JP5108430B2 - インキ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、浸透乾燥機能を有するオフセットインキ組成物に関し、詳しくは、塗膜硬化速度が速く、かつ、塗膜光沢性、および印刷画像再現性に優れた印刷物が提供できる浸透乾燥機能を有するオフセットインキ組成物(以下、単にインキ組成物という場合がある)に関する。
従来、浸透乾燥機能を有するオフセットインキは、主に枚葉オフセット印刷に使用されており、その乾燥は、浸透乾燥と酸化重合乾燥の2段階の工程を経て進行する。前記の工程の内、塗膜硬化の初期段階である浸透乾燥が遅いと、印刷直後、次々と積み重なる印刷物間においてインキ接着汚れが発生するという問題がある。
上記の浸透乾燥機能とは、インキが紙のような吸収性支持体に印刷されると、インキが用紙に転移した直後からインキ中の低粘度成分である、主として溶剤が用紙内に浸透離脱することにより塗膜が硬化する。上記の低粘度成分がインキ成分中から浸透離脱しがたい場合、塗膜の硬化が遅くなり、べたついた粘着性を有するインキ塗膜が次に重なる印刷物の用紙裏面に、あるいはインキ塗膜面上に付着するというインキ接着汚れの問題が発生する。
上記のインキ接着汚れの回避方法としては、硬化不十分なインキ塗膜上にコーンスターチなどのスプレーパウダーを散布し、重なる印刷物との間に隙間を設けてインキ塗膜をできるだけ接触しないようにする方法がある。しかしながら、これらのスプレーパウダーの散布は、印刷物の品質低下、あるいは印刷作業環境を悪化させるものであり、極力、スプレーパウダーの散布量を減らすことが大きな課題であった。
一般に、上記の浸透乾燥を向上させるには、インキに用いられているワニス用樹脂、溶剤および植物油などの各成分間の溶解性を弱め、インキ系内から溶剤を素早く浸透離脱させる必要がある。このために、従来から、溶解性の低い樹脂を使用したり、植物油を減量したワニスをインキに使用して浸透乾燥性を速める処方を用いてきた。
しかしながら、浸透乾燥に有効な樹脂ほど、ワニス中において均一に溶けた状態では存在しづらく、上記従来処方においては樹脂の析出や未溶解分などの影響により、適切なインキ物性が安定して得られない。これらのインキは増粘傾向にあり、インキ転移不良による印刷画像再現性の低下、紙剥け、そして特には光沢低下を誘引することから、極端に低溶解な樹脂を用いることは出来ず、大幅な浸透乾燥の向上は望めなかった。
前記の浸透乾燥機能を有するオフセットインキとして、ある種の印刷インキ組成物(特許文献1)が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示のインキは、石油系溶剤の一部あるいは全部を、溶解力の高い脂肪酸エステルに置き換えたものであり、単にこの処方だけでは、ワニス系内が高溶解化されて溶剤がインキ系から分離しがたくなり、浸透乾燥機能を有するインキとしては、従来のインキ以上に塗膜硬化性を向上させることが出来ない。
上述のことから、塗膜硬化速度が速く、かつ塗膜光沢性と印刷画像再現性に優れた印刷物が提供できるインキ組成物が要望されている。
特開2005−113070号公報
従って、本発明の目的は、印刷適性および印刷品質を損なわずに、塗膜硬化性を大幅に向上させたインキ組成物を提供することである。
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち本発明は、ワニス用樹脂と溶解助剤とを有機溶媒中に分散溶解したワニスを少なくとも含有してなり、前記ワニス用樹脂が、ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジンエステル樹脂であり、前記溶解助剤が、カプロン酸、カプリル酸、およびカプリン酸から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、前記有機溶媒が、石油系溶剤であり、前記溶解助剤を、全ワニス中に0.1質量%〜50質量%未満占める量を含有していることを特徴とするオフセットインキ組成物を提供する。
本発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、上記の特定の溶解助剤を含有するワニスが、従来のワニスの溶媒に溶解し難い低溶解な樹脂を容易に溶かし込むことができ、該ワニスを用いることで、インキの機上安定性や塗膜光沢を損なうことなく、上記の低溶解樹脂の特性により、印刷直後のインキ塗膜中の低粘度成分、とくに、石油系溶剤がインキから用紙内部へ浸透離脱し易くなり浸透乾燥性の優れたインキ組成物が得られることを見いだした。更には、低溶解であり、かつ重量平均分子量が高い高分子樹脂を使用することにより、上記浸透乾燥性に加えて、さらには、インキ塗膜内部の高分子化が促進され、従来のインキ塗膜に比べて塗膜硬化性能が極めて優れたインキ組成物が得られる。
