JPS62372B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS62372B2
JPS62372B2 JP52111170A JP11117077A JPS62372B2 JP S62372 B2 JPS62372 B2 JP S62372B2 JP 52111170 A JP52111170 A JP 52111170A JP 11117077 A JP11117077 A JP 11117077A JP S62372 B2 JPS62372 B2 JP S62372B2
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JP
Japan
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support member
friction
annular
annular support
annular guide
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Expired
Application number
JP52111170A
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English (en)
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JPS5340923A (en
Inventor
Ru Burizu Reimon
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Valeo SE
Original Assignee
Francaise du Ferodo SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Francaise du Ferodo SA filed Critical Francaise du Ferodo SA
Publication of JPS5340923A publication Critical patent/JPS5340923A/ja
Publication of JPS62372B2 publication Critical patent/JPS62372B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一定の遊動角度範囲内で相互に回転
可能に配置されたハブ円板および該ハブ円板の両
側に設けられておりかつ連結部材により相互に連
結された２つの環状案内板と、上記同軸状に配置
されたハブ円板と２つの環状案内板との間におい
て円周方向に配置されたコイルスプリングとを備
えた摩擦クラツチ板用のトーシヨンダンパー装置
に関する。
また、本発明のトーシヨンダンパー装置は、自
動車の摩擦クラツチ板に適用するのに都合の良い
ものである。
かような摩擦クラツチ板は、駆動軸と共に回転
する部材と被駆動軸と共に回転する部材との間に
伝達される回転トルクの断続を行なうのに用いら
れ、断続作動時に動力伝達系に生じる振動を吸収
できるようになつている。
摩擦クラツチ板の動軸状に配置された２つの部
材の間に、いわゆる「ヒステリシス」効果を得る
ための摩擦装置を設けることは従来公知である。
このヒステリシス効果は、同軸状に配置された２
つの部材間に生じる回転角度が同一であつても、
回転角度が前進方向に生じる場合に両部材間に伝
達されるトルク値と、後退方向に生じる場合に両
部材間に伝達されるトルク値とを異ならせること
により得ることができる。
かようなヒステリシス効果を生じさせること
は、摩擦クラツチ板を介して駆動軸と被駆動軸と
を断続する伝達系の回転中に生じる振動を低減す
るのに有効である。
摩擦クラツチ板の作動特性に基き、２つの同軸
状部材の間の所定の回転角度範囲の一部の範囲に
ついてのみ作動する少くとも１つの摩擦装置を設
けることができる。
