JPS617108A - 物品保管装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、生産工場あるいは、配送センタなどにおいて
、物品の入出庫頻度の高い場合に好適な、物品保管装置
に関する。

〔発明の背景〕

生産工場あるいは配送センタなどにおいて、計算機によ
って制御される自動入出庫機能を備えた保管庫が用いら
れる。このような保管庫としては、（１）物品の入出庫
作業の高速化、（２）物品保管庫の設置面積の縮小、を
実現することを狙った、ループ状の保管棚を設け、更に
それらを多段にしているものが市販されている。

この保管庫における物品の出庫は、次の手順で行なわれ
る。

（１）出庫要求されている物品を、その物品が保管され
ている段の出庫口まで、ループ保管棚を旋回させ、移動
させる。

（２）各段の出庫口にそって走行するように設置されて
いる出庫用の昇降機（次工程への運搬用コンベアとの接
続装置）を、要求物品が保管されている段の出庫口まで
移動させる。

（３）昇降機に要求物品を載せる。

（４）昇降機を利用して、次工程への運搬用コンベアま
で、要求物品を運ぶ。

ここで、入庫用、出庫用の昇降機は、別々に設ける場合
と兼用する場合とがある。以下では、昇降機は、入庫、
出庫用に別々に設けるとして説明する。従って、入庫口
、出庫口も別々にあることになる。以下の議論は、入出
庫兼用の昇降機を設ける場合にも同様に成り立つ。

以上、述べたような手順による物品保管装置においては
、通常、ループ状保管棚の旋回速度は昇降機の移動速度
に比べ、低速である場合が多い。

そのため、出庫時には、出庫口に物品が到着するまで、
昇降機がそこに待たされてしまうことが生じる。また、
入庫時の場合にも同様に、物品の保管場所が入庫口に到
着するまで、昇降機は待たされてしまう。このような問
題を解決するために、従来の物品保管装置では、次のよ
うな対策が実施されている。

（１）出庫口への物品の到着所要時間を短縮するために
、出庫口を複数個設ける。

（２）ループ状保管棚を各段ごとに独立に旋回させ、出
庫物品を保管場所から出庫口まで、事前に移動させてお
く。

しかし、上記（１）　（２）の対策には、それぞれ次の
ような短所がある。

（１）出庫口から物品を取り出す昇降機が、複数台必要
になるため、物品保管装置の価格が従来装置に比して高
い。

（２）出庫口までの物品の移動に時間のかかる場合が多
い。なぜならば、保管庫から出庫する物品は、次の理由
により、出庫順に保管しておくことができないからであ
る。

（ａ）物品が保管庫に入庫される時点に、それら物品の
出庫順序が決まっていない場合が多い。

（ｂ）保管庫には、随時要求された物品が入庫するため
、出荷順序の最適化だけを考えた保管方法は困難である
。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、物品保管装置における′入出庫作業の
高速化′を狙った、物品保管装置を提供することにある
。

〔発明の概要〕

従来の物品保管装置では、ループ状保管棚の外側に、入
出庫口１ケに対し、昇降機１台を設置し、物品の入出庫
を行なっていた。この装置によると、例えば、ループ状
保管棚の２ケ所に出庫口が設けられている場合には、最
悪でも１／４周、平均的には】７８周、保管棚を旋回さ
せれば、物品が出庫口に到着することになる。この時、
出庫口の昇降機は計２台必要となる。

本発明では、昇降機台数を増さずに、上記の例と同等の
能力を確保するために、入出庫用の昇降機をループ状保
管棚のループ内に設けることを考案した。これにより、
１台の昇降機で複数箇所の入出庫口から物品の出し入れ
をすることを実現する。このような構成をとることによ
って、物品保管装置が安価となり、更に入出庫作業の高
速化をも実現することができる。

