JPS60222869A - マイクロカプセル型トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、静電荷像現像用のトナーに関するものであり
、更に詳しくは圧力定着型のものとして好適に用いるこ
とのできるマイクロカプセル型トナーに関するものであ
る。

〔従来技術〕

近年において、電子写真法、静電印刷法、静電記録法等
により画像情報に基いて静電荷像を形成し、これを現像
剤のトナーにより現像してトナー像とし、通常はこのト
ナー像を転写紙等に転写せしめた上で定着せしめること
により可視画像を形成することが広く行なわれている。

従来、静電荷像現像用トナーとしては、熱り塑性樹脂を
バインダーとしてこれにカーボンブラック等の着色剤を
分散含有せしめたものを微粉砕して得られる粉末状のト
ナーが広く用いられており。

それが二成分トナーであれば、鉄粉、ガラスピーズ等の
キャリアと混合撹拌することにより、又それが磁性体微
粉末を含有して成る一成分トナーであればそれ自体を攪
拌することにより、摩擦帯電せしめて、その静電力を利
用して静電荷像を現像せしめ、得られたトナー像を１例
えば転写せしめた後、加熱ローラ等により加熱して定着
せしめるようにしている。しかし、このようなトナーに
おいては、摩擦帯電のための攪拌時にドブ−粒子が破砕
されて微粉トナーが生成され、その結果可視画像の質が
低いものとなり、或いはトナーを早期に新しいものと交
換することが必要となるのみならず、定着を加熱定着方
式によって達成するため、定着器の温度が所要の設定温
度にまで上昇するまでの間に長い待機時間が必要であり
、ｉだ加熱のために多大のエネルギーを必要とし、更に
紙詰りか起こったときには火災の原因ともなり、しかも
確実な定着を達成するためには、温度条件等に２いて相
当に厳しい条件を満足することが必要である。

このような状況下において、圧力にょシ定着を行なう方
式が提案されている。即ち、トナーに圧力を加えてトナ
ー粒子を画像形成用支持体に定着させる圧力定着法が提
案されてお夛、例えば米国特許第３．２６９．６２６号
明細書に記載された方法が知られている。この方法は熱
も溶媒も使わないですむため１種々の障害がなく、また
ウオームアンプタイムを必要とせず、さらに定着に必要
とするエネルギーが少なくて済むという利点がある。

しかしながら、上記圧力定着法は、加熱等に′よる定着
法と比べ、定着性が悪く、擦るとはがれやすかったり、
高い圧力を必要とするため画像形成用支持体例えば複写
用紙の繊維が破壊されて用紙が弱くなったシ、複写用紙
の表面が過度の光沢を持ったシするなどの欠点があった
。

斯かる欠点を解決するために、最近、いわゆるマイクロ
カプセルを静電荷像現像用トナーとして用いることの研
究が行なわれるようになってきている。このマイクロカ
プセル型トナーとは、微粒子状の樹脂カプセル内に、圧
力定着性を示す液状物質若しくは軟質の固体及び着色剤
を芯材として封入した粉体状のものでおる。

このマイクロカプセル型トナーは、芯材内に粘着性の軟
質固体等を封入することができるため。

従来の単一の樹脂よりなる圧力定着用トナーに比べ、粉
体特性が良く、低圧で定着ができ、トナー製造中又は貯
蔵中に凝集、ブロッキング等がおこらないなどの利点が
期待される。

しかしながら、従来の技術によるマイクロカプセル型ト
ナーにおいては１種々の欠点がある。例えば、特開昭５
４−７６２３３号公報においては。

ポリアミド樹脂によυマイクロカプセル型トナーの外壁
を形成することが開示されているが、その外壁の強度が
小さいため、製造上当該トナー用粒子を単離して粉体と
するだめに必要な乾燥工程な噴霧乾燥によシ行なう必要
があり、また激しい攪拌を回避しなければならないこと
から十分な帯電量を得ることができず、従って形成され
る可視画像が画像濃度の低いものとなる傾向がある。更
に、このトナーのカプセルを形成する重合体の重合反応
を高温で行なわなければならず、磁性トナーとして磁性
体微粉末を含有せしめるときには１粒子中に共に含有さ
れる多価酸クロライドの反応によって生成する塩酸が磁
性体を侵すようになり、所要の特性が犠牲にされること
となる。

