JPS6034538A - ばねの初張力調製装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は，調整可能な受け座を有するばねの初張力調
整装置にかかわる。

〔従来技術とその問題点〕

かかる装置は、与えられた特性を有するばねによ＃）要
求される定められた初張力を得ることが問題となるよう
な多数の機械的及び電気的器具に用いられ、ばね自身又
はばねを内蔵する装置の製作誤差の修正を補償すること
が要望される。さらに同一形状のばねを異なる目的に使
用することが望まれることもある。

〔発明の目的〕

この発明は、これらすべての場合において初張力の望ま
れる値が、容易に実施される作業工程により再現可能に
調整できるように、調整可能な受け座を構成することを
目的とする。

〔目的の達成手段〕

この目的は、受は座が円形に配置されかっばねの作用方
向に延出された突起を有する調整片と、この調整片に対
し同心に配されかつこの突起と係合する係止片とを備え
ることにより解決される。

かかる装置は有利な小形に製作でき、またばねの初張力
に対し正確に再現可能外多数の調整位置を有することが
できる。

調整片にその回転軸に対して対称に配置された異なる高
さで軸方向に延出された２対の突起を設けると共に、係
止片の正面に調整片の突起のための深さが異なる一連の
凹部ないしは切込みを設けるならば，はね初張力の多数
の定められた値において常に信頼性の高いばね力の伝達
が可能となる。

さらに、すべての相対位置において対称かつ同心のばね
力伝達を保証するようなピッチ及び寸法に、調整片の突
起と係止片の切込みとを配置することができる。

調整片の単純な形状と組立は，係止片が調整片の軸頚を
貫挿するだめの中心孔を有し、この孔を囲む***部がば
ね力を受け止める部材の孔に押入支持されることによシ
、容易に実現される。こうして調整装置の両部会は相互
に心出しされかつばねを内蔵する器具に固定される。

調整片の突起をゆるやかなくさび状に形成すると共に係
止片の切込みをこれに対応して傾斜して形成するのが良
い。それによりあらかじめ定められた調整過程の係止位
置を正確に維持することが容易になる。

調整片の軸頚をばね力調整のだめの工具の押し当て部と
して形成すれば通常の工具が利用できるように軸頚に一
つのまっすぐなスリット又は十字のスリット又は六角穴
を設けることができる。また調整工具の押し当て部とし
て六角頭も適している。

既に述べたように、この種の調整装置はばね力の明確な
調整が問題となる種々の器具に採用できる。開閉装置に
おいては、平均海面上下のその設置高度従って真空パル
プの開極力に及ほす大気圧の異なる影響を考慮しうるよ
うに、しゃ断ばねの力を調整しなければならないので、
真空スイッチにこの発明を適用することは非常に有利で
ある。

〔発明の実施例〕

つぎにこの発明にもとづくばねの初張力Ｍ　Ｍ装置の二
つの実施例を示す図面によりこの発明の詳細な説明する
。

第１図に示す真空スイッチ１は断面を示し、単極又は西
ドイツ国特許公告公報第２２１１４１３号にほぼ相応し
て多極に構成されうる。真空スイッチ１を適切な取付は
面に固定するために折り曲げ部３を備えた操作器箱２の
中に、固定された電磁石５と可動な接極子６とが付属す
る電磁操作器４が設けられている。通常の方法で鉄心と
コイルとから成る電磁石５は、例えば西ドイツ国特許公
告公報１８１３４５３号に記載のような方法で箱２の中
に固定されうる。

操作器４の可動な接極子６は支持アーム７を備え、この
支持アームは絶縁片ｌＯと共にほぼ直角な２腕レバーを
形成し、このレバーはほぼ概念的にはその屈曲点に設け
られた回転軸１１のまわりに回動可能である。支持アー
ム７には電磁石５の磁極面１３と共働する本来の接極片
１２が固定されている。第１図においては電磁石５は無
励磁状態で示されており、接極片１２と磁極面１３とは
間隔を隔てて相対している。この位置は箱２に結合され
た絶縁支持台１５の中に設けられた真空パルプ１４の開
極位置に相当する。この真空パルプは任意の適切な形式
とすることができ、ここではその詳細には触れない。真
空パルプ１４はその下側の固定された通電ロッド１６に
よシ絶縁支持台１５と強固に結合された接続装置１７の
中に締め込まれていることだけを述べておく。真空ノ（
ルプ１４の上側の通電ロンド２０は長手方向に移動可能
に配置され、真空パルプの操作と通電とのために用いら
れる。上側の接続装置２１は通電ロンド２０への導電結
合を行う。接極子６の回動運動を伝達するために絶縁片
１０と結合されたビン２２が用いられ、このビンは通電
ロッド２０と結合されためがねボルト２３を貫通してい
る。

