JPS6125089Y2 - - Google Patents

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JPS6125089Y2
JPS6125089Y2 JP2155383U JP2155383U JPS6125089Y2 JP S6125089 Y2 JPS6125089 Y2 JP S6125089Y2 JP 2155383 U JP2155383 U JP 2155383U JP 2155383 U JP2155383 U JP 2155383U JP S6125089 Y2 JPS6125089 Y2 JP S6125089Y2
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JP2155383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気テープ記録再生装置、特に平行
2軸型カセツトテープを用いる記録再生装置に関
する。
従来のパラレルローデイングを第1図に基づい
て説明するに、図中、21は回転シリンダ、22
は入側傾斜ポスト、23は出側傾斜ポスト、24
は入側ガイドポスト、25は出側ガイドポスト、
26,27はインピーダンスローラ、28は全巾
消去ヘツド、29は音声消去/音声コントロール
ヘツド、30,31はテープ高さ規制ポスト、3
2はテンシヨンポスト、33はサプライガイドピ
ン、34はキヤプスタン、35はピンチローラ、
Aはカセツトハーフ、A1は巻取リール、A2は
供給リール、Tはテープを夫々示している。
上記した構成において、VHS方式で用いられ
ているパラレルローデイングでは、回転シリンダ
21に巻き付いた後のテープ段差を修正するため
に入側傾斜ポスト22及び出側傾斜ポスト23を
用いているが、実際にはこの2本の傾斜ポストだ
けでテープの段差を修正することは実用上困難で
あり、このため回転シリンダ21を13゜前後傾け
て段差修正をしている。
回転シリンダ21を傾斜させる手段としては、
所定角度傾斜させたシリンダベース(台座)を用
いたり、シヤーシをダイキヤストにして回転シリ
ンダの取付部に角度をもたせておく等の方法がと
られているが、何れにしても微妙な角度のズレが
テープの高さズレに大きく影響してくるため、角
度公差が数分以内というような高精度で回転シリ
ンダを傾斜させる必要がある。
一方、出側傾斜ポスト23についてみると、第
2図は出側傾斜ポスト23の倒れ方向を説明する
ための図であり、回転シリンダ21がαの角度だ
け傾いているとすると、出側傾斜ポスト23の倒
れる方向及び角度は、αとテープl1に平行な方向
への倒れ角βとの合成ベクトルγで決まり、これ
が保たれないとテープl1はねじれてしまう。さら
に、テープl3とl4が等しい高さで且つシヤーシー
面に対して平行になるようにするには、αとβの
外に傾斜ポストへの巻付き角δを加味し、全ての
条件を満足するようなα,β,δを算出しなけれ
ばならない。この算出式については従来より文献
等に示されている(例えば、特開昭52−134408号
公報)が、傾斜ポストが2方向への倒れ角の合成
となるため加工上も精度を出すことが難しく、ま
た、取付後の調整も2方向の修正を同時に行なわ
