JPS6132848Y2 - - Google Patents

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JPS6132848Y2
JPS6132848Y2 JP1978136521U JP13652178U JPS6132848Y2 JP S6132848 Y2 JPS6132848 Y2 JP S6132848Y2 JP 1978136521 U JP1978136521 U JP 1978136521U JP 13652178 U JP13652178 U JP 13652178U JP S6132848 Y2 JPS6132848 Y2 JP S6132848Y2
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flow rate
step motor
vehicle speed
control valve
pressure fluid
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JP1978136521U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、動力舵取装置における流量制御装
置、殊に車速に対応して流量を制御する装置に関
する。
従来の動力舵取装置は、一般に運転者の操舵力
を軽減する目的で開発されてきた。しかし自動車
の高速走行時には、もともとその操舵力が小さく
てよく、動力舵取装置を設けるためにハンドルが
軽くなりすぎて、直進状態を保つのが困難になつ
たり、ハンドルを切りすぎる等の不都合があつ
た。
従つて動力舵取装置は、自動車の高速走行時に
はその操舵力補助機能を低減することが好まし
く、かかる機能の代表的なものとして、第1図の
曲線Aに示す流量特性が得られる通常ドロツピン
グポンプと呼ばれるポンプを使用したものが知ら
れている。なお図中の曲線Bは比例吐出ポンプの
特性を示し、ポンプ回転数Nの増大に比例して吐
出流量Qが増大し、曲線Cは定吐出ポンプの特性
を示すものであつて、ある一定のポンプ回転数ま
では吐出流量が比例的に増大し、それ以上は、回
転数Nが増大しても吐出流量Qは一定である。す
なわちドロツピングポンプの場合、ある一定回転
数までは吐出流量が比例的に増大して、以後ある
回転数まで一定の吐出流量を持ち、それ以上回転
数Nが増大すると吐出流量Qが減少する機能を持
つている。
しかしこの種のポンプは、エンジンの回転によ
つて直接駆動されているために、吐出流量Qがエ
ンジンの回転数とともに変化し、自動車の走行速
度、すなわち車速とは必ずしも一致しないという
欠点がある。
一方、車速に応じて流量を変化させることを目
的として、例えば特公昭52−27887号公報、特公
昭52−39529号公報、特開昭47−30039号公報、特
開昭52−41326号公報等に示される流量制御装置
が多数提案されている。
これらの提案は、車速が一定に達したときに流
量制御弁をオン・オフさせるものか、或いは車速
に対応して連続的に流量を変化させるものである
が、前者は前記オン・オフによる流量の段階的変
化が大きく、従つてこの急激な変化に起因して運
転者に大きな不安感を与えることがあり、後者は
所定の流量特性を得るために制御弁の構造が著し
く複雑化し、また加工上の問題点が多い。さらに
いずれの場合においても、万一の故障に対する安
全対策や、圧力流体の脈動対策についての考慮が
なされていないか、不充分なものが多い。
この考案は以上のような従来装置の欠点を解消
し、車速に応じた任意の流量特性が容易に得られ
るようにすると共に、構造が簡単で作動の確実な
流量制御装置を提供するものである。
第2図、第3図は、この考案を具体化した一実
施例の系統図と油圧回路図であり、第4図はその
流量特性の説明図、第5図はステツプモータ制御
装置の動作説明図、第6図は車速センサーの具体
例を示す図、第7図は流量制御弁の具体例を示す
図である。
図において、1は自動車のエンジン、2はトラ
ンスミツシヨンであつて、その出力回転数、すな
わち自動車の走行速度が、フレキシブルシヤフト
3等を介して速度計4に伝達される。一方、エン
ジン1によりベルト5を介して駆動される油圧ポ
ンプ6の圧力流体は、油圧回路7を経て流体シリ
ンダ8の制御弁9に供給され、ハンドル10の操
作により流体シリンダ8への圧力流体の供給方向
(操舵方向)切換えおよび流量制御が行われ、制
御弁9からの排出流体は、戻流回路11を経て油
タンク12に戻される。流体シリンダ8は周知の
ように前記制御弁からの圧力流体により作動して
自動車の操舵機構を作動させる。
この考案は以上のような動力舵取装置におい
て、前記油圧ポンプ6から制御弁9への油圧回路
7内に、圧力流体の流量を規定する固定絞り21
と可変絞り22とを並列に配置し、該可変絞り2
2の絞り量をステツプモータ23で変化させられ
る流量制御弁20を設けると共に、前記トランス
ミツシヨン2の出力軸の回転、すなわち車速に対
応した電気信号を発生する車速センサー30、お
よび該車速センサー30の電気信号により作動し
て前記ステツプモータ23の回転角を制御するス
テツプモータ制御装置40を設ける。13はその
電気回路である。
車速センサー30は、例えば速度計4とトラン