第１図において真空スイッチ１は開極状態を示している
。電磁石５が励磁されていないとき、真空スイッチはし
ゃ断はねとしての役を果すつる巻ばね２４の影響を受け
てこの状態に達する。つる巻はねは可動な接極子６の支
持アーム７と調整可能な受け座２５との間に設けられ、
この受け座は箱２と結合された合板２６に取り付けられ
ている。

圧縮つる巻はね２４は周囲の大気圧により生じる力に抗
して真空パルプ１４を開極位置に保つように設計されて
いる。この力は周囲の大気圧の大きさに応じて異なる。

真空スイッチ１の図示した開極状態において圧縮つる巻
ばね２４の有効な力を異なる大きさの大気圧に適合させ
ることが、調整装置２５により可能となる。調整装置の
構造は第２ないし６図により説明する。

δ均整装置２５は主として調整片３０（第２，３図）と
係止片４０（第４．５．６図）各１個から成り、これら
は相互に係合すると共に成る定められた角度位置だけ相
対的に回転されうる。第２図による調整片３０は平面図
において円筒体にやや似た形をもち、その外周には軸方
向に延びた２組の突起３１．３２が設けられている。こ
こで第３図に示されているように、直径上に相対する突
起３１はこれに対し４５°ずらして配置された突起３２
よりも大きい軸方向長さを有している。突起３１゜３２
と同じ側に中心の軸頚３３が延びており、この軸頚は適
切な工具例えばねじ回しを挿入するためのスリット３４
を備えている。調整片３０の突起及び中心軸頚と反対の
側には、第１図に示すように圧縮つる巻ばね２４に挿入
される円形突出部３５が設けられている。従ってこの突
出部３５を囲むリング面３６は圧縮つる巻はねの最終タ
ーンのための座面である。

第４図ないし第６図による係止片４０は同様に円筒状の
基本形を備えている。その周囲には異なる深さの合計８
個の一連の切込みが設けられ、これら切込みは***によ
り相互に隔離されている。

理解しやすいように第３図に示す係止片４０の周囲には
角度Ｏ０又は３６０°、９０°、１８０°、２７０°が
記入されている。この角度の記号は係止片４０の周囲を
展開して示した第８ａ図、第８ｂ図および第８０図にお
いても記入されている。図かられかるように深さが最も
小さい二つの切込み４１は周囲の１３５°と３１５°の
所にある。第２の深さを有する二つの切込み４２は１８
ｏ０と３６００の所にあり。

オた＠′３の深さを有する切込み４３は４５°と２２５
゜の所にある。これからさらに４５°ずらせた位置、従
って９０°と２７０°の所には深さが最も太きい切込み
４４がある。これら切込みの間には***が設けられ、こ
の***は深さが異なるにかかわらず一様に４５の符号が
付けられている。

第４図と結び付けて第５図および第６図がら係止片４０
の円筒状の基本形がわかる。切込み４１ないし４４及び
***４５と反対側に、係止片４゜は台板２６の貫通孔（
第１図）に係合する円筒状の***部４６を有する。円筒
状の***部４６の切欠き４７（第５図）とこの切欠きに
係合する合板２６の貫通孔の突起とにより、係止片４ｏ
が回転しないように止められている。この位置で係止片
はねじ孔５０（第４図）にねじ込まれたボルト４９によ
シ固定されている（第１図）。調整片の軸頚３３は破線
で示すように係止片４０の中心孔４８に貫挿されている
。

第７図は第５図と同じ投影をしだ係止片の別の実施例５
１を示す。先に述べた実施例とは異なってとの係止片５
１はその側面が係止片の軸に対して傾いた切込み５２，
５３．５４を有している。