なければならないため極めて困難となる。
また、従来からVTRのメカニズム部の小型
化、軽量化を図る手段としてテープを回転シリン
ダに270゜巻付けることによりシリンダ径を小さ
くする、という方法が知られている。
これは第3図Bに示すように90゜間隔で4個の
ビデオヘツドを持つ回転シリンダにテープを270
゜巻付けて2700rpmで回転させるようにすれば、
第3図Aに示すような従来の2ヘツド180゜巻付
け型のシリンダに比してそのシリンダ径を3分の
2の大きさにすることができ、且つ従来のフオー
マツトとの互換性も得られる、というものであ
る。なお、第3図Cは上記第3図A,Bの各ヘツ
ドのテープに対する走査順を示す図である。
しかし、この方法を用いてパラレルローデイン
グとした場合、次のような諸欠点がある。
A 上記したような厳密な条件を満たすために
は、シリンダ傾斜角:αを35゜前後(従来の
VHSでは13゜前後)と極端に傾けなくてはな
らず、傾斜ポストも大きく傾くこととなるため
テープローデイングが困難となる。また、シリ
ンダをあまり傾けるとシリンダの実質占有面積
が大きくなり、シリンダを小型化した意味がな
くなる。
B テープをシリンダに270゜巻付けるためシリ
ンダの入口と出口におけるテープテンシヨン比
が増大し、傾斜ポストの傾き角も大きいのでテ
ープの片のび等についてこれ迄以上に配慮する
必要が生ずる。
C 3分の2径シリンダで270゜巻付けをするに
は、傾斜ポスト、ガイドポスト等を従来の径の
2分の1程度にしないとローデイングが困難と
なる。このためこれ迄以上の加工精度、組立精
度が要求される。
本考案の目的は上記した従来の2ヘツドシリン
ダ180゜巻付け型VTRの欠点を解消し、しかも4
ヘツドシリンダ270゜巻付け型のものに利用して
最適な磁気テープ記録再生装置を提供することに
ある。
本考案の構成をその実施例と共に第4図乃至第
7図に基いて説明するに、図において、1は回転
シリンダ、2は入側傾斜ポスト、3は出側傾斜ポ
スト、4は入側ガイドポスト、5は出側ガイドポ
スト、6,7はインピーダンスローラ、8は全巾
消去ヘツド、9は音声消去/音声・コントロール
ヘツド、10,11はテープ高さ規制ポスト、1
2はテンシヨンポスト、13はサプライガイドピ
ン、14はキヤプスタン、15はピンチローラ、
Aはカセツトハーフ、A1は巻取リール、A2は
供給リール、Tはテープであり、これらは第1図
に示す従来のものと同様であるが、本考案におい
ては回転シリンダ1がシヤーシ面に対して垂直に
配置されており、テープ段差を修正するために専
用の段差補正機構16を設けたものであり、しか
も該段差補正機構16をテープ走行方向に対して
キヤプスタン14よりも後方に、即ち、巻取リー
ルA1側に配置したものである。
段差補正機構16としては独立した2本の傾斜
ポスト17,18が用いられているが、この傾斜
ポストは第6図及び第7図に示すように同方向に
同角度だけ倒れている。
次にその計算式を示す。
(1) AB及びCD間のテープ段差 X=r√()+()×cos{tan
-1
(sinθ/θtanη)+η} θ:傾斜ポストをA方向から見たときのテープ
巻付き角 :傾斜ポストの半径 :傾斜ポストの倒れ角 (2) BC間のテープ段差 X′=√(−2)2+(×)×cos{tan-
1

