JPS6222872A - 印刷インキ - Google Patents

印刷インキ

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JPS6222872A
JPS6222872A JP60162022A JP16202285A JPS6222872A JP S6222872 A JPS6222872 A JP S6222872A JP 60162022 A JP60162022 A JP 60162022A JP 16202285 A JP16202285 A JP 16202285A JP S6222872 A JPS6222872 A JP S6222872A
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printing ink
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acid
ink
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Yoshioki Yoshioka
吉岡 好興
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Taniguchi Ink Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷インキに関し、更に詳しく云えば、特に
紙等の吸収性被印刷材の印刷に適し、且つ優れた速乾性
と優れた印刷作業性を与える印刷インキに関する。
(従来の技術) 従来、各種の被印刷材に図柄を与えるために種々の印刷
インキが知られている。
例えば、プラスチックフィルム、金属、ガラス等の非吸
収性被印刷材の印刷に対しては、含有する溶剤の蒸発に
よって乾燥する溶剤蒸発型の印刷。
インキが使用され、また紙を代表とする吸収性被印刷材
に対しては、含有する溶剤が吸収されて乾燥する印刷イ
ンキ、例えば、平版印刷インキ、凹版印刷インキ、凸版
印刷インキ、シルクスクリーン印刷インキ等が知られて
いる。
(発明が解決しようとしている問題点)上述の如き各種
の印刷インキは、いずれもそれぞれの印刷形式に応じた
印刷版の表面に薄膜のインキを付与し、付与されたイン
キを被印刷材に転写し、溶剤の蒸発、溶剤の吸収、ワニ
スの酸化重合等によって乾燥させて印刷インキをセット
するものである。
従って、これらの印刷インキは、転写後は速やかに乾燥
するのが好ましく、そのように工夫されているが、一方
では印刷インキの保存中あるいは印刷中は、これらの印
刷インキがなるべく乾燥しないことが要求される。これ
らの相反する要求を調整すべく、その乾燥性がコントロ
ールされている。
しかしながら、従来の印刷操作は、なかには長時間連続
して行なわれるものもあるが、大部分は、時々中断され
る場合が多く1例えば、−日の作業が終了すると、その
後は翌朝の作業まで放置されることになる。このような
場合においては印刷インキは上述の如き適度の乾燥性が
付与されているため、中断時に印刷機の印刷版やブラン
ケットに付着している印刷インキ層がその中断中に機上
で乾燥することになる。
このように機上で乾燥すると、そのままでは次回の印刷
開始時に満足できる印刷が行なえないために、印刷の中
断後は直ちに印刷インキを取除くか、あるいは印刷の開
始前に付着した印刷インキを取除くことが必要となる。
このような作業は、例えば1〜2時間の時間が要求され
るため、その間は印刷ができず、またその作業に人員を
要するため、工業上非常に不経済な事態となっている。
従って、印刷インキの保存中、印刷前の準備段階あるい
は印刷中断時に印刷機上で乾燥せず、それにも係わらず
、印刷後の被印刷材上では十分な乾燥速度を有する印刷
インキが理想であり、且つそのような印刷インキが強く
要求されている。これらの要求は、相反する要求である
ため、従来は上記の如き特性を有する印刷インキは提供
し得なかった。
本発明者は上述の如き従来技術の欠点を解決し、上述の
業界の要望に応えるべく鋭意研究の結果、従来の印刷イ
ンキ、特に重合型の印刷インキに、特定の化合物を添加
するときは、保存中や印刷機上では非常に乾燥が遅く、
従って印刷操作を1例えば夜間中断したとしても、その
印刷機上では印刷インキが乾燥しないため、次の印刷開
始時に印刷機の機掃が不要で直ちに印刷が開始でき、そ
