JPS6160915B2 - - Google Patents

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JPS6160915B2
JPS6160915B2 JP57032749A JP3274982A JPS6160915B2 JP S6160915 B2 JPS6160915 B2 JP S6160915B2 JP 57032749 A JP57032749 A JP 57032749A JP 3274982 A JP3274982 A JP 3274982A JP S6160915 B2 JPS6160915 B2 JP S6160915B2
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JP
Japan
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treatment
metal plate
water
plated metal
bath
Prior art date
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Application number
JP57032749A
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English (en)
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JPS58151491A (ja
Inventor
Tetsuya Kikuta
Toshiaki Myata
Akio Myaji
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Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP3274982A priority Critical patent/JPS58151491A/ja
Publication of JPS58151491A publication Critical patent/JPS58151491A/ja
Publication of JPS6160915B2 publication Critical patent/JPS6160915B2/ja
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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は着色電気亜鉛めつき金属板の製造法に
関し、より詳しくは金属板を、Znの他にCo,Ni
或いはMoの1種以上を含む浴中で複合電気亜鉛
めつきした後、各種の金属化合物等を含む浴中で
電解処理(A処理)する事により、表面を青黒色
乃至黒色に着色せしめた着色電気亜鉛めつき金属
板を得る方法に関する。 従来、装飾性や光吸収性、吸熱性、乃至は光の
反射防止性向上の見地より亜鉛表面の暗色着色法
が各種試みられて来た。これらの着色法は例えば
(1)黒色塗料を塗布する方法、(2)塩素酸塩浸漬法、
(3)モリブデン酸塩浸漬法、(4)無水クロム酸浸漬
法、(5)硫化物浸漬法、(6)硫酸銅浸漬法その他があ
る。しかし、上記(1)の方法はコストが高く、安価
な方法では塗膜の密着性が良くないし、(2)乃至(6)
の方法では処理浴の管理が面倒であり、廃液処理
上の問題が生じると共に、短時間処理で安定した
暗色皮膜を得ることが困難であつた。 そこで本出願人は、基本的には先ず亜鉛めつき
自体をコバルトおよび/またはニツケルとの合金
めつきとし、上記電気めつき製品を加熱すること
により、極めて簡単にめつき層表面を暗色着色せ
しめ得ること、および更に耐食性向上乃至外観特
性の向上のために上記めつき液に有機添加剤を添
加したり、めつき後表面に珪酸系後処理を施した
り、合成樹脂塗料を施すことにより、所望の着色
電気亜鉛めつき製品を製造し得ることを内容とす
る発明を提案した(特開昭55―91993)。 しかるになお加熱法では省エネルギーの見地よ
り問題が残り、かつ着色程度のコントロールが困
難であつて必ずしも均一な着色が得られず、また
生産性や処理後の耐食性がやや劣る等の問題点が
生じる事が実施の結果判つて来た。 そこで更に本発明者はより優れた着色法を創出
する必要に迫られ、種々実験、考察の結果、主と
してめつき後に水溶性のZn,Co,Ni,Fe,Cr,
Sn,V,Mn,Mg,Cu,Al,Na又はKの化合物
および/又はアンモニウム基化合物の少くとも1
種以上を含む浴中で、該めつき金属板を陽極電解
処理(A処理)することにより、上記問題点を解
決し得ることを見出した。 けだし、前記提案のとおり、Co,Niを含む合