本発明によれば、塗膜硬化速度が速く、かつ、塗膜光沢性、および印刷画像再現性に優れた印刷物が得られるインキ組成物が提供される。
次に、発明を実施するための最良の形態を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。本発明のインキ組成物を構成するワニスに使用されるワニス用樹脂は、従来の浸透乾燥機能を有するオフセットインキに使用されるワニス用樹脂であればいずれのものも使用することができる。上記のワニス用樹脂としては、例えば、ロジンエステル樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、マレイン酸変性ロジンエステル樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性アルキッド樹脂、ギルソナイト樹脂、石油樹脂、炭化水素樹脂、酸変性炭化水素樹脂などが挙げられる。
上記のワニス用樹脂の内で、ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジンエステル樹脂が好ましく使用される。上記のロジン変性フェノール樹脂とロジンエステル樹脂は、各々単独でも、あるいは双方を適宜に混合して使用することができる。
上記のロジン変性フェノール樹脂とロジンエステル樹脂は、その曇点が50℃〜200℃未満および/または重量平均分子量が80,000〜500,000、好ましくは曇点が100℃〜180℃および/または重量平均分子量が80,000〜300,000であるものが特に有効である。上記のロジン変性フェノール樹脂とロジンエステル樹脂の曇点および重量平均分子量が上記範囲内であると、印刷直後のインキ塗膜中の低粘度成分、とくに、石油系溶剤がインキから印刷用紙内部へ浸透離脱し易くなり、塗膜内部の溶解されている上記樹脂の固化が促進され、従来のワニス用樹脂を使用した浸透乾燥機能を有するオフセットインキに比べて、インキ塗膜硬化性能に優れた印刷物が得られる。一方、上記の曇点および重量平均分子量が上記範囲外であると、インキ塗膜中の低粘度成分の浸透乾燥性が低下したり、あるいは印刷物の光沢および印刷画像再現性が低下する。
なお、本発明における曇点は、ワニス用樹脂、例えば、ロジン変性フェノール樹脂またはロジンエステル樹脂(x)と、石油系溶剤である新日本石油(株)製、AFソルベント6号(y)とをx/y=1/4(質量比)の割合で配合し、樹脂が解けるまで加熱溶解させてから降温操作により測定される曇点の値である。上記の曇点は、樹脂の持つ溶解性を表わし、曇点が高いほど、低溶解な樹脂であると判断する。また、重量平均分子量はGPCで測定した標準ポリスチレン換算した値である。
上記のロジン変性フェノール樹脂としては、例えば、レゾール樹脂と、ロジンおよび/またはロジンと不飽和カルボン酸との反応生成物と、多価アルコールとの反応生成物などが挙げられる。上記のロジン変性フェノール樹脂は、その曇点および/または重量平均分子量が前記の範囲内のものが好ましく使用される。上記のレゾール樹脂は、クレゾール、p−ターシャリーブチルフェノール、p−セカンダリーブチルフェノール、p−オクチルフェノールなどのp−アルキルフェノール類、その他ビスフェノールAなどのフェノール類とホルムアルデヒドとの縮合生成物である。
上記のレゾール樹脂と反応させるロジンとしては、例えば、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、重合ロジン、不均斉化ロジンなどの各種ロジン類が挙げられる。また、上記のロジンと付加生成物を形成する不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸など、およびそれらの無水物、その他、フマル酸、ダイマー酸、トリマー酸、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げられる。
また、前記の多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ジグリセリンなどの2価以上のアルコール類が挙げられる。
また、前記のロジンエステル樹脂としては、例えば、ロジン類またはロジン類と他のジエン化合物との混合物に、不飽和多塩基酸および/または不飽和モノカルボン酸を付加反応させ、該付加反応生成物をポリオールでエステル化したロジンエステル樹脂、その他公知のロジンエステル樹脂などが挙げられる。上記のロジンエステル樹脂は、その曇点および/または重量平均分子量が前記の範囲内のものが好ましく使用される。これらのロジンエステル樹脂は、公知の一般の合成方法によって製造されたものを使用することができ、上記のロジンエステル樹脂の合成に使用されるロジン類、ジエン化合物、不飽和多塩基酸、不飽和モノカルボン酸、およびポリオールは、従来公知のもので問題ない。
