JPS6211093B2 - - Google Patents
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- JPS6211093B2 JPS6211093B2 JP54078376A JP7837679A JPS6211093B2 JP S6211093 B2 JPS6211093 B2 JP S6211093B2 JP 54078376 A JP54078376 A JP 54078376A JP 7837679 A JP7837679 A JP 7837679A JP S6211093 B2 JPS6211093 B2 JP S6211093B2
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- JP
- Japan
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- yarn
- false twisting
- loops
- twisting
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
本発明は、ループと毛羽を有する新規な紡績糸
様加工糸の製造方法に関するものである。 従来よりスパンライクを指向した毛羽、ルー
プ、捲縮等を有するフイラメント糸の展開には多
岐の提案があり、実用にも供されている。特に空
気などの流体を用いて交絡と同時に毛羽、ループ
を発現せしめるものが数多く紹介されている。し
かしながらこれらの方法に於いては、実撚りで形
成されているスパン糸の集束性と嵩高度を有する
ものは得られていないのが現状である。即ちその
ほとんどが毛羽、ループの発現と同時に且つ、付
加的に交絡を与え糸全体を集束せしめるものであ
り、外観を重視すると交絡が不十分となり編織工
程での張力下で“ばらけ”が生じ支障をきたし易
い。又、交絡集束糸は糸の横方向の力に対して糸
全体が偏平化し易い傾向にあり、編織後の糸形態
に丸味がなくなり、風合的にペーパーライクで実
撚りスパン糸のもつソフトな嵩高感には及ぼす、
高級衣料分野に不適な実状にある。 本発明者らは集束性、嵩高性の高いスパンライ
ク糸の簡易な製造について、研究を重ねた結果、
撹乱流体処理による交絡集束効果と未解撚エアー
仮撚加工による仮撚集束効果とを併用することに
より夫々の単独効果では叶え得られない高度の集
束状態と嵩高性を得ることを見い出し、本発明に
到達したものである。 すなわち本発明は、アセテートフイラメント糸
と、ポリエステルフイラメント糸又はポリアミド
フイラメント糸とを引揃えて超過供給下で撹乱流
体処理することにより、ループ及び交絡集束を生
ぜしめ、次いで同一超過供給域において、エアー
仮撚法にて未解撚仮撚加工することにより前記ル
ープの微小化と集束の強化とを施こすことを特徴
とする特殊加工糸の製法である。 本発明で使用するアセテートフイラメント糸と
しては、酢化度53〜57％のジアセテート糸又は酢
化度60〜62％のトリアセテートのいずれも使用す
ることが可能であるが、特に耐高温性、染色堅牢
性の見地からトリアセテート糸の方が好ましい。 第１図ａは本発明の実施に使用する装置の一例
を示す側面図で、同図において供給糸１と２と
は、フイードロール３で引き揃え給糸され、引取
ロール８との間で超過供給され、撹乱流体処理装
置４によつて該引き揃え糸にループ及び交絡を付
与せしめる。この際、該糸条に対して単繊維切れ
を起さない程度の比較的軽度の流体処理を行なう
ことが肝要であり、これによつて加工時の浮遊単
繊維、所謂フライの発生防止にも効果がある。従
つて、この域に於ける糸条の結絡は不十分なもの
となつている。 引き続いて、同じ超過供給域〔フイードロール
３と引取ロール８との間〕において、仮撚装置７
とセツトヒーター６により仮燃加工を行なうが、
こゝでは未解撚仮撚加工を行なうことが必須要件
である。即ち、この仮撚加工の目的は糸条にバル
ク感を与えることは云うまでもないことである
が、更に前の流体処理にて付与された荒いループ
を細かく緻密にすることと不十分な集束を向上さ
せることにある。 即ち、該撹乱流体処理糸が仮燃加工されること