しかしながら、この形式の摩擦クラツチ板にお
いては、いかなるものであつても、摩擦装置は、
ハブ円板と環状案内板の内周部においてこれらの
間に設けられた摩擦ワツシヤにより構成されてい
る。
このため、摩擦クラツチ板の内部構造は、摩擦
ワツシヤにより決まり、かつヒステリシス特性は
該摩擦ワツシヤに関連することとなる。
しかし、ある特定の用途については、摩擦クラ
ツチ板のヒステリシス特性をそのばね剛さに適合
できるものとするのが望ましく、ばね剛さ自体は
摩擦クラツチ板の使用条件に応じて選定される。
しかしながら、上述の理由から今迄は摩擦クラ
ツチ板のヒステリシス特性をばね剛さに適合させ
ることが困難あるいは不可能であつた。
従つて本発明の目的は、かような困難性を克服
できる摩擦クラツチ板用のトーシヨンダンパー装
置を提供することにある。
更に詳細に説明すれば、本発明の摩擦クラツチ
板用のトーシヨンダンパー装置は、一定の遊動角
度範囲内で相互に回転可能に同軸状に配置された
ハブ円板１２および該ハブ円板１２の両側に設け
られておりかつ連結部材１４により相互に連結さ
れた２つの環状案内板１３，１３と、上記同軸状
に配置されたハブ円板１２と２つの環状案内円板
１３，１３との間において円周方向に配置された
コイルスプリング２０Ａ，２０Ｂとを備えた摩擦
クラツチ板用のトーシヨンダンパー装置におい
て、 前記２つの環状案内板１３，１３のうちいずれ
か一方の環状案内板１３の外周部には摩擦装置が
設けてあり、 該摩擦装置は、前記一方の環状案内板１３の一
側に設けた少くとも１つの環状支持部材３０と、
該環状支持部材３０により支持されておりかつ前
記環状案内板１３の一側と接触する摩擦ライニン
グ３２と、前記環状支持部材３０の外周部に取付
けられていて該環状支持部材３０を前記一方の環
状案内板１３に対して押付けるためのクリツプ３
１と、前記環状支持部材３０に形成されていて該
環状支持部材３０と前記ハブ円板１２との間に延
在し、環状支持部材３０とハブ円板１２との間に
回転運動を伝達するラグ４６とからなることを特
徴とするものである。
かような環状支持部材および摩擦装置は、必要
に応じて簡単かつ経済的に摩擦クラツチ板に装着
することが可能であり、既存の摩擦クラツチ板に
装着する場合でも、摩擦クラツチ板の内部構造に
変更を加える必要がない。
従つて本発明によれば、摩擦クラツチ板に１個
又は複数の摩擦装置を装着することにより、摩擦
クラツチ板のヒステリシス特性を用途に応じて変
えることができる。
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
図示の実施例においては、本発明のトーシヨン
ダンパー装置を設けるべき摩擦クラツチ板はハブ
１０を有し、該ハブ１０の内周面には回転する軸
（図示せず）と連結される溝１１が形成されてい
て、ハブ１０の外周にはハブ円板１２が固定され
ている。環状案内板１３がハブ円板１２の両側に
１つずつ設けてあり、両環状案内板１３は連結部
材１４によつて後述のごとき方法で互に連結され
ている。２つの環状案内板１３のうちの一方の環
状案内板に隣接して摩擦デイスク１８が固定され
ている。摩擦デイスク１８の外周部には摩擦ライ
ニング１９が取付けられており、環状案内板１３
とハブ円板１２との間には弾性部材が円周方向に
並べて設けられている。
これらの弾性部材は公知のように、２種類のコ
イルスプリング２０Ａ，２０Ｂにより構成されて
おり、コイルスプリング２０Ａは１対からなり、
コイルスプリング２０Ｂは２対からなる。また、
これらのコイルスプリング２０Ａ，２０Ｂは、ハ
ブ円板１２に設けられた窓２１Ａ，２１Ｂおよび
環状案内板１３に設けられた窓２２Ａ，２２Ｂに
より形成される収納部内に切線方向に配置されて
いる。
図示の実施例においては、２つのコイルスプリ
ング２０Ａはハブ１０の中心に関して相互に対向
して配置されており、摩擦クラツチ板が休止位置
にあるときには、コイルスプリング２０Ａの一端
がハブ円板１２に当接し、他端が環状案内板１３