スミツシヨン2の出力軸とを結ぶフレキシブルシ
ヤフト3のいずれかの端、または中間に接続し、
車速に比例した電気信号を発生するものであれば
よく、従つてこの目的に合致するものであれば、
公知のいかなるセンサーを用いてもよい。
第6図は、リードスイツチ31を用いた車速セ
ンサーの一例を示すものであつて、車速に比例し
て回転する回転軸33のまわりに磁石片32の適
数(図では2個)を取りつけ、軸33の回転で磁
石片32が通過する極く近傍のハウジング34内
にリードスイツチ31を設けたものであつて、軸
33の一回転で適数個のパルス(図では2個)を
発生する。この発生パルス数、すなわち、磁石片
32の数は後述するステツプモータ制御装置40
の設計の際、任意に決定すればよい。
ステツプモータ制御装置40は車速センサー3
0からの電気信号を受けて後述するステツプモー
タ23の回転角に制御して、可変絞り22の所定
の流量特性を得るための制御装置であつて、第5
図に、前記車速センサー30にパルス発生式車速
センサーを用いた場合の制御方式を示してある。
すなわち車速が低速Lから高速Hに変化するの
に対応して、車速センサー30が車速に比例した
パルス数の電気信号aを発生すると、該パルスを
ワンシヨツト回路41で一定巾のパルス信号bに
整形して積分回路42に送る。ここではパルス信
号bを積分し、デジタル・アナログ変換を行い、
車速に比例したアナログ出力cを得る。積分回路
42で得たアナログ出力cは、コンパレータ回路
43で設定値と比較し、設定値を越えた場合、出
力を出すようにしておく。従つてコンパレータ回
路43は、図中の信号d、すなわちSTEP−1、
STEP−2……に対応して複数個設け、それぞれ
の設定値を変化することで任意の特性をもつた制
御が可能となる。コンパレータ回路43の出力
は、パルス分配回路44で、ステツプモータ23
の各コイル、φ1,φ2……に図中eで示す如く
分配し、駆動装置45で増巾して、ステツプモー
タ23の各コイルを励磁する。すなわちステツプ
モータ23の回転角を制御する。
可変絞り22の絞り量をステツプモータ23で
制御される流量制御弁20は、第3図、第7図に
より明らかなように、ステツプモータ23のシヤ
フト23aに、絞り孔23bを開設し、流量制御
弁20の可変絞り側の圧力流体通路7bに前記シ
ヤフト23aの孔23bを臨ませ、シヤフト23
aの回転角の変化で、通路7bの開口面積、すな
わち絞り量を変化させる。なお、可変絞り22と
並列配置の固定絞り21は、前記通路7bと並列
配置に設けた通路7a内に設けてある。24は流
量制御弁20のハウジングである。25は制御弁
9側の圧力保障用のリリーフ弁であつて、油圧回
路7の流量制御弁20より制御弁9側において分
岐回路26Aにより制御弁9の圧力を検出して作
動し、過剰圧力を検出するとばね25aに抗して
作動し、回路27を介して圧力流体を油タンク1
2に戻流させる。28はポンプ6の吐出流量が過
剰になつたときに作動し、回路29を介して過剰
な圧力流体を油タンク1に戻流させるフローコン
トロール弁であつて、油圧ポンプ6と流量制御弁
20との間における分岐回路26Bの圧力と、こ
れに対抗するばね28aの付勢力と回路26Aの
圧力の和との差圧により作動する。
この流量制御弁20は、最終的には第4図のC
に示すような流量特性(Q;流量、S;車速)を
得るものであつて、その作用を第3,4図を中心
に説明する。
油圧ポンプ6から吐出された圧力流体は、固定
絞り21と可変絞り22とに分配された後、再び
合流して制御弁9に供給される。このとき、固定
絞り21に流れる流量を、第4図のA特性になる
ように固定しておき、可変絞り22に流れる流量
を、その絞りが全開(絞り量ゼロ)のとき、第4
図のB特性の最大値になるように設定しておく。
すなわち合流後、制御弁9に供給されるトータル
流量(C特性)の最大値が決定されたことにな
る。なお最大値以上の流量が油圧ポンプ6から吐
出されたときは、前記のようにフローコントロー
ル弁28が作動して余分の圧力流体を油タンク1
2に戻し、また制御弁9側は、リリーフ弁25に
よりその圧力保障を行つている。
ここにおいて、可変絞り22は、ステツプモー
タ23の回転でその絞り量を制御されており、該
モータ23の回転角は、前述の如くステツプモー
タ制御装置40を介して車速により制御されてい
るので、可変絞り22の流量特性を例えば第4図
のBの如く設定することができる。
従つて固定絞り21による流量特性Aと、可変
絞り22による流量特性Bとのトータルの流量特
性Cによつて制御弁9に圧力流体が供給されるこ
とになり、車速が高速になるほど制御弁9への流
量を減少させて操舵力の補助を低減し、高速走行
時に適正な操舵感覚を運転者に与えることがで
き、安定感を向上させることができる。
なお可変絞り22のシヤフト23a側の孔23
bと、ハウジング24に形成する通路7bとの断
面形状は、単純な円形に限定するものではなく、
例えば楕円や矩形等の任意の断面形状とすること
ができ、さらに、シヤフト23aの円周方向に、
いわゆるアルキメデス溝を設ける等、任意に決定
すればよく、これによつて種々の流量特性を得る
ことができる。また第4図のB,C特性は、便宜
上8ステツプで絞りの全開から全閉までの変化を
行わせているが、これは特に重量ではなく、実際