金亜鉛めつき層表面は加熱、すなわち酸化によつ
て暗色着色する事実が知られており、この酸化現
象を陽極電解処理(A処理)によつて浴中で惹起
する事も可能と考えられたからである。 すなわち、複合電気亜鉛めつきした金属板表面
を陽極として水溶性のZn,Co,Ni,Fe,Cr,
Sn,V,Mn,Mg,Cu,Al,Na又はKの化合物
および/又はアンモニウム基化合物の少くとも1
種以上を含む浴中で電解処理(A処理)すると、
陽極表面において発生期の酸素(O)が発生し、
めつき層が軽く再溶解されると同時に酸化される
ので、気中加熱と同様な酸化現象が生じ、Co,
NiもしくはMoの優先酸化が起つて着色するもの
と考えられ、しかも加熱の場合と異なつてMoの
酸化物粒子の発生を見ることもなく、緻密な着色
層が得られる事が実験の結果明らかになつたので
ある。 本発明の目的は加熱処理によらずして緻密美麗
な着色層が得られる着色電気亜鉛めつき金属板の
製造方法を提供する事である。 本発明の他の目的は、処理時間が極めて短かく
かつ電気量調節によつて色調調節が容易であつて
色調、耐食性等において安定した製品が得られる
着色電気亜鉛めつき金属板の製造方法を提供する
にある。 本発明により、 水溶性のCo,Ni或いはMo化合物の1種以上を
金属としてCo,Niについては3〜50g/、Mo
については0.01〜3g/添加したZnを主成分と
する酸性電気亜鉛めつき浴中で金属板を電気亜鉛
めつきした後、該めつき金属板を陽極として、水
溶性のZn,Co,Ni,Fe,Cr,Sn,V,Mn,
Mg,Cu,Al,Na又はKの化合物および/又はア
ンモニウム基化合物の少くとも1種以上を1〜
100g/含む浴中で電気量5〜500クーロン/d
m2の電解処理(A処理)を施す事を特徴とする着
色電気亜鉛めつき金属板の製造方法および水溶性
のCo,Ni或いはMo化合物の1種以上を金属とし
てCo,Niについては3〜50g/、Moについて
は0.01〜3g/添加したZnを主成分とする酸性
電気亜鉛めつき浴中で金属板を電気亜鉛めつきし
た後、該めつき金属板を陽極として、水溶性の
Zn,Co,Ni,Fe,Cr,Sn,V,Mn,Mg,Cu,
Al,Na又はKの化合物および/又はアンモニウ
ム基化合物の少くとも1種以上を1〜100g/
含む浴中で電気量5〜500クーロン/dm2の電解
処理(A処理)を施し、ついで重クロム酸及び/
又は重クロム酸塩を5〜200g/含む浴中で電
気量5〜500クーロン/dm2の陰極電解処理(B
処理)を施す事を特徴とする着色電気亜鉛めつき
金属板の製造方法が提案される。 以下に本発明を詳細に説明する。 水溶性コバルトおよび/もしくはニツケルおよ
得/もしくはモリブデンの化合物を含有する亜鉛
を主成分とする浴中で金属板を電気めつきする
と、当然ながらめつき層には亜鉛の他にコバルト
および/もしくはニツケルおよび/もしくはMo
が共析する。そこでこの電気亜鉛めつきした金属
板を陽極として、水溶性のZn,Co,Ni,Fe,
Cr,Sn,V,Mn,Mg,Cu,Al,Na又はKの化
合物および/又はアンモニウム基化合物の少くと
も1種以上を含む浴中で電解処理(A処理)する
と、亜鉛表面に存在するCo,Ni,Moのいづれか
1種以上が優先的に酸化され、青黒色乃至黒色の
表面を呈するようになる。この現象は従来の単な
る電気亜鉛めつき金属板の陽極電解処理によつて
は現われ得ないもので、少なくとも発色体となる
べき前記共析金属の存在が必要不可欠である。 本発明は、基本的には特開昭55―91993号及び
特開昭56―293号の明細書に記載された発明を更
に改良したものである。すなわち、本発明は共析
亜鉛めつき後の金属板を、水溶性のZn,Co,
Ni,Fe,Cr,Sn,V,Mn,Mg,Cu,Al,Na又
はKの化合物および/又はアンモニウム基化合物
の少くとも1種以上を含む浴中で陽極電解処理
(A処理)することによつて非常に短時間にめつ
き金属板を暗色着色させると云う新規知見に基づ
いて、初めて所期の効果を納め得たものである。 ここに基体金属板は、スケールを除去した熱延
鋼板、冷延鋼板、亜鉛めつき鋼板、ぶりき、Ni
めつき鋼板、Coめつき鋼板、ステンレス鋼板等
の鋼板の他、CuまたはCu合金板、AlまたはAl合
金板等の各種非鉄金属板であることが出来る。 本発明に於て、酸性電気亜鉛めつき浴に添加す
る金属元素化合物に関しては、次に示す水溶性の
化合物が含まれ、Co,Niの化合物としてはこれ
らの硫酸塩、塩化物、酢酸塩、硝酸塩などであ
り、Moの化合物はモリブデン酸のアンモニウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩、塩化モリブデン
などである。また、添加量はCo,Niの化合物は