に当接している状態にある。
一方、コイルスプリング２０Ｂは、摩擦クラツ
チ板が休止位置にあるときには、その両端が環状
案内板１３に当接している状態にある。また、ハ
ブ円板１２に設けた窓２１Ｂの円周方向長さの方
が環状案内板１３に設けた窓２２Ｂの円周方向長
さよりも大きく、窓２１Ｂの側部と窓２２Ｂの側
部との間に、円周方向の間隙Ｊが形成されるよう
になつている。
図示の実施例においては、両環状案内板１３，
１３を相互に連結する連結部材１４は扁平状の連
結部材であり、環状案内板１３，１３の円周に対
し接線方向に向いて配置されている。
図示の実施例においては、連結部材１４が配置
される円周の直径は、コイルスプリング２０Ａ，
２０Ｂが配置される円周の直径よりも小さく、従
つて、連結部材１４は、ハブ円板１２に設けた窓
２１Ａ，２１Ｂの半径方向内方に延長した部分を
通つてハブ円板１２を貫通している。
連結部材１４は環状案内板１３を貫通して延び
ていて、両端部がかしめられている。
摩擦デイスク１８が第１図に矢印Ｆで示す方向
に回転されるとき、ハブ円板１２は最初の間は１
対のコイルスプリング２０Ａの一方（圧縮作用を
受ける方のコイルスプリング２０Ａであつて、例
えば第１図において左・斜下に配置されたコイル
スプリング２０Ａ）のみを介して駆動される。こ
のとき他方のコイルスプリング２０Ａ（第１図に
おいて右・斜上に配置されたコイルスプリング２
０Ａ）は弛緩される。かような作動は、ハブ円板
１２に設けた窓２１Ｂと環状案内板１３に設けた
窓２２Ｂとの間の円周方向の間隙Ｊが無くなるま
で続けられる。
円周方向の間隙Ｊが無くなると、一方のコイル
スプリング２０Ａの圧縮作用に加えて、２対のコ
イルスプリング２０Ｂが圧縮作用を受ける。ハブ
円板１２と環状案内板１３との間の円周方向の間
隙Ｊは、この間隙Ｊが無くなつた状態でコイルス
プリング２０Ａおよび（又は）２０Ｂが完全に圧
縮されることにより、あるいは連結部材１４とハ
ブ円板１２とが当接することにより、ハブ円板が
強制駆動されるように選定される。
上記構成は公知であり、これ以上の詳細な説明
は行なわない。
また、摩擦クラツチ板の２つの同軸状回転部品
の間に摩擦装置を設けて摩擦クラツチ板の作動特
性にヒステリシス効果を与えるようにする技術も
公知である。
図示の実施例においては、ヒステリシス効果を
与えるための摩擦装置は、ハブ円板１２（このハ
ブ円板１２は摩擦クラツチ板の同軸状部品の一方
に相当する）と環状案内板１３（この環状案内板
１３は摩擦クラツチ板の他方の同軸状回転部品に
相当する）との間に、軸線方向に配置された摩擦
ワツシヤ２５である。
この摩擦ワツシヤ２５は、実際には図示のごと
く、分配ワツシヤ２６を介して“オンデユフレツ
クス型（ONDU FLEX type）”の軸線方向に弾
力性をもつワツシヤ２７に取付けられている。摩
擦ワツシヤ２５と分配ワツシヤ２６とは例えば接
着により互に固定されている。また、軸線方向の
弾力性をもつワツシヤ２７は一方の環状案内板１
３に当接しており、分配ワツシヤ２６は該ワツシ
ヤ２６に設けた軸線方向に延びるラグ２８を一方
の環状案内板１３の孔２９に通すことにより該環
状案内板と共に一体的に回転できるようになつて
いる。
摩擦ワツシヤ２５からなる摩擦装置は、摩擦ク
ラツチ板の２つの同軸状回転部品が遊動角度運動
を行なう全範囲に設けられている。
本発明によれば、かような摩擦装置に加え、更
に補助的な摩擦装置を設けたことを特徴とするも
のである。この補助的な摩擦装置は、摩擦デイス
ク１８に隣接しない側の環状案内板１３に対して
軸線方向に並べて設けた環状支持部材３０により
支持されている。
第１図〜第５図に示す実施例においては、環状
支持部材３０は前記環状案内板１３の外周部の近
くに設けられている。すなわち、ハブ円板１２と
は反対側の環状案内板１３の外周面に隣接して環
状支持部材３０が設けられており、該環状支持部
材３０は環状案内板１３と接触する摩擦ライニン
グ３２を支持している。この摩擦ライニング３２
は環状の連続リングとして形成することができ、