上記ロジンエステル樹脂の具体例としては、例えば、ウッドロジンと1,3−ペンタジエン樹脂との混合物を200℃まで加熱して均一に溶解し、次にアクリル酸および無水マレイン酸とを添加してジエン合成し、該反応生成物を、ペンタエリスリトールにて270〜280℃でエステル化した重量平均分子量80,000〜500,000のロジンエステル樹脂などが挙げられる。
前記のロジンエステル樹脂の合成に使用されるロジン類としては、例えば、ウッドロジン、ガムロジン、トール油ロジンなどの天然ロジン、ロジンを触媒下で重合して得られる重合ロジン、水素添加ロジンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。
上記のロジン類と混合して使用するジエン化合物としては、例えば、1,3−ペンタジエン石油樹脂、1,4−ペンタジエン石油樹脂などのジオレフィン化合物、およびそれらの混合物が挙げられる。
また、不飽和多塩基酸および不飽和モノカルボン酸としては、ジエン化合物とディールス−アルダー反応(ジエン合成)に適合する、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、アンゲリカ酸、チグリン酸、α−エチルクロトン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸などが挙げられる。
また、ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの低分子ポリオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリオール、その他ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールなどのポリオール化合物が挙げられる。
本発明を特徴づける溶解助剤は、前記のワニス用樹脂を使用してワニスを調製する際に、従来の植物油や溶剤を使用するワニス処方では溶解しがたい、特に重量平均分子量が比較的に高い前記のワニス用樹脂をワニス中に溶かし込むのを促進する効果があり、さらに、得られるインキの機上安定性およびインキ塗膜(印刷物)の光沢を損なわず、上記ワニス用樹脂の浸透乾燥性能の向上効果をインキ組成物に付与する。上記の溶解助剤の効果は、特に、曇点が50℃以上200℃未満および/または重量平均分子量80,000〜500,000であるワニス用樹脂に有用である。
上記の溶解助剤は、植物油以外の多価アルコール脂肪酸エステルであり、該溶解助剤を、全ワニス中に0.1質量%〜50質量%未満、好ましくは1質量%〜40質量%占める量を含有している。該溶解助剤の含有量が、上記範囲内であると、前記の溶解助剤としての効果を十分に発揮する。上記の溶解助剤のワニス中の配合割合が、多過ぎると、得られるインキ組成物の浸透乾燥性が低下する。一方、溶解助剤の配合割合が少な過ぎると、前記の溶解助剤としての十分な効果が得られない。上記の溶解助剤は、従来の脂肪酸モノエステルに比べて高分子でありながら非常にアニリン点が低いため通常用いる植物油に近い粘度や沸点を有しながらも樹脂に対する溶解能力が優れている。
上記の多価アルコール脂肪酸エステルは、公知の合成方法により、例えば、前記の脂肪酸と多価アルコールとの反応による直接エステル化反応による方法や、その他、エステルと多価アルコールまたはエステルと脂肪酸、あるいはエステルとエステルとから合成するエステル交換反応による方法、塩化アシルと多価アルコールとの反応による方法、およびエポキシドと脂肪酸との反応による方法などが挙げられ、好ましくは直接エステル化反応による方法がよい。上記の直接エステル化反応による方法は、前記の脂肪酸と多価アルコールと脂肪酸とを混合し、適宜、適当量のトルエンやキシレンなどの共沸脱水剤を加えて熱することにより、水を留出させながら反応を進める。触媒としては、硫酸やp−トルエンスルホン酸などのブレンステッド酸、酸化亜鉛や活性アルミナ、酸化チタン、テトライソプロピルチタナートなどのルイス酸を使用する。
前記の溶解助剤を構成する多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,7−ヘプタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなどの2価アルコール類;グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの3価アルコール類;ジグリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタンなどの4価のアルコール類;キシリトール、トリグリセリンなどの5価のアルコール類;その他、ソルビトール、テトラグリセリンなどの6価以上のアルコール類などが挙げられる。
