JP3074870B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3074870B2
JP3074870B2 JP03312008A JP31200891A JP3074870B2 JP 3074870 B2 JP3074870 B2 JP 3074870B2 JP 03312008 A JP03312008 A JP 03312008A JP 31200891 A JP31200891 A JP 31200891A JP 3074870 B2 JP3074870 B2 JP 3074870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号をPC
M記録する場合に使用して好適なリニアスケート式のロ
ーディング機構を有する回転ヘッド型の磁気記録再生装
置に関し、詳しくはローディング時における回転ヘッド
ドラムのリードによるテープダメージを防止するように
したものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、本出願人が先に出願し
た特開平2−218052号公報に開示された回転ヘッ
ド型磁気記録再生装置のアンローディング状態とローデ
ィング状態の各々の平面図を示す。以下両図について装
置の構成と共にその動作について説明する。
【0003】回転ヘッド型磁気記録再生装置は、テープ
走行部及びカセット装填部を備えた第1のシャーシ1と
回転ヘッドドラムが装着される第2のシャーシ2及びカ
セット3とより構成され、これらは第2のシャーシ2の
上に第1のシャーシ1が設けられ、この第1のシャーシ
1の上にカセット3が装着されて組立てられている。す
なわち、図5のアンローディング状態において第1のシ
ャーシ1がラック4に固定され、このラック4が第2の
シャーシ2のローディングモータ26の出力軸と噛み合
わされている。このアンローディング時にはカセット3
のリール32,32に巻回されているテープ33,33
はガイドローラ34,34間のテープ走行部35に直線
状に掛け渡され、この状態からローディングモータ26
が回転されるとラック4を介して第2のシャーシ2が第
1のシャーシ1側へ移動され、これによって第2のシャ
ーシ2に設けた回転ヘッドドラム21、キャプスタン2
2及びテンションレギュレータ23が第1のシャーシ1
の各々の切欠16,17及び18に係入され図6のロー
ディング状態になる。
【0004】このローディング時には、テープ33は第
1のシャーシ1に設けたガイドピン13,13及び入口
側傾斜ガイド14a、出口側傾斜ガイド14bによって
ガイドされ、この両ガイドピン14a,14b間に挿入
された回転ヘッドドラム21の周面に巻き付けられると
共に、キャプスタン22とピンチローラ15に挟持さ
れ、さらにテンションレギュレータ23にてテープテン
ションが調整される。
【0005】このようにしてテープ33が回転ヘッドド
ラム21に巻き付けられキャプスタン22の回転によっ
て移送され、そして回転ヘッドドラム21に設けられた
ヘッド(図示せず)によって記録、再生が行われる。
【0006】ここで、回転ヘッドドラム21へのテープ
33の巻き付けは、所定の傾斜角度をもって巻き付ける
必要があり、そのような傾斜は図では省略してあるが入
口側傾斜ガイド14a及び出口側傾斜ガイド14bを所
定角度に傾けることによって行い、また、回転ドラム2
1に所定の傾斜(本例のMローディング方式の場合は図
7の座標系で示すように180°傾けている)を持たせ
ることで可能にしている。なお、21bは回転ヘッドド
ラム21の磁気ヘッドを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た磁気記録再生装置は、第1及び第2のシャーシ1,2
が相対的に移動するいわゆるリニアスケートすることに
よってテープが回転ヘッドドラム21に巻き付けられる
ため、例えばローディング直前には図7に示すような位
置関係に回転ヘッドドラム21のリード21aとテープ
33の下エッジ33aが斜線のように重なり合うことに
なる。従ってこの位置関係でローディング動作が行われ
ると、回転ヘッドドラム21のリード21aによってテ
ープの下エッジ33aが傷付けられ、この結果、テープ
の再生時に画像が乱れるといった問題があった。
【0008】本発明は上述したような問題点を解消する
ためになされたもので、テープローディング時における
回転ドラムのリードとテープとの重なり合いをなくし、
テープダメージを未然に防止するようにした磁気記録再
