JPS6143228A - 内燃機関の電子油圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の電子油圧制御装置

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JPS6143228A
JPS6143228A JP59166202A JP16620284A JPS6143228A JP S6143228 A JPS6143228 A JP S6143228A JP 59166202 A JP59166202 A JP 59166202A JP 16620284 A JP16620284 A JP 16620284A JP S6143228 A JPS6143228 A JP S6143228A
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JP
Japan
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valve
servo piston
piston chamber
chamber
conical
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Application number
JP59166202A
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English (en)
Inventor
Atsushi Saito
篤 斎藤
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6143228A publication Critical patent/JPS6143228A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/02Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
    • F02M57/022Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive
    • F02M57/025Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive hydraulic, e.g. with pressure amplification

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧サーボ機構によって燃料油を増圧して噴
射するようにしたインジェクター装置と、油圧式動弁機
構によって吸気弁と排気弁を開閉制御するようにした吸
・排気弁装置の油圧制御を電気的に制御するようにした
内燃機関の電子油圧制御装置に関するものである。
(従来技術) 本出願人はこの種の電子油圧制御装置を開発し既に出願
しているが(特願昭58−46925号)、この先願の
電子油圧制御装置においては下記する如き改良すべき点
があった。即ち、インジェクター装置と吸・排気弁装置
の油圧機構の作動を制御する弁装置としてスプール弁を
用いているため、(1)スプール弁を小形のソレノイド
コイルによって迅速に作動させるためには該スプール弁
の作動ストロークをできる限り短くする必要があるが、
該作動ストロークを短くした場合にはそれだけ該スプー
ル弁の油密性が悪化しその作動特性が損なわれるおそれ
がある、 (2)スプール弁の周溝で作動油の流出入面積を確保す
る場合、該スプール弁の大きさ及び作動慣性力等の諸条
件によって該流出入面積が制約されるため、該スプール
弁の大容量化が困難であり、それだけサーボピストンの
作動が緩慢になり高圧噴射及び噴射時間の短縮化が困難
である、(3)スプールの変位方向に沿って複数のボー
トを設けなければならないため油圧経路が複雑であり、
また軸方向寸法も長くなる、 等の問題があった。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を解決又は
改善しようとするものであって、(1)油密性を損なう
ことなく油圧制御を迅速且つ確実に行なわしめる、 (1)サーボピストンの作動を迅速ならしめて高圧噴射
及び噴射時間の短縮化を図る、 (3)構造を簡略化し且つ小型軽量化を図る、ことを目
