JPS60198252A - インクジエツト記録方法 - Google Patents

インクジエツト記録方法

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JPS60198252A
JPS60198252A JP59157699A JP15769984A JPS60198252A JP S60198252 A JPS60198252 A JP S60198252A JP 59157699 A JP59157699 A JP 59157699A JP 15769984 A JP15769984 A JP 15769984A JP S60198252 A JPS60198252 A JP S60198252A
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JP
Japan
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recording
color
ink
surface tension
substrate
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JP59157699A
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English (en)
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Masahiro Haruta
春田 昌宏
Shigeo Togano
戸叶 滋雄
Ryuichi Arai
竜一 新井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
    • B41M5/508Supports

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  • Ink Jet (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、インクジェット記録法、より詳しくは、複数
の原色記録液を用いたインクジェット記録法により、高
解像度の鮮明なカラー画像を形成するのに適したインク
ジェット記録方法に関する。
〔従来技術〕
インクジェット記録法は、腫々の記録液吐出方式(例え
ば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液に機械的振
動又は変位を与える方式、記録液を加熱して発泡させそ
の圧力を利用する方式等)により、記録液(インク)の
小滴を発生させこれを飛翔させ、それらの一部若しくは
全部を、紙などの被記録材に刺着させて記録を行うもの
であるが、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の
行える記録法として注目されている。
インクジェット記録用の記録液としては、安全性、印刷
適性の面から主に水系のものが使用されており、一方、
被記録材としては、従来通常の紙が一般的に使用されて
きた。液状のインクを用いて記録を行う場合には、一般
に記録液が記録用紙上で滲んで印字がぼけたりしないこ
とが必要であり、また記録液が記録後可及的速やかに乾
燥して不意に紙面を汚染しないことが望ましい。
インクジェット記録法によるカラー画像の形成は、複数
の原色記録液を用いて画像形成を行う所謂減法混色法に
より実施される。この場合の原色カラー記録液としては
、一般にシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー
(Y)の三原色が使用されている。これらカラー記録液
を同一画素に混合記録して表現することのできる色は、
基本的には次の内包である。
C+M−B(ブルー) C+Y−+G (グリーン) M+Y+R(レッド) C+M+Y−)K (ブラック) したがって、C,M及びYの三原色によって表わされる
色は、基本的にはC,M、Y、R,G、B及びKの七色
であり、この七色で構成される多色画像はフォールスカ
ラー画像と称されている。
このような複数のカラー記録液を用いたインクジェット
記録法により、銀塩写真に準する程度のカラー画像を形
成するためには、 l)記録液の被記録材への吸収が速やかであって異色の
インクドツトの重複があった場合でも、後で付着した記
録液が前に付着した記録液と混合したり、インクドツト
を乱したり、流れ出したりしないこと、 ?)記録液液滴が被記録材上で拡散し、インクドツトの
