JPS6091588A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の高周波加熱装置の冷却構造に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 従来この種の高周波加熱装置においては、装置内の上部
はマグネトロンの損失による熱、加熱室で発生する熱な
どにより高温となるため、高圧コンデンサーやリレーな
どの電気部品は装置内の下部に設置されていた。しかし
高圧コンデンサー。

電気部品を全て装置内の下部に設置するにはスペースの
制限があるので大変困難な事である。近年においては軽
量で小型な装置が消費者にめられているが、高圧コンデ
ンサーや電気部品をいかに装置内の上部に設置するかは
大きな課題と言える〇以下、図面を参照しながら、上述
したような従来の高周波加熱装置について説明を行う。

第１図は従来の高周波加熱装置の側面断面図である。第
１図において１は食品を入れて加熱調理を行う加熱室、
２は本体の外壁を成す外箱、３は３ページ 加熱室１の前面開口部をおおう開閉自在なドアー。

４は加熱室１へ高周波を給電する導波管、５は高周波を
発振するマグネトロンで導波管４を通して加熱室１へ高
周波を給電している。６はマグネトロン６へ高電圧およ
びヒータ電圧を印加する高圧トランス、７は冷却用プロ
ペラファン、８はプロペラファン７を回転駆動させる駆
動モータ、９はプロペラファン７で発生した冷却風の回
り込みを防止する第１のエアガイド、１０はマグネトロ
ン６を冷却した風を加熱室１へ導く第３のエアガイド１
１は冷却風の吸気孔、１２は高圧コンデンサー、１３は
制御用スイッチおよびリレー等の制御部品、１４はマグ
ネトロン５や高圧トランス６を冷却した風を外に排気す
る排気孔である。

以上のように構成された高周波加熱装置について、以下
その動作について説明する。

回転駆動モータ８により回転するプロペラファン７によ
り吸気孔１１から冷却風が吸気されマグネトロン６、高
圧トランス６、高圧コンデンサー１２、制御部品１３を
冷却する。この場合筒１のエアガイドによりプロペラフ
ァン７および回転駆動モータ８は装置内部で分離されて
いるため、マグネトロン５および高圧トランス６等を冷
却した風が回り込んで再びプロペラファン７により吸気
されマグネトロン６、高圧トランス６等に吹きつけられ
る事はない。マグネトロン５の継鉄内部に入ってマグネ
トロン６を冷却した風は第３のエアガイド１０を通って
加熱室１の内部に導かれる。

マグネトロン６の継鉄内部に入らなかった風は、高圧ト
ランス６、高圧コンデンサー１２、制御部品１３等を冷
却した後、外箱２の側面に設けられた排気孔１４より排
気される。

しかしながら、上記のような構成では高圧コンデンサー
１２、制御部品１３を装置内の下部に設置しなければな
らず、設置のためのスペースが必要なので装置の小型化
、軽量化ができないという欠点があった。マグネトロン
６、高圧トランスらの損失のため発生する熱や加熱室１
からの熱が装置内の上部を高温度にするために熱に弱い
高圧コンデンサー１２や制御部品１３はなるべく下部に
６ページ 設置しなければならないのである。また制御部品１３は
取付構造上どうしても装置上部に設置しなければならな
い場合が起こり、その場合の対策として外箱２の側面に
排気孔１４を開ける事がある。

しかし美観上好ましくなく、壕だ近くにリードセンが通
りエツジとなり危険となる事が多い。

また高圧コンデンサー１２が装置内の下部に位置すると
マグネトロン５が上部に位置するため、リードセンの引
き回しが長くなる欠点を持っていた。さらに電気部品が
下部に集中するため取付作業、配線作業が非常にやりに
くいという欠点もある。

発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、高圧コンデンサー、制御部品
等の熱に弱い部品を装置内上部に設置することのできる
冷却構造の小型で軽量な高周波加熱装置を提供するもの
である。

発明の構成 この目的を達成するため本発明の高周波加熱装置は食品
を加熱調理する加熱室と、前記加熱室側６ページ 面に設置される高周波発振器（マグネトロン）と、本体
底板に設置される高圧トランスと、吸気孔を設けた本体
後壁面に設置される第１のエアガイドと、前記マグネト
ロンと前記第１のエアガイドの前記マグネトロンと前記
高圧トランスのほぼ中間の高さで間に設置される第２の
エアガイドと、前記マグネトロンと前記加熱室の間に設
置される第３のエアガイドと、前記第１のエアガイドと
本体後壁面の間に設置される冷却用プロペラファンと、
前記加熱室に対して前記プロペラファンの反対側の外箱
に設置される排気孔と、前記加熱室の上面部に設置され
る高圧コンデンサーから構成される。

この構成によると第３のエアガイドを設置した事により
、プロペラファンをマグネトロンの冷却効率を低下せず
にマグネトロンとトランスのほぼ中間まで高さを下げる
事ができ、大量の風をマグネトロン以外の部品にもあて
る事が可能となる。

