JPH0343494B2 - - Google Patents

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JPH0343494B2
JPH0343494B2 JP56177775A JP17777581A JPH0343494B2 JP H0343494 B2 JPH0343494 B2 JP H0343494B2 JP 56177775 A JP56177775 A JP 56177775A JP 17777581 A JP17777581 A JP 17777581A JP H0343494 B2 JPH0343494 B2 JP H0343494B2
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elastically deformable
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torsion spring
hub flange
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Valeo SE
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Publication of JPH0343494B2 publication Critical patent/JPH0343494B2/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/12313Wound springs characterised by the dimension or shape of spring-containing windows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
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    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に、相互に一定の相対角移動範囲
内で回転自在に取り付けられた少なくとも2つの
同軸状の回転部分を有し、これら2つの回転部分
が、それらの間に以下で円周方向作用弾性装置と
呼ぶ円周方向に作用する弾性装置に逆らつて取り
付けらているようなねじれ緩衝装置に関するもの
である。
公知のように、上記のねじれ緩衝装置は、特に
自動車用の摩擦クラツチデイスクの構造に一般に
用いられており、前記回転部分の一方は第1の
軸、実際には駆動軸、自動車の例の場合ではエン
ジンの出力軸と一緒に回転するようにそれと一体
化される摩擦デイスクを有し、他方の回転部分は
第2の軸、実際には被駆動軸、自動車の場合の例
では変速機の入力軸と一緒に回転するようにそれ
と一体化されたハブに取り付けられている。
このねじれ緩衝装置は回転部分の一方に加えら
れた回転トルクを他方の回転部分に調節された状
態、すなわちこの緩衝装置を組み込んだエンジン
から被駆動輪までの伝達系に沿つて生じるおそれ
のある振動を和らげて伝達することができる。
多くの場合、実際に使われている円周方向作用
弾性装置は、全体としてコイルばね型のトーシヨ
ンばねによつて構成され、各トーシヨンばねは、
組立体の円周方向に対して接線状に配置され且つ
その一部が一方の回転部分の一部を構成する環状
部品、例えば横方向フランジまたはプレートに形
成された開口部中に、またその一部が他方の回転
部分の一部を構成する平行な部材、例えばリング
の形態をなす部材に前記の開口部と平行に形成さ
れた開口部中に各々収容されている。
しかし、機械的強度の低下無しに、前記トーシ
ヨンばねを収容するのに必要な前記開口部を形成
することは極めて難しいので、上記のような部材
中にトーシヨンばねを取り付ける方法には問題が
ある。
組立体の2つの異なる同心状円周に沿つてトー
シヨンばねを取り付ける際には最小限の機械的強
度が必要であり、また半径方向の最も弱い所に設
けられるので、取付け可能なバネの数には制限が
あり、その結果、上記ねじれ緩衝装置の運転特性
には必然的に限度がある。
この欠点を無くすために、円周方作用弾性装置
として少なくとも一つの弾性変形可能な帯状部材
を使用することが既に提案されている。
米国特許第2114247号に記載された上記弾性変
形可能な帯状部材によつて構成される円周方向作
用弾性装置は、実際には2つあり、その一つは伝
達トルクが増大するときに働き、他の一つは伝達
トルクが減少するときに働く。
しかし、この米国特許では弾性変形可能な帯状
部材は、横断面がほぼ正方形の棒を螺旋状に巻い
て形成されるので、この螺旋巻きを作るのが実際
には困難である他に、弾性変形可能な帯状部材が
その第1端、実際にた正方形に形成された内側端
から延び、この弾性帯状部材は、この内側端を介
してねじれ緩衝装置の回転部分の一つの半径方向
に係止され、第2端、実際にはフツクが形成され
た外側端で回転部分の第2の部分に係止されてい
る。
従つて、弾性変形可能な帯状部材が、その少な
くとも一端、実際にはその内側端で拘束されてい
るので、運転時には、その運転時に知られた変形
運動のために、対応する係号区域における「フレ
ツチング」と摩耗が生じるという問題は避けられ
ない。
同様に、その他端、実際には外側端にねじれ緩
衝装置の回転部分の一方が係止されており、この
端部と回転部分との間の係合接点は関節接合であ
り、摩擦を受け易いので、運転時の「フレツチン
グ」と摩耗の発生は避けられない。
フランス特許第1423139号では、円周方向作用
弾性装置は、一部が弾性変形可能な帯状部材によ
つて構成されている。
この特許では、弾性変形可能な帯状部材が薄い
板に切り抜かれており、この板は横方向に配置さ
れ、その横断面積は半径方向寸法より小さい軸線
方向寸法となるので、この弾性帯状部材の占める
軸線方向寸法は最小である。
しかし、このフランス特許第1423139号では、
弾性変形可能な帯状部材を挟んでいる2つの回転
部分へのこの弾性変形可能な帯状部材の取付けが
関節結合で行われているので、前記のものと同様
に、この関節結合部の所で「フレツチング」と摩
耗が生じるという問題は避けられない。
本発明の一般的は目的は、上記の欠点を無くし
且つ他の利点を有する装置を提供することにあ
る。
さらに詳しくは、本発明の目的は、摩擦クラツ
チデイスクに使用するのに適した緩衝装置であつ
て、クラツチシヤフトと一緒に回転するようにな
つたハブに固定されているハブフランジと、フラ
イホイールとプレツシヤプレートとの間での締付
けによつて回転されるようになつており且つ前記
ハブフランジに対して一定の相対角移動の範囲内