例えば接着により環状支持部材３０に固定されて
いる。
第５図に示すように、環状支持部材３０の外周
部は、前記一方の環状案内板１３の外周縁部を超
えてかつ該環状案内板１３に対して垂直に延びて
いる弯曲部３４を有する。また、環状支持部材３
０には、環状案内板１３から離れる方向に傾斜す
る截頭円錐状部分３５が形成されている。
上記弯曲部３４および截頭円錐状部分３５は、
環状支持部材３０を補強する機能をもつ。截頭円
錐状部分３５は、環状支持部材３０を補強するこ
とのできる他の任意の形状にしてもよい。
図示の実施例においては、前記一方の環状案内
板１３の内側面（すなわち、前記環状支持部材３
０が設けられている側とは反対側の環状案内板１
３の面であつてハブ円板１２に対面する面）に
は、別の環状支持部材３７が設けてある。この環
状支持部材３７は、環状案内板１３と接触する摩
擦ライニング３８を支持している。従つて、図示
の実施例では前記一方の環状案内板１３の両側
に、夫々摩擦ライニング３２，３８を支持する２
つの環状支持部材３０，３７が設けられているこ
とになる。前述の摩擦ライニング３２と同様に、
摩擦ライニング３８は環状の連続リングとして形
成し、例えば接着により環状支持部材３７に固定
される。
図示の実施例において、環状支持部材３７は環
状支持部材３０とは異なり、平板状をなしてい
る。環状支持部材３７の内周部には、ハブ１０の
中心に関して直径方向に対向する位置において、
半径方向内方に延びている２つのラグ３９が設け
てある。このラグ３９は、第１図に示すようにほ
ぼ台形をなし、互に隣接する２つのコイルスプリ
ング２０Ｂの間に嵌入されている。
環状支持部材３０は、押圧部材すなわちクリツ
プ３１により環状案内板１３に対し軸線方向に押
圧されており、このクリツプ３１は更に環状支持
部材３７を環状案内板１３に対して軸線方向に押
圧している。
第１図〜第５図に示す実施例においては、互に
独立した６つのクリツプ３１が設けてあり、これ
らの６つのクリツプ３１は、円周方向に等間隔に
配置されている。
各々のクリツプ３１は適当に切断およびＵ字状
に折曲げた金属片で作られており、前記一方の環
状案内板１３と該環状案内板１３を挟んでいる２
つの環状支持部材３０，３７とを互に軸線方向に
押圧させる機能を有する。
第１図〜第５図に示す実施例においては、環状
案内板１３と環状支持部材とを互に軸線方向に弾
性押圧させるための波形部４０がクリツプ３１に
形成してある。
クリツプ３１が半径方向に抜けないように保持
するための何らかの係止部分をクリツプ３１に設
けることができる。
第１図〜第５図に示す実施例においては、かよ
うな係止部分はラグ４２である。このラグ４２
は、クリツプ３１の一部に切込みを入れて折曲げ
たものであり、環状支持部材３７に設けた孔４３
の縁と係合するようになつている。
かようなラグは、クリツプ３１に設ける代りに
環状支持部材３７に設けて、クリツプ３１に形成
した孔の縁と係合するように構成してもよい。
また、ラグ４２によつてクリツプ３１が円周方
向にも動かないように構成できることも明らかで
あろう。
しかしながら、第１図〜第５図に示す実施例で
は、環状支持部材３７の外周に形成した切欠き部
４５によりクリツプ３１が円周方向に動かないよ
うに構成してある。
最後に、本発明によれば、ハブ円板１２と環状
支持部材３０，３７との間に運動を伝達するため
の駆動部材が設けてある。
第１図〜第５図に示す実施例においては、この
駆動部材は、第３図に示すように、環状支持部材
３０の弯曲部３４を軸線方向に延長した少くとも
１つのラグ４６と、環状支持部材３７の外周部に
設けた切欠き部４７と、ハブ円板１２に設けた切
欠き部４８とからなり、前記ラグ４６が夫々の切
欠き部４７，４８を通るように構成されている。
第４図に示すように、ラグ４６は、摩擦クラツ
チ板の静止時においてラグ４６の両側に円周方向
の間隙Ｊが形成されるように配置される。もちろ
ん間隙Ｊは、コイルスプリング２０Ｂを収容する
ための窓２１Ｂと２２Ｂとの間に設けられた前述
