JPH1035962A - シート状物接合装置とエア吸引兼用のエアテンショナ - Google Patents

シート状物接合装置とエア吸引兼用のエアテンショナ

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JPH1035962A
JPH1035962A JP18708396A JP18708396A JPH1035962A JP H1035962 A JPH1035962 A JP H1035962A JP 18708396 A JP18708396 A JP 18708396A JP 18708396 A JP18708396 A JP 18708396A JP H1035962 A JPH1035962 A JP H1035962A
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JP
Japan
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sheet
film
suction
air
joining
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JP18708396A
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Junichi Yamamoto
順一 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略完全自動化が図れると共に取扱いが容易
で、シート状物ラインの短縮化も図れるシート状物接合
装置を提供する。 【解決手段】 1対のガイドローラ4,5によって決め
られたフィルム走行面に対して垂直方向に往復移動可能
でフィルム3に当接したときフィルムを真空吸引し固定
する吸引筺11を有するフィルム吸引保持手段10と、
前記フィルム走行面に対し前記フィルム吸引保持手段と
対向して設けられ垂直方向に往復移動可能なフィルムカ
ッタ27と両面粘着テープ貼付装置27とを備えたフィ
ルムカッタ手段20と、上記と別のガイドローラ7によ
りガイドされた後続フィルム先端側を巻き取るスクラッ
プ巻取りローラ8と、前記ガイドローラとスクラップ巻
取りローラの間を通って斜め方向に往復移動可能で前記
フィルム吸引保持手段に当接するフィルム案内ローラ3
6,37とフィルムカッタ38を備えたフィルム接合手
段30と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムスリッタ
ー等のシート状物、シート類の後加工設備における、複
数の巻出軸を備えた巻出機の1軸から巻き出した先行シ
ート状物に、他の軸に巻かれたシート状物を接合するシ
ート状物接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2軸ターレット型巻出機における先行巻
出しシートロールの終端と後続の満巻ロールの巻出始端
シートとを接合する装置は種々提供されている。例え
ば、満巻ロールのシートの巻出始端に両面粘着テープを
貼り付け、先行巻出しロールのシートが残り少なくなる
と、満巻ロールを予めシート巻出し速度と同じ周速で回
転させておき、走行している先行シートを満巻ロールに
当接して、粘着テープにより満巻ロールの巻出始端を先
行シートに貼り付けてシートの接合を行い、シートの接
合が終わると、先行巻出しロールの残余を切り離す装置
がある。
【0003】このようなシート接合をすると、接合箇所
は重ね継ぎになり、接合箇所から先行巻出しロールのシ
ートの切除した端末がシートの接合部から尾を引いて垂
れ下がるという欠点があった。このような欠点を無くす
るための、先行巻出しシートの終端と後続巻出しシート
の先端とを突き合わせて自動的に継ぎ合わせる装置とし
て特開平6-234443号に紹介されているものがあり、その
概略を説明する。
【0004】図6及び図7において、ターレット盤01上
に、各巻出軸04,04' に対応して、2つの第1シート把
持装置05,05' を設けると共に、巻出機から次工程へ向
かうシート走行ライン上に第2のシート把持装置024 と
シート切断刃026 及び粘着テープ貼付装置010 を一体的
に往復移動可能に設ける。接合に際しては、先行シート
