JPS6047685B2 - 鋼心アルミ撚線の製造方法 - Google Patents
鋼心アルミ撚線の製造方法Info
- Publication number
- JPS6047685B2 JPS6047685B2 JP4601080A JP4601080A JPS6047685B2 JP S6047685 B2 JPS6047685 B2 JP S6047685B2 JP 4601080 A JP4601080 A JP 4601080A JP 4601080 A JP4601080 A JP 4601080A JP S6047685 B2 JPS6047685 B2 JP S6047685B2
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- Japan
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- stranded wire
- aluminum stranded
- steel
- steel core
- core
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は外表面に親水性層を形成して、表面に雨水等が
球状に付着することに伴うコロナ発生を防止した鋼心ア
ルミ撚線の製造方法に関するものである。
球状に付着することに伴うコロナ発生を防止した鋼心ア
ルミ撚線の製造方法に関するものである。
この種鋼心アルミ撚線としては、アルミ撚線層の外表面
を、アルカリ性液、酸性液などて化学的表面処理をし、
粗面化して親水性層としたものか知られている。
を、アルカリ性液、酸性液などて化学的表面処理をし、
粗面化して親水性層としたものか知られている。
通常、この表面処理に際しては、鋼心アルミ撚線の表面
を、所定温度例えは５０〜１５００Ｃ程度に加熱してお
く必要がある。
を、所定温度例えは５０〜１５００Ｃ程度に加熱してお
く必要がある。
従来、この加熱の手段としては輻射炉、バーナー等によ
る方法が採用されていた。
る方法が採用されていた。
しかしながら、このような方法は加熱効率が悪いため、
鋼心アルミ撚線の製造工程の中に組入れた場合には、そ
の製造速度を著しく低くせざるを得なかつた。
鋼心アルミ撚線の製造工程の中に組入れた場合には、そ
の製造速度を著しく低くせざるを得なかつた。
また上記のような加熱方法は、一定温度に達する迄の時
間が長く、（立上り性能が悪く）鋼心アルミ撚線の製造
装置、例えは撚線機の起動停止に追従不可能であつた。
本発明は、このような欠点を改良したもので、鋼心上に
アルミ撚線層を２層以上形成し、これを高周波加熱によ
りアルミ撚線層を加熱し、次いでこれを化学的表面粗面
化処理によりアルミ撚線層の外表面に親水性層を形成す
ることを特徴とするものである。
間が長く、（立上り性能が悪く）鋼心アルミ撚線の製造
装置、例えは撚線機の起動停止に追従不可能であつた。
本発明は、このような欠点を改良したもので、鋼心上に
アルミ撚線層を２層以上形成し、これを高周波加熱によ
りアルミ撚線層を加熱し、次いでこれを化学的表面粗面
化処理によりアルミ撚線層の外表面に親水性層を形成す
ることを特徴とするものである。
ここでアルミ撚線層を２層以上と限定した理由は、アル
ミ撚線層が１層の場合にはアルミ素線相互の間に隙間が
生じ、この隙間から高周波加熱時の磁束がもれてしまい
、高周波エネルギーがアルミ撚線層を効率よく加熱し得
す、内部の鋼心を加、熱してしまい、従つてアルミ撚線
層が所定温度（５０〜１５０℃）に達する前に鋼心が異
常加熱され、鋼心が鈍し温度に達し鋼心の強度を低下し
てしまうからである。
ミ撚線層が１層の場合にはアルミ素線相互の間に隙間が
生じ、この隙間から高周波加熱時の磁束がもれてしまい
、高周波エネルギーがアルミ撚線層を効率よく加熱し得
す、内部の鋼心を加、熱してしまい、従つてアルミ撚線
層が所定温度（５０〜１５０℃）に達する前に鋼心が異
常加熱され、鋼心が鈍し温度に達し鋼心の強度を低下し
てしまうからである。
次に本発明を図示した実施例に基づき詳説すフる。
第１図は、本発明を撚線工程を含む鋼心アルミ撚線の連
続製造工程に組入れる場合の適用例を示し、図において
１は鋼心アルミ撚線、２は撚線機、３は引取キヤプスタ
ン、４は巻取機を示し、この製造工程は公知の鋼心アル
ミ撚線の製造工程と同様である。
続製造工程に組入れる場合の適用例を示し、図において
１は鋼心アルミ撚線、２は撚線機、３は引取キヤプスタ
ン、４は巻取機を示し、この製造工程は公知の鋼心アル
ミ撚線の製造工程と同様である。
本発明は、撚線機２の後工程に、高周波加熱装置５と化
学的表面粗面化処理槽６とを、この順で組入れ、撚線機
２により鋼心上にアルミ撚線層を２層以上形成し、これ
を高周波加熱装置５により所定温度（５０〜１５０℃）
に加熱し、次いで処理槽６によりアルミ撚線層の外表面
を粗面化して親水性層とすることを特徴とする。
学的表面粗面化処理槽６とを、この順で組入れ、撚線機
２により鋼心上にアルミ撚線層を２層以上形成し、これ