的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、イン
ジェクター装置のサーボ機構の作動を制御する弁装置と
吸・排気弁の作動を制御する弁装置を、その適所に設け
た小径のコニカルバルブ室流入口と大径のコニカルバル
ブ室流出口を介してコニカルバルブ室内に流出入せしめ
られる作動油を適宜に制御することによって軸方向に摺
動変位し、その端部に設けた弁体部でサーボピストンを
収容したサーボピストン室のサーボピストン室流入口を
またその摺動面に設けた環状溝てサーボピストン室流入
口をそれぞれ開閉する如く作用するコニカルバルブで構
成したものである。
(作 用) 本発明では、上記の手段によって、 (1)端部に弁体部を有するコニカルバルブ弁で装置が
構成されているため、該コニカルバルブのバルブストロ
ークを小さくしてもバルブ摺動部の油密性を十分に確保
することができ、該コニカルバルブの迅速且つ確実な作
動が確保される、(2)コニカルバルブの端部に形成し
た弁体部でサーボピストン室流入口を開閉制御する構成
であるため、制御油量が同一である場合にはバルブスト
ロークをスプール弁を使用する場合に比して小さくする
ことができ、バルブストロークあるいは作動慣性等を気
にすることなく容易に大容量化することが可能であり、
サーボピストンの作動が迅速になり高圧噴射及び噴射時
間の短縮化が実現される、 (3)  コニカルバルブの摺動方向に対向してボート
(サーボピストン室流入口)が形成されているため、ス
プールの摺動方向に沿って複数のボートを設けるように
したスプール弁式に比してその油圧経路が簡単で且つ軸
方向寸法を小さくすることができる、 等の作用が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第4図を参照して本発明の好適な実
施例をいくつか説明する。
実施例第1 第1図には本発明の第1の実施例に係る内燃機関の油圧
制御装置のシステム図が示されている。
この油圧制御装置は、機関1によって同時に駆動される
作動油供給装置Uと燃料油供給装置Vと、前記作動油供
給装置Uから供給される作動油を受けて作動し前記燃料
油供給装置Vから供給される燃料を機関のシリンダ内に
噴射するインジェクター装置Xと、前記燃料油供給装置
Vからインジェクター装置Xに供給される燃料量を制御
する燃料制御装置Wと、前記作動油供給装置Uから供給
される作動油を受けて作動し機関lの吸気弁60を開閉
制御する吸気弁装置Yと、該吸気弁装置Yと同様に前記
作動油供給装置Uから供給される作動油を受けて作動し
機関1の排気弁(図示省略)を開閉制御する排気弁装置
Zと、前記インジェクター装置Xと吸気弁装置Yと排気
弁装置Zと燃料制御装置Wの作動を機関lの運転状態に
応じて制御する電子制御装置Tとを有している。
以下、上記各構成部材の構造並びにその作動を説明する
作動油供給装置Uは、機関lによって駆動される作動油
供給ポンプ+1を有しており、該作動油供給ポンプ11
により作動油タンク12内の作動油を作動油管路17を
介して後述するインジェクター装置Xと吸気弁装置Yと
排気弁装置Zに供給するようになっている。尚、作動油
の圧力脈動は作動油管路17の途中に設けたアキュムレ
ータ13によって吸収される。
燃料油供給装置■は、機関lによって駆動される燃料油
供給ポンプ14を存しており、該燃料油供給ポンプ14
により燃料油タンク15内の燃料を燃料油管路+8を介
してインジェクター装置Xに所定圧力で供給するように
なっている。尚、この燃料油の圧力脈動も前記作動油の
場合と同様に燃料油管路18の途中に設けたアキュムレ
ータ16によって吸収される。
燃料制御装置Wは、ボディ55内に、ソレノイドコイル
57の励磁吸収力とスプリング58のバネ力とによって
駆動されるソレノイドバルブ56を嵌装して構成されて
おり、該ソレノイドコイル57へ通電されている間だけ
開弁じて前記燃料供給ポンプ14から圧送される燃料油
をインジェクター装置Xへ供給するようになっている。
即ち、インジェクター装置Xへの燃料供給量(換言すれ
ばインジェクター装置Xの燃料噴射量)は、この燃料制
御装置Wのソレノイドコイル57の通電時間によって調
整される。尚、このソレノイドコイル57への通電ある
いは通電遮断は、後述する電子制御装置ITによって制
