JPS623503Y2 - - Google Patents

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JPS623503Y2
JPS623503Y2 JP4570681U JP4570681U JPS623503Y2 JP S623503 Y2 JPS623503 Y2 JP S623503Y2 JP 4570681 U JP4570681 U JP 4570681U JP 4570681 U JP4570681 U JP 4570681U JP S623503 Y2 JPS623503 Y2 JP S623503Y2
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frame
corner
shoji
shutter
web
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建造物壁体例えば出隅コーナー部
に開設したコーナー開口部に装着するコーナー全
開サツシに関し、その目的はコーナー開口部を全
開し得る機能を有して開放感を向上することので
きるコーナー全開サツシを提供することにある。
次に、本考案の第1実施例を第1図ないし第3
図にしたがつて説明すると、図中Sは建造物壁体
のコーナー部Rを形成する壁体30,30′に開
設された窓開口部W1,W2が連通されたコーナ
ー開口部Wに対し一体的に装着したコーナー全開
サツシ(以下単にサツシという)であつて、窓開
口部W1に沿つて装着される枠体S1と窓開口部
W2に装着される枠体S2とがコーナー部Rでそ
の相互の上枠6,6および下枠7,7とが図示斜
状に切欠き施工されて、コーナー部Rの所定の角
度α(本例では直角状に例示した)に沿う屈曲枠
状に連結部材14,14′,15,15′を介して
一体状に連結されて、コーナー部Rに沿つて一体
的に装着されている。
なお、このサツシSの枠体S1,S2は同じ枠
部材を使用して図示対称形状に枠組みされている
ので、枠体S1について詳述する。
この枠体S1は窓開口部W1の前面に障子摺動
部2がまた、その屋外側には雨戸摺動部3が配設
され、また、側壁30の屋外側には障子摺動部2
と連通して障子収納部4が形成され、その屋外側
には雨戸摺動部3と連通して雨戸収納部5が連設
されている。
なお、障子摺動部2と雨戸摺動部3とは一体に
形成されるとともに障子収納部4は障子摺動部2
の上枠6および下枠7が窓開口部Wの前面より側
壁30の屋外側へ延設されて障子摺動部2と障子
収納部4とは一体に連通形成されている。
6は枠体S1の上枠であつて、窓開口部W1の
周縁枠の鴨居31の屋外面に沿つて取付けられる
もので、その断面において、6Aは摺動ウエブで
あつて、障子摺動部2を構成するもので、その下
面側には屋内側より屋外側へ順次基溝部6B、障
子溝6C,6Dおよび網戸レール6E,6Eがそ
の長手方向に沿つて形成され、この摺動ウエブ6
Aの屋外側には雨戸摺動部3を構成する下方開放
の雨戸溝6Fがその長手方向に沿つて一体に形成
されている。なお、6G,6Hは上枠6に一体に
形成された中空部、6J,6Kは取付片、6Lは
上枠長手方向に沿つて形成されたビス受けであ
る。
7は枠体S1の下枠であつて、上枠6と対応し
て窓開口部W1の敷居32の屋外面に沿つて取付
けられるもので、その断面において、7Aは摺動
ウエブであつて上枠6の摺動ウエブ6Aとにより
障子摺動部2を構成するもので、屋外側へ下降す
る階段状に基ウエブ7B、障子ウエブ7C,7D
および網戸ウエブ7Eが形成され、障子ウエブ7
C,7Dには障子レール7Fが、また網戸ウエブ
7Eには網戸レール7Gがそれぞれ条設されてい
る。また、網戸ウエブ7Eの屋外側下位には上枠
6の雨戸溝6Fと対応して雨戸摺動部3を構成す
る上方開放の雨戸溝7Hが一体に形成されてい
る。なお、7J,7Kは下枠7に一体に形成され
た中空部、7Lは水切片、7Mは取付片、7Nは
係止片、7Pは下枠7の長手方向に形成されたビ
ス受けである。
8は枠体S1の収納部縦枠であつて、障子収納
部4と雨戸収納部5との戸当壁を形成するもの
で、戸当壁となる戸当ウエブ8Aの屋外側には前