また、同公報にはエポキシ樹脂よシなる外壁を有するマ
イクロカプセル型トナーについて記載されているが、エ
ポキシ樹脂の反応速度が遅いため反応時間が長くなると
いう欠点がある。

さらに、特開昭５７−１７９８６０号公報にば、ポリウ
レタン樹脂若しくはポリウレア樹脂よシなる外壁を有す
るマイクロカプセル型トナーについて記載されている。

この技術は外壁の形成速度が速いという利点があるが、
壁材の強度が高くなυ。

定着に必要な圧力が高くなるという欠点がある。

さらに外壁が硬質であるため、定着性にまったく効果が
なく、単なる内部の保獲にすぎず、定着性能をむしろ低
下するといった欠点がある。さらにまた、帯電量のコン
トロールが困難であるという欠点がある。さらにインシ
アネートとポリアミン若しくはポリオールとの重合時に
水中における有機相を分散したＷ１０エマルジョンが不
安定となシ、凝集等が起きやすいという欠点がある。さ
らにまたイソシアネートとして架橋性のものを用いてい
るので確かに架橋することにより、外壁樹脂による膜強
度や剛性は高くなるが、反面トナーとして用いた場合に
衝撃強度が下ると共に脆性が強くでて、現像器中でトナ
ー粒子を攪拌したシ、あるいは分級等の機械的な力が加
わると外壁が一部破壊され易くなり、流動性の低下を引
きおこすという欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は上記従来技術の欠点をすべて解決するこ
とにあシ、その第１の目的は、外壁に柔軟性をもたせ、
単なる芯材の保護のみではなく、外壁自体にも定着能を
付与したマイクロカプセル型トナーを提供するにある。

本発明の第２の目的は、凝集が生じに＜＜、シかも製造
が答易なマイクロカプセル型トナーを提供するにある。

本発明の第３の目的は、荷電の制御が容易なマイクロカ
プセル型トナーを提供するにある。

本発明の第４の目的は、外壁樹脂の架橋度をコントロー
ルできると共にその結果として樹脂の機械的強度を適当
な物性に形成しうるマイクロカプセル型トナーを提供す
るにある。

〔発明の構成〕

本発明の上記目的は、圧力定着性物質を含有する芯材と
該芯材を被覆するための外壁とを有するマイクロカプセ
ル型トナーにおいて、該外壁が２種以上のインシアネー
トを用いて得られたエポキシウレア樹脂若しくはエポキ
シウレタン樹脂を主成分とすることを特徴とするマイク
ロカプセル型トナーによって達成された。

以下１本発明について詳述する。

本発明のマイクロカプセル型トナーは、外壁と芯材によ
って構成される。外壁は上記構成を有し、芯材は圧力定
着性物質及び着色剤を含有する。なお着色剤は芯材でな
く外壁中に含有されていてもよく、又芯材と外壁の双方
に含有されていてもよい。

外壁を構成するエポキシウレア樹脂若しくはエポキシウ
レタン樹脂は、外壁物質中で１００％重合体であっても
よいし、又１００％重合体でなく、一部分重合体であっ
てもよいし、さらに本物質中にエポキシ樹脂とウレア又
はウレタン樹脂が混合の態様で存在していてもよい。

上記物質は次のようにして得ることができる。

すなわち、ウレア及びウレタン樹脂の原料となる２種以
上のイソシアネートと、エポキシ樹脂の原料となるエポ
キシ樹脂プレポリマーあるいはエポキシ基を有する化合
物との混合物を多価アミン化合物又はポリオールと反応
させることによって得られる。すなわち、イソシアネー
トとアミン又はポリオールとの反応でウレア結合が生じ
、エポキシｍ脂プレポリマーあるいはエポキシ基を有す
る化合物とアミンとの反応でエポキシ環の開環がおこる
。そのため外壁中に下記の構造を有する物質が生成され
ているものと思われる。