御される。
インジェクター装置Xは、燃料噴射を行なうノズルバル
ブ22と燃料圧力を増圧するプランジャ24とサーボピ
ストン25とを有している。従って、前記燃料制御装置
Wを介してインジェクターボディ21の中段に形成した
燃料油入口35に供給された低圧の燃料油は、燃料導入
路36からプランジャ24の上動に伴なって開弁するサ
プライバルブ26を介してプランジャ室37内に吸入さ
れたあと、サーボピストン25と一体的に下動するプラ
ンジャ24によって増圧され高圧油路51を介して噴口
23.23・・がら噴射される。尚、ノズルバルブ22
の啓開圧は、燃料圧導入路38を介して燃料油入口35
から該ノズルバルブ22の背圧側に導入される燃料油の
圧力とノズルスプリング31のバネ力とによって決定さ
れる。
一方、サーボピストン25の作動制御は、前記作動油供
給ポンプからサーボピストン室4I内に導入される作動
油の流入と流出を後述するコニカルバルブ27によって
制御することにより行なわれる。
コニカルバルブ27は、第1図及び第2図に示す如く略
有底筒状に形成されており、その端面を弁体部27aと
するとともに、その外周摺動面27aには環状溝47を
形成している。このコニカルバルブ27は、前記サーボ
ピストン室41の頂部に形成したサーボピストン室流入
口42に対向し且つ作動油入口40に連通ずる如く形成
されたコニカルバルブ室45内に、その弁体部27aを
該サーボピストン室流入口42に形成したバルブシート
39に対して着座(第2図鎖線図示状態、符号27′)
あるいは離間(第2図、実線図示状態)せしめ得る如く
対向させた状態で摺動自在に嵌挿されている。このコニ
カルバルブ27がサーボピストン室流入口42のバルブ
シート39に着座した状態(第2図、鎖線図示状態)に
おいては、該サーボピストン室流入口42が該コニカル
バルブ27の弁体部27aによって閉塞される一方、サ
ーボピストン室流出口43は、コニカルノぐルブ27の
外周摺動面27bの環状溝47が作動油排出路44に連
通ずることにより作動油タンク側に開口せしめられる。
従って、この状態においては前記プランジャ室37内に
燃料油が導入されると該燃料油の圧力によってサーボピ
ストンが上動せしめられ、該サーボピストン室41内に
作動油が作動油タンク12側に排出される(燃料充填行
程)。尚、以下の説明においては、この状態におけるコ
ニカルバルブ27の位置を下動位置という。
一方、コニカルバルブ27が上動した状態(第2図、実
線図示状態)においては、サーボピストン室流入口42
が開口される一方、サーボピストン室流出口43がコニ
カルバルブ27の外周摺動面27aによって閉塞される
。従って、この状態においては、作動油入口40内に供
給される作動油がサーボピストン室流入口42からサー
ボピストン室41内に流入せしめられ、プランジャ24
はサーボピストン25とともに下動してプランジャ室3
7内の燃料油を加圧(増圧)する如く作用する(噴射行
程)。尚、以下の説明においては、この状態におけるコ
ニカルバルブ27の位置を上動位置という。
又、このコニカルバルブ27の作動力はソレノイドバル
ブ28によって制御される。即ち、コニカルバルブ27
は、その弁体部27aの中央部に該コニカルバルブ27
の正圧面(作動油入口40に臨む面)と背圧面(コニカ
ルバルブ室45に臨む面)にまたがって大径のコニカル
バルブ塞流出口49をまた該弁体部27aの側方に該コ
ニカルバルブ塞流出口49より小径のコニカルバルブ室
流入口48を設けている。このコニカルバルブ室流入口
48とコニカルバルブ塞流出口49のうち該コニカルバ
ルブ塞流出口40には、該コニカルバルブ塞流出口40
を開閉するソレノイドバルブ28が取付けられている。
尚、このソレノイドバルブ28は、コア29に作用する
ソレノイドコイル30の励磁吸引力(上向き方向の力)
と常時該ソレノイドバルブ28を下方(コニカルバルブ
27側)に付勢せしめるソレノイドバルブスプリング3
3のバネ力によって上下方向に変位せしめられて前記コ
ニカルバルブ27のコニカルバルブ塞流出口49を開閉
するものであり、該ソレノイドコイル30に通電された
場合には該ソレノイドコイル30の励磁吸引力により上
方に引き上げられて上動位置にある前記コニカルバルブ
27のコニカルバルブ塞流出口49を閉塞しくこの時の
ソレノイドバルブ28の位置を上動位置という。第2図
