JPS6054217B2 - コンベア装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 従来連続して供給される板状物体の仕分けは、第１図〜
第５図に示すような装置で行なわれていた。

この装置の先す１側は第１図に示す如く、送りコンベア
１と仕分け用ストッパ２にて構成されている。そしてこ
の装置によると第２図イ、口、ハ、二に示す如く、矢印
４方向に一定速度で送られる板状物体オーダ・・・・・
・Ａｅ８、Ａ、９、Ａ、００と後続オーダＢ、、Ｂ２、
Ｂａ・・・・・・は、流れを止める仕分け用ストッパ２
の開閉により仕分けされていた。しカルながら前記装置
によると、仕分け用ストッパ２の作動タイミング又は第
２図口で示される間隙３の調整により、板状物体の先行
オーダＡ、。ｏが後続オーダに混入することがあり、正
確な仕分けは困難であつた。又仕分け用ストッパ２で板
状物体の後続オーダを止めるため、先頭の後続オーダＢ
１の先端を損傷させたり、第２図ハに示すように重なり
枚数、重なり代が多くなつたりしてシートの揃いが悪く
なる欠点があつた。

次に第３図イ、口、第４図イ、口、ハ、二に示す他の従
来のコンベア装置について説明すると、この装置は送り
コンベア５、仕分け用コンベア６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄ
、６ｅ）仕分け用ストッパ７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ及び
送りコンベア８とにより構成されており、送りコンベア
５は高速で運転され、仕分け用コンベア６ａ〜６ｅと送
りコンベア８は送りコンベア５の約２０〜５０％の速度
で運転される。

次に第３図の装置の作用を第４図イ、口、ハ、二に基き
、板状物体のＡオーダとＢオーダを仕分ける場合につい
て説明すると、先行オーダ・・・ ・・・八ー Ａｇ９
、Ａ、ｏ。

の最後のオーダＡ、ｏｏが仕分け用ストッパ７ａ〜７ｄ
を通過した瞬間、同仕分け用ストッパ７ａ〜７ｄを上昇
させてＢオーダＢ、、ＪＢ、、Ｂ、・・・・・・の最後
のオーダＢ、を第４図口の如く押し上げ、仕分け用スト
ッパ７ａ〜７ｄとオーダの摩擦力により第４図ハの如く
停止させる。以上のように板状物体のＡオーダはコンベ
ア６ａ〜６ｅ及びコンベア８により次工程へ送られるが
、前記の如く停止した板状物体のＢオーダが第４図ハの
如くＡオーダと所要間隔に達すると、仕分け用ストッパ
７ａ〜７ｄが第４図二の如く下降してＢオーダは次工程
へ送られる。しかしながら前記第３図及び第４図に示す
従来のコンベア装置では、仕分け用ストッパ７ａ〜７ｄ
の上昇するタイミングによつては先行オーダの最後のオ
ーダＡｌＯＯが接続オーダＢに混入したり、或は後続オ
ーダの最初のオーダＢ１が先行オーダに混入したりして
、正確な板状物体の仕分けを行なうことは困難であつた
。

又仕分け用ストッパ７ａ〜７ｄて板状物体の流れを止め
るため、第４図ハに示す如く後続オーダの重なり代が一
定せず、後工程ての処理に混乱を起す（物体の揃いが悪
くなる）欠点があつた。又第４図ハに示す如く、板状物
体のオーダＢ，の先端がオーダＢ５の後端に突き当り、
それ以後の板状物体の流れが乱れる欠点があつた。

更に第５図に示す如く仕分け用ストッパ７ａ〜７ｄは板
状物体を押上げるためにその先端が仕分け用コンベア６
ａ〜６ｅの高さより高くなるように回動させる必要があ
るので、仕分け用コンベア６ａ〜６ｅを全幅ベルトとす
ることは出来ない。従つて板状物体は全幅にわたり均一
なブレーキカが与えられないため、同物体が乱れる欠点
があつた。本発明は前記従来の欠点を解消するために提
案されたもので、個々に速度制御可能な二層又は多層の
コンベア構造とすることにより、板状物体の仕分け位置
を正確に、かつ同物体の乱れを最少限に押えることがで
きるコンベア装置を提供せんと．するものである。以下
本発明の実施例を図面について説明すると、第６図イは
本発明の実施例を示すコンベア装置の１部断面平面図、
第６図叫ま同イのＹ−Ｙ断面図であり、同コンベア装置
は互に水平状態で平；行して設けられたロール１０，１
１に掛けられたエンドレス状コンベア１２と、同コンベ
ア１２の外周とチェーン１３，１４に両側が取付けられ
て同コンベア１２と一定の間隔を保ちながらコンベア１
２と同方向に回動できるコンベア１５との二１層からな
るコンベア装置である。

コンベア１５はチェーン１３，１４の全周ではなく、そ
の一部分に両側が取付けられていて、長手方向の長さは
ローラ１０，１１の軸心間距離よりは短く形成されてい
るが、ローラ１０，１１の軸心間距離とコンベア１５の
長さとの関係は図面の寸法に限定されるものではなく、
コンベア１５の長さは図面の場合より長くても、短くて
も差支えなく、その長さは搬送される板状物体の大きさ
、数量等との関係によつて適宜決定されるものである。
チェーン１３及び１４はローラ１０，１１のローラ軸１
６ａ，１７ａ及び１６ｂ，１７ｂ上に夫々回転自在に設
けられたスプロケット１８ａ，）１９ａ及び１８ｂ，１
９ｂに掛けられて、前記コンベア１２と同方向に、かつ
個々に異なる速度で回動することができるように、個々
に速度制御可能になつている。

