JPH11157381A - タンクローリ車の混油防止装置 - Google Patents

タンクローリ車の混油防止装置

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JPH11157381A
JPH11157381A JP9344480A JP34448097A JPH11157381A JP H11157381 A JPH11157381 A JP H11157381A JP 9344480 A JP9344480 A JP 9344480A JP 34448097 A JP34448097 A JP 34448097A JP H11157381 A JPH11157381 A JP H11157381A
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JP
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air
oil
pipe
oil type
connector
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JP9344480A
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English (en)
Inventor
Kenji Tottori
健司 鳥取
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵タンクTに割り当てられた油液に、種類の
異なる油液が荷卸しされるのを、防爆型の電装品を使用
することなく確実且つコスト安価に防止することができ
るタンクローリ車の混油防止装置を提供する。 【解決手段】タンクの区画室に収容された油液の油種を
指定すると、この指定された油種に対応するエア制御弁
6が開放される。この状態で、給油所においてエア供給
配管5の一端を、油種毎に割り当てられた複数本の接続
用エア配管90を介して、貯蔵タンクT毎に設けられた
油種コネクタ8に接続する。指定された油種と貯蔵タン
クTに割り当てられた油種とが一致する場合にのみ、当
該油種に対応すエア供給配管5に、エアタンクATから
のエアが油種コネクタ8を介して供給される。これによ
り、上記開放されたエア制御弁6を通して底弁ロック手
段4のエアシリンダ43にエアが供給され、上記区画室
2bの底部に設けられた底弁3を通して荷卸しが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タンクローリ車
に搭載された油液を、給油所の貯蔵タンクに注入する際
に、当該貯蔵タンクに収容された油液に、種類の異なる
油液が混入するのを防止するタンクローリ車の混油防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、タンクローリ車のタンクは、
レギュラーガソリン、ハイオクタンガソリン、灯油、軽
油等の種類の異なる油液を個別に収容できるように、複
数の区画室に区画されている。この複数の区画室のそれ
ぞれの底部には、油液を荷卸しするための底弁が設けら
れており、各底弁の開放動作は、底弁ロック手段によっ
て個別に規制されている。上記底弁ロック手段は、底弁
を開閉操作するためのハンドル等に係合して、当該ハン
ドルの回動を規制するロック部材と、上記ロック部材の
係合を解除するエアシリンダとを備えている。このエア
シリンダは、車体の側面等に設けられた手動開閉弁を操
作することによりエアタンクからエアが供給され、この
エアの供給により、ロック部材が駆動されてハンドル等
に対する係合が解除される。これにより、ハンドルの回
動操作が可能となり、底弁を開放させて、区画室に収容
された油液を給油所の地下等に設けられた貯蔵タンクに
注入することができる。
【0003】しかし、上記タンクローリ車によれば、手
動開閉弁を誤って開放操作すると、本来注入すべき油液
と種類の異なる油液が貯蔵タンクに注入されてしまうと
いう問題が生じる。そこで、各区画室に収容された油液
の種類を電気的に識別して表示したり、各区画室に収容
された油液の種類と、貯蔵タンクに割り当てられた油液
の種類とを電気的に照合したりすることにより、種類の
異なる油液が貯蔵タンクに注入されるのを防止するよう
にした混油防止装置が種々提案されている(例えば特開
昭59−84794号公報、特開平1−226596号
公報、特開平1−226593号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記タンク