、実線図示)、これに対して該ソレノイドコイル30へ
の通電が遮断された場合にはソレノイドバルブスプリン
グ33のバネ力によって下方に押し下げられて下動位置
にあるコニカルバルブ27のコニカルバルブ塞流出口4
9を閉塞する(この時のソレノイドバルブ28の位置を
下動位置という。第2図鎖線図示符号28′)ことがで
きるよくになっている。
従って、第2図に実線図示する如く上動位置に位置決め
されたコニカルバルブ27のコニカルバルブ塞流出口4
9が上動位置に位置決めされた(即ち、ソレノイドコイ
ル30は通電状態)ソレノイドバルブ28によって閉塞
されている状態からソレノイドコイル30への通電が遮
断されるとソレノイドバルブ2Bはソレノイドバルブス
プリング33のバネ力によりコニカルバルブ27と一体
的に下方に押し下げられて咳コニカルバルブ27を下動
位置に位置決めしてサーボピストン室流人口42を閉塞
する。この状態においてソレノイドコイル30への通電
が開始されると、該ソレノイドバルブ28は急速に下動
位置から上動位置まで引き上げられてコニカルバルブ2
7のコニカルバルブ塞流出口49を開口する。このコニ
カルバルブ塞流出口49が開口されると、コニカルバル
ブ室流入口48を通ってコニカルバルブ室45内に流入
した作動油がコニカルバルブ塞流出口49から流出する
が、この時、コニカルバルブ塞流出口49の通路面積が
コニカルバルブ室流入口4Bの通路面積よりも大きいた
め作動油入口40内の作動油とコニカルバルブ室45内
の作動油の間で差圧が発生し、コニカルバルブ27はこ
の差圧により下動位置から上動位置まで次第に移動せし
められてサーボピストン室流入口42を開口する。
このように、このインジェクター装置Xにおいては、ソ
レノイドコイル30が通電遮断状態から通電されると、
サーボピストン室流出口43が閉じると同時にサーボピ
ストン室流入口42が開かれて噴射行程が開始され、ま
た該ソレノイドコイル30への通電が遮断されると、サ
ーボピストン室流入口42が閉じると同時にサーボピス
トン室流出口43が開かれて充填行程が開始されるよう
になっている。
尚、燃料噴射量は、前記燃料制御装置Wからインジェク
ター装置X側に供給される燃料量換言すれば、該燃料制
御装置Wのソレノイドコイル57への通電時間によって
決定される(燃料制御装置Wを設けない構造のものにあ
っては、例えば充填行程時間即ち、インジェクター装置
Xのソレノイドコイル30の通電遮断時間によって決定
される)。又、噴射時期は、機関lの回転速度に応して
ソレノイドコイル30への通電開始時期を調整すること
により制御される。
又、この実施例においては、ソレノイドコイル30の内
周側にコニカルバルブ室50を介して作動油を導入し、
該作動油によってソレノイドコイル30を冷却して該ソ
レノイドコイル30の昇温による作動特性の変化を防止
するようにしている。
吸気弁装置Yは、前記インジェクター装置Xのサーボ機
構と同様のサーボ機構を有するものであって、後述する
電子制御装置Tによって0N−OFF制御されるソレノ
イドコイル64の励磁吸引力とソレノイドバルブスプリ
ング65のバネ力とによって駆動されるソレノイドバル
ブ62と、その端部を弁体部66aとするとともにその
外周摺動面66bに環状溝76を形成し、さらにその弁
体部66aに上記ソレノイドバルブ62によって開閉さ
れるコニカルバルブ室流出ロア0と常時作動油入ロア2
に臨んで開口するコニカルバルブ室流入ロア1を形成し
、ソレノイドコイル64の通電時には該作動油入ロア2
内の作動油圧力とコニカルバルブ室67内の作動油圧力
との差圧によって上動してサーボピストン室流入ロア4
を開口させてサーボピストン室73内に作動油を導入せ
しめ、またソレノイドコイル64の通電遮断時にはソレ
ノイドバルブスプリング65のバネ力によって下動せし
められてサーボピストン室流入ロア4を閉じると同時に
サーボピストン室流出ロア5を開いて該サーボピストン
室73内から作動油を排出させる如く作用するコニカル
バルブ66とを有している。また、サーボピストン室7
3内には、筒状のサーボピストン77が摺動自在に嵌挿
されている。このサーボピストン77は、その上端面7
7aがサーボピストン室73の上端面73aに当接する
ことによってその上動が規制され、またその下端面77
bがサーボピストン室73の下端面73b ′に当接す
