JPS616337A - 結束紡績装置の糸継ぎ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は結束紡績装置の糸継ぎ方法に係り、詳しくは
互いに逆方向の旋回流を生じる２個のノズルをドラフト
装置のフロントローラに近接する定常紡出位置において
前記両ノズル間に上流側に配置される第１ノズルの排気
放出用の空間を設けた状態で配設するとともに、糸継ぎ
のための糸通し時に両ノズルを糸通し位置に横移動する
結束紡績装置の糸継ぎ方法に関するものである。

（従来の技術） 結束紡績装置においてはドラフト装置から連続的に供給
される無撚のリボン状繊維束を仮撚ノズルに導入し仮撚
ノズル内の空気旋回流によって加熱、解撚作用を施すこ
とにより結束紡績糸が製造されるが、毎分１００Ｉ１以
上の高速度で紡績することが可能であり近年注目されて
いる。ところで、一般に結束紡績装置の糸継ぎは、糸端
同士を結び目によって結ぶノツテイング、又は糸と繊維
束を絡み合わせるピーシング等により行われている。

ノッティングでは結び合わせた糸に瘤ができるとともに
糸切断端が糸から突出するため、編機等の後工程におい
て糸ガイドや糸送り部材に引掛るなど編機、ｍ機運軌上
のトラブルを生じる。従ってビーシングのほうが優れて
いるが、ビーシングを上述した結束紡ｖ４ｇ装置で実施
するためには、完成した糸の端をパッケージから解舒し
仮撚ノズル内を逆送する必要がある。このように糸端を
仮撚ノズル内を逆送するために、昭和５６年１０月３日
公告の実公昭５６−４２３７４号公報には第１２図に示
すように糸走行方向に空気を噴出し、かつ旋回空気流を
生じさせる空気噴射孔５０ａと、糸の走行方向に対して
逆方向に空気を噴出しかつ旋回空気流を生じさせる空気
噴射孔５０ｂとを１個の加熱ノズル５０の内部に形成す
ることが開示されている。この加熱ノズル５０において
は糸通路が入口から出口まで連続しており、加熱ノズル
５０の出口から入口へ向けての糸通しは円滑に行える。

しかし、糸通送用の空気噴射孔５０ｂが同一ノズル内に
形成されているため加熱ノズルの構造が複雑となるだけ
でなく、定常紡出時における逆送用空気噴射孔５０ｂに
対する繊維づまりのおそれもある。又、逆送用の空気噴
射孔５０ｂにより加熱ノズル５０の内部容積が広がり、
定常紡出時に空気拡散、圧力変動等の不都合が生じやす
い。

一方、糸強力の大きな結束紡績糸を得るｆｃめには、結
束繊維数の増加及び結束繊維を芯１ＩｉＮの周囲に大き
な撚角度でしっかりと巻付けることの２つが重要である
。ところが、この２つの条件を１個の仮撚ノズルで満足
させることは非常に困難である。すなわち、結束繊維数
を増加させるためには１８Ｈ束に加えられる撚がフロン
トローラのニップ点近くまで遡及するのを防ぐ必要があ
るが、結束繊維を芯繊維の周囲に大きな撚角度でしっか
りと巻（＝ＩけるためにｕＡＮ束により大きな撚を加え
た場合には、その撚がフロントローラのニップ点近くま
で遡及することになる。この問題点を解消して結束効果
を十分に高めるために、例えば、特公昭５１−５０２９
３号公報に開示されているように、糸通路に沿って分割
され互いに間隙を開（プた２個のブロックからなる加熱
ノズルを用いることが行われている。しかし、このよう
な加熱ノズルでは両ブロック間が離れているために、糸
継ぎ時に吸引手段によりノズル入口側から吸引してもブ
ロック間の間隙により吸引力が大幅に低下し、糸の逆送
が円滑に行えず、糸継ぎがスムーズに行えないという問
題がある。前記実公昭５６−４２３７４号公報には第１
３図に示づように加熱ノズル５０をそれぞれ逆送用の空
気噴射孔５０ｂが形成された２つの加熱ノズル５０から
構成した場合に、糸通し時に紡出位置において一方の加
熱ノズル５０を移動して糸通路を接続した状態で空気噴
射孔５０ｂがら空気噴射を行い糸通しを行う方法が提案
されている。しかしこの装置においても前記と同様な不
都合がある。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は結束効果を大きくするため加熱ノズルを２個
のノズルで構成するとともに定常紡出位置において両ノ
ズルを両ノズル間に上流側に配置される第１ノズルの排
気放出用の間隙を設けた状態で配設した結束紡績装置に
おいては糸継ぎ時に加熱ノズル内へ糸を逆送することが
困難であるという問題点を解決するものである。

