JPS62181468A - 共鳴トンネリング・トランジスタで構成されたフリツプ・フロツプ - Google Patents

共鳴トンネリング・トランジスタで構成されたフリツプ・フロツプ

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JPS62181468A
JPS62181468A JP61239209A JP23920986A JPS62181468A JP S62181468 A JPS62181468 A JP S62181468A JP 61239209 A JP61239209 A JP 61239209A JP 23920986 A JP23920986 A JP 23920986A JP S62181468 A JPS62181468 A JP S62181468A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、フリップ・フロップに於いて、エミッタ層と
ベース層との間に形成された超格子層をキャリヤが共鳴
トンネリングする形式の能動素子と、その能動素子のベ
ース・エミッタ間に挿入された電流源と、同じくその能
動素子に信号を選択的に与える手段とを備えてなる構成
を採ることに依り、前記能動素子に於ける二つの安定状
態の何れか一方を任意に選択できるようにし、構成が簡
単で且つ高速の動作が可能であるようにした。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、共鳴トンネリング効果を利用するホット・エ
レクトロン・トランジスタ(resonant−tun
neltng  hot  electron  tr
ansistor:RHET)或いは共鳴トンネリング
効果を利用するバイポーラ・トランジスタ(reson
ant−tunneling  bipolar  t
ransist。
r:RBT)など共鳴トンネリング・トランジスタを能
動素子とするフリップ・フロップに関する。
〔従来の技術〕
現在まで、数多くの種類のフリップ・フロップを用いた
半導体記憶装置が実用化されてきたが、その高速化と高
集積化に対する要求は止まることを知らない。
然しなから、微細加工に於ける技術的限界、配線容量増
大に起因する遅延時間の増加などが理由となり、前記要
求への対応は次第に頭打ちの状態になりつつある。
これを打開するには、能動素子の構造自体を改善して性
能を向上し、半導体記憶装置としての機能を損なうこと
なく、素子数を低減し且つ高速となるようにしなければ
ならない。
因に、実用的なスタティック・メモリ・セルを構成する
には、通常、2個の記tt用トランジスタと2個のトラ
ンスファ・ゲート用トランジスタが必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記したように、今後、半導体記憶装置などに用いられ
るフリップ・フロップの在るべき一つの姿として、高速
であることは勿論のこと、構成素。
子数を少なくしたものが挙げられる。
然しなから、そのようなフリップ・フロップが実現され
ていないのは、それを構成するのに適した能動素子が存
在しないことが原因になっていると考えられる。
本発明は、RHE T或いはRBTなどの共鳴トンネリ
ング・トランジスタを用いることに依り、構成が筒車で
動作が高速であるフリップ・フロップを得ようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、さきに、共鳴トンネリング・トランジスタ
の一つとしてRHETを提供した(要すれば、特願昭6
0−160314号参照)。
第8図は該RHETを説明する為の図であり、(A)は
要部切断側面図、(B)は図(A)に対応させたエネル
ギ・バンド・ダイヤグラムをそれぞれ表している。
第8図(A)に於いて、■はn+型GaAsコレクタ層
、2はAl、Ga+−y A3:Iレクタ側ポテンシャ
ル・バリヤ層、3はn”型GaAsベース層、4は超格
子層、5はn+型GaAsエミッタ層、6はエミッタ電
極、7はベース電極、8はコレクタ電極をそれぞれ示し
、第8図(B)に於いて、ECは伝導帯の底、EFはフ
ェルミ・レベル、EXはサブ・バンドのエネルギ・レベ
ルをそれぞれ示している。
尚、超格子層4はA lx G a +−x A Sバ
リヤ層4AとGaAsウェル層4Bとからなっていて、
図示例では二つのバリヤ層と−っのウェル層で構成され
ているが、必要あれば複数のウェル層及びそれを形成す
る為のバリヤ層を用いて良い。
第9図(A)乃至(C)はRHETの動作原理を説明す
る為のエネルギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第8図