ローラ軸１６ａ，１６ｂ及び１７ａ，１７ｂは．フレー
ム２０，２１にベアリング２２ａ，２２ｂ及び２３ａ，
２３ｂを介して回転自在に支持されており、ローラ１０
はローラ軸１６ａに固着されたスプロケット２４を介し
て駆動装置２５により駆動され、ローラ１１はコンベア
１２を介してローラ１０により駆動される。

スプロクケツト１８ａ，１８ｂは夫々それらと一体でロ
ーラ軸１６ａ，１６ｂに回転自在に支持されたスプロケ
ット２６ａ，２６ｂを介し駆動装置２７により駆動され
る。駆動装置２５，２７は夫々使用目的により適宜なも
のが用いられる。次に作用を説明する。

ここでは第７図イ，叫ハ，二，ホについて、板状物体の
先行オーダＣ・・・…Ｃ９５９Ｃ９６９Ｃ９７９Ｃ９Ｂ
９Ｃ９９９ＣｌＯＯｌ−〜後続オーダＤ９Ｄｌ９Ｄ２９
Ｄ３９Ｄ４９Ｄ５９ＤＣ′。゜゜を仕分ける場合を説明
する。定常運転状態では供給側コンベア速度はＶＡｌコ
ンベア１２の速度はＶＢであり、コンベア１５の速度は
ＶＢであり、コンベア１５の速度は零で同コンベア１５
は第７図イの位置に待機している。

次に板状物体の後続オーダが供給され始めると同時に、
第７図口の如くコンベア１５の先端がオーダＤ１の先端
と合致するように速度位置制御（正確な制御が必要な時
は直流サーボ機構、精度を問題にしなせれば供給側コン
ベアとクラッチにて接続してもよい）し、オーダＤ１が
コンベア１５に第７図ハの如く移つた後同コンベア１５
の速度を第７図二の如くＶＢに調整する。

一方コンベア１２は先行オーダＣの最後のオーダＣ１（
Ｘ）が第７図口の如く同コンベア１２に移り終ると同時
に、速度を高速度ＶＢ″に上昇させて先行オーダＣを次
工程へ移送した後、直ちに第７図二の如く元の速度ＶＢ
に調整する。その後コンベア１２と１５は同期運動しな
がら、コンベア１５が接続オーダＤを搬送完了してその
後端がコンベア１２の下側へ回り込むと、コンベア１５
の先端が第７図イの待機位置に到達して１サイクルを終
了し、この位置で停止して待機する。なお、以上の実施
例では二層式のコンベア構造について説明したが、三層
以上についても同じ考えで実施例できるものである。以
上詳細に説明した如く本発明は、エンドレス状のコンベ
アとその外周に少なくとも１個のコンベアを有し、連続
供給される板状物体を各オーダ毎に夫々各コンベアに乗
せてその流れを止めることなく仕分けるようにしたので
、板状物体の流れが安定し、乱れを少なくして搬送でき
る。

また各コンベアは個々に速度制御が可能であるので、板
状物体の先行オーダをエンドレス状のコンベアに乗せた
場合には同コンベアを高速で運転すれは、後続オーダと
の間隙を大きくとることがてき、次工程での受け入れ準
備の時間に余裕ができる。

従つて本発明によると板状物体の仕分け位置を正確に、
乱れを最小限におさえて仕分けすることができるもので
ある。なお、本発明は多数の搬送物をグループ毎に仕分
け（間隔を設ける）る装置、コルゲートマシンスタッカ
等に応用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の板状物体の仕分けを行なうコンベア装置
の１例を示す側面図、第２図イ，口，ハ，二は夫々第１
図のコンベア装置による仕分け状態を説明する側面図、
第３図イは他の従来のコンベア装置の平面図、第３図口
は同イのｘ矢視図、第４図イ，口，ハ，二は夫々第３図
のコンベア装置による仕分け状態を説明する側面図、第
５図は同平面図、第６図イは本発明の実施例を示すコン
ベア装置の１部断面平面図、第６図口は同イのＹ−Ｙ断
面図、第７図イ，口，ハ，二，ホは夫々第６図のコンベ
ア装置による仕分け状態を説明する側面図である。 ｌ 図の主要部分の説明、１２・・・・・・エンドレス
状コンベア、１３，１４・・・・・・チェーン、１５・
・・・コンベア、１８ａ，１８ｂ，１９ａ，１９ｂ・・
・・・・スプロケット、２５，２７・・・・・駆動装置
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 回動するエンドレス状のコンベア、同コンベアの外
   周にこれと一定間隔を保持して同方向に回動する前記コ
   ンベアより長さの短い少なくとも１個のコンベアを備え
   、前記各コンベアは個々に速度制御可能で、連続供給さ
   れる板状物体を各オーダ毎に夫々同各コンベアに乗せて
   その流れを止めることなく仕分けることを特徴とするコ
   ンベア装置。