発明の開成 （問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するための手段としてこの発明にお
いては、互いに逆方向の旋回流を生じる２個のノズルを
、ドラフト装置のフロントローラに近接する定常紡出位
置において前記両ノズル間に上流側に配置される第１ノ
ズルの排気放出用の空間を設けた状態で配設するととも
に、糸継ぎのための糸通し時に両ノズルを糸通し位置に
横移動する結束紡績装置において、前記両ノズルの横移
動を案内するガイドを各ノズル毎に設【プるとともに、
両ノズルが定常紡出位ばから糸通し位置へ横移動する際
に前記ガイドに沿って移動するのに辿係して前記排気放
出用の空間が塞がれるように配設し、前記ノズルを糸通
し位置に横移動させ、゛両ノズルにより前記排気放出用
の空間が塞がれた状態で第１ノズルに吸引気流を作用さ
せて糸通しを行うという方法を採用した。

（作用） この発明においては結束効果を高めるため定常紡出位置
において両ノズル間に上流側に配置される第１ノズルの
排気放出用の空間を設けた状態で配設された２個のノズ
ルは、糸継ぎのための糸通し時に両ノズルを糸通し位置
に横移動する際に各ノズル毎に設けられたガイドに沿っ
て移動することにより前記排気放出用の空間を塞ぐ糸通
し位置に変位され、両ノズルの糸通路は実質的に気密状
態に連通される。この状態で第１ノズルに吸引気流を作
用させると、吸引気流の作用は第２ノズルの出口部まで
及びパッケージに連なる完成した糸の端部が第２ノズル
の出口部から第１ノズルの入口部へ向けてに円滑に導出
される。又、両ノズルを糸通し位置から定常紡出位置へ
横移動させると、各ノズルはそれぞれガイドの作用によ
り両ノズル間に排気放出用の空間が形成される定常紡出
位置に自動的に配置されるため糸継ぎ作業がスムーズに
行われる。

（実施例１） 以下この発明を具体化した第１の実施例を第１〜６図に
従って説明する。結束紡ｆＩ装置は第１図に示すように
、それぞれ各一対のバックローラ１、ミドルエプロン２
及びフロントロー５３からなるドラフト装置の上方に加
熱ノズル４が配設され、加熱ノズル４により加熱、解撚
作用を受（プて結束紡績糸として紡出される糸Ｙが、引
出しロー５５、綾振りドラム６を経て、クレードルアー
ム７上に回転自在に支承され／ＣＣポビン上にパッケー
ジＰとして巻取られるようになっている。

加熱ノズル４は互いに逆方向の旋回流を生じる第１ノズ
ル８及び第２ノズル９からなり、ドラフト装置のフロン
トローラ３に近接する定常紡出位置において両ノズル間
に前記第１ノズルの排気放出用のくさび状空間Ｓ＠設け
た状態で配設されている。第１ノズル８には第３図に示
Ｊようにフロントローラ３側（上流側）から下流側に向
かって連続形成された小径の入口部８ａと、大径孔部８
ｂ及び出口部８Ｃとからなる糸通路が形成され、大径孔
部８ｂには一端が貯気室１０に連通した空気噴入孔１１
が糸Ｙの進行を促す方向に傾斜しかつ大径孔部８ｂ内に
旋回流を生じるように偏心して開口されている。下流側
に配設される第２ノズル９には前記第１ノズル８の出口
部８Ｃと対向した位置に小、径の入口部９ａが形成され
るとともに、下流側に向かって大径孔部９ｂ、出口部９
Ｃが連続形成され糸通路を構成している。大径孔部９ｂ
には貯気室１２に一端が連通した空気噴入孔１３が、糸
Ｙの進行を促す方向に傾斜しかつ前記第１ノズル８と逆
方向の旋回流を生じさせるように偏心して開口されてい
る。大径孔部９ｂ内に噴入された空気流が糸Ｙを効果的
に加熱する旋回流を形成するためには、この空気噴入孔
１３の孔径を小さくするとともに３〜７個形成し、しか
も各空気噴入孔１３からできるだ（プ人径孔部９ｂの壁
面に沿って空気流が噴射されるように空気噴入孔１３を
大径孔部９ｂの壁面に対して接線方向へ開口することが
好ましい。