を部分的に停止しておき、先ず、第1のシート把持装置
05と第2のシート把持装置024 により、先行シートロー
ルRのシートの巻終端部分を把持した後、両把持間をシ
ート切断刃026 により切断し、次にターレット盤01旋回
後、第2のシート把持装置024 により把持された先行シ
ートの切断終端と第1のシート把持装置05' により把持
された満巻ロールR' の巻出始端(人手により切断)と
を突き合わせ、さらに、その突き合わせ部分を、粘着テ
ープ貼付装置010 の粘着テープで貼り合わせる。
【0005】粘着テープ貼付装置010 は、巻出機I とア
キュームレータIIの間を図 7に示した実線位置Aより鎖
線位置Bへ図示略の摺動レール上を移動可能な如く装着
され、ターレット盤01旋回、シート切断工程においては
実線位置Aに退避し、新旧のテープが突き合わされたと
き、鎖線位置Bに移動して接合作業をする。
【0006】図8に示すように、011 は粘着テープロー
ルで、テープ巻出機枠012 の巻出軸013 に装着されてい
る。014 はガイドローラ、015 は粘着テープ案内スリッ
トで、粘着テープの先端は同案内スリット015 より僅か
突出した位置016 にある。017 はテープ先端把持装置で
あり、その先端爪部が開閉するように構成され、回動ア
ーム018 の先端部に装着される。019 は粘着テープ押さ
え装置、020 は粘着テープ貼付ころで、粘着テープ貼付
ころ020 は別の回動アーム021 の先端部に回転自在に取
り付けられている。022 はテープ切断装置である。粘着
テープ貼付装置010 は、図示略のアクチュエータによっ
てシートの幅方向に横行する。
【0007】粘着テープの貼付動作は、先ず、粘着テー
プロール011 により引き出されたテープ先端部016 を、
テープ案内スリット015 の先端から僅かに突出させてお
く。このテープ先端部016 をテープ先端把持装置017 に
より掴み、さらに、テープ先端把持装置017 を回動させ
て、スリット015 より粘着テープを引き出す。続いてテ
ープ案内スリット015 とテープ先端把持装置017 間に展
張した粘着テープを粘着テープ押さえ装置019 により、
シート上に押圧貼付する。粘着テープ貼付装置010 は、
図示略のアクチュエータによって、図8のaからb及び
cの位置にシートの幅方向に横行する。bの位置は粘着
テープを切断する位置。cの位置はシートを接合した粘
着テープの切断後端を折り返してシートに貼り付ける動
作位置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート状物自動
接合装置においては、シート状物巻出機の原反巻玉交換
時、新旧シート状物接合作業に人手を加えている工程が
多くあるが、もっと人手を減らして完全自動化したい要
望がある。また、新旧シート状物は突き合わせ、双方を
等幅に粘着テープで貼り付けているので、粘着テープの
幅が広くなり、テープの方向が逸れたり皺が生じたりし
易く、取扱いに難点がある。また、粘着テープも引張り
強度が要求される。
【0009】シート状物巻出機の巻出しの後にエアテン
ショナを設け、同時に、シート状物接合装置を設置する
場合、これと別に、シート状物保持のための専用のシー
ト状物保持ヘッドを備えなければならないので、設備が
長いものになるが、機能部品を兼用してシート状物ライ
ンを短くしたい。
【0010】そこで、本発明の目的は、略完全自動化が
図れると共に取扱いが容易で、シート状物ラインの短縮
化も図れるシート状物接合装置とエア吸引兼用のエアテ
ンショナを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題に対し本発明
は、ブレーキ力が調整可能な複数の巻出軸を備えた巻出
機の1軸から巻き出した先行シート状物に他の軸に巻か
れた後続シート状物を接合するシート状物接合装置にお
いて、1対のガイドローラによって決められたシート状
物走行面に対して垂直方向に往復移動可能でシート状物
に当接したときシート状物を真空吸引し固定する吸引筺
を有するシート状物吸引保持手段と、前記シート状物走
行面に対し前記シート状物吸引保持手段と対向して設け
られ垂直方向に往復移動可能なシート状物カッタと両面
粘着テープ貼付装置とを備えたシート状物カッタ手段
と、上記と別のガイドローラによりガイドされた後続シ
