JP2538195B2 - 磁気テ―プ装置 - Google Patents

磁気テ―プ装置

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JP2538195B2
JP2538195B2 JP6266942A JP26694294A JP2538195B2 JP 2538195 B2 JP2538195 B2 JP 2538195B2 JP 6266942 A JP6266942 A JP 6266942A JP 26694294 A JP26694294 A JP 26694294A JP 2538195 B2 JP2538195 B2 JP 2538195B2
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magnetic tape
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rotary head
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JP6266942A
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文成 齋藤
弘典 本庄
謙二 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ
(以下、VTRと記す)等に応用できる磁気テープ装置
に関し、特にテープ走行負荷が小さくかつ小型に構成可
能な磁気テープ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRは一般家庭に普及し、テレ
ビ番組のタイムシフトマシンとして利用されている。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した従来の
VTRの一例について説明する。図2は従来のVTRの
要部平面図を示すものである。図2において、テープカ
セット1内に並置した供給リール2、巻取りリール3に
は磁気テープ4が巻回してあり、供給リール2からテー
プカセット1に平行に出た磁気テープ4はいくつかの案
内部材や消去ヘッド5、第1ガイドローラ6に案内され
た後、第1傾斜ポスト7によってひねられ回転ヘッドシ
リンダ8にヘリカルに巻き付く。回転ヘッドシリンダ8
を添接して出た磁気テープ4は、第2傾斜ポスト9によ
って再びテープカセット1と平行になるように矯正され
た後、第2ガイドローラ10によって走行方向を変換さ
れ、固定ヘッド11に添接した後、キャプスタン12と
ピンチローラ13によって、テープカセット1内に送り
込まれ巻取りリール3に巻き取られる構成になってお
り、磁気テープ4を回転ヘッドシリンダ8に略々M字形
に巻付けるのでM走行系と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、第1傾斜ポスト、および第2傾斜ポスト
へのテープ巻付角が大きいため、テープ走行負荷が大き
く、回転ヘッドシリンダ8に磁気テープ4を添接した状
態で早巻き態様にすることは、テープダメージや消費電
力の観点からかなり困難であった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、回転ヘッドシ
リンダに略々M字形に添接させる走行系で、かつテープ
走行負荷の小さな磁気テープ装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の磁気テープ装置は、第1の平面に並置しか
つ磁気テープを巻回した一対のテープリールを内蔵した
テープカセットと、このテープカセットの外部にあって
前記磁気テープを所定角巻き付けて信号の記録再生を行
う回転ヘッドシリンダと、前記テープカセットから前記
磁気テープを引き出して前記回転ヘッドシリンダに略々
M字形に巻き付けるテープ引き出し手段と、前記テープ
カセットのいずれか一方のテープリールから走行方向が
前記第1の平面と平行に出た前記磁気テープをひねるた
めに前記テープカセットより引き出された磁気テープの
走行経路の外側に配設された少なくとも1本の第1の傾
斜ポストと、この第1の傾斜ポストと前記回転ヘッドシ
リンダとの間にありかつ前記第1の傾斜ポストによりひ
ねられた前記磁気テープの走行方向と平行な第2の平面
に垂直に設けられた少なくとも1本の回転ガイドポスト
と、この回転ガイドポストを経て前記回転ヘッドシリン
ダに所定角巻き付けられてこの回転ヘッドシリンダを出
た磁気テープをひねり、この磁気テープの走行方向を前
記第1の平面と平行にするために前記磁気テープの走行
経路の外側に配設された少なくとも1本の第2の傾斜ポ
ストとを具備したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成によって、傾斜ポストへの
テープの巻付角を極めて小さくすることができ、テープ
走行負荷の小さな走行系が実現でき、しかも走行系の占