第２ノズル９はフロントローラ３の軸心と平行に配設さ
れた断面円形状の一対のガイド棒に嵌挿された状態で同
ガイド棒１４に沿って摺動可能に配設されるとともに、
その下端において前記第１ノズル８の上部両側にフロン
トローラ３の軸心と平行に配設された回動支軸１５を介
してｎいに回動可能に連結されている。第４図に示すよ
うに第２ノズル９には前記回動支軸１５が嵌挿される軸
穴１６が形成されるとともにその両側にスプリング１７
が収容される収容凹部１８が形成され、一端が第１ノズ
ル８に掛止めされ他端が第２ノズル９に掛止めされた状
態で該収容凹部１８内に収容されるスプリング１７によ
り互いに対向づる当接面１９．２０が離間する方向に付
勢されている。

第１ノズル８の前面には前記ガイド棒１４と同方向に延
設され定常紡出位ばから糸通し位置側へ上昇傾斜するガ
イド面２１ａを有するガイドレール２１に係合するロー
ラ２２が装備されている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明する。定
常紡出時には両ノズル８，９は両ノズル８．９間に第１
ノズル８の排気放出用の空間Ｓが形成された状態に配設
され、ｌｌＮ束（フリース）Ｆがドラフト装置により所
定の倍率にドラフトされて連続的に加熱ノズル４に供給
され、加熱ノズル４において加熱、解撚されて結束紡績
糸Ｙが製造され、引出しローラ５、綾撮りドラム６を経
てボビンＢ上にパッケージＰとして巻取られる。第１ノ
ズル８の排気は空間Ｓから外部へ放出されるため、第１
ノズルの排気が第２ノズル９の入口部９ａに侵入して第
２ノズル９の作用を阻害するということがないので加熱
ノズル４の作用が十分糸Ｙに加わり結束効果が高められ
糸強力の大きな結束紡績糸が製造される。

紡出中に糸Ｙがｉ断じたときにはパッケージＰを支持し
たクレードルアーム７を押し上げ償構（図示せず）によ
り押し上げてパッケージＰを綾振りドラム６から引離す
。一方ドラフト装置のバックローラ１はただちに停止し
他のローラはそのまま回転し続Ｇノ繊維束Ｆをバックロ
ーラ１とミドルエプロン２間で切断する。

次いで糸継ぎ装置のパッケージ駆動ローラを逆転しつつ
糸端ピックアップ機構を作動することによりパッケージ
Ｐに巻込まれた糸端を引出しビーシングローラ２３によ
り把持し、該ビーシングローラ２３を第２ノズル９の出
口部９Ｃ直上位置に位置さける。次いで、第２図に鎖線
で示すようにビーシングローラ２３とともに加熱ノズル
４をフロントローラ３の軸線方向に沿って糸通し位置ま
で移動させる。定常紡出位置から糸通し位置へと移動す
る際に、第２ノズル９はガイド棒１４に案内され定常紡
出位置における姿勢を保ったまま平行に移動する。一方
、第１ノズル８は該ノズル８に装備されたローラ２２が
定常紡出位置から糸通し位置側へ上昇傾斜するように形
成されたガイドレール２１のガイド面２１ａに沿って移
動づるため、糸通し位置側へ移動するに従い回動支軸１
５を中心に第３図の時計方向へ回動し当接面１９が第２
ノズル８の当接面２０に接近俳る。そして、糸通し位置
に至ると第１ノズル８の当接面１９が第２ノズル９の当
接面２０に当接し、両ノズル間に存在した排気放出用空
間Ｓが閉塞されるとともに両ノズル８，９の糸通路同士
が接近する。又、糸通し位置への移動により加熱ノズル
４の下方ずなわち第１ノズル８の入口側には公知の禍造
を右する糸端吸引管２４が進入できる空間が生じる。

