JPS61238545A - 不整地走行用車輛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、幅広超低圧タイヤ付きの４個の車輪を有する
不整地走行用車輛に関するものである。

（発明の背景） 幅広超低圧タイヤ付きの４個の車輪と、車体中央付近に
搭載されたエンジンと、車体上部に配設された跨座式運
転シートと、左右一対の前輪間を上下方向に通る操向軸
と、この操向軸上端に固定された操向バーハンドルとを
備える不整地走行用車輌が従来よりある。

この種の車輌で跨座式運転シートを支持するシートレー
ルの下方に大型の荷箱やエアクリーナなどの箱体を配設
する場合、従来はこのシートレール下方には通常電池も
配設していた。このため荷箱やエアクリーナなどの大型
化が困難であった。

そこで電池をシートレールの側方、すなわちシートレー
ルと一方の後輪との間に電池を配設することが考えられ
た。この場合には電池が車体の幅方向中心から左右に偏
位するため、車体の左右バランスが悪くなるという問題
があった。また電池が一方の後輪に接近するため、後輪
が激しくはね上げる泥水などが当たり、電池上部特に電
極付近に泥水がかかり易いという不都合もあった。

（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、シ
ートレール下方かつ左右の後輪間に配設する荷箱やエア
クリーナなどの箱体の大型化を可能にし、しかも車体の
左右バランスが良好で電池に泥水などもかかりに＜＜シ
た不整地走行用車輛を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明によればこの目的は幅広超低圧タイヤ付きの４個
の車輪と、車体中央付近に搭載されたエンジンと、車体
−に部に配設された跨座式運転シートと、左右一対の前
輪間を１；下方向に通る操向軸と、この操向軸」二輪に
固定された操向バーハンドルとを備える不整地走行用車
輛において、左右一対の駆動後輪間で前記跨座式運転シ
ートを支持するシートレール下方に取付けられた箱体と
、前記操向軸の前方に配設された電池とを備え、前記電
池の少なくとも」一部を前輪の」−縁より上方に位置さ
せたことを特徴とする不整地走行用車輛により禽票され
る。

ここに箱体は、荷箱やエアクリーナなどの箱状の容器か
らなるものであればよく、燃料タンクであってもよい。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示す一部断面した側面図、
第２図はその平面図である。

第１図で符号１０は車体フレームであり、操向軸支持部
１２から後方にのびる主チューブ１４と、同じく下方へ
のびる左右一対の前立チューブ１６（一方のみ図示）お
よび中立チューブ１８（一方のみ図示）と、これら前会
中立チューブ１６．１８の下端をつなぎ後端が」三方に
湾曲して主チューブ１４に結合された左右一対の下チュ
ーブ２０（一方のみ図示）と、この下チューブ２０から
後方へのびる左右一対のシートレール２２（２２ａ、２
２ｂ、第２図参照）と、コノシートレール２２後部と下
チューブ２０の下後部とを結合する左右一対の後与チュ
ーブ２４（一方のみ図示）とを備える。２６は前バンパ
であって前立チューブ１６に固定されている。２８は後
パンパであリシートレール２２ａ、２２ｂの後端に固定
されている。

この車体フレーム１０の前部には左右一対の操向前輪３
０　（３０ａ、３０ｂ）が」１下動自在に取付けられて
いる。３２はこの前輪３ｏを支持する緩衝器である。

前記後チューブ２４には減速機ケース３４が固定され、
この減速機ケース３４に保持された後車軸３６には左右
一対の駆動後輪３８（３８ａ。

３８ｂ）が取伺けられている。前輪３ｏおよび後輪３８
には幅広超低圧タイヤが装着されている。

４０は車体の中央付近に搭載されたエンジンであり、こ
のエンジン４０の出力はドライブ軸４２、前記減速機ケ
ース３４内の減速傘歯車を介して後車軸３６および後輪
３８に伝えられる。

４４はエンジン４０のシリンダ４０ａの後方に位置する
気化器、４６はエアクリーナである。エアクリーナ４６
は前記左右一対のシートレール２２間の前部伯近にあっ
て、シートレール２２間から下方へ吊下がるように取付
けられている。４８は荷箱であり、エアクリーナ４６の
後方のシートレール２２間にあって、シートレール２２
の下方に位置する。この荷箱４８は車体の後方から開閉
される蓋板４８ａを備え、この蓋板４８ａに尾灯５０が
取付けられている。

５２は操向軸であり、その上部は前記操向軸支持部１２
に、その下端は前記下チューブ２０の前部付近にそれぞ
れ回動自在に支持されている。この操向軸５２の上端に
は操向バーハンドル５４が固定されている。また操向軸
５２の１回動はタイロッド（図示せず）を介して左右前
輪３０ａ。