ローリ車はガソリン等の揮発性の高い油液を取り扱う関
係上、上記混油防止装置の制御回路やスイッチ等の電装
品を防爆型のもので構成する必要があるので、そのコス
トが高くつくという問題があった。この発明は上記問題
点に鑑みてなされたものであり、貯蔵タンクに割り当て
られた油液に、種類の異なる油液が混入するのを確実且
つコスト安価に防止することができるタンクローリ車の
混油防止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明のタンクローリ車の混油防止装置は、タンク
ローリ車のタンクの各区画室毎に設けられた底弁の開放
動作を個別に規制する空圧作動方式の底弁ロック手段
と、油種毎に割り当てられた複数の主配管と、この主配
管から各区画室毎に分岐して各底弁ロック手段に接続さ
れた分岐配管とを有する車載側エア供給配管と、各分岐
配管の途中部に介在され、油種毎に割り当てられた油種
指定部材によって油種を指定すると、当該指定した油種
に該当する分岐配管のみを連通させて、上記底弁ロック
手段による底弁の解放動作規制を解除し得る機械操作方
式のエア制御弁と、上記タンクローリ車に搭載されたエ
アタンクと、給油所の各貯蔵タンク毎に備え付けられ、
上記エアタンクからエアを導入する入力ポートと、この
入力ポートに連通され、貯蔵タンクに割り当てられた油
種毎に配設位置が異なる出力ポートとを有する油種コネ
クタと、油種毎に割り当てられた複数の接続用エア配管
を有し、各接続用エア配管の一端部が上記エア供給配管
の主配管に対して油種毎に接続されるとともに、各接続
用エア配管の他端部が、配管コネクタを介して上記油種
コネクタに一括接続され、この接続状態で、貯蔵タンク
に割り当てられた油種に対応する接続用エア配管が、油
種コネクタの出力ポートと連通する接続具とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0006】上記の構成のタンクローリ車の混油防止装
置によれば、例えば油槽所において、油種指定部材によ
り、タンクローリ車のタンクの各区画室に収容された油
液の種類を指定すると、この指定された油種に該当する
分岐配管のみを連通させて、当該分岐配管を通して底弁
ロック手段へのエア供給が許容される。次いで、給油所
において、接続具の配管コネクタを荷卸ししようとする
貯蔵タンクに備え付けられた油種コネクタに接続する
と、荷卸ししようとする油液の種類と貯蔵タンクに割り
当てられた油液の種類とが一致している場合には、当該
油液の種類に対応する接続用エア配管が油種コネクタの
出力ポートと連通し、エアタンクから上記油種コネクタ
の入力ポートに供給されたエアを、上記出力ポートに連
通された接続用エア配管を通してエア供給配管に供給す
ることができる。これにより、上記連通された分岐配管
を通して対応する底弁ロック手段にエアが供給され、こ
の底弁ロック手段による底弁の解放動作規制が解除され
る。この結果、上記油種指定部材により指定された油種
に対応する油液が収容された底弁のみを開放することが
できる。
【0007】一方、荷卸ししようとする油液の種類と貯
蔵タンクの油液の種類とが一致していない場合には、つ
まり、接続具の配管コネクタを、本来給油すべき貯蔵タ
ンクと異なる貯蔵タンクに備え付けられた油種コネクタ
に誤って接続した場合には、当該貯蔵タンクの油種と異
なる油種用の接続用エア配管が、油種コネクタの出力ポ
ートに連通することになる。しかし、このエア供給配管
は、エア制御弁によって管路が遮断されているので、対
応する底弁ロック手段にエアを供給することができな
い。したがって、貯蔵タンクの油液と種類の異なる油液
が収容された区画室の底弁は開放することができない。
【0008】上記混油防止装置は、接続具の接続用エア
配管が、互いに連結される一対の配管コネクタを介して
エア供給配管に一括接続されるとともに、上記エアタン
クがエア供給配管側の配管コネクタに接続され、この配
管コネクタ及び上記接続具を介して油種コネクタの入力
ポートにエアを供給するものであるのが好ましい(請求
項2)。この場合には、接続用エア配管をエア供給配管
及び油種コネクタに一括接続すると同時に、油種コネク
タの入力ポートへエアの供給が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら詳述する図5はこの発明が
適用されるタンクローリ車を示す概略図である。同図に
おいて、タンクローリ車1の車体1aには、タンク2が
搭載されており、このタンク2の内部は、レギュラーガ
