JPS6212591Y2 - - Google Patents
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- JPS6212591Y2 JPS6212591Y2 JP1981111107U JP11110781U JPS6212591Y2 JP S6212591 Y2 JPS6212591 Y2 JP S6212591Y2 JP 1981111107 U JP1981111107 U JP 1981111107U JP 11110781 U JP11110781 U JP 11110781U JP S6212591 Y2 JPS6212591 Y2 JP S6212591Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- strands
- resin
- strand
- mat
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ガラス繊維強化プラスチツクス（以
下FRPと言う）の強化材として好適なガラスス
トランドマツトに関する。
下FRPと言う）の強化材として好適なガラスス
トランドマツトに関する。
現在、FRPの強化材として使用されているガ
ラスストランドマツトとしては、ハンドレーアツ
プ成形法に広く使用されているガラスチヨツプド
ストランドマツトとプレス成形法、レジンインジ
エクシヨン成形法などのいわゆる機械成形法に使
用されているガラスコンテイニユアスストランド
マツトがある。
ラスストランドマツトとしては、ハンドレーアツ
プ成形法に広く使用されているガラスチヨツプド
ストランドマツトとプレス成形法、レジンインジ
エクシヨン成形法などのいわゆる機械成形法に使
用されているガラスコンテイニユアスストランド
マツトがある。
ガラスチヨツプドストランドマツトとしては、
ハンドレイアツプ成形時に積層用樹脂（不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂など）がガラスス
トランド内部すなわちストランドを形成するフイ
ラメント間に浸透するいわゆるウエツトアウト特
性が優れていなければならず、また、成形型に樹
脂が塗布されたマツトが容易になじまなければな
らないために、樹脂に易溶性の表面処理剤を施し
たガラスチヨツプドストランドを樹脂に易溶性の
結合剤でマツト状に接合したものが多く使用され
ている。このガラスチヨツプドストランドマツト
で強化されたFRP製品は、表面仕上りが良く、
高強度であるという特長を有するが、プレス成形
法、レジンインジエクシヨン成形法などの機械成
形法に、このマツトを強化材として用いると、樹
脂のウエツトアウトが速いため、ストランドがす
速くフイラメント化し、樹脂の流れ抵抗が高くな
り、しかも、結合剤が樹脂に溶解するために、樹
脂がストランド空隙を流れるに伴つて、ストラン
ド流れやマツト切断が生じ、実用的でないという
問題点を有している。この問題を解決するため
に、樹脂に溶けにくい表面処理を施したガラスチ
ヨツプドストランドを、樹脂に溶けにくい結合剤
によつてマツト状に接合した特殊なガラスチヨツ
プドストランドマツトがガラス繊維業界において
検討されたこともあつたが、ガラスストランド間
空隙に樹脂が浸透するいわゆるウエツトスルー特
性が良くて、かつストランド流れやマツト切断の
生じない嵩高なマツトを製造することは極めて困
難で、未だ実用化されていない。
ハンドレイアツプ成形時に積層用樹脂（不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂など）がガラスス
トランド内部すなわちストランドを形成するフイ
ラメント間に浸透するいわゆるウエツトアウト特
性が優れていなければならず、また、成形型に樹
脂が塗布されたマツトが容易になじまなければな
らないために、樹脂に易溶性の表面処理剤を施し
たガラスチヨツプドストランドを樹脂に易溶性の
結合剤でマツト状に接合したものが多く使用され
ている。このガラスチヨツプドストランドマツト
で強化されたFRP製品は、表面仕上りが良く、
高強度であるという特長を有するが、プレス成形
法、レジンインジエクシヨン成形法などの機械成
形法に、このマツトを強化材として用いると、樹
脂のウエツトアウトが速いため、ストランドがす
速くフイラメント化し、樹脂の流れ抵抗が高くな
り、しかも、結合剤が樹脂に溶解するために、樹