これと対応してくさび状に形成された調整片の突起と組
み合わせて、切込みのこの形状によシ調整の際に係止段
階が容易に見付は出せる。なぜならば切込みと突起とは
拘束位置到達以前に相互に係合しそしてばね力の影響の
下に自動的に相互に整列するからである。

ここで言及しておくが、突起３１．３２（第２゜３図）
及び切込み４１ないし４４（第４．５．６図）は、利用
しうる全面積を良好に利用しそれにより比較的低い面圧
が得られるように、平行な側面により形成されている。

しかしながらこの観点から見れば機能は低下するが、凹
部ないしは切込み及び突起の別の形状例えば円筒状又は
円錐状のへこみと軸頭とを選ぶこともできる。

さて、第８ａ、８ｂ、Ｂｃ図により第２，３図に示す調
整片３０とｗ、４，５．６図に示す係止片４０との共働
を説明する。第８ａ　、８ｂ　、　８Ｃ図においては単
純化のために切込みと突起とだけを周囲の１個所全切断
して展開した形で示しである。

第８ａ、８ｂ、８Ｃ図の下には０°ないし３６０°の周
囲の角度位置が記しである。纂４図における対応した角
度符号の記入により図示された細部の関係が容易にわか
る。

第８ａ図においては調整片３０の２対の突起３１．３２
が係止片４０の切込み４２．４３と係合している。それ
によシ調整装置の両部分は第８ａ図に記入された間隔ａ
を保っている。第８ｂ図においては突起３１．３２が切
込み４３．４４に係合した両部分の位置が示されており
、この位置は第８ａ図にくらべて相対的に４５０回転１
〜たものに相当する。ここでは突起３１．３２はより深
い切込みと係合しているので、調整片３０と係止片４０
との間隔は値すに減少する。これに対して調整装置の両
部分を第８ａ図に示した位置、から第８ｂ図と反対の方
向に４５０相対回転させると、第８Ｃ図に示すように突
起は切込み４１．４２に保合する。これによシ調整片３
ｏと係止片４ｏとの間の第８ａ図にくらべて増大した間
＠Ｃが生じる。

第８ａ、８ｂ、８Ｃ図に示す調整装置の種々の位置は、
ねじ回しを調整片３ｏのスリット３４（第３図）に挿入
し圧縮つる巻ばね２４の初張力に打勝つのに十分な軸方
向押力を加えながら、容易に見出しうる。そのとき突起
３１．３２は係止片の切込みから外れる。總いてねじ回
しＫよシ調少する。合板２６（第１図）には調整片のス
リット３４に対応する印が付けられているので、種々の
位置を容易に見出すことができる。これにょシ第１図に
示す真空スイッチ１の場合には設置場所において実際に
生じる条件に次に述べるように適合させることができる
。

１、海抜０ないし１２５０ｍの高度に対して必要なｊ３
準のばね力に対する基本位置。この位置は第８ａ図に対
応する。

２、　より低い大気圧のために小さいばね力が希鼠され
る１２５６ｍないし３０００ｍのより高い設置場所に対
する位置。この位置は第８ｂ図に対応する。

３、　より高い大気圧のために太きいはねブｊ−／Ｊ（
必要となる海面下Ｑｍないし１２５０ｍのより低い設置
場所に対する位置。この位置は第８Ｃ図に文寸応する。

第８ａ、Ｂｂ、８Ｃ図を眺めると、調整片３０の突起３
１．３２の軸方向の長さの差７５二係止片４０の連なっ
て並ぶ切込みの深さの差に等しいこと力；わかる。従っ
て両部分は合計四つの部分１箱をブｒして相互に突張っ
ており、それにより側力１ないすなわち対称かつ同心の
力の伝達が行な４−）Ｊ′１．る。

調整片３０と係止片４０とは金属体として鋳造法で有利
に製作できる。しかしながら、雨音す分は既述のそれら
の形状にのっとって、そｔ′１．らの寸法を金属構造に
くらべて著しく変更するとと寿＜コ開切なプラスチック
で射出成形法によｐ製イ乍することもできる。この長所
は、調整片と係止片とカー２対の突起とそれに対応する
切込みないしＬ凹部とを介して相互に突張ることによシ
突起と切込みとの形状に関連して比較的低い面圧値が得
られることにもとづいている。