縁8Bが形成され、屋内端には柱34の屋外面に
沿つて取付片8Cが形成されている。
9は雨戸収納部5の図示右側の戸当壁を形成す
る戸口妻板であつて、戸当ウエブ9Aと前縁9B
とにより断面略かぎ形状に形成されている。
10は方立であつて、障子摺動部2と障子収納
部4との区画する位置において、上枠6の基溝部
6Bと下枠7の基ウエブ7Bとの間に縦設され、
窓開口部W1の縦柱33の屋外面に沿いかつ窓開
口部W1の内方へ若干張出して取付けられるもの
で、屋外片10A、屋内片10Bおよび左右の側
片10C,10Dとにより中空部10Eを有する
断面略密封箱型状に形成され、屋外片10Aの屋
外面長手方向には気密部材を嵌着するあり溝10
Fが形成されている。なお、10Gは取付片、1
0Hは方立10の長手方向に沿つて形成したビス
受けである。
上記のように形成された上枠6および下枠7は
その屋外側に形成された雨戸溝6F,7Hが雨戸
収納部5相当区間にわたつて切欠き施工され、両
枠6,7の障子収納部4の屋外側には雨戸収納部
5を構成し、雨戸22,23を収納可能な張出幅
を有する戸袋上枠11および戸袋下枠12が止着
されている。
このように戸袋上枠11を止着した上枠6、戸
袋下枠12を止着した下枠7の図示左端部には収
納部縦枠8の端部が相互に結合されるとともに戸
袋上下枠11,12の図示右端部には戸口妻板9
の端部が結合され、また、障子摺動部2と障子収
納部4とを区画する位置の基溝部6Bと基ウエブ
7Bとの間には方立10が縦設されて枠体S1が
形成されている。なお、窓開口部W2に装着され
る枠体S2も上記枠体S1と対称形状に形成され
ている。
このようにして形成された枠体S1,S2の相
互の上枠6および下枠7は、コーナー部Rの所定
の角度α(本例では90゜で例示した)に沿うべく
図示のようにその端部が斜状に切欠き施工されて
相互の上枠6はその中空部6G,6Hに内嵌する
合成樹脂等からなるL形状の連結部材14が内嵌
されて突合せ状に連結されて連結角部R1が形成
され、さらにこの連結角部R1の相互の上枠6の
雨戸溝6F間には鋼板材等からなるL形状の連結
部材14′がねじ等により止着されて屈曲枠状に
連結され、また、下枠7も上枠6と同様に相互の
中空部7J,7Kに内嵌する合成樹脂等からなる
L形状の連結部材15が内嵌されて突合せ状に連
結されるとともに相互の雨戸溝7Hの下面には鋼
板材等からなるL形状の連結部材15′が当接さ
れてねじ等により止着されて図示屈曲枠状のサツ
シSが形成され、同サツシSはコーナー開口部W
および壁体30,30′に沿つて一体的に取付け
られている。
次に、サツシSに建付けられる各摺動障子につ
いて説明する。
16,17は障子摺動部2に引違い状に建付け
られた内外のガラス障子であつて、内側ガラス障
子16は上框16A、下框16Bと縦框16Cお
よび召合框16Dとにより方形状に框組みされて
ガラス板が嵌着されている。また、外側ガラス障
子17は上框17A、下框17Bと召合框17C
と突合框18とにより方形状に框組みされて、ガ
ラス板が嵌着され、この突合框18は連結角部R
1において、枠体S2の障子摺動部2に建付けら
れた外側ガラス障子17′の突合框18′と図示の
ように直交状に突合されて、その端面を当接して
コーナー開口部Wを閉鎖するため図示形状に形成
されている。すなわち、その断面において、18
Aは鉛直状に設けられたウエブであつて、同ウエ
ブ18Aの内外には短片18Bと長片18Cとが
設けられて、ウエブ18Aの内側にはガラス板を
嵌着する溝部18Dが形成され、また、短片18
Bおよび長片18Cの端部は内側ガラス障子1
7′の突合框18′と直角状に突合される端面を形
成するためウエブ18Aより図示長短状に外側方
向へ突設されるとともに両片18B,18C間に
は図示斜状のウエブ18Eが設けられて中空部1
8Fが一体に形成されている。また、両片18
B,18Cの端部には対向状に突片18G,18
Hが突設れて、両突片18G,18H間には戸当
端面を形成する合成樹脂あるいは合成ゴム等から
なる戸当部材25Aがその長手方向に沿つて嵌着
されている。なお、枠体S2に建付けられる内外
のガラス障子16′,17′は上記内外のガラス障