において回転するように取り付けられた2つの案
内デイスクと、前記相対角移動に抵抗するように
前記ハブフランジと前記案内デイスクとの間に設
けられた円周方向作用弾性装置とを備え、該円周
方向作用弾性装置は、緩衝装置の円周に対してほ
ぼ接線方向に延びるトーシヨンばねと、弾性変形
可能な帯状部材とから成り、前記トーシヨンばね
は、前記弾性変形可能な帯状部材よりも大きな剛
性をもち、前記ハブフランジに形成された開口部
に緩衝装置の回転方向に対して円周方向の遊びを
もつて係合し、前記案内デイスクに形成された開
口部に円周方向の遊びをもたずに係合しており、
前記弾性変形可能な帯状部材は、板状で、緩衝装
置の軸線のまわりに円周方向に延び且つ前記軸線
にほぼ垂直な平面に配置され、両端部が根元部分
を介して2つの支持部材と一体であり、該2つの
支持部材の一方は、前記ハブと一緒に回転するよ
うに該ハブに固定され、前記支持部材の他方は、
前記回転方向の前側に、前記トーシヨンばねの移
動進路上で該トーシヨンばねと係合する半径方向
フインガを有するねじれ緩衝装置を提供すること
にある。
上記駆動装置を、両回転部分の相対移動の全領
域にわたつて両回転方向における確実な係合装置
として作動させることも可能である。
しかし、上記駆動装置を、回転方向のいずれか
一方向のみに前記一定の相対角移動範囲の一部の
みで作動させるようにすることも可能である。
いずれにせよ、使用中に弾性変形可能な帯状部
材の根元部分に「フレツチング」や摩耗の問題は
全く生じず、上記根元部分は、摩擦接触無しに前
記帯状部材とこれを挟む支持部材と同じ材料で作
られている。
従つて、作なくともこの根元部分における組立
体の運転特性は、例えば摩耗の進行無しに常に安
定しているという利点がある。
弾性変形可能な帯状部材は、その両側に延びる
各支持部材と根元部分を介して一体的に連結され
ているのが好ましい。
いずれにせよ、弾性帯状部材を切り抜いた板が
薄いので、ねじれ緩衝装置の軸線方向寸法は実質
的に変わらず、さらに、2つの回転部分間でその
一方に加えられた小さなトルクがいずれかの方向
に弾性帯状部材のみで伝達されるので、従来これ
と同一の機能を持たせるために設けられていたト
ーシヨンばねが占める場所を節約することができ
る。
こうして節約された場所は、例えば大きなトル
ク用の他のトーシヨンばねの配置を改善したり、
および/または2つの回転部分間に相対角移動作
用、従つてトルク作用を与えるばねの分布を変え
ておだやかにしたりするのに利用することができ
る。
変形例としては、ねじれ緩衝装置の最大トルク
容量を大きくするための補助ばねの取付けにも利
用することができる。
この場合には、本発明により弾性変形可能な帯
状部材を切り抜いた板を付加することによつて、
特性が異なるねじれ緩衝装置を従来の構造のもの
を使つて作ることができ、それによつて装置の生
産性が向上し、そのコストを低下させることがで
きる。
このために使用される前記板は平板とするのが
よい。
変形例として、上記板の弾性変形可能な帯状部
材の両側に延びる2つの支持部材を互いに軸線方
向にずらすことができ、それによつて座屈に対す
る支持部材の抵抗を向上させて組立体の機械的強
度を高め、また、使用時に弾性変形可能な帯状部
材を支持部材の片側あるいは両側に軸線方向に重
なり合うようにすることができ、それによつて弾
性変形可能の作業能力が大きくなる。
さらに、本発明では、軸線方向に使用する弾性
締付け装置と組み合わされた摩擦装置を、ねじれ
緩衝装置を構成する回転部分の間に設けることに
より、弾性変形可能な帯状部分を切り抜いた板を
上記軸線方向作用弾性締付け装置の構成要素とし
て作ることが可能となる。
例えば、公知の波形ワツシヤのように、弾性変
形可能な帯状部材の少なくとも一つの支持部材に
円周方向に波形を付けることができる。また、そ
れに代えて又はそれに加えて、弾性変形可能な帯
状部材自体に波形を付けることもできる。
この場合には、弾性変形可能な帯状部材を切り
抜いた板は2つの作用、すなわち2つの回転部分
間にトルクを伝達する作用と、両回転部分間にヒ
ステリシス効果を生じさせる作用、すなわち両回
転部分の同一の相対角移動量に対し、トルクが増
加するときのトルク値とそれが減少するときのト
ルク値とに差を生じさせる作用とを行う。
この作用を行わせるための部材数は少なくな
る。
本発明の他の展開によつて、前記板に2つの回
転部分を半径方向に互いに心出しするという第3
の作用を与えることができる。この心出しを行う
ために、上記回転部分の一方に少なくとも二つの
軸線方向心出し突部を設け、これによつて上記部
分は弾性変形可能な帯状部材の一方の支持部材と
係合し、他方の支持部材は上記部分の他方と一体
化する。
本発明によれば、両回転部分の間に介在する円
周方向作用弾性装置は、弾性変形可能な帯状部材
に加えて、少なくとも一つのトーシヨンばねを有
し、このトーシヨンばねの剛性は、弾性変形帯状
部材の剛性よりも大きく、またこのトーシヨンば
ねは、組立体の円周にほぼ接線方向に延びており
且つ一方の回転部分に形成された開口部内に組立
体の回転方向に円周方向の遊びをもつてその一部
が配置され、他方の回転部分に形成された開口部
内に円周方向の遊びをもたずに係合しており、前
記弾性変形可能な帯状部材の支持部材の一方に設
けられた駆動装置は、前記回転方向において前記
トーシヨンばねがその前方に描く進路上に配置さ
れた少なくもと一つの半径方向フインガから成
る。
弾性変形可能な帯状部材は、両回転部分の第1
段階の相対角移動においてのみ作用し、この角方
向変位範囲が終了すると系統的に「不作動」とな
り、相対角移動のこの第1段階の終了時と同程度
の応力状態を保ち、この後はそれ以上の応力を受
けることがない。
このように、トーシヨンばねに設けた円周方向
の遊びが吸収された後は、弾性変形可能な帯状部
材の支持部材は、その半径方向フインガとトーシ
ヨンばねによつて回転部分と一緒に回転結合さ
れ、回転部分自体は、弾性変形可能な帯状部材の
支持部材の他方と一体に回転するようにそれと一
体となる。
すなわち、両回転部分間の角度範囲を超える移
動においては、弾性変形可能な帯状部材は「不作
動」にされる。これによつて弾性変形可能な帯状
部材を比較的脆い、剛性の小さな弾性材料で構成
することができる。
さらに、本発明では、弾性変形可能な帯状部材
を「不作動」にするのに、ねじれ緩衝装置の構成
に既に含まれている部品以外の他の部品を何ら必
要としないので、コストを下げることができる。
また、回転部分にさらに開口を形成する必要も
ない。
さらに、弾性装置のみによつて不作動が達成さ
れるので、部品を傷つける可能性が全く無い。
いずれの場合でも、弾性変形可能な帯状部材の
支持部材は任意の形状にすることができ、例えば
スリツトを介して開いたあるいは円周方向に連続