脂がストランド空隙を流れるに伴つて、ストラン
ド流れやマツト切断が生じ、実用的でないという
問題点を有している。この問題を解決するため
に、樹脂に溶けにくい表面処理を施したガラスチ
ヨツプドストランドを、樹脂に溶けにくい結合剤
によつてマツト状に接合した特殊なガラスチヨツ
プドストランドマツトがガラス繊維業界において
検討されたこともあつたが、ガラスストランド間
空隙に樹脂が浸透するいわゆるウエツトスルー特
性が良くて、かつストランド流れやマツト切断の
生じない嵩高なマツトを製造することは極めて困
難で、未だ実用化されていない。
一方、プレス成形法、レジンインジエクシヨン
成形法等の機械成形法に用いられるガラスコンテ
イニユアスストランドマツトは樹脂に溶けにくい
表面処理を施したコンテイニユアスガラスストラ
ンドをカール状に絡ませ、しかも樹脂に溶けにく
い結合剤で、極めて嵩高なマツト状に接合したも
のである。このコンテイニユアスストランドマツ
トはFRP製品の機械成形時において、樹脂のウ
エツトスルーも良く、ストランド流れや切断も生
じにくいが、高強度のFRP製品が得られにく
く、表面の凹凸が多く、表面仕上りが悪い。しか
も取扱い性が極めて悪いという問題点を有してい
る。本考案のガラスストランドマツトは、前記し
た従来のマツトが有する問題点を解決することが
できる新規な機械成形用マツトである。すなわ
ち、機械成形時において樹脂のウエツトスルーが
良く、ストランド流れや切断も生じないという特
徴を有するものである。また表面仕上りの良い高
強度のFRP製品が得られるという特徴をも有す
るものである。
成形法等の機械成形法に用いられるガラスコンテ
イニユアスストランドマツトは樹脂に溶けにくい
表面処理を施したコンテイニユアスガラスストラ
ンドをカール状に絡ませ、しかも樹脂に溶けにく
い結合剤で、極めて嵩高なマツト状に接合したも
のである。このコンテイニユアスストランドマツ
トはFRP製品の機械成形時において、樹脂のウ
エツトスルーも良く、ストランド流れや切断も生
じにくいが、高強度のFRP製品が得られにく
く、表面の凹凸が多く、表面仕上りが悪い。しか
も取扱い性が極めて悪いという問題点を有してい
る。本考案のガラスストランドマツトは、前記し
た従来のマツトが有する問題点を解決することが
できる新規な機械成形用マツトである。すなわ
ち、機械成形時において樹脂のウエツトスルーが
良く、ストランド流れや切断も生じないという特
徴を有するものである。また表面仕上りの良い高
強度のFRP製品が得られるという特徴をも有す
るものである。
以下図面により本考案を説明する。
第１図に本考案のガラスストランドマツトの１
例を断面模式図で示した。
例を断面模式図で示した。
第１図に示したガラスストランドマツトは、両
表面層が、切断長さが100mmで、平均太さ30スト
ランドテツクスのガラスチヨツプドストランドマ
ツト層１と中層が平均太さ200ストランドテツク
スのガラスコンテイニユアスストランドマツト層
２から構成される１平方メートル当り600グラム
の質量を有するガラスストランドマツトである。
このガラスマツトを３枚重ね合わせて、レジンイ
ンジエクシヨン成形用FRP型に挿入し、ポリエ
ステル樹脂を注入孔より６Kg／cm2の圧力で注入し
た。硬化後脱型し、60℃の加熱炉に３時間入れた
のち取り出し、厚さ４mmのFRP板を得た。この
FRP板は成形品の凹凸が少なく滑らかで表面外
観に優れ、ガラスストランドの流れおよび切断に
よる欠陥もなかつた。またこのFRP板の曲げ強
度は23Kg／mm2（ガラス含有率＝31％）と極めて高
いものであつた。
表面層が、切断長さが100mmで、平均太さ30スト
ランドテツクスのガラスチヨツプドストランドマ
ツト層１と中層が平均太さ200ストランドテツク
スのガラスコンテイニユアスストランドマツト層
２から構成される１平方メートル当り600グラム
の質量を有するガラスストランドマツトである。
このガラスマツトを３枚重ね合わせて、レジンイ
ンジエクシヨン成形用FRP型に挿入し、ポリエ
ステル樹脂を注入孔より６Kg／cm2の圧力で注入し
た。硬化後脱型し、60℃の加熱炉に３時間入れた
のち取り出し、厚さ４mmのFRP板を得た。この
FRP板は成形品の凹凸が少なく滑らかで表面外
観に優れ、ガラスストランドの流れおよび切断に
よる欠陥もなかつた。またこのFRP板の曲げ強
度は23Kg／mm2（ガラス含有率＝31％）と極めて高
いものであつた。