３０ｂのナックルアーム（図示せず）に伝えられ、前輪
３０が左右に回動される。

５６は操向軸支持部１２の後方に取付けられた燃料タン
ク、５８は後フェンダ、５９は後荷台である。後フェン
ダ５８は左右の後輪３８の上方およびシートレール２２
の上方を覆うように左右一体に形成されている。６０は
燃料タンクカバー。

６２は跨座式運転シートであり、この跨座式運転シート
６２は燃料タンクカバー６０の後方から後フェンダ５８
−ににのび、後フェンダ５８と共にシー！・レール２２
に保持されている。

６４は前フェンダである。この前フェンダ６４は、左右
一対の前輪３０の上方を覆うように左右一体に形成され
ている。この前フェンダ６４の下方でかつ操向軸５２の
前方には電池６６が搭載されている。すなわち前フエ。

ンダ６４の車体幅方向の中央かつ操向軸５２の前方の位
置には下方へ陥没する電池収容部６８が一体成形され、
この電池収容部６８の底部が前記前立チューブ１６に固
着されたブラケット７０に固定されている。この電池収
容部６８内には電池６６が収納され、この電池６６はゴ
ムバンド７２により固定されている。７４はこの電池収
容部６８の蓋板であり、その前縁には舌片７４ａが形成
され、この舌片７４ａは電池収容部６８に形成した係入
孔７４ｂに係合している。蓋板７４の後縁部には開閉つ
まみ７６が取付けられている。この開閉つまみ７６の軸
の先端には半径方向に突出する爪７６ａが設けられる一
方、前フエンダ６４側にはこの爪７６ａが貫挿する長孔
が形成されている。このため、開閉つまみ７６を回動し
て爪７６ａを長孔に位置合わせすれば、蓋板７４は取り
外すことができ、この状態で電池６６の整備２点検が可
能となる。また蓋板７４を装着するためには、舌片’７
４　　ｂ ７４ａを係入孔か曇キに挿入し、開閉つまみ７６の爪７
６ａを長孔に入れて開閉つまみ７６を回動すればよい。

この時爪７６ａが長孔の下縁に係合して蓋板７４は前フ
ェンダ６４に固定される。

この実施例では、電池収容部６８を前フェンダ６４に一
体成形したが、両者を別体に構成してもよいのは勿論で
ある。また電池６６は第１図に示すように、電池６６の
ほぼ全体が前輪３０の」−縁より」一方に位置するので
電池６６の位置は充分高くなる。このため電池６６に走
行時に泥水や水が一層かかりにくくなる。しかし本発明
は電池の電この実施例では、シートレール２２の下方に
、箱体として荷箱４８とエアクリーナ４６とが取付けら
れている。しかし本発明における箱体はこれらに限られ
るものではないのは勿論であり、例えば燃料タンクであ
ってもよい。またシートレール下方に取付ける箱体は１
種類に限られず実施例のように２種類あるいは３種類以
上の箱体をシートレール下方に取伺けだものも、本発明
は包含する。

（発明の効果） 本発明は以」−のように、シートレール下方に箱体を、
また操向軸前方に電池をそれぞれ配設したから、シート
レール下方の箱体の大容量化が可能となる。また箱体や
電池は車体幅方向の中央付近に位置するので、車体の左
右バランスが崩れることがなく、左右バランスが良好に
なる。さらに電池の少なくとも上部を前輪の上縁より上
方に位置させたので、前輪がまき上げる泥水が電池にか
かりにくく、又この種車輛にあってはタイヤの」−縁近
い深さの沼地等を走行することがあるが、そのような場
合にも水が電池の上部にかかりにくく電池の保護に適す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部断面した側面図、
第２図はその平面図である。 ２２・・・シートレール、 ３０・・・操向前輪、 ３８・・・駆動後輪、 ４０・・・エンジン、 ４６・・・箱体としてのエアクリーナ、４８・・・箱体
としての荷箱、 ５２・・・操向軸、 ５４・・・操向バーハンドル、 ６２・・・跨座式運転シート、 ６６・・・電池。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 幅広超低圧タイヤ付きの４個の車輪と、車体中央付近に
   搭載されたエンジンと、車体上部に配設された跨座式運
   転シートと、左右一対の前輪間を上下方向に通る操向軸
   と、この操向軸上端に固定された操向バーハンドルとを
   備える不整地走行用車輛において、 左右一対の駆動後輪間で前記跨座式運転シートを支持す
   るシートレール下方に取付けられた箱体と、前記操向軸
   の前方に配設された電池とを備え、前記電池の少なくと
   も上部を前輪の上縁より上方に位置させたことを特徴と
   する不整地走行用車輛。