したリングにすることができる。しかし、これに
限定されるものではない。
また、いずれの場合でも、弾性変形可能な帯状
部材を切り抜いた板の厚さは、加わる応力を分散
させるよううな形状でトルクを伝達できればよ
く、同一条件であれば、伝達されるトルクは厚さ
のみによつて決まる。
しかし、同一材料を用いて異なる厚さの板に切
り込みを入れるのが有利である。
本発明の上記特徴と利点は、添付図面を用いた
以下の説明から明らかになるであろう。
図面には例示として、本発明を緩衝ハブ付き摩
擦クラツチデイスクに適用したねじれ緩衝装置が
示されている。
第1〜5図に示した実施例の摩擦クラツチデイ
スクは、一定の相対角移動範囲内で互いに回転可
能に取り付けられた2つの同軸状の回転部分、す
なわち駆動側の回転部分Aと被駆動側の回転部分
Bとを有し、両回転部分A,Bの間には両回転部
分に円周方向に作用する弾性装置(以下、「円周
方向作用弾性装置」という)が設けられている。
被駆動側の回転部分Bは、ハブ10と、このハ
ブのまわりにあつて横方向に延び且つそれと一体
になつたハブフランジ11とを有している。
ハブ10は、軸、実際には被駆動軸、自動車用
摩擦クラツチデイスクの場合には変速機の入力軸
と噛み合うようになつている。
上記軸に回転結合させるために、図示した実施
例では、ハブ10の内周にスプライン溝12が切
られている。
駆動側の回転部分Aは、上記ハブフランジ11
の両側で前記ハブ10のまわりに横方向に延びた
2つのデイスク、すなわち案内デイスク13を有
し、これら2つの案内デイスク13は、ハブフラ
ンジ11の外周部に形成された切欠き部15を遊
びをもつて貫通している軸線方向ピン14によつ
て、互いに一体化されている。
図示した実施例では上記ピン14は3本であ
る。
駆動側の回転部分Aは、さらに摩擦デイスク1
7を有し、この摩擦デイスク17は、図示した実
施例では案内デイスクを互いに一体化している軸
線方向ピン14によつて、案内デイスク13と一
体化されており、その外周部両側には摩擦ライニ
ング18が設けられている。
この摩擦デイスクは、第2の軸、実際には駆動
軸、自動車用摩擦クラツチデイスクの場合にはエ
ンジンの出力軸に回転結合された2枚のプレート
の間に締め付けられるようになつている。
図示した実施例では、摩擦デイスク17が案内
デイスク13の一つに接して設けられ、このよう
にして形成された組立体の周縁部とハブ10との
間にスペーサーデイスク20が配置されている。
このスペーサーデイスク20には、組立体とハブ
フランジ11との間に挿入された半径方向カラー
21が一体化されている。
上記のようにして構成された2つの回転部分
A,Bの間には、軸線方向に作用する弾性締付け
装置と組み合わされた摩擦装置が設けられてい
る。
図示した実施例では、上記摩擦装置が摩擦ワツ
シヤ22で構成され、この摩擦ワツシヤ22は、
支持ワツシヤ23によつて支持され且つ前記スペ
ーサーデイスク20の半径方向カラー21の反対
側からハブフランジ11に押圧されている。軸線
方向に作用する前記弾性締付け装置は、公知の波
形ワツシヤ型のばねワツシヤ24によつて構成さ
れ、且つ対応する案内デイスク13に当接して前
記支持ワツシヤ23をハブフランジ11の方向へ
押圧している。
上記支持ワツシヤ23、軸線方向突部25を介
して、近い方の案内デイスク13上にそれと一体
回転するようキー止めされている。上記突部25
は、上記案内デイスク13の切欠き部26と係合
している。
前記2つの回転部分A,Bの間に挿入された円
周方向作用弾性装置は、コイル状のトーシヨンば
ね28A,28Bと、薄板30から切り抜いた弾
性変形可能な帯状部材29とから成る。
上記トーシヨンばね28A,28Bは、組立体
の円周方向に対してほぼ接線方向に延びており、
その各々は、回転部分Bに形成された開口部、す
なわちハブフランジ11の開口部31中にその一
部が、また回転部分Aに形成された開口部、すな
わち案内デイスク13の開口部32中にその一部
が、それぞれ収容されている。
実際には、ハブフランジ11の開口部31の円
周方向開口長さが、案内デイスク13の開口部3
2の円周方向開口長さよりも大きいので、組立体
が静止状態にあるときには(第1図)、各トーシ
ヨンばね28A,28Bの両端において、これら
端部と前記開口部31の対応する半径方向縁部と
の間には円周方向の遊びがある。
第1図に矢印Fで示す回転方向に測つた上記円
周方向遊びは、互いにほぼ直径方向に配置された
各トーシヨンばね28Aの場合には値J1、また
これらトーシヨンばね28Aの間にあり且つ互い
にほぼ直径方向に配置されたトーシヨンばね28
Bの場合には、上記の値より大きい値J′1であ
る。
上記方向と逆の回転方向に測つたときの円周方
向遊びは、トーシヨンばね28Aの場合には上記
の値J1より小さい値J2であり、トーシヨンば
ね28Bの場合には上記の値J2よりも大きい値
J′2である。
例示として示したこれらの装置自体は、公知の
ものであつて、本発明の一部を構成するものでは
ないので、ここではこれ以上詳細にも説明しな
い。
本発明では、前記弾性変形可能な帯状部材29
が、2つの支持部材34,35の間に延びてお
り、これらの支持部材の少なくとも一つに、その
根元部分を介して一体的に連結されている。
第1〜5図に示した実施例では、前記支持部材
34,35が同心円状の2つの支持リングを形成
し、以下のような構造をしている。すなわち、前
記板30には、前記弾性変形可能な帯状部材29
と同様に内側支持部材34と外側支持部材35が
切り抜かれていて、前記帯状部材29は、内側支
持部材34の外周部に根元部分36を介しておよ
び外側支持部材35の内周部に根元部分37を介
して、各支持部材34,35と一体的に連結され
ている。なお、各根元部分は、組立体の軸線に関
してほぼ半径方向に延びている。
この弾性変形可能な帯状部材29は、望ましい
弾性率をもつために、180°以上にわたつて延びて
いるのが好ましい。
実際には、第1〜5図に示した実施例では、こ
の帯状部材29が360°近くまで延び、根元部分3
6,37は円周方向に互いに接近している。
弾性変形可能な帯状部材29は、その全長の少
なくとも一部、実際にはその全長にわたつて内側
支持部材34に沿い且つスリツト38で分離され
た状態で円周方向に延びており、同様に、外側支
持部材35に沿い且つスリツト39で分離された
状態で円周方向に延びている。これらのスリツト
38,39は、前記弾性変形可能な帯状部材29
と同様に360°近くまで延び、また両スリツト3
8,39は、弾性変形可能な帯状部材29の両根
元部分36,37を分離している開口部40を介
して互いに接続している。
図示した実施例では、弾性変形可能な帯状部材
29とその両側にあるスリツト38,39は、支