の間隙Ｊと同じ寸法である。
ラグ４６は環状支持部材３０の外周に複数設け
ることができ、この場合には各ラグ４６を円周方
向に等間隔に配置する。
かような駆動部材が設けてあるため、前述のご
とく摩擦デイスク１８が矢印Ｆ方向（第１図）に
回転されて円周方向の間隙Ｊが無くなつた場合に
は、ハブ円板１２がラグ４６を介して環状支持部
材３０，３７を駆動する。従つて、摩擦デイスク
１８が矢印Ｆ方向に回転し続ける場合に、両環状
支持部材３０，３７に支持された摩擦ライニング
３２，３８による摩擦作用が前述の摩擦ワツシヤ
２５による摩擦作用に加えられるので、本発明の
摩擦クラツチ板のヒステリシス効果が増大され
る。
摩擦デイスク１８に作用する回転力が解除され
て該摩擦デイスク１８が最初の位置に戻ると、コ
イルスプリング２０Ｂ（互に隣り合うコイルスプ
リング２０Ｂ，２０Ｂの間には前述のごとく環状
支持部材３７のラグ３９が嵌入されている）によ
つて、環状支持部材３７およびクリツプ３１によ
り該環状支持部材３７に連結された環状支持部材
３０も最初の位置に戻される。
以上から明らかなごとく、環状支持部材３０，
３７および環状支持部材３０，３７により支持さ
れる摩擦ライニング３２，３８は、２つの環状案
内板１３，１３のうちのいずれか一方の環状案内
板に関して設ければよい。
本発明のかような構造は、単に簡単なクリツプ
３１により取付ることが可能であるため、従来の
慣用的な摩擦クラツチ板の構造に変更を加えるこ
となくして容易かつ迅速にしかも経済的に適用す
ることが可能である。
また、摩擦ライニング３２，３８を支持する環
状支持部材３０，３７を環状案内板１３に対して
押圧する力は、クリツプ３１の数および（又は）
剛性を変えることによつて適宜調節することがで
きる。
次に第６図に示す別の実施例について説明す
る。この実施例は、第１図〜第５図の実施例とほ
ぼ同様であるが、摩擦ライニング３２，３８を環
状案内板１３に対して押圧する押圧部材としてク
リツプ３１を用いることなく、環状支持部材３０
自体の弾性を利用して該環状支持部材３０により
直接押圧する構造にした点で第１図〜第５図の実
施例とは異なる。すなわち、環状支持部材３０の
弯曲部３４の全周又は一部を他の環状支持部材３
７の外周部を超えて折曲げた折曲げ部３５Ａを形
成することにより両者を直接緊着したものであ
る。同様な折曲げ部３５Ａを環状支持部材３７に
形成することもできる。
第７図に示す実施例も、第１図〜第５図の実施
例で示した押圧部材としてのクリツプ３１を用い
る代りに、環状支持部材３０の弯曲部３４に形成
した折曲げ部３５Ａにより両環状支持部材３０，
３７を環状案内板１３に対し押圧させる構造であ
る点において第６図に示した実施例と同様である
が、折曲げ部３５Ａと環状支持部材３７との間に
截頭円錐状又は“オンデユフレツクス”型のワツ
シヤ４０Ａが設けてある点で第６図の実施例とは
異なる。
第８図〜第１０図に示す別の実施例において
は、環状案内板１３に対して環状支持部材３０，
３７を押圧させるのに、クリツプ３１に設けたラ
グ５０の弾性を利用している。このラグ５０は、
クリツプ３１の一部に半径方向の切込みを入れる
ことにより形成され、環状支持部材３０の側面に
当接するようになつている。
また、第８図〜第１０図に示す実施例では、環
状支持部材３０に、前述の実施例のような截頭円
錐状部分３５が設けられていない。また、環状支
持部材３０には孔４３が形成してあり、クリツプ
３１に設けたラグ４２を前記孔４３の縁と係合さ
せることによつて、クリツプ３１が半径方向に抜
けないようになつている。
更に、第８図〜第１０図に示す実施例において
は、ハブ円板１２と環状支持部材３０，３７のい
ずれか一方との間に運動を伝達するための駆動部
材としてのリベツト５４が設けてある。リベツト
５４はハブ円板１２から突出するボス部分５２を
有し、このボス部分５２が環状支持部材３７に設
けた孔５３と係合できるようになつている。リベ
ツト５４と孔５３との間には、前述のごとき円周