また、上記の多価アルコールと反応して多価アルコール脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸などの飽和脂肪酸、アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ウンデシレン酸、ソルビン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノシン酸、リシノール酸などの不飽和脂肪酸などが挙げられる。
前記の溶解助剤は、好ましくは下記の一般式(1)で表わされる化合物から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。下記の化合物は、前記のワニス用樹脂に対して、溶解能力が特に優れている。下記の化合物は単独でも、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
1(OCOR2n (1)
(上記の一般式(1)においてR1は、炭素数が3の多価アルコールの残基を、また、R2は、炭素数が5〜15のアルキル基またはアルケニル基を表わす。また、nは2〜3の整数を表わす。)
上記の一般式(1)で表わされる化合物は、炭素数が3の多価アルコールと、炭素数が5〜15のアルキル基またはアルケニル基を有する脂肪酸との多価アルコール脂肪酸エステルである。上記の化合物を構成するR1である炭素数が3の多価アルコールの残基を有するアルコールとしては、例えば、プロピレングリコール、グリセリンなど、好ましくはグリセリンが挙げられる。
また、前記の一般式(1)の化合物を構成する炭素数が5〜15のアルキル基またはアルケニル基を有する脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸などの飽和脂肪酸、ウンデシレン酸、ソルビン酸などの不飽和脂肪酸など、とくに好ましくはカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸が挙げられる。
上記の多価アルコール脂肪酸エステルとしては、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルなど、好ましくはグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。上記のグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸などの飽和脂肪酸、ウンデシレン酸、ソルビン酸などの炭素数が5〜15である脂肪酸とグリセリンとのトリエステルなど、好ましくはカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとのトリエステルが挙げられる。
上記のグリセリン脂肪酸エステルとしては、とくに、好ましくはトリ(カプリル・カプリン)酸グリセリドおよび/またはトリカプロン酸グリセリドが挙げられる。上記のトリ(カプリル・カプリン)酸グリセリドは、カプリル酸とカプリン酸の3:1(質量比)の混合物とグリセリンとのトリエステルである。上記のグリセリン脂肪酸エステルは、高溶解性を維持しつつ高分子で且つ高沸点となることから、難溶な前記のワニス用樹脂を用いながらも均一なワニス系が得られ、得られるインキ組成物は適度な粘度を有し、塗膜光沢や機上安定性を損なわない。
また、本発明に使用する有機溶媒は、前記のワニス用樹脂および溶解助剤を分散溶解するのに用いられ、従来の浸透乾燥型オフセットインキに使用される公知の有機溶媒であればいずれも使用することができ、好ましくは石油系溶剤が挙げられる。上記の石油系溶剤としては、石油留分から得られるパラフィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素、および芳香族分が1%以下の炭化水素からなる炭化水素溶剤などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。上記の石油系溶剤は、新日本石油(株)から、「O号ソルベント(H)」、「AFソルベント4号」、「AFソルベント5号」、「AFソルベント6号」、「AFソルベント7号」などの商品名で入手して本発明で使用することができる。