持部材34,35と同様にほぼ円形の輪郭をして
いるが、必ずしもそうする必要はない。
内側支持部材34は確実に回転結合するように
回転部分Bに固定されている。
図示した実施例では、そのために、回転部分B
のハブ10に内側支持部材を回転結合させるため
のピン43またはその類似物を挿入する2つの孔
42が、内側支持部材の互いに直径方向反対側に
設けられていて、この部材がハブ10の横方向肩
部44に当接保持されるようになつている(第2
図)。
第3図が点線で示した変形例では、内側支持部
材34が内周部に切欠き部45を有し、この切欠
き部45中にハブ10の材料を嵌合によつて圧入
して内側支持部分34をハブ10と一体化するこ
ともできる。
この構成は、ハブ10の角度位置の選択の容易
さにより、製造中、組立体の静止状態の調節を容
易にする。
外側支持部材35には、両回転部分A,B間の
少なくとも一定の角移動範囲の少なくとも一部に
わたつて一体回転するように、この部材35を前
記回転部分Aに係合させるための駆動装置が設け
られている。
第1〜5図に示した実施例では、外側支持部材
35に設けたこの駆動装置は、組立体の回転方向
に関してトーシヨンばね28A,28Bの前側で
このトーシヨンばねが通過する進路上に配置され
た少なくとも一つの半径方向フインガ47から成
る。
図示した実施例において、トーシヨンばね28
Aについて説明する。
実際には、図示した実施例の場合、支持部材3
5の上記半径方向フインガ47は、組立体の静止
状態においいて、回転方向における前記トーシヨ
ンばねバネ28Aの円周方向の前端と接触してい
る。
実際には、図示した実施例では、外側支持部材
35は、ほぼ直径方向両端に、各々一対の半径方
向フインガ47を有しており、支持部材35は、
これらのフインガ47によつて、トーシヨンばね
28Aに円周方向の遊びをもたずに係合してい
る。
ここで、第1〜5図に示す実施例では、弾性変
形可能な帯状部材29と、支持部材34,35
と、半径方向フインガ47とを切り抜いた板30
は、摩擦デイスク17と反対側の案内デイスク1
3の側で、この案内デイスク13が囲んでいる空
間の全外周にわたつて延びているということが理
解できよう。
従つて、この板30は、従来の摩擦クラツチデ
イスクに、その全体構造を変えずに且つ軸線方向
の長さを実質的に伸ばすことなく、簡単に取り付
けることができる。
変形例として、必要ならば、板30を摩擦デイ
スク17の側に取り付けることもできる。
さらに、この実施例では、支持部材34,35
が径方向に互いにずれているということも理解で
きよう。
実際には、弾性変形可能な帯状部材29の剛性
は、各トーシヨンばね28A,28Bの剛性より
小さい。
さらに、各トーシヨンばね28Bの剛性は、各
トーシヨンばね28Aの剛性より大きい。
第1図の矢印Fで示す方向に組立体が回転する
とき、回転部分Aに次第に増大するトルクが加わ
り、このトルクは、まず最初に弾性変形可能な帯
状部材29のみを介して回転部分Bに伝達され
る。
すなわち、この弾性変形可能な帯状部材29の
一端に連結されている支持部材35は、その半径
方向フインガ47によつてトーシヨンばね28
A、従つて回転部分Aの案内デイスク13と回転
連結されるが、トーシヨンばね28Aの剛性が大
きいので、弾性変形可能な帯状部材29のみが弾
性変形する。
第5図は、横軸に回転部分A,B間の相対角移
動量Dを、また縦軸に回転部分間に伝達されるト
ルクCを示したものであるが、このグラフの始点
から始まる運転の第1段階の曲線は、弾性変形可
能な帯状部材29の剛性に比例した傾きを有する
直線Iである。
この運転の第1段階は、円周方向遊びJ1が吸
収される角移動量D1の所まで続く。
次いで、トーシヨンばね28Aが作用し始め
る。
しかし、トーシヨンばね28Aが、回転方向に
おける円周方向前端で、ハブフランジ11の開口
部31の対応する緑部と接するため、支持部材3
5の対応する半径方向フインガ47の後端は、開
口部31の半径方向縁部と整合し、半径方向フイ
ンガ47を同じ円周方向に駆動するのを止める。
従つてこの実施例では、支持部材35は、ハブ
フランジ11に対して、その後は固定される。
すなわち、その後は弾性変形可能な帯状部材2
9支持部材35は、ハブフランジ11と回転連結
され、従つてハブフランジ11が一部を形成して
いる回転部分Bと連結される。
相対角移動量Dが前記の値D1に達した後、運
転の第2段階が始まり、弾性変形可能な帯状部材
29は、その支持部材34,35が回転部分Bと
一緒に回転するように連結されているので「不作
動」状態となり、それ以上は何ら変形せず、前記
の相対角移動量D1の状態を保つことになる。
運転の第2段階を示す曲線は、前記直線Iに続
く直線Aであり、この直線の傾きは、トーシヨ
ンばね28Aの剛性のみに比例する。
この運転の第2段階は、両回転部分A,B間の
相対角移動量D2まで続き、ここでトーシヨンば
ね28Bの遊びJ′1が吸収され、このトーシヨン
ばね28Bが作用し始める。
運転の第3段階を示す曲線は、前記直線Aに
続く直線Bであり、この直線の傾きは、トーシ
ヨンばね28Aと28Bの剛性の和に比例する。
この運転の第3段階は、相対角移動量の最終値
D3に達するまで続き、この時点で、トーシヨン
ばね28A,28Bが完全に圧縮するか、又は軸
線方向ピン14がハブフランジ11の切欠き部1
5の対応する縁部と接触することによつて、被駆
動側の回転部分Bが駆動側の回転部分Aによつて
直接駆動される。
しかし、既に述べたように、トーシヨンばね2
8Aの作用に対応する相対角移動と、それに続く
トーシヨンばね28A,28Bの組合せに対応す
る相対角移動の全体を通じで、弾性変形可能な帯
状部材29は「不作動」状態にある。
両部分A,B間のトルクが減少するときには、
上記と逆のことが起り、トーシヨンばね28Aが
前記と逆に外側支持部材35を、そのときの新し
い回転方向に対して前側にある半径方向フインガ
47によつて初期位置に戻す。
以上のように、板30の弾性変形可能な帯状部
材29はそれのみで、比較的小さな剛性で、従つ
て小さなトルクに対して第1段階の緩衝を行う。
一方、トーシヨンばね28A,28Bは、比較的
大きな剛性で、従つて大きなトルクに対して第2
段階の緩衝を行う。
従つて、上記弾性変形可能な帯状部材は、第1
段階の緩衝を行うのに一般に用いられていたトー
シヨンばねの代りとして使用でき、必要な場合に
は、それによつて他の段階の緩衝用の空間を付加
的に形成し、さらに、寸法を大きくすることな
く、装置全体の能力を高めることができる。
第5図にグラフでは、摩擦ワツシヤ22に基づ
くヒステリシス効果を考慮に入れていないが、そ
れを考慮したときには、同じ相対角移動量に対し
て、トルクが増大しているときのトルク値と、ト