有する面積も小さくコンパクトなVTRの実現が可能と
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の磁気テープ装置の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の実施例におけるVTRの要
部平面図を示すものである。図1において、第1の平面
に平行に置かれたテープカセット21内に並置した供給
リール22,巻取リール23には磁気テープ24が巻回
してある。磁気テープ24をテープカセット21から引
き出す前の状態ではテープカセット21の前面に設けら
れた開口部37に、供給側ローラポスト25’,第2の
回転ガイドポスト29’,第3の回転ガイドポスト3
2’,巻取側ローラポスト36’が位置している。これ
らのガイドポストが公知のテープ引き出し手段(図示せ
ず)によって移動することにより、図1に示すようなテ
ープ走行系が形成される。すなわち、供給側ローラポス
ト25’は第1の平面に平行に図1の25の位置まで回
転移動する。第2の回転ガイドポスト29’は開口部3
7から磁気テープ24を引き出しながら出て徐々に上昇
(紙面垂直上方向)しつつ、図1の29の位置まで移動
する。第3の回転ガイドポスト32’および巻取側ロー
ラポスト36’は共に第1の平面に平行に移動し、それ
ぞれ図1の32および36の位置に移動する。なお、ピ
ンチローラ41は磁気テープ24がカセット21から引
き出された後に、テープ走行系内に図1の紙面垂直上方
向から下降して位置するよう構成されている。
【0010】ここで、テープ走行系の構成について図1
の状態で、磁気テープ24が供給リール22から巻取リ
ール23に到る動きに従って説明する。供給リール22
から第1の平面に平行な方向にテープカセット21より
出た磁気テープ24は、前記した供給側ローラポスト2
5に巻き付き案内され、消去ヘッド26に添接する。そ
して、第1の傾斜ポスト27に巻きつくことにより磁気
テープ24はひねられて、第1の平面に対し走行方向が
平行であった状態から、第1の平面に対し紙面垂直上方
向に傾斜している第2の平面に走行方向が平行な状態に
なる。そして、この第2の平面に垂直に設けられた第1
の回転ガイドポスト28に向かう。
【0011】やや詳しく説明すれば、図1の一点鎖線で
示す、第1の平面と第2の平面が交差する交点39近傍
に第1の傾斜ポスト27を設置し、この第1の傾斜ポス
ト27に入出する磁気テープ24と交点39のなす角度
θ1は等しく、この角度θ1はこの第1の回転ガイドポス
ト28の位置で設定されることになる。
【0012】そして、その後第2の回転ガイドポスト2
9に案内された磁気テープ24は矢印38方向に傾斜し
た回転ヘッドシリンダ30にヘリカルに巻き付く。回転
ヘッドシリンダ30に所定角巻き付くことでさらにひね
られた磁気テープ24は、第1の平面や第2の平面とは
傾きの異なる第3の平面に走行方向が平行な状態でこの
回転ヘッドシリンダ30を出る。そして、第2の傾斜ポ
スト31に巻き付くことでひねりが解消され、第1の平
面に走行方向が平行な状態になって、第1の平面に垂直
に設けられた第3の回転ガイドポスト32に向かう。
【0013】この第2の傾斜ポスト31は図1の一点鎖
線で示す、第1の平面と第3の平面が交差する交点40
近傍に配置され、この第2の傾斜ポスト31に入出する
磁気テープ24と交線40のなす角度θ2は等しく、こ
の角度θ2は回転ヘッドシリンダ30の配置で決まるこ
とになる。そして、その後第3の回転ガイドポスト32
によって走行方向をテープカセット21の方向に向けら
れ固定ヘッド33,34に添接し、巻取側ローラポスト
36に巻き付いた後巻取リール23に巻き取られる。な
お、35はキャプスタンでピンチローラ41と協働で磁
気テープ24を定測駆動する構成は公知のものである。
【0014】ここで、回転ヘッドシリンダ30の諸元を
外径=φ62,リード角=5.935゜,テープ巻付角
=190゜,傾き方向角度=239.5゜,傾き角度
7.2゜とした時の各案内部材の諸元を(表1)に記
す。なお、傾き方向角度は供給リール22の中心より巻
取リール23に向かう方向を基準として0゜とし、反時
計方向を+としている。傾き角は第1の平面に対する垂
直線を基準に0゜としている。
【0015】
【表1】
【0016】上述した構成にすることにより、第1の傾
斜ポスト27,第2の傾斜ポスト31への巻付角を極め
て小さくできる。図2における従来のM走行系では回転
ヘッドシリンダ径およびテープ巻付角を本発明の実施例
に合わせると、第1および第2傾斜ポスト7,9への巻
付角は約120゜にもなる。一方、本発明の実施例では
(表1)に示すように48.5゜になっており、この傾
斜ポストにおける走行負荷は磁気テープとの摩擦係数を
0.25とすれば、M走行系では本発明の実施例に比べ
約1.37倍もの大きさになる。そして摩擦係数が大き
くなればなる程この比較は増大し、本発明による走行系
が有利になってくる。
【0017】なお本実施例では、第1の平面に平行な方