本発明のインキ組成物に使用するワニスは、前記のワニス用樹脂と溶解助剤と有機溶媒と、好ましくは、さらに、植物油を配合し、必要に応じてゲル化剤を配合して調製する。上記のワニスの調製方法としては、例えば、前記のワニス用樹脂と、溶解助剤と、有機溶媒および植物油とを適宜に配合し、窒素気流雰囲気下で200℃にて30分間均一に加熱撹拌し、その後150℃に冷却して、ゲル化剤を配合して、さらに200℃にて60分間均一に加熱撹拌して調製する方法が挙げられる。
上記の植物油としては、公知の不乾性油、半乾性油、乾性油などを使用することができる。上記の不乾性油としては、例えば、ヒマシ油、落花生油、オリーブ油など、また、半乾性油としては、例えば、大豆油、綿実油、菜種油、ゴマ油、コーン油など、また、乾性油としては、例えば、アマニ油、エノ油、キリ油など、好ましくは大豆油、およびアマニ油が挙げられる。
また、前記のゲル化剤としては、例えば、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムエチルアセテートジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセテート)、ステアリン酸アルミニウム、オクチル酸アルミニウム、アルミニウムイソプロピレート、アルミニウムジイソプロポキサイトなど、好ましくはエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシドが挙げられ、川研ファインケミカル(株)からALCH−50の商品名で入手して本発明で使用することができる。
本発明のインキ組成物は、前記のワニスに着色剤を配合しないオーバープリントワニスタイプのものでもよいが、上記ワニスに着色剤を公知の方法で溶解または分散したタイプのものでもよい。また、必要に応じて、酸化重合触媒(ドライヤ)、界面活性剤、ワックスコンパウンド、皮張り防止剤などの添加剤を本発明の目的を妨げない範囲において添加してもよい。
上記の本発明のインキ組成物は、好ましくは曇点が100℃〜180℃、および重量平均分子量が80,000〜300,000であるロジン変性フェノール樹脂および/またはロジンエステル樹脂と、カプロン酸、カプリル酸、およびカプリン酸から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとのトリエステルとを、石油系溶剤中に含有したワニスを少なくとも含有するものが有効である。
前記の酸化重合触媒としては、有機カルボン酸金属塩を使用することができる。上記の有機カルボン酸金属塩としては、例えば、オクチル酸、プロピオン酸、イソペンタン酸、ナフテン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの有機カルボン酸のコバルト、マンガン、亜鉛、カルシウム、ジルコニウムなどの金属塩、好ましくはオクチル酸コバルトが挙げられ、日本化学産業(株)から「コバルトドライヤー8%」の商品名で入手して本発明で使用することができる。
また、前記のワックスコンパウンドとしては、パラフィンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックスなどのワックス類、また、皮張り防止剤としては、クレゾール、o−イソプロピルフェノール、t−ブチルヒドロキシトルエンなどのフェノール類、メチルエチルケトンオキシムなどのオキシム類などが挙げられる。
前記の着色剤としては、例えば、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、亜鉛華、弁柄、群青、酸化鉄、アルミニウム粉などの無機顔料、不溶性アゾ顔料、金属塩でレーキ化したアゾ顔料、縮合アゾ顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、キレート系顔料、キナクリドン系顔料、チオインジゴ系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、キノフタロン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、インジゴ系顔料、ピランスロン系顔料、アンスアンスロン系顔料、フラバンスロン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、イソインドリン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、アンスラキノン系顔料などの有機顔料、カーボンブラック、その他染料が挙げられる。
次に、本発明の実施例で使用するワニスJ1〜J5の調製例および比較例で使用するワニスK1〜K4の調製例と、これらのワニスを使用したインキ組成物の実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中の「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