子16,17と同様に形成されている。
19,20は枠体S1の障子摺動部2に引違い
状に建付けられた網戸であつて、内側網戸19は
上框19A、下框19Bおよび左右の縦框19C
とにより方形状に框組みされて網が張着されてい
る。また、外側網戸20は上框20A、下框20
Bおよび縦框20Cと突合框21とにより方形状
に框組みされて網が張着されている。また、この
突合框21は枠体S2の外側網戸20′と連結角
部R1で図示直角状に突合されるため、上記した
外側ガラス障子17の突合框18の片18B,1
8Cと同様に片21A,21Bが長短状に突設さ
れるとともに片21A,21Bの端部には対向し
て突片21C,21Dが突設され、両突片21
C,21D間には戸当端面を形成する合成樹脂あ
るいは合成ゴム等からなる戸当部材25Bが嵌着
されている。なお、枠体S2に建付けられる網戸
19′,20′は上記網戸19,20と同様に形成
されている。
22,23は枠体S1の雨戸摺動部3に建付け
られた雨戸であつて、図示左側の雨戸22は上框
22A、下框22Bおよび左右の縦框22C,2
2Dにより方形状に框組みされてパネルが嵌着さ
れている。また、雨戸23は上框22A、下框2
2Bと縦框22Cおよび突合框24とにより方形
状に框組みされてパネルが嵌着され、この雨戸2
3は窓開口部W1を閉鎖したとき、枠体S2に建
付けた雨戸23′と図示直角状に突合されるた
め、上記突合框18,21と同様にその片24
A,24Bが長短状に突設されるとともに片24
A,24Bの端部には突片24C,24Dが突設
されて両突片24C,24D間には戸当端面を形
成する合成樹脂あるいは合成ゴム等からなる戸当
部材25Cがその長手方向に沿つて嵌着されてい
る。なお、枠体S2に建付けられる雨戸22′,
23′は上記雨戸22,23と同様に形成されて
いる。
なお、図中26は雨戸収納部5,5′の屋外側
に嵌着された鏡板、27は雨戸22,23の案内
ブロツク、28は同じく倒れ止めブロツク、29
はクレセント錠である。
次に、上記のように構成された第1実施例の作
用および効果について説明する。
さて、本例サツシSは、建造物のコーナー部R
の壁体30,30′に開設した連通状の窓開口部
W1,W2からなるコーナー開口部Wに沿つて装
着するもので、コーナー部Rの両側に取付けられ
る枠体S1,S2相互の上枠6,6および下枠
7,7をコーナー部Rに沿つて連結して一体状の
枠体に形成するとともに、両枠体S1,S2には
それぞれガラス障子16,17、網戸19,20
および雨戸22,23を建付けて、各障子により
コーナー開口部Wを閉鎖したときには、両枠体S
1,S2の連結角部R1で枠体S1,S2相互の
障子17,17′、網戸20,20′および雨戸2
3,23′が突合せ状に当接して閉鎖し、しかも
両枠体S1,S2の側方に連通して各障子16,
17,19,20,22,23および16′,1
7′,19′,20′,22′,23′を収納する収
納部4,5を形成してコーナー開口部Wを全開可
能としたものである。したがつて、コーナー部R
の両壁体30,30′に開設されて連通するコー
ナー開口部Wの窓開口部W1,W2に装着する枠
体S1,S2の上枠6および下枠7を連結部材1
4,14′,15,15′を介して所定の角度αの
コーナー部Rに沿いかつ枠体S1,S2の側方に
連通して各障子を収納する収納部4,5を一体状
に連結して屈曲枠状に形成してコーナー部Rに装
着するものであるから、窓開口部W1,W2に対
し枠体S1,S2を同時に一体的に装着すること
ができ、しかも、両枠体S1,S2相互間の上下
方向および左右方向への取付位置のずれることが
なく極めて省力的に装着施工を行うことができ
る。また、両枠体S1,S2の連結角部R1にお
いて、相互のガラス障子17,17′、網戸2
0,20′および雨戸23,23′を突合せ状に当
接してコーナー開口部Wを閉鎖し、かつ枠体S
1,S2の側方に各障子16,17,19,2
0,23,24および16′,17′,19′,2
0′,23′,24′を収納する収納部4,5を連
設したことで、相互の収納部4,5へ各障子を収
納することでコーナー開口部Wを全開することが
できて開放感を高めることができるとともに連結