そして、加熱ノズル４がこの糸通し位置に移動配Ｕされ
た状態において第６図（ａ）、（ｂ）に示すように糸端
吸引管２４を第１ノズル８の入口に接近接合し、吸引作
用を糸通路に及はη。前述したように両ノズル８，９間
の空間Ｓは閉塞され両ノズルの糸通路が実質的に気密状
態で連通されているため糸端吸引管２４の吸引作用は第
２ノズル９の出口部９ｃまで低下することなく及び、ピ
ーシングローラ２３を介して案内される糸端が第２ノズ
ル９の出［１部９ｃから第１ノズル８の入口部８ａに向
１プで円滑に挿通される。糸通しが終了すると糸端は定
長切断された後、加熱ノズル４及び糸端吸引管２４が定
常紡出位置に移動することによりフロン１〜［１−ラ３
のニップ点に導かれ、ドラフト装置内の繊緒束「と接合
され糸継ぎが所定の作動で行われる。加熱ノズル４が糸
通し位置から定常紡出位置へ移動する際には、第２ノズ
ル９は前記と同様に姿勢を一定に保ったまま平行移動さ
れ、第１ノズル８はスプリング１７により第４図の反時
計方向へ回動付勢されているためローラ２２がガイドレ
ール２１のガイド而２１ａに沿って移動することにより
反時計方向へ回動され、定常紡出位置に到達した時点で
は第３図に示すように第１ノズル８と第２ノズル９との
間に所定の排気放出用の空間Ｓが形成される。なお、糸
通し位置において第２ノズル９の出口部９ｃへ糸端を導
入する際に糸端吸引管２４の吸引作用だけでなく第２ノ
ズル９の出口部９ｃ側に該出口部９ｃに向かって空気を
吹込む吹気手段を同時に作用させてもよい。

（実施例２） 次にこの発明を具体化した第二の実施例を第７〜９図に
従って説明する。この実施例の装置においては第１ノズ
ル８及び第２ノズル９の支持構造が前記実施例と異なっ
ており、糸通路等の構成は同一である。第１ノズル８は
その上端に水平な当接面１９が形成されるとともに第２
ノズル９の移動を案内するガイド部２５が当接面１９に
対して垂直状態に突設され、フロントローラ３の軸心と
平行に配設された一対のガイド棒２６に嵌挿された状態
で該ガイド棒２６に沿って摺動可能に支承されている。

第２ノズル９はその下端に前記第１ノズル８の当接面１
９と平行な当接面２０が形成され、互いに平行でかつ糸
通し位置側ほど前記第１ノズルのガイド棒２６に近接す
るように配設されたガイド棒２７に嵌挿された状態で該
ガイド棒２７に沿って摺動可能に支承８れている。この
装置においては糸継ぎ時に加熱ノズル４が糸通し位置側
へと移動されると第１ノズル８は同−姿勢でガイド棒２
６に沿って横移動し、第２ノズル９はガイド棒２７に沿
って第１ノズル８のガイド部２５に案内されながら第１
ノズル８側へ移動し糸通し位置に到達した時点では両当
接面１９．２０が当接し排気用空間Ｓがなくなるととも
に糸通路が連通される。従って、前記実施例と同様に糸
通し位置において第１ノズル８の入口部８ａに糸端吸引
管２４を接続して吸引作用を及ばすと、その吸引効果は
低下することなく第２ノズル９の出口部まで及び糸端の
導出がスムーズに行われる。この実施例においては両ノ
ズル８．９がそれぞれガイド棒２６，２７に支承された
状態で一定姿勢を保ったまま移動し、第１ノズル８の姿
勢が一定であるため糸端吸引管２４と第１ノズル８との
接合を容易にしかも密着性よく行うことができる。又、
前記回動により空間Ｓを塞ぐ構成に比べて構成が簡単と
なる。

（実施例３） 次にこの発明の第三の実施例を第１０．１１図に従って
説明する。この実施例の装置においては定常紡出位置に
おいて加熱ノズル４を構成する第１ノズル８及び第２ノ
ズル９をその内部に形成された糸通路がフロントローラ
３の軸線に直交する面内で一定角度θだけ局面した状態
に配設した点が＠記両実施例と大きく異なっている。こ
のように両ノズルの糸通路が屈曲した状態にある場合に
は、糸Ｙは第２ノズル９の入口部９ａの内壁面を擦って
走行するため第２ノズル９で糸Ｙに加えられた撚が第１
ノズル８側まで伝播するのが阻止されるとともに、第１
ノズル８の旋回流が第２ノズル９でｌＩ随束に加えられ
る撚を解く方向に作用し中心ｒＨＮ束の撚数を減少しか
つ中心繊維束に踏込まれない一端が自由な繊維の派生を
促進づるため第２ノズル９における結束効果を著しく高
める。

又、この実施例においても第一の実施例と同様糸通し位
置への移動の際に第１ノズル９が回動されて排気放出用
空間Ｓが閉塞され前記各実施例と同様に第２ノズル９の
出口部９Ｃから第１ノズル８の入口部８ａ側へと円滑に
糸端の挿通が行われる。

