JPS6169649A - スプライス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスプライス装置、特に、フィルムの原反を自動
的に切断および接合するスプライス装置に関する。

（従来技術） 従来のスプライス装置としては、例えば、第１０図に示
すようなものがある。第１０図において、３１はスプラ
イス装置である。スプライス装置３１はその中央部でか
つ、フィルムの移動通路に沿ってガイド板３４を有して
いる。スプライス装置３１の前部（フィルムの移動方向
に対し　上流側）に位置するリールスタンド３２　ａの
上に第１リール３２が設けられている。スプライス装置
３１の後部、すなわち次工程には、第１リール３２から
巻き出された第１フィルムを巻き換える小巻きリール（
図示されていない）が設けられている。ガイド板３４と
第１リール３２との間には第１０−ラ４２が設けられ、
ガイド板３４と次工程の小巻きリールとの間には第２０
−ラ４３が設けられている。

第１１７−ル３２に巻かれた長尺の第１フィルム３３が
これより長さの短いフィルムを巻くことができる所定の
個数の小巻きのリール（図示されていない）に巻き換え
られる場合、第１リール３２に巻かれた長尺の第１フィ
ルム３３はガイド板３４の表面を通る。所定の数の小巻
きのリールに巻き換えられた後、第１リール３２には所
定の長さに満たない半端な長さのフィルムが残る。

そこで、ガイド板３４の表面上の第１フィルム３３には
フィルムの幅方向に両面接着テープ３５が作業者によっ
て圧着され、次に、この両面接着テープ３５から離隔し
て第１リール３２側の位置３６　ａにおいて、第１フィ
ルム３３が第１フィルム３３の幅方向に作業者によって
切断される。ガイド板３４上の第１フィルム３３の終端
部３６はガイド板３４の上に残され、リールスタンド３
２　ａ上の第１リール３２は新しい第２リール３７と取
り換えられる。

ここで、第１０図において、第２リール３７とこれから
巻き出される第２フィルム３８は第１リール３２とこれ
から巻き出された第１フィルム３３と同じ図になるのこ
れを省略し、符号のみ記入している。新しい第２リール
３７から第２フィルム３８の始端部３９は作業者により
両面接着テープ３５の上まで巻き出され、この両面接着
テープ３５に載せられた後、押えローラによりこれらを
押圧して第１フィルム３３の終端部３６と第２フィルム
の始端部３９が接合させられる。

したがって、ガイド板３４上において、第１フィルム３
３上への両面接着テープ３５の圧着、第１フィルムの位
置３６　ａにおける第１フィルム３３の切断、第２フィ
ルム３８の前端部３９を両面接着テープ３５の上まで巻
き出しそして押えローラによる押圧と接合は作業者によ
ってなされるので、手間がかかり、作業能率が悪く、接
合のバラツキが大であるという問題点がある。

（発明の目的） そこで、本発明は、第１フィルムの終端部に両面接着テ
ープの圧着、第１フィルムの終端部の切断、第２フィル
ムの始端部の移動、そして第２フィルムの始端部と第１
フィルムの終端部との接合を自動的に行い、接合作業の
能率を向上させ、さらに接合作業のバラツキを少な（し
て、フィルムの生産性の格段の向上を図ることを目的と
する。

（発明の構成） 第１リールから巻き出された第１フィルムをカッターで
切断し、かつ切断された第１フィルムの終端部と第２リ
ールから巻き出された第２フィルムの始端部とを両面接
着テープによって接合するスプライス装置において、第
１フィルムを切断する際、第１フィルムを吸引固定する
吸着面を有するサクションボックスと、”１９面に吸引
された第１フィルムの上表面上に第１フィルムの巾方向
に両面接着テープを圧着させ、この両面接着テープから
第１リール側に離隔して、かつ、両面接着テープに対し
て平行に第１フィルムを切断し、この切断された第１フ
ィルムの終端部の上表面上に、両面接着テープを介して
置かれた第２フィルムの始端部の上表面上から押圧して
接合させるテーピングユニットと、第２フィルムの始端
部を把持して前記吸着面上にある第１フィルムの上表面
上に移動させるスイングアームと、を備えたことを構成
としている。

（実施例） 以下、本発明に係るスプライス装置を図面に基づいて説
明する。第１図〜第９図は本発明に係るスプライス装置
の一実施例を示す図である。第１図はスプライス装置の
概略側面図を、第２〜７図はスプライス装置の動作の順
序を示す図であり、第８図および第９図はそれぞれ、テ
ーピングユニットの正面図と側面図である。

まず、構成を説明すると、第１図において、１はスプラ
イス装置である。スプライス装置１の中央部には、第１
フィルム４の移動通路に沿って下部吸着面５ａを有する
下部サクションボックス５が設けられ、この下部サクシ
ョンボックス５はボックス台６の上部に固定されている
。