ート状物先端側を巻き取るスクラップ巻取りローラと、
前記ガイドローラとスクラップ巻取りローラの間を通っ
て斜め方向に往復移動可能で前記シート状物吸引保持手
段に当接するシート状物案内ローラとシート状物カッタ
を備えたシート状物接合手段とにより構成されている。
【0012】この構成のシート状物接合装置は、先行シ
ート状物停止中に、上記シート状物吸引保持手段の吸引
筺を移動して先行シート状物に当接し、固定保持した
後、上記シート状物カッタ手段を接近させてカッタによ
り先行シート状物を横方向に切断し、先行シート状物の
後端縁に両面粘着テープを貼付した後、シート状物カッ
タ手段を引き離し、シート状物接合手段を前進させてガ
イドローラとスクラップ巻取りローラの間を通って斜め
方向に移動する途中で、他軸より巻き出された後続シー
ト状物を案内ローラにより押し出して後続シート状物を
前記先行シート状物後端縁の両面粘着テープに押し付け
て接合し、同手段のカッタによりスクラップ巻取ローラ
側のシート状物を切断除去し、その後、前記シート状物
カッタ手段を元の位置に戻し、吸引保持手段の真空吸引
を停止して同手段をシート状物から離し、シート状物の
走行を開始する作用を有するものであり、これを以て問
題の解決を図る。
【0013】また、上記シート状物接合装置において、
上記のシート状物吸引保持手段の吸引筺の吸引面の中央
にシート状物走行方向に直角方向にカッタ逃げ溝を設け
たものは、シート状物接合時にカッティングが容易とな
り、より好適な解決手段である。
【0014】さらに、上記2項のシート状物接合装置に
おいて、上記のシート状物吸引保持手段の吸引筺のエア
配管を加圧エアと真空とを切り換えることにより、エア
吸引兼用可能なノズル筺とし、エア吸引のときはシート
状物接合装置のシート状物吸引保持手段として使用し、
エア配管を加圧エアブロアに切り換えてノズル筺とした
ときはシート状物走行中にエアテンショナとして使用可
能であるシート状物接合装置を以て課題解決の手段とす
る。
【0015】また、ブレーキ力が調整可能な複数の巻出
軸を備えた巻出機より巻き出されたシート状物のエアテ
ンショナにおいて、テンショナ用ノズル筺のエア配管に
切換弁を備え、加圧エアと真空とを切換可能なエア吸引
兼用のノズル筺とし、同時にノズル筺をシート状物に平
行で走行方向に直角の軸を中心に約90度回転可能とし、
その吸引面の中央にシート状物走行方向に直角方向にカ
ッタ逃げ溝を設け、人手でシート状物接合を行うとき、
前記ノズル筺を回転して接合作業を容易とすることを特
徴とするエア吸引兼用のエアテンショナにより問題点の
解決を図る。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]本発明のシート状物接合装置を、フィル
ムスリッター等のフィルム、シート類の後加工設備にお
ける、2個の巻出軸を備えた巻出機に採用した実施例を
図に基づいて説明する。後工程のダンサロール、フィル
ムテンショナ等の説明は省略する。
【0017】図1はフィルム自動接合装置の側面図で、
図2は図1の装置のフィルム接合工程を示す側面図であ
る。
【0018】図において、1は2個の巻出軸2,2’を
備えた巻出機で、巻出軸2,2’はそれぞれブレーキ力
の制御が可能であり、被駆動軸である巻出機回転軸1a
を中心にして180 度づつ回転する。3は先行フィルム
で、巻出軸2に巻き付けられ、3’は後続フィルムで、
巻出軸2’に巻き付けられている。4,5はフィルムの
切断接合の位置を保持するためのガイドローラであり、
7は後続フィルム3’をガイドするガイドローラ、8は
駆動回転するスクラップ巻取りローラで、ガイドローラ
7によってガイドされたフィルム3’のスクラップ部分
をこのスクラップ巻取りローラ8で巻き取るように構成
されている。
【0019】10はフィルム吸引保持手段であり、12
は保持手段10のフレームで、フレーム12には吸引筺
11をガイドするガイドレール15と、吸引筺11を昇
降させる送りねじ14を回転駆動するモータ13が固設
されている。実線の吸引筺11位置はフィルムの接合工
程の位置を示し、2点鎖線の吸引筺11’はフィルム走
行中に退避している位置を示している。吸引筺11の下
部にカッタ逃げ溝11aが設けられている。
【0020】20はフィルムカッタ手段であり、22は
カッタ手段20のフレームで、フレーム22にはカッタ
