JPS6197412A - 炭素繊維用ピッチのための紡糸口金 - Google Patents

炭素繊維用ピッチのための紡糸口金

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JPS6197412A
JPS6197412A JP21269484A JP21269484A JPS6197412A JP S6197412 A JPS6197412 A JP S6197412A JP 21269484 A JP21269484 A JP 21269484A JP 21269484 A JP21269484 A JP 21269484A JP S6197412 A JPS6197412 A JP S6197412A
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JP
Japan
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pitch
spinneret
spinning
spinning nozzle
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP21269484A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Uenoyama
上野山 良雄
Takayuki Izumi
泉 孝幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭素繊維用ピッチの溶融紡糸に使用される紡
糸口金に関するものであり、特に光学的異方性ピッチの
紡糸に好適に使用することのできる紡糸口金に関するも
のである。
従来の技術 従来、ピッチ系炭素繊維を製造するべく炭素繊維用ピッ
チを紡糸するに際しては1例えば第4図に図示されるよ
うに、ノズルプレート2に複数の紡糸ノズル(d+ :
 0.15〜030 r171及びH:1.2珊)4を
円周方向に1列又は同中心にて複数列形成した紡糸口金
1を利用し、紡糸ノズル4に溶融したピッチを加圧下に
挿入することによって炭素繊維用ピッチの紡糸が行なわ
れていた。
斯る紡糸口金1は1図示されろように、単にノズルプレ
ート2にドリル又は電子ビームにて紡糸ノズル4.及び
所望に応じ任意の形状とされるピッチ溜り部6が穿設さ
れて構成されるに過ぎなかった。
一方、ピッチ系炭素繊維のような高温溶融紡糸において
は、紡糸ノズル4の紡出口4aから及び該防糸ノズル4
を介して紡糸された紡糸後のピッチ繊維糸条から揮発性
低分子の気体1例えば油煙(重質油分)等が発生し、紡
糸ノズル紡出口4a周辺の紡糸口金表面2aに付着し、
紡糸口金2を汚損する。所謂「語れ現象」が見られた。
このような藺れ現象が発生すると、紡糸された糸条の糸
揺れが起り、各糸間の融着、デニール斑又最悪の嚇合に
は糸切れの原因ともなり、長期間の安定した紡糸を不可
能とした。
毎 従来、浴融紡iにおける上記の如き濡れ現象を防止する
ために紡糸口金内側の気体を吸引排気する方法とか、紡
糸口金表面へと強制的に冷却用気体を吹付ける方法とか
が提案されている。しかしながら、ピッチ系炭素数′准
の紡糸のような高温溶融防糸においては上記の如き従来
方法によると却って安定した紡糸を行なうことができな
いことが分った。
一方、炭素繊餠゛を得るためには、ピッチ繊維を高温で
紡糸する必要がある。しかし紡糸口金表面からの熱放散
はピッチ繊維の紡糸に伴う気流の流れ(IfIL伴流)
により大となり紡糸口金から出でくるピッチの温度を下
げてしまう。このため最適なピッチ繊維の紡糸温度を得
るためKはどうしても口金パック内のピッチ温度を必要
以上に加熱させなければならなかった。しかしながら、
ピッチ温度の憎大は、場合によってはピッチの変質や発
泡現象を誘発′fること罠もなり、紡糸可能な温度範囲
を狭くし、且つ安定した紡糸が困難となった。
発明の目的 従って5本発明の主たる目的は、紡糸口金の「儒れ現象
」つまり紡糸口金面の特に紡糸ノズル周辺の汚損を防止
し、紡糸口金内側のピッチ温度と、紡糸口金表面のピッ
チ温度差を少なくし、最適のピッチ繊維を提供し、且つ
長期の安定した炭素繊維用ピッチの紡糸を行なうことの
できる紡糸口金を提供fることである、 本発明の他の目的は、構造が簡単で且つ効率の本発明者
等は、上記の如き従来の紡糸口金の持つ欠点に鑑み、数
多くの研究及び実験を繰り返した結果、紡糸口金の紡糸
ノズル紡出口周辺部に環状凹所な形成fろことによって
、上記諸口的を完全に達成し得ろこと、即ち、「濡れ現
象」を防止し、糸揺れ、糸間の融着、デニール斑をなく
シ。
炭素繊維を得ろための最適のピッチ繊維を長期間にわた
って安定して紡糸し得ることを見出した。
本発明は斯る新規な知見に基いてなされたものである。
本発明を要約すると1本発明は、炭素繊維用ピッチを紡
糸するための紡糸ノズルが設けられた紡糸口金において
、紡糸ノズルの紡出口周辺に凹所な設けたことを特徴と
する炭素繊維用ピッチのための紡糸口金である。
本発明の一実施態様によると、凹所は紡糸ノズルの周辺
に環状に形成され、又他の実施態様によると、紡糸ノズ
ルは中空パイプで形成される。
実施例 実施例1 次に1本発明に係る紡糸口金を図面に則して更に詳しく
説明する。
第1図を参照すると1本発明に係る紡糸口金の一実施態
様が図示される。紡糸口金1は、一般には20 mm程
度の厚さを有したステンレス鋼板(SUS316又は6
30)にて作製されるノズルプレート2に、紡糸ノズル
4及び該紡糸ノズル4に連接してピッチ溜り部6が形成
されて構成される。本発明においては更に、紡糸ノズル
4の紡出口4aの周辺に空所8が設けられる。該実施態
様において。
空所8は紡糸ノズル紡出口4aの周辺のノズルプレート
2を環状に穿つことによって形成される。
該環状凹所8の形状は任意とすることができるが。
−例を掲げれば、 d+ : O1〜0.3 mm (
例えば0.2mr )。
