JPS61261662A

JPS61261662A - 燃料噴射式エンジンにおけるインジェクタの組み付け装置

Info

Publication number: JPS61261662A
Application number: JP10050985A
Authority: JP
Inventors: Seiji Kato; 誠司加藤; Masayuki Kumada; 熊田　正幸
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-05-14
Filing date: 1985-05-14
Publication date: 1986-11-19
Also published as: JPH0459466B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、燃料噴射式エンジンにインジェクタを組み付
けるためのインジェクタ組み付け装置に関するもので、
特に、インジェクタホルダにより複数個のインジェクタ
を同時にエンジンに組み付けることができるようにした
。燃料噴射式多気筒エンジンにおけるインジェクタの組
み付け装置に関するものである。

（従来の技術）燃料噴射式エンジンにおいては、一般に、燃焼室近傍の
シリンダヘッドあるいは吸気でニホルドにインジェクタ
が組み付けられ、そのインジェクタにより、吸気通路内
に燃料が噴射されるようになっている。その燃料の噴射
は、ニンジンの吸気行程等における最適の時期に、短時
間だけ間欠的に行われるようにされている。そのために
、インジェクタは、その内部の燃料圧力の変動及び燃料
噴射の反動によって、軸線方向、すなわち上下方向に振
動させようとする力を受けるものとなっている・一方、このようなインジェクタは、通常、その上端が燃
料パイプに直接接続され、下端がエンジンのインジェク
タ組み付け面に組み付けられるようにされている。した
がって、インジェクタが上下に振動すると、そのインジ
ェクタが燃料パイプあるいはエンジンのインジェクタ組
み付け面に当接し、振動騒音を発生することになる。

そこで、従来、例えば実公昭５５−２６５３０号公報・
１　　　　　に示されているように、インジェクタの上
部と：″ 燃料パイプとの間、及びインジェクタの下部とエンジン
のインジェクタ組み付け面との間に、それぞれ弾性材を
介在させ、それによって、インジェクタをフローティン
グ状態で支持するようにすることが行われている。

ところで、自動車用エンジンのような多気筒の燃料噴射
式エンジンにおいては、そのインジェクタは各気筒ごと
に設ける必要がある。その場合、上記公報に示されてい
るように各インジェクタを個々に組み付けるようにした
ものでは、その組み付け作業に手間がかかるばかりでな
く、部品管理も煩雑なものとなる。

そこで、本出願人は、複数個のインジェクタを支持し得
るインジェクタホルダを用い、そのホルダによって複数
個のインジェクタが一つのユニットとしてエンジンに組
み付けられるようにした、インジェクタの組み付け装置
を提案した（特開昭５８−７７１８３号公報参照）、そ
のホルダは、側面はぼコの字形のもので、上下のフラン
ジによって各インジェクタの上下部がそれぞれ支持され
るようになっている。そして、そのホルダの下部フラン
ジには、インジェクタの下部を挿通させ得る開口が設け
られており、その開口に嵌合される弾性シール材によっ
て、インジェクタがエンジンに対して弾性的に支持され
るとともに、その間がシールされるようになっている。

また、ホルダの上部フランジには、各インジェクタに燃
料を分配し得る燃料デリバリパイプが取り付けられるよ
うになっており、そのデリバリパイプの燃料供給口下端
面とインジェクタの上端面との間に０リングが挟着され
るようになっている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、このようなインジェクタを備えた燃料噴射式
エンジンにおいては、そのインジェクタの接続部のシー
ル性を検査する必要がある。その場合、上述のようにイ
ンジェクタホルダによりインジェクタをシール材ととも
にユニット化するようにしておけば、そのシール性をユ
ニットとして確認することができるという利点もある。

しかしながら、上述のように側面コの字形のホルダを用
いたものでは、インジェクタを組み付けることができる
ようにするために、下部フランジにはインジェクタの下
部を挿通させ得る開口を設けなければならないので、イ
ンジェクタの下部をシールするシール材は、インジェク
タとエンジンのインジェクタ組み付け面との間に挟着さ
れるものとしなければならない、したがって、インジェ
クタの上部をシールするシール材のシール圧は、そのイ
ンジェクタ組み付け面によって定められることとなる。