れにも係わらず被印刷材上では付与された印刷インキの
乾燥が十分に速いインキが得られることを知見して本発
明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち2本発明は、着色剤およびワニスからなる印刷
インキに、炭素数6以上のアルコールを添加したことを
特徴とする印刷インキである。
次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明者は、印刷
インキ、特に酸化重合型の印刷インキの添加剤について
従来から種々研究の結果、特定の化合物、すなわち炭素
数6以上のアルコールをこのような印刷インキに添加し
てみたところ、印刷インキの保存中や印刷機上では印刷
インキの酸化重合が十分に遅れ、一方、紙等の被印刷材
上では、転写された印刷インキが、従来公知の印刷イン
キと比較して著しく短時間で乾燥し、従って、前記の如
き従来技術の種々の問題点が容易に解決できることを知
見したものである。
本発明で使用する上記の如き作用をする炭素数6以上の
アルコールについて、更に具体的に説明すれば、本発明
において好ましいものは次の通りである。
(1)脂肪族アルコール ヘキサノール、ヘプタツール、オクタツール、ノナノー
ル、デカノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリ
デカノール、テトラデカノール。
ペンタデカノール、ヘキサデカメール、ヘプタデカノー
ル、オクタデカノール、ノナデカノール、エイコサノー
ル、ヘンエイコサノール、ドコサノール、トリコサノー
ル、テトラコサノール、ペンタコサノール、ヘキサコサ
ノール、ヘプタコサノール、オクタコサノール、ノナコ
サノール等の飽和脂肪族アルコール: ヘキセノール、ヘプテノール、オクテノール、ウンデセ
ノール、テトラゾセノール、ベンタデセノール、ヘキサ
デセノール、ヘプタコサノール、オフタデセノール、ヘ
キセノール、ヘプテノール、ウンデセノール、トチセノ
ール、トチセノール、ヘキサデセノール、オレイルアル
コール、エーテルアルコール、リシルイルアルコール、
リシルイルアルコール、エレオステアリルアルコール、
リシルイルアルコール等の不飽和脂肪族アルコール: コレステリン、カンペステリン、β−シトステリン、ス
チグマスステリン、ブラシカステリン、エルゴステリン
等の脂環族アルコール等が挙げられ、これらの中では特
に炭素a10〜40 のものが好ましい。
(2)ヒドロキシカルボン酸と脂肪族アルコールとのエ
ステルアルコール これらのエステルアルコールを形成するためのヒドロキ
シカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、とドロア
クリル酸、オキシ酪酸、オキシ吉草酸、オキシエナント
酸、オギシカプリル酸、オキシペラルゴン酸、オキシカ
プリン酸、オキシウンデカン酸、オギシトリデカン醜、
オキシミリスチン酸、オキシペンタデカン酸、オキシパ
ルミチン酸、オキシアラキン酸、オキシステアリン酸、
オキジノナデカン酸、オキシアラキン酸、オキシベヘン
酸、オキシテトラコサン酸、オキシヘキサコサン酸、オ
キシトリアコンタン酸、オキシテトラトリアコン酸、プ
ロペニルグリコール酸、パラソルビン酸、β−オキジヒ
ドロソルビン酸、アンプレットル酸、イソアンプレット
ル酸、リシノール酸、リシエライジン酸、オキシナ−ポ
ン酸、カモレン酸等が挙げられる。
またこれらのヒドロキシカルボン酸とエステルを形成す
るためのアルコールとしては、Ct〜C5の低級アルコ
ールまたは前記の如きC6以上の脂肪族アルコールが挙
げられる。このようなエステルアルコールとして特に好
ましいのは、総炭素数が6〜45のものである。
(3)多価アルコールと脂肪酸とのエステルアルコール
または上記の如き低級アルコールまたは06以上の脂肪
族アルコールとのエーテルアルコール 多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール
、プロピレングリコール、ブタンジオール、ベンタンジ
オール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、オクタ
ンジオール、ノナンジオール、デカンジオール、ウンデ
カンジオール、ドデカンジオール、トリデカンジオール
、テトラデカンジオール、ペンタデカンジオール、ヘキ
