JPS6117132Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は間仕切パネルの下部補強走置に関し、更
に詳しくは複数の単位間仕切パネルを所定の方向
に連結してなる間仕切パネル装置において所定の
単位間仕切パネルの下部に安定板を取付けてパネ
ルの安定を計ることを目的とするものである。

従来の間仕切パネルはパネル下端面に取付けた
アジヤスターを接床させていただけであつた為に
極めて不安定であつた、本案はこのような問題点
を解決すべく考案したもので以下添付図面にて詳
説すれば、 本案のパネル下部補強装置は単位間仕切パネル
１の支柱２と、該支柱に取付けられる受け金具３
及びこの受け金具と一体に若しくは着脱自在に連
結され下面に設けた突部５を接床するようになし
た安定板４の組合せからなり、受け金具３は第４
図イ，ロに示すように下部に安定板４を嵌合する
ための屈曲凹部６を形成し、中央段部７より下片
８には両側片９，９を屈曲形成し、上片１０はパ
ネル１の支柱２の中空部内へ挿入可能となしてお
り、この受け金具３をその上片１０を支柱２の電
気配線用開口１１から支柱２内へ挿入するととも
に下片８に貫通して設けたボルト１２に、支柱２
の内部において回転不能でかつ電気配線用開口１
１の両側口縁１１′，１１′に掛止可能な最長寸法
ｌを有し、電気配線用開口１１及びその反対側の
開口１３から支柱２内へ嵌合可能な最短寸法l₁か
らなる取付板１４を螺合させることによつて、こ
のボルト１２取付板１４の締着によつて下８を支
柱の両側口縁１１′に押し付ける形で支柱２に取
付け、更に下片８の両側片９，９は支柱２に嵌合
させるとともに支柱２内に挿入した上片１０に形
成した長孔１５及び支柱の孔１６に開口１３から
挿入したボルト１７を貫通し、このボルト１７を
単位間仕切パネル１の枠体を構成するコーナー金
具１８に螺合締着することによつて上片１０を支
柱２に固定するものである。而してこの受け金具
３の下部に形成した屈曲凹部６に取付けられる安
定板４は、その略中央部を屈曲凹部６に嵌合して
パネル１に対して直交状となして溶着又はネジ止
めして固定され、端部下面に形成した突部５を接
床させ、完全位置固定する場合は、突部５を貫通
して形成された孔に貫通したネジ１９を、適宜床
面に設けたアンカーナツト２０にて螺合締着する
ようになせばよい。この安定板４は第１図によれ
ばパネル１の両側に延長するものでるが、安定板
４の一端にのみ突部５を形成して他端部を前記同
様に屈曲凹部６に固定してパネル１の何れか片側
にのみ延長突出させて取付けてもよいのである。
尚、第１図中２１はパネルの側縁カバー、２２は
パネル下半部を構成する巾木、２３はパネルの枠
体を構成する側枠、２４は下枠、２５は枠体と巾
木２２を連結するための下部レール、２６は支柱
２の下端に嵌合したアジヤスター受けを示す。又
２７は受け金具３の下片両側片９，９を支柱に固
定するためのネジを示す。

以上のようになる本案のパネル下部補強装置は
パネル１に直交する安定板４を設けたのでパネル
を安定な状態で立設することができ、しかも安定
板４を支持する受け金具３はパネル１内に立設さ
れる支柱２に取付けるものであるので受け金具３
を含む安定板取付け構造ががパネル外面に露呈し
て外観を損い又は衣服を引つ掛ける等の心配が全
くなく、又この受け金具３は上片１０を支柱２内
に嵌挿するとともに下片８の両側片９，９を支柱
２に嵌合させボルト１２，１７て締着するもので
あるから支柱２に強固に連結され、ひいては安定
板４の取付け強度を高め得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の１実施例を示し、パネル下部の
縦断正面図、第２図は同じく縦断側面図、第３図
は支柱の横断面図、第４図イは受け金具と安定板
の組合せ状態を示す正面図、第４図ロは同じく側
面図である。 １……単位間仕切パネル、２……支柱、３……
受け金具、４……安定板、６……屈曲凹部、９…
…側片、１４……取付板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 間仕切パネルの支柱２に、中央段部より上片を
   支柱２内に嵌挿し、下片に形成した側片９，９を
   支柱に嵌合可能となし、上，下片をボルト締めに
   て支柱２に固定するようになした受け金具３の下
   部に形成した屈曲凹部６に、下面に接床用の突部
   を形成した安定板４を嵌合し、着脱自在又は一体
   固着してなる間仕切パネルの下部補強装置。