JPS6042013Y2 - スロ−アウエイ式ドリル - Google Patents

スロ−アウエイ式ドリル

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JPS6042013Y2
JPS6042013Y2 JP15148480U JP15148480U JPS6042013Y2 JP S6042013 Y2 JPS6042013 Y2 JP S6042013Y2 JP 15148480 U JP15148480 U JP 15148480U JP 15148480 U JP15148480 U JP 15148480U JP S6042013 Y2 JPS6042013 Y2 JP S6042013Y2
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JP
Japan
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tip
cutting edge
drill
drill body
cutting
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Application number
JP15148480U
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JPS5773010U (ja
Inventor
博 下村
和男 飯塚
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、菱形、平行四辺形あるいは正方形などの四
角形状のチップを備えたスローアウェイ式ドリルの改良
に関する。
一般に、この種のスローアウェイ式ドリルでは、ドリル
本体の先端側に互いに同形状の四角形チップが一対、ネ
ジあるいは駒などのクランプ部材によって着脱自在に取
り付けられている。
この場合、一対の四角形チップのうち、一方のもの(内
周側チップあるいは中心側チップ)は先端側の二つのノ
ーズ部がドリル本体の回転中心軸線に対して互いに反対
側に配置され、また他方のもの(外周側チップ)はそれ
よりも外周側に配置されている。
第1図は内周側および外周側の各チップ1,2が菱形あ
るいは平行四辺形のスローアウェイチップによって構成
されたもので、内周側チップ1の切刃稜線1a(以下、
切刃稜線を切刃ということもある。
)と外周側チップ2の切刃稜線2aとは互いにほぼ平行
に配置されている。
ところが、この例では、内周側チップ1の切刃稜線1a
は、回転中心軸線X−Xに近い側のノーズ部3aから他
方のノーズ部3bまでの全域にわたり利用されているの
で、ドリルの切刃外径あるいはスローアウェイチップ1
,2の大きさによっては、内周側と外周側との切刃長さ
のバランスが保たれず、ひいては切削力が両切刃1a、
2aで不安定となり高精度の穴明けが不可能になるとい
う問題が否めない。
またこの例では、切削による切屑は半径方向において二
分割されるだけであるので、切屑処理性の点でも問題が
多い。
また、第2図は他の例であり、そこでは内周側および外
周側の各チップ10.20が正方形のスローアウェイチ
ップによって構成されたもので、内周側チップ10の切
刃稜線10aと外周側チップ20の切刃稜線20aとは
互いに交差するように配置されている。
したがって、この例では、切削による切屑が半径方向に
おいて四分割されることにより、前の例とは異なり切屑
の処理性が良好である。
しかし、この例にあっては、第3図aに示すような外周
側チップ20の切刃摩耗部分(図中、斜線部)21.2
2は、同図すに示すように切刃交換したとき、切刃摩耗
部分21が次に切削しようとする切刃位置になることか
ら、新しい切刃として構成することができない。
したがって、前記第2図に示すような切刃配列によって
は、外周側チップ20は、そのチップのもつ切刃稜線2
0aおよびノーズ部を切削に有効に活用することができ
ないから、スローアウェイタイプがもつ経済的効果を充
分には得ることができない。
なお、参考のため第4図aおよびbに内周側チップ10
の切刃交換前後の切刃摩耗部分11.12の切刃位置を
示すが、この内周側チップ10の方には前記外周側チッ
プ20はどの特に大きな問題はないと考えられる。
この考案は以上の点を考慮してなされたもので、切屑処
理性が良いことは勿論のこと、スローアウェイタイプが
もつ経済的効果を充分に得ることができるスローアウェ
イ式ドリルを提供するものである。
この考案のスローアウェイ式ドリルは、切屑を四分割す
ることができる前記第2図に示したものの改良といえる
ものであり、内周側チップと外周側チップとを、互いに
切刃交換したときに、一方のチップの切刃として用いた
部分と他方のチップの切刃として用いた部分とが互いに
重なることなく切刃交換し得るようにするために、ドリ
ル本体の回転中心軸線を含む平面における回転軌跡が次
の二つの条件AおよびBを充足するように配置したこと
に特徴がある。
(4)外周側チップの軸線に近い側のノーズ部が内周側
チップの切刃稜線からドリル本体の先端側に向って突出
せしめられていること。
(B) 内周側チップの軸線からより離れた側のノー
