JPS61113546A - 車両用ブレ−キ油圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレ−キ油圧制御装置

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JPS61113546A
JPS61113546A JP23479584A JP23479584A JPS61113546A JP S61113546 A JPS61113546 A JP S61113546A JP 23479584 A JP23479584 A JP 23479584A JP 23479584 A JP23479584 A JP 23479584A JP S61113546 A JPS61113546 A JP S61113546A
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cylinder
casing
piston
brake
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Shohei Matsuda
庄平 松田
Masamitsu Sato
真実 佐藤
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Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/42Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having expanding chambers for controlling pressure, i.e. closed systems
    • B60T8/4208Debooster systems
    • B60T8/4225Debooster systems having a fluid actuated expansion unit
    • B60T8/4233Debooster systems having a fluid actuated expansion unit with brake pressure relief by introducing fluid pressure into the expansion unit

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、ケーシングに穿設された有底シリンダ穴に、
該シリンダ穴内を第1シリンダ部と第2シリンダ部とに
区画すべく、シ」Jンダ穴の途中に設けられた段部で支
承される隔壁が嵌入され、該隔壁と一体あるいは別体の
円筒状スリーブに当接して前記隔壁を段部側に押圧、固
定する蓋部材が前記シリンダへの開放端に取付けられ、
第1シリンダ部には、マスタシリンダに通じる入力油圧
室を前記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には制
御液圧源に連通し得る制御室を画成する第1ビ2)ンが
摺合され、第2シリンダ部には、車輪ブレーキに通じる
出力油圧室を前記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対
側にはばね室を画成ししかも第1ピストンに連動する第
2ピストンが摺合されて成るブレーキ油圧モジュレータ
を有する車両用ブレーキ油圧制御装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかるブレーキ油圧制御装置においては、蓋部材
には雄ねじが刻設され、該蓋部材はケーシングのシリン
ダ穴に刻設された雌ねじに螺合されている。
(3)発明が解決しようとする問題点 蓋部材をシリンダ穴に螺合する従来装置では、□蓋部材
のシリンダ穴への螺合分だけシリンダ穴の深さ、すなわ
ちケーシングの厚みを大きくしなければならず、また蓋
部材の分解、組付時にねじ部から切粉等が発生し、油圧
経路の尺詰りの原因ともなる。しかもシリンダ穴に雌ね
じが刻設されているために、シリンダ入内への各部品の
組込み、分解作業が煩雑となる。
本発明の第1の目的は、かかる事情に鑑みて、蓋部材に
フランジ部を設は該フランジ部をケーシングに取付ける
ようにして、ケーシングの厚みを小さくするとともに切
粉等を発生することなく蓋部材の取付け、取外しを行な
えるようにし、しかもシリンダ大向への部品の組込み、
分解作業を容易とした車両用ブレーキ油圧制御装置を提
供することである。
ところで、フランジ部によってケーシングに固定される
蓋部材により、スリーブにねじれ等を生じさせるような