サデカンジオール、ヘプタデカンジオール、オクタデカ
ンジオール、ノナデカンジオール、エイコサンジオール
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
2価アルコール;グリセリン、ブタントリオール、2−
メチルプロパントリオール、ヘキサントリオール等の3
価アルコールニジグリセリン、トリグリセリン等のポリ
グリセリン、エリトリット、D−1L−またはraC−
トリイット、ペンタエリトリット(ペンタエリスリトー
ル)、アトニット、D−1L−またはrac−アラビッ
ト(アラビトール)、キシリット、アリット、D−1L
−またはrac−タリット(タリトール)、D−、L−
またはraC−ソルビット(ソルビトール)、D−1L
−またはraC−マンニット(マンニトール)、ラクト
ース等の多価アルコール等が挙げられる。
これらの多価アルコールとエーテルアルコールを形成す
るアルコールとしては前記の如き種々のアルコールが使
用される。
またエステルアルコールを形成する脂肪酸としては、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、醋酸、吉草酸、カプロン酸、
エナントs、カプリル酸、ベラ。
ルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、ト
リデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘ
ン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコン酸、モ
ンタン酸、メリシン酸、ラフセル酸等の脂肪族飽和酸ニ
アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、カプリル(
711、ラウロレイン醜、ミリストレイン酸、パルミト
レイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ソルビン酸、リ
ノール酸、リルン酸、ステアロール酸、エレオステアリ
ン酸、リシノール酸、アラキドン酸、タルパノドン酸、
アビエチン酸等の中〜高級不飽和脂肪酸、ヒマシ油、ア
マニ油、大豆油、サフラワー油、シナキリ油1日本キリ
油、ヒマワリ油、二)油、麻実油、トール油、ゴマ油、
コムギ胚芽油、トウモロコシ油、ナタネ油、コメヌカ油
、脱水ヒマシ油、綿実油、イカ油、魚油、鯨油等から得
られる混合不飽和脂肪酸等が挙げられる。
これらのエーテルアルコールまたはエステルアルコール
のうちで特に好ましいものは総炭素数が6〜45のアル
コールである。
(4)アンモニア、有機アミン、アルコール、フェノー
ル等の単官能化合物を開始剤としたポリアルキレンオキ
サイド 例えば一方の末端がアンモニア、有機アミン、アルコー
ル、フェノールの残基であり、他方の末端が水酸基であ
るポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド
、ポリブチレンオキサイド等が挙げられる。
以上の例示は、本発明を説明するためのものであって、
上記以外の炭素数6以上のアルコールであっても、上記
と同様な機能を有するものは本発明に当然包含されるも
のである。
以上の如き従来公知の特定のアルコールは、いずれも本
発明において使用できるものであるが、本発明において
特に好適なものは、常温で不〜難揮発性であり、ワニス
中に可溶または安定に分散し得る化合物である。
これらの特定のアルコールが、常温で揮発性であったり
、あるいはワニス中に可溶性または分散性でないときは
、印刷機上での印刷インキの乾燥が十分には抑制されず
、また印刷後の印刷インキの乾燥速度が十分ではなくな
る。
本発明では、上記の如き特定のアルコールを、印刷イン
キ中に添加するときは、印刷インキの保存中あるいは印
刷機上では、印刷インキ中にこれら特定のアルコールが
均一に存在し、且つこれらの特定のアルコールは揮発性
でないために、印刷インキの重合、すなわち乾燥が遅れ
、従って前述の如き従来技術の問題点が解決されたもの
である。
更に、本発明の印刷インキが被印刷材に付与されると、
特に被印刷材が紙の如き吸収性の被印刷材であるときは
、印刷インキ中のワニス中に溶解または安定に分散して
いる上記の特定のアルコールが、被印刷材中に速やかに
吸収されるため、被印刷材上に残った着色剤とワニスか