そのために、そのインジェクタユニットを他の試験台等
に組み付けてシール性の確認を行ったとしても、実際の
エンジンに組み付けたときには、同様のシール性が得ら
れるとは限らない、また。

その試験のために燃料通路中に一定の圧力を加えた場合
、インジェクタが脱落する恐れもある。したがって、こ
のようなものでは、エンジンに組み付けた後にシール性
の検査を行わねばならず、その試験設備を大がかりなも
のとする必要があるばかりでなく、エンジン組立ライン
の作業能率を向上させることも難しいという問題がある
６本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、複数個のインジェクタをシール材とと
もにユニット化して、そのエンジンへの組み付け作業を
容易に行うことができるようにするとともに、そのシー
ル性の検査をその二ニー２ト単独で行うことができるよ
うにすることである。

（問題点を解決するための手段）この目的を達成するために、オ発明では、インジェクタ
ホルダを、下部フランジとその下部フランジに立設され
たパイプ支持体とからなる側面ほぼＬ字形のものとして
、そのパイプ支持体の上端に、燃料デリバリパイプが取
り外し可能に取り付けられるようにしている。そして、
ｆ、、、　　　　　　インジェクタ′ま・　その下部と
１″ダの下部フラｂ　　　　　ンジ上面との間に挟着さ
れる弾性シール材、及びその上部と燃料デリバリパイプ
の燃料供給口下端面との間に挟着される弾性シール材に
よって、その上下が支持されるようにしている。ホルダ
の下部フランジは、ガスケットを介してエンジンのイン
ジェクタ組み付け面に固着されるようになっている。

（作用）このように構成することにより、インジェクタは、ホル
ダの下部フランジと燃料デリバリパイプとの間にフロー
ティング状態で支持されるようになる。したがって、そ
のホルダとデリバリパイプとにより複数個のインジェク
タを支持するようにして、一つのユニットとすることが
できるようになる。

そして、インジェクタの下部は、そのインジェクタとホ
ルダの下部フランジとの間に挟着される弾性シール材に
よってシールされ、また、インジェクタの上部をシール
するシール材のシール圧は、ホルダの下部フランジと燃
料デリバリパイプとによって定められることになり、そ
のホルダの組み付け面による影響はなくなるので、その
シール性の検査は、エンジンとはかかわりなく行うこと
ができるようになる。

すなわち、エンジンの組立工程とは別個に、そのインジ
ェクタユニット単独でシール性の検査を行うことができ
るようになる。

（実施例）以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

図は、本発明によるインジェクタの組み付け装置の一実
施例を示すもので、第１図はその組み付け装置によって
インジェクタをエンジンに組み付けた状態を示す縦断側
面図であり、第２及び３図はそのエンジンの概略側面図
及び要部平面図である。

第２，３図から明らかなように、エンジン本体ｌは直列
４気筒のもので、そのシリンダヘッド２には、各燃焼室
３に連通し、シリンダヘッド２の一側面に開口する４個
の吸気ボート４が設けられている。そして、その吸気ボ
ート４が開口するシリンダへラド２の側面に、吸気マニ
ホルド５が取り付けられている。この吸気マニホルド５
は、エアクリーナ６を通して取り入れられた吸気が導入
される分配チャンバ７と、その分配チャンバ７から分岐
してシリンダへラド２の各吸気ボート４に接続される４
本の吸ｉ管８．８．・・・とを備えている。各吸気管８
，８゜・・・のシリンダヘッドｚ側の端部は取付フラン
ジ９によって一体化されており、その取付フランジ９を
シリンダへラド２の側面に固着することにより、吸気マ
ニホルド５がエンジン本体１に組み付けられるようにな
っている。

