JPS6131918Y2 - - Google Patents

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JPS6131918Y2
JPS6131918Y2 JP10794580U JP10794580U JPS6131918Y2 JP S6131918 Y2 JPS6131918 Y2 JP S6131918Y2 JP 10794580 U JP10794580 U JP 10794580U JP 10794580 U JP10794580 U JP 10794580U JP S6131918 Y2 JPS6131918 Y2 JP S6131918Y2
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signal
ship
transmitter
trigger
oscillator
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JP10794580U
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JPS5731299U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型船舶の緊急停船装置に関し、さら
に詳しくは、小型船舶の操船者が誤つて水中に転
落した場合に自動的にその小型船舶が停船する、
操船者の安全を確保するための装置に関するもの
である。
一般に、例えば、小型漁船、レジヤーボート等
の1人乗りの小型船舶においては、沿岸漁業など
の際、1人で漁に出ることが多く、漁労作中に誤
つて水中に転落し、船舶が停止しないで水死する
という事故が発生している。
しかしながら、このような場合に、操船者の水
中への転落を感知して船舶の機関が止まるか、ま
たはクラツチがオフになる装置があれば、操船者
は船舶に泳ぎついて事故を防げるが、このような
装置は全く存在していなかつた。
また、よく命網を使用することもあるが、操船
や漁労に際して非常に邪魔になるという問題があ
つた。
その対策として、操船者に緊急停船用の発信装
置を携帯させ、操船者が水中に転落した時に緊急
停船用の信号を無線で発信させ、その信号を受け
る受信器を船体側に取り付けて、その受信器と停
船装置とを電気的に接続して操船者が小型船舶か
ら水中に転落した場合に、その小型船舶が自動的
に緊急停船して操船者が船舶まで泳ぎつくことが
できる小型船舶の緊急停船装置が考えられる。
しかしながら、上記小型船舶の操縦者が携帯す
る発信装置は不測の事故に対応するため、常時作
動している必要があり、その発振器を連続的に発
振させると電力の消費が大きくなり、電源電池等
の容量を大きくしたり、その交換間隔を短くする
等の不具合を生じるという問題がある。
そこで本考案は、前記の問題点を解消するため
になされたものであり、小型船舶において、その
操船者が水中に転落した場合、携帯した発信装置
により自動的にその船舶を停船させると共に、そ
の発振器の消費電力を少なくし、かつ転落事故発
生後、船体停止までの距離をその船速に関係なく
一定として操船者の安全をはかることを目的とし
たものである。
即ち、本考案の緊急停船装置は、操船者が携帯
する緊急停信号発信器と、船体に固定されてい
て、前記発振器からの電波信号を受信し、該受信
信号により異常を判断して船を停止させる機能と
を有する非常停船装置本体と、から成る小型船舶
の緊急停船装置において、 (A) 携帯する信号発信器は (a) 非常停船装置本体からトリガ信号を受信す
るトリガ受信器と (b) 受信した信号により定められた時間のみ信
号を発振し続ける発振器とを具備し、 (B) 非常停船装置本体は (a) 船速検出装置と、 (b) 船速と反比例した時間間隔で携帯側の受信
器に対してトリガ信号を発振するトリガパル
ス発振器と、 (c) トリガ信号により起動され規定時間の間
ONになるゲート回路と、 (d) 携帯側の発信器より送られてくる規定の信
号電波を検出し、船内に発生した非常事態を
判別する回路と、 (e) 前項の回路の出力により停船装置に停船指
令を発する回路とを具備した 点に特徴を有するものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
まず、第1図に示す本考案の実施例1における
小型船舶の緊急停船装置では、操船者が携帯する
小型軽量の緊急停船信号発信用の発信器1及び船
体側に取り付けられた受信器2があり、これら発
信器1及び受信器2は無線3により接続されてい
る。
次に、この受信器2はその制御回路4を介して
有線5により停船装置6を作動させるように電気
的に接続されており、この停船装置6が作動する
と、示されていないクラツチ、または機関レギユ
ラーを作動させて、船体を停船させるようになつ
ている。
即ち、誤つて操船者が船体から水中に転落する
と、携帯している緊急発信用の発信器1から無線
3により船体に設けた受信器2に、あらかじめ設
定された転落信号を送信し、その信号にもとづく
制御回路4の指令により停船装置6を作動させ船
体を停船させ、操船者は安全に船体にもどり着く
ことができる。
更に、本考案の実施例においては、上記発信器
1にこの小型船舶の船体速度に逆比例した間隔で
間欠的な信号発信を行ないうる発振器1aを設け
ているので、発振器1aの消費電力を少なくする
と共に、転落事故発生後船体が停船するまでの距
離をその船速に関係なく一定とすることができ
る。
この原理及び詳細を説明するため、第2図で船
速S(Knot)から1秒間当りの速度H(m/
sec)への換算図を示し、また第3図で船速S
(Knot)と機関停止後の停船までの距離D(m)
との関係を示す。
上記第2図及び第3図により、船速Sが早い程
停船装置6が働きはじめる時間を早める必要があ
る事は明らかである。
漁船等の小型船舶で、操船者が転落後船体まで
安全に泳ぎつける距離を40mとして、第4図に示
す発振パターンのごとく発信器1の発振器1a
が、発振間隔Toに対して発振時間Tsだけ間欠的
に発振している時、停船装置6がはたらいて、船
体が停船するまでの距離を40m以内とするために
は、第3図の機関停止後船体が自然に停止する距
離Dと、第4図の発振器1aの発信パターンの発
振停止中に進む距離とを考慮すると、40m停船で
の無発振時間Td(sec.)は最長、第5図の40m停
船での無発振時間Td(sec.)の線図に示すよう
な時間になる。
前述の原理を具現化するため、第6図のような
装置構成とするものである。
即ち、本装置は、点線1に囲まれた携帯用の発
