JPS62209131A - ピロロピロ−ル重合体の製造方法 - Google Patents

ピロロピロ−ル重合体の製造方法

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JPS62209131A
JPS62209131A JP5308586A JP5308586A JPS62209131A JP S62209131 A JPS62209131 A JP S62209131A JP 5308586 A JP5308586 A JP 5308586A JP 5308586 A JP5308586 A JP 5308586A JP S62209131 A JPS62209131 A JP S62209131A
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向井 利夫
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勉 熊谷
Shoji Tanaka
田中 彰治
Noboru Koyama
昇 小山
Kazuyuki Chiba
和幸 千葉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピロロピロール重合体の製造方法に関する。こ
の重合体は電気・電子材料として有用である。
〔従来の技術〕
芳香族系化合物の電気化学的酸化重合により、11t導
性[極基板上に重合体が得られることは知られている。
例えば、ピロールの場合、ジャーナル・オプ・ケミカル
・ソサエティー、ケミカル・コミュニケーションズ85
4 (1979)に、またアニリンについてはエレクト
ロケミストリー・アクタνol。
13、1451 (1968)に陽極、基板上に重合体
が生成することが記載されている。同様な方法でチオフ
ェン、ベンゼンまたはこれらの誘導体を電気化学的酸化
重合することにより電場上に導電性もしくは半導性の重
合体が得られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の方法によって得られる重合体は電極基板
上に膜状に付着し生成するが、膜表面の平滑性が必ずし
も良好でなく生成した重合体を電気・電子材料へ応用す
るには不充分なものであった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、 式       H Hで表されるビロロピ ロールを電解n溶媒中で電気化学的に酸化重合すること
を特徴とするピロロピロール重合体の製造方法を提供す
る。
本発明は電気化学的に酸化重合可能な化合物を鋭意探索
の結果、ピロロピロールが極めて容易に電解酸化重合し
、かつ電極基板上に平滑性に優れた緻密なピロロピロー
ル重合体が膜状で生成することを見出し7たものである
以下、本発明について詳述する。
本発明において使用するピロロピロール(1,4−ジヒ
ドロピロロ(3,2−b)ピロール)は例えばテトラヘ
ドロン・レターズνo1.5. (49)5669(1
984)に記載の方法で製造することができる。
本発明において用いられる電解質としては特、こ限定さ
れないが過塩素酸イオン、ホウハロゲン化イオン、リン
ハロゲン化イオン、硝酸イオン、有機スルホン酸・イオ
ンを含む金属塩もしくは4級アンモニウムの塩が使用で
き、特に過塩素酸イオン、ホウハロゲン化イオン、リン
ハロゲン化イオンを含む塩が好ましい。具体的にはNa
C10−1(n−Bu)aN  −ClO4、(n−B
u)sN  −PFa、(n−Bu)nN−BF4等が
例示される。
また、電解質の溶媒としては特に限定されないが、水(
中性またはアルカリ)、アセトニトリル、ヘンジニトリ
ル、ニトロベンゼン、プロピレンカーボネート、テトラ
ヒドロフラン等が有効に使用される。
本発明において電解溶液中のピロロピロールの濃度は飽
和濃度以下であればよいが余りに低く過ぎると電解酸化
重合中に溶媒や電解質の分解等の副反応が起こり易く、
また電解生成活性種間の結合反応が起こりにくくなるた
め、通常0.001 モル/7!以上の濃度が好ましい
支持電解質の濃度についても特に限定されないが、余り
に低い濃度では電解質の抵抗が増大するため0.01モ
ル/7!以上、飽和濃度以下で用いられる。
電解酸化重合時の温度は電解液が溶液状態である範囲、
すなわち凝固点以上沸点以下で行うことができるが通常
はO℃〜100℃、好ましくは10℃〜80’Cの範囲
である。
使用する電極材料は、前記の電解酸化重合条件下におい
て安定で電気伝導度が10−33/cm以上であれば特
に限定されない。通常、白金、金、グラファイト、酸化
スズ、酸化インジウム−酸化スズ(ITO”)等が使用
される。これらは単体またはガラスや樹脂フィルム上へ
担持した形状、翫もしくは複合体として用いることがで
きる。
また、電解酸化重合は窒素、アルゴン等の不活性ガス雰
囲気下で行うことが好ましい。
電気化学的な酸化重合の方法は一般に用いられる方法が
採用できる。例えば、定電流法、定電位法、定電圧法、
電位掃引法、電位ステップ法および交流法を挙げること
ができる。
これらの反応において重合中の電位は飽和塩化ナトリウ
ムカロメル電極に対し−0,5ν〜1.5vが好ましい
以上の方法によりピロロピロール重合体を得ることがで
きる。なお、この重合体には通常支持電解質として用い
た電解質イオンがとりこまれている。
〔発明の効果〕
得られるピロロピロール重合体は黒い極めて平滑な膜状
で得られ、また定電位電解法あるいは1定電流電解法を
用いるとき、重合に要する電気量に比例して膜厚が制御
できることも大きな利点である。
このようにして生成した膜は半導性を示すが、さらに化
学的ドーピング、電気化学的ドーピング、イオン注入を
行うことによりさらに電導性を高めることができる。
さらにこの重合体膜は電解質(有機溶媒または水性溶媒
)中で電気化学的に還元(脱ドーピング)することが可