によりループが細かいものに変化し、同時に熱固
定される。又、前記仮撚加工を未解撚仮撚加工と
することにより、仮撚装置７を通過した後の糸条
は交絡を有しつつ全体的にＳ、Ｚ交互撚状となつ
ている為、従来の熱融着型の連続未解撚糸に比し
嵩高性に富み毛羽、ループを有するＳ、Ｚ交撚撚
集束糸が得られ、又後工程の通過性に於いても開
繊等の支障を生じない。尚、仮撚加工で形成され
た微細なループが一部は単繊維切れを起し毛羽と
なるが、大部分はそのまま保持され、糸全体とし
ては細かなループを主とする加工糸が得られる。 第２図は本発明の方法によつて形成される糸条
の構成を示した側面図であり、ａは撹乱流体処理
後の糸条を示し、ループが大きく、交絡も不十分
なものである。ｂは加撚域に於ける糸条を示し、
強撚によりループが緻密化した状態を呈してお
り、ｃは仮撚装置を通過した糸条の形状を示した
ものであり、加撚域で緻密化されたループがその
形態を保持し、成体的には交絡集束に、Ｓ、Ｚ交
互撚による集束を加味した構造が達成されてい
る。 本発明に用いる撹乱流体処理装置４はループ及
び結絡を与える機能を有することが必要とされる
が、前述の如くループ、交絡ともに軽度の処理条
件を要件とするものであり、撹乱流体処理装置４
は特に限定されず比較的簡略な装置により、目的
をかなえることが出来る。 又、未解撚仮撚を行なう際には従来より周知の
如く低加工張力、高撚数、高加工温度等の加工条
件下で行なわれているが、本発明では形成糸条の
風合をソフトにする為及びアセテート繊維の如く
低強力繊維を用いる為に加工張力を低く設定する
ことを主たる要件として条件設定することが必要
である。 本発明に於ける仮撚装置として、エアー仮撚方
式を用いることが極めて有効であり、上述の要件
を満足すると共に、加工の安定性向上と工程の簡
略化も可能となる。更に詳しく言及するに現在広
く行なわれているスピンドル仮燃方式では通常ス
ピナーペグに糸条を巻きつけて走行させる為にス
ピンドル部での摩擦抵抗が大きくスピンドル通過
後の張力は、スピンドル前の張力の２〜３倍に及
ぶと同時にループヤーンの如き糸斑の著しい糸条
はスピナーペグを通過の際にループが巻きこま
れ、加工安定性が低下するに対し、エアー仮ヨリ
方式を採用すると、スピナーペグに巻きつける必
要がなくなる為加工の安定性は良好であり、又摩
擦抵抗体としてのスピナーペグに相当するものが
ない為、加撚体前後での張力格差が少なく、その
結果ワーキングレンジ（条件設定範囲）を広く確
保出来る等、末解撚加工を行なうに適したユニツ
トであり、更に重要な特徴はエアー仮撚方式がス
ピンドル仮撚方式に比して低張力での加工に適し
ている為、撹乱流体処理と同一の超過供給域で仮
撚加工することができることである。即ち、撹乱
流体処理領域では超過供給を行なつている為、走
行糸の張力は非常に低く、これを連続して同じ領
域内で仮撚加工を実施するには、低張力下に於い
ても安定に加工出来るものでなければならず、通
常のスピンドル仮撚では、ヒーター出口から仮撚
装置間のバルーニングの増大により糸切れを生じ
てしまうのに対しエアー仮撚を採用すれば糸切れ
を回避し安定な加工が可能となる。 第１図のｂとｃとは本発明の実施に使用する装
置の他の例を示す側面図で、ｂは本方法による加
工糸の残留トルクを消す為に２ヒーター型の仮撚
加工機へ応用した例を示し、ｃは追撚により残留
トルクを消去する具体例として撚糸機を応用した
例である。 以上に説明した通り、本発明の方法は粗なルー
プ、粗な交絡を与えた後に同じ領域でループの緻
密化と高度の集束性を与えることに特徴があり、
これによつて装置が極めて簡略化されると共にワ
ーキングレンヂを広く確保出来るという格別の効
果を奏するものである。又、アセテート繊維とポ
リエステル繊維を引き揃えて本発明による加工を
行なえぱ、撹乱流体処理で生じたループのうちポ
リエステルが収縮し一見壁撚り状ではあるものの
アセテートが糸条内部まで引きづりこまれ芯部は
アセテート繊維とポリエステルとが交絡しあつて
存在し、周辺部にアセテート繊維がループ又は毛
羽をなした糸構造を呈する為、アセテートの良好
な発色性が発揮され、光沢に富むと共にポリエス
テル糸の強靭な特長が活かされて好的なスパンラ
