JPH0513678Y2 - - Google Patents

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JPH0513678Y2
JPH0513678Y2 JP1986033734U JP3373486U JPH0513678Y2 JP H0513678 Y2 JPH0513678 Y2 JP H0513678Y2 JP 1986033734 U JP1986033734 U JP 1986033734U JP 3373486 U JP3373486 U JP 3373486U JP H0513678 Y2 JPH0513678 Y2 JP H0513678Y2
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ship
output
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signal
handset
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、船舶の乗船者が水中または海中に転
落した場合に船舶を停止させるようにした救難装
置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来より、船舶の乗船者が海中に転落した場合
に、これを検知して自動的に救難のための処置を
行うようにした救難装置が提案されている。これ
は例えば特開昭60−103736号公報に示されたよう
に、発信機である子機を携帯した乗船者が海中に
転落した場合に、子機からの電波が途絶えて船舶
に設置した受信機の受信入力が低下するので、こ
れを検知して船舶のエンジンを停止させるととも
に、トランシーバにより非常事態の発生を知らせ
る救難信号を送信するようにしたものである。
しかし従来の救難装置においては、子機の電源
スイツチを誤つて切つた場合や、子機を携帯した
乗船者の位置または姿勢によつては、受信機の受
信入力が無くなり、または低下するのであるが、
このような場合には船舶のエンジンを不必要に停
止させてしまうという事態の発生することがあつ
た。ところが、船舶の入港または出港の際、特に
接岸時や荒天時においてエンジンが停止すると、
岸壁や他の船舶への衝突、または横波を受けて転
覆するおそれがあり、非常に危険な状態となつて
しまうのである。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上述の問題に鑑み、入出港時や荒天時
のようにエンジンの停止などによつて船舶の推進
力が失われると危険な状態となる場合には、受信
状態のいかんにかかわらずエンジンの停止を行わ
ないようにできる救難装置を提供するものであつ
て、その技術的手段は、携帯用の発信機である子
機1と、船舶に設置され前記子機1からの電波を
受信する受信部3と、該受信部3の出力が一定の
レベル以下になつたときに、スピーカ等の発音部
6、船舶の推進力を停止させる停止出力部8およ
び送信機の無線制御部11のそれぞれに作動信号
を出力する制御部4とを有してなる船舶の救難装
置であつて、前記制御部4には、前記受信部3の
出力レベルにかかわらず前記作動信号による出力
うち、前記停止出力部8への作動信号による停止
出力を出力しないようにするための切換スイツチ
10が設けられてなるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、発信機である子機1は、例え
ば130MHz程度の搬送波を一定の周期で断続的に
発射するようになつており、この子機1の電波を
受信部3により受信し、検知部4はその受信信号
S1が一定のレベル以下になつたときに検知信号
S2を出力するようになつている。タイマー部5
は、検知部4からの検知信号S2によつて作動
し、あらかじめ設定された時間後に作動信号S
3,S4,S5をそれぞれ順次に出力するもので
ある。発音部6は、作動信号S3によつて、あら
かじめメモリーなどに記憶された救難メツセージ
(例えばSOSと船名)や警報音などをスピーカ7
から拡声する。エンジン停止出力部8は、作動信
号S4によつて、エンジンの回転を制御するため
に船舶に設けられた手動用のレバー9aをワイヤ
ー9bまたはロツドを介して操作するソレノイド
9を作動させ、これによつてエンジンを強制的に
停止させるものである(第3図参照)。エンジン
停止出力部8には、後で詳細に述べるように、作
動信号S4が入力された場合であつてもソレノイ
ド9を作動させないようにするための切換スイツ
チ10が設けられており、この切換スイツチ10
は、親機2のパネル面の操作し易い位置に取付け
られている。無線制御部11は、作動信号S5に
よつて、前述の発音部6と同様なメツセージを発
生するとともに送信機12を作動させ、そのメツ
セージにより変調された救難信号を送信するもの
である。これら作動信号S3,S4,S5のタイ
ミングは、例えば、S3がS2から2ないし4秒
後、S4がS3から0ないし10秒後、S5がS4
から1ないし5分後というように、あらかじめ適
当な値に設定されているのである。
第2図はエンジン停止出力部8の具体例を示
し、この図において、通常時は、負論理の作動信
号S4はインバータ13を経てトランジスタTR
1をオンさせ、これによつてトランジスタTR2
もオンしてソレノイド9が作動する。しかし切換
スイツチ10を切換えてトランジスタTR1のベ
ースを接地することによつて、作動信号S4の状
態に関係なくトランジスタTR1はオフとなり、
ソレノイド9は非作動の状態に保たれるのであ