ルクが減少しているときのトルク値に差があると
いうことが理解できよう。
第1〜5図に示した実施例では、ヒステリシス
効果は、両回転部分A,Bの相対角移動範囲の全
体を通じて生じる。
しかし、第6〜8図の変形実施例ではそうなら
ない。
すなわち、この変形例では、外側支持部材35
とその一部を形成する半径方向フインガ47が、
案内デイスク13によつて画成された空間の案内
デイスク13の一つのハブフランジ11との間に
あり、この外側支持部材35自体が、前述の軸線
方向に作用するばねワツシヤ24に代つて、摩擦
ワツシヤ22に関連した、軸線方向に作用する弾
性締付け装置を構成している。
例えば、第6,7図に示すように、この外側支
持部材35は、軸線方向のばねワツシヤ24と同
様に円周方向に波形を有している。
前記軸線方向に作用するばねワツシヤ24と同
様に、その代りに、外側支持部材35は、両回転
部分A,B間の相対角移動の範囲全体を通じて、
すなわち弾性変形可能な帯状部材29による第1
の緩衝段階中も、トーシヨンばね28A,28B
による第2の緩衝段階中も、常に摩擦ワツシヤ2
2と均一に接している。
さらに、この実施例では、内側支持部材34
は、半径方向スリツト49の所で開いていて(第
8図)、その内周部はハブ10の内周部と同じ断
面形状となつており、その結果、内側支持部材3
4は、ハブ10と同じ軸に取り付けられ、ハブ1
0と一緒に回転する。
図示した実施例では、ハブ10は上記軸と係合
するスプライン溝12を有し、従つて内側支持部
材34の内周部には、上記スプライン溝12と同
じ形状の歯50が形成されている。
前記のスリツト49を形成することによつて、
内側支持部材34は、ハブ10も係合している軸
に遊びをもたずに係合するのに十分な弾性をも
つ。
従つて、この実施例では、内側支持部材34
は、図示しない軸によつてハブ10と回転結合さ
れる。
支持部材34とハブ10の間に、上記以外の結
合装置は設けられていない。
第9,10図に示す変形実施例では、外側支持
部材35が前記と同様の波形を有しており、従つ
て公知の波形ワツシヤ型の軸線方向に作用するば
ねワツシヤを構成している。
しかし、この軸線方向に作用するばねワツシヤ
は、案内デイスク13とこのワツシヤに軸線方向
突部52によつて回転結合されている摩擦ワツシ
ヤ51との間に配置されている。上記突部52
は、外側支持部材35を隙間をもつて且つ案内デ
イスク13を隙間をもたずに各々貫通し、その外
側で案内デイスク13上にリベツト止めされてい
る(第9図)。
従つて、この摩擦ワツシヤ51によるヒステリ
シス効果は、外側支持部材35とそれが取り付け
られている案内デイスク13との間の相対角移動
か起こつたときのみ生じる。
すなわち、この実施例では、トーシヨンばね2
8A,28Bによる第2段階の緩衝の作用中にの
みヒステリシス効果が生じる。
逆に、この実施例では、摩擦ワツシヤは、弾性
変形可能な帯状部材29によつて形成される第1
の緩衝段階と関連する摩擦ワツシヤがないので、
これが作用しているとき、ヒステリシス効果は全
く生じない。
案内デイスク13に対する相対回転の後に初期
位置へ確実に戻すために、外側支持部材35に
は、半径方向フインガ47の外側の所に軸線方向
突部54が設けられており、この突部54は、ハ
ブフランジ11の外周に形成された切欠き部55
と遊びをもつて係合している。
第11,12図に示す変形実施例では、外側支
持部材35は、前記と同様に軸線方向に作用する
ばねワツシヤを構成しているが、これと協働する
摩擦ワツシヤ51は、案内デイスク13の外周か
ら半径方向アーム56によつて吊り下げられてい
る。
さらに、支持部材35の軸線方向突部54は、
ハブフランジ11の開口部31の半径方向延長部
61中に遊びをもつて係合している。
また、この変形例では、弾性変形可能な帯状部
材29が、軸接方向に作用する弾性締付け装置を
構成し、そのため弾性変形可能な帯状部材29
は、外側支持部材35と同様に円周方向に波形を
有する。
従つて、弾性変形可能な帯状部材29とハブ1
0との間に相対回転があつた時に作用する摩擦ワ
ツシヤ58を、ハブ10の肩部57に弾性的に設
けるのが望ましい。それにより、弾性変形可能な
帯状部材29によつて形成される第1段階の緩衝
中、ヒステリシス効果が生じる。
前記と同様に、外支持部材35は波形を有し、
トーシヨンばね28A,28Bによつて形成され
る第2段階の緩衝が起こつたときにヒステリシス
効果を生じさせる。
しかし、この場合、上記効果は、必要に応じ
て、弾性変形可能な帯状部材29によつて形成さ
れる第1段階の緩衝が行つた際に生じる効果と違
つたものにすることも可能である。
外側支持部材35に波形を設ける代わりに、半
径方向アーム56を弾性的にし、外側支持部材3
5を、それが接触している案内デイスク13に向
かつて付勢することにより、半径方向アーム56
によつて同様の結果を達成することもできる。
いずれの場合にも、前記のようにトーシヨンば
ね28Aと係合している外側支持部材35の半径
方向フインガ47が、組立体の静止状態への戻り
時に外側支持部材35を初期位置へ確実に戻す。
以上では、ハブフランジ11はハブ10と一体
であり、従つて摩擦クラツチデイスクが2つの回
転部分A,Bのみから成ると仮定してきた。
しかし、第13〜17図に示すように、本発明
はさらに、ハブフランジ11が図示しない所定歯
車装置によつて一定限度内でハブ10のまわりで
相対回転し、摩擦クラツチデイスクが2つずつ互
いに回転可能な3つの同軸状の回転部分、すなわ
ち前記と同様に摩擦デイスク17と案内デイスク
13で形成され、案内デイスクの一つが図示した
ように摩擦クラツチのデイスクを構成するような
回転部分Aと、ハブフランジ11によつて形成さ
れる中間の回転部分Cと、この場合のハブ10の
みで形成される回転部分Bとを有する場合にも適
用できる。
この場合、回転部分Cは、被駆動部分となる回
転部分Bに対して駆動部分を構成する。
本発明では、回転部分Cと回転部分Bの間に挿
入される円周方向作用弾性装置が、前記と同様
に、2つの支持部材間に設けられた弾性変形可能
な帯状部材29で構成され、図示した実施例で
は、前記支持部材は、2つのリング、すなわち外
側支持部材35と内側支持部材34で形成され、
前記弾性変形可能な帯状部材29は、前記支持部
材の少なくとも一つと一体的に連結されており、
図示した実施例では、半径方向に延びる各々の根
元部分を介して各支持部材の双方と一体的に連結
されている。
前記と同様に、内側支持部材34は、回転部分
Bに、実際にはハブ10と一緒に確実に回転する
ようにそれと一体化できる。このため、図示した
実施例では、内側支持部材34の内周部が多角形
断面形状を有し、この形状は、ハブ10の軸受面
59と相補的な形状をしている(第15図)。