ヘッド21をガイドするガイドレール25と、カッタヘ
ッド21を昇降させる送りねじ24を回転駆動するモー
タ23が固設されている。カッタヘッド21には両面粘
着テープ貼付装置26と、カッタ27が取り付けられて
いる。この両面粘着テープ貼付装置26とカッタ27
は、アクチュエータにより駆動されて、フィルムを横断
しつつフィルムを切断し、両面粘着テープを切断された
先行フィルム3の後端縁に貼り付けるもので、この構成
は先に従来技術の例で説明したものと同様の構造作用を
有するものである。図2にカッタヘッド21が下降退避
した状態を示している。
【0021】30はフィルム接合手段であり、31は接
合ヘッドである。32はフィルム接合手段30のフレー
ムで、フレーム32には接合ヘッド31をガイドするガ
イドレール35と、接合ヘッド31を昇降させる送りね
じ34を回転駆動するモータ33が固設されている。接
合ヘッド31には押さえローラ36、ガイドローラ37
とカッタ38が取り付けられている。カッタ38はアク
チュエータにより駆動されて、後続のフィルム3’の先
行部分を横断しつつ切り離して、先行側のスクラップフ
ィルムをスクラップ巻取りローラに巻き取らせる。図2
には接合ヘッド31が、ガイドローラ7とスクラップ巻
取りローラ8の間を通り、ガイドローラ7を経てスクラ
ップ巻取りローラ8に巻き取られているフィルム3’を
押し込んで、押さえローラ36によりフィルム3’を先
行フィルム3の端縁部の粘着テープに押し付けて接合さ
せている状態を示している。
【0022】このように構成された本実施例の作用を説
明する。 巻出軸2の先行フィルム3が残り少なくなる。吸引
筺11をフィルムラインに近づけ、カッタヘッド21を
吸引筺11の反対側からフィルムラインに近づけ、フィ
ルム3の走行を止め、吸引筺11を真空にしてフィルム
3を吸引保持する。 カッタヘッド21のカッタ27により先行フィルム
3を切断しながら、両面粘着テープをフィルム3の後端
縁に貼る。貼り終えたらカッタヘッド21を下降して元
の位置へ戻す。 巻出軸2’のフィルム3’の先端をスクラップロー
ル8に巻き付け、接合ヘッド31を前進させて吸引筺1
1へ近寄せ、後続フィルム3’を先行フィルム3の端縁
部に当接し、押さえローラ36により接合用両面粘着テ
ープ28に押し付けて新旧フィルムを接合し、カッタ3
8で後続フィルム3’の先行部を切断し、スクラップロ
ール8に巻き取らせる。 接合完了したら吸引筺11と、接合ヘッド31を元
の位置へ戻し、フィルムラインをスタートさせる。
【0023】[第2実施例]本実施例は、第1実施例と
同様のフィルム自動接合装置におけるフィルム吸引筺の
エア配管を、加圧エアと真空とを切り換えることによ
り、フィルム接合装置のフィルム吸引保持手段と、フィ
ルム走行中のエアテンショナと兼用とした装置であり、
これを図3及び図4に示す。
【0024】図に示すように、巻出機1とガイドローラ
7、スクラップ巻取りロール8とフィルムカッタ手段2
0及びフィルム接合手段30の構成は、第1実施例と同
じである。第1実施例と違い、フィルム吸引保持手段1
0の代わりに、吸引筐を兼用のノズル筐40が図示略の
外部部材に固設されている。ノズル筐40はガイドロー
ラ7と9の間に下向きに設置され、このノズル筐40に
結合されたエア配管には、分岐部に設けられた切換弁4
4の先の配管に、それぞれエアブロア41と真空ポンプ
42が結合されている。
【0025】ノズル筐40は、図4の断面で示したよう
に、筐体45の室内45aに対して、中央部の長手方向
に明けられた多数の吹出しノズル46と、その両側には
多数の吸引口47が明けられ、また、吸引口47の内側
には、弁ばね49で付勢された板弁48が設けられ、室
内45aが正圧のときは吸引口47が塞がれ、室内45
aが負圧のときは吸引口47が開くように作動する。こ
の時、吹出しノズル46も吸引作用を持つ。45bは先
行フィルムを切断するときのカッタ逃げ溝である。
【0026】ノズル筐40に結合されたエア配管がエア
ブロア41と通じたときは、吸引口47は塞がり、図3
のように、吹出しノズル46から高速のエアが吹き出し
てフィルム3に対しエアテンショナの作用をする。51
はガイドローラ5の受ける荷重を検出してフィルムの張
力を測定するフィルムテンション検出センサであり、こ
の検出値を図示略の制御装置にフィードバックし、巻出