ることによってその下動が規制されるようになっている
。さらに、このサーボピストン77の軸穴79内には、
その下端部78aを吸気弁60のバルブステム上端部8
1に対向当接せしめたプランジャ78が摺動自在に嵌挿
されている。
このプランジャ78は、その中間部に形成した鍔部78
bがサーボピストン77の下端面77bに当接するこ止
によってその上動が、また該鍔部78bがボディ61に
形成した肩部80と当接することによってその下動がそ
れぞれ規制されるようになっている。
上述の如く構成された吸気弁装置Yにおいては、ソレノ
イドコイル64への通電が遮断されサーボピストン室流
入ロア4が閉じ、サーボピストン室流出ロア5が開いた
第1図実線図示状態においては、バルブスプリング82
.83のバネ力によって閉弁状態に保持された吸気弁6
0によってプランジャ78とサーボピストン77は、該
プランジャ78の鍔部78bをサーボピストン77の下
端面77bに当接させた状態で上下方向の中間位置にお
いて保持されている。
この状態においてソレノイドコイル64が通電されると
コニカルバルブ66のコニカルバルブ室流出ロア0が開
かれるため該コニカルバルブ66が上動し、サーボピス
トン室流入ロア4が開かれると同時にサーボピストン室
流出ロア5が閉じ該サーボピストン室73内に作動油が
流入される。
サーボピストン室73内に作動油が流入すると、まずそ
の初期即ち、サーボピストン77の下端面77bがサー
ボピストン室73の下端面73bに当接するまでの間は
サーボピストン77とプランジャ7Bが一体的にしかも
両者の合計端面積上に作用する大きな油圧力によってゆ
っくりと下動して吸気弁60を開弁させる。一旦、吸気
弁60が開くとシリンダ内圧が急激に低下するため(換
言すれば、吸気弁60に作用する開弁抵抗力が急激に低
下するため)、それ以後はプランジャ78のみが該プラ
ンジャ78の端面上に作用する油圧力で素早く下動しつ
づけ吸気弁6oを全開位置まで開弁させる。
即ち、この吸気弁装置は、ソレノイドコイル64に通電
することによって吸気弁60を開弁させ、該ソレノイド
コイル64への通電を遮断することにより吸気弁60を
閉弁させるものであり、しかも該吸気弁60の開弁時に
は、該吸気弁60の開弁抵抗が大きい開弁初期において
はサーボ機構(即ち、サーボピストン77)をきかせて
大きな作動力でゆっくりと開弁させ、開弁抵抗が減少す
る開弁後期においてはサーボ機構をきかせずに小さい力
で素早く開弁させるものである。
排気弁装置Zは、上記吸気弁装RYと同一構成並びに作
用を有するものであり、ここではその説明を省略する。
電子制御装置Tは、機関1のフライホイール3に近接配
置した回転位相角センサ4の出力を受けて作動するマイ
クロコンピュータ2を有しており、機関1の運転状態に
応じて前述の如く前記燃料制御装置Wとインジェクター
装置Xと吸気弁装置Yと排気弁装置Zの作動をそれぞれ
制御するものである。
実施例箱2 上記実施例箱1のものにおいては、インジェクター装置
Xのコニカルバルブ27の弁体部27aと吸気弁装置Y
のコニカルバルブ66の弁体部66aをともに絞り部を
有しない偏平弁体としたが、本発明はこれに限定される
ものでなく、例えば第4図に示す如くコニカルバルブ9
1の弁体部91aに適宜形状の絞り部93を形成してサ
ーボピストンの作動特性即ち、燃料噴射特性を適宜に調
整することもできる。
実施例箱3 さらに上記第1の実施例のソレノイドバルブ例えば、イ
ンジェクター装置Xのソレノイドノ(ルブ28において
は、該ソレノイドバルブ28を直棒状に形成して該ソレ
ノイドバルブ28をコニカルバルブ27の内周面と非接
触としていたが、本発明はこれに限定されるものでなく
例えば第4図に示す如く該ソレノイドバルブ92のしか
もコニカルバルブ91と径方向に重合する部分を該コニ
カルバルブ91の内周面91bに摺接嵌合する大径部9
4とし且つ該大径部94の外周面に軸方向に形成した角
摺部95を油通路として作用せしめるようにすることも
できる。このようにした場合には、該大径部94によっ
てソレノイドノくルブ91の弁座96に対する着座性が
向上せしめられよりその作動が確実となる。
実施例箱4、第5 また、上記第1の実施例においてはインジェクター装置
Xと吸・排気弁装置Y、Zの油圧サーボ機構部分とノズ
ル部分あるいは動弁部分とをそれぞれ一体形に形成した