また、外側支持部材35は、回転部分Cと回転
部分Bの間の相対角移動時に、回転部分C、実際
にはハブフランジ11と一緒に回転するように連
結された駆動装置を備えている。
図示した実施例では、外側支持部材35の外周
に複数の軸線方向突部60が形成されており、こ
の各突部60は遊びをもたずに、ハブフランジ1
1の開口部31の半径方向延長部61と係合し、
その外側は、組立体の軸線方向に折り曲げられて
板30を軸線方向に保持するようになつている。
前記と同様に、例えばハブ10と回転結合され
た内側支持部材34とハブフランジ11との間
に、摩擦ワツシヤ62を挿入することができる。
この実施例では、ハブフランジ11が本発明に
よる板30によつて、また摩擦デイスク17が板
30とトーシヨンばね28A,28Bによつて、
ハブ10に対して半径方向にもまた円周方向ある
いは軸線方向にも浮動状態に取り付けられ、駆動
軸と被駆動軸の間に万一不整合があつたとして
も、それを簡単に補正することができる。
すなわち、この場合には心出し機能がある。
第18,19図に示した実施例では、弾性変形
可能な帯状部材29を切り抜いた板30が、摩擦
デイスク17の側の、案内デイスク13で画成さ
れた空間の外側に配置されている。
内側支持部材34は、ハブ10の肩部150に
横方向から当接し且つ前記と同様に回転部分Bの
ハブ10と一緒に強制的に回転される。
しかし、この変形例では、少なくとも前記相対
角移動の範囲の一部にわたつて外側支持部材35
を回転部分Aに回転連結するように外側支持部材
35と組み合わされた駆動装置が、軸線方向突部
151を有しており、この軸線方向突部151
は、スペーサーデイスク20の半径方向カラー2
1と摩擦デイスク17のプレート53との間に軸
線方向に挿入された摩擦ワツシヤ152に、円周
方向の遊びをもたずに連結されている。この軸線
方向突部151は、案内デイスク13の開口部1
54を円周方向の遊びをもつて軸線方向に通過し
て、相対角移動があつたときにも案内デイスク1
3とは決して干渉しないようになつている。
実際には、摩擦ワツシヤ152は、少なくとも
第2段階の緩衝の一部に対して作用するようにな
つている。
例えば、図示したように、このワツシヤ152
は半径方向フインガ155を有し、第2段階の緩
衝時に、このフインガ155を介してトーシヨン
ばね28Aと係合してそれと一緒に作用する。
また公知のように、トーシヨンばね28Bと一
緒に作用するようにハブフランジ11の開口部に
遊びをもつて係合した軸線方向突部を設けること
もできる(図示せず)。
いずれにせよ、上記ワツシヤは、一定の相対角
移動範囲にわたつて回転部分Aに回転連結されて
いる。
図示したように、上記摩擦ワツシヤ152を弾
性変形可能な帯状部材29の外側支持部材35に
連結している前記軸線方向突部151は、摩擦ワ
ツシヤ152と一体であり、外側支持部材35の
外周に形成された一つの切欠き部156に円周方
向の遊びをもたずに係合している(第19図)。
従つて、板30の形状は極めて単純化される。
以上の説明において用いられた摩擦ワツシヤと
は、単一のワツシヤだけでなく、摩擦ライニング
を備えた支持ワツシヤをも含むものである。
以上説明した実施例では、弾性変形可能な帯状
部材29が、回転方にかかわりなく作用するとい
うことが理解できよう。
さらに、円周方向に波形を付けた場合には、軸
線方向に弾性を有するばねワツシヤをも構成する
ので少し異なるが、それ以外では両回転方向にお
いてその効果は同一である。
すなわち、波形を付けた場合には、組立体に伝
達されるトルクが増加するにつれて、波形がしだ
いに伸びてその効果は減少し、一方、組立体に伝
達されるトルクが減少するにつれて、波形がしだ
いに縮んでその効果は増大する。
しかし、これ以外の場合には、図示した実施例
では、外側支持部材35の半径方向フインガ47
を、組立体の適当な幾何形状に合わせて、互いに
直径方向両端位置に正確に対で設けることによつ
て、弾性変形可能な帯状部材29中の応力分布は
両回転方向について対称となる。
しかし、少なくともある用途では非対称である
方が望ましいことが明らかである。すなわち、自
動車用摩擦クラツチの場合である。
すなわち、上記摩擦クラツチは、死点において
周期的に振幅が変動するエンジンの出力軸によつ
て構成される駆動軸と、変速機の入力軸を構成す
る被駆動軸の間に配置される。
また、このクラツチは、その内部摩擦によつて
摩擦駆動トルクに対抗する。
従つて、使用時のその静止状態、すなわち動的
ゼロ点では、クラツチを切つたときの静止状態、
すなわち静的ゼロ点に対して角度的にずれてい
る。
換言すれば、使用時の所定の相対角移動の全体
にわたつて、静止状態に対するクラツチの角移動
量は、伝達トルクの減少時に対応する方向より
も、伝達トルクの増大時に対応する方向の方が大
きくなる。
第20図は、上記のような用途に特に適した本
発明の実施例を示している。
この実施例では、2つの弾性変形可能な帯状部
材が、共通の支持部材を有し且つ円周方向に互い
に端と端をつないで配置されている。
ます、外側から内側へ向かつて2つの支持部材
66,66′の間に延びた弾性変形可能な帯状部
材29があり、次いでこれに連続して前記支持部
材66と支持部材68との間に螺旋状に巻き込む
ように延びる弾性変形可能な帯状部材29′があ
る。
図示した実施例では、各支持部材66,66′
は、第20図に点線で概略的に示した前記と同じ
第2段階の緩衝用のトーシヨンばね28Aと係合
する2つの半径方向フインガ47で形成されたフ
オーク状になつている。
しかし、支持部材66は、対応するトーシヨン
ばね28Aに円周方向に遊びをもたずに係合して
いるが、支持部材66′は、対応するトーシヨン
ばね28Aに対してそれとは異なる係合をしてい
る。
すわなち、支持部材66′とトーシヨンばね2
8Aの係合は、第20図に矢印Fで示す伝達トル
クの増大時に対応する組立体の回転方向における
トーシヨンばね28Aの後端側では、円周方向の
遊びをもたず、上記回転方向におけるトーシヨン
ばね28Aの前端側では円周方向の遊びJ3をも
つ。
後に説明される理由から、半径方向フインガ4
7間の支持部材66,66′の外側縁部は円形状
である。
弾性変形可能な帯状部材29は、図示した実施
例の場合、それと連続してほぼ円周方向に延びる
根元部分69,69′を介して各支持部材66,
66′と一体的に連結されている。
同様に、弾性変形可能な帯状部材29′は、そ
れと連続してほぼ円周方向に延びる根元部分70
を介して支持部材66′と一体的に連結され、ま
た前記と同様に半径方向に延びる根元部分36を
介して支持部材68に一体的に連結されている。
前記と同様に、回転部分Bのハブ10と一緒に
強制的に回転される支持部材68は、任意の形状
にすることができる。