なおこの発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば、第１ノズル８と第２ノズル９を屈曲した状態
で配設した場合においても第二の実施例と同様第２ノズ
ルを第１ノズル側へスライドさセることにより空間Ｓを
塞ぐ構成をとったり、ノズルの回動により空間Ｓを塞ぐ
構成を採用する場合に第１ノズル８を回動させる代りに
第２ノズル９を回動させる構成にしたり、ノズルをスラ
イドさせることにより空間Ｓを塞ぐ構成をとる場合に第
１ノズル８側を第２ノズル９側へスライドさせる構成を
採用したり、空間Ｓの形状を変えたりガイド棒の断面形
状を変える等この発明の趣旨を逸脱しない範囲内におい
て各部の形状、構成等を任意に変えることも可能である
。

発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば定常紡出位置に
おいては両ノズル間に形成された空間Ｓから第１ノズル
の排気が放出されるため第２ノズルの作用に悪影響を及
ぼすことなく定常紡出時における結束効果を十分に高め
ることができ、糸継ぎ時には加熱ノズルの横移動により
定常紡出位置において形成されている空間Ｓが自動的に
閉塞され両ノズルの糸通路が実質的に気密状態に連続す
るため第１ノズルの入口部に吸引気流を作用させること
により加熱ノズルの出口から入口へ向けての糸通しが容
易にかつ円滑に行え、糸継ぎが確実に行えるという優れ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図はこの発明を具体化した第１の実施例を示す
ものであって、第１図は糸継ぎ方法を実施する結束紡績
装置の側面図、第２図は要部正面図、第３図は側断面図
、第４図は斜視図、第５図は回動支軸による支持構造を
示す平断面図、第６図（ａ）は糸通し位置に移動した状
態の加熱ノズルの側断面図、第６図（ｂ）は糸通し状態
を示す側断面図、第７〜９図は第２の実施例を示すもの
であって、第°１図は側断面図、第８図は正面図、第９
図は糸通し位置に移動した状態を示す側断面図、第１０
．１１図は第三の実施例を示すものであって第１０図は
側断面図、第１１図は糸通し位置における側断面図、第
１２．１３図は従来装置の側断面図である。 フロントローラ３、加熱ノズル４、第１ノズル８、第２
ノズル９、入口部８ａ　、　９ａ　、出口部８ｃ、９ｃ
、ガイド棒１４，２６．２７、回動支軸１５、ガイドレ
ール２１、ローラ２２、糸端吸引管２４、空間Ｓ０ 特許出願人　　　株式会社豊田自動織機製作所代　理　
人　　　弁理士　　恩１）博宣第１図 第２Ｎ 第６図（ｂ） 第７図 第９図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いに逆方向の旋回流を生じる２個のノズルを、ド
   ラフト装置のフロントローラに近接する定常紡出位置に
   おいて前記両ノズル間に上流側に配置される第１ノズル
   の排気放出用の空間を設けた状態で配設するとともに、
   糸継ぎのための糸通し時に両ノズルを糸通し位置に横移
   動する結束紡績装置において、前記両ノズルの横移動を
   案内するガイドを各ノズル毎に設けるとともに、両ノズ
   ルが定常紡出位置から糸通し位置へ横移動する際に前記
   ガイドに沿って移動するのに連係して前記排気放出用の
   空間が塞がれるように配設し、前記ノズルを糸通し位置
   に横移動させ、両ノズルにより前記排気放出用の空間が
   塞がれた状態で第１ノズルに吸引気流を作用させて糸通
   しを行うことを特徴とする結束紡績装置の糸継ぎ方法。 ２、前記両ノズルは前記フロントローラの軸心と平行に
   配設された回動支軸を介して互いに回動可能に連結され
   、下流側に配置される第２ノズルは前記フロントローラ
   の軸心と平行に配設されたガイド棒に沿って摺動可能に
   配設され、第１ノズルには定常紡出位置から糸通し位置
   側へ上昇傾斜するガイド面を有するガイドレールに係合
   するローラが設けられノズルの移動に伴い第１ノズルが
   回動される特許請求の範囲第１項に記載の結束紡績装置
   の糸継ぎ方法。 ３、前記第１ノズルは前記フロントローラの軸心と平行
   に配設されたガイド棒に沿って摺動可能に配設され、第
   ２ノズルを横移動に伴い第１ノズルに対して接近、離間
   させるため、前記第２ノズルは糸通し位置側ほど前記ガ
   イド棒に接近するように配設されたガイド棒に沿って摺
   動可能に配設されている特許請求の範囲第１項に記載の
   結束紡績装置の糸継ぎ方法。