金属として3〜50g/範囲が望ましく、これが
3g/よりも少いと陽極電解処理(A処理)し
ても発色し難いからであり、また50g/より多
いとめつき作業が困難となり、かつめつき性も悪
くなるためである。コバルト及び/又はニツケル
化合物の特に望ましい成分は経験上金属として5
〜20g/である。 またMoの化合物は金属として0.01〜3g/
の範囲が望ましい。その理由は、0.01g/以下
の場合は発色効果が小さく、3g/以上ではめ
つき層の密着性が低下するからである。 更に、発色後の外観を良くするための手段の1
つとしてめつき層自体を変える方法がある。すな
わち、めつき浴に有機添加剤を添加することによ
り後処理や塗装等によらずとも陽極電解処理(A
処理)によつて青黒色化乃至黒色化を促進し、美
麗な着色亜鉛めつき金属板を得ることが出来るの
である。勿論これに加えて後処理や塗装を施せば
美麗は更に増すことはいう迄もない。適当な有機
添加剤としては、水溶性もしくは水分散性のポリ
アクリレート共重合体、ジシアンジアミド・ホル
ムアルデヒド、ポリビニルアルコール或いはカチ
オン性ポリアミンの各有機化合物があり、めつき
浴中にこれらの有機添加剤の少くとも1種以上を
合計0.1〜10g/添加すれば、濃い青黒色乃至
黒色の美麗なめつき表面が得られる。添加量は
0.1g/より少なければ効果がなく、10g/
を超えるとめつき性が悪くなるから上記範囲が良
い。 また、共析亜鉛めつき後に行なう陽極電解処理
(A処理)浴に含まれる化合物としては、次に示
すものがある。 すなわち、Zn,Co,Ni,Fe,Cr,Sn,V,
Mg,Mn,Cu,Al,Na又はKの硫酸塩、塩化
物、硝酸塩、酢酸塩のうちの水溶性化合物およ
び/又は硫酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、
酢酸アンモニウム等が含まれる。 添加量は1〜100g/の範囲が望ましい。そ
の理由として1g/以下では電導性が極端に悪
くなり、100g/以上では経済的でなくなる。 なお、SnおよびCuまたはこれらの塩や化合物
をA処理浴に添加する場合、SnやCuはZnめつき
層に対して置換析出しやすいので、特に濃度を低
く、例えば5g/以下にする必要がある。 また、上記浴中での陽極電解処理(A処理)の
処理電気量は5〜500クーロン/dm2が望まし
い。電気量が5クローン/dm2以下の場合には発
色効果が小さく、500クーロン/dm2を超えると
処理膜の密着性に問題を生じるとともに、Znが
陽極処理(A処理)電気量に比例して再溶解する
ため経済的でない。 これらの青黒色化乃至黒色化した共析電気亜鉛
めつき金属板の裸耐食性は、概して弱い腐食性雰
囲気においては良好である(恒温多湿試験)が、
塩水噴霧試験ではややもの足りない。例えば目付
量10g/m2の場合、恒温多湿試験では50日経過後
も全く変化がなく良好であるが塩水噴霧試験では
30時間で白錆が発生した。 なお、更に青黒色化乃至黒色表面を深みのある
ものとして美麗を上げ、加えて耐食性向上を図る
手段としてめつき及び陽極電解処理(A処理)後
の表面に珪酸系処理をする方法と透明もしくは半
透明の合成樹脂塗膜を施す方法がある。 珪酸系処理とは、珪酸またはリチウムシリケー
ト、カリウムシリケート、ナトリウムシリケート
等の珪酸塩乃至これらの混合物の水溶液(必要に
応じて更にクロム酸又はクロム酸塩もしくはこれ
らの混合物を加える)を前記青黒色化乃至黒色化
した共析電気亜鉛めつき表面に例えば浸漬、スプ
レー塗装、ロール塗装その他の手段で塗布し乾燥
することである。この場合付着量(塗付膜量)は
珪素として測定して乾燥後において10〜400mg/
m2となるように塗布することが重要である。すな
わち珪素付着量が10mg/m2よりも少いと効果がな
く、400mg/m2を超えると処理膜の密着性に問題
を生じるからである。なお珪酸系処理は上記の
他、特公昭44―19686号乃至特公昭45―5130号明
細書記載のように珪酸または珪酸塩の他にリン酸
またはリン酸塩乃至又は水溶性もしくは水分散性
の有機高分子を含む水溶液の塗布によつても得る
ことが出来る。 また、陽極電解処理(A処理)後に施す透明乃
至半透明の塗膜は、各種の天然樹脂または合成樹
脂を水または有機溶剤で希釈して塗布し乾燥する
ことにより得られる。これらの樹脂塗料は例えば
ボイル油、油ワニス、揮発性乾燥ワニス、シエラ
ツクワニス、ラツカー、フエノール樹旨ワニス、
フタル酸樹脂ワニス、尿素樹脂ワニス、メラミン
樹脂ワニス、酢酸ビニル・アクリル樹脂ワニス、
スチレン化アルキツド、樹脂ワニス等である。塗
布方法は浸漬、スプレー塗装、ロール塗装その他
が用いられる。 上述の珪酸系処理乃至樹脂塗料塗布を行なうと
仕上がり後の亜鉛めつき表面が深みを帯びた青黒