イク糸が得られる。 本発明で得られた加工糸の上記特徴は強撚調織
物、ジヤージー並びにトリコツト等の布帛に於い
て外衣用、とり分け婦人用アウターウエアー分野
に好的な外観と風合を発揮するものであり、フア
ツシヨン素材としての意義価値は極めて大であ
る。 以下、本発明を実施例にて更に具体的に説明す
る。 実施例 １ 第１図ａに示した装置を用い120d／33fのトリ
アセテートと30d／12fのポリエステル糸を引き揃
えて供糸し第１表に示した種々の条件下に於いて
本発明の特殊仮撚加工を行なつた。
様加工糸の製造方法に関するものである。 従来よりスパンライクを指向した毛羽、ルー
プ、捲縮等を有するフイラメント糸の展開には多
岐の提案があり、実用にも供されている。特に空
気などの流体を用いて交絡と同時に毛羽、ループ
を発現せしめるものが数多く紹介されている。し
かしながらこれらの方法に於いては、実撚りで形
成されているスパン糸の集束性と嵩高度を有する
ものは得られていないのが現状である。即ちその
ほとんどが毛羽、ループの発現と同時に且つ、付
加的に交絡を与え糸全体を集束せしめるものであ
り、外観を重視すると交絡が不十分となり編織工
程での張力下で“ばらけ”が生じ支障をきたし易
い。又、交絡集束糸は糸の横方向の力に対して糸
全体が偏平化し易い傾向にあり、編織後の糸形態
に丸味がなくなり、風合的にペーパーライクで実
撚りスパン糸のもつソフトな嵩高感には及ぼす、
高級衣料分野に不適な実状にある。 本発明者らは集束性、嵩高性の高いスパンライ
ク糸の簡易な製造について、研究を重ねた結果、
撹乱流体処理による交絡集束効果と未解撚エアー
仮撚加工による仮撚集束効果とを併用することに
より夫々の単独効果では叶え得られない高度の集
束状態と嵩高性を得ることを見い出し、本発明に
到達したものである。 すなわち本発明は、アセテートフイラメント糸
と、ポリエステルフイラメント糸又はポリアミド
フイラメント糸とを引揃えて超過供給下で撹乱流
体処理することにより、ループ及び交絡集束を生
ぜしめ、次いで同一超過供給域において、エアー
仮撚法にて未解撚仮撚加工することにより前記ル
ープの微小化と集束の強化とを施こすことを特徴
とする特殊加工糸の製法である。 本発明で使用するアセテートフイラメント糸と
しては、酢化度53〜57％のジアセテート糸又は酢
化度60〜62％のトリアセテートのいずれも使用す
ることが可能であるが、特に耐高温性、染色堅牢
性の見地からトリアセテート糸の方が好ましい。 第１図ａは本発明の実施に使用する装置の一例
を示す側面図で、同図において供給糸１と２と
は、フイードロール３で引き揃え給糸され、引取
ロール８との間で超過供給され、撹乱流体処理装
置４によつて該引き揃え糸にループ及び交絡を付
与せしめる。この際、該糸条に対して単繊維切れ
を起さない程度の比較的軽度の流体処理を行なう
ことが肝要であり、これによつて加工時の浮遊単
繊維、所謂フライの発生防止にも効果がある。従
つて、この域に於ける糸条の結絡は不十分なもの
となつている。 引き続いて、同じ超過供給域〔フイードロール
３と引取ロール８との間〕において、仮撚装置７
とセツトヒーター６により仮燃加工を行なうが、
こゝでは未解撚仮撚加工を行なうことが必須要件
である。即ち、この仮撚加工の目的は糸条にバル
ク感を与えることは云うまでもないことである
が、更に前の流体処理にて付与された荒いループ
を細かく緻密にすることと不十分な集束を向上さ
せることにある。 即ち、該撹乱流体処理糸が仮燃加工されること
によりループが細かいものに変化し、同時に熱固
定される。又、前記仮撚加工を未解撚仮撚加工と
することにより、仮撚装置７を通過した後の糸条
は交絡を有しつつ全体的にＳ、Ｚ交互撚状となつ
ている為、従来の熱融着型の連続未解撚糸に比し
嵩高性に富み毛羽、ループを有するＳ、Ｚ交撚撚
集束糸が得られ、又後工程の通過性に於いても開
繊等の支障を生じない。尚、仮撚加工で形成され
た微細なループが一部は単繊維切れを起し毛羽と
なるが、大部分はそのまま保持され、糸全体とし
ては細かなループを主とする加工糸が得られる。 第２図は本発明の方法によつて形成される糸条
の構成を示した側面図であり、ａは撹乱流体処理