能であり、容易に黄褐色になることから、エレクトロク
ロミック素子として用いることができ、その他の応用例
として修飾電極を用いたセンサー、電子デバイスが挙げ
られ、電気・電子材料として工業的価値は大きい。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
実施例1 17 mmol/ Ilのピロロピロール、0.2 I
Qol/ 7!の過塩素酸ナトリウムを含むアセトニト
リル溶液を電解酸化重合反応溶液とし、全量を100m
 lに調整した。ITO膜(電極面積0.25cm”)
を陽極に、白金板を陰極に用いた。
この反応液に窒素ガスを30分間通気した後、窒素ガス
気流下に基4!電極(飽和塩化ナトリウムカロメル電極
)に対して−0,5vから1.Ovまでの間を50mV
/secの掃引速度で電位掃引し、25℃で3時間電解
酸化重合を行った。
その結果、ITO電極上に厚み0.3μmの黒色のポリ
ピロロピロールが得られた。走査電子顕微鏡の視野内で
は膜表面は極めて平滑で乱れは見られなかった。
また、この重合体の電導度は5 X 10− ’S/c
mであった。
この重合膜の溶解性を調べたところ、水、アセトニトリ
ル、2,4.6−1−リメチルピリジン、ジメチルスル
ホキシド、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、プロピレンカーボネート、アセトン、ニトロヘンゼ
ン、1.2−ジクロロエタン、ヘキサン、ヘキサメチル
リン酸トリアミド、濃硫酸、トリフロロ酢酸、発煙硝酸
に対して不溶であった。
実施例2 実施例1と同様な方法で得たITO電極表面上に得られ
た厚み0.2μmのポリピロロピロール膜は0.2 m
ol/ lの過塩素酸ナトリウムを支持塩とするアセト
ニトリル溶液中で明瞭な酸化還元応答がサイクリ・ツク
ポルタッグラムで観察された。
酸化状態では黒色、還元状態では赤褐色を示した。この
変化はアセトニトリル溶液中のみならず水溶液中でも認
められた。
このとき、酸化反応の際の電気量と還元反応の際の電気
量は実験の誤差内で等しがった。
実施例 3 17 mmol/ 12のピロロピロール、0.2 m
ol/ Ilのテトラブチルアンモニウムテトラフルオ
ロボレートを含むアセトニトリル溶液を用い、LOOm
V/secの掃引速度で電位掃引をし、2時間電解酸化
重合を行った他は実施例1と同様の条件で行った。
その結果、ITO電極上に厚み0.3μmの極めて平滑
な黒色のポリピロロピロール膜が得られた。
実施例 4 10 mmol/ j!のピロロピロール、0.15m
o+/ 12の過塩素酸ナトリウムを含むアセトニトリ
ル溶液を電解酸化重合反応溶液とし、ITO電極を陽極
に、白金板を陰極に用い、定電位電解法により酸化重合
した。なお、基準電極(飽和塩化ナトリウムカロメル電
極)に対して0.45Vと0.9vの定電位で電解酸化
重合を行ったが得られたポリピロロピロール膜の厚さは
電極の電位にほとんど依存せず、0.2μm150mC
・cm−”であった。すなわち、電解時のクーロン数に
比例して膜厚が制御できることを示した。
実施例 5 2mmol/j!のピロロピロール、0.2 mol/
 1.の過塩素酸ナトリウムおよびリン酸水素ナトリウ
ム(NazllPO4)を含むアルカリ性水溶液(PH
・12)を電解液として調製した。
炭素(basal plane pyrolytic 
graphite:BPG)電極を動作電極(電極面積
0.19cm”)、白金巻線を対極、そして飽和塩化ナ
トリウムカロメル電極を参照電極として用いた。
この反応は全て窒素ガス気流下で室温(25±l’c)
で行った。−1,4V”OV vs、5SCEの電位領
域を50mV/seaの電位掃引速度で電位掃引するこ
とによってBPG電極表面上に黒色の薄い(〜0.1μ
m)ポリピロロピロール膜が生成した。
また、電位掃引領域を−1,4V〜0.5V vs、5
SCE、−1,4V〜1.OV vs、5SCEとして
もBPG電極表面上に黒色のポリピロロピロール膜が生
成した。
定電位電解法(0ν、0.IV、0.3v、0.5vお
よび1.0νvs、5SCE) によってもBPG q
極表面上にポリピロロピロール膜が得られた。
この膜の78解性は実施例1の膜と同様に実施例1に記
載の溶媒に不溶であった。
支持電解質として0.2molの過塩素酸ナトリウム、
211 ?Ji剤として50mmolのNazllPO
sを含むアルカリ性水i8?1Q(pH・12)中で上
述のようにして得られたポリピロロピロール膜は酸化3
元応答を示した。
電極材料をITOに変えても上記と同様の結果が得られ
た。ITO電極表面上に被着した約1μm以上の重合体
はフィルム状に剥離でき、この重合体の電導度は4 X
 10”’S/cmを示した。
実施例 6 2mmol/I!のピロロピロール、0.2 mol/
 eの過塩素酸ナトリウムおよびリン酸塩(Nazll
POa/NaHzPO4)を含む中性水溶液(P11=
7.0)を電解溶液として調製した。
その水溶液中でBPG電極を動作電極として、−1,4
V=0.5V vs、ssc[Eの電位領域を50mV
/secの電位掃引速度で電位掃引することによってB
PG電極表面上に黒色の薄い(〜0.1μm)ポリピロ
ロピロール膜が生成した。
この様にして得られたポリピロロピロール11りは支持
電解質(0,2mo l過塩素酸ナトリウム)および緩
衝剤(50mmol Na211POa/Na11.P
O,)を含む中性水溶液(Pl+・7.0)中で酸化還
元応答を示した。重合体の電導度は実施例5のものと同
程度であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるピロロピロールを電解質溶媒中で電気化学的
    に酸化重合することを特徴とするピロロピロール重合体
    の製造方法
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