が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、サ
ーボピストン室流入口及びザーボピストン室流出口とサ
ーボピストン室との間でサーボ機構を分離し、これら両
者間を比較的長い油路で連結したり、あるいはサーボ機
構部分とノズル部分あるいは動弁部分とを分離し、これ
ら両者間をそれぞれ比較的長い油路で連結したりするこ
ともできるものである。このようにした場合には、個々
の部品の形状を一体形の場合よりもコンパクトに形成す
ることができ、特にインジェクター装置あるいは吸・排
気弁装置の取付場所が比較的せまいような機関に適用す
る場合に好都合である。
(発明の効果) 本発明の内燃機関の電子制御装置は上記の説明からも明
らかなように、 (1)  コニカルバルブによってサーボピストンの作
動油の流通を制御するようにしているため、サーボピス
トンの作動油の流通をスプール弁によって制御する場合
に比べて油密性を損なうことなくその作動(油圧制御)
を迅速ならしめることができ、それだけ燃料の高圧噴射
と噴射時間の短縮化が図れ、噴射特性が向上する、 (2)端面に弁体部を有するコニカルバルブを使用して
いるため、軸方向に複数個の油溝を設けたスプール弁を
使用する場合に比してその軸方向寸法が短縮され、その
構造の簡略化と小型軽量化が図れる、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る油圧制御装置あ全体
システム図、第2図は、第1図の■部拡大図、第3図は
第1図の■部拡大図、第4図は本発明の他の実施例の要
部縦断面図である。 l  ・・・・・内燃機関 2  ・・・・・マイクロコンピュータ11  ・・・
・・作動油供給ポンプ 14 ・・・・・燃料油供給ポンプ 22 ・・・・・ノズルバルブ 24 ・・・・・プランジャ 25 ・・・・・サーボピストン 27 ・・・・・コニカルバルブ 28 ・・・・・ソレノイドバルブ 41 ・・・・・サーボピストン室 42 ・・・・・サーボピストン室流入口43 ・・・
・・サーボピストン室流出口45 ・・・・・コニカル
バルブ室 47 ・・・・・環状溝 48 ・・・・・コニカルバルブ室流入口49 ・・・
・・コニカルバルブ室流出口60 ・・・・・吸気弁 62 ・・・・・ソレノイドバルブ 66 ・・・・・コニカルバルブ 67 ・・・・・コニカルバルブ室 81 ・・・・・バルブステム頭部 82.83・・・バルブスプリング T  ・・・・・電子制御装置 U  ・・・・・作動油供給装置 ■  ・・・・・燃料油供給装置 W  ・・・・・燃料制御装置 X  ・・・・・インジェクター装置 Y  ・・・・・吸気弁装置 Z  ・・・・・排気弁装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.内燃機関(1)によって駆動される燃料油供給ポン
    プ(14)を有する燃料油供給装置(V)と、前記内燃
    機関(1)によって駆動される作動油供給ポンプ(11
    )を有する作動油供給装置(U)と、コニカルバルブ室
    (45)内に摺動自在に嵌挿され且つその適所に形成し
    た小径のコニカルバルブ室流入口(48)と大径のコニ
    カルバルブ室流出口(49)を介して行なわれる前記コ
    ニカルバルブ室(45)への作動油の流出入をソレノイ
    ドバルブ(28)によって制御することにより軸方向に
    摺動変位せしめられ、その端部に形成した弁体部(27
    a)によってサーボピストン室(41)に形成したサー
    ボピストン室流入口(42)を開閉するとともにその外
    周の摺動案内面(27b)に形成した環状溝(47)に
    よって該サーボピストン室流出口(43)を開閉する作
    用をするコニカルバルブ(27)を備え該コニカルバル
    ブ(27)によって前記サーボピストン室(41)への
    作動油の流出入を制御することにより前記作動油供給装
    置(U)から供給される作動油により前記サーボピスト
    ン室(41)内に内挿されたサーボピストン(25)を
    作動させて前記燃料油供給装置(V)から供給される燃
    料油をプランジャ(24)によって増圧してノズルバル
    ブ(22)から噴射するようにしたインジェクター装置
    (X)と、バルブスプリング(82),(83)によっ