角部R1に戸当枠を設ける必要がないことから全
開機能を向上することができる等多くの特長があ
る。
なお、本実施例においてはコーナー部Rに隅柱
のない連通するコーナー開口部WにサツシSを装
着して例示したが、コーナー部Rに図示二点鎖線
で示す隅柱35を有するコーナー開口部に対して
も適用し得るものである。
次に、本考案の第2実施例を第4図ないし第6
図にしたがつて説明すると、図中DSは建造物の
コーナー部R′を形成する壁体51,51′に開設
された窓開口部W1′,W2′が連通されたコーナ
ー開口部W′に対し一体的に装着された出窓タイ
プのコーナー全開サツシ(以下単にサツシとい
う)であつて、窓開口部W1′に装着される枠体
DS1と窓開口部W2′に装着される枠体DS2と
が、図示のように斜状に切欠き施工されて、コー
ナー部R′の所定の角度α(本例では直角状に例
示した)に沿う屈曲枠状に連結されて、コーナー
部R′に沿つて一体的に装着され両枠体DS1,DS
2の屋外側には障子摺動部2′、および雨戸摺動
部3′が形成されるとともに、両摺動部2′,3′
の側方には障子収納部4′および雨戸収納部5′が
連通状に連設されている。
なお、このサツシDSの枠体DS1,DS2は同じ
枠部材を使用して図示対称形状に枠組みされてい
るので、枠体DS1について詳述する。
36は上記した枠体DS1の上枠であつて、窓
開口部W1′の鴨居31′の屋外面に沿つて取付け
られるもので、その断面において、36Aは鴨居
31′の屋外面に沿つて延設する取付片であつ
て、同取付片36Aの下端部には屋外側へやや下
傾して所定の張出幅で張出す支持ウエブ36Bが
形成され、その屋外端には垂直支持片36Cが垂
設されている。また、この垂直支持片36Cの一
部には屋外側へ水平状に張出す摺動ウエブ36D
が形成され、同ウエブ36Dの下面側長手方向に
沿つて障子溝36E、網戸溝36Fおよび雨戸溝
36Gが形成されている。また、垂直支持片36
Cの下端部には屋内側へ水平状に張出して天井板
39を止着する取付片36Hが形成されている。
37は上記した枠体DS1の下枠であつて、窓
開口部W1′の敷居32′の屋外面に沿つて取付け
られるもので、その断面において、37Aは支持
ウエブであつて、断面略逆への字状に形成されて
所定の張出幅を有し、その屋外端には上枠36の
摺動ウエブ36Dと対応する水平支持片37Bが
形成され、同片37Bの屋外端には前縁37Cが
形成されている。また、水平支持片37Bの一部
には接続片37Dが上設されて上枠36の雨戸溝
36Gと対応する上方開放の雨戸溝37Eが形成
されている。また、接続片37Dの上端には図示
屋外側へ下降する階段状の障子ウエブ37Fと網
戸ウエブ37Gが設けられ、両ウエブ37F,3
7Gにはそれぞれレール37Hが条設されてい
る。また、障子ウエブ37Fの屋内端には上枠3
6の垂直支持片36Cと対応して上垂片37Jが
形成され、同片37Jの下端部には床板40を取
付ける取付片37Kが形成されるとともに、水平
支持片37Bの上面側には図示のように床板40
を挿入する溝部37Lが形成されている。また、
支持ウエブ37Aの屋内端には取付片37Mが形
成されている。
38は上記した枠体DS1の縦枠であつて、そ
の断面において、38Aはウエブであつて、枠体
DS1の側壁を形成するもので、上枠36および
下枠37の支持ウエブ36B,37Aと対応して
鉛直状に張出形成され、その屋外端の外側面には
図示断面図略の字形状の補強枠38Bが設けら
れて中空部38Cが一体に形成されている。ま
た、補強枠38Bの図示屋外片38Dには断面略
かぎ形状の係合片38Eがその長手方向に沿つて
形成されている。また、ウエブ38Aの屋内端に
は取付片38Fが形成されている。なお、38G
は中空部38C内長手方向に沿つて形成されたビ
ス受けである。
このように形成された枠体DS1,DS2相互の
上枠36,36および下枠37,37はコーナー
部R′において、コーナー部R′の所定の角度αに
沿うべく図示のように斜状に切欠き施工され、そ
の端面が突合せ状に当接されて連結部材(図示せ
ず)あるいは溶着手段等により連結されるととも
に、この連結上枠36,36には天井板39がコ