下部サクションボックス５は第１フィルム４の幅方向で
第１フィルム４の面に垂直な隔壁面５ｄによって上側サ
クション部５ｂと下側サクション部５Ｃとに分けられ、
上側サクション部５ｂは下側サクション部５ｃと個別に
または一緒に吸引の作動ができるようなされている。ス
プライス装置１の前部（矢印Ｈで示す第１フィルム４の
移動方向の上流側）に位置するリールスタンド３ａの上
には第１リール３が設けられる。

コ（７）　第１　’Ｊ−ル３から第１フィルム４が巻き
出し可能になされ、かつ、この第１リール３は新しい第
２リール７との交換可能になされている。

第１リール３と下部サクションボックス５との間には上
部吸着面８ａを先端に有する上部サクションボックス８
が、通常は、第１リール３とサクションボックス５との
間の待機位置Ｅに第１フィルム４に対向して位置するよ
うに設けられている。また、第５．６図に示すように、
上部サクションボックス８は２本のアーム１０　ａ、１
０　ｂを有する平行リンク機構により、上部吸着面８ａ
が常にフィルムに対向するように、回動可能になされて
いる。上部サクションボ・ノクス８と２本のアーム１０
ａ、１０ｂとによりスイングアーム１０が構成されてい
る。また、上部サクションボックス８は、作動位置Ｆと
作動位置Ｇとの間で移動可能になされている。上部サク
ションボックス８の上部吸着面８ａは作動位置Ｆにおい
ては第２リール７の表面に対向し、作動位置Ｇおいては
第１フィルム４および第２フィルム９を介して下部吸着
面５ａと対面するようになされている。

第１〜３図に示すように、下部サクションボックス５の
下部吸着面５ａに対向して第１フィルム４を介して、テ
ーピングユニット２１が設けられている。テーピングユ
ニット２１はテーピングユニット台２０の上端部に固定
されており、テーピングユニット台２０の下端部を中心
にテーピングユニット台２０とともに回動可能になされ
ている。テーピングユニット２１およびテーピングユニ
ット台２０が、回動する時、テーピングユニット２１は
第１フィルム４を介して下部吸着面５ａに対向する位置
Ａと位置Ａから隔離した待機位置Ｂまで回動可能になさ
れている。

次に、テーピングユニット２１の構成につき説明する。

第８図および第９図は、それぞれテーピングユニット２
１の正面図および側面図である。

第１．２図および第８．９図において、２１はテーピン
グユニットである。テーピングユニット２１は第１フィ
ルム４を介して下部吸着面５ａに対向し、４の幅方向に
設けられた移動台２２を有している。移動台２２は図示
していない機構によって第１フィルム４の幅方向にその
一端部から他端部まで移動できるようなされている。

移動台２２には下部吸着面５ａに対して垂直方向に往復
移動可能なように台枠２５が取付られている。移動台２
２には第１フィルム４の幅方向への移動によってフィル
ムを押圧しながら回転可能な円筒形の押えローラ２６が
取付られている。この押えローラ２６はスポンジ、ゴム
などの弾性材料からなる。台枠２５には下部吸着面５ａ
に対向して位置し、下部吸着面５ａ上の第１フィルム４
の幅方向の切断が可能なカッター２７が取付られている
。また、カッター２７と押えローラ２６との間に位置し
、かつ、第１フィルム４の移動方向において、カッター
２７から次工程側に離隔して、第１フィルム４上に両面
接着テープ２Ｂを圧着できるようテープローラ２９が台
枠２５に取付られている。下部吸着面５ａと第１リール
３との間のボックス台６の上端部にはフィルムを案内す
る上部ローラ１１が設けられている。下部吸着面５ａと
次工程（フィルムの移動方向の川下側）の小巻きリール
（図示されていない）との間にはフィルムを案内する下
部ローラ１２が設けられている。

（作用） 次に作用について説明する。第１〜７図は本発明のスプ
ライス装置によりフィルムの自動的な切断と接合を行う
場合の動作の順序を示す。

第１図において、第１リール３からの巻き出された第１
フィルム４は上部ローラ１１により案内され、下部吸着
面５ａの表面上を通り、下部ローラ１２によりさらに案
内されながら、次工程の小巻きリールまで移動する。第
１リール３の第１フィルム４が所定の個数の小巻きリー
ルに巻き換えられると、第１リールには半端な長さの第
１フィルムが残る。そこで、下部サクションボックス５
の上側サクション部５６および下側サクション部５ｃは
同時に吸引が開始され、第１フィルム４は下部吸着面５
ａ上に吸着させられる。テーピングユニット２１は待機
位置Ｂから動作位置Ａまで移動（第２図）する。