    て常時閉弁方向に付勢された吸気弁(60)のバルブス
    テム頭部(81)に、サーボピストン室(73)内に摺
    動自在に嵌挿されたサーボピストン(77)と連動可能
    に構成されたプランジャ(78)を連結する一方、前記
    サーボピストン室(73)のサーボピストン室流入口(
    74)とサーボピストン室流出口(75)を、コニカル
    バルブ室(67)内に摺動自在に嵌挿され且つその適所
    に形成した小径のコニカルバルブ室流入口(71)と大
    径のコニカルバルブ室流出口(70)とを介して行なわ
    れる該コニカルバルブ室(67)への作動油の流出入を
    ソレノイドバルブ(62)によって制御することにより
    軸方向に摺動変位せしめられ、その端部に形成した弁体
    部(66a)によって前記サーボピストン室流入口(7
    4)を開閉するとともに、その外周の摺動案内面(66
    b)に形成した環状溝(76)によって該サーボピスト
    ン室流出口(75)を開閉する作用をするコニカルバル
    ブ(66)によって開閉制御し得る如く構成し、前記サ
    ーボピストン室(73)内に導入される作動油の圧力に
    よって前記サーボピストン(77)とプランジャ(78
    )を適宜に摺動変位させて前記吸気弁(60)を前記バ
    ルブスプリング(82),(83)のバネ力に抗して開
    弁させるようにした吸気弁装置(Y)並びに排気弁装置
    (Z)と、前記インジェクター装置(X)の前記ソレノ
    イドバルブ(28)と前記吸気弁装置(Y)と排気弁装
    置(Z)の前記ソレノイドバルブ(62)とを前記内燃
    機関(1)の運転状態に応じて制御するマイクロコンピ
    ュータ(2)を備えた電子制御装置(T)とを備えたこ
    とを特徴とする内燃機関の電子油圧制御装置。
  2. 2.前記インジェクター装置(X)と吸気弁装置(Y)
    と排気弁装置(Z)のうち少なくともいずれかひとつが
    、そのサーボピストン室流入口(42,74)及びサー
    ボピストン室流出口(43,75)とサーボピストン室
    (41,73)の間で分離され且つ該サーボピストン室
    流入口(42,74)及びサーボピストン室流出口(4
    3,75)とサーボピストン室(41,73)の間が比
    較的長い油路で連結されている特許請求の範囲第1項記
    載の内燃機関用油圧制御装置。
  3. 3.前記インジェクター装置(X)が、プランジャ(2
    4)の加圧側端部でサーボピストン(25)側とノズル
    バルブ(22)側に分離し且つこの両者間を比較的長い
    油路で連結して構成され、また前記吸気弁装置(Y)と
    排気弁装置(Z)のうち少なくともその一方が、そのサ
    ーボピストン室流入口(74)及びサーボピストン室流
    出口(75)とサーボピストン室(73)の間で分離し
    且つこの両者間を比較的長い油路で連結して構成されて
    いる特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の電子油圧制
    御装置。
  4. 4.ソレノイドバルブ(28,62)の外周部が、該ソ
    レノイドバルブ(28,62)の内径部を摺動してコニ
    カルバルブ(27,66)のコニカルバルブ室流出口(
    49,70)の弁座部に着座せしめるための案内部材と
    されている特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の電子
    油圧制御装置。
  5. 5.コニカルバルブ(27,66)の弁体部(27a,
    66a)に、サーボピストン室流入口を適宜に絞る絞り
    部を形成した特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の電
    子油圧制御装置。
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JPH0251971U (ja) * 1988-10-07 1990-04-13
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