生装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る磁気記録再生装置は、テープカセット
に収納される磁気テープがテープ走行部のテープガイド
でガイドされて回転ヘッドドラムに巻付けられるように
してなるローディング機構を有する磁気記録再生装置で
あって、回転ヘッドドラムの姿勢をテープ供給側へ18
0°傾けた状態から、さらにテープカセット装填部に装
填されるカセット側へ所定角度傾け、その姿勢のまま回
転ヘッドドラムをそのリードがテープ走行部を走行する
テープの下縁よりやや下方に位置させるように所定量引
き下げた状態に設定したものである。
【0010】
【作用】上述のように構成した磁気記録再生装置は、回
転ヘッドドラムのリードとテープとの重なり合いを回避
するために回転ヘッドドラムをその傾斜姿勢のまま、テ
ープに対して所定量下げることで、リードとテープとの
重なり合いを回避できる。しかしこの状態では回転ヘッ
ドドラムのドラム面に対してテープの密着性が損なわれ
るため、回転ヘッドドラムを上述した傾斜姿勢からさら
にカセット側へ所定角度傾けると共に、回転ヘッドドラ
ムの入口側及び出口側の傾斜ガイドの傾きを調整してド
ラム面とテープとの密着性を図ることができる。
【0011】また、回転ヘッドドラムを上述したような
傾斜姿勢としたことで、回転ヘッドドラムの入口側傾斜
ガイドのテープ巻き付け角を大きくしてテープテンショ
ンを大きくし、出口側傾斜ガイドのテープ巻き付け角を
小さくしてテープテンションを小さくすることができ、
これによってテープ走行系全体のテープテンションが小
さくなりテープに受けるダメージを少なくできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は磁気記録再生装置のテープローディング時
の平面図を示し、この磁気記録再生装置は図5及び図6
で説明したように第1のシャーシ1と第2のシャーシ2
が相対的に移動して回転ドラム21へテープを巻き付け
るいわゆるリニアスケート式の磁気記録再生装置と同一
であり、従って各符号は全て同じであるので同一構成部
分に同じ符号を付して説明は省略する。
【0013】さて、リニアスケート式の磁気記録再生装
置のテープローディング時における回転ヘッドドラム2
1のリードとテープ33との重なり合いを解決する方法
としては、回転ヘッドドラムのテープに対する高さ位置
を調整する方法がある。例えば図1に示すようなM型ロ
ーディングの磁気記録再生装置の場合には、回転ヘッド
ドラム21は図7で示した座標系において180°傾斜
させてあることは前述にも説明した。この180°傾斜
した回転ヘッドドラム21に対して水平状態のテープ3
3が巻き付けられることによって、回転ヘッドドラム2
1にテープ33が所定の傾斜角度で巻き付けられること
になる。
【0014】しかし、回転ヘッドドラム21とテープ3
3とは上述したような位置関係にあるため、回転ヘッド
ドラム21をそのまま所定量垂直に下げると、回転ヘッ
ドドラム21のリードがテープ33から離れ、リード2
1aとテープ33との重なり合いが解消されるものの、
その反面、回転ヘッドドラム21とテープ33の上エッ
ジ側において密着性が損なわれ、いわゆるドラム面とテ
ープとの間に空隙が生じてしまうことになる。
【0015】そこで、上述のような不具合をなくすため
に、回転ヘッドドラム21を図2の仮想線のように18
0°傾斜させた姿勢のまま図2の実線で示すようにカセ
ット3側へ詳しくは供給側リール32側へ所定角度θ傾
斜させることによって、ドラム面とテープとの間の空隙
が解消でき、これによって図3に示すようにテープ33
はその下エッジ33aが回転ヘッドドラム21のリード
21aに重なることなく位置しドラム面に密着して巻き
付けることができる。一例として回転ヘッドドラム21
の傾斜角度θは回転ヘッドドラム21のドラム径によっ
ても異なるが凡そ10°(図7の座標系において190
°方向)前後である。
【0016】一方、回転ヘッドドラム21を上述のよう
な傾斜姿勢としたことによって、回転ヘッドドラム21
の入口側傾斜ガイド14aと出口側傾斜ガイド14bの
傾斜角度は対称とはならない。つまり、入口側傾斜ガイ
ド14aではテープ巻き付け角が大きくなってテープテ
ンションが大きくなり、出口側傾斜ガイド14bではテ
ープ巻き付け角が小さくなってテープテンションを小さ
くしている。
【0017】そこで図4に上述した傾斜ガイド14a,
14bと共にテープ走行系における本発明と従来例との
ローディング時のテープ最大テンションを比較したグラ
フを示す。このグラフから判るように実線で示した本発