に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同
じ意味を持つものとする。
図に於いて、qはキャリヤ(電子)の電荷量、φCはコ
レクタ側ポテンシャル・バリヤ層2とベース層3との間
に於ける伝導帯底不連続値(c。
nduction  band  discontin
uity)、Vatはベース・エミッタ間電圧をそれぞ
れ示している。尚、qφ。をバリヤ高さとする。
第9図(A)はベース・エミッタ間電圧VilEが0か
或いは0に近い場合に於けるエネルギ・バンド・ダイヤ
グラムである。
図示の状態では、コレクタ・エミッタ間に電圧vciが
印加されているが、ベース・エミッタ間電圧v[l!が
殆ど0であるので、エミッタ層5に於けるエネルギ・レ
ベルがウェル層4Bに於けるサブ・バンドのエネルギ・
レベルEXと相違している為、エミッタ層5に於ける電
子は超格子層4をトンネリングしてベース層3に抜ける
ことは不可能であり、従って、RHETには電流が流れ
ていない。
第9図(B)はベース・エミッタ間電圧■、が2 EX
 / qに殆ど等しい場合に於けるエネルギ・バンド・
ダイヤグラムである。
図示の状態では、エミッタ層5に於けるエネルギ・レベ
ルがウェル層4Bに於けるサブ・バンドのエネルギ・レ
ベルExと整合する為、エミッタ層5に於ける電子は共
鳴トンネリング効果で超格子N4を抜けてベース層3に
注入され、そこでポテンシャル・エネルギ(= 2 E
X )が運動エネルギに変換されるので、電子は所謂ホ
ットな状態となり、ベース層3をバリステインクに通過
し、そして、この際に於けるホット・エレクトロンの運
動エネルギがバリヤ高さqφ。に比較して大きい場合に
はコレクタ層1に到達してコレクタ電流となり、小さい
場合にはコレクタ層1に到達することはできずにベース
電流となる。
第9図(C)はベース・エミッタ間電圧Vll!が2 
EX / qより大きい場合に於けるエネルギ・バンド
・ダイヤグラムである。
図示の状態では、エミッタ層5に於けるエネルギ・レベ
ルがウェル層4Bに於けるサブ・バンドのエネルギ・レ
ベルExより高くなってしまうので共鳴トンネリング効
果は発生せず、再びエミッタ層5からベース層3に抜け
る電子はなくなり、前記したコレクタ電流或いはベース
電流は低減される。
第10図は試作されたRHETをコレクタ開放で測定し
たベース・エミッタ間電圧V、とエミッタ電流IEとの
関係を説明する線図であり、第8図及び第9図に於いて
用いた記号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を
持つものとする。
図では、横軸にベース・エミッタ間電圧VB!を、また
、縦軸にエミッタ電流■6をそれぞれ採っである。尚、
このデータは温度77(K)で得られたものである。
図から明らかなように、RHETに於けるVB!対1E
の関係に於いて、所謂、共鳴トンネリング効果に依る微
分負性抵抗領域が存在している。
さて、前記説明した各事項を踏まえた上で本発明の詳細
な説明する。
第1図は本発明に依るフリップ・フロップの原理を説明
する為の要部回路図を表している。
図に於いて、QRはRHETである能動素子、RCは負
荷抵抗、RBは電流源抵抗、N1及びN2は接続点、V
CCI及びv cczは正側電源レベルをそれぞれ示し
ている。
図示のように、能動素子QRのベースに電流源抵抗RB
を介して正側電源レベルVealを供給する電源に接続
するとベース・エミッタ間には一種の定電流源が挿入さ
れたことと等価になり、その際のベース・エミッタ間電
圧VIIEとベース電流■。
との関係及びベース・エミッタ間電圧VIIEとコレク
タ電流■、との関係は第2図(A)及び(B)に見られ
る通りである。
斯かる関係は特にコレクタ側ポテンシャル・バリヤ層の
バリヤ高さqφ0に比較してホット・エレクトロンの運
動エネルギが小さい場合に生ずるものである。
第2図(A)に於いては、横軸にベース・エミッタ間電
圧VIIEを、また、縦軸にベース電流l。
をそれぞれ採ってあり、そして、第2図(B)に於いて
は横軸にベース・エミッタ間電圧V0を、また、縦軸に
コレクタ電流ICをそれぞれ採っである。
図に於いて、CLIは特性線、LLは負荷線、A及びB
は安定点、RPは共鳴ピーク点、C及びDは安定点A及
びBに対応する点をそれぞれ示している。
ところで、第1図に見られる回路に於いては、接続点N
1に信号を入力して接続点N2から信号を出力させる動
作、また、接続点N2に信号を入力して同じく接続点N
2から信号を出力させる動作の何れも実現することがで
きる。
第2図(A)及び(B)を参照しながら第1図に見られ
る回路の動作を説明する。
図から明らかであるが、能動素子QRは安定点A及びB