高圧コンデンサー、制御部品等の熱に弱い部品を装置内
の上部に設置しても風の排気径路を装置の上部を回るよ
うにすれば温度が上がらず設置する７ページ 裏ができる。この事により電気部品の設置する高さを自
由に選べるのでより小型な高周波装置の設計が可能とが
る。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第２図、第３図にこの発明の一実施例による高周波加熱
装置を示しており、１は加熱室、２は外箱、３はドアー
、４は導波管、５はマグネトロン、６は高圧トランスで
以上は第１図の構成と同じものである。７はプロペラフ
ァン、８は回転駆動モータで従来例と（第１図）とは違
ってマグネトロン５とトランス６のほぼ中間の高さに位
置している。９は冷却風の回り込みを防止する第１のエ
アガイド、１０はマグネトロン６を冷却した風を加熱室
１に導く第３のエアガイド、１１は冷却風の吸気孔、１
２は高圧コンデンサーで従来例（第１図）とは違って加
熱室１の上面部に設置されている。１３はリレーなどの
制御部品、１４はマグネトロン５と第１のエアガイドの
間に設置される第２のエアガイドでマグネトロンの継鉄
部を囲むように取り付はプロペラファン７の風を効率よ
くマグネトロン５の内部に導く、１５は加熱室１に対し
てプロペラファン７と反対側の外箱の上部に設置される
排気孔である。

以上のように構成された高周波加熱装置について、以下
その動作について説明する。

回転駆動モータ８によって回転するプロペラファン７は
吸気孔１１より冷却風を吸気し、マグネトロン６と高圧
トランス６に向かって風を送り出す。従来においてはプ
ロペラファン７はマグネトロン５とほぼ同じ高さに位置
し、おもにマグネトロン５のみを冷却していた。これは
マグネトロン６の損失が多く非常に高温になるためであ
るが、このため他の電気部品はほとんど冷却されず装置
内の雰囲気温度も高くなる傾向にあった。しかし本発明
ではプロペラファン７をマグネトロン６とトランス６の
ほぼ中間の高さに設置し、より多くの風量をトランス６
や他の電気部品に当てている。

従来この位置にプロペラファンを設置するとマグ９ペー
ジ ネトロン６の冷却効率が悪くなるが本発明では第２のエ
アガイド１４を設置する事により冷却効率の低下を防い
でいる。プロペラファン７をマグネトロン５と高圧トラ
ンス６のほぼ中間の高さに設置した事により、冷却風は
２径路に分かれて冷却。

排気される事になる。第１の径路（■の数字を持つ矢印
の径路）はマグネトロン６を冷却する径路で、第２のエ
アガイド１４に導かれてマグネトロン５の内部に入り冷
却を行い第３のエアガイドにより加熱室１に入る。加熱
室１内の熱風といっしょになり排気孔１６より排気され
る。°第２の径路（■の数字を持つ矢印の径路）は高圧
トランス６を冷却した後、ドア３側の本体に設置されて
いる制御部品１３を冷却し、装置内の上部に向かう〇マ
グネトロン６等の電気部品のある側の外箱には排気口を
設けていないため第２の冷却風は加熱室１の上面部を通
って反対側の外箱に設置されている排気口１６に向かう
事になり、この時高圧コンデンサーロを冷却する。また
加熱室１の上面の熱気も吸気も吸収し装置全体の雰囲気
温度も下げる１０ページ 事になる。

以上のように本実施例によれば、プロペラファン７の設
置位置を下げ第２のエアガイドをマグネトロン６と第１
のエアガイド９の間に設置したことにより、マグネトロ
ン５の冷却効率を低下させる事なく高圧トランス６等を
冷却する風の量を増やす事が可能となり、その風を利用
して装置内の上部に設置された高圧コンデンサ口や制御
部品１３を冷却する事ができる。高圧コンデンサ口を加
熱室１の上面に設置できる事や制御部品を装置の上部に
設置できるために奥行きの少い小型の高周波加熱装置を
設計する事が可能となった。

さらに高圧コンデンサ口が上部にあると高圧線が短くて
済み、また配線も容易となる。制御部品１３においても
余裕を持って配置する事ができ配線が大変やり易くなる
。

発明の効果 以上説明したようにこの発明の高周波加熱装置によれば
、プロペラファンの起こす冷却風をマグネトロンの冷却
効率を低下させる事なく高圧トラ１１　ページ ンスや高圧コンデンサを冷却する風量を増やせるので高
圧コンデンサーを加熱室の上面に設置する事や制御部品
を装置の上部に設置する事が可能となり、より小型で軽
量な高周波加熱装置を提供する事ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高周波加熱装置の断面側面図、第２図は
本発明の高周波加熱装置の断面側面図、第３図は同装置
の平面断面図である。 １・・・・・・加熱室、５・・・・・・マグネトロン、
６・・・・・・高圧トランス、了・・・・・・プロペラ
ファン、９・・・・・・第１のエアガイド、１ｏ・・・
・・・第３のエアガイド、１２・・・・・・高圧コンデ
ンサ、１４・・・・・・第２のエアガイド、１６・・・
・・・排気孔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 食品を加熱調理する加熱室と、前記加熱室側面に設置さ
   れる高周波発振用の高周波発振器と、本体底板に設置さ
   れる高圧トランス、吸気孔を設けた本体後壁面に設置さ
   れる第１のエアガイドと、前記高周波発振器と前記第１
   のエアガイドの間に設置される第２のエアガイドと、前
   記マグネトロンと前記加熱室の間に設置される第３のエ
   アガイドと、前記マグネトロンと前記高圧トランスのほ
   ぼ中間の高さで前記第１のエアガイドと本体後壁面の間
   に設置される冷却用プロペラファンと、前記加熱室に対
   して前記プロペラファンの反対側の外箱に設置され不排
   気孔と、前記加熱室の上面部に設置される高圧コンデン
   サーとを備え、前記高圧コンデンサーが冷却されるよう
   に前記プロペラファンの起こす冷却風を２径路に分けて
   排気される構成とした高周波加熱装置。 ２ベージ