明による場合は、上述したように入口側傾斜ガイド14
aではテープテンションが大きく、出口側傾斜ガイド1
4bではテープテンションを小さくしたことによって回
転ヘッドドラム21における最大テンションを同じとし
た場合、破線で示した従来例の最大テンション値に比べ
て本発明による最大テンション値を全体的に小さくする
ことができ、これによってテープ走行系におけるテープ
ダメージを軽減し安定したテープ走行が行える。
【0018】また、上述したように回転ヘッドドラム2
1をカセット側へ傾斜させ、さらに下方へ引き下げたこ
とでローディング時に回転ヘッドドラム21をカセット
マウス内へリニアスケートする場合、回転ヘッドドラム
とカセットマウス上面との隙間が拡がって双方の干渉が
回避でき、これによってテープローディング動作が確実
かつ円滑に行える。
【0019】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定するものでなく、その要旨を逸脱しない範囲
内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では
第1のシャーシ1と第2のシャーシ2が相対的に移動
し、回転ヘッドドラム21へテープのローディングが行
えるようにしたものについて示したが、回転ヘッドドラ
ムがリニアスケートしてテープのローディングが可能な
ものであれば実施例の構成に限定するものでない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明による磁気記
録再生装置は、回転ヘッドドラムを備えたシャーシがカ
セットに対して相対移動し、回転ヘッドドラムへテープ
を巻き付けできるようにしたリニアスケート式の磁気記
録再生装置において、回転ヘッドドラムを180°の傾
斜状態からカセット側へ傾け、さらにこの傾斜姿勢から
所定量下げるようにしたので、テープローディング時に
回転ヘッドドラムのリードにテープの下エッジが重なり
合うようなことなくテープを回転ヘッドドラムに密着し
て巻き付けることができ、これによって、回転ヘッドド
ラムのリードによりテープがダメージを受けることなく
安定した再生画像を得ることができる。また、回転ヘッ
ドドラムの上述した傾斜姿勢としたことで、テープ走行
系の全体のテープ最大テンションを従来のテープ走行系
のテープ最大テンションに比べて小さくでき、この結
果、テープダメージを軽減し安定したテープ走行が可能
となる。さらに、回転ヘッドドラムを上述した傾斜姿勢
で下方へ所定量引き下げたことによって、ローディング
時における回転ドラムとカセットマウス上面との干渉を
回避し円滑なローディング動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気記録再生装置で、
テープローディング時の平面図である。
【図2】本発明による回転ヘッドドラムの傾斜姿勢の概
要図である。
【図3】本発明による回転ヘッドドラムとテープとの位
置関係を説明する図である。
【図4】本発明と従来例とのテープ走行系のテープ最大
テンションの比較図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置のローディング前の平
面図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置のローディング時の平
面図である。
【図7】従来の回転ドラムとその座標系の図である。
【符号の説明】
1 第1のシャーシ 2 第2のシャーシ 3 カセット 14a,14b 傾斜ガイド 21 回転ヘッドドラム 21a リード 33 テープ 33a テープ下エッジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットに収納される磁気テープ
    がテープ走行部のテープガイドでガイドされて回転ヘッ
    ドドラムに巻付けられるようにしてなるローディング機
    構を有する磁気記録再生装置であって、 上記回転ヘッドドラムの姿勢をテープ供給側へ180°
    傾けた状態から、さらにテープカセット装填部に装填さ
    れるカセット側へ所定角度傾け、その姿勢のまま上記回
    転ヘッドドラムをそのリードが上記テープ走行部を走行
    するテープの下縁よりやや下方に位置させるように所定
    量引き下げた状態に設定したことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
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