に見られるように二つの安定状態を維持することができ
る。
まず、接続点N1に信号を入力して接続点N2から信号
を出力させる場合について説明する。
今、何らかの手段に依り、接続点N1にハイ・レベル(
“H”レベル)のパルス信号が人力されたとすると、能
動素子QRの動作点は安定点Aから安定点Bに遷移する
か、若しくは、安定点Bに存在したままである。
また、同じく何らかの手段に依り、接続点N1にロー・
レベル(“し”レベル)のパルス信号が人力されたとす
ると、能動素子QRの動作点は安定点へに存在したまま
であるか、若しくは、安定点Bから安定点Aに遷移する
前記説明から判るように、能動素子QRの動作点は、接
続点N1に於けるレベルの如何によって、二つの安定点
A及びBの何れか一方を採ることになる。
このような動作点に対応し、コレクタ電流1cの値が変
わることは当然であり、第2図(B)にその様子が示さ
れている。
図から明らかなように、安定点Bに対応する点りに於い
ては、大きなコレクタ電流が流れるから負荷抵抗RCに
依る電圧降下も大であり、接続点N2から出力される信
号は“L″レベルあり、そして、安定点Aに対応する点
Cに於いては、小さなコレクタ電流しか流れないから負
荷抵抗RCに依る電圧降下は小であり、接続点N2から
出力される信号は“H”レベルとなる。
このように、能動素子QRの動作点が二つの安定点A及
びBを採ることができれば、半導体記憶装置として書き
込み動作及び読み出し動作を行わせ得ることは当然であ
って、その動作に関しては〔実施例〕の項で詳細に説明
されている。
次に、接続点N2に信号を入力して同じく接続点N2か
ら信号を出力させる場合について説明する。
この場合は、コレクタ電流1゜を変化させることで実質
的にベース電流1.を変化させ、前記説明したように接
続点N1に信号を入力して接続点N2から信号を出力さ
せる場合と同様な動作をさせているものである。
第3図(A)及び(B)は第2図に対応する能動素子Q
Rの動作を説明する為のエネルギ・ハンド・ダイヤグラ
ムを表し、第9図に於いて用いた記号と同記号は同部分
を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
第3図(A)に見られる状態は第2図に示されている安
定点Aに対応し、また、第3図(B)に見られる状態は
第2図に示されている安定点Bに対応している。
第3図(A)及び(B)の各状態に於いて、第2図に見
られる安定点A及びBが共鳴点RPからずれていること
を反映してウェル層内に生成されるサブ・ハンドのエネ
ルギ・レベルEXはエミッタ層5に於ける伝導帯の底E
cのエネルギ・レベルに比較して若干上下してはいるが
、何れの状態に於いても、エミッタ層5からベース層3
或いはコレクタ層1に相応の電流(電子流)を流すこと
ができる。即ち、第3図(A)の場合は、コレクタ側ポ
テンシャル・バリヤ層に於けるバリヤ高さが高い為、エ
ミッタ層5からベース層3に抜けた電子はベース電流と
なる。また、第3図(B)の場合は、ベース・エミッタ
間電圧v、Eが大であるから、エミッタ層5から直接ト
ンネリング或いは共鳴トンネリング(第2のサブ・ハン
ドが存在する場合)してベース層3に抜け、そのホット
・エレクトロンの運動エネルギが充分に大であることが
らコレクタ側ポテンシャル・バリヤ層2を越えてコレク
タ電流となる。
第4図(A)及び(B)は能動素子QRに於けるコレク
タ・エミッタ間電圧VCEの如何に対応するフリップ・
フロップの動作を説明する為のエネルギ・バンド・ダイ
ヤグラムを表し、第3図及び第9図に於いて用いた記号
と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものと
する。
この場合は、前記した接続点N2に信号を入力し、同じ
く接続点N2から出力を得る場合に相当する。
第4図(A)は接続点N2にI(”レベルの信号が人力
された場合、従って、コレクタ・エミッタ間電圧■。が
正側に大きく振られた場合に於けるエネルギ・バンド・
ダイヤグラムである。
図から判るように、コレクタ側ポテンシャル・バリヤ層
2に於ける伝導帯の底E、の傾斜は破線で示しであるよ
うに急になり、従って、それまでは、そのバリヤでコレ
クタ層lに到達できなかった電子も矢印eに見られるよ
うにトンネリングして流れることが可能となる。このよ
うになると、ベース電流■、は少なくなるので、ベース
・エミッタ間電圧■、は上昇する。即ち、第2図に見ら
れる安定点Bの状態となって、大きなコレクタ電流が流
れ、その結果、負荷抵抗RCに依る電圧降下も大となる
から接続点N2から出力される信号としては“L″レベ
ルなる。
第4図(B)は接続点N2に″L″レベルの信号が入力
された場合、従って、コレクタ・エミッタ間電圧■。が