力が加わると、第1および第2ピストンの摺動動作が不
円滑となる。
そこで、本発明の第2の目的は、前記第1の目的に加え
て、スリーブの端面が蓋部材に均等に圧接するようにし
てスリーブのねじれを防止し、第一1.1および第2ピ
ストンの摺動動作を円滑ならしめる車両用ブレーキ油圧
制御装置を提供することである。
さらに複数のブレーキ油圧モジュレータがケーシングに
設けられて成る車両用ブレーキ油圧制御装置もあるが、
かかる車両用ブレーキ油圧制御装置においても、前記第
1の目的を達成し得ることが望ましくしかも部品点数の
低減を図るとともに蓋部材の配置を合理的とすることが
望ましい。
本発明の第3の目的は、かかる事情に鑑みて、第1の目
的に加えて、複数のブレーキ油圧モジュレータの蓋部材
を一括してケーシングに取付図るようにし、部品点数の
低減を図るとともに蓋部材の配置を合理的とした車両用
ブレーキ油圧制御装置を提供することである。
B0発明の構成 (1)  問題点を解決するための手段第1の発明によ
れば、蓋部材は、基本的に円筒      1゛状に形
成され、その一端に設けられたフランジ部がシリンダ穴
の開放端に対応してケーシングに固定される。
第2の発明によれば、第1の発明の構成に加5るに、隔
壁および段部間にはばねが介装される。
第3の発明によれば、各ブレーキ油圧モジュレータはケ
ーシング内に平行に設けられ、各ブレーキ油圧モジュレ
ータの蓋部材は、一括してケーシングに固定される。
(2)作 用 第1の発明の構成によれば、シリンダ穴の内面に雌ねじ
が刻設されないので、シリンダ穴の深さすなわちケーシ
ングの厚みを小さくすることができ、蓋部材の取付け、
取外し時の切粉の発生も回避することができる。しかも
シリンダ穴の内面を平滑面とすることができ、部品の組
込み、分解作業を円滑にすることができる。
第2の発明の構成によれば、第1の発明の作用に加えて
、ばねによりスリーブが蓋部材に均等に圧接され、スリ
ーブのねじれが防止される。
さらに第3の発明の構成によれば各ブレーキ油圧モジュ
レータ毎に第1の発明の作用を生じさせることができる
とともに、部品点数の低減および蓋部材の配置の合理化
を図ることができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の第1実施例を示す第1図において、マスタ
シリンダ1の出力ボート2から延設された油路3と、車
輪4に装置された車輪ブレーキ5に通じる油路6との間
にブレーキ油圧モジュレータMが設けられる。
ブレーキ油圧モジュレータMは、ケーシング7に穿設さ
れ上端が開放した有底シリンダ穴8内に、構成部品を組
込んで構成される。すなわち、シリンダ穴8内には、円
盤状隔壁9と、円筒状スリーブ10とがこの順に挿入さ
れる。隔壁9は、シリンダ穴8の内面との間にOリング
11を介装してシリンダ穴8に嵌入され、スリーブ10
はシリンダ′に8の内面との間にOリング13を介装し
てシリンダ穴8に嵌入される。シリンダ穴8の途中には
上方に臨む段部12が設けられており、この段部12と
隔壁9との間にはリング状板ばね49が介装される。ま
たシリンダ穴8の開放端に対応してケーシング7には蓋
部材14が取付けられており、この蓋部材14および段
部12間で隔壁9およびスリーブ10が挟圧2.固定さ
れる。なおスリーブ10は隔壁9と一体化されていても
よい。
隔壁9およびスリーブ10をシリンダ穴8内で固定する
ことにより、ケーシング7内には隔壁9よりも下方の第
1シリンダ部15と、隔壁9よりも上方の第2シリンダ
部16とが同心に形成される。
第1シリンダ部15には、第1ピストン1Tが摺合され
、この第1ピストン17および隔壁9間に入力油圧室1
Bが画成され、ケーシング7の底部および第1ピストン
17間に制御室19が画成される。隔壁90入力油圧室
18に臨む側面には、段部12との間に油路20を形成
するための切欠きが設けられており、マスタシリンダ1
に連なる油路3はケーシングTの側壁に穿設された入口
油路21および前記油路20を介して入力油圧室18に
連通される。
第2シリンダ部16には第1ピストン1Tと同一径の第
2ピストン22が摺合され、第2ピストン22および隔
壁9間には出力油圧室23が画成され、第2ピストン、
22および蓋部材14間にはばね室24が画成される。
スリーブ10には出力油圧室23に常時連通すべく油路
25が穿設され     しており、車輪ブレーキ5に
通じる油路6を接続すべくケーシングTの側壁に穿設さ
れた出口油路26は、前記油路25を介して出力油圧室
23に連通される。
第2図において、蓋部材14は基本的に円筒状に形成さ
れており、その一端には半径方向外方に張出したフラン