(ワニスJ1〜J5およびワニスK1〜K4)
表1に示すように、ワニスを構成する各々の成分であるワニス用樹脂Aまたはワニス用樹脂Bと、溶解助剤C、または脂肪酸エステルDと、有機溶媒Eと、植物油Fとを配合し、窒素気流下で200℃にて30分間均一に加熱撹拌し、その後150℃に冷却して、ゲル化剤Gを配合して、さらに200℃にて60分間均一に加熱撹拌してワニスJ1〜J5およびワニスK1〜K4を調製した。
上記の表1におけるワニス用樹脂AまたはBと、溶解助剤Cまたは脂肪酸エステルDと、有機溶媒Eと、植物油Fおよびゲル化剤Gは、下記の通りである。
・ワニス用樹脂A:ロジン変性フェノール樹脂(A1、A2、A3)
(ロジン変性フェノール樹脂A1)
上記のワニス用樹脂は、下記の製造例のものを使用する。撹拌器、還流冷却器および温度計を備えた反応装置に、トルエン47部、p−オクチルフェノール320部、および92%パラホルムアルデヒド101部を仕込み、60℃まで加熱し溶解した後、水酸化ナトリウム8部を投入する。次に、90℃に加熱し反応させ、その後、水を分離除去して平均核体数3のレゾール樹脂を得た。次に、撹拌器、水分離器付き還流冷却器および温度計を備えた反応装置で、窒素雰囲気下でガムロジン600部を溶解し、上記のレゾール樹脂を加え、その後、ゆっくりと昇温して200℃でグリセリン56部と触媒として酸化マグネシウム0.6部を投入し、7時間で260℃まで昇温してエステル化し、重量平均分子量100,000、曇点120℃のロジン変性フェノール樹脂A1を調製した。
(ロジン変性フェノール樹脂A2)
ロジン変性フェノール樹脂A1と同様の方法にて平均核体数3のレゾール樹脂を調製後、前記の反応装置を用いて窒素雰囲気下でガムロジン600部を溶解し、上記のレゾール樹脂を加える。その後、ゆっくりと昇温して180℃で無水マレイン酸9部を投入し、グリセリン62部と触媒として酸化マグネシウム0.6部を投入し、7時間で260℃まで昇温してエステル化し、重量平均分子量180,000、曇点150℃のロジン変性フェノール樹脂A2を調製した。
(ロジン変性フェノール樹脂A3)
平均核体数2のレゾール樹脂を調製後、前記の反応装置を用いて窒素雰囲気下でガムロジン600部を溶解し、上記のレゾール樹脂を加える。その後、ゆっくりと昇温して180℃で無水マレイン酸9部を投入し、グリセリン62部と触媒として酸化マグネシウム0.6部を投入し、7時間で260℃まで昇温してエステル化し、重量平均分子量50,000、曇点45℃のロジン変性フェノール樹脂A3を調製した。
・ワニス用樹脂B:ロジンエステル樹脂
撹拌器および温度計を備えた反応装置に、ロジン800gと、1,3−ペンタジエン石油樹脂200gを添加し、200℃まで加熱して、アクリル酸50gと無水マレイン酸50gを添加してジエン合成させた。該反応生成物に、ペンタエリスリトール130gと、触媒として酸化マグネシウム0.5gを添加し、280℃でエステル化反応を行い重量平均分子量100,000、曇点130℃のロジンエステル樹脂を調製した。
・溶解助剤C(C1、C2)
C1:トリカプロン酸グリセリド
C2:トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリド
上記の溶解助剤C2は、カプリル酸とカプリン酸の3:1(質量比)の混合物とグリセリンとのトリエステルである。
・脂肪酸エステルD:オクチル酸2−エチルヘキシルエステル
・有機溶媒E:AFソルベント6号
・植物油F:大豆油
・ゲル化剤G:川研ファインケミカル(株)製、ALCH−50
Figure 0005108430
表1中の数値は、ワニス中の溶解助剤の含有量以外は配合部数を表わす。
[実施例1〜5および比較例1〜4]
前記のワニスJ1〜J5およびワニスK1〜K4を用いて、表2のように上記のワニスにフタロシアニンブルー、コバルトドライヤー8%、およびAFソルベント6号を配合し、公知の方法で均一に混練して、本発明のインキ組成物L1〜L5および比較例のインキ組成物M1〜M4を調製した。なお、インキ組成物M1は、従来から用いられている標準的な組成の浸透乾燥機能を有するインキ組成物である。
Figure 0005108430
表2中の数値は、配合部数を表わす。
上記で得られた各々のインキ組成物について、インキの塗膜硬化性、塗膜光沢、印刷画像再現性、耐インキ接着汚れ性に関して下記の評価方法により評価した。評価結果を表3に示す。
(塗膜硬化性)