ソリン、ハイオクタンガソリン、灯油、軽油の4種類の
油液を個別に収容できるように、仕切り板2aによって
複数の区画室2bに仕切られている。また、各区画室2
bのそれぞれの頂部には、各区画室2bに油液を注入す
るためのマンホール2cと、このマンホール2cを開放
可能に閉塞するマンホール蓋2dとが設けられている。
【0010】上記タンク2の各区画室2bの底部には、
収容された油液を荷卸しするための底弁3が設けられて
いる。各底弁3は、各区画室2bを挿通する弁軸31を
介して、各区画室2bの頂部に設けられたハンドル32
に連結されており、このハンドル32を反時計回り方向
に回すことにより、弁軸31を介してハンドル32とと
もに底弁3を上昇させて油液の排出を許容し、ハンドル
32を時計回り方向に回すことにより、底弁3を下降さ
せて油液の排出を規制するようになっている。各底弁3
の排出ポートは、集中配管P1に連通されており、各区
画室2bから排出された油液は、上記集中配管P1及び
その端部に接続された荷卸しホースHを通して、給油所
の地下等に設けられた複数の貯蔵タンクTに選択的に注
入される。
【0011】図1〜図4も参照して、上記タンクローリ
車1に適用される混油防止装置は、上記底弁3の開放動
作を個別に規制する底弁ロック手段4と、タンクローリ
車1に搭載され、各油種毎に割り当てられた複数のエア
供給配管5と、各エア供給配管5の途中部に介在された
エア制御弁6と、各油種毎に割り当てられた油種指定部
材としての複数の油種カードXと、上記タンクローリ車
1に搭載されたエアタンクATと、給油所の各貯蔵タン
クT毎に備え付けられた油種コネクタ8と、エア供給配
管5と油種コネクタ8とを接続する接続具9とによって
主要部が構成されている。
【0012】上記底弁ロック手段4は、図2に示すよう
に、上記弁軸31に固定されたピニオンギア41と、こ
のピニオンギア41に係合するロック部材としてのラッ
クギヤ42と、上記ピニオンギア41に対するラックギ
ヤ42の係合を解除するエアシリンダ43とを備えてい
る。上記ピニオンギア41は、ハンドル32の直下に設
けられている。また、上記ラックギヤ42は、ピニオン
ギア41に歯合した状態で、エアシリンダ43のシリン
ダロッド43aの先端部に固定されている。上記エアシ
リンダ43は、タンク2の頂部に立設されたブラケット
44に固定されている。このエアシリンダ43の後部室
43bには、ピストン43cを押圧付勢するスプリング
43dが設けられている。このスプリング43dの付勢
力により、ラックギヤ42とピニオンギア41との歯合
状態が維持されており、この歯合状態において、ハンド
ル32の回動が規制されている。また、上記エアシリン
ダ43の前部室43eにエアを供給することにより、上
記歯合状態を解除して、ハンドル32の回動を許容する
ことができる。
【0013】エア供給配管5は、レギュラーガソリン用
として割り当てられた第1エア供給配管51、ハイオク
タンガソリン用として割り当てられた第2エア供給配管
52、灯油用として割り当てられた第3エア供給配管5
3、軽油用として割り当てられた第4エア供給配管54
を備えている。各エア配管51,52,53,54は、
主配管51a,52a,53a,54aと、各主配管5
1a,52a,53a,54aから区画室2b毎に分岐
した分岐配管51b,52b,53b,54bとからな
り、各分岐配管51b,52b,53b,54bの一端
部は、各区画室2bの底弁ロック手段4毎に集約され
て、各区画室2b単位でエアシリンダ43の前部室43
eに接続されている。また、各主配管51a,52a,
53a,54aの他端部には、接続具9を接続するため
の第1配管コネクタC1が接続されている。この第1配
管コネクタC1は、単品からなるブロック状のものであ
る。
【0014】エア制御弁6は、エア供給配管5の各分岐
配管51b,52b,53b,54bの途中部に介在さ
れている。このエア制御弁6は、スプリングオフセット
方式の3ポート2位置切換弁によって構成されており、
通常はスプリング力により遮断位置をとって、分岐配管
51b,52b,53b,54bを通して底弁ロック手
段4のエアシリンダ43へエアが供給されるのを規制し
ている。また、上記エア制御弁6は、ローラ62付の作
動アーム61を回動させることにより切り換えられる機
械作動方式のものである。なお、上記エア制御弁6は、
各マンホール蓋2dに固定されたハッチボックスHB
(図6参照)のそれぞれの内部に4個ずつ並設されてい
る。
【0015】油種カードXは、図4に示すように、基部