１ ０ＨＯＨ −ＮＨ−几′−Ｎｌ−１−） （それぞれ几、几’　、　Ｒ１″は二価結合基を表わす
ψさらに、ウレタン着しくはウレア樹脂と、エポキシ開
環重合体との混合物の形で存在している可能性もある。

上記のようにして得られた物質により外壁を構成し、カ
プセル型とする。

本発明に用いられる２種以上のイソシアネートは、その
うちの１種が２官能性インシアネートであシ、他は３官
能性以上の多官能性イソシアネートである。

２官能性インシアネートとしては１例えば次のものを挙
げることができる。

（１）　へキサメチレンジイソシアネート０ＯＮ（ＯＨ
２）　６ＮＯＯ 市販品名：「スミジー−ルＨ」 （往水バイエルウ１／タン社製） （２）メタフェニレンジイソシアネート（３）トルイレ
ンジイソシアネート ＮＯＯ 市販品名＝「スミネート８０」 （住人化学工業社製） ［ハイレンＴＭＪ （デーボン社製） （４）２．４−トリレンジイソシアネート市販品名：「
スミレ１−ルＴ」 （住友パイエルクレタン社製） （６ン　３，３′−ジメチル−ジフェニル−４，４′−
ジイソシアネート 市販品名：「ハイレンＨ」 （デュポン社製） ［スミネートＢ　Ｔ　ｊ （住人化学工業社製） （６）　ジフェニルメタン会ジイソシアネート市販品名
二［ミリオネー）ＭＴＪ （日本ポリウレタン工業社製） ｒ　ｌ５ｏｎａｔｅ　ｌ　２５Ｍ　Ｊ （化成アップシロン社製） 「スミジュール４４Ｓ」 （住友バイエルウレタン社製） （７）　３．３　’−ジメチルージフェニルメタンー４
．４’−ジインシアネート 市販品名二「ハイレンＤ〜ｌ」 （デュポン社製） （８）　ナフタレンジイソシアネート ＯＯ 市販品名：［スミジュール１５Ｊ （住友バイエルウレタン社製） （９）　ジシクロヘキシルメタン−ジイソシアネート市
販品名：「デスモジュールＷ」 （住人バイエルウレタン社１り αＱ　ジフェニルエーテルジイソシアネート市販品名：
「スミネートＥ」 （往水化学工柴社製） 上記以外の変性処理された２官能性インシアネートとし
ては、例えば「スミジュール４４Ｆ−９０」、「スミジ
ュール３０６２」、［スミジュールＰＦＪ、「スミジュ
ールＯＤＪ、［スミシ−ル０６３２Ｊ、「スミジュール
ＰＯＪ（以上住友バイエルウレタン社製）、［コロネー
）２０１４Ｊ。

「コロネート人Ｐ」、「コロネート２５０１ｊ。

［ミリオネートＭＳ−５０Ｊ、「コロネート３０４１」
（以上日本ポリウレタン工業社製）、［デスラネート２
４Ａ−９００ＸＪ、ｒデスラネートＥＸＰＤ−１０１１
（以上無化成工業社製）、［タケネートＭ−４０２Ｊ、
「タケネートＦ−５１３」、「タケネートＩ）　−１０
２Ｊ、「タケネートＬ−１１５０４（以上弐Ｂ１薬品工
業社製）等があり、一般にイソシアネート基を２つ有す
るものであれば用いることができる。