色化乃至黒色となり美観を増すと共に後述の実施
例に示すとおり耐食性も向上する。 また、陽極電解処理(A処理)後に施す陰極電
解処理(B処理)浴に含まれる化合物は、重クロ
ム酸及びそのナトリウム、カリウム、アンモニウ
ム、塩が含まれる。これらの浴濃度は5〜200
g/の範囲が望ましい。5g/以下では浴の
電導性に難点があり、200g/以上では経済的
でない。また、陰極電解処理(B処理)電気量は
5〜500クーロン/dm2が望ましい。5クーロ
ン/dm2以下では耐食性向上の効果が小さく、ま
た500クーロン/dm2以上では経済的でない。 これらの他重クロム酸および/又は重クロム酸
塩溶液中での陰極電解処理(B処理)後上述した
珪酸系処理ないし、透明もしくは半透明の合成樹
脂塗膜を更に施す方法もある。これらの処理条件
は既に記した範囲が望ましい。 以上述べたとおり、本発明を実施することによ
り、比較的簡単な処理で色ムラのない暗色着色亜
鉛めつき金属板を得ることが出来る。すなわち前
記の目的のすべてを達成できる。従つて本発明の
工業的価値は著るしく大きいものである。なお、
基体金属板は各種加工金属板、もしくは金属製品
であつてもよいことは云う迄もない。 以下に実施例を示す。 実施例 1 板厚0.4m/mの軟鋼板を7%苛性ソーダ水溶液
中で電解脱脂した後水洗し、次に70g/の硫酸
で酸洗を行つた後水洗し、めつき原板とした。前
記処理によつて得られた原板を以下の条件でめつ
きした。 めつき浴組成 ZnSo4・7H2O 250g/ (NH4)・SO4 15g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 8g/ ジシアンジアミド・ホルムアルデヒド
1g/ めつき浴温 38℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 10g/m2 次いで、得られたCoを含む亜鉛めつき鋼板を
陽極として以下の条件で電解処理(A処理)し
た。 浴組成 ZnSO4・7H2O 10g/ (NH42SO4 10g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 50クーロン/dm2 この後更に濃度500g/のリチウムシリケー
ト溶液(Li2O:SiO2=1:4)に3秒間浸漬し
た後乾燥後において珪素としての付着量が200
mg/m2となる様にロールコートした後ホツトドラ
イヤーで乾燥した。 得られた試料は美麗な濃い青黒色乃至黒を呈
し、セロフアンテープ剥離試験でも否膜の剥離は
なかつた。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験に
おいて、連続48時間経過後も、白錆発生は5%以
内であつた。 実施例 2 実施例1と同様に脱脂、酸洗しためつき原板を
以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 15g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 8g/ めつき浴温 45℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 15g/m2 得られたCoを含む亜鉛めつき鋼板を、更に以
下の条件で陽極電解処理(A処理)を行つた。 浴組成 (NH42SO4・FeSO4・6H2O 30g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 この後更に、濃度500g/のカリウムシリケ
ート溶液(K:SiO2=1:4)に3秒間浸漬し
た後乾燥後において珪素としての付着量が200
mg/m2となる様にロールコートした後ホツトドラ
イヤーで乾燥した。 得られた試料は美麗な青黒色乃至黒色を呈し、
セロフアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離はな
く、JIS Z2371による塩水噴霧試験において連続
48時間経過後も白錆発生は5%以内であつた。 実施例 3 実施例1と同様に脱脂、酸洗しためつき原板を
以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 20g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 8g/ (NH46Mo7O24・4H2O 0.1g/ ジシアンジアミド・ホルムアルデヒド
1g/ めつき浴温度 38℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 15g/m2 得られたCo,Moを含む亜鉛めつき鋼板を、更
に以下の条件で陽極電解処理(A処理)を行つ