には、実車でのフイーリングやステツプモータ制
御装置の設計上の問題等から決定すべきである。
さらに第7図では、ステツプモータ23、流量
制御弁20、油圧ポンプ6等を一体的に組立てた
実施例を示しているが、これはそれぞれを分離し
さらに固定絞りと可変絞りをも分離して構成し得
るものであることはいうまでもない。
この考案は以上のような構造であつて、車速に
対応して制御弁9への流に制御されるので、自動
車の据え切り時や低速走行時には、十分の動力補
助を行つて運転者の操舵力を軽減し、高速になれ
ば動力補助を低減して、ハンドルの切りすぎや、
ふらつき等のない安定した操舵を行うことができ
る。
また任意の車速−流量特性が容易に得られ、自
動車の操舵特性にマツチした変更も容易であつ
て、車種により最も適切な操舵特性の設定を容易
に実施することができ、車速の検出から流量制御
弁の制御までを電気的に行うので、その間の作動
が異常にあつた場合、容易にその異常を検出する
ことができ、万一のトラブルに対する対策(フエ
イルセーフ)が実施しやすい。
可変絞りをステツプモータと一体的に形成した
ため、部品点数及び重量を軽減でき、かつコスト
の低減化を計りうる。
そして車両の電子制御化、マイクロコンピユー
タ化が進んだ場合においても、この考案をその一
環として導入できるので、コストの低減や、多岐
にわたる制御が可能となる。
さらに圧力流体源としての油圧ポンプは、一般
的なベーンポンプやギヤーポンプ等、低廉な吐出
流量比例型のポンプを使用することができ、特殊
なポンプを必要としないので、価格が低廉である
と共に、故障が少なく保守が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々のポンプの流量特性を示す図、第
2図はこの考案の実施例の系統図、第3図は油圧
回路の一例を示す図、第4図はこの考案の流量特
性を示す図、第5図はステツプモータ制御装置の
動作説明図、第6図は車速センサーの一例を示す
図、第7図は流量制御弁の具体化した一例を示す
図である。 2……トランスミツシヨン、3……フレキシブ
ルシヤフト、4……速度計、6……油圧ポンプ、
7……油圧回路、8……流体シリンダ、9……制
御弁、10……ハンドル、13……電気回路、2
0……流量制御弁、21……固定絞り、22……
可変絞り、23……ステツプモータ、30……車
速センサー、40……ステツプモータ制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手動操舵力を補助する流体シリンダとその制御
    弁とを有する動力舵取装置において、前記制御弁
    と、該弁を経て流体シリンダに圧力流体を供給す
    る油圧ポンプとの中間に、圧力流体の流量を規制
    する固定絞りと可変絞りとを並列に配置して、該
    可変絞りの絞り量をステツプモータで変化させる
    如くなし、該可変絞りを可変絞り側の圧力流体通
    路に臨ませたステツプモータのシヤフトに直接形
    成した孔ないし溝として形成し、車速に対応した
    電気信号を発生する車速センサーと、該センサー
    の電気信号によりステツプモータのシヤフトの回
    転角を制御するステツプモータ制御装置とを設け
    て、前記シヤフトの回転角の変化で前記圧力流体
    通路の開口面積を変化させ可変絞りの絞り量を制
    御すべくしたことを特徴とする動力舵取装置にお
    ける流量制御装置。
JP1978136521U 1978-10-03 1978-10-03 Expired JPS6132848Y2 (ja)

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JP1978136521U JPS6132848Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03

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JP1978136521U JPS6132848Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03

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JPS5556769U JPS5556769U (ja) 1980-04-17
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JPS5923772A (ja) * 1982-07-29 1984-02-07 Hino Motors Ltd 車両に使用されるパワ−・ステアリング

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5082737A (ja) * 1973-11-23 1975-07-04

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JPS5082737A (ja) * 1973-11-23 1975-07-04

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