これに反し、従来より使用されているガラスコ
ンテイニユアスストランドマツト（一平方メート
ル当りの質量＝600グラム）を用いて全く同一の
成形条件で成形したFRP板は、表面の凹凸が著
しく、曲げ強度も14Kg／mm2（ガラス含有率＝30.5
％）と、本考案のガラスストランドマツトを用い
たFRP板に比べ極めて低いものであつた。
ンテイニユアスストランドマツト（一平方メート
ル当りの質量＝600グラム）を用いて全く同一の
成形条件で成形したFRP板は、表面の凹凸が著
しく、曲げ強度も14Kg／mm2（ガラス含有率＝30.5
％）と、本考案のガラスストランドマツトを用い
たFRP板に比べ極めて低いものであつた。
本考案のガラスストランドマツトにおいて、両
表面層を構成するガラスチヨツプドストランドの
平均太さを５〜100ストランドテツクスの範囲に
限定した理由は、５ストランドテツクスより細い
ガラスチヨツプドストランドを用いると、マツト
を構成するガラスチヨツプドストランド間空隙へ
の樹脂浸透性が悪化し、FRP成形時において樹
脂の流れ抵抗が大きく、マツトにストランド流れ
や切断が生じやすくなり、また、100ストランド
テツクスより太いガラスチヨツプドストランドを
用いると、樹脂のウエツトスルーは良くなるが、
FRP製品の表面仕上がりが悪くなり、表面の凹
凸が激しくなるためである。
表面層を構成するガラスチヨツプドストランドの
平均太さを５〜100ストランドテツクスの範囲に
限定した理由は、５ストランドテツクスより細い
ガラスチヨツプドストランドを用いると、マツト
を構成するガラスチヨツプドストランド間空隙へ
の樹脂浸透性が悪化し、FRP成形時において樹
脂の流れ抵抗が大きく、マツトにストランド流れ
や切断が生じやすくなり、また、100ストランド
テツクスより太いガラスチヨツプドストランドを
用いると、樹脂のウエツトスルーは良くなるが、
FRP製品の表面仕上がりが悪くなり、表面の凹
凸が激しくなるためである。
本考案のガラスストランドマツトにおいて、中
層を構成するガラスコンテイニユアスストランド
からなるマツト部の主な効果は、樹脂のウエツト
スルーを良くすることにある。このガラスコンテ
イニユアスストランドマツト部に用いられるガラ
スコンテイニユアスストランドの太さを50〜1000
ストランドテツクスの範囲に限定した理由は、50
ストランドテツクスより細いガラスコンテイニユ
アスストランドを用いると、樹脂のウエツトスル
ーが悪くなり、FRP製品成形時に樹脂流れ不足
に原因する欠点が生じやすくなり、1000ストラン
ドテツクスより太いガラスコンテイニユアススト
ランドを用いると、交絡するストランド本数が、
少なくなりすぎ、結合剤で接合しても接合力が弱
く、FRP成形時に、ストランド流れが生じやす
くなるからである。
層を構成するガラスコンテイニユアスストランド
からなるマツト部の主な効果は、樹脂のウエツト
スルーを良くすることにある。このガラスコンテ
イニユアスストランドマツト部に用いられるガラ
スコンテイニユアスストランドの太さを50〜1000
ストランドテツクスの範囲に限定した理由は、50
ストランドテツクスより細いガラスコンテイニユ
アスストランドを用いると、樹脂のウエツトスル
ーが悪くなり、FRP製品成形時に樹脂流れ不足
に原因する欠点が生じやすくなり、1000ストラン
ドテツクスより太いガラスコンテイニユアススト
ランドを用いると、交絡するストランド本数が、
少なくなりすぎ、結合剤で接合しても接合力が弱
く、FRP成形時に、ストランド流れが生じやす
くなるからである。
本考案のガラスストランドマツトは、両表面層
の表面外観が良く、かつ、高強度のFRP製品を
与えるガラスチヨツプドストランドマツト層、中
層が樹脂のウエツトスルーの良いガラスコンテイ
ニユアスストランドマツト層から構成されたマツ
トであるため、プレス成形法、レジンインジエク
シヨン成形法などの機械成形法はもとより通常の
ハイドレイアツプ作業にも好適で成形作業性に優
れ、従来のガラスストランドマツトでは得られな
かつた、高強度で表面外観の良いFRP製品が得
られるという特徴を有する。
の表面外観が良く、かつ、高強度のFRP製品を
与えるガラスチヨツプドストランドマツト層、中
層が樹脂のウエツトスルーの良いガラスコンテイ
ニユアスストランドマツト層から構成されたマツ
トであるため、プレス成形法、レジンインジエク
シヨン成形法などの機械成形法はもとより通常の