d2:0.3〜0.6mm (例えば0.4 mm )
、 w : 0.8 mm。
h:0.5〜1、OynmC例えば0.8mm ) 、
 H: 3.Ommとされる。
実施例2及び3 第2図及び第3図は、紡糸ノズル4がステンレス製のパ
イプ10にて形成された実施態様を示す。
このように紡糸ノズル4を中空パイプ10で形成した」
易合には、中空パイプ10の紡出口1lIII端部10
a’!Br、ノズルプレート20表面より1例えばh=
0.5〜1.0m711程度突出せしめることによって
本発明が具現化されるしく第2図)、又中空パイプ10
の紡出口側端部10aの周辺のノズルプレート2をw 
= 0.8 mm及びh = 0.5〜LOmrnにて
環状に穿ち、環状凹所8を形成することによって本発明
を具体化することもできる(第3図)。
中空パイプ10は、一般には0.1〜0.3開の孔径(
d、)、o、:3〜0.6間の外径(d2)及びH=3
.Orrrm Kてノズルプレート2の下孔に焼嵌め、
カシメ又はロー付は等により嵌着される。又中空パイプ
10の入口側、即ち、ピッチ溜り部6との連接部分は、
図示の如くわずかに拡開するよう構成してもよい、 上記第1図〜第3図(実施例1〜3)及び第4図(比較
例)に示す紡糸口金を使用して、実質的に100係の光
学的異方性相から成るピッチを紡糸した。その時の、紡
糸口金1の具体的寸法は表1に又、紡糸機は第5図に概
略示される。
実験に用いた紡糸機100について簡単に説明すると、
紡糸機100は、加熱シリンダ102とピストン104
とを具備し、加熱シリンダ102の底面側に紡糸口金1
が配置された。紡糸口金1は口金押え108及びボルト
110によって加熱シリンダ102に脱着自在に固着さ
れた。又、加熱シリンダ102には、該シリンダ102
0側部に設けられたピッチ供給管106より溶融ピッチ
Pが供給される構成とされた。
ピッチの紡糸に当り、溶融したピッチPが供給管106
より加熱シリンダ102内に装入され、ピストン104
により加圧された。ピッチPは紡糸口金1の紡糸ノズル
4より紡糸され1巻取ロール112により巻取られたう 更に、紡糸後の糸条が風等により糸揺れを起さないよう
に、紡糸後の糸条を囲包して風防ガラス筒114が配置
された。
この実験で用いたピッチの軟化点は258°Gであり、
該ピッチを約330℃で溶融し、ピッチ供給管106よ
り加熱シリンダ102内に供給した。パルプを閉じてピ
ストンを一定速度で押下げ、ノズルから流下するピッチ
糸を毎分500mで巻き取って長時間紡糸テストを行っ
た、紡糸ピッチ温度はノズル直−ヒで330℃に制御し
、ピッチの押出し速さは毎分0.08 gr、で、ノズ
ルプレートを変えて経時ごとのノズル開口部周辺の変化
と糸切れ頻度を観察した。結果を表1に示す。同じく、
紡糸温度について比較するため同一ピッチで330℃か
ら徐々にピッチ温度を下げて行き紡糸可能温度をチェッ
クした結果は表1の通りである。
以下余白 表1 表1から1本発明に係る紡糸口金を使用すると糸切頻度
が従来に比し、大幅に低減され、特に実施例3(第3図
)の構造が好適であることが分る。
発明の効果 以上の如くに構成される本発明に係る紡糸口金は、濡れ
現象を防止し、糸揺れ、糸間の融着、デニール斑をなり
シ、長期間にわたって糸切れのない安定した紡糸を行な
うことができ、更にピッチ繊維の町紡糸範囲が広くなり
、炭素繊維に必要な遣適のピッチ繊維を紡糸することが
可能となった。
又1本発明に係る紡糸口金は構造が簡単であり。
製造も容易で、マルチフィラメント用の紡糸口金をも比
較的簡単に製作し得るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は1本発明に係る紡糸口金の部分断面
図である。 第4図は、従来の紡糸口金の部分断面図である、第5図
は、実験に用いた紡糸機の概略断面図である、 1:紡糸口金 2:ノズルプレート 4:紡糸ノズル 6:ピツチ溜り部 8:凹所 10:中空パイプ 第4図 4a  4     2a 第5図 104 ”’

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)炭素繊維用ピッチを紡糸するための紡糸ノズルが設
    けられた紡糸口金において、紡糸ノズルの紡出口周辺に
    凹所を設けたことを特徴とする炭素繊維用ピッチのため
    の紡糸口金。 2)凹所は紡糸ノズルの周辺に環状に形成されて成る特
    許請求の範囲第1項記載の紡糸口金。 3)紡糸ノズルは中空パイプで構成されて成る特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の紡糸口金。
JP21269484A 1984-10-12 1984-10-12 炭素繊維用ピッチのための紡糸口金 Pending JPS6197412A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030058376A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 주식회사 효성 합성섬유 방사용 방사구금
WO2020090494A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 中空糸膜紡糸口金および中空糸膜の製造方法

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KR20030058376A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 주식회사 효성 합성섬유 방사용 방사구금
WO2020090494A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 中空糸膜紡糸口金および中空糸膜の製造方法
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