JPS6217268Y2 - - Google Patents

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JPS6217268Y2
JPS6217268Y2 JP19547483U JP19547483U JPS6217268Y2 JP S6217268 Y2 JPS6217268 Y2 JP S6217268Y2 JP 19547483 U JP19547483 U JP 19547483U JP 19547483 U JP19547483 U JP 19547483U JP S6217268 Y2 JPS6217268 Y2 JP S6217268Y2
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JP19547483U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、転写成形装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 転写成形装置は、金型間に転写用フイルムをは
さみ込み、射出成形と同時に転写用フイルム上の
図柄を成形品に転写する装置である。転写用フイ
ルム上の図柄を金型間の所定位置に精密に位置決
めするために、フイルム送給・位置決め装置が設
けられている。金型を閉じる際に図柄の位置がず
れることを防止するために、型閉直前に転写用フ
イルムを固定するフイルム固定装置が設けられ
る。このような従来の転写成形装置の1例を第1
図に示す。転写用フイルム10は、可動盤12に
取り付けた送給側ガイドロール16及びガイド1
8a,18bによつて可動型14の上流側を支持
され、また巻取側ガイドロール20及びガイド2
2a,22bによつて下流側を支持されている。
固定盤23に取り付けられた固定型24にはスプ
リング25によつて押圧されたクランプ26が設
けられている。型閉が完了する直前にクランプ2
6は転写用フイルム10に接触し、可動型14と
の間でこれを確実に固定する。次いで、完全に型
閉した後成形品27の成形が行なわれる。次い
で、型開時に転写用フイルム10はガイド18
a,18b及びガイド22a,22bによつて引
つ張られ成形品27からはがされていく。すなわ
ち、ガイド18a,18b及びガイド22a,2
2bは転写用フイルム10を安定した状態に案内
すると共に成形品27から転写用フイルム10を
はぎ取る作用を有している。しかし、このような
転写成形装置では、クランプ26、ガイド18
a,18b、及びガイド22a,22bが必要で
あり、ガイド18a,18b及びガイド22a,
22bを金型の上下に配置するために広いスペー
スが必要であつた。また、転写用フイルム10を
成形品27からはぎ取る際に転写用フイルム10
はガイド18b及び22bに強く押し付けられ
る。このため転写用フイルム10の図柄がガイド
18bの部分に停止していると、図柄が傷付けら
れることとなる。従つて、図柄がガイド18bと
接触しないように図柄間のピツチを大きくする必
要がある場合があり、転写用フイルム10にむだ
を生じていた。
(ハ) 考案の目的 本考案は、クランプとガイドとを1つの機構と
して構成し、装置を小型化すると共にまた転写用
フイルムのむだをなくすことを目的としている。
(ニ) 考案の構成 本考案による転写成形装置は、フイルム送給・
位置決め装置が設けられた一方の金型のパーテイ
ング面に転写用フイルムを密着させる第1位置と
転写用フイルムの通過を許す第2位置との間を移
動可能に一方の金型に設けられたガイドクランプ
と、ガイドクランプに第2位置方向への力を作用
させるように一方の金型に設けられた第1弾性部
材と、軸方向移動自在に他方の金型に設けられた
押棒と、押棒に一方の金型側への力を作用させる
ように他方の金型に設けられた第2弾性部材と、
を有しており、型閉された状態では押棒及びガイ
ドクランプは第1弾性部材及び第2弾性部材の押
力が作用した状態で互いに接触するように配置さ
れており、第2弾性部材の力は第1弾性部材の力
よりも大きくしてある。
(ホ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第2〜5図
に基づいて説明する。
固定盤30及び可動盤32にそれぞれ固定型3
4及び可動型36が取り付けられている。固定型
34は凸部34a及び34bを有しており、また
可動型36は凹部36a及び36bを有してい
る。凸部34a及び凹部36aによつて一方の成
形部が構成され、凸部34b及び凹部36bによ
つて他方の成形部が構成される。可動盤32には
フレーム38が取り付けられており、フレーム3
8の上側部分にはガイドロール40が取り付けら
れており、フレーム38の下側部分にはガイドロ
ール42が取り付けられている。ガイドロール4
0及び42によつて転写用フイルム44が案内さ
れている。また、転写用フイルム44は可動型3
6に設けた3つのガイドクランプ46a,46b
及び46cによつて案内されている。ガイドクラ
ンプ46a,46b及び46cは、それぞれ可動
型36の上部、中央部、及び下部に設けられてお
り、第3図に示すように転写用フイルム44上の
図柄48と同じピツチで配置してある。また、ガ
イドクランプ46a,46b及び46cは、転写
用フイルム44の幅方向寸法よりも大きい長さを
有しており、転写用フイルム44の幅方向全体を
固定することができるようにしてある。ガイドク
ランプ46a,46b及び46cは、可動型36
のパーテイング面に対して垂直方向に移動可能に
取り付けられており、転写用フイルム44を可動
型36のパーテイング面との間で固定する第1位
置と、可動型36のパーテイング面との間にすき
まを構成して転写用フイルム44の通過を許す第