径が必要以上に大きくならないこと、3)インクドツト
の形状が真円に近く、またその周辺が滑らかであること
、 4)インクドツトの濃度が高く、ドツト周辺がぼけない
こと、 5)被記録材の色が白く、インクドツトとのコントラス
トが大きいこと。
6)記録液の色が、被記録材のいかんにより変化しない
こと、 7)被記録材の寸法変動(例えば、しわ、のび)が記録
前後で少ないこと。
等の諸要求を満足させる必要がある。
しかしながら、従来、これ等要求を満足させるに、は、
用いる被記録材及び記録液の特性に負うところが非常に
大きいことは理解されているが、現実には以上の諸要求
に応えるインクジェット記録方法は未だ見当たらない状
況にある。
すなわち、例えば被記録材と記録液の表面張力の関係に
ついて考察してみると、従来の被記録層を有する被記録
材を使用してインクジェット記録を行なうと、この被記
録層表面には第2図に示されるように小さな空隙しか存
在しないので、高表面張力の記録液を使用すると該空隙
中への浸透が妨げられるために記録液の吸収速度が遅く
なる。
それ故、吸収速度を上げるために低表面張力の記録液を
使用するとノンコート紙を使用する場合と同様に紙面方
向の記録液の拡がりが大きくなり良好な印字特性が得ら
れないという背反する問題が生じ、これを解決し得なか
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、以上の技術分野に於いて従来技術が解
決し得なかった諸課題を全て満足させることにある。と
りわけ、本発明ではインクジェット記録方式による複数
のカラー記録液を用いたフルカラー画像の記録における
上記諸要求を満足させることにある。
本発明の他の目的は、広いカラー記録液の表面張力範囲
で優れた記録特性が発揮できる新規なカラーインクジェ
ット記録方法を提供することにある。
上記及び他の目的は、以下の本発明によって達成される
〔発明の開示〕
すなわち本発明インクジェット記録方法は、色を異にす
る複数種のカラー記録液をもって各々の小液滴を形成し
、かかる小液滴を被記録材に付着させて記録を行うイン
クジェット記録方法を形成する方法に於いて、前記被記
録材が、基体上に被覆層を設け、この被覆層が不定形の
亀裂を内在してなるものであり、前記記録液が20℃に
おけるその表面張力を30乃至60dyn/cmの範囲
内とするものであることを特徴とする。
先ず、第1図の模式図に基づき、本発明の方法において
用いられる被記録材につき説明する。
図に於いて、lは紙、布等の多孔質材料或はガラス板、
樹脂フィルム等の非多孔質材料からなる基体であり、記
録液の吸収性をよくする上では多孔質材料が望ましいが
、これらの何れを選定するかは記録目的や用途により異
なる。2は被覆層であり、この層が主に記録液の受容層
として機能する。
この被覆層2は、基本的には成膜性の樹脂塗料を以って
構成されるが、該塗料中には、更に各種界面活性剤や多
孔性無機物粒子を混在させておくこともできる。このよ
うな界面活性剤や多孔性無機物粒子は、被覆層2におけ
るインク中の色素(例えば染料)の吸着捕捉率を高め得
る成分であって、積極的に使用することが望ましい。こ
のような成分としては、多孔性でかつ粒・子表面にイオ
ン性がある白色系の無機顔料が特に有効に使用される。
具体的には、天然ゼオライト、合成ゼオライト(例えば
モレキュラーシーブ(ユニオンカーバイト社製))、ケ
イソウ士、合成雲母(一般式: M MgJ、i (s
 i、 Or。)F2、但し、式中Mは水素原子又は金
属原子である)等が使用できる。
本発明の方法で使用する被記録材を製造するに際しては
、これら粒子(一般に数百ミクロンから数ミクロン粒子
)を単独で、又は数種を併用して樹脂塗料中に混合、分
散して被覆用塗料を作製する。
この塗料に用いるのが適当な樹脂としては、水溶性或は
有機溶剤可溶性の樹脂の何れも使用可能である。例えば
水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール、デンプン
、カゼイン、アラビアゴム、 SBR、ゼラチン、ポリ
アクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリル酸ソーダ等があり、有機溶剤可溶性樹脂としては
、ポリビニルブチラール、ポリビニルクロライド、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタク
リレート、ポリビニルホルマール、メラミン樹脂、ポリ
アミド、フェノール樹脂、ポリウレタン、アルキッド樹