後の糸条を示し、ループが大きく、交絡も不十分
なものである。ｂは加撚域に於ける糸条を示し、
強撚によりループが緻密化した状態を呈してお
り、ｃは仮撚装置を通過した糸条の形状を示した
ものであり、加撚域で緻密化されたループがその
形態を保持し、成体的には交絡集束に、Ｓ、Ｚ交
互撚による集束を加味した構造が達成されてい
る。 本発明に用いる撹乱流体処理装置４はループ及
び結絡を与える機能を有することが必要とされる
が、前述の如くループ、交絡ともに軽度の処理条
件を要件とするものであり、撹乱流体処理装置４
は特に限定されず比較的簡略な装置により、目的
をかなえることが出来る。 又、未解撚仮撚を行なう際には従来より周知の
如く低加工張力、高撚数、高加工温度等の加工条
件下で行なわれているが、本発明では形成糸条の
風合をソフトにする為及びアセテート繊維の如く
低強力繊維を用いる為に加工張力を低く設定する
ことを主たる要件として条件設定することが必要
である。 本発明に於ける仮撚装置として、エアー仮撚方
式を用いることが極めて有効であり、上述の要件
を満足すると共に、加工の安定性向上と工程の簡
略化も可能となる。更に詳しく言及するに現在広
く行なわれているスピンドル仮燃方式では通常ス
ピナーペグに糸条を巻きつけて走行させる為にス
ピンドル部での摩擦抵抗が大きくスピンドル通過
後の張力は、スピンドル前の張力の２〜３倍に及
ぶと同時にループヤーンの如き糸斑の著しい糸条
はスピナーペグを通過の際にループが巻きこま
れ、加工安定性が低下するに対し、エアー仮ヨリ
方式を採用すると、スピナーペグに巻きつける必
要がなくなる為加工の安定性は良好であり、又摩
擦抵抗体としてのスピナーペグに相当するものが
ない為、加撚体前後での張力格差が少なく、その
結果ワーキングレンジ（条件設定範囲）を広く確
保出来る等、末解撚加工を行なうに適したユニツ
トであり、更に重要な特徴はエアー仮撚方式がス
ピンドル仮撚方式に比して低張力での加工に適し
ている為、撹乱流体処理と同一の超過供給域で仮
撚加工することができることである。即ち、撹乱
流体処理領域では超過供給を行なつている為、走
行糸の張力は非常に低く、これを連続して同じ領
域内で仮撚加工を実施するには、低張力下に於い
ても安定に加工出来るものでなければならず、通
常のスピンドル仮撚では、ヒーター出口から仮撚
装置間のバルーニングの増大により糸切れを生じ
てしまうのに対しエアー仮撚を採用すれば糸切れ
を回避し安定な加工が可能となる。 第１図のｂとｃとは本発明の実施に使用する装
置の他の例を示す側面図で、ｂは本方法による加
工糸の残留トルクを消す為に２ヒーター型の仮撚
加工機へ応用した例を示し、ｃは追撚により残留
トルクを消去する具体例として撚糸機を応用した
例である。 以上に説明した通り、本発明の方法は粗なルー
プ、粗な交絡を与えた後に同じ領域でループの緻
密化と高度の集束性を与えることに特徴があり、
これによつて装置が極めて簡略化されると共にワ
ーキングレンヂを広く確保出来るという格別の効
果を奏するものである。又、アセテート繊維とポ
リエステル繊維を引き揃えて本発明による加工を
行なえぱ、撹乱流体処理で生じたループのうちポ
リエステルが収縮し一見壁撚り状ではあるものの
アセテートが糸条内部まで引きづりこまれ芯部は
アセテート繊維とポリエステルとが交絡しあつて
存在し、周辺部にアセテート繊維がループ又は毛
羽をなした糸構造を呈する為、アセテートの良好
な発色性が発揮され、光沢に富むと共にポリエス
テル糸の強靭な特長が活かされて好的なスパンラ
イク糸が得られる。 本発明で得られた加工糸の上記特徴は強撚調織
物、ジヤージー並びにトリコツト等の布帛に於い
て外衣用、とり分け婦人用アウターウエアー分野
に好的な外観と風合を発揮するものであり、フア
ツシヨン素材としての意義価値は極めて大であ
る。 以下、本発明を実施例にて更に具体的に説明す
る。 実施例 １ 第１図ａに示した装置を用い120d／33fのトリ
アセテートと30d／12fのポリエステル糸を引き揃
えて供糸し第１表に示した種々の条件下に於いて
本発明の特殊仮撚加工を行なつた。
【表】
その結果エアー仮撚と撹乱流体処理を同一超過
供給域で行なつた場合にはオーバーフイード率