た。 浴組成 (NH42SO4 30g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 この後更に、5g/のCrO3を含む濃度500
g/のリチウムシリケート溶液に3秒間浸漬し
乾燥後において珪素としての付着量が200mg/m2
となる様にロールコートした後、ホツトドライヤ
ーで乾燥した。 得られた試料は美麗な濃い青黒色乃至黒色を呈
し、セロフアンテープ剥離試験で皮膜の剥離はな
かつた。又JIS Z2371による塩水噴霧試験連続48
時間経過後も全く変化なかつた。 実施例 4 実施例1と同様に脱脂、酸洗を行つためつき原
板を以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ NiSO4・7H2O(Niとして) 8g/ (NH42SO4 15g/ めつき浴温 40℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 20g/m2 得られたNiを含む亜鉛めつき鋼板を更に以下
の条件で陽極電解処理(A処理)を行つた。 浴組成 NiSO4・7H2O 10g/ Al2(SO43・16〜18H2O 50g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 400クーロン/dm2 次いで透明の合成樹脂塗料(商品名カンペクリ
ヤーラツカー)をスプレー塗布した。得られた試
料は美麗な青黒色乃至黒色を呈し、セロフアンテ
ーブ剥離試験で皮膜の剥離はなかつた。又JIS
Z2371塩水噴霧試験において連続48時間経過後も
全く変化なかつた。 実施例 5 実施例1と同様に脱脂、酸洗を行つためつき原
板を以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 15g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 5g/ NiSO4・7H2O(Niとして) 5g/ ジシアンジアミド・ホルムアルデヒド
1g/ めつき浴温 38℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 20g/m2 得られたCo,Niを含む亜鉛めつき鋼板を更
に、以下の条件で陽極電解処理(A処理)を行つ
た。 浴組成 Al2(SO43・16〜18H2O 30g/ Na2SO4 30g/ 浴温度 45℃ 処理電気量 200クーロン/dm2 更に、重クロム酸ナトリウム30g/を含む浴
中で温度40℃で電気量100クーロン/dm2の陰極
処理(B処理)を施し、次いで実施例5と同様の
方法で透明合成樹脂塗料を塗布した。 得られた試料は美麗な濃い青黒色乃至黒色を呈
し、セロフアンテープ剥離試験での皮膜の剥離は
なく、JIS Z2371による塩水噴霧試験において、
連続48時間経過後も全く変化なかつた。 実施例 6 実施例1と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたCoを含む亜鉛めつき鋼板を陽極として
以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 CoSO4・7H2O 30g/ (NH42SO4 10g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 更に、実施例6と同様の方法で陰極電解処理
(B処理)を施した後、実施例1と同様の方法で
リチウムシリケートを塗布した。 得られた試料は美麗な濃い青黒色乃至黒色を呈
し、セロフアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離は
なかつた。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験に
おいて連続48時間経過後も白錆発生は5%以内で
あつた。 実施例 7 実施例2と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたNiを含む亜鉛めつき鋼板を陽極として
以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 Cr2(SO43・5H2O 5g/ 浴温度 50℃ 処理電気量 50クーロン/dm2 更に、実施例1と同様の方法でリチウムシリケ
ートを塗布した。 得られた試料は、美麗な青黒色を呈し、セロフ
アンテープ剥離試験での皮膜の剥離はなく、JIS
Z2371による塩水噴霧試験において連続48時間経
過後も白錆発生は5%以内であつた。 実施例 8 実施例3と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたCoを含む亜鉛めつき鋼板を陽極とし