合板２６上への調整装置２５の配置（第１図）により、
真空スイッチ１の運転開始前に圧縮つる巻はね２４のば
ね力の必要な調整がスイッチの分解又は部品の交換又は
類似の面倒な工程なしに実施できる。この長所は同様に
、ばね力の段階的調整が望まれる又は必要とされる他の
電気的又は機械的器具にも利用できる。その際調整片と
係止片との適切な形状により三つを超える安定した係止
位置ｆｃ得ることもできる。

〔発明の効果〕

この発明にもとづき、調整可能な受け座を有するばねの
初張力調整装置において、受は座が、円形に配置されか
つばねの作用方向に伸びた突起を有する調整片とこの調
整片に対し同心でかつこの突起と係合する係止片とを備
える。

かかる構成により、調整片を押して係止片との係合を外
して回転させた後に調整片の突起を係止片の前と異なる
深さの切込みと係合させることにより、ばねの初張力の
正確に再現可能な多数の調整位置を段階的に得ることが
できる。それにより器具の設置又は使用の条件に対応し
てばねの初張力を変更したシ、はね又は装置の製作誤麦
を補イ１（して、望ましいばねの初張力に単純な作業に
より再現可能に調整する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にもとづく調整装置の適用例として示
した真空スイッチの断面図、第２図はこの発明にもとづ
く調整片の第１の実施例の平面図。 第３図は第２図に示す調整片の側面図、第４図は係止片
の第１の実施例の平面図、第５図および第６図は第４図
に示す係止片の９０°異なる方向から見た側面図、第７
図は係止片の第２の実施例の第５図に対応する側面図、
第８ａ図、　ｍ、’　ｓ　ｂ図および第８Ｃ図は第２図
に示す調整片と第４図に示す係止片との三つ係合状態を
示す周囲展開図、である。 図面において、１は真空スイッチ、１４は真空パルプ、
２４はしゃ断ばね、２５は受け座、３゜は調整片、３１
．３２は突起、３３は軸頚、４０゜５１は係止片、４１
，４２，４３，４４，５２゜５３．５４は切込み、４６
は***部、４８は中心孔、である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）調整可能な受け座を有するばねの初張力調整装置に
   おいて、受は座が円形に配置されかつばねの作用方向に
   延出された突起を有する調整片と、この調整片と同心に
   配されかつ前記突起と係合する係止片とを備えることを
   特徴とするばねの初張力調整装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、調整
   片がその回転軸に対して対称に配置された異なる高さで
   軸方向に延出された２対の突起を備え、係止片がその正
   面に調整片の突起のための深さが異なる一連の凹部ない
   しは切込みを備えることを特徴とするばねの初張力調整
   装置。 ３）特許請求の範囲第２項に記載の装置において、調整
   片の突起と係止片の切込みとがすべての相対位置で対称
   かつ同心のばね力伝達を保証するようなピッチ及び寸法
   に配置されることを特徴とするばねの初張力調整装置。 ４）特許請求の範囲第１項に記載の装置において、係止
   片が調整片の軸頚を貫挿するための中心孔を有し、この
   孔を囲む***部がばね力を受け止める部材の孔に挿入支
   持されることを特徴とするばねの初張力調整装置。 ５）％許請求の範囲第２項に記載の装置において、調整
   片の突起がゆるやかなくさび状に形成されかつ係止片の
   凹部ないしは切込みがこれに対応した傾斜に形成されて
   いることを特徴とするばねの初張力調整装置。 ６）％許請求の範囲第４項に記載の装置において、調整
   片の軸頚がばね力調整工具の押し尚て部として構成され
   ることを特徴とするばねの初張力調整装置。 ７）特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれかに
   記載の装置において、開閉装置の平均海面の上下におけ
   る設置高度従って真空バルブの開極力に及ばず大気圧の
   異なる影響を考慮できるように、圧縮つる巻状のしゃ断
   はねの力を調整するためにこの装置が開閉装置に適用さ
   れたことを特徴とするばねの初張力調整装置。