向に走行する磁気テープを第2の平面に垂直な第1の回
転ガイドポストに巻き付けるために、第1の傾斜ポスト
1本で磁気テープをひねる構成にしているが、傾斜ポス
トの傾き角を小さくしたい場合などは隣接して複数本を
設けて第2の平面に平行な走行方向となるように磁気テ
ープをひねることが可能であることは言うまでもない。
そして、第2の傾斜ポストも1本で構成しているが、第
1の傾斜ポストと同様に傾斜ポストの傾き角を小さくし
たい場合などは隣接して複数本設けることが可能である
ことも言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の平面に並
置しかつ磁気テープを巻回した一対のテープリールを内
蔵したテープカセットと、このテープカセットの外部に
あって前記磁気テープを所定角巻き付けて信号の記録再
生を行う回転ヘッドシリンダと、前記テープカセットか
ら前記磁気テープを引き出して前記回転ヘッドシリンダ
に略々M字形に巻き付けるテープ引き出し手段と、前記
テープカセットのいずれか一方のテープリールから走行
方向が前記第1の平面と平行に出た前記磁気テープをひ
ねるために前記テープカセットより引き出された磁気テ
ープの走行経路の外側に配設された少なくとも1本の第
1の傾斜ポストと、この第1の傾斜ポストと前記回転ヘ
ッドシリンダとの間にありかつ前記第1の傾斜ポストに
よりひねられた前記磁気テープの走行方向と平行な第2
の平面に垂直に設けられた少なくとも1本の回転ガイド
ポストと、この回転ガイドポストを経て前記回転ヘッド
シリンダに所定角巻き付けられてこの回転ヘッドシリン
ダを出た磁気テープをひねり、この磁気テープの走行方
向を前記第1の平面と平行にするために前記磁気テープ
の走行経路の外側に配設された少なくとも1本の第2の
傾斜ポストとを具備したので、傾斜ポストが磁気テープ
の走行経路の外側に配置され、このポストを磁気テープ
の引き出しの際移動させる必要がなくなって機構的に簡
単になると同時に、位置精度も高くなって安定なテープ
走行が得られることになる。
【0019】また、第2の傾斜ポストによりテープ走行
方向が第1の平面と平行にできるので、固定ヘッドやキ
ャプスタンの基幹部品を第1の平面に垂直に構成できる
ことになり、シャーシ加工や精度測定が容易になり、結
果として製造が容易な磁気テープ装置が実現できること
になる。
【0020】さらに、走行経路の外側に配置した傾斜ポ
ストと回転ガイドポストを組み合わせることで、テープ
走行系の走行負荷を決定する固定案内部材への巻付角を
小さくし走行負荷を大幅に減らすことができ、テープを
回転ヘッドシリンダに巻き付けたままでの高速走行など
も軽い負荷で、しかもテープにダメージを与えることな
く実現可能となる。そして、略々M字形の走行系である
ので回転ヘッドシリンダの後側へ案内部材やテープを配
置する必要がなく、従来のM走行系と同様テープ走行系
のスペースが小さく磁気テープ装置の小型化にも好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による磁気テープ装置の要部
平面図
【図2】従来の磁気テープ装置の要部平面図
【符号の説明】
21 テープカセット 24 テープ 27 第1の傾斜ポスト 28 第1の回転ガイドポスト 29 第2の回転ガイドポスト 31 第2の傾斜ポスト 32 第3のガイドポスト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の平面に並置しかつ磁気テープを巻回
    した一対のテープリールを内蔵したテープカセットと、
    このテープカセットの外部にあって前記磁気テープを所
    定角巻き付けて信号の記録再生を行う回転ヘッドシリン
    ダと、前記テープカセットから前記磁気テープを引き出
    して前記回転ヘッドシリンダに略々M字形に巻き付ける
    テープ引き出し手段と、前記テープカセットのいずれか
    一方のテープリールから走行方向が前記第1の平面と平
    行に出た前記磁気テープをひねるために前記テープカセ
    ットより引き出された磁気テープの走行経路の外側に配
    設された少なくとも1本の第1の傾斜ポストと、この第
    1の傾斜ポストと前記回転ヘッドシリンダとの間にあり
    かつ前記第1の傾斜ポストによりひねられた前記磁気テ
    ープの走行方向と平行な第2の平面に垂直に設けられた
    少なくとも1本の回転ガイドポストと、この回転ガイド
    ポストを経て前記回転ヘッドシリンダに所定角巻き付け
    られてこの回転ヘッドシリンダを出た磁気テープをひね
    り、この磁気テープの走行方向を前記第1の平面と平行
    にするために前記磁気テープの走行経路の外側に配設さ
    れた少なくとも1本の第2の傾斜ポストとを具備したこ
    とを特徴とする磁気テープ装置。
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