2位置との間を移動可能であるが、これについて
は第4及び5図に基づいて後述する。固定型34
には、ガイドクランプ46a,46b及び46c
にそれぞれ対応する位置に押棒50a,50b及
び50cが設けられている。この押棒50a,5
0b及び50cについても第4及び5図に基づい
て後述する。固定型34には射出ノズル54から
溶融樹脂を射出可能である。第4及び5図にガイ
ドクランプ46a及び押棒50aを詳細に示す
(ガイドクランプ46b及び46c、及び押棒5
0b及び50cは、それぞれガイドクランプ46
a及び押棒50aと同様である)。ガイドクラン
プ46aは、可動型36に固着された2本の段付
のボルト55aに対して軸方向にC寸法だけ移動
可能に支持されている。なお、このC寸法は、成
形後の転写用フイルム44の変形量を示すD寸法
よりも大きくしてあり、フイルム送り時の抵抗と
ならないようにしてある。ガイドクランプ46a
の転写用フイルム44と接触する側の角部には、
転写用フイルム44に傷を付けないように丸みが
与えてある。可動型36のパーテイング面とガイ
ドクランプ46aとの間にはスプリング56aが
配置されている。一方、押棒50aは、並列に3
個設けられており、固定型34の穴58aによつ
て軸方向に移動自在に支持されている。押棒50
aの先端部は固定型34に設けた穴60a内に位
置しており、固定型34のパーテイング面よりも
突出しないように他端のねじ部にねび込んだナツ
ト62a及び64aによつて所定以上の軸方向へ
の移動が規制されている。すなわち、第4図中の
A寸法はナツト62a及び64aによつて調整可
能である。なお、A寸法はB寸法よりも小さくし
てある。押棒50aはスプリング52aによつて
パーテイング面側に向けて押圧されている。
次にこの実施例の作用について説明する。ま
ず、型開状態において、転写用フイルム44が図
示してないフイルム送給・位置決め装置によつて
図柄48の2個分だけ送られ位置決めされる。次
いで、可動盤32が固定盤30側へ前進し型閉動
作が行なわれる。可動型36が固定型34に近接
してくると、ガイドクランプ46a,46b及び
46cが押棒50a,50b及び50cと接触す
る。それぞれ3本のスプリング52a,52b及
び52cの力は、それぞれ2本のスプリング56
a,56b及び56cの力よりも大きくしてある
ため、可動型36が更に前進するとガイドクラン
プ46a,46b及び46cは可動型36側へ押
される。このため、ガイドクランプ46a,46
b及び46cと可動型36aとの間に転写用フイ
ルム44がはさみ付けられる。こうして転写用フ
イルム44を固定した後、可動型36は固定型3
4に密着する。こうして型閉動作が完了し、射出
ノズル54から溶融樹脂が射出され、成形及び転
写が行なわれる。次いで、冷却後型開動作が開始
される。成形品66はアンダーカツトによつて固
定型34に保持され、一方、転写用フイルム44
は可動型36と共に後退する。すなわち、転写用
フイルム44はガイドクランプ46a,46b及
び46cによつて引つ張られ、可動型36と共に
第2図中で左方向へ移動する。このため、転写用
フイルム44は成形品66からはく離する。転写
用フイルム44が成形品66からはく離された
後、成形品66は図示してない突き出しピンによ
つて突出される。こうして1成形サイクルを終了
する。上記の説明から明らかなように、この転写
成形装置では、ガイドクランプ46a,46b及
び46cによつて転写用フイルム44を案内する
と共に成形品66からはく離させるようにしてあ
るため、可動型36の上部及び下部にガイドを設
ける必要がない。従つて、構造が簡単化されると
共に必要なスペースが小さくなり、装置を小型化
することができる。また、ガイドを設ける必要が
ないため、ガイドと図柄48との接触を防止する
ことを考慮する必要がないため、各図柄48間の
すきまはガイドクランプ46a,46b及び46
cが接触可能な寸法を確保すればよく、図柄48
を互いに近接させて転写用フイルム44上に配置
することができる。
なお、上記実施例ではガイドクランプ46a,
46b及び46cは同時に転写用フイルム44を
可動型36との間にはさみ付けるようにしてあつ
たが、各ガイドクランプの作動するタイミングを
ずらせることもできる。すなわち、例えばスプリ
ング56a,56b及び56cを同じ力のスプリ
ングとし、スプリング52a,52b及び52c
は異なる仕様のものとして第4図のA寸法を上か
ら順に大きくしていくと、まずガイドクランプ4
6aが転写用フイルム44をはさみ付け、次いで
ガイドクランプ46bが作動し、更に次いでガイ
ドクランプ46cが作動することとなる。各ガイ
ドクランプ46a,46b及び46cの作動タイ
ミング(すなわち、寸法Cが0となるタイミン
グ)は、寸法A,B及びCの設定の仕方によつて
決定される。ガイドクランプの作動タイミングを
ずらせることにより、成形品が深物の場合(すな
わち、型閉時の転写用フイルムの変形が大きい場
合)の転写用フイルムの過度の伸びを防止するこ
とができるという効果が得られる。なお、スプリ
ング52a,52b及び52c、及びスプリング
56a,56b及び56cは例えばゴム等の他の
弾性部材であつても差し支えない。また、上記実
施例では2個取り金型について説明したが、1個
取りであつても又3個取り以上の多数個取りの金
型であつても本考案を適用することができる。ま
た、説明した実施例では3組のガイドクランプを
使用したが、一番上にのみガイドクランプを設
け、下側については従来と同様のガイドを使用す
ることも可能である。
(ヘ) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、金
型間に転写用フイルムをはさみ込み射出成形と同
時に転写用フイルム上の図柄を成形品に転写し、