脂等がある。これら塗料における無機顔料粒子と樹脂成
分の混合比としては、一般に無機顔料粒子ioo重量部
に対して樹脂成分が5乃至20重量部が適当である。
前記被覆層2を形成するには、前記基体l上に公知の手
法(例えばロールコーティング法、ロットパーコーティ
ング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーティ
ング法)により、一般に1g/ rn’乃至10g /
rr?程度の量の塗料を塗工する。
また、実用的には2g/ rn’乃至5g/ rn’程
度塗工するのがよい。そしてこのような塗布層が設けら
れた後、可及的速やかに塗布層の乾燥が行われる。この
ようにして作製される被覆層2には、その一部領域2a
を約50倍に拡大して描いた部分拡大図2Aに示される
ように、不定形の亀裂4(この亀裂の大半は、基体1の
表面に進達している)によって区画された微細な鱗片状
被膜(色素捕捉部)3が互いに密接して2次元配列して
いる。そしてこの鱗片状被膜3−個の大きさは、特に限
定されるものではないが、10uX10−乃至数百μ×
数百μ程度が一般的なものであり、また、亀裂4の幅も
特に限定されるものではないが、通常数−程度とされる
。因に、前記鱗片状被膜3の個々の大きさや形状、亀裂
4の幅等は前述の塗料の組成或いは成膜条件、特に塗工
後の乾燥条件を調製乃至制御することによって、はぼ前
記の範囲内において任意に変化させることができる。
この被覆層2にインクが付着したときには、インク中の
色素(例えば染料)が前記被膜3の領域に選択的に吸着
等して捕捉され、他方、インク中の溶媒は前記亀裂4を
透過した後、基体lとして多孔質材料を用いた場合には
、基体l内に速やかに吸収される。このように上記被記
録材を使用した場合には、インク中の色素が記録用紙の
ほぼ最表層城に捕捉されるので、呈色性が極めて良好で
ある。また、インク中の溶媒は、亀裂を介して速やかに
下層にある基体側に移行するので、記録用紙の表面では
見掛は上の乾燥状態が速やかに得られる。更に、前記鱗
片状被膜3は、インクドツトを必要以上に大きくしない
、ドツトの濃度が高い、ドツトの周辺がぼけないという
ことに対しても特に有効であり、これは被膜3の領域に
インク中の色素が集中的に吸着するためである。そして
、この吸着能の良否は、主に被膜3自体或いは界面活性
剤や顔料粒子の表面物性や化学的性質(例えばイオン性
の如何)により決定されるものである。それ故、被覆層
2における鱗片状被膜3の占有面積が極端に小さいと1
色素の捕捉率が低下してドツトの呈色性や濃度を減少さ
せる欠点があり、また、亀裂4の占有面積が極端に大き
いと、インクの基体への移行量が増大して所謂インクの
裏抜は現象を生じたり、ドツト形状が劣悪化する等の欠
点が見られる2従って、これらの態様は避けるのが好ま
しい。
一方、本発明の方法に使用される記録液は、染料等の記
録剤と液媒体成分とからなる。一般に記録液を使用して
記録を行なう場合には、被記録材と記録液の液物性との
マツチングを計ることが重要であり、特に記録液の被記
録材に対する濡れ性が良好なものを選択使用する必要が
ある。すなわち、前述した被記録材の臨界表面張力は、
40〜50dyn/cmの範囲内にあるので、この値に
近い表面張力を有する記録液を使用するのがよい。従っ
て本発明の方法に使用される記録液は、20℃において
30〜60dyn/cm、好ましくは35〜55dyn
/cs+、特に好ましくは40〜50dyn/c−の範
囲内の表面張力を有することを要する。この範囲よりも
低い表面張力の記録液を使用して印字を行った場合には
、被記録材に対する濡れ性はよいが、印字ドツトの拡が
りが大きくなる。一方、前記表面張力より高い表面張力
の記録液を使用した場合には、被記録材に対する濡れ性
が悪くなり、その結果インクの吸収性及びドツト濃度の
低下が起こり好ましくない。
本発明の方法に使用される記録液の液媒体成分としては
、前記記録液の表面張力を満たす範囲内で水車体のみな
らず、望ましくは水と水溶性の各種有機溶剤等との混合
物が使用される。
上記水溶性の有機溶剤としては、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イン
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、5ec−
ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール等の炭素原子数が1〜4のアルキルア
ルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類:アセトン、ジアセトンアルコール等
のケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフラン
、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレンゲリコ
ール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、
l、2.6−ヘキサンドリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアル
キレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコ
ール類;グリセリン;エチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)
エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類
等が挙げられる。
これら多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリ
コール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの
低級アルキルエーテル類は好ましいものである。多価ア
ルコール類は、カラー記録液中の水が蒸発し、記録剤が
析出することに基づくノズルの目詰まり現象を防止する
ため^4日個*+l l= lイ^乱里獣キ都殻、\各
店社[デh7十1いものである。
このような液媒体成分を含むカラー記録液の粘度を前記
の範囲内に調整するために、ポリビニルアルコール、セ
ルロース類、水溶性樹脂等の粘度調節剤を加えることが
できる。
カラー記録液には可溶化剤を加えることもできる。代表
的な可溶化剤は含窒素複素環式ケトン類であり、その目
的とする作用は、記録剤の液媒に対する溶解性を飛躍的
に向上させることにある。
例えば、N−メチル−2−ピロリドン、l、 3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノンが好ましく用いられるもの
である。
このような成分から調製されるカラー記録液は、それ自
体で記録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安
定性、長時間の連続記録性、長期間の記録休止後の吐出
安定性)、保存安定性、被記録材への定着性、に優れた
ものであるが、これらの特性を更に改善するために、各
種添加剤を更に含有させてもよい。例えばカチオン、ア
ニオン又はノニオン系の各種界面活性剤、ジェタノール
アミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤;緩
衝液によるPH調整剤を挙げることができる。
また、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用されるカラー記録液を調合するためには、塩化
リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機
塩類等の比抵抗調整剤が添加される。なお、熱エネルギ
ーの作用によって記録液を吐出させるタイプのインクジ
ェット方式に適用する場合には、熱的な物性値(例えば
、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることも
ある。
〔本発明の効果〕□ 本発明の方法によれば、異色のカラー記録液が短時間内
に同一箇所に重複して付着した場合にも記録液の流れ出
しや滲み出し現象がなく、高解像度の鮮明で優れた発色
性のカラー画像が得られる。しかも環境温度の変化があ
っても、常時これらの優れた特性を発揮させることがで
き、フルカラーの記録を行う場合のインクジェット記録
法として優れたものである。
〔実施例〕
以下、実施例に従って本発明の方法を更に詳細に説明す
る。
製造例1 シリカにプシルE150.商品名、日本シリカニ業■製
、平均粒子径: 5u)100重量部とポリビニルアル
コール20重量部を水500重量部中に分散溶解させた
後、ボールミルにて12時間粉砕混合してスラリーを得
た。
このスラリーを、JIS P8122に基づくサイズ度
が35秒の一般上質紙(坪量Beg/rn’)の片面に
乾燥塗工量4g/rr1′になるよう塗工した。次に、
これを 180℃の熱風に2秒間曝して乾燥させ被記録
材を作製した。得られた被記録材の被覆層表面の約10
00倍の走査型電顕写真を第2図に示す。