（O.F率）は＋10〜＋25％、撹乱流体エアー圧力
は３Kg／cm3まで、仮撚エアー圧力は0.2〜0.8Kg／
cm2までの広い間で加工が可能であることが確認さ
れ、加工張力も仮燃前後の張力（T1／T2）が（１
〜２）ｇ／（1.5〜2.5）ｇと極めて低いレベルで
安定加工可能であつた。 又、得られた糸性状については全体的に緻密な
ループを主体とし、集束性良好な加工糸であり、
その他加工時フライ発生が少ない点で、OF率＋
20％、撹乱流体エアー圧2.0Kg／cm2、仮撚エアー
圧0.5Kg／cm3での加工糸が良好であり、その主な
糸特性を第２表に示した。 この糸を18Gの丸編機で天竺組織にて編成した
ところ、毛羽、ループに起因するスパン糸調風合
と、交互撚に起因するシヤリ味並びにドレープ性
とを備えた特有の布帛が得られた。
供給域で行なつた場合にはオーバーフイード率
（O.F率）は＋10〜＋25％、撹乱流体エアー圧力
は３Kg／cm3まで、仮撚エアー圧力は0.2〜0.8Kg／
cm2までの広い間で加工が可能であることが確認さ
れ、加工張力も仮燃前後の張力（T1／T2）が（１
〜２）ｇ／（1.5〜2.5）ｇと極めて低いレベルで
安定加工可能であつた。 又、得られた糸性状については全体的に緻密な
ループを主体とし、集束性良好な加工糸であり、
その他加工時フライ発生が少ない点で、OF率＋
20％、撹乱流体エアー圧2.0Kg／cm2、仮撚エアー
圧0.5Kg／cm3での加工糸が良好であり、その主な
糸特性を第２表に示した。 この糸を18Gの丸編機で天竺組織にて編成した
ところ、毛羽、ループに起因するスパン糸調風合
と、交互撚に起因するシヤリ味並びにドレープ性
とを備えた特有の布帛が得られた。
【表】
実施例 ２
次の条件下に於いて４品種の加工を実施し、
22G天竺にて編成し、ジヤージー製品化を行なつ
た。 加工条件 (1) 加工装置：第１図ｂ (2) 加工条件：糸速：100ｍ／分、 OF率：＋20／−0.3／−0.7％ ヒーター温度：200／210℃ 撹乱処理エアー圧：2.0Kg／cm3 仮撚エアー圧：0.45Kg／cm3 加工品種 (1) トリアセ120d×55f×ポリエステル30d／16f (2) 〃 120d／33f× 〃 (3) 〃 60d／30f× 〃 20d／12f ※（但し、品種(3)については編成時に２本引揃
えにて実施） この結果を第３表に示す。製品性についてはい
ずれも、布帛全体としてボリユーム感を有し、ト
リアセテート特有のドライな感触としつかりした
手持ち感を与えている。
22G天竺にて編成し、ジヤージー製品化を行なつ
た。 加工条件 (1) 加工装置：第１図ｂ (2) 加工条件：糸速：100ｍ／分、 OF率：＋20／−0.3／−0.7％ ヒーター温度：200／210℃ 撹乱処理エアー圧：2.0Kg／cm3 仮撚エアー圧：0.45Kg／cm3 加工品種 (1) トリアセ120d×55f×ポリエステル30d／16f (2) 〃 120d／33f× 〃 (3) 〃 60d／30f× 〃 20d／12f ※（但し、品種(3)については編成時に２本引揃
えにて実施） この結果を第３表に示す。製品性についてはい
ずれも、布帛全体としてボリユーム感を有し、ト
リアセテート特有のドライな感触としつかりした
手持ち感を与えている。
第１図ａ，ｂ，ｃは本発明の実施に使用する装
置の各種例を示す側面図、第２図ａ，ｂ，ｃは本
発明にて形成される特殊加工糸の各段階における
糸の側面図であり、第１図及び第２図において、
１，２は供給糸、３はフイードロール、４は撹乱
流体処理装置、６はヒータ、７は仮撚装置、８は
引取ロール、９はパツケージ、１０は第２ヒー
タ、１１は第２引取ロールである。
置の各種例を示す側面図、第２図ａ，ｂ，ｃは本
発明にて形成される特殊加工糸の各段階における
糸の側面図であり、第１図及び第２図において、
１，２は供給糸、３はフイードロール、４は撹乱
流体処理装置、６はヒータ、７は仮撚装置、８は
引取ロール、９はパツケージ、１０は第２ヒー
タ、１１は第２引取ロールである。
Claims (1)
- １ アセテートフイラメント糸と、ポリエステル
フイラメント糸又はポリアミドフイラメント糸と