を高周波加熱装置５により所定温度（５０〜１５０℃）
に加熱し、次いで処理槽６によりアルミ撚線層の外表面
を粗面化して親水性層とすることを特徴とする。
高周波加熱装置５は、誘導加熱用コイル７、整合用コン
デンサ８及び高周波発振器９とを備え、この加熱用コイ
ル７の略中心に鋼心アルミ撚線１を通過させ、これを加
熱し得るようにすると共に発振器９の出力を制御して加
熱温度を制御し得るように構成してなる。
デンサ８及び高周波発振器９とを備え、この加熱用コイ
ル７の略中心に鋼心アルミ撚線１を通過させ、これを加
熱し得るようにすると共に発振器９の出力を制御して加
熱温度を制御し得るように構成してなる。
またこの高周波発振器９は引取キヤプスタン３に設けた
速度検出器１０例えばパルスジェネレーターと連結して
、引取キヤプスタン３の引取速度に比例して、出力を制
御するように構成し、引取速度が変化した場合でも、加
熱温度を所定値に保つようにしてある。化学的表面粗面
化処理槽６は、鋼心アルミ撚線１が処理液中を通過する
構造のもの、通過する鋼心アルミ撚線１の外表面に処理
液が霧状に吹付けられる構造のもの等任意に採用てきる
。
速度検出器１０例えばパルスジェネレーターと連結して
、引取キヤプスタン３の引取速度に比例して、出力を制
御するように構成し、引取速度が変化した場合でも、加
熱温度を所定値に保つようにしてある。化学的表面粗面
化処理槽６は、鋼心アルミ撚線１が処理液中を通過する
構造のもの、通過する鋼心アルミ撚線１の外表面に処理
液が霧状に吹付けられる構造のもの等任意に採用てきる
。
処理液はアルカリ性液または酸性液、例えば濃度１．５
〜５％のカセイソーダ溶液を使用すればよい。尚、第１
図に示した適用例においては、高周波加熱装置５と化学
的表面粗面化処理槽６とを、引取キヤプスタン３の前工
程に組入れた例を示したが、これは引取キヤプスタン３
の後工程に組入れ！てもよく、また高周波加熱装置５の
出力制御は、巻取機４の巻取速度に比例させてもよく、
場合によつては他と連動させることなく単独制御をして
もよい。
〜５％のカセイソーダ溶液を使用すればよい。尚、第１
図に示した適用例においては、高周波加熱装置５と化学
的表面粗面化処理槽６とを、引取キヤプスタン３の前工
程に組入れた例を示したが、これは引取キヤプスタン３
の後工程に組入れ！てもよく、また高周波加熱装置５の
出力制御は、巻取機４の巻取速度に比例させてもよく、
場合によつては他と連動させることなく単独制御をして
もよい。
又表面処理の後工程に水洗、乾燥処理工程等を配するこ
ともてきる。 ；次に第１図に示し
た構成の製造工程において、鋼心アルミ撚線を製造した
場合の実施例について説明する。実施例１ ３．２ＴＩ＄ｌφの７本撚りからなる銅心上に、３層の
４アルミ撚線層（素線径４．８Ｗ＄Ｌφ）を形成し、こ
れを３ＫＨｚ１１００ＫＷ１コイル内径５５Ｔｎ！１１
φの高周波発振器によりアルミ撚線層が１００℃になる
ように加熱し、次いで濃度が５％のカセイソーダ溶液に
より化学的表面粗面化処理を施して外表面に親水性層を
形成した鋼心アルミ撚線を２０Ｔｒ１．／分の速度で製
造した。
ともてきる。 ；次に第１図に示し
た構成の製造工程において、鋼心アルミ撚線を製造した
場合の実施例について説明する。実施例１ ３．２ＴＩ＄ｌφの７本撚りからなる銅心上に、３層の
４アルミ撚線層（素線径４．８Ｗ＄Ｌφ）を形成し、こ
れを３ＫＨｚ１１００ＫＷ１コイル内径５５Ｔｎ！１１
φの高周波発振器によりアルミ撚線層が１００℃になる
ように加熱し、次いで濃度が５％のカセイソーダ溶液に
より化学的表面粗面化処理を施して外表面に親水性層を
形成した鋼心アルミ撚線を２０Ｔｒ１．／分の速度で製
造した。
この加熱時の鋼心とアルミ撚線層との温度上昇を測定し
た処、第２図に示すように、アルミ撚線層が所定の１０
０℃に達しても鋼心は略２００℃しかならず、その強度
を低下させることなく、冫しかも親水性層の状況は良好
で確実にコロナ発生を防止し得所期の効果を得た。実施
例２ 前記実施例１におけるアルミ撚線層を２層とし、他は同
一条件で鋼心アルミ撚線を製造し、加・熱時の温度上昇
を測定した処、実施例１と同様に第２図の如き結果とな
つた。
た処、第２図に示すように、アルミ撚線層が所定の１０
０℃に達しても鋼心は略２００℃しかならず、その強度
を低下させることなく、冫しかも親水性層の状況は良好
で確実にコロナ発生を防止し得所期の効果を得た。実施
例２ 前記実施例１におけるアルミ撚線層を２層とし、他は同
一条件で鋼心アルミ撚線を製造し、加・熱時の温度上昇
を測定した処、実施例１と同様に第２図の如き結果とな
つた。
比較例１
前記実施例１及び実施例２におけるアルミ撚線層を１層
とし、他は同一条件て銅心アルミ撚線を製造し、加熱時
の温度上昇を測定した処、第３図の如く、アルミ撚線層
が所定の１００℃に達する前に、鋼心は約５００′Ｃと
異常に高くなり、鈍し温度に達してしまいその強度を低
下してしまつた。
とし、他は同一条件て銅心アルミ撚線を製造し、加熱時
の温度上昇を測定した処、第３図の如く、アルミ撚線層