本発明に用いられる２官能性インシアネートは、上記の
ものを単独で用いてもよいし、２つ以上を組合せ使用し
てもよい。

３官能性イソシアネートとしては、例えば次のものを挙
げることができる。

（１）へキサメチレンジイソシアネート付加物市販品名
：「スミジー−ルＮ］ （住友バイエルウレタン社製） （＋＋）　）ルイレンインシアネートとトリメチロール
プロパンとの反応生成物 市販品名：「スミジュールＬ」 （住友バイエルウレタン社製） 市販品名：「コロネートＬ」 （日本ポリウレタン工業社製） （ｉｌｌ）　）リフェニルメタンートリイソシアネート
ＣＯ 市販品名：「スミジュール几」 （住友バイエルウレタン社製） Ｇｙ）　へキサメチレンジイソシアネートとトリメチロ
ールプロパンとの反応生成物 １ ＋＋ 市販品名二［コロネート）（ＬＪ （日本ポリウレタン工業社製） （■）　へキサメチレンジイソシアネート付加体１１　
＼ＯＨ２＋６ＮＯＯ 市販品名：「デスモジュールＥｌ−ＩＪ（住友バイエル
ウレタン社製） （ｖＤ　ジフェニルメタンジイソシアネートシクロ付加
俸 市販品名：　ｒ　Ｉａｏｎａｔｅ　Ｌ４３Ｌ　Ｊ（化成
アップジョン社製） ＆ｌＩｌ　２−イソシアネートエチル−２，６−シイン
シアネートヘキサノエート ＯＯ ００Ｎ４ＣＪＨ２＋４（３−Ｈ ０−（Ｊ（−ＯＨ２す２ＮＯＯ １ 市販品名：ｒＴ−１００４（東し社’Ｒ）３官能性を超
える多官能性インシアネートとしては３例えば次のもの
を挙げることができる。

（ｎ＝２．３．４−−−） （１１）　ジフェニルメタンジインシアネートと多価ポ
リオールとの付加物 ０ｉｌ）　）ルイレンジイソシアネートと多価ポリオー
ルとの付加物 これらは純品として存在するわけではないが、２官能を
含み、多官能（３官能以上）を含有する市販品としては
次のものがある。

「スミジュール４４Ｖ−１０ｊ、「スミジュール　４４
Ｖ−２０ｊ　、ｒ　Ｓ　Ｂ　Ｕ　−ｌ５ｏｃｙａ＊１＋
ｅ　Ｏ３８９Ｊ（以上住人バイエルウレタン社製）ｓ　
「ミリオネ、−トＭＲＪ（日本ボリクレタン工業社製）
、ｒＰＡＰ１１３５」、ｒＰＡＰ２０Ｊ（以上化成アツ
ブジ冒ン社製）などがある。

上記３官能性以上の多官能性インシアネートは、上記の
ものを単独で用いてもよいし、２つ以上を混合使用して
もよい。

２種以上のインシアネートの混合比は、全インシアネー
ト中に３官能性以上の多官能性インシアネートを１〜５
０モル％含有することが好ましく、よシ好ましくは２〜
３０モル％である。

エポキシ基を含有する化合物としては下記のものが挙げ
られるが１分子中に２個以上のエポキシ基を有するもの
であれば特に限定されない。

ｌ）ビスフェノールＡ型 ｎ＝ｏ又は整数Ｃ特に断わシのない限りは以下同じψ市
販品：「エピコート８０ｉ、ｒエピコート８０７」、「
エピコート８１５Ｊ、ｒエピコート８１９」、「エピコ
ート８２７」、「エピコート８２８ｊ、ｒエピコート８
３４」、「エピコート１５２」、「エピコート１９０」
、「エピコートＹＸ−３１０Ｊ、［エピコートＤＸ−２
５５、Ｊ。

［エピコート１０４５−Ａ−７０Ｊ（油化シェルエポキ
シ社製）など。

２）レゾルシン型 ３）ビスフェノールＦ型 Ｈ ４）テトラヒドロキシフェニルメタン型市販品二「エピ
コート１０３１ｊ （油化シェルエポキシ社製）など。

５）ノボラック型エポキシ樹脂 （ｎ＝０〜４の整数） 市販品：「エピコート１５２」、「エピコート１５４Ｊ
（油化シェルエポキ シ社製）など。

６）ポリアルコール、ポリグリコール型のエポキシ樹脂 （Ｒ＝Ｈ，ＯＨ３基または０Ｈ２ＣＨ３基などを表わす
） ７）グリセリントリエーテル型 市販品二「エピコート８１２」 （油化シェルエポキシ社製）など。