これは必ずしもリング状にする必要はない。
図示した実施例では、例示としてリングの一部
に作つてある。
この組立体は、前記と同様に一枚の板30から
切り抜かれる。
応力分布を良くするために、支持部材68と弾
性変形可能な帯状部材29′を分離している円周
方向スリツト38は、閉端部がほぼ円形の開口部
72を形成するように拡幅されている。この開口
部72は、組立体の軸線方向に向かつて少し偏心
している。
このような板を備えた緩衝装置を伝達トルクの
増大時に運転すると、まず支持部材66のみが、
第20図の矢印F方向に回転部分Aによつて駆動
される。
すなわち、回転方向前側の半径方向フインガ4
7と対応するトーシヨンばね28Aと静止状態に
おいて分離している円周方向の遊びJ3があるた
め、支持部材66′は、この第1段階の運転中、
トーシヨンばね28Aにより作用するいかなる力
も受けない。
従つて、この第1段階の運転中、弾性変形可能
な帯状部材29,29′は、支持部材66と支持
部材68との間で互いに直列に一体となつて応力
を受ける。
この第1段階の運転は、前記円周方向の遊びJ
3が吸収されるまで続く。
この時点から、支持部材66′は、対応するト
ーシヨンばね28Aから駆動力を受ける。
この時、弾性変形可能な帯状部材29′が拘束
され且つそれにその作用が加わり続ける一方、弾
性変形可能な帯状部材29は、回転部分Aによつ
てそれと一緒に駆動される2つの支持部材66,
66′の間に延びているので、それ以上応力を受
けない。
これとは逆に、伝達トルクの減少時には、支持
部材66と68との間で弾性変形可能な帯状部材
29′のみが作用する。
すなわち、伝達トルクの減少時には、支持部材
66,66′は、最初から回転部分Aによつて駆
動され、弾性変形可能な帯状部材29は最初から
応力を受けない。
また、この実施例では、2つの半径方向フイン
ガ47の間の支持部材66,66′の縁部が円形
であるので、板30は一方の回転部分、上記型式
のねじれ緩衝装置の場合には回転部分Aを心出し
するという利点がある。
すなわち、第20図に点線で示すように、心出
しのために回転部分Aに少なくとも2つ軸線方向
心出し突部73を設け、この突部を用いて2つの
半径方向フインガ47の間で支持部材66,6
6′と図示したように合わせることができる。
この心出し突部73用に、支持部材66,6
6′は、回転部分Aを回転させることのできる円
形輪郭の支持部分を有している。
例えば、回転部分Aに設けられた上記軸線方向
心出し突部73を、対応するトーシヨンばね28
Aを収容している案内デイスク13の開口部に形
成したリツプの一部で構成することによつて、案
内デイスクと一体にすることができる。
いずれにせよ、この心出しによつて、一般には
円周方向と半径方向に遊びが存在するために大ま
かな心出ししかできないトーシヨンばね28A,
28Bによる心出しの場合において、スペーサー
デイスク20の所に摩擦や遊びが全くないという
利点がある。
第20図に示した実施例では、弾性変形可能な
帯状部材29を支持部材66,66′に一体的に
連結している根元部分69,69′が円周方向に
延びているが、必ずしもこうする必要はなく、第
21図に示すように、根元部分69,69′を半
径方向に延ばしてもよい。
この場合、根元部分は、対応する支持部材と組
み合わされた駆動装置、すなわち半径方向フイン
ガ47に対して円周方向に位置がずれていること
が理解できよう。
この構成は、ある種の用途、特に板30の中心
部に応力を分布させる場合に有利である。
前述の実施例のような円周方向に位置がずれて
いない場合には、弾性変形可能な帯状部材の根元
部分は、対応する支持部材と組み合わされた駆動
装置と半径方向に整列している。
第22図は、単一の弾性変形可能な帯状部材2
9のみを用いた変形実施例を示し、この弾性変形
可能な帯状部材29は、その一端のみで支持部材
と一体である。
図示した実施例は、内側支持部材34から弾性
変形可能な帯状部材29が円周方向に延び、それ
をスリツト38か分離し、このスリツト38の閉
端部には、偏心した円形の開口部72が形成され
ている。
弾性変形可能な帯状部材29の他端の外周部に
は切欠き部80が設けられ、上記帯状部材は、点
線で示すように、この切欠き部を介して、一方の
回転部分と一体の支持部材81に係合することが
できる。
この実施例は、第13〜17図を参照して説明
した3つの回転部分A,B,Cを有するねじれ緩
衝装置、特に商用車に装着される摩擦クラツチデ
イスクの場合に特に適している。
本発明による弾性変形可能な帯状部材29は、
例えば回転部分B,Cの間に使用でき、支持部材
34を回転部分Bのハブ10と一緒に回転するよ
うにそれと確実に係合し、支持部材81は、回転
部分Cのハブフランジ11から軸線方向に突出し
た突部で形成し且つそれ自体で回転部分Cと回転
連結するための駆動装置を構成する。
本発明は、以上説明し且つ図示した実施例のみ
に限定されるものではなく、各種変形例および/
または各要素の組合せをも含むものである。
例えば、弾性変形可能な帯状部材の支持部材と
組み合わされる駆動装置は、組立体の一回転方向
のみに作用するように、一方向性のものにするこ
とができる。
変形例として、この駆動装置が変形方向フイン
ガを有する場合、その一つを一方の回転方向用に
片側に設け、他の一つを他方の回転方向用に上記
のものと直径方向でほぼ反対の側に設けることも
できる。
本発明は、単一の板30を用いたものにのみ限
定されるものではなく、2枚以上の板を組み合わ
せることができる。
例えば、複数の板30を単純に並置して対応す
る弾性変形可能な帯状部材を平行に作動させる組
合わせも可能である。
その場合、好ましくは、板30は対にしてあべ
こべに配置し、対の一方の板30を対の他方の対
30に対して180°回転して運動時の組立体の中心
の変位を無くすようにする。
しかし、複数の板30を、対応する弾性変形可
能な帯状部材が直列になるように組み合わせるこ
ともできる。
この場合には、例えばそれらの板のうち一方の
最内側支持部材を第1の回転部分と一体化し、他
方の板の最外側支持部材を、例えば他方の回転部
分に一体化し、前記最初の板の最外側支持部材を
前記2番目の板の最内側支持部材と一体化するよ
うに各板を対にして組み合わせる。
半径例として、2つの板の最内側または最外側
支持部材相互を連結し、一方の板の最外側または
最内側支持部材を第1の回転部分に、また他方の
板を他方の回転部分に一体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるねじね緩衝装置の部分側
面図、第2図は第1図の−線による軸線方向
断面図、第3図は上記ねじれ緩衝装置に含まれる
弾性変形可能な帯状部材を備える板のみを単独で
