JPS6140528Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6140528Y2 JPS6140528Y2 JP1981100547U JP10054781U JPS6140528Y2 JP S6140528 Y2 JPS6140528 Y2 JP S6140528Y2 JP 1981100547 U JP1981100547 U JP 1981100547U JP 10054781 U JP10054781 U JP 10054781U JP S6140528 Y2 JPS6140528 Y2 JP S6140528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass fiber
- layer
- fiber bundles
- binder
- mat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 34
- 239000007767 bonding agent Substances 0.000 claims 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 20
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 9
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 9
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 5
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 5
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 4
- 238000004513 sizing Methods 0.000 description 4
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 3
- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 description 3
- 235000011613 Pinus brutia Nutrition 0.000 description 3
- 241000018646 Pinus brutia Species 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 3
- XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N Vinyl acetate Chemical compound CC(=O)OC=C XTXRWKRVRITETP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 2
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 2
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009787 hand lay-up Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 1
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、FRPの補強用として好適な硝子繊
維製マツトを提供することを目的とする。
維製マツトを提供することを目的とする。
硝子繊維束の短かい切断物(チヨツプドストラ
ンド、CSと略称)を所定量無方向に堆積し、CS
同志を結合剤で結合したチヨツプドストランドマ
ツト(CMと略称)はFRP製造における補強材と
して広く使用されている。例えば、CMに液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ、型面に密着させて樹脂
を硬化させることにより所定形状のFRPを製造
することができ、この方法はハンドレーアツプ法
として工業的に広く用いられている。
ンド、CSと略称)を所定量無方向に堆積し、CS
同志を結合剤で結合したチヨツプドストランドマ
ツト(CMと略称)はFRP製造における補強材と
して広く使用されている。例えば、CMに液状の
熱硬化性樹脂を含浸させ、型面に密着させて樹脂
を硬化させることにより所定形状のFRPを製造
することができ、この方法はハンドレーアツプ法
として工業的に広く用いられている。
液状樹脂は硬化が進行するにつれ、次第に体積
が減少する。そして、ハンドレーアツプ法におい
てはCMの下面は型に密着して拘束されている
が、上面は自由に動き得る為、液状の樹脂は収縮
につれ型面に向つて引き込まれ、引け(シンク)
現象を生ずる。このため、FRPの表面にはCMを
構成するCSが筋状に浮き上り、平滑な表面が得
られなくなる。
が減少する。そして、ハンドレーアツプ法におい
てはCMの下面は型に密着して拘束されている
が、上面は自由に動き得る為、液状の樹脂は収縮
につれ型面に向つて引き込まれ、引け(シンク)
現象を生ずる。このため、FRPの表面にはCMを
構成するCSが筋状に浮き上り、平滑な表面が得
られなくなる。
CMを細い(1000当りの重量の小さい)CSで構
成することにより、FRPの平滑性を改善するこ
とができるが、CSをあまり細くすると液状樹脂
の含浸性(ウエツトスルー)が低下し、円滑な成
型作業が行なわれ難くなる。
成することにより、FRPの平滑性を改善するこ
とができるが、CSをあまり細くすると液状樹脂
の含浸性(ウエツトスルー)が低下し、円滑な成
型作業が行なわれ難くなる。
このため、CMの表面に細い繊維で構成された
表被材(サーフエシングマツト、SMと略称)を
一体に設けることが提案されており、この方法
(SM法と略称)は平滑な表面を有するFRPの製
法として好適なものであるが、この方法は次のよ
うな難点を有する。
表被材(サーフエシングマツト、SMと略称)を
一体に設けることが提案されており、この方法
(SM法と略称)は平滑な表面を有するFRPの製
法として好適なものであるが、この方法は次のよ
うな難点を有する。
SMは薄く、破損し易く又皺が発生し易い。こ
のような理由及び作業能率を向上させるために
SMとCMを予め一体化した複合マツト(以下単
に“複合マツト”という)が使用される。
のような理由及び作業能率を向上させるために
SMとCMを予め一体化した複合マツト(以下単
に“複合マツト”という)が使用される。