ハイドレイアツプ作業にも好適で成形作業性に優
れ、従来のガラスストランドマツトでは得られな
かつた、高強度で表面外観の良いFRP製品が得
られるという特徴を有する。
第１図は、本考案のガラスストランドマツトの
１例を示した断面模式図である。 符号の説明、１……ガラスチヨツプドストラン
ドマツト層、２……ガラスコンテイニユアススト
ランドマツト層。
１例を示した断面模式図である。 符号の説明、１……ガラスチヨツプドストラン
ドマツト層、２……ガラスコンテイニユアススト
ランドマツト層。
Claims (1)
- 両表面層が平均太さ５〜100ストランドテツク
ス（ｇ／1000ｍ）のガラスチヨツプドストラン
ド、中層が平均太さ50〜1000ストランドテツクス
のガラスコンテイニユアスストランドより構成さ
れる三層構造を有するガラスストランドマツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11110781U JPS5817132U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | ガラスストランドマツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11110781U JPS5817132U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | ガラスストランドマツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5817132U JPS5817132U (ja) | 1983-02-02 |
| JPS6212591Y2 true JPS6212591Y2 (ja) | 1987-04-01 |
Family
ID=29905447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11110781U Granted JPS5817132U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | ガラスストランドマツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5817132U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5598622B1 (ja) * | 2014-03-10 | 2014-10-01 | 日東紡績株式会社 | ガラスチョップドストランドマット、ガラスチョップドストランドマットロール、ガラスチョップドストランドマットの製造方法及び自動車成形天井材 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5053485A (ja) * | 1973-09-12 | 1975-05-12 | ||
| JPS5232062A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-10 | Nippon Catalytic Chem Ind | Method of manufacture of laminated sheet |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5396072U (ja) * | 1977-01-07 | 1978-08-04 |
-
1981
- 1981-07-28 JP JP11110781U patent/JPS5817132U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5053485A (ja) * | 1973-09-12 | 1975-05-12 | ||
| JPS5232062A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-10 | Nippon Catalytic Chem Ind | Method of manufacture of laminated sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5817132U (ja) | 1983-02-02 |
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