ジ部14αが設けられる。また蓋部材14の他端には、
ばね室24を外部に連通ずるための孔2Tを中央に形成
するようにして半径方向内方に張出した内鍔14Aが設
けられる。
シリンダ穴8の開放端には拡開した嵌合段部28が設け
られており、蓋部材14のフランジ部14αは該嵌合段
部28に嵌合される。この際、嵌合段部28の深さはフ
ランジ部14αの厚みに対応して設定されており、フラ
ンジ部14αの上面はケーシング7の上面と面一になる
。さらに蓋部材14を囲繞する埋板状の押え板29がボ
ルト30によリケーシング7に固定され、この押え板2
9により蓋部材14のフランジ部14αがケーシング7
に固定される。しかも7ランジ部14cLの下面には、
板ばね49で上方に付勢されたスリーブ10の上端面が
当接する。
隔壁9の中心部には入力油圧室18および出力油圧室2
3間にわたって透孔31が穿設されており、この透孔3
1にはQ IJソング2を両者間に介在させてピストン
棒33が軸方向移動自在に挿通される。ピストン棒33
の下部には前記第1ピストン17が一体的に設けられて
おり、ピストン棒33の上部には、制限された範囲内で
の軸方向相対移動を許容して第2ピストン22がシール
部材34を両者間に介在させて装着される。また、ピス
トン棒33の上部には上方に臨む段部35が一体的に設
けられており、この段部35に当接する受部材36がナ
ツト3Tによってピストン棒33の上端に固定される。
第2ピストン22には隔壁9側に延びる円筒部38が一
体的に設けられており、この円筒部38に対応して、ピ
ストン棒33には出力油圧室23に常時連通する係止孔
39が一直径線に沼って穿設される。しかもこの係止孔
39は、その横断面形状がピストン棒33の軸線方向に
沿って長い長円形状に形成されており、一端あるいは両
端を第2ピストン22の円筒部3Bに固定したロッド4
0が係止孔39に挿通される。したかつて第2ピストン
22は、ロッド40が係止孔39内でピストン棒33の
軸方向に沼って移動し得る範囲内でピストン棒33との
相対移動を許容される。
第1ピストン1Tよりも隔壁s側において、ピストン棒
33には鍔部42が設けられており、この鍔部42は隔
壁9に当接してピストン棒33の一冬、     上方
″′移動を規制する・ま“第゛?″■′17および鍔部
42間にはシール部材43が嵌着され、ピストン棒33
の下端に装着される盲蓋44と第1ピストン1Tとの間
には、シール部材45が嵌着され、両シール部材43.
45は第1シリンダ部15の内面に摺接する。さらに、
第2ピストン22には隔壁9寄りの部分に環状の嵌合溝
46が設けられており、この嵌合溝46には第2シリン
ダ部16の内面に摺接するシール部材47が嵌着される
受部材36すなわちピストン棒33と蓋部材14の内鍔
14bとの間罠は、前記板ばね49よりもセット荷重の
小さい第1ばね48が介装され、この第1ばね48のば
ね力により、ピストン棒33は下方すなわち第1ピスト
ン17が隔壁9から離反する方向に付勢される。また受
部材36すなわちピストン棒33と第2・ピストン22
との間には、第2ピストン22を隔壁9側に向けて相対
移動せ       aしめるべくばね力を発揮するた
めの前記第1ばね48よりもセット荷重の小さい第2ば
ね52が介装される。
隔壁9には、入力油圧室18および出力油圧室23間を
連通、遮断する第1弁機構53が設けられる。この第1
弁機構53は入力油圧室18に通じて隔壁9に設けられ
た弁室54と、該弁室54および出力油圧室23間にわ
たって設けられる弁孔55と、弁孔55を開閉すべく弁
室54内に収容される球状の弁体56と、弁体56に一
体化され弁孔55を貫通して出力油圧室23内に臨む駆
動棒5Tと、弁室54内に収容され弁体56を弁孔55
側に付勢するばね58とを備える。弁室54の弁孔55
側の端面には、弁孔55側に向か5につれて小径となる
円錐状の弁座59が設けられる。
また駆動棒57の長さは、第2ピストン22が隔壁9側
に最大限変位したとき忙、第2ピストン22における円
筒部3Bの先端に設けられた押圧部60により押圧され
、弁体56を弁座59から離反させるのに充分な値に設
定される。
また、ピストン棒33内には第2弁機構61が設けられ
る。この第2弁機構61は、入力油圧室18に常時連通
する弁室62と、ピストン棒33と同心の弁孔63を有
する円筒状弁座部材64と、弁孔63に同心に連なり弁
孔63および係止孔39間を連通ずる通路65と、弁孔
63を開閉すべく弁室62内に収容される球状の弁体6
6と、弁体66を弁孔63側に付勢するばね6Tと、弁
体66を押圧して弁孔63を開放すべく通路65および