が所定の１００℃に達する前に、鋼心は約５００′Ｃと
異常に高くなり、鈍し温度に達してしまいその強度を低
下してしまつた。
しかして、本発明方法によれば鋼心アルミ撚線の加熱の
手段として高周波加熱を採用したのでその出力を制御す
ることにより簡単に加熱温度を制御し得、また立上り性
能も従来のものに比し格段とよくなるので、加熱工程を
撚線の製造工程に組入れても製造速度は従来に比し格段
と高くなる。しかも、アルミ撚線層は２層以上としたこ
とによりアルミ撚線層を所要の温度５０〜１５０℃とし
た場合でも、鋼心は異常に過熱することがなく所期の目
的を達し得る。
手段として高周波加熱を採用したのでその出力を制御す
ることにより簡単に加熱温度を制御し得、また立上り性
能も従来のものに比し格段とよくなるので、加熱工程を
撚線の製造工程に組入れても製造速度は従来に比し格段
と高くなる。しかも、アルミ撚線層は２層以上としたこ
とによりアルミ撚線層を所要の温度５０〜１５０℃とし
た場合でも、鋼心は異常に過熱することがなく所期の目
的を達し得る。
第１図は本発明を適用しだ鋼心アルミ撚線の製造工程を
説明する説明図、第２図は本発明の実施例を説明する説
明図、第３図は比較例を説明する説明図である。 １・・・・・・鋼心アルミ撚線、２・・・・・・撚線機
、３・・・引取キヤプスタン、４・・・・・・巻取機、
５・・・・・・高周波加熱装置、６・・・・・・化学的
表面粗面化処理槽。
説明する説明図、第２図は本発明の実施例を説明する説
明図、第３図は比較例を説明する説明図である。 １・・・・・・鋼心アルミ撚線、２・・・・・・撚線機
、３・・・引取キヤプスタン、４・・・・・・巻取機、
５・・・・・・高周波加熱装置、６・・・・・・化学的
表面粗面化処理槽。
Claims (1)
- １ 鋼心上にアルミ撚線層を２層以上形成し、これを高
周波加熱によりアルミ撚線層を加熱し、次いでこれを化
学的表面粗面化処理によりアルミ撚線層の外表面に親水
性層を形成することを特徴とする鋼心アルミ撚線の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4601080A JPS6047685B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 鋼心アルミ撚線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4601080A JPS6047685B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 鋼心アルミ撚線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56141931A JPS56141931A (en) | 1981-11-05 |
| JPS6047685B2 true JPS6047685B2 (ja) | 1985-10-23 |
Family
ID=12735086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4601080A Expired JPS6047685B2 (ja) | 1980-04-08 | 1980-04-08 | 鋼心アルミ撚線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6047685B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10297812B4 (de) * | 2002-11-13 | 2018-02-01 | Murata Kikai K.K. | Fadenspulvorrichtung und Verfahren und Vorrichtung zur Spannungsermittlung |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0793052B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1995-10-09 | 日立電線株式会社 | 低コロナ騒音電線 |
-
1980
- 1980-04-08 JP JP4601080A patent/JPS6047685B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10297812B4 (de) * | 2002-11-13 | 2018-02-01 | Murata Kikai K.K. | Fadenspulvorrichtung und Verfahren und Vorrichtung zur Spannungsermittlung |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56141931A (en) | 1981-11-05 |
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