吸気マニホルド５の取付フランジ９には、インジェクタ
組み付け面ｌＯが設けられている。

そして、このインジェクタ組み付け面１０に、インジェ
クタユニツ）１１が組み付けられるようになっている。

このインジェクタユニー／　）１１には４個のインジェ
クタ１２，１２．・・・が設けられており、その各イン
ジェクタ１２によって、シリンダへ一７ド２の各吸気ボ
ート４内にそれぞれ燃料が噴射されるようになっている
。

第１図から明らかなように、インジェクタユニットｌｌ
は、インジェクタ１２と、これを支持するインジェクタ
ホルダ１３及び燃料デリバリパイプ１４とを備えている
。ホルダ１３は、下部フランジ１３ａと、この下部フラ
ンジ１３ａの一側から立ち上がる側壁状のパイプ支持体
１３ｂとにより、側面ほぼＬ字形に形成されている。そ
して、この下部フランジ１３ａが、ガスケット１５を介
して、ボルト等により吸気マニホルド５のインジェクタ
組み付け面１０に固着されるようになっている。下部フ
ランジ１３ａには、吸気マニホルド５の各吸気管８に対
応する位置に、それぞれ比較的小径の貫通孔１６が設け
られている。この貫通孔１６には、各インジェクタ１２
の下端のノズル部Ｌ２ａがそれぞれ挿通され、そのノズ
ル部１２ａが吸気管８内に突出するようにされている。

インジェクタ１２の中間部は大径部１２ｂとされ、その
大径部１２ｂの下面と下部フランジ１３ａの上面との間
に、リング状の弾性シール材１７が装着されている。

一方、ホルダ１３のパイプ支持体１３ｂの上端には、燃
料デリバリパイプ１４が、その側部から突出するフラン
ジ部１４ａをポルト１８によって締め付けることにより
、取り外し可能に取り付けられるようになっている。こ
のデリバリパイプ１４は、プレッシャレギュレータを通
して供給される燃料を、４個のインジェクタ１２．１２
．・・・にそれぞれ分配するもので、各インジェクタ１
２に対応する位置に、分岐して下方に突出する燃料供給
口１９が設けられている。インジェクタ１２の上端の燃
料導入部１２ｃは、その燃料供給口１９に摺動可能に嵌
合されるようになっている。そして、インジェクタ１２
０大径部１２ｂの上面とデリバリパイプ１４の燃料供給
口１９の下端面との間に、リング状の弾性シール材２０
が装着されている。

デリバリバイブ１４をホルダ１３のパイプ支持体１３ｂ
に取り付けたときには、これら弾性シール材１７．２０
が、それぞれインジェクタ１２の大径部１２ｂの下面と
ホルダ１３の下部フランジ１３ａの上面との間、及びイ
ンジェクタ１２の大径部１２ｂの上面とデリバリバイブ
１４の燃料供給口１９の下端面との間に、押圧状態で挟
着されるようになっている。

、０（７）　、ｌ″３１１−燃”４噴射式”″゛　　　
　おいて、その運転時には、エアクリーナ６を通して吸
入された吸気は、吸気マニホルド５の分配４チヤンバ７
内に導入され、各吸気管８，８゜・・・に分配されて、
シリンダヘッド２の各吸気ボート４から対応する燃焼室
３にそれぞれ導かれる。そして、その間に各インジェク
タ１２から各吸気ボート４に向けて燃料が噴射され、そ
の燃料が吸気とともにそれぞれの燃焼室３に供給される
。このとき、その燃料の噴射によって、インジェクタ１
２は軸線方向、すなわち上下方向に振動する。しかしな
がら、このインジェクタ１２は、その上下部がそれぞれ
弾性シール材１７．２０によって上下方向に弾力的に支
持されているので、その振動によっても騒音が生じるこ
とはない、また、パックファイヤ等によりインジェクタ
１２に一方向の大きな力が加えられたときにも、インジ
ェクタ１２とホルダ１３の下部フランジ１３ａあるいは
デリバリパイプ１４の燃料供給口１９との間に隙間が生
じることもない。

４個のインジェクタ１２，１２．・・・は、弾性シール
材１７を介してホルダ１３に取り付け、その上部に弾性
シール材２０を装着した後、ホルダ１３のパイプ支持体
１３ｂの上端にデリバリパイプ１４を取り付けることに
より、インジェクタユニット１１として組み立てられる
。