示した側面図、第4図は第3図−線による上
記板の軸線方向断面図、第5図は本発明のねじれ
緩衝装置の動作を示すグラフ、第6図は変形実施
例に関する第2図と同様な部分の拡大図、第7図
は第6図の−線による上記変形実施例を平面
上に展開した円周方向部分断面図、第8図は第6
図の−線による前記変形実施例の部分横断面
図、第9図は他の変形例に関する第6図と類似し
た図、第10図は第9図のX−X線による上記変
形例の部分横断面図、第11図は他の変形実施例
に関する第6図と類似した図、第12図は第11
図の−線による上記変形実施例の部分横
断面図、第13図は他の変形実施例に関する第2
図と類似した部分図、第14図は第13図の
−線による上記変形実施例の部分拡大断面
図、第15図は第13図の矢印から見た部分
側面図、第16図は上記変形例で用いられる弾性
変形可能な帯状部材を備える板のみを単独で示し
た側面図、第17図は第16図の矢印方向か
ら見た上記板の側面図、第18図は本発明による
ねじれ緩衝装置の他の変形実施例に関する第2図
と類似の軸線方向片側断面図、第19図は第18
図の矢印方向から見た上記変形例の部分側面
図、第20図は他の変形実施例に関する第3図と
類似の側面図、第21図は他の実施例に関する第
20図の部分に対応する図、第22図は他の変形
実施例に関する第3図に類似する側面図である。 10……ハブ、11……ハブフランジ、13…
…案内デイスク、28A,28B……トーシヨン
ばね、29……弾性変形可能な帯状部材、30…
…板、31……ハブフランジの開口部、32……
案内デイスクの開口部、34,35……支持部
材、36,37……根元部分、47……半径方向
フインガ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 摩擦クラツチデイスクに使用するのに適した
    緩衝装置であつて、 クラツチシヤフトと一緒に回転するようになつ
    たハブに固定されているハブフランジと、 フライホイールとプレツシヤプレートとの間で
    の締付けによつて回転されるようになつており且
    つ前記ハブフランジに対して一定の相対角移動の
    範囲内において回転するように取り付けられた2
    つの案内デイスクと 前記相対角移動に抵抗するように前記ハブフラ
    ンジと前記案内デイスクとの間に設けられた円周
    方向作用弾性装置とを備え、 該円周方向作用弾性装置は、緩衝装置の円周に
    対してほぼ接線方向に延びるトーシヨンばねと、
    弾性変形可能な帯状部材とから成り、 前記トーシヨンばねは、前記弾性変形可能な帯
    状部材よりも大きな剛性をもち、前記ハブフラン
    ジに形成された開口部に緩衝装置の回転方向に対
    して円周方向の遊びをもつて係合し、前記案内デ
    イスクに形成された開口部に円周方向の遊びをも
    たずに係合しており、 前記弾性変形可能な帯状部材は、板状で、緩衝
    装置の軸線のまわりに円周方向に延び且つ前記軸
    線にほぼ垂直な平面に配置され、両端部が根元部
    分を介して2つの支持部材と一体であり、 該2つの支持部材の一方は、前記ハブと一緒に
    回転するように該ハブに固定され、前記支持部材
    の他方は、前記回転方向の前側に、前記トーシヨ
    ンばねの移動進路上で該トーシヨンばねと係合す
    る半径方向フインガを有するねじれ緩衝装置。 2 前記半径方向フインガは、緩衝装置が静止状
    態にあるとき、前記トーシヨンばねの対応する端
    部に接触している、特許請求の範囲第1項に記載
    のねじれ緩衝装置。 3 前記支持部材の前記他方が少なくとも一対の
    半径方向フインガを備える、特許請求の範囲第1
    項に記載のねじれ緩衝装置。 4 前記弾性変形可能な帯状部分は円弧状をな
    し、前記支持部材の前記一方はリング状であり且
    つ前記支持部材の他方から半径方向内方に配置さ
    れ、前記根元部分は円周方向に延び且つ前記弾性
    変形可能な帯状部材の一端部を前記リング状の支
    持部材に連結し、前記弾性変形可能な帯状部材は
    リング状の支持部材からほぼ円周方向外方に延
    び、リング状の支持部材と前記弾性変形可能な帯
    状部材との間に円弧状の溝を構成している、特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか一つに記
    載のねじれ緩衝装置。 5 前記弾性変形可能な帯状部材が、緩衝装置の
    軸線を中心として約180度から約360度の間の角度
    で延びている、特許請求の範囲第1項乃至第4項
    のいずれか一つに記載のねじれ緩衝装置。
JP56177775A 1980-11-03 1981-11-04 Torsion buffering device especially for clutch friction plate Granted JPS57107436A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8023446A FR2493445A1 (fr) 1980-11-03 1980-11-03 Dispositif amortisseur de torsion, en particulier friction d'embrayage

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57107436A JPS57107436A (en) 1982-07-03
JPH0343494B2 true JPH0343494B2 (ja) 1991-07-02

Family

ID=9247608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56177775A Granted JPS57107436A (en) 1980-11-03 1981-11-04 Torsion buffering device especially for clutch friction plate

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JP (1) JPS57107436A (ja)
FR (1) FR2493445A1 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
FR2493445B1 (ja) 1984-06-29
JPS57107436A (en) 1982-07-03
FR2493445A1 (fr) 1982-05-07

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