ズ部が外周側チップの切刃稜線からドリル本体の先端側
に向って突出せしめられていること。
以下、添付図面(第5図〜第10図)を参照しながら、
この考案の実施例を通してこの考案の内容を明らかにす
る。
第5図〜第7図において、ドリル本体30の後端側には
、機械の主軸に装着するための取り付は部31が形成さ
れ、また先端側には二つのチップ座32.33が形成さ
れている。
これらのチップ座32.33には、菱形あるいは平行四
辺形状のポジティブスローアウェイチップ100,20
0がセットされるのであるが、各チップ座32,33か
ら取り付は部31の方向に続く部分には切屑排出用のフ
ルート34.35が設けられている。
二個のスローアウェイチップ100,200は、その各
隅部にアール状のノーズ部101,102.103.1
04;201,202,203.204を有した同形状
品であり、またその中心部にはクランプネジ36を挿通
するための穴部37が明けられている。
各チップ100,200は、中心の穴部37にクランプ
ネジ36を挿通し、それをチップ座32.33に形成さ
れたネジ穴38.39にねじ込むことにより、ドリル本
体30に取り付は固定される。
この場合、これら二つのチップ100,200はドリル
本体30の回転中心に対して互いに反対方向に配置され
ており、一方のチップ100が内周側チップを、また他
方のチップ200が外周側チップをそれぞれ構成するこ
とになる。
ここで、内周側チップ100のドリル本体30に対する
セット位置については、そのすくい面105がドリル本
体30の中心軸線X−Xを通過する位置にあって、鋭角
ノーズ部101とそれに隣接する鈍角ノーズ部102と
を結ぶ切刃稜線100aの一部は、鈍角ノーズ部102
に対し中心軸線X−Xと反対側に位置され、さらに軸方
向においては鈍角ノーズ部102よりも後方になるよう
に位置決めされている。
一方、外周側チップ200のドリル本体30に対するセ
ット位置については、前記内周側チップ100と中心軸
線X−Xを挾んでほぼ反対側に位置され、鋭角ノーズ部
201が半径方向ではドリル本体30の最外周部(すな
わち、切刃外径)となるように位置決めされ、その鋭角
ノーズ部201に隣接する鈍角ノーズ部202は半径方
向においては鋭角ノーズ部201よりも中心側に位置決
めされ、軸方向においては鋭角ノーズ部201よりも後
方になるよう位置決めされている。
また、この外周側チップ200における他の鈍角ノーズ
部204は、半径方向で鋭角ノーズ部201よりも中心
側に位置決めされ、軸方向においても鋭角ノーズ部20
1よりも後方に位置決めされている。
第8図は、ドリル本体30の中心軸線X−Xを含む平面
における内周側チップ100と外周側チップ200との
回転軌跡を示したものである。
この場合、内周側チップ100の鈍角ノーズ部102は
、外周側チップ200の切刃稜線200aと交叉し、か
つその一部が切刃稜線200aから先方に突出している
一方、外周側チップ200の鈍角ノーズ部202は、内
周側チップ100の切刃稜線100aと交叉し、かつそ
の一部が切刃稜線100aから突出している。
この場合、切刃の摩耗上、内周側チップ100の切刃稜
線100aは、外周側チップ200の鈍角ノーズ部20
2の点P2 (この点P2は対角線1゜の始点である。
)よりも先方に、また外周側チップ200の切刃稜線2
00aは、内周側チップ100の鈍角ノーズ部102の
点Pi (この点P工は対角線1□の始点である。
)よりも先方にそれぞれ位置させるようにすれば、なお
好ましい。
さて、内周側および外周側の各チップ100゜200を
上のように配置したドリルによって穴明は加工した場合
、内周側チップ100の切削箇所は切刃稜線100aの
一部と鈍角ノーズ部102の一部となり、また外周側チ
ップ200の切削箇所は鈍角ノーズ部202の一部と切
刃稜線200aの一部、および鋭角ノーズ部201とな
る。
したがってこれにより、排出される切屑は半径方向にお
いて四分割されるから、切屑処理性が良好であり、しか
もまた、内周側と外周側との各切刃の切削力のバランス
も保たれるので、穴明けを高精度に行なうことができる
また、ドリル加工を進め切刃が摩耗した場合でも、内周
側チップ100と外周側チップ200とが同形状品であ
るから、次のような態様で切刃交換をすることにより、
各チップ100,200の四つの切刃稜線100a、2
00aおよび四つのノーズ部101〜104;201〜
204を有効に切削に活用できるので、スローアウェイ
タイプとしての経済的効果を充分に発揮することができ
る。
すなわち、第9図aに示すように摩耗した内周側チップ
100については、同図すに示すように外周側チップと
して配置交換することができ、また一方、第10図aに
示すように摩耗した外周側チップ200については、同
図すに示すように内周側チップとして配置交換すること
ができるのである。
また、切刃交換の態様として、前記第3図および第4図
のような方法を採ることもできる。
なお、第9図および第10図中、斜線で示す部分は切刃
摩耗部を示している。
なお、前記実施例においては、菱形あるいは平方四辺形
状のポジティブチップ100,200を備えたドリルに
ついて述べたが、この考案は正方形あるいは長方形、さ