弁孔63に挿通される駆動棒68とを備える。
弁室62は、ピストン棒33の下端に同心に穿設された
有底穴内に、弁座部材64を嵌入し、前記有底穴の開放
端を盲蓋44で閉じることにより、弁座部材64および
盲蓋44間に画成される。弁室62および通路65間の
シールは、弁座部材64を前記有底穴内に圧入、固定す
ることによって行なわれるが、弁座部材64の外面と有
底穴内面とトン棒33の軸方向移動自在に収容されてお
り、ばね67は盲蓋44と弁体受け69との間に介装さ
れる。また、ピストン棒33には弁室62と入力油圧室
1Bとの間を連通ずる連通孔70が穿設される。
駆動棒68の長さは、閉弁状態にある弁体66に一端が
当接しているときに、その他端が係止孔39内−一定長
さだけ突出するように設定されている。したがって、第
2ピストン22が受部材36から離反して隔壁9に近接
する方向へピストン棒33に対し一定距離を超えて相対
移動したときに、:      第2弁機構61の弁体
66は弁座部材64から離反して開弁する。
制御室19と、制御液圧源71およびリザーバT2とは
、アンチロック制御弁手段73を介して接続される。制
御液圧源71は、リザーノく72から制御液体たとえば
作動油を汲み上げる油圧ボン駆動される。またこの制御
液圧源71には、油圧ポンプ了4の故障および油圧失陥
ならびに油圧ボ/プT4の駆動開始および停止を検知す
るための油圧センサT7が付設される。
アンチロック制御弁手段T3は、平時は閉じている第1
電磁弁7Bと、平時は開いている第2電磁弁79とから
成り、車輪4がロックしそ5になったときに、第1電磁
弁7Bは開弁駆動され、第2電磁弁T9は閉弁駆動され
る。第1電磁弁7Bは、ケーシング7の下部側壁に穿設
された油路80     。
に接続されて制御液圧源71および制御室19間を結ぶ
供給油路81の途中に設けられ、第2電磁弁79は、第
1電磁弁78および制御室19間で供給油路81から分
岐してリザーバ72に至る戻し油路82の途中に設けら
れる。
次にこの実施例の作用について説明すると、通常運転状
態で、ブレーキペダル83を操作しない非制動時には、
ピストン棒33は第1ばね48のばね力により下方に移
動しており、第2ピストン22は隔壁9に当接している
。このため第1弁機構53においては、駆動棒57が第
2ピストン、22の押圧部60によって押圧され、弁体
56が弁座59から離反して開弁している。したがって
、マスタシリンダ1の出力ポート2かも、油路3、入口
、油路21、油路20、入力油圧室18、弁室54、弁
孔55、出力油圧室23、油路25、出口油路26およ
び油路6を介して車輪ブレーキ5に至る油圧経路が形成
される。これにより制動油圧系の作動油の充填をアンチ
ロック制御用プシ=キ油圧制御装置を備えていないブレ
ーキ油圧装置と同一に極めて容易に行なうことができる
。すなわち、従来はマスタシリンダ1から入力油圧室1
Bまでの油圧経路と、出力油圧室23かも車輪ブレーキ
5までの油圧経路とを分けて、作動油の充填を行なわな
ければならなかったのに対し、マスタシリンダ1から車
輪ブレーキ5に至るまでの制動油圧経路が成立するので
、マスタシリンダ1側から作動油を充填することにより
、車輪ブレーキ5までの作動油の充填が終了する。
ブレーキペダル83によりブレーキ操作を行うと、マス
タシリンダ1の出力ポート2からの制動油圧は、前記油
圧経路を経て車輪ブレーキ5に供給される。この際、制
御室19には制御液圧源71からの制御液圧が供給され
ていないので、第2ピストン22は第1ばね4Bのばね
力により隔壁9側に最大限変位したままであり、第1弁
機構53は開弁したままである。このように制動油圧が
マスタシリンダ1から車輪ブレーキ5まで直接供給され
るので、制動油圧の洩れを検知するために従来設けてい
たピストンのストロークスイッチを省略して、アンチロ
ック制御機能を有していないブレーキ油圧装置と同様の
手段で油圧の洩れを検知することができる。
ブレーキ操作時に制動力が過大となり、車輪4がロック
状態に入りそうになると、第2電磁弁T9が閉じ、第1
電磁弁78が開くので、制御室19に制御液圧源71か
らのアンチロック制御液圧が供給される。これにより第
1ピストン1Tおよびピストン棒33が第1tばね48
および入力油圧室1Bの油圧による下動力に抗して上方
に押圧基1     移動される。この際、第2ピスト
/22は、出力油圧室23の油圧による上動力と、第2
ばね52による下動力とがバランスするまで、受部材3
6に当接した状態でピストン棒33とともに上動する。
これにともなって、第2ピストン22が隔壁9から離反
するので、第1弁機構53の弁体56が弁座59に着座