第８図において、台枠２５は移動台２２から下部吸着面
５ａの垂直方向に接近するよう移動され、テープローラ
２９の先端部２９　ａとカッター２７の刃先部２７　ａ
は第１フィルム４に接するようになされる。移動台２２
は、第１フィルム４上を第１フィルムの幅方向の一端部
より他端部まで矢印Ｃ方向に移動する。このとき、テー
プローラ２９の先端部２９　ａによって第１フィルム４
上に両面接着テープ２８が圧着される。さらに、カッタ
ー２７の刃先部２７　ａは第１フィルム４の移動方向に
おいて、両面接着テープ２８が次工程側になるように離
隔して第１フィルム４をその幅方向に第１フィルム４の
終端部１６を切断する。カッター２７により第１フィル
ム４の終端部１６が切断された後、台枠２５は下部吸着
面５ａの垂直方向に離隔され、移動台２２の内部に移動
する。移動台２２は第１フィルム４の幅方向の他端部に
おいて待機し、テーピングユニット２１は、作動位置Ａ
から待機位置Ｂまで移動して（第３図）待機する。

次に、上側サクション部５ｂの吸引が止められ、第１リ
ール３は第１フィルム４の切断された残部とともにリー
ルスタンド３ａから取り除かれ、新しい第２リール７に
置き換えられる（第４図）。第４．５図に示すように、
上部吸着面８ａを有する上部サクションボックス８は待
機位置Ｅから第２リール７の表面の作動位置Ｆまで自動
的に移動する。上部サクションボックス８の吸引が開始
され、第２リール７の表面にある第２フィルム９の始端
部９ａは、上部吸着面８ａに吸着される。第２リール７
が第２フィルム９を巻き出すように第２リール７を駆動
するモータ１７によりゆっ（り回転する。この回転に伴
って、上部吸着面８ａは第２フィルム９の始端部９ａを
吸着したまま、作動位置Ｆから作動位置Ｇに、かつ、下
部吸着面５ａに対向する両面接着テープ２８上の所定の
位置に移動する（第６図）。下部サクションボックス５
の上側サクション部５ｂの吸引が始まり、第２フィルム
９の前端部９ａが下部吸着面５ａに対向する所定の位置
に吸着される。上部サクションボックス８は吸引を止め
、待機位置Ｅまで移動して待機する。

次に、テーピングユニット２１は待機位置Ｂから作動位
置Ａに自動的に移動し、第１フィルム４の幅方向の他端
部に待機していた移動台２２が他端部から一端部に矢印
りの方向に自動的に移動する。このとき、押えローラ２
６は第２フィルム９の上面を移動して第２フィルム９の
始端部９ａと第１フィルム４の終端部１６とを下部吸着
面５ａに押圧して接合する。

テーピングユニット２１は再び作動位置Ａから待機位置
Ｂに移動し、新しい第２フィルムにより巻き換え作業が
再び開始される（第７図）なお、前述の実施例において
スイングアームは２本のアーム１０ａ、１０　ｂを有す
る平行リンク機構を有するものとして説明したが、本発
明においては　、他の機構例えばガイドレールを使用し
てもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、第１フィルムの
終端部に両面接着テープを圧着してその両面接着テープ
に平行して切断し、第２フィルムの始端部を第１フィル
ムの終端部の上面に移動し、第１フィルムの終端部と第
２フィルムの始端部とを接合させる一連の接合作業を自
動的に行い、この接合作業の能率を向上させ、さらに接
合作業のバラツキを少なくしてフィルムの生産性の格段
の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜９図は本発明に係るスプライス装置の一実施例を
示す図であり、第１図はスプライス装置の全体の概略側
面図、第２〜７図はスプライス装置の動作の順序を示す
部分図、第８．９図はそれぞれテーピングユニ、トの正
面図および側面図、第１０図は従来のスプライス・装置
の全体概略側面図である。 １−−−−−−スプライス装置、 ３−−−−−一第１リール、 ４−−−−−一第１フィルム、 ５ａ−−−−−一下部吸着面（吸着面）、７−−−−−
−第２リール、 ９−・−−一〜第２フィルム、 ９ａ・−一一一一第２フィルムの始Ｓ部、１０・−−−
一−スイングアーム、 １６・−−−−一第１フィルムの終端部、２１−−−−
−−テーピングユニット、２２−・−移動台、 ２５−　・一台枠、 ２６−−−−一押えローラ、 ２７−・−・−カッター、 ２８−−−−一・両面接着テープ、 ２９−−−−−−テープローラ。 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１リールから巻き出された第１フィルム をカッターで切断し、かつ切断された第１フィルムの終
   端部と第２リールから巻き出された第２フィルムの始端
   部とを両面接着テープによって接合するスプライス装置
   において、第１フィルムを切断する際、第１フィルムを
   吸引固定する吸着面を有するサクションボックスと、吸
   着面に吸引された第１フィルムの上表面上に第１フィル
   ムの巾方向に両面接着テープを圧着させ、この両面接着
   テープから第１リール側に離隔して、かつ、両面接着テ
   ープに対して平行に第１フィルムを切断し、この切断さ
   れた第１フィルムの終端部の上表面上に、両面接着テー
   プを介して置かれた第２フィルムの始端部の上表面上か
   ら押圧して接合させるテーピングユニットと、第２フィ
   ルムの始端部を把持して前記吸着面上にある第１フィル
   ムの上表面上に移動させるスイングアームと、を備えた
   ことを特徴をするスプライス装置。