CMとSMは全く別種類の工程で製造される
為、“複合マツト”は、予め製造されたCMとSM
を重ね合わせ、接着剤で接着することによつて製
造されるが、接着剤を使用すると接着剤層が、液
状樹脂の含浸を阻害し、ウエツトスルーが低下す
る難点がある。
為、“複合マツト”は、予め製造されたCMとSM
を重ね合わせ、接着剤で接着することによつて製
造されるが、接着剤を使用すると接着剤層が、液
状樹脂の含浸を阻害し、ウエツトスルーが低下す
る難点がある。
接着を行なわず、ニードリングによりCMと
SMを結合する方法も提案されているが、ニード
リングは特別の装置を必要とするだけでなく、ニ
ードリングされた繊維がSM表面に露出し、FRP
表面の平滑性が損われる難点がある。
SMを結合する方法も提案されているが、ニード
リングは特別の装置を必要とするだけでなく、ニ
ードリングされた繊維がSM表面に露出し、FRP
表面の平滑性が損われる難点がある。
本考案は上述のような難点を有しないFRP補
強用として好適なマツトを提供するための研究に
基づく新なる提案である。
強用として好適なマツトを提供するための研究に
基づく新なる提案である。
次に本考案を添付図面に就いて更に具体的に説
明する。
明する。
1は1000m当りの重量100〜200grの硝子繊維束
の切断物3、150〜250gr/m2よりなる第1層、2
は1000m当りの重量250〜400grの硝子繊維束の切
断物4、300〜600gr/m2よりなる第2層である。
硝子繊維束切断物3同志及び硝子繊維束切断物4
同志はポリエステル系、エポキシ系、ポリスチレ
ン系等の結合剤によつて結合され、夫々一体のマ
ツト状物たる第1層及び第2層を形成している。
そして第1層1および第2層2は硝子繊維束切断
物3,4同志を結合する為に硝子繊維束切断物
3,4に付与された上記結合剤そのものによつて
一体に結合されており、第1層、第2層を結合す
るために特別の結合剤又は余分の結合剤は使用さ
れていない。
の切断物3、150〜250gr/m2よりなる第1層、2
は1000m当りの重量250〜400grの硝子繊維束の切
断物4、300〜600gr/m2よりなる第2層である。
硝子繊維束切断物3同志及び硝子繊維束切断物4
同志はポリエステル系、エポキシ系、ポリスチレ
ン系等の結合剤によつて結合され、夫々一体のマ
ツト状物たる第1層及び第2層を形成している。
そして第1層1および第2層2は硝子繊維束切断
物3,4同志を結合する為に硝子繊維束切断物
3,4に付与された上記結合剤そのものによつて
一体に結合されており、第1層、第2層を結合す
るために特別の結合剤又は余分の結合剤は使用さ
れていない。
硝子繊維束はブツシングから引出した硝子繊維
に集束剤を付与して所定本数集束することによつ
て製造されるが、本考案に使用する硝子繊維束と
しては次の仕様のものが適当である。
に集束剤を付与して所定本数集束することによつ
て製造されるが、本考案に使用する硝子繊維束と
しては次の仕様のものが適当である。
(1) 第1層を構成する硝子繊維束
(a) 集束剤の種類
酢ビ系、ポリエステル系、エポキシ系等の
汎用樹脂 (b) 集束剤の付与量 固形分として硝子繊維束に対し 0.2〜0.4wt% (c) 硝子繊維の太さ 9〜13μ (d) 集束本数 45〜60本 (2) 第2層を構成する硝子繊維束 (a) 集束剤の種類 酢ビ系、ポリエステル系、エポキシ系等の
汎用樹脂 (b) 集束剤の付与量 固形分として硝子繊維束に対し 0.2〜0.4wt% (c) 硝子繊維の太さ 9〜13μ (d) 集束本数 85〜150本 本考案硝子繊維製マツトの製造方法を次に説明
する。
汎用樹脂 (b) 集束剤の付与量 固形分として硝子繊維束に対し 0.2〜0.4wt% (c) 硝子繊維の太さ 9〜13μ (d) 集束本数 45〜60本 (2) 第2層を構成する硝子繊維束 (a) 集束剤の種類 酢ビ系、ポリエステル系、エポキシ系等の
汎用樹脂 (b) 集束剤の付与量 固形分として硝子繊維束に対し 0.2〜0.4wt% (c) 硝子繊維の太さ 9〜13μ (d) 集束本数 85〜150本 本考案硝子繊維製マツトの製造方法を次に説明
する。
1000m当りの重量100〜200grの硝子繊維束を
2.5〜20cm、望ましくは5〜10cmの長さに切断
し、この切断物を移動するコンベア上に150〜
250gr/m2の割合で落下堆積せしめて第1層を形
成する。この際、結合剤を硝子繊維束に対し2〜
5wt%、望ましくは3〜4wt%の割合で供給す
る。なお、結合剤としては熱可塑性ポリエステル
バインダー等が適当である。
2.5〜20cm、望ましくは5〜10cmの長さに切断
し、この切断物を移動するコンベア上に150〜
250gr/m2の割合で落下堆積せしめて第1層を形
成する。この際、結合剤を硝子繊維束に対し2〜
5wt%、望ましくは3〜4wt%の割合で供給す
る。なお、結合剤としては熱可塑性ポリエステル
バインダー等が適当である。
第1層上に、1000m当りの重量250〜400grの硝
子繊維束を2.5〜20cm、望ましくは5〜10cmの長
さに切断し、この切断物を移動するコンベア上に
300〜600gr/m2の割合で落下堆積せしめて第2層
を形成する。この際、結合剤を硝子繊維束に対し
2〜5wt%、望ましくは3〜4wt%の割合で供給
する。なお、結合剤としては熱可塑性ポリエステ
ルバインダー等が適当である。
子繊維束を2.5〜20cm、望ましくは5〜10cmの長
さに切断し、この切断物を移動するコンベア上に
300〜600gr/m2の割合で落下堆積せしめて第2層
を形成する。この際、結合剤を硝子繊維束に対し
2〜5wt%、望ましくは3〜4wt%の割合で供給
する。なお、結合剤としては熱可塑性ポリエステ
ルバインダー等が適当である。
第1層、第2層成形後、この両層よりなる複合
物を加熱炉中に送つて加熱し、結合剤を軟化せし
めることにより、硝子繊維束を結合する。
物を加熱炉中に送つて加熱し、結合剤を軟化せし
めることにより、硝子繊維束を結合する。
本考案硝子繊維製マツトは上述のように構成さ
れ、次のような優れた性質を有する。
れ、次のような優れた性質を有する。
(1) 表面は1000m当りの重量の小さい(細い)硝
子繊維束で構成されているので表面の滑らかな
FRPをうることができる。
子繊維束で構成されているので表面の滑らかな
FRPをうることができる。
(2) 本考案硝子繊維製マツトは太い硝子繊維束で
構成されているので、マツトに対する樹脂の含
浸性(ウエツトスルー)は良好である。
構成されているので、マツトに対する樹脂の含
浸性(ウエツトスルー)は良好である。
(3) 第1層、第2層を結合する為の接着層は存在