ーナー部R′において図示のように斜状に切欠か
れて取付片36Hを介して突合せ状に取付けら
れ、また、連結下枠37,37には床板40がコ
ーナー部R′側において図示のように斜状に切欠
きされて下枠37の溝部37Lに挿入され、取付
片37Kを介して突合せ状に取付けられている。
このように天井板39および床板40を取付けた
連結上枠36,36および連結下枠37,37の
側端には縦枠38,38がビス受け38Gを介し
て結合されてコーナー部R′に沿う屈曲枠が形成
されるとともに、この屈曲枠の図示連結角部の上
枠36および下枠37の雨戸溝36G,37E間
には図示断面略方形状の支柱枠41がそのビス受
け41Aを介して縦設されている。このように形
成された屈曲枠は天井板39および床板40が図
示のように鴨居31′の下面および敷居32′の上
面に取付用ねじ52により止着されるとともに、
取付片36A,37M,38Fを介してコーナー
部Rに沿つて取付けられている。このように装着
された屈曲枠の両側には屋外側に形成された障子
摺動部2′および雨戸摺動部3′と連通して障子収
納部4′および雨戸収納部5′が連設されている。
42は収納部上枠であつて、上枠36の屋外側
に形成した摺動ウエブ36Dと同位に連設される
もので、その断面において、42Aは摺動ウエブ
であつて、上枠36の摺動ウエブ36Bと対応す
る張出幅で水平状に設けられ、同ウエブ42Aの
下面側には上枠36に形成された障子溝36E,
網戸溝36Fおよび雨戸溝36Gと同形状の障子
溝42B、網戸溝42Cおよび雨戸溝42Dが形
成されている。
43は収納部下枠であつて、下枠37の摺動部
と同位に連設されるもので、その断面において、
43Aは摺動ウエブであつて、下枠37の障子ウ
エブ37F、網戸ウエブと対応して屋外側へ下降
する階段状の障子ウエブ43B、網戸ウエブ43
Cが形成され、両ウエブ43B,43Cには下枠
37のレール37Hと対応するレール43Dが条
設されている。また、網戸ウエブ43Cの屋外端
には下枠37の接続片37Dと対応する接続片4
3Eが垂設され、同片43Eの下端部は下枠37
の水平支持片37Bと対応して水平状に設けられ
た下縁43Fに接合されている。また、下縁43
Fは接続片43Eの接合部より屋外側へ延設され
て下枠37の雨戸溝37Eと同形状の雨戸溝43
Gが形成されている。また、障子ウエブ43Bの
屋内端には下枠37の上垂片37Jと対応して屋
内片43Hが設けられ、その下端部には下縁43
Fが接合されて中空部48Jが一体に形成されて
いる。また、下縁43Fの下面には所定の間隔を
隔てて断面略かぎ形状の係止片43K,43Kが
その長手方向に沿つて対応されている。
44は収納部縦枠であつて、収納部上下枠4
2,43と対応する戸当ウエブ44Aと内外の縁
片44B,44Cとにより断面略C型状に形成さ
れている。
このように形成された収納部上下枠42,43
と収納部縦枠44とはコーナー連結部材(図示せ
ず)等により略字状に枠組みされるとともに、
上枠36および下枠37の障子摺動部2′および
雨戸摺動部3′と連結部材45A,45Bを介し
て連通状に連結され、ブラケツト46A,46B
により取付け支持されて枠体DS1が形成されて
いる。なお、枠体DS2側にも上記収納部と対称
に収納部が連設されている。このように装着され
たサツシDSの枠体DS1,DS2の障子摺動部2′
および雨戸摺動部3′にはそれぞれ窓開口部W
1′,W2′の前面側を閉鎖可能とする大きさのガ
ラス障子47、網戸49、雨戸50およびガラス
障子47′、網戸49′、雨戸50′がそれぞれ各
1枚ずつ片引き状に建付けられている。
このガラス障子47は上框47A、下框47B
および召合框47Cと突合框48とにより方形状
の框組体に形成されてガラスが嵌着され、召合框
47Cの屋内片47aには縦枠38に形成した係
合片38Eと係合して行過ぎを防止する断面略か
ぎ形状の係止片47bが形成されている。また、
突合框48は第1実施例のガラス障子17の突合
框18と同様に、連結角部R1′側でガラス障子
47′と直交状に突合されるため、その片48
A,48Bが図示長短状に形成されるとともに、
その端部には対向して突片48C,48Dが突設