８）ポリオレフィン型エポキシ樹脂 アラルキル基を表わすＱ ９）エポキシ化大豆油 （ｍは０又は整数） １０）　エポキシ化アマニ油 １１）　ハロゲン化ビスフェノール型 （Ｘはａｔ又はＢｒを表わすＱ 市販品：「エピコートｌＯ４５−Ａ−７０」。

［エピコート１０５０Ｊ （油化シェルエポキシ社製）など。

１２）ビニルシクロヘキセンジオキシド１３）ジシクロ
ペンタジェンジオキシド１４）　３．４−エポキシ−６
−メチルシクロヘキシルメチル−３，４−エポキシ−６
−メチルシクロヘキサンカルボネート １ 本発明の２種以上のイソシアネートと、エポキシ基を含
有する化合物の量比は、イソシアネート：エポキシ基を
含有する化合物の重用比で２０：８０〜８０：２０であ
シ、好ましくは３０ニア０〜６０：４０である。

本発ＩＭＫ用いられるポリオール又はポリアミンとして
は、以下のものが挙げられる。

ｌ）ボリオール エチレンクリコール、プロピレンクリコール。

ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等のジ
オール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタン、１，２．６−ヘキサンドリオール等
のトリオール類、ペンタエリスリトール、及び水、その
他 ２）ポリアミン エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、イミノビスプロピルアミン、フェニレン
ジアミン、ギシリレンジアミン、トリエチレンテトラミ
ン、ピペラジン、その他 なお上記ポリオールとポリアミンは各々１種又は２種を
任意に、あるいは官能数を異ならせて混合使用してもよ
い。

上記インシアネート及びエポキシとポリオール又はポリ
アミンの混合比はｌ：ｌ〜５０当１１好ましくは１：１
．１〜４０当量である。

本発明においてはエポキシポリウレタン樹脂又はエポキ
シポリウレア樹脂を含有する外壁に他の第三の樹脂を共
重合又はブレンドさせてもよい。

第三の樹脂としてはポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂
、アクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル樹
脂などを挙げることができる。

本発明のマイクロカプセル型トナーを構成する芯材とし
ては液状物質若しくは軟質の固体物質等の圧力定着性物
質に着色剤が含有されたものを用いるが、ここに液状物
質若しくは軟質の固体物質は、流動性若しくは可塑性を
有するものであればよく、粘度は温度６０℃でｌＯ〜１
００万ｃｐｓのものが好ましい。具体例としては、液状
ポリブテン、液状ポリクロロプレン、液状ポリブタジェ
ン、エポキシ化大豆油、エポキシ化トリグリセライド。

エポキシ化モノエステル、アジピン酸系ポリエステル、
液状ポリエステル、塩素化パラフィン、トリメリット酸
エステル、大豆油等の植物油類、シリコンオイル、鉱油
、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリ
メタクリル酸ラウリル。

アクリル酸エステルのオリゴマー、スチレン系モノマー
のオリゴマー、スチレンとアルキルアクリレート共重合
体オリゴマー、スチレンとアルキルメタクリレート共重
合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル、アスファルト、キル
ツナイド等の石油系残渣、並びにリノール酸、リルン酸
、オレイン酸、エライジン酸、エレオステアリン酸、リ
ルンエライジン酸、ガドレン酸、エルシン酸、アラキド
ン酸、クルパノドン酸、α−リカン酸などの不飽和脂肪
酸のエステル類、アマニ油、エノ油、桐油。

ヒマシ油、アサ実演、カポック油、ケシ実演、ゴマ油、
米ヌカ油、サフラワー油、大豆油、トウモロコシ油、ナ
タネ油、ヒマワリ油、綿実油等の乾性油若しくは半乾性
油である植物油類、アセチレンとブタジェンとの共重合
体、ジシクロペンタジェンオリゴマー例えば「フィント
ン」（日本ゼオン社製）などの合成乾性油類、その他を
挙げることができる。