殆ど0 (V)である場合に於けるエネルギ・バンド・
ダイヤグラムである。
この場合、コレクタ側ポテンシャル・バリヤ層2に於け
る伝導帯の底Ecの傾斜は破線で示しであるように逆方
向になり、従って、それまでは、バリヤを越えてコレク
タ層1に到達していた電子も矢印eに見られるように反
射されてしまう。このようになると、ベース電流■、は
増加するので、ベース・エミッタ間電圧VIIKは低下
する。即ち、第2図に見られる安定点Aの状態となって
、小さなコレクタ電流しか流れないから負荷抵抗RCに
依る電圧降下は小であり、接続点N2から出力される信
号としては“H”レベルになる。
このように、第1図に見られるフリップ・フロップでは
、ベース側或いはコレクタ側の電位の如何に依り、能動
素子QRのベースに電流を流したり、引き抜いたりして
ベース電位を変化させ、二つの安定状態を制御すること
ができる。
因に、本発明に似通った技術としては、負性抵抗を有す
るダイオードを能動素子として利用することが考えられ
る。
第11図は負性抵抗を有するダイオードを用いた半導体
記憶装置の要部回路図を表し、第1図に於いて用いた記
号と同記号は同部分を示すか或いは同じ意味を持つもの
とする。
図に於いて、DNは負性抵抗を有するダイオードを示し
ている。
この半導体記憶装置も、勿論、メモリ動作が可能である
が、読み出し時にダイオードDN自体から電流が引き抜
かれたり、流入したりすることから、記憶情報は不安定
になる。然しなから、第1図に関して説明したフリップ
・フロップでは、読み出し時に、記憶維持用の電流回路
から独立したコレクタ側の電源から電流が供給されるよ
うになっているから、記憶状態を安定に維持したまま、
読み出しを行うことができる。
前記したところから、本発明のフリップ・フロップでは
、エミッタ層(例えばn+型GaAsエミッタ層5)と
ベースN(例えばn+型GaAsベース層3)との間に
形成された超格子層からなるエミッタ側ポテンシャル・
バリヤ層(例えば超格子層4)及びベース層とコレクタ
層(例えばn+型GaAsコレクタ層1)との間に形成
されたコレクタ側ポテンシャル・バリヤ層(例えば/l
Ga1−アAsコレクタ側ポテンシャル・バリヤ層2)
を有してなる能動素子(例えば能動素子QR)と、該能
動素子のベースに二つの安定状態をとらせる為にベース
・エミッタ間に接続された電流源(例えば抵抗RB並び
に正側電源レベルVCCIを供給する電源)と、前記能
動素子に前記二つの安定状態の何れか一方を採らせる為
に信号を選択的に与える手段(例えばスタティック素子
QS)とを備えてなる構成を採っている。
尚、本発明のフリップ・フロップに関する説明は主とし
て半導体記憶装置に適用した場合を対象として行われて
いるが、これに限定されることなく、論理回路に適用で
きることは勿論であり、また、能動素子としては、RH
ETのみならず、第8図の(A)及び(B)に於けるコ
レクタ側ポテンシャル・バリヤがpn接合になっている
共鳴トンネリング・トランジスタ、即ち、RBTを用い
ることもできる。
〔作用〕
前記手段を採ると、能動素子であるRHETに於いて発
生する共鳴トンネリング効果はそのベースに二つの安定
状態を現出させることが可能であり、この二つの安定状
態をベース側或いはコレクタ側からの信号で任意に遷移
させることができ、これを利用して半導体記憶装置を構
成すれば、従来、最低2個のトランジスタで構成されて
いたフリップ・フロップのセルを半分の数、即ち、1個
のトランジスタを用いるのみで実現することができ、し
かも、その動作は安定である。
〔実施例〕
第5図は接続点Nlに信号を入力して接続点N2から信
号を出力させる実施例を説明する為の要部回路図を表し
、第1図に於いて用いた記号と同記号は同部分を示すか
或いは同じ意味を持つものとする。
図に於いて、MCは単位記憶回路(メモリ・セル)、Q
Sはスイッチング素子、CCはカップリング・コンデン
サ、WLはワード線、BLWは書き込みビット線、BL
Rは読み出しピッH,51をそれぞれ示している。
この実施例に於いては、ワードIWLが′L”レベル、
即ち、アドレス信号が加わっていない場合にはスイッチ
ング素子QSはオフであり、能動素子QRは安定点A及
びBの何れかの状態にある。
また、ワード線WLが一時的にH”レベル、即ち、アド
レス信号が加わった場合にはスイッチング素子QSはオ
フ状態からオン状態を経て再びオフ状態となり、その際
、書き込みビット線BLWが“H”レベルであれば、能
動素子QRの動作点は安定点Bに遷移するか、若しくは
、安定点Bに存在したままである。更にまた、前記同様
、ワード線WLにアドレス信号が加わって、スイッチン
グ素子QSがオフ状態からオン状態を経て再びオーツ状