らにはネガティブチップを備えたドリルにも適用するこ
とができる。
また、この考案は、チップ数が三以上のもの、要するに
内周側と外周側との少なくとも一対のチップを備えたド
リルにも適用することができる。
さらにまた、この考案は、切屑排出性を向上させるため
に、ドリル本体30に軸方向に走る貫通穴を設け、切削
加工部に切削油あるいは空気を供給する方法、またフル
ート34.35をスパイラル形状にする方法などと組み
合わせて用いることも有効である。
以上のように、この考案のスローアウェイ式ドリルにあ
っては、切屑を四分割して排出するようにしているので
、切屑処理性が良く、しかも、切刃稜線およびノーズ部
を切刃交換に際して有効に活用するようにしているので
、スローアウェイタイプがもつ経済的効果を充分に得る
ことができるという優れた利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来のスローアウェイ式
ドリルによって明けられた大底形状とスローアウェイチ
ップ切刃配列状態図、第3図は第2図のドリルにおける
切刃交換を示す図で、aが外周側チップの切刃摩耗部分
表示図、bが切刃交換した状態図、第4図は第3図と同
様の図で、aが内周側チップの切刃摩耗部分表示図、b
が切刃交換した状態図、第5図はこの考案のスローアウ
エイ式ドリルの一実施例を示す全体図、第6図はその左
側面図、第7図は第5図の一部拡大図、第8図はこの考
案のスローアウェイ式ドリルによって明けられた穴底形
状とスローアウェイチップ切刃配列状態図、第9図およ
び第10図はこの考案のドリルにおける切刃交換を示す
図で、第9図aが内周側チップの切刃摩耗部分表示図、
同図すがその内周側チップを外周側に切刃交換した状態
図、第10図aが外周側チップの切刃摩耗部分表示図、
同図すがその外周側チップを内周側に切刃交換した状態
図である。 30・・・・・・ドリル本体、100・・・・・・内周
側チップ、200・・・・・・外周側チップ、101〜
104゜201〜204・・・・・・ノーズ部、100
a、200a・・・・・・切刃稜線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ドリル本体の先端側に互いに同形状の四角形チッ
    プが少なくとも一対、クランプ部材によって着脱自在に
    取り付けられたスローアウェイ式ドリルであって、前記
    一対のチップは、先端側の二つのノーズ部がドリル本体
    の回転中心軸線に対して互いに反対側に配置されている
    内周側チップと、これよりも外周側に配置されている外
    周側チップとによって構成されているものにおいて、前
    記内周側チップと外周側チップとは、互いに切刃交換可
    能であり、かつ切刃交換する際に一方のチップの切刃と
    して用いられる部分と他方のチップの切刃として用いら
    れる部分が互いに重なることなく切刃交換し得るように
    、前記ドリル本体の回転中心軸線を含む平面における回
    転軌跡が次の二つの条件AおよびBを充足するように配
    置されていることを特徴とするスローアウェイ式ドリル
    。 ■ 外周側チップの軸線に近い側のノーズ部が内周側チ
    ップの切刃稜線からドリル本体の先端側に向って突出せ
    しめられていること。 (B) 内周側チップの軸線からより離れた側のノー
    ズ部が外周側チップの切刃稜線からドリル本体の先端側
    に向って突出せしめられていること。
  2. (2)前記四角形チップは菱形形状をなしていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のスロー
    アウェイ式ドリル。
JP15148480U 1980-10-23 1980-10-23 スロ−アウエイ式ドリル Expired JPS6042013Y2 (ja)

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JP15148480U JPS6042013Y2 (ja) 1980-10-23 1980-10-23 スロ−アウエイ式ドリル

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JPS5773010U JPS5773010U (ja) 1982-05-06
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JP15148480U Expired JPS6042013Y2 (ja) 1980-10-23 1980-10-23 スロ−アウエイ式ドリル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5579100B2 (ja) * 2011-02-21 2014-08-27 日本特殊陶業株式会社 刃先交換式ドリル

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JPS5773010U (ja) 1982-05-06

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