(l−2r/Ktanη)+η} l:傾斜ポストをB方向から見たときのポスト
間ピツチ k:傾斜ポストをA方向から見たときの2本の
ポストの内接線の長さ 以上よりテープ段差の補正量は、 D=2X+X′ となる。
次に動作例を説明する。
先ず、供給リールA2を出たテープTはカセツ
トハーフA内のポストを経てシヤーシ面と平行
に、サプライドガイドピン13、テンシヨンポス
ト12、テープ高さ規制ポスト10、全巾消去ヘ
ツド8、イピーダンスローラ6、入側ガイドポス
ト4を通り入側傾斜ポスト2に至るが、入側傾斜
ポスト2に所定の角度巻き付いたテープTはフオ
ーマツトに定められたリード角と等しい角度とな
つて入側傾斜ポスト2を離れ、直立した回転シリ
ンダ1に巻き付く。
回転シリンダ1を離れたテープTはシヤーシ面
に対してリード角と等しい下向きの角度をもつて
いるが出側傾斜ポスト3に、入側傾斜ポスト2と
同じ傾き角とテープ巻付き角を与えておけば、テ
ープTは出側傾斜ポスト3に巻き付いた後、シヤ
ーシ面と平行になる。
シヤーシ面と平行になつたテープは出側ガイド
ポスト5、インピーダンスローラ7、音声消去/
音声・コントロールヘツド9、テープ高さ規制ポ
スト11を通り、キヤプスタン14,15に至
る。
ここにおいて、キヤプスタン14、ピンチロー
ラ15を出たテープTはシヤーシ面に対して平行
ではあるが、供給リールA2よりも低い位置にあ
る。この段差を補正するのがテープ段差補正機構
16であり、段差補正用傾斜ポスト17,18を
通過したテープTは供給リールA2を出たテープ
高さと等しくなり、A1に至る。
本考案の磁気テープ記録再生装置によれば次の
ような効果を有する。
(A) 回転シリンダを直立させて設けているから従
来のようにシリンダを傾けるためのシリンダベ
ース等が不用であり、製造上回転シリンダの取
付けが容易となる。
(B) 従来例として述べたように、パラレルローデ
イングでは、シリンダに巻き付いて角度をもつ
たテープに対して、シヤーシ面に対する平行度
補正と高さ補正とを1組の傾斜ポストで行わせ
ていたため傾斜ポストの傾斜角及びその方向が
2つのベクトルの合成となつており、その設定
が極めて困難なものとなつていたが、本考案で
は回転シリンダに隣接する傾斜ポストにはシヤ
ーシ面との平行度補正のみを行わせているため
第5図に示すように傾斜ポストの傾きは一方向
だけとなり、設計上及び製造上極めて容易とな
る。
例えば、第5図において、傾斜ポストへのテ
ープ巻付き角を180゜とするなら、傾斜ポスト
の倒れ方向をテープl1方向とし、倒れ角をリー
ド角の2分の1ととればテープl3はシヤーシ面
と平行になり、捻れも生じない。
(C) テープ段差補正機構の前にキヤプスタンを配
置したから、テープ張力及びテープの振動伝達
のループから該テープ段差補正機構がはずれる
こととなり、前記した従来のものの欠点を解消
することができ、従つて、テープ段差補正機構
を実施例のように傾斜ポストで構成する場合に
おいても従来の傾斜ポストのような高精度は要
求されない。
(D) 上記したように、本考案は、従来のVTR
(2ヘツド、180゜巻付け型)に用いてもその効
果を充分に発揮するが、このような従来のフオ
ーマツトとも互換性のある小型のシリンダ(4
ヘツド、270゜巻付け型)を用いたVTRにおい
て特にその効果は大きく、VTRの小型化、軽
量化に寄与することができる。即ち、 第1に、シリンダを直立させることによりテ
ープローデイングが容易となり、スペースの面
でも小型化したメリツトを充分に生かすことが
でき、従来のものに比して奥行方向を縮小する
ことができる。
第2に、本考案ではテープ補正手段を平行度
補正用と高さ補正用とに分け、高さ補正用の機
構をテープ張力ループよりはずしたためテープ
張力の増加を微小にとどめることができ、キヤ
プスタンのトルクを減少させることができる。
第3に、高さ補正用の機構はテープ張力外で
あるのでその径を任意に設定することができ、
また、平行度補正用の傾斜ポストも一方向の倒
れ角だけであるから傾斜ポストの径を細くする
必要がなく、調整も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来のVTRを説明するた
めの図であり、第1図はテープ走行系を示す平面
図、第2図及び第3図はテープと回転シリンダと
の関係を示す平面図である。第4図乃至第7図は
本考案に係る磁気テープ記録再生装置の実施例を
示し、第4図は平面図、第5図はテープと回転シ
リンダとの関係を示す平面図、第6図及び第7図
はテープ段差補正用傾斜ポストの傾き角等を説明
するための説明図である。 1:回転シリンダ、2:入側傾斜ポスト、3:
出側傾斜ポスト、4:入側ガイドポスト、5:出
側ガイドポスト、14:キヤプスタン、16:テ
ープ段差補正機構、17,18:段差補正用の傾
斜ポスト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転シリンダはシヤーシ面に対して垂直に配置
    され、テープ段差を修正するために専用の段差補
    正機構が設けられていると共に該段差補正機構は
    テープ進行方向に対してキヤプスタンよりも後方
    に配置されていることを特徴とする磁気テープ記
    録再生装置。
JP2155383U 1983-02-18 1983-02-18 磁気テ−プ記録再生装置 Granted JPS59130250U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2155383U JPS59130250U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 磁気テ−プ記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2155383U JPS59130250U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 磁気テ−プ記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59130250U JPS59130250U (ja) 1984-09-01
JPS6125089Y2 true JPS6125089Y2 (ja) 1986-07-28

Family

ID=30152680

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JP2155383U Granted JPS59130250U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 磁気テ−プ記録再生装置

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JPS59130250U (ja) 1984-09-01

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