しないので、樹脂の含浸が阻害されることはな
い。
しないので、樹脂の含浸が阻害されることはな
い。
第1図は本考案硝子繊維製マツトの正面図、第
2図は第2層の一部を取去つた状態を示す平面図
である。 なお、図中1,2は夫々第1層、第2層、3,
4は硝子繊維束の切断物を示す。
2図は第2層の一部を取去つた状態を示す平面図
である。 なお、図中1,2は夫々第1層、第2層、3,
4は硝子繊維束の切断物を示す。
Claims (1)
1000m当りの重量100〜200grの硝子繊維束の短
い切断物よりなる第1層と、1000m当りの重量
250〜400grの硝子繊維束よりなる第2層とを含
み、第1層と第2層を構成する硝子繊維束の量は
夫々150〜250gr/m2、300〜600gr/m2であり、且
つ両層は各層を構成する硝子繊維束同志を結合す
る結合剤で一体に結合されていることを特徴とす
る硝子繊維製マツト。
い切断物よりなる第1層と、1000m当りの重量
250〜400grの硝子繊維束よりなる第2層とを含
み、第1層と第2層を構成する硝子繊維束の量は
夫々150〜250gr/m2、300〜600gr/m2であり、且
つ両層は各層を構成する硝子繊維束同志を結合す
る結合剤で一体に結合されていることを特徴とす
る硝子繊維製マツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054781U JPS587645U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 硝子繊維製マツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054781U JPS587645U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 硝子繊維製マツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS587645U JPS587645U (ja) | 1983-01-18 |
JPS6140528Y2 true JPS6140528Y2 (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=29895230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10054781U Granted JPS587645U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | 硝子繊維製マツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587645U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089200B2 (ja) * | 1989-04-27 | 1996-01-31 | 日本鋼管株式会社 | 繊維強化プラスチックシート及びその製造法 |
EP3363772A1 (de) * | 2017-02-16 | 2018-08-22 | ISOLITE GmbH | Oberflächenmodifizierte glasfaser mit bi-komponenten kern-mantel-struktur |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3246064A (en) * | 1964-12-11 | 1966-04-12 | Ferro Corp | Method of manufacturing a felted fibrous mat |
-
1981
- 1981-07-08 JP JP10054781U patent/JPS587645U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3246064A (en) * | 1964-12-11 | 1966-04-12 | Ferro Corp | Method of manufacturing a felted fibrous mat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS587645U (ja) | 1983-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2748048A (en) | Plastic structural member | |
US2805448A (en) | Method of making composite structural members | |
US2742388A (en) | Reinforced plastic structural member | |
US3350249A (en) | Method of making impregnated plastic rivet reenforced laminated fiber sheets | |
US3163689A (en) | Method of manufacturing plastic panels and apparatus therefor | |
JPS59101359A (ja) | Frp板およびその製造方法 | |
JPS6140528Y2 (ja) | ||
JPH0242041B2 (ja) | ||
JP3608457B2 (ja) | 木質調成形体 | |
JP3742460B2 (ja) | 弯曲化粧パネルの製法 | |
JPS6210113Y2 (ja) | ||
JPS6213793Y2 (ja) | ||
JPS627475Y2 (ja) | ||
JP3087445B2 (ja) | 木質系成形材とその製法 | |
JPS6321592Y2 (ja) | ||
JPS6212591Y2 (ja) | ||
JP3060061U (ja) | 異種エンプラ積層部材 | |
JPS6412205B2 (ja) | ||
JPS584622B2 (ja) | サンドイツチ板およびその製造方法 | |
JPS5888163A (ja) | フイルム被覆繊維補強マグネシアセメントの連続成形方法 | |
JPS60236704A (ja) | 強化木質化粧材の製造方法 | |
JPS5851716A (ja) | ケ−ブル支持具 | |
JPS5855000Y2 (ja) | 化粧合板 | |
JPS58209560A (ja) | 建材用補強合成樹脂成型品 | |
Symons | Composite board |