前記芯材中には着色剤が含有されるが、例えば−成分ト
ナーとして用いられる磁性トナーとして好適なマイクロ
カプセル型トナーを得るためには。

当該着色剤の一部又は全部として磁性体の微粉末が含有
される。

着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン染料（
０，１，魚５０４１５Ｂ）、アニリンブルー（０，１，
凪５０４０５）、カルコオイルブルー（０゜Ｉ　、　Ｎ
ａ　ａｚｏｉａ　Ｂｌｕｅ　３　）　、クロムイエｏ　
−（０，１，Ｎｏ。

１４０９０）、ウルトラマリンブルー（０，１，隘７７
１０３）、デエボンオイルレッド（０・■・Ｎ。

２６１０５）、　キノリンイエロー（０，１，患４７０
０５）、メチレンブルークロライド（０，１，Ｎｃｔ５
２０１５）、フタロシアニンブルー　（０，１，Ｎ。

７４１６０）、マラカイトグリーンオフサレート（０，
１，魚４２０００）、ランプブラック（０，Ｉ。

魚７７２６６）、ローズベンガル（０，１，Ｎα４５４
３５）、これらの混合物、その他を挙げるととができる
。これら着色剤は、十分な濃度の可視像が形成されるに
十分な割合で含有されることが必要であシ１通常液状物
質等の１００重量部に対して１〜２０重量部重量部側合
とされる。

前記磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始め
とする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属
若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、或いは強
磁性元素を含まないか適当な熱処理を施すことによって
強磁性を示すよう罠なる合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを
含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化
クロム、その他を挙げることができる。これらの磁性体
は平均粒径０．１−１μｍの微粉末の形で液状物質等の
中に均一に分散される。そしてその含有量は、トナー１
００重量部当り２０〜７０重量部、好ましくは４０〜７
０重量部である。

本発明マイクロカプセル型トナーは、例えば次のように
して好適に製造することができる。即ち。

例えば１本発明に好ましく用いられる製造法の例は次の
通りである。

〔０前記２種以上のインシアネート（油溶性モノマー）
と前記圧力定着性物質と前記着色剤を均一に混合した後
（必要に応じてエポキシ樹脂用硬化剤例えば酸無水物、
ルイス酸、三級アミン。

有機金属塩等を添加してもよいＱ、この混合物を適当な
分散安定剤を含有せしめた水よシなる分散媒中に投じ、
攪拌等により前記混合物を分散懸濁せしめる（ここまで
の処理は室温以下で行うことが好ましい）。その後糸の
温度を上げて（温度の上げ方は急に上昇させる方法と徐
々に上昇させる方法があるＱ、反応温度に保持せしめて
前記水中に前記の２種以上のイソシアネート及びエポキ
シ基き反応するアミン又はポリオール類（水溶性モノマ
ー）を添加し、反応せしめ反応終了まで攪拌を継続する
。その後固型物をｒ別し、乾燥せしめてマイクロカプセ
ル型トナーを製造する。

（２）上記Ｃ１）の方法で圧力定着性物質が高分子物質
である場合、圧力定着性物質の単量体及びその重合開始
剤を加え、先ずエポキシウレア若しくはエポキシウレタ
ン樹脂で単量体の形でカプセル化し、次いで重合せしめ
圧力定着性物質としてもよい。

（３Ｊ　２種の水溶性モノマーを添加する場合には、各
々同時に添加してもよいし、別個に添加してもよい。

上記〔１」〜■等の方法において、得られるトナーの粒
径な制御するためには、反応系における前記混合物の微
粒子の粒径な制御すればよく、これは。

例えば顕微鏡尋によって当該微粒子の粒径及び分散度を
監視しながら、攪拌力を制御する手段により達成するこ
とができる。

また１着色剤を前記混合物中に混合分散せしめるために
は、ボールミル或いはアトリッター、サンドグラインダ
ー等を用いればよいが、シランカップリング剤又はチタ
ンカップリング剤等により着色剤を処理してもよいし、
あるいはレシチン等の、無機質を有機質に分散する際の
分散向上剤を添加してもよい。