して閉弁し制動油圧の車輪ブレーキ5への供給が断たれ
るとともに、出力油圧室23の容積が大となる。この結
果、制動油圧が減少し、車輪4がロック状態に入ること
が防止される。
ここで、悪路走行時や制御液圧源71の故障時などのア
ンチロック過剰制御時の作動について説明する。先ず、
非制動時には、制御室19内の制御液圧の増大に伴って
、第1ピストン1Tおよびピストン棒33は第1ばね4
Bのばね力に抗して上動するが、第2ピストン22は第
2ばね52によってその上動を制止され、第2ピストン
22が       1ピストン棒33に対して下方に
相対移動する。これにより、第2弁機構61においては
、第2ピストン22と一体的なロッド40が駆動棒68
を押圧し、弁体66が弁座部材64か・ら離反して開弁
する。このため入力油圧室1Bと出力油圧室23とが連
通し、出力油圧室23内が、実用上不都合になるような
負圧になることが防止される。この際、第2ピスト/2
3とピストン棒33との相対移動は、ロッド40が係止
孔3′9の側壁に当接するまでであり、それ以降第2ン
ストン22はピストン棒33とともに上動する。 ゛ このような状態で制動操作を行なうと、マスタシリンダ
1から入力油圧室18′に供給された制動油圧は、第2
弁機構61を介して出力油圧室23に導かれ、油路6を
介して車輪ブレーキ5に作用する。この際、出力油圧室
23の油圧による第2゜ピストン22の上動力が第2ば
ね52のばね力による下動力よりも大きくなると、第2
ピストン22は両者がバランスするまでピストン棒33
に対して相対移動し、前述の制動時と同様の作動が行な
われる。
次に、制動時に制御室19内の制御液圧が異常に上昇し
た場合を想定する。この場合には、ピストン棒33が上
動し、それに伴って第2ピストン22は出力油圧室23
の油圧による上動力と第2ばね52のばね力による下動
力とがバランスする□までピストン棒33とともに上動
する。ピストン棒′33がさらに上動すると、出力油圧
室23の油圧低下に伴って第2ピストン22はピストン
棒33に対して下方に相対移動し、第2弁機構61が開
弁作動する。これにより、出力油圧室23内の油圧が実
用上問題となる負圧にまで低下することが防止される。
また適正なアンチロックのために入力油圧室18から排
除されるべき必要油量よりも余分な分が出力油圧室23
に導かれるので、ブレーキペダル83にはアンチロック
制御に必要とされる以上のキックバックが生じることは
ない。
このようなブレーキ油圧制御装置において、蓋部材14
はそのフランジ部14αを嵌合段部28に嵌合し、ケー
シング7にボルト30で固定される押え板29によって
ケーシングに固定される。
このため、シリンダ穴8に、従来のように雌ねじを刻設
する必要がな(、その雌ねじ刻設分だけシリンダ穴8の
深さすなわちケーシングTの厚みを小さくすることがで
きる。また雌ねじがないので、シリンダ′に8の内面を
全長にわたって平滑化することができ、シリンダ穴a内
への隔壁9、スリーブ10.第1および第2ピストン1
7.22などの各部品の組込み、分解作業を円滑に行な
うことができる。しかも、蓋部材14の取付け、取外し
i      時に切粉などが発生することを回避する
ことができる。
さらに、隔壁9とシリンダ穴8の途中の段部12との間
には板ばね49が介装されており、スリーブ10は板ば
ね49のばね力により上方に付勢されているので、スリ
ーブ10の上端は蓋部材14に均等に当接する。したが
ってスリーブ10がシリング穴8内でねじれることはな
く、第1および第2ピストン17.22の摺動動作が不
円滑となることを防止することができる。しかも板ばね
49のセット荷重は第1ばね48のセット荷重よりも大
きく設定されているので、隔壁9およびスリーブ10は
油圧の変動に拘らず常に上方に押圧位置決めされる。
第3図および第4図は本発明の第2実施例を示すもので
あり、蓋部材14のフランジ部14αと、ケーシングT
の上面との間にはフランジ部14αに対応した形状の介
在板84が介装され、フラン     。
ジ部14αおよび介在板84を貫通するボルト30によ
り蓋部材14がケーシング7に固定される。
この第2実施例によっても第1実施例と同様の効果を奏
することができる。
第5図および第6図は本発明の第3実施例を示すもので
あり、蓋部材14はその7279部14αを貫通するボ
ルト30により、ケーシングTに直接固定される。この
第3実施例によっても前述の各実施例と同様の効果を奏
することができる。
ところで、ケーシング7内に複数のブレーキ油圧モジュ
レータを設けて成るブレーキ油圧制御装置もあり、本発
明をそのようなブレーキ油圧制御装置に適用したときの