方向の間隙Ｊが形成されている（第１０図）。
リベツト５４を設ける代りに、ハブ円板１２に
適当なラグを形成してもよい。もちろん、リベツ
ト５４は複数設けてもよく、この場合には円周方
向に等間隔へだてて配置する。
また、環状支持部材３７を補強すべく、その周
縁部には弯曲部５５が設けてある。
第８図〜第１０図の実施例による摩擦クラツチ
板の作動は、第１図〜第５図に示した摩擦クラツ
チ板の作動と同様である。
以上、本発明は、自動車用の摩擦クラツチ板に
適用したトーシヨンダンパー装置について説明し
てきたが自動車用以外の摩擦クラツチ板にも適用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明のトーシヨンダンパー装置を
備えた摩擦クラツチ板の部分的正面図である。第
２図は、第１図の−線に沿う断面図である。
第３図は、第２図の枠で囲んだ部分の拡大図で
ある。第４図は、第３図の−線方向から見た
部分断面図である。第５図は、第１図の−線
方向から見た第３図と同様な部分断面図である。
第６図は、本発明のトーシヨンダンパー装置の別
の実施例について第５図と同様な部分断面図であ
る。第７図は、本発明のトーシヨンダンパー装置
の更に別の実施例についての第６図と同様な断面
図である。第８図は、本発明のトーシヨンダンパ
ー装置の更に別の実施例についての第２図と同様
な部分断面図である。第９図は、第８図の枠で
囲んだ部分の拡大図である。第１０図は、第８図
の線方向から見た部分断面図である。 １０……ハブ、１２……ハブ円板、１３……環
状案内板、３０，３７……環状支持部材、３１…
…クリツプ、３２，３８……摩擦ライニング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 一定の遊動角度範囲内で相互に回転可能に同
    軸状に配置されたハブ円板１２および該ハブ円板
    １２の両側に設けられておりかつ連結部材１４に
    より相互に連結された２つの環状案内板１３，１
    ３と、上記同軸状に配置されたハブ円板１２と２
    つの環状案内円板１３，１３との間において円周
    方向に配置されたコイルスプリング２０Ａ，２０
    Ｂとを備えた摩擦クラツチ板用のトーシヨンダン
    パー装置において、 前記２つの環状案内板１３，１３のうちいずれ
    か一方の環状案内板１３の外周部には摩擦装置が
    設けてあり、 該摩擦装置は、前記一方の環状案内板１３の一
    側に設けた少くとも１つの環状支持部材３０と、
    該環状支持部材３０により支持されておりかつ前
    記環状案内板１３の一側と接触する摩擦ライニン
    グ３２と、前記環状支持部材３０の外周部に取付
    けられていて該環状支持部材３０を前記一方の環
    状案内板１３に対して押付けるためのクリツプ３
    １と、前記環状支持部材３０に形成されていて該
    環状支持部材３０と前記ハブ円板１２との間に延
    在し、環状支持部材３０とハブ円板１２との間に
    回転運動を伝達するラグ４６とからなることを特
    徴とする摩擦クラツチ板用のトーシヨンダンパー
    装置。
JP11117077A 1976-09-23 1977-09-14 Torsion damper system for friction disk particularly of automotive clutch Granted JPS5340923A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7628561A FR2365728A1 (fr) 1976-09-23 1976-09-23 Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5340923A JPS5340923A (en) 1978-04-13
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