前記液状物質等の混合物を分散媒中に分散せしめる手段
としては、ホモミキサー、ホモジエックー、ワーリング
プレンダー等の機棹力による′攪拌手段、或いは超音波
分散が利用される。そして分散媒中には分散安定剤を添
加しておくことが実際上は必要であり、これによって重
合反応の間安定した懸濁状態が維持される。

分散安定剤としては１例えばゼラチン、ゼラチン誘導体
、ポリビニルアルコール、ボリスチレ／スルホン酸、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシグロピルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムなど
の水溶性高分子物質類、アニオン系界面活性剤、非イオ
ン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤等の界面活性剤
類、コロイダルシリカ、アルミナ、リン酸三カルシウム
、水酸化第二鉄、水酸化チタン、水酸化アルミニウム等
の親水性無機コロイド物質類、その他を有効に用いるこ
とができる。これらの分散安定剤は勿論２種以上を併用
してもよく、また適当な助剤等を共に用いてもよい。

なお、本発明に係るマイクロカプセど１・型トナーの粒
径は側段制約を受けるものではないが、平均粒径は通常
５〜５０μｍ、好ましくは５〜３０μｍとされる。また
外壁の７％７・及び芯材の粒径は従来のマイクロカプセ
ル型トナーの場合と同様でよい。

本発明マイクロカプセル型トナーは磁性体微粉末を含有
するものであるときには単独で現像剤として用いられ、
又磁性体微粉末を含有しないものであるときは、キャリ
アと混合して２成分系の現像剤を調整して用いることが
できる。

キャリアとしては、特に限定されないが鉄粉、ガラスピ
ーズ等又はそれらの樹脂被覆したものが用いられ、該キ
ャリアとトナーとからなる現像剤中のトナー濃度は０．
２〜ｌＱｗｔ％、好ましくは１〜５ｗｔ％である。また
キャリアの粒径としては。

２５〜１０００μｍ、好ましくは３０〜５００ｐｍのも
のが用いられる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、２種以上のイソシアネートを用いてい
るため、架橋度を自由にコントロールでき、その結果機
械強度の適当な物性を与える′マイクロカプセル捜トナ
ーを得ることができた。特に架橋成分の含有量が２〜３
０モル％となるように架橋度をコントロールした時に、
トナーの流動性が極めて良好になることが判明した。

また静電荷像の現像に際（−ては攪拌により摩擦ｉ電さ
れることとなるが、当該トナーはその外壁が摩擦に対し
て大きな耐久性を有するエボキ７ウレア若しくはエポキ
シウレタン樹脂より成るものでおるので、その攪拌を相
当激しく行なっても潰されることがなく、従って十分な
帯電量を保有ぎしめることができ、この結果画像濃度の
十分に１％い可視画像を形成することができる。また、
外壁はエポキシウレア樹脂若しくはエポキシウレタン樹
脂より成り、前記樹脂は湿気の影響を受けることがなく
、従って粉体としての流動性が長期間に亘って保持され
て凝集することがなく、この点から静電荷像現像用トナ
ーとして用いたときに、良好な画質の可視画像を安定に
形成することができる。

更に本発明のトナーは、その外壁の埠さ、粒径等によっ
ても異なるが、例えば１０〜３０ｋｇ／ａｎの線圧の押
圧ローラによって容易に断裂するので。

例えば定着器をそのような押圧ローラによって構成せし
めることによシ、当該トナーによるトナー像を、これを
支持する例えば転写紙上に容易に定着せしめることがで
きる。即ち、カプセルが破裂せしめられると内部に封入
された芯材が放出されるが、この芯材は着色剤が含有さ
れた圧力定着性物質であるため、十分な可視性を有して
おり、しかも流動性若しくは可塑性を有しているところ
へ圧力が印加されるため画線圧力定着性物質が転写紙等
の紙の繊維間に侵入し又は押入されるようになって捕捉
され、この結果、トナー像が乱されるの方法においては
、分散媒として安価な水を使用することができて危険も
なく、得られる粒子が本質的に球形であシ、電子写真的
物性として重要な項目の一つである流動性の高いトナー
を確実に製造することができる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例について説明するが、これらによっ
て本発明の実施態様が限定されるものではない。なお「
部」は特にことわらない限シ、重量部を表わす。