らなる成分は、従来の印刷インキと同等またはそれ以上
に速やかに乾燥することを知見し、本発明の目的が完全
に達成されたものである。
従って、本発明の印刷インキは、特に紙の如き吸収性の
被印刷材の印刷、例えば平版印刷用のインキとして有用
である。
また、上記の如き特定のアルコールは、あまりに多量に
使用するのは経済的ではなく、また印刷後の乾燥を過度
に遅らせることがあり、また使用量が少なすぎるときは
、本発明の効果が十分に達成できない。
本発明者の詳細な研究によれば、本発明で使用する上記
の如き特定のアルコールは、印刷インキ100重量部中
で一般的には約 5〜70重量部を占める割合、より好
ましくは約 7〜40 重量部を占める割合であり、こ
のような使用割合において本発明の目的が十分に達成す
ることができる。
本発明の印刷インキの成分は、上記の如き特定の化合物
を添加する以外は、いずれも従来技術と同様でよい。
例えば、本発明の印刷インキを構成する着色剤は、従来
の印刷インキに使用されている顔料あるいは染料であっ
て、従来公知の顔料あるいは染料は本発明の印刷インキ
の着色剤としていずれもそのまま使用できるものである
。また、その使用量も従来公知の印刷インキと同様でよ
く1例えば、印刷インキ100重量部中で、例えば約1
0〜40重量部を占める割合が一般的である。
また、本発明の印刷インキを構成するワニスも、従来公
知の印刷インキ用ワニスはいずれも本発明においてその
まま使用できるものであり、その使用量も従来と同様に
、例えば印刷インキ100重量部中で約50〜80重量
部を占める割合が一般的である。
本発明の印刷インキのワニスとして好ましいものは、従
来の平版印刷インキ等に使用されている天然または合成
の酸化重合型樹脂、すなわちそれらの構造中に重合性二
重結合を有し、空気中の酸素によって型巻硬化して被膜
を構成するものである。これらの平版印刷インキ用のワ
ニスは、多数のものが公知であり1本発明においてはこ
れら公知のものがいずれも使用し得る。
本発明の印刷インキは上記の着色剤、ワニスおよび特定
のアルコールを主要な構成材料としており、その他イン
キ溶剤、ドライヤー、レベリング改良剤、増粘剤、皮張
り防止剤その他従来公知の添加剤は本発明の印刷インキ
においていずれも使用できる。
例えば、インキ溶剤は、インキの粘度、稠度、フロー等
を修正をするために加えられるものであり、印刷インキ
用として従来使用されている各種の有機溶剤、例えば、
軽油、スピンドル油、各種インキソルベント、マシン油
等はいずれも使用し得るものであり、その使用量は、印
刷インキ100重量部中で約5〜80重量部を占める割
合が一般的である。
ドライヤーとしては、コバルト、マンガン、セリウム、
ジルコニウム、鉛、鉄、亜鉛、銅、バナジウム、バリウ
ム、カルシウム等の多価金属のナフテン酸、オクチル酸
、樹脂酸、トール油等の油溶性カルボン酸の塩等であり
、これらのドライヤーは、印刷インキ100重量部中金
属として約0.005〜0.5重量%を占める割合で使
用するのが一般的である。
本発明の印刷インキは、前記の如き特定のアルコールを
印刷インキに添加する外は、その製造は従来公知の製造
方法、例えばロールによる混合練肉等がいずれも使用で
きる。
(作用Φ効果) 以上の如き本発明のよれば、すでに述べた通り、印刷イ
ンキ中に特定のアルコールを適当な量で添加することに
よって、印刷インキの保存中あるいは印刷機上での印刷
インキの早すぎる乾燥を防止できるため、印刷操作を中
断し、かなりの時間が経過しても、印刷機上の印刷イン
キは実質的にそのままで未乾燥であるから、次の印刷開
始時に何らの機掃や特別の準備操作を要しないで直ちに
印刷を開始ができる。
従って、従来技術における印刷機の手数がかかり不経済
な機掃や印刷安定化までの不経済なならし運転等の種々
の問題点が解決された。それにも係わらず、特に吸収性
の被印刷材に印刷後の印刷インキの速やかな乾燥は何ら
阻害されないものである。
次に実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。なお、文中、部とあるのは重量基準である。
実施例1 酸化重合型ワニス250部とインステアリルアルコール
62.5部とを混合し、該混合物75.3部、ブリリア
ントカーミツ6820部、ナンテン酸マンガン0.8部
および165号ソルベント4.0部を配合し、三木ロー
ルで混合練肉し、タック値が10.2の本発明の印刷イ