製造例2及び3 ケイソウ±(セライトホワイトミスト、商品名、ジョン
マンビル酸、平均粒子径: 5.5u)100重量部と
アルギン酸ソーダ15重量部を水500重量部中に分散
溶解させた後、ボールミルにて15時間粉砕混合ルてス
ラリーを得た。
このスラリーを、JIS P8122に基づくサイズ度
が35秒の一般上質紙(坪量65g/rn’)の片面に
乾燥塗工量4g/rr1′になるよう塗工した。次に、
これを 110℃の熱風に1分間(製造例2)、90℃
の熱風に30分間(製造例3)夫々曝して乾燥させ被記
録材を作製した。得られた被記録材の被覆層表面の走査
型電顕写真は、夫々鱗片状被膜の大きさはやや異るもの
の第2図と同様なものであった。
参考例1 被記録材としての市販のアートコート紙(商品名:SK
コート、山陽国策パルプ■製)の被覆層表面の約150
0倍の走査型電顕写真は第3図に示すようなものであっ
た。
実施例1 製造例1で作製した被記録材に対して、20℃における
表面張力が54dyn/Cmの下記組成の記録液を使用
し、これらカラー記録液を記録ヘッド内の記を行うオン
デマンドタイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径35
μ、発熱抵抗体抵抗値150Ω、駆動電圧30V1周波
数2KHz)を有する記録装置へ供給してフルカラーの
インクジェット記録を行なった。
イエローインク(組成) G、1.アシッドイエロー23 2 重量部ジエチレン
グリコール 30/l 水 70 l/ マゼンタインク(組成) C,1,アシッドレッド32 2 重量部ジエチレング
リコール 301/ 水 7Q tt シアンインク(組成) C,1,ダイレクトブルー86 2 重量部ジエチレン
グリコール 301/ 水 70 l/ 得られた記録画像は、鮮明で所定の色調が発現されたも
のであり、ドツト形状、インク吸収性も肖 Jt2 っ
唱 七、 −礒。
参考例2〜8 製造例1で作製した被記録材に対して、下記7種のイン
クを用いてピエゾ振動子によって記録液を吐出させるオ
ンデマンド型インクジェット記録ヘッド(吐出オリフィ
ス径50騨、ピエゾ振動子駆動電圧60v、周波数4K
Hz)を有する記録装置を使用してインクジェット記録
を行い、記録特性の評価を行った。
インク No、A:表面張力が約eOdyn/cm (
組成)エチレングリコール 30 重量部 水 70 〃 C,1,ダイレクトブルー88 2ttインク No、
B :表面張力が約55dffn/cm (組成)エチ
レングリコール 30 重量部 水 70〃 アセチノールEH(10%水) 0.05//(界面活
性剤、用研ファインケミカル社製)c、r、グイレフト
ブルー8621/ インク No、C:表面張力が約50dyn/cm (
組成)エチレングリコール 30 重量部 水 70〃 アセチノールEH(10%水) 0.07 ttC,1
,ダイレクトブルー88 2.ttインク No、D:
表面張力が約45dyn/cm (組成)エチレングリ
コール 30 重量部 水 70 l/ アセチノールEH(10%水)0.5//C,1,ダイ
レクトブルー88 2ttインクNo、E:表面張力が
約40dyn/cs+ (組成)ジエチレングリコール
 30 重量部 水 7Q tt アセチノールEH(10%水) 1.1 ttC,1,
ダイレクトブルー8B 2 //インクNo、F:表面
張力が約35dyn/cm (組成)プロピレングリコ
ール モノメチルエーテル 30 重量部 水 7Q // アセチノールEH(10%水) 1.OttC,■、ダ
イレクトブルー88 2 //インク No、G:表面
張力が約30dyn/cm (組成)プロピレンゲリコ
ール モノメチルエーテル 50 重量部 水 50 〃 アセチノールEH(10%水)0.1//C,1,ダイ
レクトブルー88 2 tt被記録材の記録特性の評価
結果を表1に示す。
表1における各評価項目の測定は下記の方法に従った。
■)ドツト濃度は、印字ドツトをさくらマイクロデンシ
トメーターP[1M−5(小西六写真工業■製)を用い
て測定した。
2)ドツト形状は、印字ドツトを実体顕微鏡で観察して
、はぼ円形のものを0、円形が多少くずれたものを△、
不定形のものをXとした。
3)滲み度は、印字ドツトの直径を実体顕微鏡で測定し
、インクドロップレットの何倍になったかで示した。
4)色彩鮮明性は、インクジェット記録画像の色の鮮明
さを目視により比較し、最も良いものを0、最も悪いも
のをXとし、O,O1Δ、×のランク分けをした。
5)インク吸収性は、3ドツト重ね印字した1秒後に、