X1の先端に突片X2を形成したものであり、この突片
X2の形成位置は油種毎に異なっている。この油種カー
ドXは、これに割り当てられた油種を識別できるように
色分けされている。上記ハッチボックスHBには、上記
油種カードXを差し込むためのポケット部PKが設けら
れており、このポケット部PKに対して上記エア制御弁
6のローラ62を臨ませてある(図8参照)。上記ハッ
チボックスHBのポケット部PKに油種カードXを差し
込むことにより、当該ハッチボックスHBの直下の区画
室2bに収容された油液の種類を指定することができ、
これによりエア制御弁6のローラ62が、当該油種カー
ドXの突片X2によって選択的に押圧されて、当該エア
制御弁6が開放位置に切り換えられる。
【0016】油種コネクタ8は、貯蔵タンクTの各注油
口T1に固定されており、それぞれ上記エアタンクAT
からのエアを導入する入力ポート81と、この入力ポー
ト81に内部通路83を介して選択的に連通された出力
ポート82とを備えている。上記入力ポート81と出力
ポート82とは、同一平面上に設けられている。また、
上記出力ポート82の配設位置は、各貯蔵タンクTに割
り当てられた油種毎に異なっている(図9参照)。な
お、図9において、(a) はレギュラーガソリン用の油種
コネクタ8を、(b) はハイオクタンガソリン用の油種コ
ネクタ8を、(c)は灯油用の油種コネクタ8を、(d) は
軽油用の油種コネクタ8をそれぞれ示している。
【0017】接続具9は、複数本の接続用エア配管90
を備えている。この接続用エア配管90は、レギュラー
ガソリン用として割り当てられた第1接続用エア配管9
1と、ハイオクタンガソリン用として割り当てられた第
2接続用エア配管92と、灯油用として割り当てられた
第3接続用エア配管93と、軽油用として割り当てられ
た第4接続用エア配管94と、エアタンクATからのエ
アを油種コネクタ8の入力ポート81に供給するための
第5接続用エア配管95とによって構成されている。こ
の接続用エア配管90は、フレキシブル配管からなるも
のであり、その一端部には、前記第1配管コネクタC1
に接続される第2配管コネクタC2が取付けられてお
り、各接続用エア配管91〜95は、上記第1配管コネ
クタC1及び第2配管コネクタC2を介して、各エア供
給配管51〜54に機密性を維持した状態で一括して接
続される。この際、レギュラーガソリン用として割り当
てられた第1接続用エア配管91は、同じくレギュラー
ガソリン用として割り当てられた第1エア供給配管51
に接続され、ハイオクタンガソリン用として割り当てら
れた第2接続用エア配管92は、同じくハイオクタンガ
ソリン用として割り当てられた第2エア供給配管52に
接続され、灯油用として割り当てられた第3接続用エア
配管93は、同じく灯油用として割り当てられた第3エ
ア供給配管53に接続され、軽油用として割り当てられ
た第4接続用エア配管94は、同じく軽油用として割り
当てられた第4エア供給配管54に接続される。また、
エア供給用として割り当てられた第5接続用エア配管9
5は、第1配管コネクタC1を介してエアタンクATに
接続される。なお、上記第1配管コネクタC1とエアタ
ンクATとの間には、開閉弁Vが介在されている。
【0018】上記接続用エア配管90の他端部は、第3
配管コネクタC3を介して上記油種コネクタ8に一括し
て接続される。この第3配管コネクタC3の油種コネク
タ8に対する接続面C31には、図10に示すように、
当該油種コネクタ8の出力ポート82と選択的に連通す
る入力ポート96a〜96dと、油種コネクタ8の入力
ポート81に連通する出力ポート97とが設けられてい
る。入力ポート96aは、レギュラーガソリン用の第1
接続用エア配管91に連通され、入力ポート96bは、
ハイオクタンガソリン用の第2接続用エア配管92に連
通され、入力ポート96cは、灯油用の第3接続用エア
配管93に連通され、入力ポート96cは、軽油用の第
4接続用エア配管94に連通されている。
【0019】以上の構成であれば、例えば油槽所におい
て、タンクローリ車1の各区画室2bに収容された油液
の種類に対応する油種カードXを、各区画室2bのハッ
チボックスHBのポケット部PKに差し込んで、各区画
室2bに収容された油種を指定することにより、当該指
定された油種用のエア制御弁6を開放位置に切り換える
ことができる。この結果、当該エア制御弁6のみを通し
て底弁ロック手段4のエアシリンダ43へのエア供給を
許容することができる。つまり、ある区画室2bに収容
された油液が例えばレギュラーガソリンである場合に