て、以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 SnSO4 2g/ (NH42SO4 10g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 更に実施例1と同様の方法でリチウムシリケー
トを塗布した。 得られた試硫は美麗な青黒色乃至黒色を呈し、
セロフアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離はなか
つた。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験におい
て、連続48時間経過後も白錆発生は5%以内であ
つた。 実施例 9 実施例4と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたCoを含む亜鉛めつき鋼板を陽極とし
て、以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 MnSO4・5H2O 40g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 60クーロン/dm2 更に実施例6と同様の方法で陰極電解処理(B
処理)を施し、次いで実施例1と同様の方法でリ
チウムシリケートを塗布した。 得られた試料は美麗な濃い青黒色を呈し、セロ
フアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離はなかつ
た。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験におい
て、連続48時間経過後も白錆発生は5%以内であ
つた。 実施例 10 実施例5と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたNiを含む亜鉛めつき鋼板を陽極として
以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 CuSO4・5H2O 2g/ (NH42SO4 10g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 更に実施例1と同様の方法でリチウムシリケー
トを塗布した。 得られた試料は美麗な青黒色乃至黒色を呈し、
セロフアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離はなか
つた。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験におい
て、連続48時間経過後も白錆発生は5%以内であ
つた。 実施例 11 実施例6と同様に脱脂、酸洗、めつきを行つて
得られたCo,Niを含む亜鉛めつき鋼板を陽極と
して以下の条件で電解処理(A処理)した。 浴組成 VOSO4・5H2O 2g/ Na2SO4 20g/ 浴温度 50℃ 処理電気量 100クーロン/dm2 更に実施例1と同様の方法で、リチウムシリケ
ートを塗布した。 得られた試料は、美麗な青黒色乃至黒色を呈
し、セロフアンテープ剥離試験でも皮膜の剥離は
なかつた。又、JIS Z2371による塩水噴霧試験に
おいて、連続48時間経過後も白錆発生は5%以内
であつた。 比較例 1 実施例1と同様に脱脂、酸洗を行つためつき原
板を以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 15g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 8g/ めつき浴温度 38℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 10g/m2 得られた、Coを含む亜鉛めつき鋼板は灰色を
呈し、セロフアンテープ剥離試験での皮膜剥離は
なかつたがJIS Z2371による塩水噴霧試験におい
て24時間経過後は全面白赤錆が発生していた。 比較例 2 実施例1と同様に脱脂、酸洗を行つためつき原
板を以下の条件でめつきした。 めつき液組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 15g/ CoSO4・7H2O(Coとして) 8g/ (NH46Mo7O24・4H2O 0.1g/ ジシアンジアミド・ホルムアルデヒド
1g/ めつき浴温度 45℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 10g/m2 得られたCo,Moを含む亜鉛めつき鋼板は光沢
のある淡黄色を呈しセロフアンテープ剥離試験で