本発明のトナーＮｏ、ｌ　−Ｎ１１３及び比較トナーＮ
α１の製造 以上の物質を混合し、サンドグラインダーにより約１時
間攪拌し、均一に混合分散せしめ磁性インキを得た。

別にリン酸三すトリウム及び塩化カルシウムよシ調整し
たコロイド状リン酸三カルシウム１４ｇ、ドテシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム０．０６ｇを水８００ｍｆｆ
１に均一に分散した分散液を調整する。

次いでこの分散液中に前記磁性インキをＴ、Ｋ。

ホモジェッター（特殊機化工業社製）を用い、回転数８
０００〜９０００　ｒｐｍで光学顕微鏡観察下約５〜２
０μｍの油滴微粒子になるように約１０分間分散せしめ
た。

次いで２ρの４つロフラスコに前記分散液を移し、低速
攪拌下でυ）を溶解させた水溶液７０−を室温で約１５
分間かけて加えた。室温下１５分間攪拌し、次いで徐々
に温度を上げ、８０℃で７時間反応させ（５）のポリマ
ーを芯材とし、エポキシ重合体とウレタン重合体を外壁
とするマイクロカプセルを得た。

次いでこれを冷却し、４０−〇濃塩酸を加え。

分散安定剤であるリン酸三カルシウムを分解除去せしめ
、　ＰＩ３．水洗及び乾燥して、本発明のマイクロカプ
セル型トナーを得た。

上記において囚、の）　、　Ｌ’ｌ　、■を各々表〜ｌ
に示す物質を用い、Ｎα１−Ｎｏ、３の本発明のトナー
を得た。

また上記において（０）のみを用いないで、上記と同様
にして比較トナー魚１を得た。

実験例 流動性評価 以上のようにして得られた本発明トナー陽１〜３及び比
較トナー嵐１の各々について流動性を測定した。評価方
法としては、下記の静かさ密度による方法を採用した。

この方法は流動性の一つの評価法であυ、杢糸のように
密度に大きな差のでない系で流動性を評価するのに簡便
な方法であり、その値の大きい方が流動性良好である。

（測定方法） 実駁室的に簡易にし、２０砒のメスシリンダー上部にコ
ーン型のロートを置き、上から１００メツシユのふるい
を通してマイクロカプセル型トナーを静かに落し、その
時のトナー２０ｍ１！の重量を測定して、静かさ密度を
算出した。

（測定結果） 結果は表−１に示す通りであり、本発明トナーは流動性
が良好であることがわかる。

凝集状況を目視して評価を行った。評価結果は３段階法
　「○・・・・・・全くなし。△・・・・・・少しある
。

×・・・・・・かなｐある。」により、表−■に示した
。

測定方法は鉄粉キャリア２０部に対し本発明トナー１部
を混合し、プローオフ法によシ測定した。

帯電量の値は表−１に示す通シである。

定着性についての評価 次いで上記各トナーの各々をそのまま現像剤として用い
、電子写真複写機ｒｕ−Ｅｉｘ−１２００Ｊ（小西六写
真工業社製）を圧力定着ｍ（圧力定着機２０　ｋｇ　／
　ａｎ　）に改造したものにおいて、静電荷像を現像せ
しめ、そのトナー像を普通紙よシ成る定着用部材に転写
せしめた。

転写画像について定着性の評価を行なった。その結果を
表−１に示した。なお定着性の評価はＵ−Ｂｉｘ５５ｋ
ｇベーパーによるこよシ試験及びセロテープによるテー
プは＄１粒試験機を用いて評価した。

表中の○は良好、×は不良であることを示す。

以下余白

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧力定着性物質を含有する芯材と該芯材を被覆するため
   の外壁とを有するマイクロカプセル型トナーにおいて、
   該外壁が２種以上のイソシアネートを用いて得られたエ
   ポキシウレア樹脂若しくはエポキシウレタン樹脂を主成
   分とすることを特徴とするマイクロカプセル型トナー。