は、レギュラーガソリン用の油種カードXをポケット部
PKに差し込むことによって、レギュラーガソリン用の
第1エア供給配管51のみを通して底弁ロック手段4の
エアシリンダ43にエア供給可能な状態になる。
【0020】次いで、給油所において、接続具9の第2
配管コネクタC2を第1配管コネクタC1に接続すると
ともに、接続具9の第3配管コネクタC3を、荷卸しし
ようとする貯蔵タンクTに備え付けられた油種コネクタ
8に接続すると、荷卸ししようとする油液の種類(以下
括弧内の記載はレギュラーガソリンの場合を示す)と貯
蔵タンクに割り当てられた油種とが一致している場合に
は、接続用エア配管90のうちの当該油種に対応する何
れかの配管(第1接続用エア配管91)が、油種コネク
タ8の出力ポート82と連通するとともに、第5接続用
エア配管95が、油種コネクタ8の入力ポート81に連
通する。この状態で、第1配管コネクタC1とエアタン
クATとの間の開閉弁Vを操作して、当該エアタンクA
Tからエアを供給すると、上記第5接続用エア配管95
を通して油種コネクタ8の入力ポート81にエアが供給
され、この供給されたエアを、油種コネクタ8の出力ポ
ート82及びこの出力ポート82に連通された接続用エ
ア配管90(第1接続用エア配管91)を通してエア供
給配管5(第1エア供給配管51)に供給することがで
きる。これにより、上記開放位置に切り換えられたエア
制御弁6(第1エア供給配管51に介在されたエア制御
弁6)を通して底弁ロック手段4のエアシリンダ43に
エアが供給され、貯蔵タンクTに収容された油液と同じ
種類の油液が収容された区画室2bのみについて、ハン
ドル32の回動操作が許容される。したがって、当該ハ
ンドル32を回動操作することにより、弁軸31を介し
て底弁3を開放して、貯蔵タンクTに割り当てられた油
種と同じ種類の油液のみを区画室2bから荷卸しするこ
とができる。荷卸し終了後は、ハンドル32の回動操作
にて底弁3を閉鎖し、油種カードXを抜く。これによ
り、エア制御弁6が遮断位置に切り換わり、エアシリン
ダ43のエアが大気に放出されて、ハンドル32が再び
ロック状態に切り換わる。
【0021】一方、接続具9の第3配管コネクタC3
を、本来給油すべき貯蔵タンクTと異なる貯蔵タンクT
(以下括弧内の記載は灯油用貯蔵タンクTの場合を示
す)に備え付けられた油種コネクタ8に誤って接続した
場合には、貯蔵タンクTに割り当てられた油種と異なる
油種用の接続用エア配管90(第3接続用エア配管9
3)が、油種コネクタ8の出力ポート82と連通するこ
とになる。しかし、この出力ポート82に接続用エア配
管90(第3接続用エア配管93)を介して連通された
エア供給配管5(第3エア供給配管53)は、その途中
部に介在されたエア制御弁6によって管路が遮断されて
いるので、当該エア供給配管5を通して底弁ロック手段
4のエアシリンダ43にエアを供給することができな
い。ここに、この底弁ロック手段4に対応する底弁3を
開放することができないので、貯蔵タンクTに割り当て
られた油種と異なる種類の油液が当該貯蔵タンクTに注
入されるのを防止することができる。
【0022】上記混油防止装置は、第2配管コネクタC
2を第1配管コネクタC1に接続すると同時に、上記エ
アタンクATを第1配管コネクタC1を介して第5接続
用エア配管95に接続することができるので、エアタン
クATと油種コネクタ8とを別途接続する作業が不要と
なる。このため、荷卸し作業の労力が軽減される。
【0023】この発明のタンクローリ車の混油防止装置
は、上記実施の形態に限定されるものでなく、例えば、
エアタンクATのエアを接続具9と独立したエア配管を
用いて、油種コネクタ8に直接供給するようにするこ
と、接続用エア配管90を、第2配管コネクタC2及び
第1配管コネクタC1を用いることなくエア供給配管5
に常時接続しておくこと等、種々の設計変更を施すこと
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るタンクロ
ーリ車の混油防止装置によれば、タンクの区画室に収容
された油液の種類を、油種指定部材によって機械的に指
定することにより、エア制御弁を機械的に駆動し、さら
に接続具にて貯蔵タンク側の油液の種類に対応したエア
供給配管にのみにエア供給可能とし、貯蔵タンク側の油
液と同じ種類の油液を収容した区画室に対応する空圧作
動方式の底弁ロック手段にエアを供給して、当該底弁ロ
ック手段による底弁の開放規制を解除するようにしてい
るので、種類の異なる油液が混入するのを確実に防止す
ることができるとともに、防爆型の電装品を一切用いる