信器と点線2と4で囲まれた部分から成る非常停
船装置本体とから成り立つている。
点線2と点線4とで囲まれている本案の非常停
船装置本体は、別に船体にとりつけた船速計や概
ね船速に比例する機関回転数やプロペラ回転数か
ら換算される船速に比例した信号を入力する船速
検出回路11と、その船速に比例した電圧(或は
電流)信号に反比例する時間間隔を作り出すトリ
ガパルス発振器12、そのパルス信号を電波とし
て発振器1に向けて船速信号14を発振するため
の機構であるトリガ発振部13を有している。
一方、操船者が携帯する発信器は、トリガ発振
部13により発せられた船速信号14を受けて、
定められた時間、船速に反比例した時間間隔で発
振をくり返えす発振機構15と、この発振信号を
定められた電界強度で空中に発振器1aとから成
り立つている。
船体側に設置された受信器2は、非常停船装置
本体の一部を形成しており、携帯用の発信器より
送られてくる電波を感知増巾する信号弁別回路1
8とトリガパルス発振器12により作られたトリ
ガパルスにより起動され、定められた時間内のみ
前述の電波を感知する様なゲートを形成し、ゲー
ト内に規定の電波の受信がなされなかつた時に非
常信号を発し、停船装置6に指令信号を出力する
受信ゲート回路19を有している。
一方、船体側に設けた上記の信号17を受信す
る受信器2側の信号弁別回路18及びゲート回路
19により第7図に示す信号弁別回路入力18a
及び受信ゲート19aが得られ、制御回路4によ
り第7図の停船信号Stを含む点線でかこんだ停船
指令20を停船装置6側に伝達するようになつて
いる。
その結果、船速Sが速いほどひんぱんに信号1
7を発振し、低速運航中には発振間隔Toを長く
して発信装置1の電池の消費を少なくしている。
なお、発振器1aから船体の速度に逆比例した
間隔で間欠的な信号17を発振する装置として
は、第6図に示す実施例の構成に限定されるもの
ではなく、どのような構成の装置を設けてもよ
い。
従つて、本考案の小型船舶の緊急停船装置によ
れば、操船者の漁労や操船の邪魔にならないで、
操船者の転落を感知して遠隔、かつ自動で停船さ
せることができるので、1人乗りの小型船舶での
作業中における操船者の転落死亡事故を防止する
ことができる。
更に、本考案の緊急停船装置では、操船者が携
帯する発信装置の発振器から発振をその小型船舶
の速度に逆比例した間隔で間欠的に行なつている
ので、発振器の消費電力を少なくでき、その電源
電池の小型化がはかれるので、発信装置の軽量化
及びコンパクト化をはかることができる。
また、操船者の水中への転落事故発生後、船体
が停船するまでの距離がその船速に関係なく1定
になるので、より高い安全性が期待出来る。
なお、本考案は主として1人または2人のりの
小型漁船、レジヤーボートなどの小型船舶に対し
て有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における小型船舶の緊
急停船装置のフローシート、第2図は第1図の緊
急停船装置の原理を説明するための船速の秒速へ
の換算図、第3図は第2図と同様の説明のための
船速と船体の停船距離との関係を示す線図、第4
図は第1図の発振器の発振パターン、第5図は船
速と40m停船までの無発振時間との関係を示す線
図、第6図は第1図の緊急停船装置の船速兼検出
回路及び発振間隔制御装置のフローシート、第7
図は第6図の各部における各回路の信号図であ
る。 1……発信器、1a……発振器、2……受信
器、3……無線、4……制御回路、6……停船装
置、11……船速検出回路、12……トリガパル
ス発振器、13……トリガ発振部、14……船速
信号、15……トリガ受信部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操船者が携帯する緊急停信号発信器と、船体に
    固定されていて、前記発信器からの電波信号を受
    信し、該受信信号により異常を判断して船を停止
    させる機能とを有する非常停船装置本体と、から
    成る小型船舶の緊急停船装置において、 (A) 携帯する信号発信器は、 (a) 非常停船装置本体からのトリガ信号を受信
    するトリガ受信器と (b) 受信した信号により定められた時間のみ信
    号を発振し続ける発振器とを具備し、 (B) 非常停船装置本体は (a) 船速検出装置と (b) 船速と反比例した時間間隔で携帯側の受信
    器に対してトリガ信号を発振するトリガパル
    ス発振器と、 (c) トリガ信号により起動され規定時間の間
    ONになるゲート回路と、 (d) 携帯側の発信器より送られてくる規定の信
    号電波を検出し、船内に発生した非常事態を
    判別する回路と、 (e) 前項の回路の出力により停船装置に停船指
    令を発する回路とを具備した 小型船舶の緊急停船装置。
JP10794580U 1980-07-30 1980-07-30 Expired JPS6131918Y2 (ja)

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JP10794580U JPS6131918Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

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JP10794580U JPS6131918Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

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Publication Number Publication Date
JPS5731299U JPS5731299U (ja) 1982-02-18
JPS6131918Y2 true JPS6131918Y2 (ja) 1986-09-17

Family

ID=29469227

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JP10794580U Expired JPS6131918Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

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JPS5731299U (ja) 1982-02-18

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