軸のブレーキ力を加減して、エアテンショナ部における
フィルム3のたるみ量を制御し、必要なフィルムテンシ
ョンに調整する。
【0027】切換弁44により、エア配管43を真空ポ
ンプ42側に切り換えてノズル筐40を吸引筐に替える
と、第1実施例と同様のフィルム接合装置として使用す
ることができる。
【0028】[第3実施例]この実施例は、フィルムの
走行を止めて人手で接合するとき、エアテンショナの吸
引兼用ノズル筐40をフィルム接合作業台として使用し
た例である。
【0029】図5は、本発明の第3実施例に係るフィル
ム接合装置の側面図である。図においては、ノズル筐4
0は回転アーム54に取り付けられ、図示略の固定部材
に固設されたピン55を中心とした2点鎖線で示された
位置(エアテンショナとしての作動位置) から実線で示
された位置(接合作業台としての位置) まで90度回動す
ることができる。53は可撓エア配管であり、分岐して
それぞれの分岐配管にブロア41と真空ポンプ42が結
合され、分岐点には配管路を切り換える切換弁44が設
けられている。エアテンショナとしての作用は第2実施
例と同様である。
【0030】フィルム接合作業台に使用するときの手順
を述べると、 フィルム3を停止し、ノズル筐40を90度回転させ
て固定する。 エア配管53をバキューム側(真空ポンプ42側)
に切り換え、真空ポンプ42をonして先行フィルム3を
吸着する。 カッタ逃げ溝45bに沿ってフィルム3をカッタナ
イフで切断する。フィルム3の後続部分を取り除く。 後続フィルム3’を巻き出し、先行フィルム3に重
ね、ノズル筐40の後半分に吸着させ、先行フィルム3
と同じようにカッタナイフでフィルム3’を切断して、
フィルム3’の先行部分を取り除き、新旧フィルムの端
部が接する状態にする。 作業者により粘着テープを貼り付けて、先行フィル
ム3の端部と後続フィルム3’の端部とを接合する。 真空ポンプ42をoff し、ノズル筐40をエアテン
ショナの位置へ戻し、フィルムを走行させ、エア配管5
3をブロワ41側に切り換え、ブロワ41をonとする。
【0031】
【発明の効果】本発明のシート状物自動接合装置におい
ては、シート状物巻出機の原反巻玉交換時、新旧シート
状物接合作業に人手を加える必要がなく、人手を減らし
て略完全自動化をすることができる構成となっている。
また、新旧シート状物は端部を重ね合わせ両面粘着テー
プで貼り付けているので、粘着テープの幅は狭くてもよ
く、テープの方向が逸れたり皺が生じたりすることな
く、取扱いも容易である。また、粘着テープによる重ね
貼りは、シート状物のテンションに対応する粘着力によ
る剪断力を充分に確保することができる。
【0032】シート状物巻出機の巻出しの後にエアテン
ショナを設ける場合でも、エアノズル筐に加圧エア配管
と真空エア配管とを切り換え得るようにしたことで、シ
ート状物吸着ヘッドをエアテンションヘッドに兼用する
ことにより、エアテンショナと兼用のシート状物接合装
置とすることが可能で、シート状物ラインを短くでき、
部品点数を削減できる。
【0033】また、シート状物巻出機の巻出しの後にエ
アテンショナを設け、エアノズル筐に加圧エア配管と真
空エア配管とを切り換え得るようにしたことで、シート
状物吸着ヘッドをエアテンションヘッドに兼用し、これ
を約90度回転可能とすることによって、手動でシート状
物接合作業をするとき、シート状物吸着ヘッドを作業台
としてシート状物切断、粘着テープ貼付作業を容易とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るフィルム自動接合装
置の側面図である。
【図2】同じくフィルム接合工程を示す側面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るフィルム自動接合装
置の側面図である。
【図4】同じくエアノズル部拡大図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るフィルム自動接合装
置の側面図である。
【図6】従来のシート自動接合装置の側面図である。
【図7】同じく作動説明図である。
【図8】粘着テープ貼付装置の概要図である。
【符号の説明】