されて、両突片48C,48D間には戸当部材2
5Dが嵌着されている。なお、枠体DS2に建付
けられるガラス障子47′も同様に形成されてい
る。また、網戸49,49′および雨戸50,5
0′は通常のものが建付けられ連結角部R1′側で
は図示のように突合されてコーナー開口部W′は
閉鎖されている。
このように形成されたサツシDSは枠体DS1,
DS2に建付けた各障子47,49,50および
47′,49′,50′を押動して相互の障子収納
部4′、雨戸収納部5′へ収納してコーナー開口部
W′を全開することができ、第1実施例と同等の
作用効果を奏するものである。
なお、第2実施例においては雨戸摺動部3′の
連結角部R1′に支柱枠41を縦設して例示した
が、これに限定するものでなく、省略してもよ
い。また、網戸49,49′および雨戸50,5
0′を通常のものを使用して例示したが、第1実
施例の突合框21,24を有する網戸20および
雨戸23と同様の構成としてもよい。
なお、第1実施例および第2実施例において例
示した各枠材および各框部材はアルミニウム等の
軽合金材を押出形成した型材により全て形成され
ている。
さて、本考案は建造物のコーナー部に開設した
コーナー開口部に沿つて装着するコーナー全開サ
ツシであつて、前記コーナー部の両側に取付けら
れる枠体相互の上枠および下枠を前記コーナー部
に沿つて連結して一体状の枠体を形成するととも
に、前記両枠体にはそれぞれ摺動障子を建付け
て、同障子により前記コーナー開口部を閉鎖した
ときには前記両枠体の連結角部で枠体相互の摺動
障子が突合せ状に当接して閉鎖し、しかも、前記
両枠体の側方に連通して前記摺動障子を収納する
収納部を形成して前記コーナー開口部を全開可能
としたことにより、各摺動障子を押動して相互の
収納部へ収納することでコーナー開口部を全開す
ることができて開放感を高めることができるとと
もに連結角部に戸当枠を設ける必要がないことか
ら全開機能を高めることができるのでコーナー全
開サツシとして極めて実用性に優れた考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は平断面図、第2図は第1図の−
線拡大縦断面図、第3図は第1図の−線拡大
縦断面図、第4図ないし第6図は本考案の第2実
施例を示し、第4図は平断面図、第5図は第4図
の−線縦断面図、第6図は第4図の−線
縦断面図である。 2,2′……障子摺動部、3,3′……雨戸摺動
部、4,4′……障子収納部、5,5′……雨戸収
納部、6,36……上枠、7,37……下枠、1
6,17,47……ガラス障子、19,20,4
9……網戸、22,23,50……雨戸、S,
DS……コーナー全開サツシ、S1,S2,DS
1,DS2……枠体、W,W′……コーナー開口
部、W1,W2,W1′,W2′……窓開口部、
R,R′……コーナー部、R1,R1′……連結角
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物のコーナー部に開設したコーナー開口部
    に沿つて装着するコーナー全開サツシであつて、
    前記コーナー部の両側に取付けられる枠体相互の
    上枠および下枠を前記コーナー部に沿つて連結し
    て一体状の枠体に形成するとともに、前記両枠体
    にはそれぞれ摺動障子を建付けて、同障子により
    前記コーナー開口部を閉鎖したときには前記両枠
    体の連結角部で枠体相互の摺動障子が突合せ状に
    当接して閉鎖し、しかも、前記両枠体の側方に連
    通して前記摺動障子を収納する収納部を形成して
    前記コーナー開口部を全開可能としたことを特徴
    とするコーナー全開サツシ。
JP4570681U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS623503Y2 (ja)

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JPS57157676U JPS57157676U (ja) 1982-10-04
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