被記録材表面上にインクの流れ出しがなく、画像の鮮明
なものをOlそれ以外を×とした。
参考例9〜3B 製造例2.3で作製した被記録材、参考例1の被記録材
および市販のノンコート紙(商品名:インクジェット記
録用紙M、三菱製紙■製)を使用し、参考例2〜8と同
様にして7種のインクを用いて記録特性を評価結果した
結果を表2(被記録材:製造例2)、表3(被記録材:
製造例3)、表4(被記録材:参考例1)および表5(
被記録材:ノンコート紙)に示す。
実施例2〜4 参考例2で使用したインクNo、A (表面張力が約8
0dyn/c腸のインク)、参考例5で使用したインク
 No、D (表面張力が約45dyn/cmノインク
)、参考例8で使用したインクNo、G (表面張力が
約30dyn/cmのインク)のそれぞれに対し、染料
とじてC,1,ダイレクトブルー86に代え、C,1,
アシッドイエロー23またはC,1,アシッドレッド8
2をそれぞれ同量使用して表面張力が異なるイエローイ
ンクおよびマゼンタインクを作製した。このような表面
張力が異なる3組の原色カラー記録液を上記参考例で使
用したインクジェット記録装置へそれぞれ別に供給して
、製造例2で作製した被記録材を使用してカラーインク
ジェット記録を実施した。
表面張力が約45dyn/cmの原色カラー記録液を使
用して形成したカラー画像(実施例3)については、実
施例1とほぼ同程度のカラー画像が形成できた。これに
対し、表面張力が約80dyn/cmの原色カラー記録
液を使用して形成したカラー画像(実施例2)について
は、やや色調の再現性が不十分ではあったが、全体的に
はほぼ良好なものであった。また、表面張力が約30d
yn/cmの原色カラー記録液を使用して形成したカラ
ー画像(実施例4)については、印字ドツトにやや乱れ
があり、画像のシャープさにやや難点は認められるもの
の全体的にはほぼ良好なものであった。
比較例3 被記録材として参考例1のアートコート紙を使用したこ
とを除いては、実施例1と全く同様にしてカラー画像の
形成を実施した。得られたカラー画像は、被記録材のイ
ンク吸収性が低いものであるため、カラー画像全体とし
ての色彩の鮮明性が低いものであった。また、前記の実
施例で得たいずれの画像に比較しても画像の解像度の点
で劣ったものであった。
表 −1 表 −2 表 −3 表 −4
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用する被記録材の構成を示すため
の模式図であり、第2図は、本発明の方法で使用するの
が適当な被記録材の被記録層表面の約1000倍の走査
型電子顕微鏡写真による図面代用である。第3図は、市
販のコート紙の表面の同倍率の走査型電子顕微鏡写真に
よる図面代用である。 図に於て、lは基体、2は被覆層、3は鱗片状被膜(色
素捕捉部)、4は亀裂を示す。 第1図 手続補正書働式) %式% 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第157698
号2、発明の名称 インクジェット記録方法 3、補正をする者 事件との関係 出願人 キャノン株式会社 4、代 理 人 住所 東京都港区赤坂1丁目9番20号5、補正命令の
日付 昭和60年3月26日:発送日 7、補正の内容 (1)明細書第27頁第4〜5行にある「表面の」の記
載の後に「充填材粒子の形状および配置状態を示す」の
記載を加入する。 (2)明細書第27頁第6行にある「表面の」の記載の
後に[充填材粒子の形状および配置状態を示す]の記載
を加入する。 (3)明細書第27頁第7行にある「顕微鏡写真による
図面代用」の記載を「顕微鏡による図面代用写真」の記
載に訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. l1色を異にする複数種のカラー記録液をもって各々の
    小液滴を形成し、かかる小液滴を被記録材に付着させて
    記録を行うインクジェット記録方法を形成する方法に於
    いて、前記被記録材が、基体上に被覆層を設け、この被
    覆層が不定形の亀裂を内在してなるものであり、前記記
    録液が2(1’cにおけるその表面張力を3o乃至60
    dyn/c11の範囲内とすることを特徴とするインク
    ジェット記録方法。
JP59157699A 1984-07-30 1984-07-30 インクジエツト記録方法 Pending JPS60198252A (ja)

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