必要がなく、装置のコストを安価にすることができる。
【0025】請求項2記載のタンクローリ車の混油防止
装置によれば、接続具の接続用エア配管をエア供給配管
及び油種コネクタに一括接続すると同時に、油種コネク
タの入力ポートに対してエアの供給が可能となるので、
油液の荷卸し作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の混油防止装置の一つの実施の形態を
示す概略図である。
【図2】底弁ロック手段を示す断面図である。
【図3】底弁ロック手段を示す一部欠截平面図である。
【図4】油種カードを示す平面図である。
【図5】タンクローリ車を示す概略図である。
【図6】タンクの頂部付近を示す平面図である。
【図7】油種カードをポケット部に挿入した状態を示す
概略正面図である。
【図8】図7の概略平面図である。
【図9】油種コネクタの出力ポートの配置状態を示す概
略図である。
【図10】接続具の配管コネクタの端面を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 タンクローリ車 2 タンク 2b 区画室 3 底弁 4 底弁ロック手段 43 エアシリンダ 5 エア供給配管 51a〜54a 主配管 51b〜54b 分岐配管 6 エア制御弁 8 油種コネクタ 81 入力ポート 82 出力ポート 9 接続具 90 接続用エア配管 C1 第1配管コネクタ C2 第2配管コネクタ C3 第3配管コネクタ X 油種カード(油種指定部材) AT エアタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクローリ車のタンクの各区画室毎に設
    けられた底弁の開放動作を個別に規制する空圧作動方式
    の底弁ロック手段と、 油種毎に割り当てられた複数の主配管と、この主配管か
    ら各区画室毎に分岐して各底弁ロック手段に接続された
    分岐配管とを有する車載側エア供給配管と、 各分岐配管の途中部に介在され、油種毎に割り当てられ
    た油種指定部材によって油種を指定すると、当該指定し
    た油種に該当する分岐配管のみを連通させて、上記底弁
    ロック手段による底弁の解放動作規制を解除し得る機械
    操作方式のエア制御弁と、 上記タンクローリ車に搭載されたエアタンクと、 給油所の各貯蔵タンク毎に備え付けられ、上記エアタン
    クからエアを導入する入力ポートと、この入力ポートに
    連通され、貯蔵タンクに割り当てられた油種毎に配設位
    置が異なる出力ポートとを有する油種コネクタと、 油種毎に割り当てられた複数の接続用エア配管を有し、
    各接続用エア配管の一端部が上記エア供給配管の主配管
    に対して油種毎に接続されるとともに、各接続用エア配
    管の他端部が、配管コネクタを介して上記油種コネクタ
    に一括接続され、この接続状態で、貯蔵タンクに割り当
    てられた油種に対応する接続用エア配管が、油種コネク
    タの出力ポートと連通する接続具とを備えることを特徴
    とするタンクローリ車の混油防止装置。
  2. 【請求項2】上記接続具の接続用エア配管が、互いに連
    結される一対の配管コネクタを介してエア供給配管に一
    括接続されるとともに、上記エアタンクがエア供給配管
    側の配管コネクタに接続され、この配管コネクタ及び上
    記接続具を介して油種コネクタの入力ポートにエアを供
    給する請求項1記載のタンクローリ車の混油防止装置。
JP9344480A 1997-11-28 1997-11-28 タンクローリ車の混油防止装置 Pending JPH11157381A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017509834A (ja) * 2013-12-19 2017-04-06 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ 生物学的液体処理システムのための遠隔操作弁

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JP2017509834A (ja) * 2013-12-19 2017-04-06 ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ 生物学的液体処理システムのための遠隔操作弁

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