る。切換スイツチ10としては、例えばロツク機
構が設けられた2位置安定のスナツプスイツチな
どが用いられ、不測にスイツチが切換わることな
く作動が確実であり、且つ操作や切換えの状態の
確認が容易なものとしてある。切換スイツチ10
によつてエンジン停止出力部8の作動が強制的に
停止するので、例えばプログラムによつて作動信
号S4を出力しないようにしたソフト的なものに
比較して作動が確実で安全である。
この救難装置によると、通常の使用状態では、
子機1を携帯した乗船者が海中に転落した場合に
は、受信部1への入力が途絶えまたは低下するた
め、受信信号S1が一定のレベル以下になり検知
信号S2が出力される。これによつてタイマー部
5が作動し、一定時間後にスピーカ7から救難メ
ツセージや警報音が発せられ、それから一定時間
後にエンジンが停止して船舶が停止し、さらに一
定時間後に送信機12から救難信号が送信される
こととなる。入出港時や荒天時には、切換スイツ
チ10をオンとしておくことにより、エンジン停
止出力部8からの出力は常にオフであり、万が一
誤作動により検知信号S2が出力された場合でも
エンジンが停止することなく、したがつてエンジ
ンの停止による危険性を除去することができるの
である。
上述の実施例において、切換スイツチ10をソ
レノイド9と直列に接続し、ソレノイド9への電
力供給を遮断するようにしてもよい。また上述の
実施例においては、作動信号S4によつてエンジ
ン停止出力部8を作動させ、ソレノイド9によつ
てエンジンを停止させるようにしたものについて
説明したが、例えばソレノイド9により手動のク
ラツチを切り、エンジンは回転させたままスクリ
ユーの回転を停止させるようにしてもよく、また
ソレノイド9に代えてモータにより操作してもよ
く、さらには適当なリレーを用いて信号を出力
し、電磁クラツチを電気的に切るようにしてもよ
い。また、停船中に検知部4が検知信号S2を出
力した場合には、発音部6のみを作動させるよう
にしてもよい。検知部4、タイマー部5、発音部
6、および無線制御部11は、適切にプログラム
されたマイクロコンピユータを用いて実施し、あ
るいは制御することが可能である。
(考案の効果) 本考案によると、切換スイツチを切換えること
によつて、受信部の出力のレベルにかかわらず停
止出力を出力しないようにするための切換スイツ
チが設けられているので、入出港時や荒天時のよ
うにエンジンの停止などによつて船舶の推進力が
失われると危険な状態となる場合には、この切換
スイツチを切換えておくことにより、誤作動によ
つて不測に船舶の推進力が失われることがなく、
安全である。したがつて、本考案の救難装置は、
通常の航行時においては乗船者の安全を守るとと
もに、入出港時や荒天時においては、不測のエン
ジン停止などによる危険な状態を防止することが
できるのである。しかも切換スイツチの切換えに
よつて、上述のように船舶の推進力を停止させる
停止出力が出力しない場合であつても、スピーカ
等の発音部や送信機の無線制御部からは作動信号
によつて出力されるようになつているため、スピ
ーカ等や送信機によつて非常事態の発生を継続し
て知らせることができ、乗船者の安全を可能な限
り守ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は救難装
置の一例を示すブロツク図、第2図はエンジン停
止出力部の一例を示す回路図、第3図はソレノイ
ドの取付の一例を示す正面図である。 1……子機、2……親機、3……受信部、4…
…検知部(制御部)、5……タイマー(制御部)、
8……エンジン停止出力部(制御部)、、10……
切換スイツチ、S1……受信信号(受信部の出
力)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 携帯用の発信機である子機と、船舶に設置され
    前記子機からの電波を受信する受信部と、該受信
    部の出力が一定のレベル以下になつたときに、ス
    ピーカ等の発音部、船舶の推進力を停止させる停
    止出力部および送信機の無線制御部のそれぞれに
    作動信号を出力する制御部とを有してなる船舶の
    救難装置であつて、前記制御部には、前記受信部
    の出力のレベルにかかわらず前記作動信号による
    出力のうち、前記停止出力部への作動信号による
    停止出力を出力しないようにするための切換スイ
    ツチが設けられてなる船舶用の救難装置。
JP1986033734U 1986-03-08 1986-03-08 Expired - Lifetime JPH0513678Y2 (ja)

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JPS62144798U JPS62144798U (ja) 1987-09-12
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JP2754080B2 (ja) * 1990-05-31 1998-05-20 株式会社新潟鐵工所 船舶の危急停止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143839A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Nisshin Denki Seisakusho:Kk エンジン停止装置を有する救難信号発信装置

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