〔発明の実施例〕

以下、実施例により、本発明の詳細な説明する。

本発明を用いた物品保管装置に一例を第１図に示す。図
中において、（ａ）は平面図、（ｂ）は立面図、（ｃ）
は側面図であり、１０１はループ状保管棚、１０２は物
品出庫用昇降機、］０３は物品押出し装置、１０４は物
品入庫用昇降機である。

次に、この装置を用いた物品の出庫作業について述べる
。ここでのハード構成を第２図に示す。

図中において、２０１は物品保管装置、２０２は電子計
算機、２０３は入出庫物品の管理用テーブルを格納する
記憶装置、２０４は物品保管庫用コントローラ、２０５
は入庫物品運搬用コンベア、２０６は出庫物品運搬用コ
ンベア、２０７は運搬用コンベアのコントローラである
□。まず、保管されている物品に出庫要求が出た場合に
は、次の６つの各ステップを電子計算機により、処理・
制、御し、出庫作業を行う。なお、物品の入庫は随時、
行なわれるものとする。

〈ステップ１〉 出庫要求された物品の保管位置データを、外部記憶装置
に登録されている入庫品管理テーブル（例えば第４図ａ
）から、取り出す。

〈ステップ２〉 出庫口へ物品を移動させる。具体的には、次の手順で行
う。

（１）保管場所から最寄りの出庫口までの距離ｄを次式
により算出する（第３図参照）。

ｄ＝　−〇−ｍ ｄ＝ｍ−−〇 但し、ｍ：入庫口からの距離（ステップ１により既知） Ｑ：ループ状保管棚のループ表 （２）上記（１）で求めたｄだけ、保管棚を旋回させ、
出庫口まで物品を移動させる。ここで、保管棚の旋回方
向は、次のようにして決める。

右回り・・入庫品管理テーブルの旋回方向が左回りの場
合。

左回り・・・入庫品管理テーブルの旋回方向が右回りの
場合。

〈ステップ３〉 出庫要求された物品が保管されている段のところに、昇
１ｍ機を移動させる。なお、本ステップは、ステップ２
と平行しながら実行する。

〈ステップ４〉 出庫物品押出し装置により、出庫物品を昇降機に載せる
。その際、出庫品管理テーブル（例えば第４図ｂ）に、
出庫品が保管７．されていた位置情報等を登録する。

くステップ５〉 昇降機により、出庫物品を下まで降ろす。

くステップ６〉 出庫物品押出し装置により、運搬コンベア上に出庫物品
を送り出す。

以上のステップを出庫要求のなくなるまで繰り返す・ 〔発明の効果〕 本発明によれば１次の効果がある。

（１）入出庫用の昇降機が１台ですむため、安価な・物
品保管装置となる。

（２）ループ状保管棚の複数箇所で、物品の入出庫を可
能としているため、入出庫作業が更に高速となる。例え
ば、ｎヶの入出庫口をループ状保管棚に設けた場合、出
庫要求されている物品が出庫口へ到着するのに要する時
間、あるいは、物品の保管場所が入庫口に到着するのに
要する時間は、従来要していた時間（ループ状保管棚が
半周するのに要する時間）の、１／４ｎ（平均）、最悪
でも１　／　２　ｎにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂ、ｃは本発明の実施例になる物品保管装置
の三面図、第２図は入出庫作業時のハードウェア構成図
、第３図ａ、ｂは出庫口までの移動距離の算出説明図、
第４図ａは入庫品管理テーブル、同図すは出庫品管理テ
ーブルである。 １０１・・・ループ状保管棚、１０２・・・物品出庫用
昇第　　１　　図 （久う （ｂ） ￥：Ｊ１　　　図 γ　３　図 は）（ｂ） 【　　４　　図 （先） （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一段あるいは複数段のループ状の保管棚と入出庫装置と
   から成る物品保管装置において、ループ状保管棚のルー
   プ内部に物品の入出庫装置を設置することにより、ルー
   プ上の複数箇所からの入出庫機能を備えたことを特徴と
   する物品保管装置。