ンキを得た。
この印刷インキO,15mJlを4分割R1テスターで
アート紙に展色した。そのアート紙の展色面の光沢を測
定したところ67%であった。一方、上記印刷インキを
RIテスター上に一夜放置した後同様に展色したものの
光沢は29%であリ、印刷インキの優れた保存安定性を
示した。なお、アート紙上での印刷インキの乾燥時間は
4時間であった。
また、上記の印刷インキのテストを行った後・印刷機を
何ら洗浄することなく一夜放置し、翌朝再度印刷を試み
たところ、何らの支障もなくそのまま印刷が可flであ
った。
比較例1 実施例1で用いたインステアリルアルコールを添加する
前のワニス65.6部、ブリリアントカーミツ6820
部、ナフテン酸マンガン0.8部および165号ソルベ
ント14.6部を、三木ロールで混合練肉し、タック値
が9.9である比較用の印刷インキを得た。
このインキについて実施例1と同様にして展色試験を行
ったところ、光沢は73%であるに対し、RIテスター
上に一夜放置した場合の光沢は18%であり、印刷イン
キの保存安定性が不十分であることを宗した。また、ア
ート紙上での印刷インキの乾燥時間は4時間であった。
また、印刷試験後−夜放置後の再印刷では、印刷版面の
インキが乾燥し不溶性の膜を生じ、印刷インキの転移不
良を生じ、そのままでは再印刷が不能であった。
実施例2〜13 実施例1の特定のアルコールに代えて、下記第1表に示
す他の特定のアルコールを用い、他は実施例1と同様に
して印刷インキを調製し、同様にテストしたところ、下
記第1表の結果を得た。
ト      1   − 2  デカノール    65294時間3  ロデカ
ノール   87314時間30分4  オレイルアル
コ  832E14時間30分−ル 5  グリコール酸へ  88344時間15分ブチル
エステル 6  ラウリン酸ジエ  8229 3時間45分チレ
ングリコー ルエステル 7  カプリン酸プロ  83284時間ピレングリコ
− ルエステル 8  ヒマシ油脂肪酸  60274時間45分9  
大豆油脂脂肪酸  85324時間15分ジクリセライ
ド 10  ノニルフェノ−83304時間30分ルエチレ
ンオキ サイド付加物 11  オクチルフェア  83304時間30分−ル
プロピレン オギサイド付加 物 12  ラウリルアミン  80284時間15分エチ
レンオキサ イド付加物 13  アニリンプロピ  60324時間45分し・
ンオキサイド 付加物 尚、上記実施例2〜13の印刷インキは、いずれも印刷
機上で一夜放置しても乾燥しなかった。
これに対し、上記の如き特定のアルコールを添加しなか
った同様の印刷インキの場合には、印刷試験後−夜放置
後の再印刷では、印刷版面のインキが乾燥し不溶性の膜
を生じ、印刷インキの転移不良を生じ、そのままでは再
印刷が不能であった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色剤およびワニスからなる印刷インキに、炭素
    数6以上のアルコールを添加したことを特徴とする印刷
    インキ。
  2. (2)アルコールが、炭素数6以上の脂肪族アルコール
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の印刷インキ。
  3. (3)アルコールが、ヒドロキシカルボン酸のアルコー
    ルエステルである特許請求の範囲第(1)項に記載の印
    刷インキ。
  4. (4)アルコールが、多価アルコールと有機酸とのエス
    テルアルコールまたはアルコールとのエーテルアルコー
    ルである特許請求の範囲第(1)項に記載の印刷インキ
  5. (5)アルコールが、単官能化合物を開始剤としたポリ
    アルキレンオキサイドである特許請求の範囲第(1)項
    に記載の印刷インキ。
  6. (6)アルコールが、常温で不〜難揮発性である特許請
    求の範囲第(1)項に記載の印刷インキ。
  7. (7)アルコールが、ワニス中に可溶または安定に分散
    し得るものである特許請求の範囲第(1)項に記載の印
    刷インキ。
  8. (8)アルコールが、印刷インキ100重量部中で約5
    〜70重量部の割合で存在する特許請求の範囲第(1)
    項に記載の印刷インキ。
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