実施例について次に説明する。
第7図は本発明の第4実施例を示すものであり、ケーシ
ング7には、4つのブレーキ油圧モジュレータM1 、
M2 、M3 、M4が相互に平行に設けられており、
各ブレーキ油圧モジュレータM1〜M4におけるシリン
ダ′に8の上部開放端には嵌合段部28が設けられる。
また各ブレーキ油圧モジュレータM1〜M4の蓋部材1
4は嵌合段部2Bに嵌合した状態で、複数のボルト30
でケーシング7の上面に固定される共通の押え板85に
よりケーシングTに固定される。またケーシング7には
各ブレーキ油圧モジュレータM1〜M4に共通の電磁弁
78.79が支持される。
この第4実施例は前述の第1実施例に対応した構造で蓋
部材14をケーシング7に取付けるものであり、第1実
施例と同様の効果を奏することができるとともに、押え
板85が1個ですみしかもボルト300個数を減少でき
るので部品点数の低減を図ることができ、さらに蓋部材
14の配置を合理化することができる。
第8図は本発明の第5実施例を示すものであり、前述の
第2実施例に対応するものである。この実施例では、蓋
部材14′は各ブレーキ油圧モジュレ−タM1〜M4に
共通な筒部86を有する。この筒部86は各ブレーキ油
圧モジュレータM1〜M4のばね室24(第1図参照)
を連通ずるものであり、ばね室24の容量が大きいので
、ばね室24を外部に連通ずるための孔を蓋部材14′
に特に設ける必要はない。しかも蓋部材14′のフラン
ジ部14a′とケーシングTの上面との間には介在板8
4′が介装され、フランジ部146′および介在板84
′を貫通する複数のボルト30により蓋部材14′がケ
ーシングTに固定される。
第9図は本発明の第6実施例を示すものであり、前述の
第3実施例に対応するものである。蓋部材14′は各ブ
レーキ油圧モジュレータ&1〜M4FC□共通に1個だ
け設けられ、フランジ部1.′4a’に挿1:    
   通される複数のボルト30によりケーシング7に
固定される。
C0発明の効果 以上のように第1の発明によれば、蓋部材は基本的に円
筒状に形成され、その一端に設けられたフランジ部がシ
リンダ穴の開放端に対応してケーシングに固定されるの
で、シリンダ穴の深さすなわちケーシングの厚みを小さ
くすることができ、シリンダ穴への構成部品の組込み、
分解作業を容易とすることができる。また蓋部材の取付
け、取外し時の切粉等の発生を回避することができ、取
付け、取外し作業も極めて容易となる。
また第2の発明によ−れば、第1の発明の構成に加5る
に、隔壁および段部間にばねが介装されるので、第1の
発明の効果を達成した上でさらに、スリーブのシリンダ
入内でのねじれを防止して第1および第2ピストンの摺
動動作を円滑ならしめ     5ることができる。
さらに第3の発明によれば、各ブレーキ油圧モジュレー
タはケーシング内に平行に設けられ、各ブレーキ油圧モ
ジュレータの蓋部材は一括してケーシングに固定される
ので、各ブレーキ油圧モジュレータにおいて第1の発明
の効果をそれぞれ達成した上に、部品点数の低減を図り
、蓋部材の配置を合理的にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は全体縦断正面図、第2図は蓋部材の拡大斜視
図、第3図および第4図は本発明の第2実施例を示すも
ので、第3図は全体縦断正面図、第4図は蓋部材および
介在板の拡大分解斜視図、第5図および第6図は本発明
の第3実施例を示すもので、第5図は全体縦断正面図、
第6図は蓋部材の拡大斜視図、第7図、第8図および第
9図は本発明の第4.第s、ms実施例をそれぞれ示す
ための分解斜視図である。 1・・・マスタシリンダ、5・・・車輪ブレーキ、T・
・・ケーシング、8・・・シリンダ人、9・・・隔壁、
10・・・スリーブ、14,14′・・・蓋部材、14
α・・・フランジ部、15.16・・・第1.第2シリ
ンダ部、17゜22・・・第1.第2ピストン、18・
・・入力油圧室、19・・・制御室、23・・・出力油
圧室、24・・・ばね室、49・・・板ばね、T1・・
・制御液圧源、M、Mj〜M4・・・ブレーキ油圧モジ
ュレータ特許出願人 本田技研工業株式会社 第7図 第8図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシングに穿設された有底シリンダ穴に、該シ
    リンダ穴内を第1シリンダ部と第2シリンダ部とに区画
    すべく、シリンダ穴の途中に設けられた段部で支承され
    る隔壁が嵌入され、該隔壁と一体あるいは別体の円筒状
    スリーブに当接して前記隔壁を段部側に押圧、固定する
    蓋部材が前記シリンダ穴の開放端に取付けられ、第1シ