を引揃えて超過供給下で撹乱流体処理することに
よりループ及び交絡集束を生ぜしめ、次いで同一
超過供給域においてエアー仮撚法にて未解撚仮撚
加工することにより、前記ループの微小化と集束
の強化とを施こすことを特徴とする特殊加工糸の
製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7837679A JPS564728A (en) | 1979-06-21 | 1979-06-21 | Special processed yarn and production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7837679A JPS564728A (en) | 1979-06-21 | 1979-06-21 | Special processed yarn and production thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS564728A JPS564728A (en) | 1981-01-19 |
| JPS6211093B2 true JPS6211093B2 (ja) | 1987-03-10 |
Family
ID=13660291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7837679A Granted JPS564728A (en) | 1979-06-21 | 1979-06-21 | Special processed yarn and production thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS564728A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS584838A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-12 | 三菱レイヨン株式会社 | 麻調紡績糸様糸 |
| JPS59216941A (ja) * | 1983-05-25 | 1984-12-07 | ユニチカ株式会社 | 紡績糸様意匠糸の製造方法 |
| JP5183179B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2013-04-17 | 三菱レイヨン株式会社 | 複合加工糸の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5146180A (en) * | 1974-08-23 | 1976-04-20 | Bayer Ag | Reezaakosanrannyoru tabunsankeino ryudobunsekihoho oyobisochi |
| JPS5427043A (en) * | 1977-07-29 | 1979-03-01 | Teijin Ltd | Production of bulky crimped wool and feather yarn |
-
1979
- 1979-06-21 JP JP7837679A patent/JPS564728A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5146180A (en) * | 1974-08-23 | 1976-04-20 | Bayer Ag | Reezaakosanrannyoru tabunsankeino ryudobunsekihoho oyobisochi |
| JPS5427043A (en) * | 1977-07-29 | 1979-03-01 | Teijin Ltd | Production of bulky crimped wool and feather yarn |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS564728A (en) | 1981-01-19 |
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