したがって、その組立はエンジンの組立工程とは別個に
行うことができる。そして、そのユニット１１により、
弾性シール材２０のシール性の確認を行う、こうして組
み立てられ、シール性の検査を済ませたインジェクタユ
ニー／　）１１を、エンジンの組立ラインに移送し、そ
のラインにおいてエンジンに組み付ける０弾性シール材
１７．２０はユニット１１外の、例えばインジェクタ組
み付け面１０に押圧されてシールするものではないので
、エンジンに組み付けたときにも、そのシール性は検査
時と変わらない、したがって、そのシール性の確認も、
エンジンの組立ラインとは別個に行うことができる。

なお、上記実施例においては、インジェクタホルダ１３
のパイプ支持体１３ｂを側壁状のものとしているが、こ
れは、そのホルダ１３の長手方向に間隔を置いて立設さ
れる支柱状のものとしてもよい、また、インジェクタユ
ニット１１が吸気マニホルド５に組み付けられるものと
しているが、これがシリンダへラド２に組み付けられる
ものであってもよい。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明によれば、イン
ジェクタを、インジェクタホルダの下部フランジ上面及
び燃料デリバリパイプの燃料供給口の下端面との間に、
それぞれ弾性シール材を介して組み付けるようにしてい
るので。

そのインジェクタは、軸線方向に弾性的に支持されるよ
うになり、その振動によっても騒音が発生することは防
止されるようになる。そして、そのインジェクタがホル
ダ及びデリバリパイプによって支持されることにより、
複数個のインジェクタを一つのユニットとして同時にエ
ンジンに組み付けることが可能となり、その組み付け作
業及び部品管理を容易化することができる。

また、各弾性シール材は、そのユニットを構成するイン
ジェクタとホルダ及びデリバリパイプとの間に挟着する
ことにより、そのシール機能を果たすようにされるので
、そのシール性の確認は、そのユニット単独で行うこと
が可能となる。したがって、インジェクタユニットは、
その組立及びシール性の検査をエンジン組立ラインとは
別個に行うことができるようになり、エンジン組立ライ
ンの作業能率の向上を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明によるインジェクタの組み付け装置の
一実施例を、インジェクタをエンジンに組み付けた状態で示す縦断側面図。第２図は、そのインジェクタを組み付けたエンジンの一
部切り欠き概略側面図、＄３図は、そのエンジンの要部の平面図である。ｌ・・・エンジン本体　　　２・・・シリンダへラド５
・・・吸気マニホルド　　９・・・取付７ランジｌＯ・
・・インジェクタ組み付け面１１・・・インジェクタユニット１２・・・インジェクタ１３・・・インジェクタホルダ１３ａ・・・下部フランジ１３ｂ・・・パイプ支持体１４・・・燃料デリバリパイプ

Claims

【特許請求の範囲】複数個のインジェクタ１２を支持し得るインジェクタホ
ルダ１３を備え、そのインジェクタホルダ１３により、
全インジェクタ１２が同時にエンジンに組み付けられる
ようにされた、燃料噴射式エンジンのインジェクタ組み
付け装置において；前記インジェクタホルダ１３が、エンジンのインジェク
タ組み付け面１０にガスケット１５を介して固着される
下部フランジ１３ａと、その下部フランジ１３ａの一側
から立ち上がり、上端に燃料デリバリパイプ１４が取り
外し可能に取り付けられるパイプ支持体１３ｂとにより
、側面ほぼＬ字形に形成されるとともに、前記インジェ
クタ１２の下部が、前記インジェクタホルダ１３の下部フランジ１３ａの上面との間
に挟着される弾性シール材１７により軸線方向に支持さ
れ、前記インジェクタ１２の上部が、前記燃料デリバリパイ
プ１４の燃料供給口１９の下端面との間に挟着される弾
性シール材２０により軸線方向に支持されるようにして
なる、燃料噴射式エンジンにおけるインジェクタの組み付け装
置。