    リンダ部には、マスタシリンダに通じる入力油圧室を前
    記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には制御液圧
    源に連通し得る制御室を画成する第1ピストンが摺合さ
    れ、第2シリンダ部には、車輪ブレーキに通じる出力油
    圧室を前記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には
    ばね室を画成ししかも第1ピストンに連動する第2ピス
    トンが摺合されて成るブレーキ油圧モジュレータを有す
    る車両用ブレーキ油圧制御装置において、前記蓋部材は
    、基本的に円筒状に形成され、その一端に設けられたフ
    ランジ部が前記シリンダ穴の開放端に対応してケーシン
    グに固定されることを特徴とする車両用ブレーキ油圧制
    御装置。
  2. (2)ケーシングに穿設された有底シリンダ穴に、該シ
    リンダ穴内を第1シリンダ部と第2シリンダ部とに区画
    すべく、シリンダ穴の途中に設けられた段部で支承され
    る隔壁が嵌入され、該隔壁と一体あるいは別体の円筒状
    スリーブに当接して前記隔壁を段部側に押圧、固定する
    蓋部材が前記シリンダ穴の開放端に取付けられ、第1シ
    リンダ部には、マスタシリンダに通じる入力油圧室を前
    記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には制御液圧
    源に連通し得る制御室を画成する第1ピストンが摺合さ
    れ、第2シリンダ部には、車輪ブレーキに通じる出力油
    圧室を前記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には
    ばね室を画成ししかも第1ピストンに連動する第2ピス
    トンが摺合されて成るブレーキ油圧モジュレータを有す
    る車両用ブレーキ油圧制御装置において、前記蓋部材は
    、基本的に円筒状に形成され、その一端に設けられたフ
    ランジ部が前記シリンダ穴の開放端に対応してケーシン
    グに固定され、前記隔壁および段部間にはばねが介装さ
    れることを特徴とする車両用ブレーキ油圧制御装置。
  3. (3)ケーシングに穿設された有底シリンダ穴に、該シ
    リンダ穴内を第1シリンダ部と第2シリンダ部とに区画
    すべく、シリンダ穴の途中に設けられた段部で支承され
    る隔壁が嵌入され、該隔壁と一体あるいは別体の円筒状
    スリーブに当接して前記隔壁を段部側に押圧、固定する
    蓋部材が前記シリンダ穴の開放端に取付けられ、第1シ
    リンダ部には、マスタシリンダに通じる入力油圧室を前
    記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には制御液圧
    源に連通し得る制御室を画成する第1ピストンが摺合さ
    れ、第2シリンダ部には、車輪ブレーキに通じる出力油
    圧室を前記隔壁側に画成するとともに隔壁と反対側には
    ばね室を画成ししかも第1ピストンに連動する第2ピス
    トンが摺合されて成る複数のブレーキ油圧モジュレータ
    を有する車両用ブレーキ油圧制御装置において、前記各
    ブレーキ油圧モジュレータはケーシング内に平行に設け
    られ、前記各ブレーキ油圧モジュレータの蓋部材は、一
    括して前記ケーシングに固定されることを特徴とする車
    両用ブレーキ油圧制御装置。
JP23479584A 1984-11-07 1984-11-07 車両用ブレ−キ油圧制御装置 Granted JPS61113546A (ja)

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JPH0365299B2 JPH0365299B2 (ja) 1991-10-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0889839A (ja) * 1994-09-19 1996-04-09 Masashi Yoshioka 浮沈分離機

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JPH0889839A (ja) * 1994-09-19 1996-04-09 Masashi Yoshioka 浮沈分離機

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