態になったとし、その際、書き込みビット線BLWがL
”レベルであれば、能動素子QRの動作点は安定点Aに
存在したままであるか、若しくは、安定点Bから安定点
Aに遷移する。
前記説明から判るように、スイッチング素子QSのオン
・オフ及び書き込みビット線BLWに於けるレベルの如
何に依って、能動素子QRは二つの安定点A及びBの何
れかの状態を採ることができる。
前記説明した動作が可能であることから、書き込みは、
特定のメモリ・セルに接続したワード線WLと読み取り
ビットvABLRを“H”レベルとし、そして、書き込
みビット線BLWを“H”レベル或いは“L”レベルと
することに依り実行される。また、読み取りは、ワード
線WLを“H”レベルにしてスイッチング素子QSをオ
ンとし、書き込みビット綿BLWのレベルを能動素子Q
Rの動作点が遷移しない範囲で変化させ、その際の能動
素子QRのコレクタ、即ち、接続点N2に於ける電位変
化をカップリング・コンデンサCC及び読み取りビット
vABLRを介して読み取れば良い。尚、第5図に見ら
れる実施例に於けるカップリング・コンデンサCCをト
ランジスタに変更し、そのオン・オフ制御をワード線W
Lのレベルで行うこともできるが、その場合であっても
、記憶用のトランジスタは1個で足りるので、従来より
も少ない能動素子数で構成可能である。
第6図は接続点N2に信号を入力して同じく接続点N2
から信号を出力させる実施例を説明する為の要部回路図
を表し、第1図及び第5図に於いて用いた記号と同記号
は同部分を示すか或いは同じ意味を持つものとする。尚
、BLはビット線を示している。
この実施例では、能動素子QRのベースに信号は入力さ
れず、スイッチング素子QSがコレクタとビット線BL
の間に介在し、該スイッチング素子QSのベースはワー
ド線WLのアドレス信号で制御されるようになっている
第7図は第6図に示されているビット線BL、ワード線
WL、接続点N2に於ける電位のタイミング・チャート
を表し、第6図に於いて用いた記号と同記号は同部分を
示すか或いは同じ意味を持つものとする。
第7図に見られるデータは、第6図に見られる実施例に
於ける諸要素に対して、次に例示するような定数を与え
てメモリ動作をさせ、接続点N2からプローブで出力を
取り出して観測して得たものである。
RB: 1.5 (KΩ〕 RC:10(KΩ〕 Vcc+  : 1  (V) VCC2: 1  (V) 第7図に於いては、横軸に時間tを、縦軸に電圧■をそ
れぞれ採ってあり、時間■に於いては、ヒツト綿BLに
は0.5 (V)が、ワード′!fAWLには1.0 
(V)がそれぞれ印加されてスイッチング素子QSがオ
ンの状態になり、接続点N2に於ける電位は0.4 [
V)程度となり、コレクタ・エミッタ間電圧VCEを正
側に大きく振った状態になり、また、時間■に於いては
、ビット線BLには0〔V〕が、ワードWLには1.O
(V)が印加されてスイッチング素子QSはオンの状態
になるが、ビット綿BLの・;i位が40(V)である
から、接続点N2の電位はo、1  (V)程度となり
、コレクタ・エミッタ間電圧■。、が略0 (V)にな
った状態を実現することができる。
図示の電位波形から、能動素子QRが間違いなくメモリ
動作をしていることが看取される。
〔発明の効果〕
本発明に依るフリップ・フロップに於いては、エミッタ
層とベース層との間に形成された超格子層をキャリヤが
共鳴トンネリングする形式の能動素子と、その能動素子
のベース・エミッタ間に挿入された電流源と、同じくそ
の能動素子に信号を選択的に与える手段とを備えてなる
構成になっている。
この構成に依ると、RHET或いはRBTなど共鳴トン
ネリング・トランジスタである能動素子が、その共鳴ト
ンネリング効果に依って、ベースに二つの安定状態を実
現させることができ、そして、この二つの安定状態はベ
ース側からの信号或いはコレクタ側からの信号の何れに
ても任意に選択することが可能であり、少ない数の能動
素子を用いて構成されたものでありながら、例えば安定
なスタティック・メモリ・セルとして動作させることが
でき、フリップ・フロップの高集積化並びに高速化に有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に依るフリップ・フロップの原理を説明
する為の要部回路図、第2図(A)及びCB)は理想化
されたRHETのベース・エミッタ間電圧■□とベース
電流II+との関係及びベース・エミッタ間電圧V[l
Kとコレクタ電流Icとの関係を示す線図、第3図(A
)及び(B)は第2図に対応する能動素子の動作を説明
する為のエネルギ・バンド・ダイヤグラム、第4図(A
)及び(B)はコレクタ・エミッタ間電圧VCEの如何
に対応する半導体記憶装置としてのフリップ・フロップ