1 巻出機 2,2a 巻出軸 3 先行フィルム 3’後続フィルム 4,5 ガイドローラ 7 ガイドローラ 8 スクラップ巻取りローラ 10 フィルム吸引保持手段 11 吸引筺 11a カッタ逃げ溝 20 フィルムカッタ手段 21 カッタヘッド 26 両面粘着テープ貼付装置 30 フィルム接合手段 31 接合ヘッド 36 押さえローラ 37 ガイドローラ 38 カッタ 40 ノズル筺 41 エアブロア 42 真空ポンプ 44 切換弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ力が調整可能な複数の巻出軸を
    備えた巻出機の1軸から巻き出した先行シート状物に他
    の軸に巻かれた後続シート状物を接合するシート状物接
    合装置において、1対のガイドローラによって決められ
    たシート状物走行面に対して垂直方向に往復移動可能で
    シート状物に当接したときシート状物を真空吸引し固定
    する吸引筺を有するシート状物吸引保持手段と、前記シ
    ート状物走行面に対し前記シート状物吸引保持手段と対
    向して設けられ垂直方向に往復移動可能なシート状物カ
    ッタと両面粘着テープ貼付装置とを備えたシート状物カ
    ッタ手段と、上記と別のガイドローラによりガイドされ
    た後続シート状物先端側を巻き取るスクラップ巻取りロ
    ーラと、前記ガイドローラとスクラップ巻取りローラの
    間を通って斜め方向に往復移動可能で前記シート状物吸
    引保持手段に当接するシート状物案内ローラとシート状
    物カッタを備えたシート状物接合手段と、を有すること
    を特徴とするシート状物接合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のシート状物接合装置におい
    て、上記のシート状物吸引保持手段の吸引筺の吸引面の
    中央にシート状物走行方向に直角方向にカッタ逃げ溝を
    設けたことを特徴とするシート状物接合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のシート状物接合装置に
    おいて、上記のシート状物吸引保持手段の吸引筺のエア
    配管を加圧エアと真空とを切り換えることにより、エア
    吸引兼用可能なノズル筺とし、エア吸引のときはシート
    状物接合装置のシート状物吸引保持手段として使用し、
    エア配管を加圧エアブロアに切り換えてノズル筺とした
    ときはシート状物走行中にエアテンショナとして使用可
    能であることを特徴とするシート状物接合装置。
  4. 【請求項4】 ブレーキ力が調整可能な複数の巻出軸を
    備えた巻出機より巻き出されたシート状物のエアテンシ
    ョナにおいて、テンショナ用ノズル筺のエア配管に切換
    弁を備え、加圧エアと真空とを切換可能なエア吸引兼用
    のノズル筺とし、同時にノズル筺をシート状物に平行で
    走行方向に直角の軸を中心に約90度回転可能とし、その
    吸引面の中央にシート状物走行方向に直角方向にカッタ
    逃げ溝を設け、人手でシート状物接合を行うとき、前記
    ノズル筺を回転して接合作業を容易とすることを特徴と
    するエア吸引兼用のエアテンショナ。
JP18708396A 1996-07-17 1996-07-17 シート状物接合装置とエア吸引兼用のエアテンショナ Withdrawn JPH1035962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021133961A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 株式会社川島製作所 製袋充填包装機
CN113562505A (zh) * 2021-09-26 2021-10-29 常州恒锌禹晟智能装备股份有限公司 锂电池隔膜生产用换卷机、换卷方法及生产线

Cited By (2)

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JP2021133961A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 株式会社川島製作所 製袋充填包装機
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