6d′……ソレノイド、7……エアータンク、8a
〜8d……エアーシリンダ、9a〜9d……操作
用スイツチ、10……油種札挿入スイツチ部、1
1a〜11d……キースイツチ、12a〜12d
……電気回路網、13……メーンスイツチ、14
……電源、15……三方コツク、15′……操作
用電磁弁、17……油種札、17a……導通部、
20……接点板、21a〜21d……接点片、2
4……操作板、25……窓部、26……スライド
板、27……溝、28………切欠き窓、29……
つまみ、30……キーボツクス、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数の室を有し、複数の油種を積載するタン
    クを架装して成るタンクローリにおいて、前記
    各室に配備される底弁の開閉部を電磁弁で形成
    し、各室ごとにこの電磁弁のソレノイドと操作
    用スイツチと油種札挿入スイツチ部とで直列に
    電気回路を形成し、各室ごとのこの回路を並列
    に配置した回路群に対し、キースイツチを更に
    直列に配置して電気回路網を形成し、前記油種
    札挿入スイツチ部は、それぞれこのスイツチ部
    に選択的に挿入される積み込み油種指定のため
    の油種札の導通部にて選択的に短絡する前記油
    種の数に応じた切換接点を有し、かつ、前記キ
    ースイツチは、これらキースイツチのいずれか
    1つのみに挿入される荷卸油種指定のためのキ
    ーによつて開閉可能に形成され、このキーによ
    る短絡、前記油種札挿入スイツチ部に挿入され
    る油種札の導通部による短絡及び前記操作スイ
    ツチの短絡の三条件の成立により、1種又は同
    種の油のみを荷降ろし可能としたタンクローリ
    における混油防止装置。 2 前記キースイツチは、油種別に互いに係合す
    る接点部を有する錠前とキーとで構成され、前
    記錠前のキー挿入孔側にはいずれか1つの錠前
    のキー挿入孔に合致しうる切欠き窓を有するス
    ライド板を摺動可能に配備して成る実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のタンクローリにおけ
    る混油防止装置。
JP16872582U 1982-11-09 1982-11-09 タンクロ−リにおける混油防止装置 Granted JPS5972299U (ja)

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JPS59187594A (ja) * 1983-04-07 1984-10-24 昭和飛行機工業株式会社 タンクロ−リ−の混油防止装置
JPS62193998A (ja) * 1986-02-20 1987-08-26 東急車輌製造株式会社 混油防止装置

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