の皮膜の剥離はなかつたが、JIS Z2371による塩
水噴霧試験において24時間経過後は全面白赤錆が
発生していた。 比較例 3 実施例1と同様に脱脂、酸洗を行つためつき原
板を以下の条件でめつきした。 めつき浴組成 ZnSO4・7H2O 250g/ (NH42SO4 15g/ めつき浴温度 40℃ 電流密度 25A/dm2 めつき量 20g/m2 得られた亜鉛めつき鋼板を更に、以下の条件で
陽極電解処理(A処理)を行つた。 浴組成 (NH42SO4 50g/ 浴温度 40℃ 処理電気量 200クーロン/dm2 得られた試料は灰色を呈し、セロフアンテープ
剥離試験での皮膜の剥離はなかつたが、JIS Z
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 2371による塩水噴霧試験においては24時間経過後
は全面白赤錆が発生していた。 以下実施例を第1表にまとめて示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性のCo,Ni或いはMo化合物の1種以上
    を、金属としてCo,Niについては3〜50g/
    、Moについては0.01〜3g/添加したZnを
    主成分とする酸性電気亜鉛めつき浴中で金属板を
    電気亜鉛めつきした後、該めつき金属板を陽極と
    し、水溶性のZn,Co,Ni,Fe,Cr,Sn,V,
    Mn,Mg,Cu,Al,Na又はKの化合物および/
    又はアンモニウム基化合物の少くとも1種以上を
    1〜100g/含む浴中で電気量5〜500クーロ
    ン/dm2の陽極電解処理(A処理)を施す事を特
    徴とする着色電気亜鉛めつき金属板の製造方法。 2 前記酸性電気亜鉛めつき浴が、更に水溶性も
    しくは水分散性のポリアクリレート共重合体、ジ
    シアンジアミド・ホルムアルデヒド、ポリビニル
    アルコール或いはカチオン性ポリアミンの各有機
    化合物の少くとも1種以上を合計0.1〜10g/
    含む浴である特許請求の範囲第1項記載のめつき
    金属板の製造方法。 3 前記陽極電解処理(A処理)後、めつき金属
    板に更に珪酸及び/又は珪酸塩及び/又はクロム
    酸及び/又はクロム酸塩を含む水溶液を乾燥後の
    珪素付着量が10〜400mg/m2となるように塗布す
    る特許請求の範囲第1項乃至第2項のいづれか1
    項に記載のめつき金属板の製造方法。 4 前記陽極電解処理(A処理)後のめつき金属
    板を水洗乾燥し、ついで樹脂塗料を塗布すること
    によつて透明乃至半透明の塗膜を施す特許請求の
    範囲第1項乃至第3項の内いづれか1項に記載の
    めつき金属板の製造方法。 5 水溶性のCo,Ni或いはMo化合物の1種以上
    を、金属としてCo,Niについては3〜50g/
    Moについては0.01〜3g/添加したZnを主成
    分とする酸性電気亜鉛めつき浴中で金属板を電気
    亜鉛めつきした後、該めつき金属板を陽極とし
    て、水溶性のZn,Co,Ni,Fe,Cr,Sn,V,
    Mn,Mg,Cu,Al,Na又はKの化合物および/
    又はアンモニウム基化合物の少くとも1種以上を
    1〜100g/含む浴中で電気量5〜500クーロ
    ン/dm2の陽極電解処理(A処理)を施し、つい
    で重クロム酸及び/又は重クロム酸塩を5〜200
    g/含む浴中で電気量5〜500クーロン/dm2
    の陰極電解処理(B処理)を施す事を特徴とする
    着色電気亜鉛めつき金属板の製造方法。 6 前記酸性電気亜鉛めつき浴が、更に水溶性も
    しくは水分散性のポリアクリレート共重合体、ジ
    シアンジアミド・ホルムアルデヒド、ポリビニル
    アルコール或いはカチオン性ポリアミンの各有機
    化合物の少くとも1種以上を合計0.1〜10g/
    含む浴である特許請求の範囲第5項記載のめつき
    金属板の製造方法。 7 前記陰極電解処理(B処理)後のめつき金属
    板に更に珪酸及び/又は珪酸塩及び/又はクロム
    酸及び/又はクロム酸塩を含む水溶液を乾燥後の
    珪素付着量が10〜400mg/m2となるように塗布す
    る特許請求の範囲第5項乃至第6項のいづれか1
    項に記載のめつき金属板の製造方法。 8 前記陰極電解処理(B処理)後のめつき金属
    板を水洗乾燥し、ついで樹脂塗料を塗布すること
    によつて透明乃至半透明の塗膜を施す特許請求の
    範囲第5項乃至第7項の内いづれか1項に記載の
    めつき金属板の製造方法。
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