の動作を説明する為のエネルギ・バンド・ダイヤグラム
、第5図は本発明一実施例の要部回路図、第6図は他の
実施例の要部回路図1.第7図は半導体記憶装置のメモ
リ動作を説明する為のタイミング・チャート、第8図(
A)及び(B)はRHETを説明する為の要部切断側面
図及びエネルギ・バンド・ダイヤグラム、第9図(A)
乃至(C)はRHETの動作原理を説明する為のエネル
ギ・バンド・ダイヤグラム、第10図はRHETに於け
るベース・エミッタ間電圧■、とエミッタ電流IEとの
関係を説明する為の線図、第11図は負性抵抗ダイオー
ドを用いた回路を例示する要部回路図をそれぞれ表して
いる。 図に於いて、QRはRHETである能動素子、QSはス
イッチング素子、RCは負荷抵抗、RBは電流源抵抗、
WLはワード線、BLはビット線、BLWは書き込みビ
ット線、BLRは読み取りビット線、N1及びN2は接
読点、■60.及びV CC2は正側電源レベルをそれ
ぞれ示している。 特許出願人   富士通株式会社 代理人弁理士  相 谷 昭 司 代理人弁理士  渡 邊 弘 − 第3図 実施例を説明する為の要部回路図 第5図 本発明実施例を説明する為の要部回路図第6図 第7図 ψ      ψ く    く x〒 RHETの動作を説明する、為の エネルギ・バンド・タイヤクラム 第9図 Ic(mA) 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エミッタ層とベース層との間に形成された超格子層から
    なるエミッタ側ポテンシャル・バリヤ層並びにベース層
    とコレクタ層との間に形成されたコレクタ側ポテンシャ
    ル・バリヤ層を有してなる能動素子と、 該能動素子に於けるベースに二つの安定状態をとらせる
    為にベース・エミッタ間に接続された電流源と、 前記能動素子に前記二つの安定状態の何れか一方を採ら
    せる為に信号を選択的に与える手段とを備えてなること
    を特徴とする共鳴トンネリング・トランジスタで構成さ
    れたフリップ・フロップ。
JP61239209A 1985-10-12 1986-10-09 共鳴トンネリング・トランジスタで構成されたフリツプ・フロツプ Granted JPS62181468A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-226004 1985-10-12
JP22600485 1985-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62181468A true JPS62181468A (ja) 1987-08-08
JPH047109B2 JPH047109B2 (ja) 1992-02-07

Family

ID=16838276

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JP61239209A Granted JPS62181468A (ja) 1985-10-12 1986-10-09 共鳴トンネリング・トランジスタで構成されたフリツプ・フロツプ

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JP (1) JPS62181468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0352193A2 (en) * 1988-07-20 1990-01-24 Fujitsu Limited Semiconductor memory device
US5015874A (en) * 1989-03-20 1991-05-14 Fujitsu Limited Status holding circuit and logic circuit using the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0352193A2 (en) * 1988-07-20 1990-01-24 Fujitsu Limited Semiconductor memory device
US5023836A (en) * 1988-07-20 1991-06-11 Fujitsu Limited Semiconductor memory device
US5015874A (en) * 1989-03-20 1991-05-14 Fujitsu Limited Status holding circuit and logic circuit using the same

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