前記で得られた各々のインキ組成物0.1mlを使用して、石川島産業(株)製のRIテスター4分割ロールにてアート紙に展色し、印刷試料片を作製する。上記の展色直後の印刷試料片の展色面に白紙アート紙を当て試験試料とし、セットテスターを用いて、上記の試験試料のアート紙の上部に圧を加えては加圧部分をずらし、また新たな部分に同様の操作を行う。この操作の繰り返しを行う中で、展色直後から塗膜硬化によって白紙アート紙面に展色面の印刷塗膜が付着しなくなるまでの時間(セット時間)を測定する。上記のセット時間より、塗膜硬化性を判定する。すなわち、セット時間が短いほど塗膜硬化性が優れている。
(塗膜光沢)
前記で得られた各々のインキ組成物を使用して、通常のオフセット枚葉印刷機にて印刷を行い、得られた印刷物を24時間室温にて放置した後、インキ塗膜面の光沢を村上色彩研究所製、デジタル光沢計(入射/反射=60°/60°)を用いて測定した。
(印刷画像再現性)
前記で得られた各々のインキ組成物を使用して通常のオフセット枚葉印刷機で印刷を行い、印刷開始から一定枚数ごとに印刷物を採取し、経時変化に伴う印刷画像再現性を下記の評価方法により評価した。
○:画像再現性が、印刷経時での変化がほとんど無く、優れている。
△:画像再現性が、印刷物にガサツキやインキ着肉不良、あるいは印刷経時での変化がわずかに認められ、やや劣る(実用範囲内である)。
×:画像再現性が、印刷物にガサツキやインキ着肉不良がかなり認められ、劣る(実用範囲外である)。
(耐インキ接着汚れ性)
前記で得られた各々のインキ組成物を使用して通常のオフセット枚葉印刷機で、排紙部における接着汚れ防止のパウダー散布を行わず5,000枚印刷した。印刷後、印刷物間でのインキ接着汚れの度合いを下記の評価方法により評価した。
○:耐インキ接着汚れ性が、印刷物間でのインキ接着汚れがほとんど認められず良好である。
△:耐インキ接着汚れ性が、印刷物間でのインキ接着汚れがわずかに認められ、やや劣る。
×:耐インキ接着汚れ性が、印刷物間でのインキ接着汚れがかなり認められ、劣る。
Figure 0005108430
上記の評価結果より、本発明のインキ組成物は、塗膜の硬化性に優れており、特に、比較例1の従来から用いられている標準的な組成の浸透乾燥機能を有する現行のインキ組成物に比べて、浸透乾燥時間が非常に速く印刷物間におけるインキの接着汚れに対する抑制効果が極めて良好であり、かつ、光沢や画像再現性に関しては同等の性能を有する。一方、比較例2、3のように従来からの処方で浸透乾燥性を底上げしたインキ組成物および、比較例4のように低アニリン点ではあるが、その構造上、低分子で低沸点となる脂肪酸モノエステルを添加したインキ組成物は、塗膜硬化性、耐インキ接着汚れ性および印刷画像再現性が劣っていた。
本発明によれば、本発明のインキ組成物は、塗膜の硬化性が大幅に向上することで印刷生産性が上り、また、インキ接着汚れを回避のために行っていたスプレーパウダー散布量の削減による印刷品質の向上と作業環境改善がなされ、優れた品質の印刷物が得られる浸透乾燥機能を有する枚葉オフセットインキとして有効に使用することができる。

Claims (6)

  1. ワニス用樹脂と溶解助剤とを有機溶媒中に分散溶解したワニスを少なくとも含有してなり、
    前記ワニス用樹脂が、ロジン変性フェノール樹脂および/またはロジンエステル樹脂であり、
    記溶解助剤が、カプロン酸、カプリル酸、およびカプリン酸から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸とグリセリンとのトリエステルであり、
    前記有機溶媒が、石油系溶剤であり、
    前記溶解助剤を、全ワニス中に0.1質量%〜50質量%未満占める量を含有していることを特徴とするオフセットインキ組成物。
  2. 記ロジン変性フェノール樹脂と前記ロジンエステル樹脂が、曇点が50℃以上200℃未満および/または重量平均分子量が80,000〜500,000である請求項に記載のインキ組成物。
  3. 前記トリエステルが、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリドおよび/またはトリカプロン酸グリセリドである請求項またはに記載のインキ組成物。
  4. 記ワニスが、さらに、植物油を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のインキ組成物。
  5. 曇点が100℃〜180℃、および重量平均分子量が80,000〜300,000である前記ロジン変性フェノール樹脂および/または前記ロジンエステル樹脂と、前記トリエステルとを、石油系溶剤中に分散溶解したワニスを少なくとも含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のインキ組成物。
  6. 浸透乾燥機能を有するオフセットインキである請求項1〜のいずれか1項に記載のインキ組成物。
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