型開時に成形品から転写用フイルムをはぎ取る転
写成形装置において、フイルム送給・位置決め装
置が設けられた一方の金型のパーテイング面に転
写用フイルムを密着させる第1位置と転写用フイ
ルムの通過を許す第2位置との間を移動可能に一
方の金型に設けられたガイドクランプと、ガイド
クランプに第2位置方向への力を作用させるよう
に一方の金型に設けられた第1弾性部材(説明し
た実施例では、スプリング56a)と、軸方向移
動自在に他方の金型に設けられた押棒と、押棒に
一方の金型側への力を作用させるように他方の金
型に設けられた第2弾性部材(スプリング52
a)と、を有しており、型閉された状態では押棒
及びガイドクランプは第1弾性部材及び第2弾性
部材の押力が作用した状態で互いに接触するよう
に配置されており、第2弾性部材の力は第1弾性
部材の力よりも大きいので、ガイドクランプによ
つて転写用フイルムの固定作用及びガイド作用を
得ることができ、必要スペースを減少させて装置
を小型化することができ、また転写用フイルム上
に図柄を密着して配置することができ、転写用フ
イルムのむだをなくすことができる。このことは
同時に金型を小型化することができることを意味
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転写成形装置を示す図、第2図
は本考案による転写成形装置を示す図、第3図は
第2図の−線に沿つて見た図、第4図は第2
図に示す転写成形装置のガイドクランプを拡大し
て示す図、第5図は金型が閉じた状態の第4図の
−断面図である。 30……固定盤、32……可動盤、34……固
定型、34a,34b……凸部、36……可動
型、36a,36b……凹部、38……フレー
ム、40,42……ガイドロール、44……転写
用フイルム、46a,46b,46c……ガイド
クランプ、48……図柄、50……押棒、50
a,50b,50c……押棒、52a,52b,
52c……スプリング、54……射出ノズル、5
5a,55b,55c……ボルト、56a,56
b,56c……スプリング、58,60……穴、
62a,64a……ナツト、66……成形品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 金型間に転写用フイルムをはさみ込み射出成
    形と同時に転写用フイルム上の図柄を成形品に
    転写し、型開時に成形品から転写用フイルムを
    はぎ取る転写成形装置において、 フイルム送給・位置決め装置が設けられた一
    方の金型のパーテイング面に転写用フイルムを
    密着させる第1位置と転写用フイルムの通過を
    許す第2位置との間を移動可能に一方の金型に
    設けられたガイドクランプと、ガイドクランプ
    に第2位置方向への力を作用させるように一方
    の金型に設けられた第1弾性部材と、軸方向移
    動自在に他方の金型に設けられた押棒と、押棒
    に一方の金型側への力を作用させるように他方
    の金型に設けられた第2弾性部材と、を有して
    おり、型閉された状態では押棒及びガイドクラ
    ンプは第1弾性部材及び第2弾性部材の押力が
    作用した状態で互いに接触するように配置され
    ており、第2弾性部材の力は第1弾性部材の力
    よりも大きいことを特徴とする転写成形装置。 2 ガイドクランプ及び押棒は複数組設けられて
    おり、各組のガイドクランプが型閉工程の異な
    る時期において一方の金型との間に転写用フイ
    ルムを固定するように各組の第1弾性部材及び
    第2弾性部材の相対的な位置関係が相違してい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の転写成
    形装置。
JP19547483U 1983-12-21 1983-12-21 転写成形装置 Granted JPS60102998U (ja)

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JP19547483U JPS60102998U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 転写成形装置

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JP19547483U JPS60102998U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 転写成形装置

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Publication Number Publication Date
JPS60102998U JPS60102998U (ja) 1985-07-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006019088A1 (ja) * 2004-08-19 2006-02-23 Solana Techno Corporation 成形同時印刷システムおよび転写印刷成形品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006019088A1 (ja) * 2004-08-19 2006-02-23 Solana Techno Corporation 成形同時印刷システムおよび転写印刷成形品の製造方法

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JPS60102998U (ja) 1985-07-13

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